JPH06267372A - 押釦装置 - Google Patents

押釦装置

Info

Publication number
JPH06267372A
JPH06267372A JP7279793A JP7279793A JPH06267372A JP H06267372 A JPH06267372 A JP H06267372A JP 7279793 A JP7279793 A JP 7279793A JP 7279793 A JP7279793 A JP 7279793A JP H06267372 A JPH06267372 A JP H06267372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
pressing
stopper
switch
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7279793A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kido
仁 城戸
Kazuhiro Hakamata
和弘 袴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP7279793A priority Critical patent/JPH06267372A/ja
Publication of JPH06267372A publication Critical patent/JPH06267372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒンジばね構造により押釦を平行に移動動作
させることができ、また押釦を小さく形成しても操作感
が良好で、かつ程よいストロークで動作させることがで
きるようにする。 【構成】 押釦装置20を押圧部材21とケース22の
2部材で構成する。押圧部材21は、押圧部23、スイ
ッチ押え部24、一対のばね受け部25およびストッパ
部26とで構成される。ケース22は、スイッチ押え部
24を摺動自在に案内保持するガイド部31、ばね受け
部25によって弾性変形され押圧部材21に復帰習性を
付与するヒンジばね構造のばね部33およびストッパ部
26が当接係合するストッパ受け部34とで構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種電気機器、音響
機器等に用いられる押釦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電気機器、音響機器等に用いられて
いる押釦装置としては、大別すると直動式と回動式の2
種類がある。直動式押釦装置は、図7(A),(B)に
示すように機器パネル1の押釦取付孔2に押釦3を出没
自在に嵌挿配置して一対のストッパ片4により押釦取付
孔2からの抜けを防止し、押釦3の背面に突設したスイ
ッチ押え部5によりスイッチ6をON,OFFさせるよ
うに構成したものである。(A)はスイッチ6自体の復
帰習性により押釦3を初期位置に復帰させるようにした
例、(B)はスイッチ押え部5に復帰用ばね7を装着し
た例である。図8(A),(B)は回動式押釦装置の従
来例(実公平4−49797号公報)を示すもので、こ
の押釦装置は、押釦取付孔8を有するパネル1と、押釦
取付孔8に出没自在に挿入配置された押釦9とを備え、
押釦取付孔8の内側面に半円形の凸部からなる左右一対
の回動支持軸10を対設し、この回動支持軸10を押釦
9の左右両側面の下端に凹設した半円形の凹部からなる
回動支軸係合部11に摺動自在に嵌合することにより押
釦9を矢印A,B方向に回動自在に軸支し、また押釦取
付孔8の下面側開口端面で押釦9の押圧部9aとは反対
側にV字状の突起12を突設し、押釦9の押圧部9aと
は反対側辺の下面に略L字状に屈曲し先端部13a,1
4aが内側に向くと共に弾性を有して前記V字状突起1
2の各斜面12a,12bに当接する一対の弾性係合片
13,14を突設し、さらに押釦9の左右両側辺の押圧
部9a側下面にパネル1の下面に通常当接係合すること
により押釦9を初期位置に係止し、押釦取付孔8から押
釦9が抜けるのを防止する一対の係合片15を突設して
構成したものである。押釦9の押圧部9aを指で押圧す
ると、押釦9は回動支持軸10を回動支点として矢印A
方向に回動してスイッチ押え部5により不図示のスイッ
チを動作させる。この時、各弾性係合片13,14は上
昇移動するため先端部13a,14aが突起12に圧接
されて下方に弾性変形し、押釦9に対する外力が取り除
かれると、元の状態に復帰するため押釦9を矢印B方向
に回動させ、初期位置に復帰させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たスイッチ自体の戻りを利用して押釦3を初期位置に復
帰させるようにした図7(A)の直動式押釦装置はスイ
