JPH082742Y2 - キーボード装置 - Google Patents
キーボード装置Info
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- JPH082742Y2 JPH082742Y2 JP11301890U JP11301890U JPH082742Y2 JP H082742 Y2 JPH082742 Y2 JP H082742Y2 JP 11301890 U JP11301890 U JP 11301890U JP 11301890 U JP11301890 U JP 11301890U JP H082742 Y2 JPH082742 Y2 JP H082742Y2
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- housing
- stopper
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラップトップ型パソコン等の入力装置とし
て用いられるキーボード装置の構造に関するもので、特
に各キーに対応する接点を有するメンブレン接点基板ア
センブリをハウジングと補強板との間に挟み込んで一体
に固定するための構造に関するものである。
て用いられるキーボード装置の構造に関するもので、特
に各キーに対応する接点を有するメンブレン接点基板ア
センブリをハウジングと補強板との間に挟み込んで一体
に固定するための構造に関するものである。
第6図は従来のこの種のキーボード装置を示す裏面側
から見た斜視図、第7図〜第10図は従来のキーボード装
置の部分側断面図である。
から見た斜視図、第7図〜第10図は従来のキーボード装
置の部分側断面図である。
図において1は樹脂製のハウジングで、裏面側の前端
部及び後端部に突縁2が形成されており、各々の突縁2
には先端を丸めた複数の突起2aが設けられている。
部及び後端部に突縁2が形成されており、各々の突縁2
には先端を丸めた複数の突起2aが設けられている。
また、ハウジング1の前端側の突縁2に沿って固定用
爪3aと4a及びストッパ5が形成されており、かつ後端側
の突縁2に沿って固定用爪3bと4b及び押出部6が形成さ
れていて、更に奥行き方向(ハウジング1の短手方向)
中央部には固定用爪4cが形成されている。
爪3aと4a及びストッパ5が形成されており、かつ後端側
の突縁2に沿って固定用爪3bと4b及び押出部6が形成さ
れていて、更に奥行き方向(ハウジング1の短手方向)
中央部には固定用爪4cが形成されている。
これら各固定用爪3a,3bと4a,4b,ストッパ5,及び押圧
部6との位置関係は、固定用爪3a,3bがほぼ中央に位置
し、その両側方にストッパ5または押圧部6が設けら
れ、更にその外側方に固定用爪4aまたは4bが設けられて
いる。
部6との位置関係は、固定用爪3a,3bがほぼ中央に位置
し、その両側方にストッパ5または押圧部6が設けら
れ、更にその外側方に固定用爪4aまたは4bが設けられて
いる。
ここで、前記固定用爪3a,3b,及び4a,4b,4cは、各々L
字形に形成されており、そして固定用爪4aの先端部内側
には第8図に示すように段差部15が形成されている。
字形に形成されており、そして固定用爪4aの先端部内側
には第8図に示すように段差部15が形成されている。
また、ストッパ5は上下方向に弾性を持つように形成
され、更に押圧部6はハウジング1の奥行き方向(短手
方向)に弾性を持つように形成されている。
され、更に押圧部6はハウジング1の奥行き方向(短手
方向)に弾性を持つように形成されている。
尚、7は図示しない情報入力用のキーを装着するため
のキー装着孔である。
のキー装着孔である。
8はメンブレン接点基板アセンブリで、このメンブレ
ン接点基板アセンブリ8は、可動接点を有するメンブレ
ン接点基板と前記可動接点に対応する固定接点を有する
別のメンブレン接点基板との間にスペーサを挟み込んで
一体化することにより構成されている。
ン接点基板アセンブリ8は、可動接点を有するメンブレ
ン接点基板と前記可動接点に対応する固定接点を有する
別のメンブレン接点基板との間にスペーサを挟み込んで
一体化することにより構成されている。
9は金属製の補強板で、この補強板9は、前記キー装
