JP4188605B2 - 押しボタンユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のメータパネルに取付けられるリセットノブなどに好適な押しボタンユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車などのインストゥールメントパネルには、スピードメータやタコメータなどの各種計器類が取付けられたメータパネルが装着されており、スピードメータには、走行距離の累計を表示する距離計の他に、運転者が任意にリセットすることができるトリップメータと称される距離計が併設されている。
【0003】
従来、このリセットシャフトへのリセットノブの取付けは、メータパネルを装着する際にリセットシャフトをメータパネルの裏側から該パネルの孔に手探りで挿入し、パネルから突出した上記リセットシャフトにリセットノブを装着することにより行っていた。しかし、この方法では、メータパネルの装着時の作業が難しく、組付け作業性が悪いという問題があった。
【0004】
このため、特開平10−236185号には、リセットノブを予めメータパネルに取付けておき、メータパネルを取付けた状態でリセットノブを押すと、リセットノブに連接したシャフトが、上記リセットシャフトに当接してリセットシャフトを押すようにしたものが開示されている。
【0005】
このリセットノブ取付け構造では、リセットノブに連接したシャフトをメータパネルの孔に挿入する際に、リセットノブとメータパネルとの間にスプリングを介装してリセットノブを突出方向に付勢すると共に、メータパネルの裏側で上記シャフトに抜け止め部材を取付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平10−236185号のリセットノブ取付け構造においては、リセットノブを取付ける際のパーツ数が多く、部品管理が難しいという問題があった。
【0007】
また、メータパネル自体に、リセットノブの軸部をスライド可能に挿通するための軸受や、スプリングの受け部などを形成する必要があり、パネル加工が複雑となるという問題があった。
【0008】
更に、リセットノブをメータパネルの装着前にメータパネルに取付けておく必要があると共に、リセットノブのシャフトをメータパネルの孔に表側から差し込んで、裏側で抜け止め部材を装着しなければならないので、リセットノブのメータパネルへの取付け作業自体が煩雑であった。
【0009】
したがって、本発明の目的は、被取付けパネルへの取付け時のパーツ数が少なくてすみ、被取付けパネルの加工が容易であり、しかも被取付けパネルの表側から差し込むだけで取付けることができるボタンユニットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1は、シャフトが連接されたボタン部と、このボタン部の前記シャフトがスライド可能に挿通されると共に、被取付けパネルの取付け孔に係合する係合爪を設けた脚部を有するグロメットと、前記シャフトを前記グロメットに挿通した状態で、前記ボタン部を突出方向に付勢するスプリングと、前記ボタン部の前記グロメットに対する抜け止め手段とを備え、前記シャフトの途中に凹部が形成されており、前記ボタン部を押し込んだ状態で、前記凹部が前記グロメットの脚部の係合爪の内側に位置し、前記グロメットの脚部を取付け孔に挿入する際に、該係合爪が前記凹部内に入り込んで内側に撓むように構成されていることを特徴とする押しボタンユニットを提供するものである。
【0011】
上記発明によれば、例えば自動車のメータパネルなどの取付け孔に、押しボタンユニットのグロメットの脚部を挿入するだけで、グロメットの脚部がメータパネルの取付け孔に嵌合するので、押しボタンユニットをワンタッチで取付けることができる。
【0012】
また、押しボタンを取付けるのに必要な個々の部品を予めユニット化しておくことにより、取付け時のパーツ数を少なくして部品管理を容易にすることができると共に、被取付けパネルには取付け孔を設けるだけですむので、パネル加工を容易にすることができる。
【0013】
そして、常時は、スプリングによってボタン部が突出方向に付勢されており、このボタン部をスプリングに抗して押すことにより、ボタン部に連接されたシャフトがグロメットの脚部側から突出して、被取付けパネルの裏側に配置されたリセットシャフトなどの作動部材を連動させることができる。
【0015】
また、押しボタンユニットを被取付けパネルの取付け孔に挿入するとき、ボタン部を押し込むことにより、シャフトの凹部がグロメットの脚部内周に位置するので、グロメットの脚部がシャフトの凹部に入り込んで縮径し、取付け孔に脚部を挿通させて係合させることができる。また、押しボタンユニットを被取付けパネルの取付け孔に取付けると、スプリングによってボタン部が元の位置に復帰し、シャフトの凹部でない部分が脚部内周に位置するので、脚部が縮径できなくなり、取付け孔から外れることが防止される。