ッチ押え部5をスイッチに当接させなければならず、そ
のため押釦3自体の寸法精度および押釦3とスイッチ6
との相対位置精度が要求される、大きなストロークが得
られない、操作感が悪く、確実にスイッチ6を動作させ
ることができないなどの問題があった。一方、図7
(B)の直動式押釦装置は、ばね7により部品点数およ
び組立工数が増加し、また押釦3にばね7を組み込むた
めのスペースを必要とし、押釦3が大型化するという問
題があった。図8(A),(B)に示した回動式押釦装
置は、弾性係合片13,14がヒンジばね構造ではある
が、押釦9が支点を中心として回動して平行に動作せ
ず、また操作力が小さく、程よいストロークと操作感を
得るには押釦9の長さを長くする必要があるという問題
があった。なぜなら、押釦9の長さが短いと、回動支点
から押圧部までの距離が短く、大きな操作力を必要と
し、押釦9のストロークが小さくなるからである。
【0004】したがって、この発明は上記したような従
来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、ヒンジばね構造により押釦を平行に移動動作さ
せることができ、また押釦を小さく形成しても操作感が
良好で、かつ程よいストロークで動作させることができ
るようにした押釦装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明は、押圧部材と、この押圧部材が配設されるケ
ースとを備え、前記押圧部材は、押圧部と、この押圧部
に一体に突設されスイッチを動作させるスイッチ押え部
と、このスイッチ押え部の両側一直線上に位置して前記
押圧部に一体に突設された一対のばね受け部と、同じく
前記押圧部に一体に突設されたストッパ部とを有し、前
記ケースは、前記スイッチ押え部を摺動自在に案内する
ガイド部と、このガイド部の両側にそれぞれ設けられ前
記押圧部の押圧時に前記ばね受け部により弾性変形され
る一対のばね部と、通常前記ストッパ部が係合すること
により前記押圧部材を初期位置に係止し、前記ケースか
ら押圧部材が脱落するのを防止するストッパ受け部とを
有するものである。
【0006】
【作用】この発明において、ケースのガイド部は押圧部
材のスイッチ押え部を摺動自在に案内保持する。ばね受
け部は押圧部が押圧操作されると、ばね部を押圧し弾性
変形させる。ばね受け部は押圧部に対する外力が取り除
かれると、元の状態に復帰してばね受け部を前方に移動
させ押圧部材を初期位置に復帰させる。ストッパ部はス
トッパ受け部に当接係合することで、押圧部材を初期位
置に係止し、ケースから脱落するのを防止する。
【0007】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。図1はこの発明に係る押釦装置の一
実施例を示す分解斜視図、図2は同装置の断面図、図3
は図2のIII−III線断面図、図4は図2のIV−
IV線断面図、図5は図2のV−V線断面図、図6は図
2のVI−VI線断面図である。これらの図において、
押釦装置20は、スイッチ6をON,OFF動作させる
押圧部材21と、押圧部材21が出没自在に挿入配置さ
れるケース22の2部材で構成されている。
【0008】前記押圧部材21は、ABS樹脂等の射出
成形によって一体に形成されるもので、細長い直方体の
押圧部23と、押圧部23の背面中央部に後方に向かっ
て突設されたスイッチ押え部24と、スイッチ押え部2
4の両側に位置して押圧部23の背面両端寄りに後方に
向かってそれぞれ突設された一対のばね受け部25と、
同じく押圧部23の背面に後方に向かって突設されスイ
ッチ押え部24と各ばね受け部25の間に位置する一対
のストッパ部26とを備えている。前記押圧部23は、
筐体27の前面開口部に配設された前面板28の押釦取
付孔29に摺動自在に嵌挿され、前端部が外部に突出し
ている。ばね受け部25は、押圧部23の幅方向中心線
上に位置してそれぞれ設けられ、スイッチ押え部24よ
り細く、かつ長く形成されている。ストッパ部26は、
押圧部23の左右両側面に沿ってそれぞれ突設されるの
で、細長い板状に形成されることにより板厚方向、すな
わち押圧部23の長手方向と直交する方向に弾性変形自
在で、押圧部23と略等しい長さを有し、先端部外側面
には三角形の突起からなる係合爪30が一体に突設され
ている。なお、本実施例においては、スイッチ押え部2
4とばね受け部25を角棒状体に形成したが、これに限
らず、丸棒状体等の適宜な形状に形成してもよいことは
勿論である。
【0009】前記ケース22は、ポリアセタール樹脂等
の射出形成によって板状に形成されて、前記前面板28
の裏面に密接固定されており、前記スイッチ押え部24
を摺動自在に案内保持する角孔からなるガイド部31
と、このガイド部31の両側にそれぞれ設けられ前記ば
ね受け部25が貫通する一対の挿通孔32と、各挿通孔
32の後方側開口部に位置してケース22の背面に前記