着孔7に装着されるキーを押下して一方のメンブレン接
点基板上から可動接点を押圧することにより、そのメン
ブレン接点基板の撓みによって可動接点が他方のメンブ
レン接点基板の固定接点に接触する際、つまりスイッチ
回路が閉成する際の押圧力を受けるためのもので、メン
ブレン接点基板アセンブリ8を保護する役目も果たす。
着孔7に装着されるキーを押下して一方のメンブレン接
点基板上から可動接点を押圧することにより、そのメン
ブレン接点基板の撓みによって可動接点が他方のメンブ
レン接点基板の固定接点に接触する際、つまりスイッチ
回路が閉成する際の押圧力を受けるためのもので、メン
ブレン接点基板アセンブリ8を保護する役目も果たす。
この補強板9には前記ハウジング1の固定用爪3a,3b
と4a,4b,ストッパ5,及び押圧部6がそれぞれ挿通する固
定用孔10a,10bと11a,11b,11c,12,及び13が設けられてい
るが、ここで固定用孔12は他の固定用孔10a,10bと11a,1
1b,11c,13に固定用爪3a,3bと4a,4b,41c,及び押圧部6が
それぞれ挿通したときストッパ5が挿通しないように前
記ハウジング1の横方向(長手方向)に位置をずらして
設けられている。
と4a,4b,ストッパ5,及び押圧部6がそれぞれ挿通する固
定用孔10a,10bと11a,11b,11c,12,及び13が設けられてい
るが、ここで固定用孔12は他の固定用孔10a,10bと11a,1
1b,11c,13に固定用爪3a,3bと4a,4b,41c,及び押圧部6が
それぞれ挿通したときストッパ5が挿通しないように前
記ハウジング1の横方向(長手方向)に位置をずらして
設けられている。
また、固定用孔10a,10bは、前記固定用爪3a,3bと嵌合
してハウジング1に対する補強板9の横方向(長手方
向)の位置決めを行うものであるが、この位置決めに影
響がでない程度に固定用孔10a,10bの横方向の寸法を、
固定用爪3a,3bの横幅より僅かに(0.1〜0.2mm程度)大
きくして、固定用爪3a,3bとの相対的移動が円滑に行わ
れるようにしている。
してハウジング1に対する補強板9の横方向(長手方
向)の位置決めを行うものであるが、この位置決めに影
響がでない程度に固定用孔10a,10bの横方向の寸法を、
固定用爪3a,3bの横幅より僅かに(0.1〜0.2mm程度)大
きくして、固定用爪3a,3bとの相対的移動が円滑に行わ
れるようにしている。
尚、14は前記補強板9の各固定用孔10a,10bと11a,11
b,11c,12,及び13と対応するようにメンブレン接点基板
アセンブリ8に設けられた透孔である。
b,11c,12,及び13と対応するようにメンブレン接点基板
アセンブリ8に設けられた透孔である。
次に、これらの組み立てについて説明する。
まず、補強板9のハウジング1と対向する面にメンブ
レン接点基板アセンブリ8を固定し、このメンブレン接
点基板アセンブリ8に設けられている各透孔14からハウ
ジング1の固定用爪3a,3bと4a,4b,4c及び押圧部6が固
定用孔10a,10bと11a,11b,11c及び13に挿通するように補
強板9をハウジング1側に押し付ける。
レン接点基板アセンブリ8を固定し、このメンブレン接
点基板アセンブリ8に設けられている各透孔14からハウ
ジング1の固定用爪3a,3bと4a,4b,4c及び押圧部6が固
定用孔10a,10bと11a,11b,11c及び13に挿通するように補
強板9をハウジング1側に押し付ける。
このとき、補強板9の固定用孔12はハウジング1のス
トッパ4が嵌合しないように予め位置がずらしてあり、
従って第9図(a)に示したようにストッパ15は補強板
9により押されて下方に弾性変形する。
トッパ4が嵌合しないように予め位置がずらしてあり、
従って第9図(a)に示したようにストッパ15は補強板
9により押されて下方に弾性変形する。
この状態でメンブレン接点基板アセンブリ8と一体に
補強板9を第7図(a)及び第9図(a)に示したよう
に矢印A方向に押してスライドさせると、第7図(b)
に示したように前記固定用爪3aの先端部内側に固定用孔
10aの周縁部が係止し、同様に固定用爪3bと4a,4b,4cの
先端部内側に固定用孔10bと11a,11b,11cの周縁部が係止
する。
補強板9を第7図(a)及び第9図(a)に示したよう