【0016】
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記シャフト先端が複数に分割された係合爪をなし、これらの係合爪が前記グロメットの開口縁に係合して抜け止めがなされると共に、これらの係合爪の間に、前記シャフトに連動すべき作動シャフトが挿入されるように構成されている押しボタンユニットを提供するものである。
【0017】
上記発明によれば、シャフト先端の係合爪がグロメットの開口縁に係合して抜け止めがなされる。また、被取付けパネルに装着した状態では、作動シャフトが係合爪の間に挿入されることによって、ボタン部のシャフトと作動シャフトとが確実に連動すると共に、係合爪が縮径できなくなるのでグロメットから外れるのを防止できる。
【0018】
本発明の第3は、前記シャフト先端に係止部が設けられ、この係止部に抜け止めプレートが係合しており、この抜け止めプレートの外径は、前記グロメットの挿通孔の内径よりも大きく、前記被取付けパネルの取付け孔の内径よりも小さい押しボタンユニットを提供するものである。
【0019】
上記発明によれば、シャフト先端に抜け止めプレートを設けたことにより、被取付けパネルの内側に配置されるリセットシャフト等の位置に多少のバラツキがあっても、抜け止めプレートが該リセットシャフト等に当るため、リセットシャフト等の位置決め精度に関する許容度を高めることができる。
【0020】
また、抜け止めプレートによってシャフトの抜け止めがなされるので、ボタン部に抜け止め用の係合孔等を設ける必要がなく、ボタン部の外観を良好にすることができる。
【0021】
更に、抜け止めプレートの外径は、グロメットの挿通孔の内径よりも大きいので、グロメットの挿通孔の開口部に係合してシャフトの抜け止め作用をなすと共に、被取付けパネルの取付け孔の内径よりも小さいので、被取付けパネルの表側から取付け孔に差し込むだけで取付けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1〜6には本発明による押しボタンユニットの一実施形態が示されている。図1は同押しボタンユニットの分解斜視図、図2は同押しボタンユニットの斜視図、図3は同押しボタンユニットを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)左側面図、(d)は(a)におけるA−A矢示線に沿った断面図、(e)は正面断面図、図4は同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔に取付ける工程の前半を示す断面図、図5は同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔に取付ける工程の後半を示す断面図、図6は同押しボタンユニットが適用されるメーターパネルを示す斜視図である。
【0023】
図6に示すように、自動車のインストゥールメントパネル10には、メータパネル11が取付けられており、このメータパネル11に、スピードメータ12、タコメータ13、燃料計14などが装着されている。そして、スピードメータ12には、図示しない走行距離の累計を表示する距離計や、運転者が任意にリセットすることができるトリップメータと称される距離計が取付けられている。このトリップメータのリセットノブとして、本発明による押しボタンユニット20が取付けられている。
【0024】
図1〜3に示すように、この押しボタンユニット20は、ボタン部30と、スプリング40と、グロメット50とで構成されている。ボタン部30及びグロメット50は、それぞれ合成樹脂の一体成形品からなり、スプリング40は、金属バネ材料からなっている。
【0025】
ボタン部30は、円筒キャップ状の本体31と、この本体31の閉塞端面から軸心方向に伸びて、本体31の開口部から突出するシャフト32とで構成されている。本体31の周壁の対向する2箇所には、軸方向に伸びる透孔33が形成されている。また、本体31の内周の1箇所には、軸方向に伸びるリブ34が形成されている。更に、シャフト32の途中には、外周の対向する箇所を切り欠いてなる凹部35が形成されている。更にまた、本体31の奥方にはシャフト32から放射状に伸びるリブからなるバネ座36(図3参照)が形成されている。
【0026】
スプリング40は、通常の圧縮コイルバネからなり、シャフト32の外周に装着されて、その一端はグロメット50の基端に係合し、他端はボタン部30の上記バネ座36に係合支持されている。
【0027】
グロメット50は、その中心にシャフト32の挿通孔51を有し、基端部外周の対向する2箇所に係合爪52が形成されている。係合爪52は、ボタン部30の本体31の前記透孔33に嵌入し、透孔33に沿ってスライド可能とされると共に、透孔33の端部に係合してグロメット50とボタン部30との抜け止め手段を構成している。
【0028】