各ばね受け部25にそれぞれ対応して突設された一対の
ばね部33と、各挿通孔32の内部に各ストッパ部26
に対応して設けられたストッパ受け部34を有してい
る。ばね部33は、側面視L字状に屈曲した板状体に形
成されることにより、後方に延在する基部33aと、基
部33aの先端にこれと直交する如く設けられることに
より前記挿通孔32の後方側開口部と所要間隔を保って
対向し、前記ばね受部25の先端面に圧接される弾性変
形部33bとからなり、押圧部材21の押圧時に前記ば
ね受け部25により図3の二点鎖線で示すように後方に
弾性変形されるよう構成されている。前記ストッパ受け
部34は、前記挿通孔32内に設けられた段差面からな
り、前記ばね受け部25に対する弾性変形部33bの付
勢力により前記ストッパ部26の係合爪30が後方から
通常当接係合されており、これにより押圧部材21を初
期位置に係止し、押圧部材21がケース22から抜ける
のを防止している。このような構成からなるケース22
の後方にはプリント基板35が平行に配設されており、
その前面にスイッチ6が前記スイッチ押え部24の先端
面と当接もしくは近接対向して配設されている。
【0010】このような構成において、押圧部材21の
ケース22への取り付けは、押圧部23を押釦取付孔2
9に嵌挿し、スイッチ押え部24をガイド部31に、ば
ね受け部25およびストッパ部26を対応する挿通孔3
2にそれぞれ挿入すればよい。この時、ばね受け部25
は、係合爪30が挿通孔32の内面に当接することで内
側に弾性変形され、係合爪30がストッパ受け部34を
通過すると、弾性復帰してストッパ受け部34に当接係
合し、もって押圧部材21をケース22に装着すること
ができる。押圧部材21の押圧部23を指で押し下げる
と、押圧部23は押釦取付孔29内に没入し、スイッチ
押え部24がガイド部31に沿って後方に移動して先端
面にてスイッチ6を押圧動作させる。また、ばね受け部
25は、後方に移動してばね部33の弾性変形部33b
を後方に弾性変形させ、ストッパ部26の係合爪30は
ストッパ受け部34から離反する。押圧部材21のスト
ロークは、スイッチ押え部24の長さを変えることによ
り自由に設定することができる。押圧部23に対する外
力を取り除くと、弾性変形部33bは弾性復帰してばね
受け部25を前方に押圧移動させ、係合爪30がストッ
パ受け部34に当接係合することで、押圧部材21を初
期位置に復帰させる。また、押圧時のタッチ感は弾性変
形部33bの厚さや形状を変えることにより適宜設定す
ればよい。
【0011】かくしてこのような構成からなる押釦装置
20においては、ヒンジばね構造からなるばね部33を
備えた直動式押釦装置を得ることができ、また押圧部材
21とケース22の2部材で構成されているので、別部
材からなるばね等の付勢手段が不要で部品点数および組
立工数を削減することができ、しかも一対のばね受け部
25をスイッチ押え部24の両側に一直線上に設けてい
るので安定した操作感が得られ、その上ばね部33のス
イッチ押え部24の長さを変えることにより程よいスト
ロークを得ることができるなどの利点を有する。
【0012】なお、上記実施例は一対のストッパ部26
を設けた場合について説明したが、この発明はこれに限
らず押圧部23の大きさに応じて増減すればよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る押釦
装置は、押圧部材とケースの2部材からなり、押圧部材
を、押圧部、スイッチ押え部、一対のばね受け部および
ストッパ部とで構成し、ケースを、スイッチ押え部を摺
動自在に案内保持するガイド部、ばね受け部によって弾
性変形され押圧部材に復帰習性を付与する一対からなる
ヒンジばね構造のばね部およびストッパ部が当接係合す
るストッパ受け部とで構成したので、コイルばね、板ば
ね等の付勢手段を別個に設ける必要がなく、部品点数お
よび組立工数を削減することができ、生産性の向上と低
廉化を可能にする。また、押釦を小さく形成しても操作
感が良好で、程よいストロークの直動式押釦装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る押釦装置の一実施例を示す分解
斜視図である。
【図2】同装置の断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】(A),(B)はそれぞれ直動式押釦装置の従
来例を示す断面図である。
【図8】(A),(B)は回動式押釦装置の従来例を示
す斜視図および一部破断背面図である。
【符号の説明】
20 押釦装置 21 押圧部材 22 ケース 23 押圧部 24 スイッチ押え部 25 ばね受け部 26 ストッパ部 27 筐体 28 前面板 29 押釦取付孔 30 係合爪 31 ガイド部 32 挿通孔 33 ばね部 34 ストッパ受け部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧部材と、この押圧部材が配設される