に矢印A方向に押してスライドさせると、第7図(b)
に示したように前記固定用爪3aの先端部内側に固定用孔
10aの周縁部が係止し、同様に固定用爪3bと4a,4b,4cの
先端部内側に固定用孔10bと11a,11b,11cの周縁部が係止
する。
これと同時に弾性変形しているストッパ5上に固定用
孔12がくるため、第9図(b)に示したようにストッパ
5は復旧して固定用孔12と嵌合し、また固定用孔13の周
面で押圧部6が押されて弾性変形するが、このとき第8
図に示したように固定用爪4aの先端部内側に形成されて
いる段差部15が固定用孔11aの周面に突き当たるため、
押圧部6は必要以上に弾性変形せず、押圧部6が破壊さ
れる程の力が加わることはない。
孔12がくるため、第9図(b)に示したようにストッパ
5は復旧して固定用孔12と嵌合し、また固定用孔13の周
面で押圧部6が押されて弾性変形するが、このとき第8
図に示したように固定用爪4aの先端部内側に形成されて
いる段差部15が固定用孔11aの周面に突き当たるため、
押圧部6は必要以上に弾性変形せず、押圧部6が破壊さ
れる程の力が加わることはない。
ここで、矢印A方向へ押す力を解除すると、弾性変形
している押圧部6が復旧力により第10図に示すように固
定用孔13の周面を押圧し、これによりメンブレン接点基
板アセンブリ8と一体に補強板9が、第8図に示したよ
うに固定用孔12の周面がストッパ5に突き当たるまで押
し戻される このときの押し戻し量は、固定用爪3a,3bと4a,4b,4c
から固定用孔10a,10bと11a,11b,11cの周縁部が外れない
程度に予め定められている。
している押圧部6が復旧力により第10図に示すように固
定用孔13の周面を押圧し、これによりメンブレン接点基
板アセンブリ8と一体に補強板9が、第8図に示したよ
うに固定用孔12の周面がストッパ5に突き当たるまで押
し戻される このときの押し戻し量は、固定用爪3a,3bと4a,4b,4c
から固定用孔10a,10bと11a,11b,11cの周縁部が外れない
程度に予め定められている。
このように組み立てることによりメンブレン接点基板
アセンブリ8と一体に補強位9がハウジング1に固定さ
れるが、この状態で補強板9は固定用爪3a,3bと4a,4b,4
cによりハウジング1の突起2aに押し付けられるため、
上下方向にガタつくことはなく、また固定用爪3a,3bと
固定用孔10a,10bにより補強板9の横方向の位置が規制
されるため、横方向にガタつくこともなく、更に押圧部
6の弾性により固定用孔12の周面がストッパ5に突き当
てられているため奥行き方向にダタつくこともない。
アセンブリ8と一体に補強位9がハウジング1に固定さ
れるが、この状態で補強板9は固定用爪3a,3bと4a,4b,4
cによりハウジング1の突起2aに押し付けられるため、
上下方向にガタつくことはなく、また固定用爪3a,3bと
固定用孔10a,10bにより補強板9の横方向の位置が規制
されるため、横方向にガタつくこともなく、更に押圧部
6の弾性により固定用孔12の周面がストッパ5に突き当
てられているため奥行き方向にダタつくこともない。
尚、突起2aは補強板9の固定高さを調整するもので、
先端を丸めることで補強板9に対する接触を少なくし、
補強板9の浮き上がりを少なくするように配慮してい
る。
先端を丸めることで補強板9に対する接触を少なくし、
補強板9の浮き上がりを少なくするように配慮してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、上述した従来のキーボード装置では実
装スペースが充分にあるパソコン等に組み込む場合には
問題はないが、近年パソコン等の小型化に伴って薄型化
が要求された場合、補強板を固定保持しているハウジン
グの固定用爪の先端部が、補強板の外側に突出している
ため、キーボード装置の薄型化が困難であるという問題
がある。
装スペースが充分にあるパソコン等に組み込む場合には
問題はないが、近年パソコン等の小型化に伴って薄型化
が要求された場合、補強板を固定保持しているハウジン
グの固定用爪の先端部が、補強板の外側に突出している
ため、キーボード装置の薄型化が困難であるという問題
がある。
本考案は、このような問題を解決するためになされた
もので、パソコン等の小型化を図る上で薄型化が可能な
