JP4724071B2 - スイッチ装置及び、その組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチ基板により所定のスライド方向に沿って摺動可能に支持されたスライド部材を備え、スライド部材の位置に応じてスイッチング動作を行うスイッチ装置及び、その組立方法に関する。
現在、自動車を始めとする各種車両の座席には、衝突等の緊急時に乗員を保護するためにシートベルト装置が取付けられている。この種のシートベルト装置には、バックルとこのバックルに係止されるタングプレートが設けられている。このシートベルト装置では、バックルにタングプレートを挿入し、バックルに内蔵されたラッチ機構によりタングプレートを係止(ラッチ)することで、シートベルトが装着され、またラッチ機構によるラッチ状態を解除し、タングプレートをバックルから離脱することで、シートベルトの装着が解除される。このようなシートベルト装置には、一般に、バックル内にタングプレートに対するラッチ状態を検出するバックルスイッチが設けられており、車両の制御部は、例えば、バックルスイッチから出力される接点信号を用いてシートベルトの装着状態を判断する。
上記のようなシートベルト装置に用いられるバックルスイッチとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1記載のバックルスイッチは、一方の面(摺動面)上に所定の導電パターンが形成されたベースプレート(スイッチ基板)と、幅方向両端部にそれぞれ爪部が形成されると共に、スイッチ基板の摺動面に対向する対向面にスライダ接点が配置され、一対の爪部によりスイッチ基板における幅方向両端部をそれぞれ係止することにより、スイッチ基板によりその長手方向に沿って摺動可能に支持されるスライド部材とを備えている。
ここで、スライダ接点は、細長い梁状に形成され、スライド部材により片持ち状態で支持されている。またスライダ接点は、その先端側に摺動面側へ突出するように略V字状に屈曲された接点部を備えており、この接点部を摺動面(導電パターン)へ圧接させている。
特許文献1に記載されたようなスイッチ装置では、スライド部材をスイッチ基板へ組み付ける際に、スライド部材をスイッチ基板の長手方向(スライド方向)外側に保持しつつ、スイッチ基板の摺動面の延長面上にスライド部材の対向面を位置決めした後、スライド部材をスライド方向に沿ってスイッチ基板側へ相対移動させ、スイッチ基板をスライド部材における一対の爪部間に挿入する。これにより、スライド部材における一対の爪部によりスイッチ基板の幅方向両端部がそれぞれ係止されて、スライド部材がスイッチ基板により摺動可能に支持されると共に、スライド部材がスイッチ基板上から離間することが阻止される。
ところで、上記のような方法でスライド部材をスイッチ基板へ組み付けると、スイッチ基板をスライド部材における一対の爪部間へ挿入する際には、スイッチ基板の挿入側端部(先端部)によりスライド部材に配置されたスライダ接点を押圧して撓ませないと、スライダ接点に邪魔されることなく、スイッチ基板を一対の爪部間に挿入できない。しかし、スライダ接点は薄い金属板により形成されているため、スイッチ基板の先端部がスライダ接点の接点部へ当接した際に、スイッチ基板からの押圧力により接点部付近を起点としてスライダ接点を変形(塑性変形)させてしまうことがある。
上記のような問題は、例えば、スイッチ装置の組立を行う作業者が作業に熟練することで高い確率で回避できるものの、スライダ接点の寸法精度のばらつきや、作業者の熟練性の高低等の影響により完全には回避することができず、スイッチ装置の検査作業を煩雑にすると共に、スイッチ装置の歩留まりを低下させる要因になっている。
本発明は、上記事実を考慮し、スライド部材をスイッチ基板に簡単に組み付けることができ、かつ組付時にスライド部材に配置された接点部材が損傷することを効果的に防止できるスイッチ装置及び、その組立方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るスイッチ装置は、一方の面が摺動面とされ、該摺動面上に所定形状の導電パターンが設けられたスイッチ基板と、第1及び第2の爪部が設けられ、該第1及び第2の爪部により前記スイッチ基板における幅方向に沿った一端部及び他端部をそれぞれ係止すると共に、該スイッチ基板により前記幅方向と直交するスライド方向に沿って摺動可能に支持されるスライド部材と、可撓性を有する導電性材料により形成されると共に、前記スライド部材における前記摺動面と対向する部位に配置され、前記第1及び第2の爪部により前記スイッチ基板が係止された状態で、前記摺動面からの押圧力により撓み変形しつつ、その復元力により該摺動面に圧接する接点部材と、前記スイッチ基板の先端部に形成され、該スイッチ基板の先端部おける前記幅方向に沿った一端側を、他端側に対して前記スライド方向に沿って部分的に延出させると共に、前記第1の爪部により係止可能とされた延出部と、前記スイッチ基板の先端部に形成され、前記第1の爪部により前記延出部が係止された状態で、前記スイッチ基板の先端部を前記第2の爪部に対して非接触状態とする切欠部と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に係るスイッチ装置では、スイッチ基板の先端部に形成された延出部が、このスイッチ基板の先端部おける幅方向に沿った一端側を他端側に対してスライド方向に沿って部分的に延出させると共に、第1の爪部により係止可能とされていることにより、スライド部材における第1及び第2の爪部によりスイッチ基板を係止する際に、第1の爪部のみによりスイッチ基板の延出部を係止すれば、第1の爪部を中心としてスイッチ基板をスライド部材により揺動可能に支持できる。
また請求項1に係るスイッチ装置では、上記のように第1の爪部により延出部が係止された状態で、スイッチ基板の先端部に形成された切欠部が、スイッチ基板の先端部を第2の爪部に対して非接触状態とすることにより、第1の爪部のみによりスイッチ基板の延出部を係止すれば、スイッチ基板を、第2の爪部と接触させることなく、その摺動面が接点部材から離間した位置から、第1の爪部を中心として摺動面により接点部材を撓み変形させる位置まで揺動させることができる。
従って、請求項1に係るスイッチ装置では、スイッチ基板を、第2の爪部と接触させることなく、その摺動面が接点部材から離間した位置から、第1の爪部を中心として摺動面により接点部材を撓み変形させる位置まで揺動させた後に、スイッチ基板をスライド方向に沿ってスライド部材に対し相対移動させ、スイッチ基板における延出部及び切欠部の基端側を第1及び第2の爪部間に挿入すれば、第1及び第2の爪部によりスイッチ基板の一端部及び他端部をそれぞれ係止して、スイッチ基板によりスライド部材を摺動可能に支持できる。