    ケースとを備え、 前記押圧部材は、押圧部と、この押圧部に一体に突設さ
    れスイッチを動作させるスイッチ押え部と、このスイッ
    チ押え部の両側一直線上に位置して前記押圧部に一体に
    突設された一対のばね受け部と、同じく前記押圧部に一
    体に突設されたストッパ部とからなり、 前記ケースは、前記スイッチ押え部を摺動自在に案内す
    るガイド部と、このガイド部の両側にそれぞれ設けられ
    前記押圧部の押圧時に前記ばね受け部により弾性変形さ
    れる一対のばね部と、通常前記ストッパ部が係合するこ
    とにより前記押圧部材を初期位置に係止し、前記ケース
    から押圧部材が脱落するのを防止するストッパ受け部と
    有する、 ことを特徴とする押釦装置。
JP7279793A 1993-03-09 1993-03-09 押釦装置 Pending JPH06267372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7279793A JPH06267372A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 押釦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7279793A JPH06267372A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 押釦装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06267372A true JPH06267372A (ja) 1994-09-22

Family

ID=13499748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7279793A Pending JPH06267372A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 押釦装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06267372A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109411269A (zh) * 2018-12-20 2019-03-01 广州河东科技有限公司 一种按键面板及开关面板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109411269A (zh) * 2018-12-20 2019-03-01 广州河东科技有限公司 一种按键面板及开关面板
CN109411269B (zh) * 2018-12-20 2024-01-30 广州河东科技有限公司 一种按键面板及开关面板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6719577B2 (en) Card connector
JP2007157644A (ja) スイッチ装置
JPH08329783A (ja) 2方向レバースイッチ
JPH06267372A (ja) 押釦装置
US6100480A (en) Rotatively-operated electric component and coordinate input device using the rotatively-operated electric component
JP2604910Y2 (ja) プッシュ・プッシュスイッチのロック構造
JP2002237229A (ja) キースイッチ装置の組立方法
JP2002093276A (ja) プッシュスイッチ
JPS6213298Y2 (ja)
KR200422724Y1 (ko) 푸시 버튼 구조
JPH0721873A (ja) 押釦装置
JP3392844B2 (ja) キースイッチ装置
JP2005085655A (ja) 押釦スイッチ
JPS6026418Y2 (ja) 押釦装置
JPH082742Y2 (ja) キーボード装置
US4186285A (en) Multiple pushbutton switch assembly
JPS6110271Y2 (ja)
JP2974021B2 (ja) キースイッチ装置
JP2604618Y2 (ja) 押釦スイッチ
JPH0519982Y2 (ja)
JPH08273484A (ja) スライド式電子部品
JPH11126535A (ja) 押ボタンスイッチ
JP3352676B2 (ja) キースイッチ装置
JP3352675B2 (ja) キースイッチ装置及びその組立方法
JPS6236191Y2 (ja)