キーボード装置を実現することを目的とするものであ
る。
もので、パソコン等の小型化を図る上で薄型化が可能な
キーボード装置を実現することを目的とするものであ
る。
この目的を達成するために本考案は、キーを取り付け
るハウジングと、補強板との間にメンブレン接点基板ア
センブリを挟み込んで一体に固定するキーボード装置に
おいて、前記ハウジングに、第1の孔と、第2の孔と、
ガイド突起を設けて、前記第1の孔内に固定用爪を形成
すると共に、第2の孔内に上下方向に弾性を有するスト
ッパと、このストッパと対向する方向に弾性を有する押
圧部を形成し、前記補強板には、第1の打ち出し部と、
この第1の打ち出し部が前記ハウジングの第1の孔内に
挿入されたときストッパと重なる第2の打ち出し部と、
長孔とを設け、前記メンブレン接点基板アセンブリに
は、前記ハウジングの第1の孔と第2の孔に対応する透
孔を設けると共に、ガイド突起と適合する位置決め孔を
設けたものである。
るハウジングと、補強板との間にメンブレン接点基板ア
センブリを挟み込んで一体に固定するキーボード装置に
おいて、前記ハウジングに、第1の孔と、第2の孔と、
ガイド突起を設けて、前記第1の孔内に固定用爪を形成
すると共に、第2の孔内に上下方向に弾性を有するスト
ッパと、このストッパと対向する方向に弾性を有する押
圧部を形成し、前記補強板には、第1の打ち出し部と、
この第1の打ち出し部が前記ハウジングの第1の孔内に
挿入されたときストッパと重なる第2の打ち出し部と、
長孔とを設け、前記メンブレン接点基板アセンブリに
は、前記ハウジングの第1の孔と第2の孔に対応する透
孔を設けると共に、ガイド突起と適合する位置決め孔を
設けたものである。
上述した構成を有する本考案は、ハウジングの第1の
孔と第2の孔にメンブレン接点基板アセンブリの透孔が
一致するようにガイド突起を位置決め孔に嵌合させ、補
強板の第1の打ち出し部を前記透孔からハウジングの第
1の孔の挿入し、かつ第2の打ち出し部でストッパを弾
性変形させると共に、ガイド突起を長孔に嵌合させて、
補強板を長孔の長手方向にスライドさせることにより第
1の孔内で第1の打ち出し部と固定用爪とを係合させる
と共に、第2の孔内で第2の打ち出し部をストッパと押
圧部で挟み付けることにより補強板をハウジングに固定
する。
孔と第2の孔にメンブレン接点基板アセンブリの透孔が
一致するようにガイド突起を位置決め孔に嵌合させ、補
強板の第1の打ち出し部を前記透孔からハウジングの第
1の孔の挿入し、かつ第2の打ち出し部でストッパを弾
性変形させると共に、ガイド突起を長孔に嵌合させて、
補強板を長孔の長手方向にスライドさせることにより第
1の孔内で第1の打ち出し部と固定用爪とを係合させる
と共に、第2の孔内で第2の打ち出し部をストッパと押
圧部で挟み付けることにより補強板をハウジングに固定
する。
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本考案によるキーボード装置の一実施例を示
す組み立て前の裏面側から見た要部斜視図であり、第2
図〜第4図は組み立て時の部分側断面図である。
す組み立て前の裏面側から見た要部斜視図であり、第2
図〜第4図は組み立て時の部分側断面図である。
図において21は樹脂製のハウジングで、このハウジン
グ1には、第1の孔22と、第2の孔23と、ガイド突起24
a,24bがそれぞれ所定の位置に設けられており、各第1
の孔22内には段差状の固定用爪25が形成されている また、第2の孔23内には上下方向に弾性を有するスト
ッパ26と、押圧部27が互いに対向するように形成されて
おり、この押圧部27はストッパ26と対向する方向つまり
横方向(ハウジング21の長手方向)に弾性を有してい
て、このストッパ26と前記押圧部27との間隔は後述する
第2の打ち出し部の幅より若干狭い寸法となっている。
グ1には、第1の孔22と、第2の孔23と、ガイド突起24
a,24bがそれぞれ所定の位置に設けられており、各第1
の孔22内には段差状の固定用爪25が形成されている また、第2の孔23内には上下方向に弾性を有するスト
ッパ26と、押圧部27が互いに対向するように形成されて
おり、この押圧部27はストッパ26と対向する方向つまり
横方向(ハウジング21の長手方向)に弾性を有してい