このとき、スイッチ基板の摺動面により接点部材を押圧して撓み変形した状態にした後に、スイッチ基板における延出部及び切欠部の基端側を第1及び第2の爪部間に挿入することができるので、スイッチ基板を第1及び第2の爪部間に挿入する際に、スイッチ基板から接点部材にスライド方向に沿った押圧力が作用しなくなり、このスライド方向に沿った押圧力により接点部材が塑性変形することを防止できる。
この結果、請求項1に係るスイッチ装置によれば、スライド部材をスイッチ基板に組み付ける際に、作業者に対して熟練を要求するような作業を不要にできると共に、スイッチ基板を第1及び第2の爪部間に挿入する際に、スイッチ基板からの押圧力により接点部材を塑性変形させることもなくなるので、スライド部材をスイッチ基板に簡単に組み付けることができ、かつ組付時にスライド部材に配置された接点部材が損傷することを効果的に防止できる。
本発明の請求項2に係るスイッチ装置は、請求項1記載のスイッチ装置において、本体ケーシングと、前記スイッチ基板の基端側に連結固定された基板ベースと、前記本体ケーシングに設けられ、前記延出部が前記スライド方向に沿って嵌挿可能とされた嵌挿穴部と、前記本体ケーシングに設けられ、前記延出部が前記嵌挿穴部に嵌挿された状態で、前記基板ベースを係止して、該基板ベース及び前記スイッチ基板を前記本体ケーシングに固定する係止部と、を有することを特徴とする。
上記請求項2に係るスイッチ装置では、本体ケーシングに設けられた嵌挿穴部にスイッチ基板の延出部がスライド方向に沿って嵌挿可能とされると共に、本体ケーシングの延出部が嵌挿穴部に嵌挿された状態で、基板ベースを係止する係止部が本体ケーシングに設けられたことにより、スイッチ基板の延出部を本体ケーシングの嵌挿穴部に嵌挿した後、基板ベースを本体ケーシングの係止部により係止すれば、基板ベース及びスイッチ基板を本体ケーシングに固定できるので、基板ベース及びスイッチ基板を本体ケーシングに固定する作業を簡単なものにできる。
また本発明の請求項3にスイッチ装置の組立方法は、請求項1又は2記載のスイッチ装置を組み立てるためのスイッチ装置の組立方法であって、前記第1の爪部により前記延出部を係止させる第1の工程と、前記スイッチ基板の先端部を前記切欠部により前記第2の爪部に対して非接触状態としつつ、前記スイッチ基板を前記接点部材から離間した位置から、前記第1の爪部を中心として前記摺動面により前記接点部材を撓み変形させる位置まで揺動させる第2の工程と、前記スイッチ基板を前記スライド方向に沿って前記スライド部材に対して相対的に摺動させ、前記スイッチ基板における前記延出部及び前記切欠部の基端側を前記第1及び第2の爪部により係止させる第3の工程と、を有することを特徴とする。
上記請求項3に係るスイッチ装置の組立方法では、先ず、第1の工程にて、第1の爪部のみによりスイッチ基板の延出部を係止することにより、第1の爪部を中心としてスイッチ基板をスライド部材により揺動可能に支持できる。
次いで、第2の工程にて、スイッチ基板の先端部を切欠部により第2の爪部に対して非接触状態としつつ、スイッチ基板を接点部材から離間した位置から、第1の爪部を中心として摺動面により接点部材を撓み変形させる位置まで揺動させることにより、スイッチ基板により接点部材にスライド方向に沿った押圧力を作用させることなく、接点部材を所要量だけ撓み変形させることができる。
最後に、第3の工程にて、スイッチ基板をスライド方向に沿ってスライド部材に対して相対的に摺動させ、スイッチ基板における延出部及び切欠部の基端側を第1及び第2の爪部により係止させることにより、スイッチ基板によりスライド部材を摺動可能に支持できる。
このとき、スイッチ基板の摺動面により接点部材を押圧して撓み変形した状態にした後に、スイッチ基板における延出部及び切欠部の基端側を第1及び第2の爪部間に挿入することができるので、スイッチ基板を第1及び第2の爪部間に挿入する際に、スイッチ基板から接点部材にスライド方向に沿った押圧力が作用しなくなり、このスライド方向に沿った押圧力により接点部材が塑性変形することを防止できる。
この結果、請求項3に係るスイッチ装置の組立方法によれば、スライド部材をスイッチ基板に組み付ける際に、作業者に対して熟練を要求するような作業を不要にできると共に、スイッチ基板を第1及び第2の爪部間に挿入する際に、スイッチ基板からの押圧力により接点部材を塑性変形させることもなくなるので、スライド部材をスイッチ基板に簡単に組み付けることができ、かつ組付時にスライド部材に配置された接点部材が損傷することを効果的に防止できる。
本発明の請求項4に係るスイッチ装置の組立方法は、請求項3記載のスイッチ装置の組立方法において、請求項2記載のスイッチ装置を組み立てるためのスイッチ装置の組立方法であって、前記第3の工程が完了した後、前記嵌挿穴部に前記延出部を前記スライド方向に沿って嵌挿する第4の工程と、前記延出部が前記嵌挿穴部に嵌挿された状態で、前記基板ベースを前記係止部により係止させ、該基板ベース及び前記スイッチ基板を前記本体ケーシングに固定する第5の工程と、を有することを特徴とする。
上記請求項4に係るスイッチ装置の組立方法では、第4の工程にて、本体ケーシングの嵌挿穴部にスイッチ基板の延出部をスライド方向に沿って嵌挿した後、第5の工程にて、スイッチ基板の基端部に連結固定された基板ベースを本体ケーシングの係止部により係止させることにより、基板ベース及びスイッチ基板を本体ケーシングに簡単に固定できる。
以上説明したように、本発明に係るスイッチ装置及びスイッチ装置の組立方法によれば、スライド部材をスイッチ基板に簡単に組み付けることができ、かつ組付時にスライド部材に配置された接点部材が損傷することを効果的に防止できる。
以下、本発明の実施形態に係るバックルスイッチ及び、このバックルスイッチが適用されたバックル装置について図面を参照して説明する。
(実施形態の構成)
図1には、本発明の実施形態に係るバックル装置10の構成が分解斜視図にて示されている。また、図2及び図3は、バックル装置10の構成が断面図にて示されている。
図2に示されるように、バックル装置10は外殻部として本体ケーシング12を備えている。本体ケーシング12は、全体として長手方向に沿った両端がそれぞれ開口した箱形の筒状に形成されており、図1に示されるように、アッパケーシング90及びロアケーシング92からなる2分割構造とされている。アッパケーシング90には、その長手方向に沿った一端側(矢印E方向側)に角筒状の筒部94が一体的に形成されており、この筒部94の一端面にはタング挿入口14が開口している。本体ケーシング12の内部には、タング挿入口14を通してタングプレート24の挿入板部26が挿入及び排出可能とされている。なお、図1に示される符号I及びEが付された矢印は、それぞれタングプレート24の本体ケーシング12に対する挿入方向及び排出方向を示している。
図2に示されるように、ロアケーシング92がアッパケーシング90に組み付けられた状態で、本体ケーシング12には、排出方向側の他端面にバックル装置10の幅方向(矢印W方向)に沿って細長いスロット状のアンカ挿入口16が形成される。本体ケーシング12の内部には、金属板からなるバックルボデー18が収容されている。バックルボデー18は、本体ケーシング12の長手方向に沿って長尺な平板状に形成された底板部20と、底板部20の幅方向両端部から装置の厚さ方向に沿って上端側(矢印U方向側)へ向けて一体的に延出された一対の側壁部22とを有しており、軸直角方向に沿った断面形状が上端側へ向って開口する略コ字状に形成されている。バックルボデー18には、本体ケーシング12のタング挿入口14から挿入されたタングプレート24の挿入板部26が、底板部20の長手方向一端側から一対の側壁部22間に挿入されるようになっている。
また、底板部20の長手方向他端側には、本体ケーシング12のアンカ挿入口16から挿入されたアンカプレート28の先端部が重ね合わされており、底板部20とアンカプレート28とを貫通するリベット30によって両者が連結固定されている。アンカプレート28の基端側は、車両の座席の側方で車体(いずれも図示省略)に固定されており、これにより、本バックル装置10が車両に取り付けられている。
バックルボデー18には、一対の側壁部22の間にプレート状のイジェクタ32が配置されている。イジェクタ32の下端部は、底板部20に形成された略矩形の貫通孔34に係合している。貫通孔34は、底板部20の長手方向に沿って長尺に形成されており、イジェクタ32は貫通孔34に沿って底板部20の長手方向に所定範囲スライド可能とされている。具体的には、イジェクタ32は、挿入及び排出方向に沿って排出位置(図2及び図5参照)と挿入位置(図3及び図6参照)との間でスライド可能とされている。
貫通孔34の長手方向他端側(矢印I方向側)の内周部には、係合突起36が排出方向側へ突出するように形成されており、この係合突起36には、圧縮コイルスプリングであるイジェクタスプリング38の一端が係止されている。イジェクタスプリング38の他端はイジェクタ32に係止されており、イジェクタ32は、イジェクタスプリング38の付勢力によって常に排出方向側へ付勢されている。このイジェクタ32は、一対の側壁部22間に挿入されるタングプレート24の挿入板部26に押圧されることで、イジェクタスプリング38の付勢力に抗して底板部20の挿入方向側へスライドされるようになっている(図3図示状態)。
イジェクタ32には、図1に示されるように、幅方向に沿った片側(図1では右側)の側端面に係合凹部32Bが形成されている。係合凹部32Bはイジェクタ32の側端面における挿入方向中間部に配置されており、その断面形状が平面視では挿入方向を長手とする略長方形とされている。この係合凹部32Bには、後述するバックルスイッチ100における係合突起146の先端側が挿入される。
図1及び図2に示されるように、バックル装置10には、イジェクタ32の上側にロックプレート40が配置されている。ロックプレート40は、底板部20の長手方向に沿って長尺な板状に形成されたベース部42を備えている。ベース部42の基端部(挿入方向側の端部)には、幅方向両側へ突出する一対の支持部44が形成されている。一対の支持部44は、バックルボデー18における一対の側壁部22にそれぞれ形成された支持孔46に入り込んでおり、ロックプレート40は、一対の側壁部22によって一対の支持部44(支持孔46)周りに所定角度回動可能に支持されている。
またベース部42の基端側には、幅方向両端から装置の厚さ方向に沿って下端側(矢印D方向側)へ向けて一対の腕部48が延出されている。一対の腕部48は、その先端側がイジェクタ32のスライド軌跡上に位置するように形成されており、イジェクタ32が底板部20の他端側(矢印I方向側)へスライドすると、イジェクタ32の端部によって一対の腕部48が底板部20の他端側へ押圧され、ベース部42(ロックプレート40)が支持部44を中心として底板部20側(矢印D方向側、係合位置)へ回動するようになっている。
ベース部42の先端部(矢印E方向側の端部)からは、ベース部42の板厚方向に沿って底板部20側へ向けて係合片50が延出されている。係合片50は、その先端側(矢印D方向側)が排出方向側(矢印E方向側)へ向けて僅かに傾斜して形成されている。係合片50の先端部は、底板部20に形成された貫通孔34に対応しており、ロックプレート40が所定の係合位置(図3参照)まで回動すると、係合片50が貫通孔34及び一対の側壁部22間に挿入された挿入板部26の係合孔26Aを貫通することにより、タングプレート24の排出方向へのスライドを阻止する。
図1に示されるように、ロックプレート40の係合片50に対応して上述したイジェクタ32の上端面には、平面状の載置部32Aが形成されている。この載置部32Aは、一対の側壁部22間にタングプレート24が挿入されていない状態、すなわち、図2に示されるように、イジェクタ32がイジェクタスプリング38の付勢力によって排出位置に保持されている状態では、係合片50の先端部に干渉してロックプレート40の底板部20側(係合位置)への回動を阻止し、ロックプレート40を所定の解除位置に保持する。
さらに、ベース部42の先端部からは、係合片50の幅方向両側において、一対の当接片52が排出方向側(矢印E方向側)へ向けて突出している。これら一対の当接片52は、それぞれ後述するロック部材54に対応して設けられている。
ロック部材54は、一対の当接片52を介して底板部20とは反対側に配置されており、図4に示されるように、本体部56を備えている。本体部56は、所謂「粉末冶金法」により製造された焼結金属であり、一対の側壁22の対向方向に沿って長手方向とされた略三角柱状に形成されている。
また、ロック部材54は、本体部56の上端部(矢印U方向側の端部)をその長手方向に沿って貫通するシャフト58を備えている。シャフト58は、金属材料(本実施の形では、SUS)によって断面略矩形(所謂「ダブルDカット形状」)の棒状に形成されたものである。このシャフト58は、本体部56の上端部に形成された断面略矩形(所謂「ダブルDカット形状」)の圧入孔59内に圧入固定されている。シャフト58の軸方向両端部は、それぞれ本体部56の長手方向両端部から突出し、一対の側壁部22に形成された係合孔60(図1参照)に入り込んでおり、本体部56は、一対の側壁部22によりシャフト58と一体で揺動可能に支持されている。
図4に示されるように、本体部56の上端側(矢印U方向側)には、略板状の被押圧部62が底板部20とは反対側(矢印U方向側)へ向けて一体的に突出形成されている。この被押圧部62は、後述する解除ボタン70に対応している。
