JP2003182436A - アシストグリップの取付構造 - Google Patents

アシストグリップの取付構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリップ本体1の取付座6,7に、車体パネ
ルPの取付孔55に挿入される一対の係止片53,54
を設け、該係止片53,54の先端側を取付孔55に挿
入するようにしたアシストグリップGの取付構造におい
て、取付座6,7のデザインによらず、組付作業性を良
好にする。 【解決手段】 取付座6,7の各固定部8を、車室側か
ら見て略U字状断面を有する筒状に形成し、その内方に
一対の係止片53,54を設ける。該係止片53,54
は固定部8の形状に対応させて、グリップ本体1の長手
方向の長さが異なる長尺係止片53と短尺係止片54と
し、それぞれの先端側に係止爪部56,57を設ける。
短尺係止片54の基端側には長尺係止片53側の側面5
4aから膨出する厚肉部75を形成する一方、長尺係止
片53の先端側には薄肉部76を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内に装着され
るアシストグリップの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のアシストグリップの
取付構造として、例えば、特開2000−124022
号公報に開示されるように、グリップ本体の取付座を自
動車の車体パネル(固定体)に固定するものにおいて、
その取付座に車体パネルの取付孔へ挿入する一対の係止
片を設ける構造が知られている。このものでは、一対の
係止片を取付孔の車室側に位置付けてから挿入方向に押
しつけると、係止片の先端側に設けた爪部が取付孔の周
縁部から押されて互いに近接するように係止片全体が撓
み、爪部が取付孔を通過した後に係止片が元に戻って、
その爪部が取付孔周縁部に係止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、車両
の内装デザインの要求によって、アシストグリップにお
いてもその取付座のデザインが上記従来例に開示されて
いる矩形箱状のものから曲面を用いたものへと変化して
いる。すなわち、取付座を車室側から見たときの形状が
例えば略U字状とされていて、その取付座の内方におい
て一対の係止片が該取付座の幅の広い側と狭い側とにそ
れぞれ配設されているような場合には、そのことに対応
させて狭い側に位置する係止片の幅方向の寸法を短くし
なければならない。つまり、取付座のデザインによっ
て、一対の係止片の幅方向の寸法が互いに異なってしま
う。
【0004】このように一対の係止片の幅方向の寸法を
異ならせると、取付孔への挿入の際に、幅方向の寸法の
短い方が撓み易く先に挿入されてしまうことがあり、こ
のようになると、取付座全体が傾いて他方の係止片の挿
入が困難となる。
【0005】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、アシストグリップの
取付座に、固定体の取付孔に挿入される一対の係止片を
設け、該係止片の先端側の係止部を取付孔に挿入してそ
の周縁部に係止させるようにするものにおいて、係止片
の形状に工夫を凝らして、取付座のデザインによらずア
シストグリップの組付作業性を良好にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の解決手段では、アシストグリップの取付座
にその取付座の形状に対応させてグリップ本体の長手方
向の長さが互いに異なる一対の係止片を設けて、該係止
片の取付孔への挿入時に互いに略同じ撓み量となるよう
に短尺係止片の基端側を長尺係止片よりも厚肉に形成し
た。
【0007】具体的には、請求項1の発明では、アシス
トグリップのグリップ本体を固定体に取り付ける取付座
と、該固定体の取付孔へ挿入されるように上記取付座か
ら一体にかつ互いに離間して延びる一対の係止片とを備
え、該係止片の先端側の係止部を固定体の取付孔へ挿入
するとともに、係止片の上記取付座側から該係止片の間
にロックピンを挿入して係止片の先端を上記取付孔の周
縁部に係止させるようにしたアシストグリップの取付構
造を前提とする。そして、上記一対の係止片を、グリッ
プ本体の長手方向の長さが互いに相異する短尺係止片と
長尺係止片とからなるものとし、上記短尺係止片の基端
側を長尺係止片の基端側よりも厚肉に形成するものとす
る。
【0008】この構成によれば、グリップ本体に設けた
取付座の係止片を固定体の取付孔に挿入する際には、ま
ず、取付孔周縁部によって係止片先端側の係止部が互い
に近接するように押されて係止片が撓み、係止部が取付
孔を通過する。このとき、例えば取付座の形状が、グリ
ップ本体からその長手方向と直交する方向へ離れるほど
幅(グリップ本体の長手方向の幅)が狭くなるような形
状とされている場合には、一対の係止片はその形状に対
応させてグリップ本体の長手方向の長さの相異する短尺
係止片と長尺係止片とで形成される。このとき、その長
さの相異に対応して短尺係止片の基端側を長尺係止片の
基端側よりも厚肉に形成することで、挿入時に一対の係
止片は略同じ量だけ撓むようになる。すなわち、アシス
トグリップの取付座のデザインによって一対の係止片の
グリップ本体長手方向の寸法が互いに異なっていても、
取付孔への挿入時には係止片の係止部が略同様に取付孔
を通過するので、そのときに取付座が傾くことはなく、
もって、取付座のデザインによらず組付作業性を良好に
することができる。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記短尺係止片の基端側には、長尺係止片と対向
する面から長尺係止片側へ膨出する厚肉部を形成するも
のとする。すなわち、取付座の成形時に短尺係止片と長
尺係止片との間に位置する成形型の突出部は、両係止片
がロックピンの形状に対応する寸法だけ離間しているの
でその方向の厚みを十分に確保できる。言い換えると、
両係止片の間に位置する成形型の突出部の形状設定は比
較的、自由に行うことができる。そこで、この発明で