て、このストッパ26と前記押圧部27との間隔は後述する
第2の打ち出し部の幅より若干狭い寸法となっている。
尚、28は図示しない情報入力用のキーを装着するため
のキー装着孔である。
のキー装着孔である。
29はメンブレン接点基板アセンブリで、このメンブレ
ン接点基板アセンブリ29は、可動接点を有するメンブレ
ン接点基板と前記可動接点に対応する固定接点を有する
別のメンブレン接点基板との間にスペーサを挟み込んで
一体化することにより構成されている。
ン接点基板アセンブリ29は、可動接点を有するメンブレ
ン接点基板と前記可動接点に対応する固定接点を有する
別のメンブレン接点基板との間にスペーサを挟み込んで
一体化することにより構成されている。
30は金属製の補強板で、この補強板30は、前記キー装
着孔7に装着されるキーを押下してメンブレン接点基板
アセンブリ29の一方のメンブレン接点基板上から可動接
点を押圧することにより、そのメンブレン接点基板の撓
みによって可動接点が他方のメンブレン接点基板の固定
接点に接触する際、つまりスイッチ回路が閉成する際の
押圧力を受けるためのもので、メンブレン接点基板アセ
ンブリ29を保護する役目も果たす。
着孔7に装着されるキーを押下してメンブレン接点基板
アセンブリ29の一方のメンブレン接点基板上から可動接
点を押圧することにより、そのメンブレン接点基板の撓
みによって可動接点が他方のメンブレン接点基板の固定
接点に接触する際、つまりスイッチ回路が閉成する際の
押圧力を受けるためのもので、メンブレン接点基板アセ
ンブリ29を保護する役目も果たす。
この補強板30には、前記ハウジング21のガイド突起24
a,24bが嵌合する長孔31a,31bと、固定用爪25と係合する
円弧状の第1の打ち出し部32と、前記ストッパ26と押圧
部27との間に挟み付けられる第2の打ち出し部33が設け
られているが、ここで第2の打ち出し部33は前記第1の
打ち出し部32がハウジング21の第1の孔22内に挿入され
たときストッパ26に重なる位置となるように設けられて
いる。
a,24bが嵌合する長孔31a,31bと、固定用爪25と係合する
円弧状の第1の打ち出し部32と、前記ストッパ26と押圧
部27との間に挟み付けられる第2の打ち出し部33が設け
られているが、ここで第2の打ち出し部33は前記第1の
打ち出し部32がハウジング21の第1の孔22内に挿入され
たときストッパ26に重なる位置となるように設けられて
いる。
また、前記長孔31a,31bはガイド突起24a,24bと嵌合し
てハウジング21に対する補強板30の奥行き方向(長手方
向)の位置決めを行うものであるが、この位置決めに影
響がでない程度に長孔31a,31bの幅(短手方向の寸法)
を、ガイド突起24a,24bの径より僅かに(0.1〜0.2mm程
度)大きくして、ガイド突起24a,24bとの相対的移動が
円滑に行われるようにしている。
てハウジング21に対する補強板30の奥行き方向(長手方
向)の位置決めを行うものであるが、この位置決めに影
響がでない程度に長孔31a,31bの幅(短手方向の寸法)
を、ガイド突起24a,24bの径より僅かに(0.1〜0.2mm程
度)大きくして、ガイド突起24a,24bとの相対的移動が
円滑に行われるようにしている。
34と35は前記ハウジング21の第1,第2の孔22,23に対
応するようにメンブレン接点基板アセンブリ29に設けら
れた透孔、36aと36bはハウジング21のガイド突起24aと2
4に適合する径でメンブレン接点基板アセンブリ29に設
けられた位置決め孔である。
応するようにメンブレン接点基板アセンブリ29に設けら
れた透孔、36aと36bはハウジング21のガイド突起24aと2
4に適合する径でメンブレン接点基板アセンブリ29に設
けられた位置決め孔である。
尚、第1図ではハウジング21と、メンブレン接点基板
アセンブリ29と、補強板30の右側の部分のみを示してい
るが、左側の部分も同様に構成されている。
アセンブリ29と、補強板30の右側の部分のみを示してい
るが、左側の部分も同様に構成されている。
次に、本実施例の作用として前記部品の組み立てにつ
いて説明する。
いて説明する。
まず、ハウジング21のガイド突起24a,24bとメンブレ
ン接点基板アセンブリ29の位置決め孔36aと36bを嵌合し