また、本体部56の下端側(底板部20側、矢印D方向側)には、シャフト58と同心の円弧状に形成されたロック面56Aが形成されている。このロック面56Aは、ロックプレート40が係合位置に位置すると共に、ロック部材54の本体部56が所定のロック位置に保持された状態(図3参照)では、ロックプレート40の当接片52の上面側(矢印U方向側の面)に当接する。
さらに、本体部56の他端側(矢印I方向側)には、当接面56Bが形成されている。この当接面56Bは、ロックプレート40が解除位置に位置すると共に、ロック部材54が所定のアンロック位置に保持された状態(図2参照)では、ロックプレート40の当接片52の先端に当接する。
図2及び図3に示されるように、本体部56の一端側(矢印E方向側)には、ホルダ64(図4参照)が取り付けられている。ホルダ64は、樹脂材料によって成形されたものであり、基部65を備えている。基部65は、本体部56の長手方向に沿って長尺に形成されており、本体部56に形成された取付溝67に嵌め込まれている。
図4に示されるように、基部65の長手方向両端からは、本体部56側(矢印I方向側)へ向けて一対の係止部69が延出されている。一対の係止部69の各先端からは、内側(本体部56側)へ向けて爪部71が突出形成されており、これらの爪部71は、本体部56の長手方向両端部に形成された係止孔73に嵌入している(係止部69及び爪部71は、所謂「スナップフィット」の如く構成されている)。これにより、ホルダ64は、本体部56に取り付けられている。
基部65の長手方向中央部には、本体部56とは反対側(矢印E方向側)へ向けてスプリングホールド部75が突出形成されている。このスプリングホールド部75は、後述するロックスプリング68に対応している。図1に示されるように、バックル装置10は、バックルボデー18の一端側に配置される解除ボタン70を備えている。解除ボタン70は、乗員によって押圧操作される操作部72を有しており、操作部72は、バックルボデー18の他端側(矢印I方向側)へ向けて開口した箱状に形成されている。
操作部72の幅方向両端部からは、挿入方向側(矢印I方向)へ向けて一対のアーム部74が延出されている。一対のアーム部74の各先端部には、それぞれ底板部20側(矢印D方向側)へ向けて延出された延出部76が設けられている。一対の延出部76の各先端部には、それぞれ各側壁部22側(内側)へ向けて突出する爪部78が形成されており、これらの爪部78は、バックルボデー18における一対の側壁部22にそれぞれ形成された長孔80に嵌入している。長孔80は、タングプレート24の挿入方向(矢印I方向)に沿って長尺に形成されており、各爪部78は長孔80の内周部によって挿入及び排出方向に沿って所定範囲移動可能とされている。これにより、解除ボタン70の移動方向(操作方向)が挿入及び排出方向に制限されている。
また、一対のアーム部74の各先端部には、幅方向に沿って長尺な略棒状に形成された連結部82が掛け渡されており、この連結部82によって一対のアーム部74の各先端が互いに連結されている。
さらに、解除ボタン70には、操作部72の上端側(矢印U方向側)に挿入方向側(矢印I方向側)へ向けて突出する押圧部84が形成されている。押圧部84は、ロック部材54の被押圧部62に対向して配置されており、解除ボタン70が押圧操作された際には、押圧部84によって被押圧部62が挿入方向側(矢印I方向側)へ押圧され、ロック部材54の本体部56がシャフト58周りに排出方向側(矢印E方向側、アンロック位置)へ揺動する。
また、解除ボタン70の操作部72とロック部材54との間には、圧縮コイルスプリングであるロックスプリング68が配置されている。ロックスプリング68の一端とロック部材54との間にはホルダ64が配置されており、ロックスプリング68の一端は、ホルダ64のスプリングホールド部75に係止されている。ロックスプリング68の他端は、解除ボタン70の操作部72の底壁部分に圧接されており、ロック部材54は、ロックスプリング68の付勢力によってホルダ64を介してロック位置(矢印I方向側、解除ボタン70とは反対側)へ付勢されている。
図5及び図6に示されるように、ロアケーシング92内には、幅方向に沿った片側(図1では右側)の端部に本実施形態に係るバックルスイッチ100の本体ユニット102が取り付けられている。この本体ユニット102は、ケーブル(図示省略)を介して車両における制御部に接続されており、イジェクタ32の挿入及び排出方向に沿った位置を検出し、その位置に対応する接点信号を前記制御部へ出力するようになっている。
バックルスイッチ100は、図7に示されるように、挿入及び排出方向に沿って細長いプレート状に形成されたスイッチ基板104と、このスイッチ基板104に組み付けられ、スイッチ基板104により挿入及び排出方向に沿ってスライド可能に支持されたブロック状のスライド部材106と、スイッチ基板104の基端部と連結固定される基板ベース108とを備えている。これらのスイッチ基板104、スライド部材106及び基板ベース108は、バックルスイッチ100における本体ユニット102を構成している。
スイッチ基板104は絶縁材料により形成されており、その厚さ方向に沿った一方の面が摺動面110とされている。この摺動面110上には、金属薄膜により互いに絶縁された複数(本実施形態では、3個)の導電パターン112、114、116(図8参照)が形成されている。
図9に示されるように、スライド部材106には、その厚さ方向(矢印TS方向)に沿った中間部に肉厚プレート状の本体部107が設けられている。本体部107は、平面視にて挿入及び排出方向を長手とする略長方形のプレート状に形成されており、その上面側がスイッチ基板104の摺動面110と正対するガイド面118とされている。ガイド面118には、幅方向(矢印WS方向)中央部に挿入及び排出方向に沿って延在する断面矩形状の溝部120が形成されている。溝部120内には、薄肉の金属板からなる接点部材122が配置されている。
接点部材122は、図8及び図9に示されるように、全体として挿入及び排出方向に沿って細長い梁状に形成されており、その長手方向中央部には溝部120の底面へ密着した状態で固定されるベース部124が設けられている。接点部材122には、挿入及び排出方向に沿ってベース部124の一端側から延出する一対の可撓片126が形成されると共に、ベース部124の他端側から延出する一対の可撓片128が形成されている。
一対の可撓片126は、それぞれベース部124の幅方向に沿った両端部から挿入方向(矢印I方向)へ延出しており、ベース部124により片持ち状態で支持されている。また可撓片126は、その基端部でスイッチ基板104の摺動面110側へ向かって傾斜するように屈曲されると共に、長手方向中間部でガイド面118側へ向って傾斜するように基端部とは逆方向へ屈曲されている。これにより、可撓片126は全体としてV字状に屈曲された片持ちの梁状となっており、厚さ方向に沿って撓み変形可能となっている。また可撓片126における長手方向中間部に形成された屈曲部は、スイッチ基板104の摺動面110(導電パターン112、114、116)へ接するコンタクト部130とされている。