グロメット50の中間部には、前記ボタン部30の本体31の開口縁に係合するフランジ部53が形成されている。フランジ部53より先端側は、全体として角筒状をなし、この対向する周壁に片持ち梁状に形成された係止爪54が設けられている。係止爪54の外周は、コ字状に形成されたスリット55をなし、外方から押圧力が作用すると、スリット55内に弾性的に撓むようになっている。なお、上記フランジ部53より先端側が本発明における脚部を構成している。
【0029】
ボタン部30は、そのシャフト32外周にスプリング40を装着し、シャフト32をグロメット50の挿通孔51の基端側から挿入し、グロメット50の係合爪52をボタン部本体31のスリット33に係合させることにより、グロメット50に組み付けられている。
【0030】
この状態で、ボタン部30は、スプリング40により、その本体31がグロメット50に対して突出する方向に常時付勢され、グロメット50の係合爪52が本体31のスリット33に係合して抜け止めされている。また、スプリング40に抗して本体31をグロメット50に対して押し込むと、シャフト32がグロメット50の先端(脚部側)から突出するようになっている。
【0031】
一方、図2に示すように、自動車のメータパネル11には、パネル裏面に向けて突出する円筒状の収容部15が形成され、この収容部15の内側に押しボタンユニット20を収容する凹部16が形成されている。更に、円筒状の収容部15の端面には、前記グロメット50の脚部が嵌着される取付け孔17が形成されている。
【0032】
次に、この押しボタンユニット20の使用方法について説明する。
この押しボタンユニット20は、自動車のメータパネル11を装着した後、その表側から凹部16に挿入するだけでワンタッチで取付けることができる。
【0033】
すなわち、図4(a)に示すように、押しボタンユニット20をメータパネル11の凹部16に挿入すると、グロメット50の係合爪54が取付け孔17に当接する。このとき、ボタン部30のシャフト32の凹部35でない部分が係合爪54の内側に位置しているので、係合爪54は内側に撓むことできず、取付け孔17内に挿入できない。
【0034】
その結果、図4(b)に示すように、ボタン部30がスプリング40に抗してグロメット50に押し込まれ、シャフト32がグロメット50の挿通孔51から突出する。そして、シャフト32の凹部35が係合爪54の内側に位置すると、図4(c)に示すように、係合爪54が凹部35内に入り込んで内側に撓み、グロメット50の脚部が取付け孔17内に挿入される。
【0035】
図5(a)に示すように、係合爪54が取付け孔17を通過すると、弾性復帰して拡開し、取付け孔17の裏側の開口縁に係合する。また、取付け孔17の表側の開口縁には、フランジ53が当接するので、取付け孔17の周縁を係合爪54とフランジ53とで挟持して、押しボタンユニット20がメータパネル11に固定される。このように押しボタンユニット20を取付け孔17に押し込むだけでワンタッチでメータパネル11に取付けることができる。
【0036】
その後、図5(b)に示すように、スプリング40の付勢力でシャフト32がスライドしてボタン部30が押出され、ボタン部30の頭部がメータパネル11からやや突出した状態で配置される。この状態では、シャフト32の凹部35でない部分が係合爪54の内側に配置されるので、係合爪54が内側に撓むことはなく、押しボタンユニット20が取付け孔17から外れることはない。
【0037】
なお、メータパネル11の裏側には、スピードメータ12の距離計をリセットするリセットスイッチの作動シャフトが配置されている。そして、ボタン部30を押すと、シャフト32がグロメット50の脚部先端から押出され、上記作動シャフトを押して距離計をリセットするようになっている。
【0038】
図7には、本発明の押しボタンユニットの他の実施形態が示されている。この実施形態では、ボタン部30のシャフト32先端面に、リセットスイッチ18の作動シャフト19を受け入れる凹部38が形成されている。これによって、押しボタンユニットのシャフト32と、リセットスイッチ18の作動シャフト19との係合を確実にすることができる。
【0039】
図8には、本発明の押しボタンユニットの更に他の実施形態が示されている。この実施形態では、ボタン部30のシャフト32先端に、2つに分かれた係合爪37、37が形成されている。これらの係合爪37、37は、シャフト32をグロメット50の貫通孔51に挿入するときには内側に撓んで挿入が可能となり、グロメット50の貫通孔51から突出すると、弾性復帰して拡径することにより貫通孔51の先端部開口縁に係合し、グロメット50に対するシャフト32の抜け止め手段として機能する。
【0040】
また、これらの係合爪37、37の間に、リセットスイッチ18の作動シャフト19を挿入することにより、押しボタンユニットのシャフト32と、リセットスイッチ18の作動シャフト19との係合を確実にすることができると共に、係合爪37、37が内側に撓むことを阻止して、シャフト32がグロメット50から抜けてしまうことを確実に防止することができる。