て、メンブレン接点基板アセンブリ29をハウジング21に
位置決め固定する。
ン接点基板アセンブリ29の位置決め孔36aと36bを嵌合し
て、メンブレン接点基板アセンブリ29をハウジング21に
位置決め固定する。
これによりメンブレン接点基板アセンブリ29の透孔34
と35はハウジング21の孔22と23上に位置付けられるの
で、第2図(a)に示したようにメンブレン接点基板ア
センブリ29に設けられている各透孔34はらハウジング21
の第1の孔22内に第1の打ち出し部32を挿入すると共
に、第4図(a)に示したように長孔31a,31bの一端に
ガイド突起24a,24bが嵌合するように補強板30をハウジ
ング21側に押し付ける。
と35はハウジング21の孔22と23上に位置付けられるの
で、第2図(a)に示したようにメンブレン接点基板ア
センブリ29に設けられている各透孔34はらハウジング21
の第1の孔22内に第1の打ち出し部32を挿入すると共
に、第4図(a)に示したように長孔31a,31bの一端に
ガイド突起24a,24bが嵌合するように補強板30をハウジ
ング21側に押し付ける。
このとき、補強板30の第2の打ち出し部33はハウジン
グ21のストッパ26と重なる位置にあり、従って第3図
(a)に示したようにストッパ26は透孔35から挿入され
る前記第2の打ち出し部33により押されて弾性変形す
る。
グ21のストッパ26と重なる位置にあり、従って第3図
(a)に示したようにストッパ26は透孔35から挿入され
る前記第2の打ち出し部33により押されて弾性変形す
る。
この状態で前記第2図(a),第3図(a),及び第
4図(a)に示したように補強板30を矢印B方向に押し
てスライドさせると、第2図(b)に示したように前記
固定用爪25の先端部が第1の打ち出し部32内に入り込ん
で係合し、これと同時に第4図(b)に示したようにガ
イド突起24a,24bが長孔31a,31bの中央部付近に位置する
ことになる。
4図(a)に示したように補強板30を矢印B方向に押し
てスライドさせると、第2図(b)に示したように前記
固定用爪25の先端部が第1の打ち出し部32内に入り込ん
で係合し、これと同時に第4図(b)に示したようにガ
イド突起24a,24bが長孔31a,31bの中央部付近に位置する
ことになる。
一方、前記第2の打ち出し部33は補強板30のスライド
により押圧部27側に移動して弾性変形しているストッパ
26の位置を通過するため、この通過と同時にストッパ26
は第3図(b)に示したように復旧する。そして、この
第2の打ち出し部33により押圧部27が押されて弾性変形
するが、第2の打ち出し部33が所定量移動すると、前記
第1の打ち出し部32が固定用爪25に突き当って移動が停
止されるため、押圧部27は必要以上に弾性変形せず、押
圧部27が破壊される程の力が加わることはない。
により押圧部27側に移動して弾性変形しているストッパ
26の位置を通過するため、この通過と同時にストッパ26
は第3図(b)に示したように復旧する。そして、この
第2の打ち出し部33により押圧部27が押されて弾性変形
するが、第2の打ち出し部33が所定量移動すると、前記
第1の打ち出し部32が固定用爪25に突き当って移動が停
止されるため、押圧部27は必要以上に弾性変形せず、押
圧部27が破壊される程の力が加わることはない。
ここで、前記補強板30を矢印B方向へ押す力を解除す
ると、弾性変形している押圧部27が復旧力により第2の
打ち出し部33を押圧し、これにより第2の打ち出し部33
がストッパ26の先端面に突き当たるまで補強板30を押し
戻すため、第2の打ち出し部33は第3図(b)に示した
ようにストッパ26と押圧部27との間に挟み付けられて固
定される。
ると、弾性変形している押圧部27が復旧力により第2の
打ち出し部33を押圧し、これにより第2の打ち出し部33
がストッパ26の先端面に突き当たるまで補強板30を押し
戻すため、第2の打ち出し部33は第3図(b)に示した
ようにストッパ26と押圧部27との間に挟み付けられて固
定される。
このように組み立てることによりメンブレン接点基板
アセンブリ29を間に挟んで補強板30はハウジング21に固
定されるが、この状態で補強板30は固定用爪25と第1の
打ち出し部32との係合によりメンブレン接点基板アセン