一対の可撓片128は、挿入及び排出方向に沿って一対の可撓片126とは対称的(線対称)な形状及び配置されており、その長手方向中間部にはスイッチ基板104の摺動面110(導電パターン112、114、116)へ接するコンタクト部132が設けられている。
一方、本体部107における溝部120の底面部分には、図9(B)に示されるように、一対の可撓片126及び一対の可撓片128にそれぞれ対向する部位に凹状の窪み部134が形成されており、これにより、可撓片126、128の撓み変形量が大きくなった場合でも、可撓片126、128が溝部120の底面部分と接することなく撓み変形できるようになっている。
スライド部材106には、ガイド面118の幅方向両端にそれぞれ沿った部位にプレート状のガイド片136、138が一体的に形成されている。一対のガイド片136、138は、それぞれ略長方形の平板状に形成されており、ガイド面118に対して直交する方向(厚さ方向)へ延出すると共に、挿入及び排出方向に沿って直線的に延在している。また一対のガイド片136、138間の幅方向に沿った間隔は、スイッチ基板104の幅より僅かに広くなっている。これにより、一対のガイド片136、138間にスイッチ基板104が挿入されると、一対のガイド片136、138によりスイッチ基板104は挿入及び排出方向に沿って直線的に移動するように案内される。
なお、ガイド片136、138には、それぞれ挿入及び排出方向に沿った中間部に矩形状の切欠部140が形成されており、この切欠部140は、接点部材122をスライド部材106の溝部120内へ治具を用いて取り付ける際に、この治具を溝部120側へガイドすると共に、治具にスライド部材106が干渉するために設けられている。
一方のガイド片136には、その先端部に幅方向に沿って内側へ延出する一対の第1爪部142が一体的に形成されている。一対の第1爪部142は、挿入及び排出方向に沿ってガイド片136に一端側及び他端側にそれぞれ配置されている。第1爪部142は略長方形の平板状に形成されており、撓み方向に沿った接点部材122における可撓片126の復元力よりも十分に大きくなっている。また他方のガイド片138にも一対の第2爪部144が形成されており、一対の第2爪部144は、ガイド片136における一対の第1爪部142と対称的な形状及び配置とされている。
スライド部材106には、本体部107におけるガイド面118とは反対側の表面側に角柱状の係合突起146が一体的に形成されている。係合突起146は、本体部107における幅方向及び挿入及び排出方向に沿った中央部位に配置されており、厚さ方向に沿ってバックルボデー18における一対の側壁部22間に配置されたイジェクタ32側へ突出している。バックルスイッチ100は、図5及び図6に示されるように、ロアケーシング92内に取り付けられた状態で、スライド部材106の係合突起146の先端側をイジェクタ32の係合凹部32B内へ挿入する。これにより、スライド部材106は、係合突起146及び係合凹部32Bを介してイジェクタ32と連結され、挿入及び排出方向に沿ってイジェクタ32と一体となって移動する。
図7に示されるように、基板ベース108には、厚さ方向に沿った片側(図7では右側)の面(一端面)に凹状の嵌挿部148が形成されており、この嵌挿部148は、基板ベース108の先端面から後端面側へ延出している。スイッチ基板104は、その後端側を嵌挿部148内へ嵌挿すると共に、嵌挿部148の内壁から突出するように形成された複数の係止爪(図示省略)により外周縁部が係止されている。これにより、スイッチ基板104は、先端側を基板ベース108の先端面から突出させた状態で、基端側が基板ベース108に連結固定される。また基板ベース108には、他端面における挿入及び排出方向に沿った中間部に段差部150が形成されており、基板ベース108は、段差部150を介して基端側に肉厚が先端側に対して薄くなっている。
基板ベース108の他端面には、段差部150に対して基端側に矩形状の凹部152が形成されると共に、この凹部152内を挿入及び排出方向に沿って横断する係止リブ154が形成されている。係止リブ154は挿入及び排出方向に沿って延在しており、その厚さ方向に沿った幅が凹部152の深さと等しくなっている。
図8に示されるように、スイッチ基板104の先端部には、幅方向に沿った他端側(図8では下側)に略台形状の切欠部156が形成されている。これにより、スイッチ基板104の先端部には、一端側に他端側に対して排出方向へ延出する略台形状の延出部158が設けられる。延出部158は、幅方向に沿って一端側の端面(一端面)が挿入及び排出方向と平行に延在すると共に、他端面が基端側から先端側へ向って幅方向内側へ傾斜している。これにより、延出部158の幅は基端部から先端部へ向かって序々に狭いものになっている。
またスイッチ基板104の切欠部156は、スライド部材106における一対の第2爪部144のうち挿入方向側に位置する1個の第2爪部144に対応して設けられている。具体的には、切欠部156は、図9に示されるように、挿入方向側に位置する1個の第1爪部142により延出部158の縁部が係止された状態で、スイッチ基板104の先端部を挿入方向側に位置する1個の第2爪部144に対して非接触状態とするために設けられている。
バックルスイッチ100では、図7及び図8に示されるように、スイッチ基板104の先端側がスライド部材106におけるガイド片136、138間に挿入されると共に、スイッチ基板104における幅方向に沿った両側の縁部がそれぞれ第1爪部142及び第2爪部144により係止される。このとき、図11に示されるように、スイッチ基板104の摺動面110とスライド部材106のガイド面118とが互いに正対しつつ、摺動面110からの押圧力により接点部材122における一対の可撓片126、128それぞれスライド部材106の表面側へ撓み変形した状態に維持される。これにより、スライド部材106は、摺動面110の長手方向(挿入及び排出方向)に沿ってスイッチ基板104により摺動可能に支持される。
スイッチ基板104により摺動可能に支持されたスライド部材106は、挿入及び排出方向に沿って図7(A)に示される排出位置と、図7(B)に示される挿入位置との間で摺動可能になる。このスライド部材106の排出位置及び挿入位置は、挿入及び排出方向に沿ってイジェクタ32の排出位置及び挿入位置とそれぞれ一致したものになっている。
バックル装置10における本体ケーシング12は、本実施形態に係るバックルスイッチ100の一部として構成されている。すなわち、本体ケーシング12は、上記のように構成されたスイッチ基板104、基板ベース108及びスライド部材106を備えた本体ユニット102を収容する筐体部として構成されている。
図12に示されるように、本体ケーシング12のロアケーシング92には、略長方形の底板部93が形成されており、この底板部93上には、幅方向(矢印W方向)に一端側(図12では、右側)に本体ユニット102が装着されるスイッチ装着部160が設けられている。
スイッチ装着部160には、排出方向側の端部に支持ブラケット162が底板部93から突出するように設けられている。支持ブラケット162は、挿入及び排出方向に沿った断面形状が挿入方向へ向って開口する略コ字状に形成されており、その排出方向外側の壁部には、厚さ方向(矢印方向)に沿って細長い嵌挿穴部164が貫通している。この嵌挿穴部164はスイッチ基板104における延出部158に対応しており、厚さ方向に沿った幅が延出部158の基端部の幅よりも僅かに広くなると共に、幅方向に沿った幅がスイッチ基板104の厚さよりも僅かに広くなっている。
また支持ブラケット162には、スイッチ基板104により摺動可能に支持されたスライド部材106の排出方向側への移動を制限するストッパ部166及び、スイッチ基板104の摺動面110とは反対側への裏面側へ当接してスイッチ基板104の幅方向に沿った変位(ガタツキ)を制限する基板突当部168が一体的に形成されている。
スイッチ装着部160には、挿入方向側の端部に係止片170が底板部93から突出するように設けられている。係止片170は、挿入及び排出方向を長手とする略長方形のプレート状に形成されており、その厚さ方向が装置の幅方向(矢印W方向)と一致している。係止片170における幅方向外側の面には、先端側に係止爪部172が一体的に形成されており、この係止爪部172は基板ベース108における係止リブ154に対応している。係止爪部172は、その断面形状が係止片170の先端側から基端側へ向って厚さが序々に増加するスロープ状とされており、基端側の下端面により係止リブ154の上面側を係止可能とされている。
ロアケーシング92には、装置の幅方向に沿って係止片170と対向するように、底板部93から突出するベース突当部174が形成されており、このベース突当部174は、基板ベース108における厚さ方向一端面に当接して基板ベース108の幅方向に沿った変位(ガタツキ)を制限する。またロアケーシング92の底板部93には、係止片170及びベース突当部174に対して挿入側に一対のガイド突起部176、178が形成されている。本体ケーシング12内では、基板ベース108の後端側から延出するケーブル(図示省略)が一対のガイド突起部176、178の間を通ってアンカ挿入口16側へ案内される。
(バックルスイッチの組立方法)
次に、上記のように構成された本実施形態に係るバックル装置10の組立方法について説明する。
先ず、バックルスイッチ100における本体ユニット102を組立てる際には、図9に示されるように、スイッチ基板104の摺動面110をガイド面118に対し幅方向(矢印WS方向)に沿って傾斜させつつ、挿入方向側の1個の第1爪部142により延出部158の縁部を係止させる(第1の工程)。このとき、スイッチ基板104は、その先端部が第2爪部144から離間すると共に、摺動面110が接点部材122から離間した状態となる。
次いで、図10に示されるように、スイッチ基板104を、延出部158を係止する1個の第1爪部142を中心として摺動面110がガイド面118と略平行となって、摺動面110からの押圧力により接点部材122における一方の可撓片126が所定量撓み変形する位置まで揺動させる(第2の工程)。このとき、可撓片126は、図10(B)に示されるように、先端側を窪み部134内へ挿入することにより、先端側がスライド部材106とは非接触状態に保たれる。またスイッチ基板104は、図9に示される位置から図10に示される位置へ揺動する際に、切欠部156により第2爪部144に対して非接触状態に保たれる。
次いで、図11に示されるように、スイッチ基板104を押圧して排出方向(矢印方向)へ移動(摺動)させることにより、スイッチ基板104における延出部158及び切欠部156の基端側を排出方向側の第1爪部142及び第2爪部144により係止させると共に、スイッチ基板104の摺動面110により接点部材122における他方の可撓片128を所定量撓み変形させる(第3の工程)。このとき、スイッチ基板104は、摺動面110をベース部124側から可撓片128へ突き当て、摺動面110がベース部124と可撓片126との境界部により円滑に可撓片128上へ案内されるので、可撓片128に無理な力が作用しない。
この後、図7に示されるように、スイッチ基板104を更に排出方向(矢印方向)へ移動(摺動)させ、スイッチ基板104における延出部158及び切欠部156の基端側を一対の第1爪部142及び一対の第2爪部144により係止させる。これにより、スイッチ基板104にスライド部材106が組み付けられて、バックルスイッチ100における本体ユニット102の組立が完了する。
次に、本体ユニット102をロアケーシング92におけるスイッチ装着部160へ組み付ける方法について説明する。
先ず、図12(A)に示されるように、スイッチ基板104の延出部158を排出方向に沿って支持ブラケット162の嵌挿穴部164に嵌挿する(第4の工程)。このとき、基板突当部168をスイッチ基板104における摺動面110とは反対側の面へ当接させる。
次いで、本体ユニット102の基板ベース108側を底板部93側へ揺動させると、基板ベース108の他端面が係止片170の係止爪部172の上側の傾斜面へ当接し、係止片170を幅方向(矢印W方向)に沿って内側へ撓み変形させる。この後、図12(B)に示されるように、基板ベース108が底板部93と接する位置まで揺動すると、係止片170が復元すると共に係止爪部172により基板ベース108における係止リブ154を係止する(第5の工程)。これにより、本体ユニット102がスイッチ装着部160に固定されて、バックルスイッチ100の組立が完了する。
(実施形態の作用)
次に、本実施形態に係るスイッチ装置、このスイッチ装置が適用されたバックル装置の作用を説明する。
バックル装置10では、図2に示される非装着状態でタングプレート24の挿入板部26が本体ケーシング12のタング挿入口14から挿入されると、図3に示されるように、挿入板部26の先端がイジェクタ32の端部に当接して押圧し、イジェクタスプリング38の付勢力に抗して排出位置にあるイジェクタ32を挿入方向側(矢印I方向側)へスライドさせる。このとき、イジェクタ32と一体となってバックルスイッチ100におけるスライド部材106も排出位置から挿入方向側へスライドする。