は、厚肉部を短尺係止片の長尺係止片と対向する面に設
けて、上記成形型の形状設定の自由度が高い部分によっ
て成形するようにしているので、取付座の成形を容易に
行うことができる。
【0010】請求項3の発明では、請求項1または2の
いずれかの発明において、上記短尺係止片及び長尺係止
片の各係止部を、互いに離反する方向に突出する爪部と
し、上記長尺係止片の爪部の肉厚を短尺係止片よりも薄
肉に形成するものとする。このことで、一対の係止片の
挿入時に、その先端側の爪部が取付孔周縁部から押され
た際、両係止片は先端側から基端側に亘って全体が略同
じ撓み量となるので、より容易に係止片の挿入を行うこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図7は、本発明の実施形態
に係る回動型の格納式アシストグリップGを示し、この
アシストグリップGは、主としてグリップ本体1と一対
の取付座6,7とからなるものである。上記グリップ本
体1は例えばPP(ポリプロピレン樹脂)等からなる長
尺状のもので、図1に示すように、本体部の長手方向両
端部が湾曲されて略コ字状をなし、その長手方向の両端
部である左右両端部がそれぞれ脚部1a,1bとされて
いて、この左右の両脚部1a,1bにて例えば固定体と
しての車体パネルPに固定された取付座6,7に対し回
動可能に軸支されている。そして、グリップ本体1は、
その長手方向が車体の前後方向と略一致するように上記
車体パネルPに取り付けられている。
【0012】上記車体パネルPは、図例では車両におけ
る車室内の側壁をなすものであり、上記のような各脚部
1a,1bでの軸支構造によりグリップ本体1が使用位
置及び格納位置の間で回動して、図2に示すように格納
位置にあるときにはグリップ本体1は車体パネルPに沿
った状態となる一方、図1、3に示すように使用位置に
あるときには、グリップ本体1はその中間部が車室内方
に突出して水平面からやや斜め下方に向いた状態とな
る。
【0013】そして、上記図2に示すようにグリップ本
体1が格納位置にあるときに、その各脚部1a,1bの
外面(車体パネルPに対向する面)には、該外面側が開
口するように、それぞれ、グリップ本体1の脚部1a,
1bの先端面、即ち同図の下端面から図の上側に向かっ
て略矩形状に切り欠いてなる切欠部が形成されていて、
この各切欠部がそれぞれグリップ本体1の格納状態で取
付座6,7の一部分を収容する収容部2,2となる。ま
た、詳しくは後述するが、グリップ本体1の一方の脚部
1a(図1において左側の脚部)と一方の取付座6との
間には、グリップ本体1の回動に粘性抵抗を付与する粘
性ダンパ16が一体的に設けられ、一方、他方の脚部1
b(図1において右側の脚部)と他方の取付座7との間
には、グリップ本体1を格納位置に向かうように回動付
勢する捩りコイルばね17が配設されている。
【0014】すなわち、図4及び図5に示すグリップ本
体1の脚部1aにおいて、収容部2の左右方向(グリッ
プ本体1の長手方向)に対向する2つの側壁のうち、グ
リップ本体1の左右中央に近い側に位置する内側側壁
(図1で右側のもの)は軸受部3として形成され、この
軸受部3の内側(収容部2側)面には有底の円形穴から
なる軸受穴4が形成されている。一方、グリップ本体1
の左右中央から遠い側に位置する外側側壁3a(図1で
左側のもの)には、該側壁3aをその厚み方向(図の左
右方向)に貫通するようにスペーサ装着孔5が形成され
ている。このスペーサ装着孔5は、図1に示すように、
グリップ本体1の長手方向からのグリップ本体1の脚部
1aの外観視(図1において左側からグリップ本体1の
上記側壁3aを見た状態)において略半円形状とされて
いて、その半円形状の中心位置が上記軸受穴4の中心線
(軸線X)に一致するように形成されている。
【0015】そして、上記一方の脚部1aの収容部2に
は、上記取付座6の一部が配置収容されている。この取
付座6は、例えばPOM(ポリアセタール樹脂)等から
なる樹脂材料によって射出形成され、車室側から車体パ
ネルP側へ貫通する筒状の固定部8を有している。ま
た、詳細は後述するが、上記取付座6の車室側には固定
部8の一側壁(図4における下側壁)と一体に支持部1
1が形成されている。
【0016】上記固定部8は、図5に示すように平面視
で取付座6の支持部11に近い側の幅が広く、その反対
側へ向かって徐々に狭くなるような略U字状とされてお
り、この固定部8の内方には、その内周面における車室
側に一体に形成されてそこから車体パネルPの取付孔5
5に挿入されるように互いに離間して延びる一対の係止
片53,54が設けられている。この一対の係止片5
3,54は、基端が固定部8の車室側端面よりも僅かに
車体パネルP側に位置しているとともに、全体がグリッ
プ本体1の長手方向に沿ってかつ車体パネルPに対して
略垂直に延びている。尚、この一対の係止片53,54
のうち、支持部11側に位置する係止片53を第1係止
片とし、他方、即ち上記固定部8の形状の幅が狭い側に
位置する係止片54を第2係止片としており、その固定
部8の形状に対応して第2係止片54の方が幅方向(グ
リップ本体1の長手方向)の寸法が短く形成されてい
る。
【0017】上記第1及び第2係止片53,54はとも
に略矩形の板状とされていて、それぞれの先端側には上
記車体パネルPの取付孔55の周縁部に係止する係止爪
部56,57が形成されている。第1係止片53側の係
止爪部56は、該第1係止片53の先端からその基端側
(車室側)へ向かって係止片53の側面から遠ざかるよ
うに傾斜する先端側傾斜面と、この先端側傾斜面に連な
って係止片53の基端側へ向かって該係止片53の側面
に近接するように傾斜する基端側傾斜面とを有する。
尚、第2係止片54の係止爪部57も同様に、先端側傾
斜面と基端側傾斜面とを有する。
【0018】第1係止片53の第2係止片54と対向す
る側面53aには、図19(a)に示すように、上記係
止爪部56に対応する位置に断面三角形状に突出した一
対の固定位置係合部58,58が係止片53の幅方向
(グリップ本体1の長手方向)に離間して形成されてお
り、詳細は後述するが、この固定位置係合部58,58