ブリ29に押し付けられるため、上下方向にガタつくこと
はなく、また第2の打ち出し部33がストッパ26と押圧部
27との間に挟み付けられて固定されることにより横方向
の位置が規制されるため、横方向にガタつくこともな
く、更にガイド突起24a,24bと長孔31a,31bとの嵌合によ
り奥行き方向の位置も規制されるため、奥行き方向にダ
タつくこともない。
アセンブリ29を間に挟んで補強板30はハウジング21に固
定されるが、この状態で補強板30は固定用爪25と第1の
打ち出し部32との係合によりメンブレン接点基板アセン
ブリ29に押し付けられるため、上下方向にガタつくこと
はなく、また第2の打ち出し部33がストッパ26と押圧部
27との間に挟み付けられて固定されることにより横方向
の位置が規制されるため、横方向にガタつくこともな
く、更にガイド突起24a,24bと長孔31a,31bとの嵌合によ
り奥行き方向の位置も規制されるため、奥行き方向にダ
タつくこともない。
従って、メンブレン接点基板アセンブリ29を間に挟ん
で補強板30をハウジング21に無理なく、安定して固定す
ることができる。
で補強板30をハウジング21に無理なく、安定して固定す
ることができる。
第5図は前記補強板30に設けられる打ち出し部32,33
の他の実施例を示す斜視図で、上述した実施例では第1,
第2の打ち出し部32,33の形状を円弧状としたが、第5
図(a)に示したように台形としても、また第5図
(b)に示したようにL字形としてもよく、同様の組み
立てを行うことができる。
の他の実施例を示す斜視図で、上述した実施例では第1,
第2の打ち出し部32,33の形状を円弧状としたが、第5
図(a)に示したように台形としても、また第5図
(b)に示したようにL字形としてもよく、同様の組み
立てを行うことができる。
なお、上述した実施例では、補強板30を長手方向にス
ライドさせて固定するものとしたが、固定用爪25,スト
ッパ26,押圧部27や第1,第2の打ち出し部32,33及び長孔
31a,31bの方向を90°代えることにより、補強板30を短
手方向にスライドさせて固定することも可能である。
ライドさせて固定するものとしたが、固定用爪25,スト
ッパ26,押圧部27や第1,第2の打ち出し部32,33及び長孔
31a,31bの方向を90°代えることにより、補強板30を短
手方向にスライドさせて固定することも可能である。
以上説明したように本考案は、補強板の第1の打ち出
し部をハウジングの第1の孔で固定用爪に係合させると
共に、補強板の第2の打ち出し部を第2の孔内でストッ
パと押圧部で挟み付けることにより、ハウジングと補強
板の間にメンブレン接点基板アセンブリを挟み込んで固
定する構造としているため、従来のように固定用爪の先
端部が補強板の外側に突出することがなくなり、これに
よりキーボード装置の薄型化が可能になると共に、この
キーボード装置を用いるパソコン等の小型化を計ること
ができるという効果が得られる。
し部をハウジングの第1の孔で固定用爪に係合させると
共に、補強板の第2の打ち出し部を第2の孔内でストッ
パと押圧部で挟み付けることにより、ハウジングと補強
板の間にメンブレン接点基板アセンブリを挟み込んで固
定する構造としているため、従来のように固定用爪の先
端部が補強板の外側に突出することがなくなり、これに
よりキーボード装置の薄型化が可能になると共に、この
キーボード装置を用いるパソコン等の小型化を計ること
ができるという効果が得られる。
第1図は本考案によるキーボード装置の一実施例を示す
組み立て前の裏面側から見た要部斜視図、第2図〜第4
図は実施例の組み立て時の部分側断面図、第5図は本考
案における第1,第2の打ち出し部の他の実施例を示す斜
視図、第6図は従来のこの種のキーボード装置を示す裏
面側から見た斜視図、第7図〜第10図は従来のキーボー
ド装置の部分側断面図である。 21……ハウジング 22……第1の孔 23……第2の孔 24a,24b……ガイド突起 25……固定用爪 26……ストッパ 27……押圧部 29……メンブレン接点基板アセンブリ 30……補強板 31a,31b……長孔 32……第1の打ち出し部 33……第2の打ち出し部 34,35……透孔 36……位置決め孔
組み立て前の裏面側から見た要部斜視図、第2図〜第4