イジェクタ32が貫通孔34の挿入方向側へ所定量スライドして挿入位置に達すると、イジェクタ32の載置部32Aとロックプレート40の係合片50との対向状態が解除されると共に、イジェクタ32がロックプレート40の一対の腕部48を押圧して、ロックプレート40を底板部20側(係合位置)へ回動させる。このとき、イジェクタ32と一体となってスライド部材106も挿入位置へ達する。
これにより、係合片50の先端部が底板部20へ接近移動する。また、この状態では、挿入板部26の係合孔26Aと、底板部20に形成された貫通孔34とが重なり合う。したがって、この状態では図3に示されるように、回動した係合片50が挿入板部26の係合孔26Aと底板部20の貫通孔34とを貫通する。
また、ロックプレート40が係合位置へ回動することで、ロックプレート40の当接片52とロック部材54の当接面56Bとの当接状態が解除される。ここで、ロック部材54はホルダ64を介してロックスプリング68の付勢力を受けているため、ロックプレート40の回動に連動するようにロックスプリング68の付勢力でロック部材54の本体部56が挿入方向側(矢印I方向側、ロック位置)へ揺動し、本体部56のロック面56Aが当接片52の表面(矢印U方向側の面)に当接する(図3図示状態)。このため、ロックプレート40の解除位置への回動(係合片50が底板部20から離間する方向への回動)が制限され、これにより、バックル装置10に対するタングプレート24の装着状態(係止状態)となる。
一方、上記タングプレート24の装着状態で、解除ボタン70の操作部72が押圧操作されると、ロック部材54の被押圧部62が解除ボタン70の押圧部84によって底板部20の長手方向他端側(矢印I方向側)へ押圧され、ロック部材54の本体部56が、ロックスプリング68の付勢力に抗して排出方向側(矢印E方向側、アンロック位置)へ揺動される。
このため、本体部56のロック面56Aとロックプレート40の当接片52との当接状態が解除され、ロック部材54によるロックプレート40の回動制限(移動阻止)が解除される。しかも、ロックプレート40の係合片50には、タングプレート24の挿入板部26及びイジェクタ32を介してイジェクタスプリング38の付勢力が作用しているため、係合片50には底板部20から離間する方向の分力が作用する。このため、ロックプレート40は係合片50に作用する分力によって底板部20から離間されて解除位置へ回動され、係合片50によるタングプレート24の保持が解除される。これにより、イジェクタスプリング38の付勢力によってイジェクタ32が排出方向側(矢印E方向側)へスライドされて排出位置に達すると、当該イジェクタ32のスライドによってタングプレート24の挿入板部26が本体ケーシング12のタング挿入口14から排出される。このとき、バックルスイッチ100におけるスライド部材106も排出位置に復帰する。
バックル装置10に適用されたバックルスイッチ100では、スライド部材106が図8(A)に示される排出位置にあると、スライド部材106の接点部材122によりスイッチ基板104における導電パターン112と導電パターン114とが導通状態となり、導電パターン114と導電パターン116とが非導通状態となる。これにより、ケーブルを介してバックルスイッチ100と接続された車両の制御部は、バックル装置10が非装着状態にあることを判断し、例えば、エンジンが始動された後も、バックル装置10の非装着状態が継続した場合には、ウォーニングランプを点滅させて搭乗者に対してバックル装置10を装着状態とするように促す。
またバックルスイッチ100では、スライド部材106が図8(B)に示される挿入位置にあると、スライド部材106の接点部材122によりスイッチ基板104における導電パターン114と導電パターン116とが導通状態となり、導電パターン112と導電パターン114とが非導通状態となる。これにより、ケーブルを介してバックルスイッチ100と接続された車両の制御部は、バックル装置10が装着状態にあることを判断し、例えば、エンジンが始動された後に、シートベルトの巻取装置におけるモータリトラクタを作動させてシートベルトの張力を適正値に調整する。
以上説明した本実施形態に係るバックルスイッチ100では、スイッチ基板104の先端部に形成された延出部158が、このスイッチ基板104の先端部おける幅方向に沿った一端側を他端側に対して排出方向へ部分的に延出させると共に、スライド部材106における挿入方向側に位置する1個の第1爪部142により係止可能とされていることにより、スライド部材106における第1爪部142及び第2爪部144によりスイッチ基板104を係止する際に、挿入方向側の1個の第1爪部142のみによりスイッチ基板104の延出部158を係止すれば、前記1個の第1爪部142を中心としてスイッチ基板104をスライド部材106により揺動可能に支持できる。
またバックルスイッチ100では、上記のように1個の第1爪部142により延出部158が係止された状態で、スイッチ基板104の先端部に形成された切欠部156が、スイッチ基板104の先端部を第2爪部に対して非接触状態とすることにより、1個の第1爪部142のみによりスイッチ基板104の延出部158を係止すれば、スイッチ基板104を第2爪部144と接触させることなく、その摺動面110が接点部材122から離間した位置から、1個の第1爪部142を中心として摺動面110により接点部材122における排出方向側の可撓片126を所定量撓み変形させる位置まで揺動させることができる。
従って、バックルスイッチ100では、スイッチ基板104を、第2爪部144と接触させることなく、その摺動面110が接点部材122から離間した位置から、第1爪部を中心として摺動面110により接点部材122の可撓片126を所定量撓み変形させる位置まで揺動させた後に、スイッチ基板104をスライド部材106に対して挿入方向へ相対移動させ、スイッチ基板104における延出部158及び切欠部156の基端側を第1爪部142及び第2爪部144間に挿入すれば、第1爪部142及び第2爪部144によりスイッチ基板104の両端部をそれぞれ係止して、スイッチ基板104によりスライド部材106を摺動可能に支持できる。
このとき、スイッチ基板104の摺動面110により接点部材122の可撓片126を押圧して撓み変形した状態にした後に、スイッチ基板104における延出部158及び切欠部156の基端側を第1爪部142及び第2爪部144間に挿入することができるので、スイッチ基板104を第1爪部142及び第2爪部144間に挿入する際に、スイッチ基板104から可撓片126に挿入方向に沿った押圧力が作用しなくなり、この挿入方向に沿った押圧力により接点部材122の可撓片126が塑性変形することを防止できる。