によって、完全に挿入された状態のロックピン60、即
ち、取付座7を車体パネルPに固定する位置(本固定位
置)まで挿入されたロックピン60が保持されるように
なっている。また、上記側面53aにおける第1係止片
53の基端側には、上記固定位置係合部58,58と同
様な断面形状を有する仮保持位置係合部61が第1係止
片53の幅方向中央部分にその幅方向に長く形成されて
おり、この仮保持位置係合部61によって、上記ロック
ピン60が完全に挿入される手前の仮保持位置で保持さ
れる。
【0019】また、第2係止片54の第1係止片53と
対向する側面54aには、図19(b)に示すように、
上記第1係止片53の固定位置係合部58,58に対応
して同形状の固定位置係合部62,62が形成されてお
り、上記固定位置係合部58,58と同様に、固定位置
係合部62,62によっても本固定位置まで挿入された
ロックピン60が保持される。一方、この側面54aの
基端側には、上記第1係止片53の仮保持位置係合部6
1と対向して矩形断面の一対の突出部63,63が第2
係止片54の幅方向(グリップ本体1の長手方向)に離
間して形成されている。
【0020】一方、上記固定部8の車体パネルP側に
は、該車体パネルPに沿うように延びるフランジ50が
一体に形成されていて、該フランジ50の車体パネルP
側の面にはそれぞれ係止片53,54の幅方向に延びる
一対のパネル押さえ部51,51が突設されている。こ
のパネル押さえ部51,51は、それぞれ係止爪部5
3,54に近接していて、取付座6,7の取付時に車体
パネルPにおける取付孔55周縁部に車室側から当接し
て車体パネルPを補強するようになっている。
【0021】また、取付座6,7は樹脂射出成形品であ
るから、上記のように係止片53,54とパネル押さえ
部51,51との隙間が小さいと、この部分に対応する
成形型の突出部の形状設定は強度上自由に行えず、この
部分に成形型の薄肉部を形成するようにすることは極め
て困難である。これに対して、この実施形態では、厚肉
部75をロックピン60の厚みに対応して係止片53と
離れている係止片54の側面54aに設けているので、
成形型の形状設定の自由度が高い部分によって容易に成
形できる。
【0022】上記ロックピン60は、図14〜図17に
示すように、固定部8の車室側開口8bを塞ぐキャップ
部64と該キャップ部64の裏面側から突出して第1及
び第2係止片53,54の間に挿入されるように延びる
矩形板状のピン部65とからなる。上記キャップ部64
は、固定部8の車室側端面の外形状に対応する形状に形
成されていて、該キャップ部64の車体パネルP側の面
の外周寄りの部位には、その外周側よりも内方の部分全
体が僅かに膨出した段部64aが形成されている。すな
わち、ロックピン60を本固定位置まで挿入したとき
に、キャップ部64の外周側の部分が固定部8の車室側
端面の外周側に当接する一方、キャップ部64の内方の
部分が上記係止片53,54の基端面に当接する。つま
り、キャップ部64が固定部8の車室側端部に嵌合する
ようになっている。
【0023】一方、ロックピン60のピン部65は、係
止片53,54と略平行に該係止片53,54の先端側
へ向かって延びるように形成されている。図15に示す
ように、上記ピン部65の幅方向(グリップ本体1の長
手方向)の両端部には、それぞれ第1係止片53側の側
面65aから突出する矩形断面のリブ66,66が設け
られている。該リブ66,66の突出方向の先端面は、
ピン部側面65aと略平行な平坦面とされていて、ロッ
クピン60の挿入時には、この先端面が第1係止片53
の側面53aに摺接するようになっている。このリブ6
6,66はピン部65の基端側において上記蓋部64に
連繋する一方、ピン部65の先端側においてピン部側面
65aから膨出した連繋部67によって互いに連繋され
ている。該連繋部67のピン部65先端部分には断面V
字状の溝部67aがピン部65の幅方向両端に亘って形
成されている。
【0024】また、図16に示すように、ピン部65の
第2係止片54側の側面65bにも、上記第1係止片5
3側の側面65aのリブ66,66と同様なリブ68,
68が設けられていて、ロックピン60の挿入時には、
このリブ68,68の突出方向の先端面が第2係止片5
4の側面54aに摺接するようになっている。このリブ
68,68のピン部65先端側には上記溝部67aと同
様な断面を有する切欠部70が形成されており、さらに
このリブ68,68の先端部にはその先端側ほどピン部
側面65bに近接する傾斜面が形成されている。そし
て、ピン部65における第1係止片53側のリブ66の
突出方向先端から第2係止片54側のリブ68の突出方
向先端までの寸法は、上記2つの係止片53,54の離
間距離と略同じとされている。
【0025】また、図17にも示すように、ピン部65
の側面65bにおける基端と先端との略中央部には段差
部69が形成されていて、これによって、ピン部65の
第2係止片54側の側面65bは、その基端からピン部
65の長手方向の略中央部までの部分がそこから先端ま
での部分よりもピン部65の他方の側面65a側に位置
するような段差面65cとされている。
【0026】また、ピン部65の幅方向(グリップ本体
1の長手方向)の両側面65d,65dには、図20に
示すように、それぞれピン部65の基端側から先端側に
亘って突条部71,71が形成されており、ロックピン
60の挿入の際、この突条部71,71が上記固定部8
の第1及び第2係止片53,54の間に設けられたガイ
ド部72,72(図11、図12及び図19参照)に摺
接して案内されるようになっている。
【0027】上記ロックピン60の各突条部71は、そ
の表面が円弧面とされているとともに、ピン部65の先
端側ほど突出高さ及び幅の各寸法が小さくなっており、
このうちの基端側の突出高さの寸法は、ロックピン60
を本固定位置に挿入したときに、上記ガイド部72に当
接してロックピン60のキャップ部64と固定部8の車
室側端面とが一致するように設定されている。
【0028】一方、各ガイド部72は、固定部8の車室
側端面近傍から車体パネルP側へ固定部8の略中央部ま
で直線的に延びるリブ72aと、このリブ72aの車体
パネルP側端部に連なって第1係止片53と第2係止片
54とを繋ぐように延びるリブ72bとからなる。各リ
ブ72aの突出方向の先端面における車室側端部は車室
側ほど固定部8の内周面に近接するように傾斜する傾斜
面とされる一方、この傾斜面よりも車体パネルP側は固
定部8の内周面と略平行な面とされている。
【0029】図5及び図6に示すように、上記取付座6
の支持部11は全体として左右方向(グリップ本体1の
長手方向)に長い有底円筒形状をなし、その左右方向の
両側面のうち、グリップ本体1の軸受部3に対向する一
方の側面には該側面から突出する支軸12が一体に形成
されていて、この支軸12の先端部が上記軸受部3の軸
受穴4に回動可能に嵌挿されている。このことで、グリ
ップ本体1は脚部1aの軸受部3にて取付座6の支軸1
2に回動可能に支持されている。
【0030】一方、上記取付座6の支持部11の他方の
側面には、上記支軸12側に向かって内径が次第に小さ
くなるテーパ穴からなる有底の凹部13が上記支軸12
と同心状に形成されるとともに、この凹部13の底部1
3bからその開口側に向かって、上記支軸12と同心状
に延びる先細りテーパ形状の嵌入軸14が設けられてい
る。換言すれば、上記凹部13は上記収容部2の上記外
側側壁3a側に開放されている。また、脚部1aのスペ
ーサ装着孔5には略有底筒形状のスペーサ18が回動不
能に取付固定されていて、このスペーサ18の先端部が
上記支持部11の凹部13内に回動可能に挿入されてい
る。すなわち、スペーサ18の先端部は、先細りテーパ
形状の挿入部19と、この挿入部19の基端側に段差状
に連続する相対的に大径の大径部20とからなり、挿入
部19は支持部11の凹部13内に挿入されて、その挿
入状態で挿入部19外周面と凹部13内周面との間に略
一定の隙間が形成されるようになっている。
【0031】また、上記大径部20は支持部11の凹部
13の開口部13aに嵌合されており、この大径部20
により凹部13の開口部13aを相対回転可能とすると
ともに、上記スペーサ18の大径部20と凹部13の開
口部13aとの間にはOリング21が介在され、後述す
る上記挿入部19外周面と凹部13内周面との間の隙
間、及び嵌入部29内周面と支持部11の嵌入軸14外
周面との間の隙間に充填された粘性剤Lの流出を防止し
ている。
【0032】上記スペーサ18の基端部22は、その外
径形状が上述の上記グリップ本体1の脚部1aにおける
スペーサ装着孔5と略同じ形状とされ、この基端部22
がスペーサ装着孔5に内嵌合されて、脚部1aの上記外
側側壁3aに対するスペーサ18の軸線回りの回動を阻
止するように、すなわちグリップ本体1と一体となって
回動するようになっている。
【0033】また、スペーサ18の基端部22と挿入部
19との間を繋ぐスペーサ18の中間部分は、各々軸線
X方向に延びる4つの中間連繋部23,24,25,2
6(23,24は図5に、また23,25,26は図6
にそれぞれ示す)からなり、該各中間連繋部23,2
4,…の外周部には、スペーサ18の直径方向に対向し
た位置に互いに対をなす抜止め用爪27が突設されてい
る。そして、スペーサ18をスペーサ装着孔5に挿通し
たときに、上記抜止め用爪27,27,…が脚部1aの
収容部2の上記外側側壁3a側面に係止されて、スペー
サ18のスペーサ装着孔5からの抜けを防止するように
なっている。
【0034】さらに、上記スペーサ18の挿入部19の
内部には、その先端面から基端側に向かって基端側が小
径のテーパ状の有底穴からなる嵌入部29が形成されて
いる。この嵌入部29の内部には、スペーサ18が回転
可能となるように上記支持部11の嵌入軸14が嵌入さ
れるようになっており、この嵌入状態で、嵌入軸14の
外周面と嵌入部29の内周面との間に隙間が形成される
とともに、該嵌入軸14の先端面と嵌入部29の底面2
9aとの間にも隙間が形成される。そして、それらの隙
間同士が互いに連通するとともに、スペーサ18の挿入
部19の先端面と凹部13の底面13bとの間の隙間を
介して該挿入部19の外周面と凹部13の内周面との間
の隙間にも連通していて、このように連続する4つの隙
間に例えばシリコン等の高粘度(100000cps以
上が望ましい)の粘性剤Lが充填されている。これによ
り、グリップ本体1の回動に粘性抵抗を付与する粘性ダ
ンパ16が構成される。
【0035】ここで、上記図5、6に示すようにスペー
サ18先端側の挿入部19が支持部11の凹部13内に
挿入されて、その挿入部19内の嵌入部29に上記支持
部11の嵌入軸14が嵌入された状態で、スペーサ18
の挿入部19の先端面と支持部11の凹部13の底面1
3bとの間の隙間αは、該スペーサ18の挿入部19に
おける嵌入部29の底面29aと嵌入軸14の先端面と
の間の隙間βよりも大きくなっている。言い換えると、
上記スペーサ18の長さ、嵌入部29の深さ、支持部1
1の凹部13の深さ、嵌入軸14の長さ等の寸法、及び
それら各部の相互の位置関係は、上記隙間αが隙間βよ
りも大きくなるように設定されており、詳しくは後述す
るが、このことで、取付座6へのスペーサ18の取り付
けの際、それらの隙間に空気が残存するのを阻止するこ
とができる。
【0036】一方、他方の取付座7は、図2、3、7に
示すように、グリップ本体1の脚部1bに対する支持構
造のみが上記取付座6とは異なっていて、この支持部7
は別体の支持軸31により軸支されている。以下の説明
では、上記取付座7において取付座6と同様の構成の部
分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略
する。そして、上記脚部1bでは、図7に示すように収
容部2の左右両側壁(グリップ本体1の長手方向に対向
する2つの側壁)がいずれも軸受部3,3とされてい
て、図で左側の軸受部3の内面には有底状の軸受穴4a
が、また右側の軸受部3には貫通状の軸受孔30がそれ
ぞれ同心状に形成されている。
【0037】上記取付座7には、取付座6の支持部11
と同様にして固定部8と一体に支持部32が形成されて
いる。この支持部32は、全体として左右方向(グリッ
プ本体1の長手方向)に長い略円筒形状のもので、その
左右両側の壁部にはそれぞれ軸挿通孔33,34(図7
にのみ示す)が同心状に貫通形成されている。そして、
それら両軸挿通孔33,34に支持軸31が貫通支持さ
れ、この支持軸31の両端部がそれぞれ支持部32の左
右両側から外方に突出して、上記収容部2を形成する軸
受部3,3の軸受穴4a及び軸受孔30に嵌挿されてい
る。この構成により、取付座7の支持部32に対してグ
リップ本体1が支持軸31によりその中心線(軸線X)
の周りに回動可能に支持されている。
【0038】また、上記支持軸31の長さ方向中間部の
周りには捩りコイルばね17が配置されている。すなわ
ち、上記取付座7の支持部32の内部にはグリップ本体
1の長手方向に長い断面略円形のコイルばね収納空間3
2aが形成されていて、この収納空間32aに捩りコイ
ルばね17が収納されている。換言すれば、上記取付座
7の支持部32は、捩りコイルばね17を収納するコイ
ルばね体収納部である。また、上記支持部32内の収納
空間32aの長さ方向の寸法は捩りコイルばね17の長
さよりも大きく、一方、収納空間32aの径方向の寸法
は捩りコイルばね17の直径よりも若干、大きく形成さ
れており、このことで、捩りコイルばね17は、その中
心線が軸線Xと略一致する状態で収納空間32a内をそ
の長さ方向に移動可能となっている。
【0039】より詳しくは、上記支持部32の周壁に
は、取付座7の車体パネルPへの固定状態で下向きとな
る所定の範囲に亘ってコイルばね挿入口35が開設され
るとともに、該コイルばね挿入口35とは反対側の周壁
を貫通して周方向に延びる第1スリット36と、この第
1スリット36に連続して支持部32の長さ方向(グリ
ップ本体1の長手方向)に延びる第2スリット37とが
形成されている。すなわち、図8に示すように捩りコイ
ルばね17の挿入方向から見ると、コイルばね挿入口3
5は略矩形状とされ、その長さ方向及び幅方向について
コイルばね収納空間32aと略同じ大きさとされてい
る。
【0040】また、上記第1スリット36は、取付座7
において固定部8との境界壁となる支持部32の周壁を
該支持部32内の収納空間32a(コイルばね収納部の
内側)から固定部8の内部(コイルばね収納部の外側)
まで貫通するとともに、支持部32の一方の側壁(図8
の左側壁)の内面(収容空間32aに臨む面)に沿って
周方向(図8の上下方向)に延びている。また、第2ス
リット37は、上記第1スリット36の端部(図8の上
端部)から支持部32の長さ方向の中間部まで延びてい
て、該第1スリット36と同様に支持部32の周壁を貫
通するとともに、収納空間32aから固定部8側に向か
って開口幅(図8の上下方向の幅)が徐々に狭まるテー
パ状とされている。そして、上記第1及び第2スリット
36,37は、コイルばねの挿入方向から見ると、互い
に連続して略L字状をなしている。
【0041】上記捩りコイルばね17は、その長さ方向
一端部(図7の左側の端部)の外周から線材が外方に延
長されてなる延長部17aを有し、この延長部17aの
先端側が折り曲げられて折曲部17bが形成されてい
る。この折曲部17bの長さは第1スリット36の長さ
(図8の上下方向の長さ)よりも短くされていて、捩り
コイルばね17を支持部32の長さ方向一側(図7、8
の左側)に寄せた状態でコイルばね挿入口35に挿入し
たときに、折曲部17bが容易に第1スリット36を通
過するようになっている。また、上記捩りコイルばね1
7は、その長さ方向の他端部(図7の右側の端部)を支
持部32の右側壁内面に接近した状態(収納位置)で収
納空間32aに収納されており、この状態では該捩りコ
イルばね17の延長部17aは第2スリット37を貫通
し、その先端側の折曲部17bが固定部8の上記空間部
8a内において第2スリット37の周縁部に係止されて
いる。
【0042】また、上記捩りコイルばね17の他端部の
外周からも線材が外方に延長されて延長部17cとされ
ており、この延長部17cは、グリップ本体1の収容部
2の内底壁(図2で下側の壁)に形成した溝部38に係
止されている。そして、捩りコイルばね17の捩り力に
よって、グリップ本体1は常時は格納位置に位置付けら
れるように使用位置から格納位置に向かう方向(図2〜
4で反時計回り方向)に回動付勢されている。
【0043】尚、上記図2〜4にそれぞれ示すように、
上記グリップ本体1の各脚部1a,1bの先端側におけ
る収容部2の開口端部には、それぞれ当たり部39が形
成されており、一方、各取付座6,7の固定部8にはそ
れぞれ上記当たり部39に当接可能なストッパ部40が
形成されている。そして、グリップ本体1が格納位置か
ら使用位置に回動したときにその両方の脚部1a,1b
の当たり部39がそれぞれ取付座6のストッパ部40に
当接することで、グリップ本体1は、それ以上の回動が
規制されて使用位置に停止される。
【0044】次に、上述の如き構成のアシストグリップ
Gの組み立て手順について説明する。まず、取付座6に
ついては、その支軸12をグリップ本体1の脚部1aに
おける軸受部3の軸受穴4に嵌挿して、支持部11を収
容部2内に収容し、次いで、グリップ本体1の脚部1a
におけるスペーサ装着孔5にスペーサ18をその先端側
から挿通して、挿入部19を支持部11の凹部13に挿
入し、かつ嵌入部29に支持部11の嵌入軸14を嵌入
させる。これによりスペーサ18の抜止め用爪27が脚
部1aの収容部2の側面(外側側壁3aの側面)に係止
して、スペーサ18の基端側を脚部1aに固定する。そ
して、上記スペーサ18の上記組み付けの前に予め上記
スペーサ18の嵌入部29内に必要量の粘性剤Lを充填
しておけば、上記スペーサ18の組み付けと同時に、嵌
入部29に侵入する嵌入軸14によって粘性剤Lが押し
出されて、凹部13内の隙間に拡がって充填される。
【0045】より詳しくは、図9に示すように、予めス
ペーサ18の嵌入部29内に必要な分量の粘性剤Lを入
れておき、このスペーサ18の挿入部19をグリップ本
体1の脚部1aのスペーサ装着孔5を通過させて、取付
座6の支持部11に開口する凹部13に軸線Xに沿うよ
うにして挿入する。このとき、該凹部13内をその底面
13bから開口部13a側に向かって延びる嵌入軸14
がスペーサ18の嵌入部29に挿入される。
【0046】そして、図10に示すように、スペーサ1
8をその基端側までスペーサ装着孔5に嵌挿したとき、
該スペーサ18の挿入部19は取付座6の凹部13の奥
側まで挿入され、これに伴い、該凹部13の嵌入軸14
がスペーサ18の嵌入部29の奥側に挿入されて、その
嵌入部29内の粘性剤Lを押し出すようになる。このよ
うにして粘性剤Lが嵌入部29の内周面と嵌入軸14の
外周面との間の隙間から押し出されて、スペーサ18の
挿入部19の先端面と凹部13の底面13bとの間の隙
間に至り、さらにそこから該スペーサ18の挿入部19
外周面と凹部13内周面との間の隙間に押し出されて、
この隙間を凹部13の開口部13aに向かって移動す
る。
【0047】そうして、上記スペーサ18の挿入部19
を支持部11の凹部13の最深部まで挿入したときに
は、該スペーサ18の先端面と凹部13の底面13bと
の間の間隔αが該スペーサ18の嵌入部29の底面29
aと嵌入軸14の先端面との間の間隔βよりも大きいこ
とから、その嵌入軸14の先端面が嵌入部29の底面2
9aに当接もしくは当接直前で該嵌入部29内の粘性剤
Lを十分に押し出し、この押し出された粘性剤Lが凹部
13内の空気を殆ど全て排出するようになる。
【0048】かくして、上記スペーサ18の挿入部19
外周面と支持部11の凹部13内周面との間の隙間から
該スペーサ18の先端面と凹部13の底面13bとの間
の隙間を介して、該スペーサ18の嵌入部29内周面と
嵌入軸14外周面との間の隙間に連続し、さらにその嵌
入部29の底面29aと嵌入軸14の先端面との間の隙
間まで連続する隙間全体に亘って粘性剤Lが充填される
とともに、この隙間、即ち凹部13内から空気が殆ど全
て排出される。
【0049】一方、取付座7については、最初に該取付
座7の支持部32内に捩りコイルばね17を収納し、そ
れから取付座7をグリップ本体1の脚部1bに組み付け
る。すなわち、まず、図11(a)に示すように、捩りコ
イルばね17をコイルばね挿入口35に対して図の左側
に寄せた状態で、即ち、捩りコイルばね17の一端部を
支持部32の左側壁の内面に摺接させるようにして挿入
する。こうすると、図12(a)に示すように、捩りコイ
ルばね17の延長部17aがコイルばね挿入口35から
収納空間32aに入り、さらに第1スリット36に挿通
されて、同図に仮想線で示すように、捩りコイルばね1
7の延長部17aの先端側が支持部32の外側の空間部
8aに突出して折曲部17bが固定部8の空間部8a内
に位置するようになる。
【0050】続いて、図11(b)に実線で示すように、
捩りコイルばね17をその長さ方向に収納位置までずら
して、該捩りコイルばね17の他端部が支持部32の右
側壁内面に当接するようにする。こうすると、延長部1
7aが第2スリット37内を移動して、その先端の折曲
部17bが空間部8a内に臨む第2スリット37の周縁
部に係止されるようになり、これにより、捩りコイルば
ね17はその中心線を軸線Xに略一致させた状態で収納
空間32aに保持されることになる。つまり、捩りコイ
ルばね17をコイルばね挿入口35から収納空間32a
に挿入して、その長さ方向にずらすだけで、容易に収納
空間32a内に収納して保持することができる。尚、図
11(b)では、捩りコイルばね17を収容した取付座7を
明らかにするために、支持部32の一部を切り欠いて示
している。
【0051】このようにして捩りコイルばね17を収納
した取付座7をグリップ本体1の脚部1bに取り付ける
ときには、取付座7の天地を図12に示す状態から逆転
させて、図13に示すように、該取付座7の支持部32
をグリップ本体1の脚部1bの収容部2に上方から差し
入れ、これとともに、捩りコイルばね17の延長部17
cをグリップ本体1の脚部1bの溝部38に挿入して係
止させる。このとき、上記取付座7の支持部32の左右
両側壁の軸挿通孔33,34とグリップ本体1の脚部1
bにおける収容部2の左右両軸受部3,3の軸受穴4a
及び軸受孔30とが互いに略同心状に位置付けられると
ともに、それらと略同心状に捩りコイルばね17も位置
付けられることになるので、この状態で支持軸31の先
端側を上記脚部1bの貫通状軸受孔30から軸受穴4a
に向かって挿入し、この支持軸31により取付座7の軸
挿通孔33,34と捩りコイルばね17とを貫通させ
て、該支持軸31の先端部を他方の軸受部3の有底状軸
受穴4aに嵌入させて固定する。尚、支持軸31の基端
側を軸受孔30内でスナップリング等により抜け止めし
て、固定するようにしてもよい。
【0052】上述のようにしてグリップ本体1の脚部1
a,1bにそれぞれ取付座6,7を組み付けた後は、こ
の取付座6,7の各固定部8を車体パネルPへ固定す
る。すなわち、まず、図14に示すように、アシストグ
リップGの取付座6,7の各固定部8にロックピン60
を仮保持位置で保持させる。このとき、ロックピン60
を取付座6,7の第1及び第2係止片53,54の間に
これら係止片53,54の基端側から差し込むと、リブ
72a,72aの傾斜面がピン部65の先端を該両リブ
72a,72aの間に導くようになる。そして、ピン部
65の連繋部67の先端傾斜面が第1係止片53の仮保
持位置係合部61を乗り越えて、該仮保持位置係合部6
1が連繋部67の溝部67a内に位置するようになって
両者が係合する一方、ピン部65の第2係止片54側の
側面65bに該第2係止片54の突出部63,63の先
端面が当接して、ピン部65を第2係止片54側へ押し
つけるようになる。尚、この状態では、ロックピン60
の先端側が挿入されただけなので、両係止片53,54
の先端側同士の離間距離は上記所定距離のままである。
【0053】次いで、上記のようにしてロックピン60
を仮保持位置で保持したアシストグリップGを、車体組
立ラインに搬入して取付座6,7のフランジ50を車室
内のトリム材52に接合させるようにして組み付ける。
詳しくは、係止片53,54をそれぞれ車体パネルPの