図は実施例の組み立て時の部分側断面図、第5図は本考
案における第1,第2の打ち出し部の他の実施例を示す斜
視図、第6図は従来のこの種のキーボード装置を示す裏
面側から見た斜視図、第7図〜第10図は従来のキーボー
ド装置の部分側断面図である。 21……ハウジング 22……第1の孔 23……第2の孔 24a,24b……ガイド突起 25……固定用爪 26……ストッパ 27……押圧部 29……メンブレン接点基板アセンブリ 30……補強板 31a,31b……長孔 32……第1の打ち出し部 33……第2の打ち出し部 34,35……透孔 36……位置決め孔
Claims (1)
- 【請求項1】キーを取り付けるハウジングと、補強板と
の間にメンブレン接点基板アセンブリを挟み込んで一体
に固定するキーボード装置において、 前記ハウジングに、第1の孔と、第2の孔と、ガイド突
起を設けて、前記第1の孔内に固定用爪を形成すると共
に、第2の孔内に上下方向に弾性を有するストッパと、
このストッパと対向する方向に弾性を有する押圧部とを
形成し、 前記補強板には、第1の打ち出し部と、この第1の打ち
出し部が前記ハウジングの第1の孔内に挿入されたとき
前記ストッパを弾性変形させ、かつ第1の打ち出し部が
固定用爪と係合したときストッパの復旧により該ストッ
パと押圧部との間に挟み付けられる第2の打ち出し部
と、前記ガイド突起に嵌合する長孔とを設け、 前記メンブレン接点基板アセンブリには、第1の打ち出
し部と第2の打ち出し部を挿通させる透孔を設けると共
に、前記ガイド突起と嵌合する位置決め孔を設けたこと
を特徴とするキーボード装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11301890U JPH082742Y2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | キーボード装置 |
TW80106323A TW203655B (en) | 1990-10-30 | 1991-08-10 | Keyboard apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11301890U JPH082742Y2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | キーボード装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0473231U JPH0473231U (ja) | 1992-06-26 |
JPH082742Y2 true JPH082742Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31860556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11301890U Expired - Lifetime JPH082742Y2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | キーボード装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082742Y2 (ja) |
TW (1) | TW203655B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5337279B1 (ja) * | 2012-05-21 | 2013-11-06 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP11301890U patent/JPH082742Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-08-10 TW TW80106323A patent/TW203655B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0473231U (ja) | 1992-06-26 |
TW203655B (en) | 1993-04-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |