JP2532425Y2 - 小型電子機器の蓋体 - Google Patents

小型電子機器の蓋体

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JP2532425Y2
JP2532425Y2 JP1991075435U JP7543591U JP2532425Y2 JP 2532425 Y2 JP2532425 Y2 JP 2532425Y2 JP 1991075435 U JP1991075435 U JP 1991075435U JP 7543591 U JP7543591 U JP 7543591U JP 2532425 Y2 JP2532425 Y2 JP 2532425Y2
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JP
Japan
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lid
sliding member
sliding
lock case
small electronic
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JP1991075435U
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健一 森永
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小型電子装置における蓋
体に関するものである。ここで小型電子装置とは、例え
ば、パソコン、ワープロ、テープレコーダ、液晶テレビ
が挙げられるが蓋体を有する小型電子機器であれば広く
応用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、小型電子装置における蓋体の組立
作業は図7に示すように先ず、摺動部材(17)と係止
部材(18)およびコイルスプリング(19)を下部材
(21b)内のロックケース(20)に設け、係止部材
(18)を上部材溝(25)に貫通させながら上部材
(21a)を載せて組付けを行っている。摺動部材(1
7)に一体となったスライド(24)を横方向に摺動さ
せることによって、係止部材(18)を移動させて本体
の溝部(図示しない)に係合し、蓋体(21)は本体
(図示しない)にロックされる。通常、係止部材(1
8)、摺動部材(17)、コイルスプリング(19)は
ロックケース(20)に収納したあと、図7のように係
止部材(18)を上部材溝(25)に貫通しながら上部
材(21a)に下部材(21b)をかぶせるだけでロッ
クケース(20)からコイルスプリング(19)の反発
力によって摺動部材(17)が飛び出したり係止部材
(18)の位置がずれないよう工夫がなされている。
又、図8のようにロックケース(20)内の摺動部材
(17)、コイルスプリング(19)がロックケース
(20)から飛び出さないようにカバー(22)を使用
しビスなどの締結部材(23)でロックケース(20)
に蓋止されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、蓋体の
組立作業においては、摺動部材(17)係止部材(1
8)コイルスプリング(19)が組立中、ロックケース
(20)より飛び出したり、係止部材(18)の位置が
ずれたりすることがあり、上部材(21a)をかぶせて
も、スライド(24)を横方向に移動したとき、係止部
材(18)がスライド開口(25)に干渉したりしてス
ムーズに作動しないことがあった。さらに、図8で示し
たように、組立作業中に係止部材(18)摺動部材(1
7)、コイルスプリング(19)がロックケース(2
0)から飛び出したり、係止部材(18)の位置がずれ
たりするのを防ぐため、カバー(22)を製造しなけれ
ばならない。すなわち蓋体(21)の組立のために余分
な作業と余分な部品が必要となる欠点があった。本考案
はこれらの問題を解決するために行われたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】弾性部材により水平方向
に付勢された摺動部材と、該摺動部材に嵌合し前記下部
材の長孔を貫通する係止部材とを前記下部材に設けられ
たロックケース内に摺動自在に保持し、該摺動保持機構
は前記摺動部材の設けられた摺動方向とは直交する方向
にスプリング力を有する弾性突起と、該弾性突起が係止
する前記ロックケースに設けられた開口部とで構成し、
前記弾性突起を前記摺動部材の摺動方向における長さの
ほぼ両端に設けるようにする。
【0005】
【実施例】次に図面に従い本考案の実施例を説明する。
図1は複数のロック機構を備えた小型電子機構の蓋体を
示す斜視図である。蓋体(5)前面にあるスライド
(1)を移動し、係止部材(2)を作動して本体(3)
に配設された溝部(4)に係合して蓋体(5)を開閉し
ている。蓋体(5)は、上部材(5a)と下部材(5
b)より、構成されており組立作業は図2および図3に
示す。図3において、摺動部材(6)にはコイルバネ
(7)を組み込み、摺動部材(6)には底面には係合部
材(9)を収容する収納区画(8)が設けられている。
係合部材(9)を収納区画(8)に収納しロックケース
(10)に挿入する。
【0006】摺動部材(6)は図3に示すように右側面
に3個に分割した部材が一体となって配設されている。
中心に位置する突起は左側面と並行に形成されている
が、両端にある係止用突起(11)はわずかながら右側
に傾いて形成されている。さらにロックケース(10)
には図2に示すように片側内面に係止用突起(11)よ
りも小さな傾斜角で形成された挿入用テーパ面(12)
を有し、その下部には開口部が設けられている。このロ
ックケース(10)に摺動部材(6)を収納する時、ロ
ックケース(10)の上方より摺動部材(6)を押し込
むと、始めは係止用突起(11)が挿入用テーパ面(1
2)に沿って狭まり、係止用突起(11)が開口部に到
達するとその狭まりが解除され、係止用突起(11)の
先端が開口部の上端縁に係止して、摺動部材(6)がロ
ックケース(10)内に抜脱不能に収納される。
【0007】このため、コイルスプリング(7)や係合
部材(9)はコイルスプリング(7)の反発力や外部か
らの衝撃によって上に飛び出ることはない。また、図2
に示すように蓋体(5)には上部材(5a)にロックケ
ース(10)と嵌合する嵌合溝(5c)が設けられ摺動
部材(6)をロックケース(10)に収納したあと、上
部材(5a)をかぶせて蓋体(5)は完成する。更に、
摺動部材(6)はロックケース(10)に係止されてい
るため上部材(5a)をかぶせても、図4に示すように
内部で係合部材(9)、コイルバネ(7)および摺動部
材(6)が干渉し合って上部に浮き上がったり、位置を
ずらしたりして摺動部材(6)の係止状態をくずすこと
はなく、摺動部材(6)係止のまま整然と配置し、蓋体
(5)を形成する。また、図2および図3に示したよう
に摺動部材(6)をロックケース(10)に係止させて
組立てる手順は、スライド(1)によってひとつの係合
部材(9)を作動し蓋体(5)の開閉を行う小型電子機
器のみならず、図6に示すようにひとつのスライド(1
3)によって2つ以上の係合部材(14)を作動させる
小型電子機器の本体(16)と蓋体(15)の開閉にも
使用することができる。更に、図2および図3では摺動
部材(6)と係合部材(9)は互いに単品として分離し
て係合部材(9)は収納区画(8)に収納されている。
こうして、摺動部材(6)と係合部材(9)は組立てら
れてロックケース(10)に収められているが、一体の
部材、例えば成型部品として、ロックケース(10)に
収めてもよい。係止用突起(11)も外側に屈曲して、
スプリング力を附加するよう形成されているが、係止部
(12)に対抗するスプリング力さえあれば、3個の分
割した形状品でなくとも他の一体の形状品でもよい。
【0008】
【考案の効果】摺動部材はロックケースに係止されるた
め、蓋体の下部材内でこれらの部材が飛び出したり配置
をくるわせることがなく上部材をかぶせることができ、
蓋体の組立作業が簡便でかつ効率的に行える。しかも組
立後上下部材間のすきまや載置上のずれもない、又係止
部材は下部材内の溝部に干渉や摩擦することがなく、ス
ムーズにスライドすることができ、本体の溝部にも干渉
や摩擦を生じることなく、蓋体を自在に開閉できる。
た、摺動部材のほぼ両端部にある弾性突起により係止幅
を広くして係止しているので摺動部材のがたつきが無
く、円滑に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例による小型電子機器の概略図
【図2】 摺動部材の組立取付を示す正面斜視図
【図3】 摺動部材の組立取付を示す背面斜視図
【図4】 摺動部材の取付状態を示す断面図
【図5】 摺動部材の取付状態を示す側面断面図
【図6】 本考案の他の実施例による小型電子機器の概
略図
【図7】 従来技術の1実施例を示す概略図
【図8】 従来技術の他の実施例を示す概略図
【符号の説明】
1.13 スライド 2.9.14 係止部材 3.16 本体 4 溝部 5.15 蓋体 5a 上部材 5b 下部材 5c 嵌合溝 6 摺動部材 7 コイルスプリング 8 収納区画 10 ロックケース 11 係止用突起 12 挿入用テーパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在で上下部材からなる小型電子機
    器の蓋体において、弾性部材により水平方向に付勢され
    た摺動部材と該摺動部材に嵌合し前記下部材の長孔を貫
    通する係止部材とが前記下部材に設けられたロックケー
    ス内に摺動自在に保持されており、該摺動保持機構は前
    記摺動部材に設けられた摺動方向とは直交する方向にス
    プリング力を有する弾性突起と、該弾性突起が係止する
    前記ロックケースに設けられた開口部とからなり、前記
    弾性突起は前記摺動部材の摺動方向における長さのほぼ
    両端に設けてあることを特徴とする小型電子機器の蓋
    体。
JP1991075435U 1991-09-19 1991-09-19 小型電子機器の蓋体 Expired - Lifetime JP2532425Y2 (ja)

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JPH0530921U JPH0530921U (ja) 1993-04-23
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