【0041】
図9には、本発明の押しボタンユニットの更に他の実施形態が示されている。この実施形態では、グロメット50の挿通孔51の脚部側先端内周51aが、開口部側に向けて広がるテーパ状をなしており、リセットスイッチ18の作動シャフト19先端が、上記グロメット50の内周51aに挿入されて、その内部に配設されたシャフト32先端に当接している。この態様においても、押しボタンユニットのシャフト32と、リセットスイッチ18の作動シャフト19との係合を確実にすることができる。
【0042】
図10〜15には、本発明の押しボタンユニットの更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同じ部分には同符合を付してその説明を省略することにする。
【0043】
この実施形態では、シャフト32の先端面32aに、軸方向に板状をなして突出する係止部60が設けられ、この係止部60は、その中間部両側に切欠き61が形成されている。
【0044】
この係止部60に対応して、抜け止めプレート65が設けられている。抜け止めプレート65は、図13に示すように、正方形のフランジ部66と、このフランジ部66の裏面側に突設されたボス部67と、このボス部67の中心に形成された孔68を有している。孔68の中間部内周には、孔68の内壁の対向する部分から突出するリブ69、69が形成され、これらのリブ69、69の間にスリット70が設けられている。また、リブ69、69の前面には、スリット70の中心に対して回転対象な位置に突起71が形成されている。
【0045】
フランジ部66の外径(この実施形態の場合は正方形の一辺の長さ)aは、グロメット50の挿通孔の内径bよりも大きく、かつ、メータパネル11の取付け孔17の内径cよりも小さくなるように形成されている(図10、11参照)。
【0046】
また、ボタン部30のシャフト32の係止部60を、シャフト抜け止めプレート65の孔68に挿入すると、シャフト32の端面32aがボス部67の端面に当接するようになっており、その状態で、係止部60の切欠き61が、孔68内周に形成したリブ69に整合するようになっている。
【0047】
したがって、この押しボタンユニット20aは、図10に示すように、スプリング40をシャフト32外周に配置した状態で、シャフト32をグロメット50の挿通孔51に挿入し、挿通孔51の前方からシャフト32を突出させる。そして、シャフト32先端の係止部60を抜け止めプレート65の孔68に挿入し、更に係止部60の先端を孔68のスリット70に挿通すると、シャフト32の端面32aがボス部67の端面に当接する。
【0048】
その状態で、抜け止めプレート65を、シャフト32に対して相対的に回動させると、係止部60の切欠き61に孔68のリブ69が嵌入するので、抜け止めプレート65をシャフト32に係合することができる。なお、係止部60がリブ69の突起71に係合した位置で回転が停止するので、作業者は係合が確実になされたことを知ることができる。
【0049】
したがって、この押しボタンユニット20aでは、シャフト32が、スプリング40の付勢力でグロメット50の挿通孔51から押出されるとき、抜け止めプレート65がグロメット50の先端に係合するので、シャフト32の抜け止めすることができる。
【0050】
また、図10、12に示すように、ボタン部30の本体31の内周には、軸方向に沿ってリブ72が形成され、グロメット50の基部外周には、軸方向に沿って溝59が形成されており、グロメット50の基部をボタン部30の内周に挿入したとき、リブ72が溝59に嵌入して、ボタン部30とグロメット50との間で回り止めがなされる。
【0051】
また、図14、15に示されるように、この押しボタンユニット20aをメータパネル11の凹部16に挿入し、凹部16内底に形成された取付け孔17に、抜け止めプレート65が装着された方の端部を挿入すると、抜け止めプレート65の外径が取付け孔17の内径よりも小さくされているので、メータパネル11の前面から取付け孔17に差し込むことができる。
【0052】
そして、図14、15の工程(a)〜(e)に従って、グロメット50の係合爪54が取付け孔17の内方の開口縁部に係合し、押しボタンユニット20等をワンタッチで取付けることができる。この取付け時の係合爪54等の作用は、基本的に前記実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0053】