取付孔55の車室側に位置付けて取付座6,7を挿入方
向へ押しつけると、取付孔55周縁部に当接した係止爪
部56,57同士が接近するように両係止片53,54
が撓んで、係止爪部56,57が取付孔55を通過す
る。
【0054】この際、従来、第1係止片53及び第2係
止片54の全体が同じ厚さとされていると、第1係止片
53よりも幅の狭い第2係止片54の方が撓みが大きく
なって、この第2係止片54の係止爪部57の方が先に
取付孔55を通過してしまうことになり、このことで取
付座6,7の装着が難しくなる場合があった。すなわ
ち、係止爪部57が先に取付孔55を通過すると取付座
6,7の全体が傾いた状態となって第1係止片53の取
付孔55への挿入が困難となるので、両係止爪部53,
54の挿入前に予め取付座55の第1係止片53側を強
く押さえつけながら両者53,54を同時に挿入するよ
うにしなければならず、組付作業が極めて煩雑であっ
た。
【0055】このことに対して、この実施形態では本発
明の特徴として、第1係止片53と第2係止片54とが
取付孔55周縁部から同じような力を受けたときに略同
じ撓み量となるように、第2係止片54の基端側を第1
係止片53の基端側よりも厚肉に形成するとともに、第
1係止片53の係止爪部56の肉厚を第2係止片54の
係止爪部57の肉厚よりも薄肉に形成した。
【0056】すなわち、図19(b)に示すように、第
2係止片54の側面54aには、ピン部65のリブ6
8,68が摺接する幅方向両端側を残して、それらの間
の部分にピン部65の基端側ほど僅かに厚肉となるよう
に膨出した厚肉部75が形成されていて、この厚肉部7
5の第1係止片53側の面は、略平坦とされている。一
方、第1係止片53の側面53aには、同図(a)に示
すように、第2係止片54と同様に、幅方向の中央部分
に係止片53の先端側ほど薄肉となるように窪んだ薄肉
部76が形成されている。言い換えると、組付時に取付
座6,7を車体パネルP側へ押しつけると、第1係止片
53及び第2係止片54は、それぞれに薄肉部76及び
厚肉部75が形成されているので、幅方向の長さが相異
していても全体が互いに略同じ撓み量となって係止爪部
56,57が略同時に取付孔55を通過する。
【0057】その後、係止片53,54はその弾性力に
より上記所定距離離れた状態に戻って取付座6,7の取
付孔55からの抜けが阻止される一方、取付座6,7の
それぞれのパネル押さえ部51,51が車体パネルPに
当接して、アシストグリップGは所定位置で保持され
る。
【0058】このようにしてアシストグリップG(取付
座6,7)の保持を行った後、ロックピン60のキャッ
プ部64を押圧すると、図18に示すように、ピン部6
5の連繋部67の溝部67aが仮保持位置係合部61か
ら外れてロックピン60全体が挿入方向へ移動し、この
直後、第2係止片54の突出部63,63は、ピン部6
5の段差面65cに対応するようになる。すなわち、ロ
ックピン60が仮保持位置よりも深く挿入されると、ピ
ン部65の側面65bが突出部63,63に当接しない
状態となり、このことで、ロックピン60を深く挿入す
る際に、該ロックピン60に対して突出部63,63と
の間の摺動抵抗が作用することはなく、もって、挿入時
の力を小さくできる。
【0059】また、上記したロックピン60を仮保持位
置から深く挿入する際には、該ロックピンは突条部7
1,71がそれぞれ固定部8のリブ72a,72aに摺
接して所定位置に導かれる。すなわち、ロックピン60
の挿入深さが比較的、浅いときにその挿入方向から見て
ロックピン60が一方のガイド部72側へずれている場
合では、ロックピン60の一方の突条部71の突出高さ
の低い部分(ピン部65の先端側)が一方のガイド部7
2のリブ72aに摺接し始め、そこから一方の突条部7
1における突出高さが高い側へ向かう緩やかな傾斜面が
そのリブ72aに摺接するようになる。このことで、ロ
ックピン60をキャップ部64と固定部8の車室側端部
とが一致するようにスムーズに案内することができる。
【0060】そして、そのように深くロックピン60を
挿入していくと、ピン部65のリブ66,66,68,
68の先端傾斜面が、それぞれ両係止片53,54の固
定位置係合部58,58,62,62に接触して両係止
片53,54の先端側の間隔を拡げるように該両係止片
53,54を弾性変形させ、図2〜図4に示すように、
ロックピン60がそれぞれ取付座6,7の本固定位置ま
で完全に挿入されて、固定位置係合部58とピン部65
の溝部67aとが係合する一方、固定位置係合部62と
ピン部65の切欠部70とが係合して、両係止片53,
54がロックピン60を本固定位置で保持するようにな
る。このとき、図21に示すように、ロックピン60の
突条部71,71がそれぞれリブ72a,72aに当接
するようになって、キャップ部64と固定部8の車室側
端部とが嵌合する。そして、両係止片53,54の係止
爪部56,57の基端側傾斜面が取付孔55周縁部に車
体パネルPの裏側から接触して、取付座6,7は車体パ
ネルPに固定される。
【0061】このとき、取付座6,7のパネル押さえ部
51,51を係止爪部56,57に近接させて、車体パ
ネルPの取付孔55周縁部における係止爪部56,57
の接触する部位近傍を補強しているので、アシストグリ
ップGをより強固に車体に固定することができる。
【0062】したがって、上述の如く構成されたアシス
トグリップGを車体に組み付ける場合には、まず、取付
座6,7にロックピン60を仮保持位置で保持させた
後、アシストグリップGを車体組立ラインに搬入する。
その際、ロックピン60は第2係止片54の突出部6
3,63によって第1係止片53側へ押しつけられてい
るので、第1係止片53から外れることはない。
【0063】そして、アシストグリップGの車体パネル
Pへの組み付けの際には、一対の係止片53,54の幅
方向の長さを、取付座6,7の形状に対応するように相
異させ、そのうちの短尺係止片54の基端側を長尺係止
片53の基端側よりも厚肉に形成したので、両係止片5
3,54の挿入時に係止部56,57が取付孔55を略