こうして、押しボタンユニット20をメータパネル11に装着すると、メータパネル11の内側に配置された図示しないメータ等のリセットスイッチが配置されていて、リセットスイッチは、上記押しボタンユニット20のシャフト32先端で押すことができる。このとき、シャフト32の先端に取付けられた抜け止めプレート65が、比較的広い面積を有しているので、リセットスイッチ等の位置が多少ずれていても押しボタンユニット20で押すことができる。したがって、リセットスイッチ等の位置決め精度に許容度をもたさせることができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被取付けパネルの表側から該パネルの取付け孔に、押しボタンユニットのグロメットの脚部を挿入するだけで、グロメットの脚部がメータパネルの取付け孔に嵌合するので、押しボタンユニットをワンタッチで取付けることができる。また、押しボタンを取付けるのに必要な個々の部品を予めユニット化しておくことにより、取付け時のパーツ数を少なくして部品管理を容易にすることができると共に、被取付けパネルには取付け孔を設けるだけですむので、パネル加工を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による押しボタンユニットの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同押しボタンユニットの斜視図である。
【図3】同押しボタンユニットを示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)左側面図、(d)は(a)におけるA−A矢示線に沿った断面図、(e)は正面断面図である。
【図4】同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔に取付ける工程の前半を示す断面図である。
【図5】同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔に取付ける工程の後半を示す断面図である。
【図6】同押しボタンユニットが適用されるメーターパネルを示す斜視図である。
【図7】本発明による押しボタンユニットの他の実施形態を示す断面図である。
【図8】本発明による押しボタンユニットの更に他の実施形態を示す断面図である。
【図9】本発明による押しボタンユニットの更に他の実施形態を示す断面図である。
【図10】本発明による押しボタンユニットの更に他の実施形態を示す分解斜視図である。
【図11】同押しボタンユニットの斜視図である。
【図12】同押しボタンユニットを示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)左側面図、(d)は(a)におけるA−A矢示線に沿った断面図、(e)は正面断面図である。
【図13】同押しボタンユニットに用いられる抜け止めプレートを示す図であり、(a)は背面図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は(c)におけるB−B矢示線に沿った断面図である。
【図14】同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔に取付ける工程の前半を示す断面図である。
【図15】同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔に取付ける工程の後半を示す断面図である。
【符号の説明】
11 メータパネル
16 凹部
17 取付け孔
18 リセットスイッチ
19 作動シャフト
20 押しボタンユニット
30 ボタン部
31 本体
32 シャフト
33 透孔
35 凹部
36 凹部
37 係合爪
40 スプリング
50 グロメット
51 挿通孔
52 係合爪
53 フランジ
54 係合爪
60 係止部
61 切欠き
65 抜け止めプレート
67 ボス部
68 孔
69 リブ
70 スリット

Claims (3)

  1. シャフトが連接されたボタン部と、このボタン部の前記シャフトがスライド可能に挿通されると共に、被取付けパネルの取付け孔に係合する係合爪を設けた脚部を有するグロメットと、前記シャフトを前記グロメットに挿通した状態で、前記ボタン部を突出方向に付勢するスプリングと、前記ボタン部の前記グロメットに対する抜け止め手段とを備え、
    前記シャフトの途中に凹部が形成されており、前記ボタン部を押し込んだ状態で、前記凹部が前記グロメットの脚部の係合爪の内側に位置し、前記グロメットの脚部を取付け孔に挿入する際に、該係合爪が前記凹部内に入り込んで内側に撓むように構成されていることを特徴とする押しボタンユニット。
  2. 前記シャフト先端が複数に分割された係合爪をなし、これらの係合爪が前記グロメットの開口縁に係合して抜け止めがなされると共に、これらの係合爪の間に、前記シャフトに連動すべき作動シャフトが挿入されるように構成されている請求項1記載の押しボタンユニット。
  3. 前記シャフト先端に係止部が設けられ、この係止部に抜け止めプレートが係合しており、この抜け止めプレートの外径は、前記グロメットの挿通孔の内径よりも大きく、前記被取付けパネルの取付け孔の内径よりも小さい請求項1記載の押しボタンユニット。
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