同様に通過するようになり、アシストグリップGの組付
作業性を良好にすることができる。
【0064】また、この実施形態によると、アシストグ
リップGを車体に保持させた後に、仮保持位置にあるロ
ックピン60を押し込むだけで取付座6,7を車体パネ
ルPに固定できるので、ボルト等を用いる場合と比べて
容易にかつ迅速に組付作業を行うことができる。
【0065】尚、この発明に係るアシストグリップの取
付構造は上記各実施形態のように車両用のものに限定さ
れるものではない。また、この発明はグリップ本体1が
上記使用位置にある状態で取付座6,7と一体成形され
た固定式のアシストグリップにも適用可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1の
発明に係るアシストグリップの取付構造によると、グリ
ップ本体の取付座に固定体の取付孔へ挿入されるように
延びる一対の係止片を設け、該係止片の間にロックピン
を挿入して係止片先端側の係止部を取付孔周縁部に係止
させるものにおいて、一対の係止片が取付座の形状に対
応して互いに長さの相異する短尺係止片及び長尺係止片
であっても、短尺係止片の基端側を長尺係止片の基端側
よりも厚肉に形成することで、両係止片の挿入時に先端
側の係止部が取付孔を略同様に通過するようになり、も
って、取付座のデザインによらずアシストグリップの組
付作業性を良好にすることができる。
【0067】請求項2の発明によると、短尺係止片の基
端側に、長尺係止片と対向する面から膨出する厚肉部を
形成したので、該厚肉部を成形型の形状設定の自由度が
高い部分によって容易に成形することができる。
【0068】請求項3の発明によると、短尺係止片及び
長尺係止片の係止部を爪部とし、長尺係止片の爪部の肉
厚を短尺係止片よりも薄肉に形成したので、挿入時に両
係止片は先端側から基端側に亘って略同じ撓み量とな
り、アシストグリップの組付作業をより容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る格納式アシストグリッ
プの使用位置における斜視図である。
【図2】グリップ本体が格納位置にあるときの図1のII
−II線断面図である。
【図3】グリップ本体が使用位置にあるときの図1のII
I-III線断面図である。
【図4】粘性ダンパの構成を示す図1のIV−IV線断面図
である。
【図5】粘性ダンパの構成を示す図1のV−V線断面図で
ある。
【図6】粘性ダンパの構成を示す図5のVI−VI線断面図
である。
【図7】捩りコイルばねの配置構成を示す図1のVII−V
II線断面図である。
【図8】捩りコイルばねの挿入方向から見た取付座の斜
視図である。
【図9】スペーサを取付座へ組み付ける作業の説明図で
ある。
【図10】スペーサの取付座への組み付けを終える直前
の図6相当図である。
【図11】捩りコイルばねを取付座の支持部へ収納する
作業の説明図である。
【図12】捩りコイルばねを取付座の支持部へ収納する
作業を図7のXIIa−XIIa線断面とXIIb−XIIb線断面とで
それぞれ示す説明図である。
【図13】捩りコイルばねを収納した取付座をグリップ
本体の脚部に組み付ける作業の説明図である。
【図14】ロックピンが仮保持位置にあるときの図11
のIX−IX線断面図である。
【図15】ロックピンを取付座への挿入時に第1係止片
側に位置する側から見た斜視図である。
【図16】ロックピンを取付座への挿入時に第2係止片
側に位置する側から見た斜視図である。
【図17】図15のY−Y線断面図である。
【図18】ロックピンが仮保持位置よりも深く挿入され
た状態を示す図14相当図である。
【図19】(a)は図7のXIIIa−XIIIa線断面図であ
り、(b)は同図のXIIIb−XIIIb線断面図である。
【図20】(a)は第2係止片側から見たロックピンの
側面図であり、(b)は(a)のXI-XI線断面図であ
る。
【符号の説明】
P 車体パネル(固定体) G アシストグリップ 1 グリップ本体 6,7 取付座 53 第1係止片(長尺係止片) 54 第2係止片(短尺係止片) 55 取付孔 56,57 係止爪部 60 ロックピン 75 厚肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B088 DA01 DA05 DB02 3J001 FA19 HA02 HA07 JD02 KA19 KB01 3J036 AA03 BB06 CA06 DB06 FA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アシストグリップのグリップ本体を固定
    体に取り付ける取付座と、 上記固定体の取付孔へ挿入されるように上記取付座から
    一体にかつ互いに離間して延びる一対の係止片とを備
    え、 上記係止片の先端側の係止部を固定体の取付孔へ挿入す
    るとともに、係止片の上記取付座側から該係止片の間に
    ロックピンを挿入して係止片の係止部を上記取付孔の周
    縁部に係止させるようにしたアシストグリップの取付構
    造において、 上記一対の係止片は、グリップ本体の長手方向の長さが
    互いに相異する短尺係止片と長尺係止片とからなり、 上記短尺係止片の基端側は長尺係止片の基端側よりも厚
    肉に形成されていることを特徴とするアシストグリップ
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記短尺係止片の基端側には、長尺係止片と対向する面
    から長尺係止片側へ膨出する厚肉部が形成されているこ
    とを特徴とするアシストグリップの取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかにおいて、 上記短尺係止片及び長尺係止片の各係止部を、互いに離
    反する方向に突出する爪部とし、 上記長尺係止片の爪部の肉厚が短尺係止片よりも薄肉に
    形成されていることを特徴とするアシストグリップの取
    付構造。
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