この結果、バックルスイッチ100によれば、スライド部材106をスイッチ基板104に組み付ける際に、作業者に対して熟練を要求するような作業を不要にできると共に、スイッチ基板104を第1爪部142及び第2爪部144間に挿入する際に、スイッチ基板104からの押圧力により接点部材122を塑性変形させることがなくなるので、スライド部材106をスイッチ基板104に簡単に組み付けることができ、かつ組付時にスライド部材106に配置された接点部材122が損傷することを効果的に防止できる。
また本実施形態に係るバックルスイッチ100では、ロアケーシング92に設けられた支持ブラケット162の嵌挿穴部164にスイッチ基板104の延出部158が排出方向に沿って嵌挿可能とされると共に、スイッチ基板104の延出部158が嵌挿穴部164に嵌挿された状態で、基板ベース108を係止する係止爪部172を有する係止片170がロアケーシング92に設けられたことにより、スイッチ基板104の延出部158を支持ブラケット162の嵌挿穴部164に嵌挿した後、基板ベース108を係止片170の係止爪部172により係止すれば、本体ユニット102をロアケーシング92に固定できるので、バックルスイッチ100の本体ユニット102をロアケーシング92(本体ケーシング12)に固定する作業を簡単なものにできる。
なお、本実施形態では、本発明に係るスイッチ装置をバックルスイッチとして用いた場合のみを説明したが、バックル装置以外に適用されるスイッチ装置であっても、スイッチ基板によりスライド部材が摺動可能に支持され、スライド部材のスライド方向に沿った位置に応じてスイッチング動作を行うスイッチ装置であれば、そのスイッチ装置に本発明に係る構成を適用することができ、本発明に係る構成を適用することにより、スライド部材をスイッチ基板に組み付ける際に、スライド部材に配置された接点部材の損傷を防止できる等の効果を得られる。
本発明の実施形態に係るバックルスイッチが適用されたバックル装置の全体構成を示す分解斜視図である。 図1に示されるバックル装置の全体構成を示す断面図であり、バックル装置が非装着状態にある場合を示している。 図1に示されるバックル装置の全体構成を示す断面図であり、バックル装置が装着状態にある場合を示している。 図1に示されるバックル装置におけるロック部材、ホルダ、及びロックスプリングの構成を示す分解斜視図である。 図1に示されるバックル装置の平面図であり、バックル装置が非装着状態にある場合を示している。 図1に示されるバックル装置の平面図であり、バックル装置が装着状態にある場合を示している。 本発明の実施形態に係るバックルスイッチにおける本体ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るバックルスイッチにおける本体ユニットを示す側面図である。 本発明の実施形態に係るスライド部材及びスイッチ基板の斜視図及び正面図であり、スライド部材をスイッチ基板へ組み付けるための第1の工程が行われている状態を示している。 本発明の実施形態に係るスライド部材及びスイッチ基板の斜視図及び正面図であり、スライド部材をスイッチ基板へ組み付けるための第2の工程が行われている状態を示している。 本発明の実施形態に係るスライド部材及びスイッチ基板の斜視図であり、スライド部材をスイッチ基板へ組み付けるための第3の工程が行われている状態を示している。 本発明の実施形態に係る本体ユニット及びスイッチ装着部の斜視図であり、本体ユニットをスイッチ装着部へ組み付けるための第4及び第5の工程が行われている状態を示している。
符号の説明
10 バックル装置
12 本体ケーシング
92 ロアケーシング(本体ケーシング)
100 バックルスイッチ(スイッチ装置)
104 スイッチ基板
106 スライド部材
108 基板ベース
110 摺動面
112、114、116 導電パターン
122 接点部材
126 可撓片(接点部材)
128 可撓片(接点部材)
142 第1爪部
144 第2爪部
156 切欠部
158 延出部
160 スイッチ装着部(本体ケーシング)
162 支持ブラケット
164 嵌挿穴部
170 係止片(基板係止部)
172 係止爪部(基板係止部)

Claims (4)

  1. 一方の面が摺動面とされ、該摺動面上に所定形状の導電パターンが設けられたスイッチ基板と、
    第1及び第2の爪部が設けられ、該第1及び第2の爪部により前記スイッチ基板における幅方向に沿った一端部及び他端部をそれぞれ係止すると共に、該スイッチ基板により前記幅方向と直交するスライド方向に沿って摺動可能に支持されるスライド部材と、
    可撓性を有する導電性材料により形成されると共に、前記スライド部材における前記摺動面と対向する部位に配置され、前記第1及び第2の爪部により前記スイッチ基板が係止された状態で、前記摺動面からの押圧力により撓み変形しつつ、その復元力により該摺動面に圧接する接点部材と、
    前記スイッチ基板の先端部に形成され、該スイッチ基板の先端部おける前記幅方向に沿った一端側を、他端側に対して前記スライド方向に沿って部分的に延出させると共に、前記第1の爪部により係止可能とされた延出部と、
    前記スイッチ基板の先端部に形成され、前記第1の爪部により前記延出部が係止された状態で、前記スイッチ基板の先端部を前記第2の爪部に対して非接触状態とする切欠部と、
    を有することを特徴とするスイッチ装置。
  2. 本体ケーシングと、
    前記スイッチ基板の基端側に連結固定された基板ベースと、
    前記本体ケーシングに設けられ、前記延出部が前記スライド方向に沿って嵌挿可能とされた嵌挿穴部と、
    前記本体ケーシングに設けられ、前記延出部が前記嵌挿穴部に嵌挿された状態で、前記基板ベースを係止して、該基板ベース及び前記スイッチ基板を前記本体ケーシングに固定する係止部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 請求項1又は2記載のスイッチ装置を組み立てるためのスイッチ装置の組立方法であって、
    前記第1の爪部により前記延出部を係止させる第1の工程と、
    前記スイッチ基板の先端部を前記切欠部により前記第2の爪部に対して非接触状態としつつ、前記スイッチ基板を前記接点部材から離間した位置から、前記第1の爪部を中心として前記摺動面により前記接点部材を撓み変形させる位置まで揺動させる第2の工程と、
    前記スイッチ基板を前記スライド方向に沿って前記スライド部材に対して相対的に摺動させ、前記スイッチ基板における前記延出部及び前記切欠部の基端側を前記第1及び第2の爪部により係止させる第3の工程と、
    を有することを特徴とするスイッチ装置の組立方法。
  4. 請求項2記載のスイッチ装置を組み立てるためのスイッチ装置の組立方法であって、
    前記第3の工程が完了した後、前記嵌挿穴部に前記延出部を前記スライド方向に沿って嵌挿する第4の工程と、
    前記延出部が前記嵌挿穴部に嵌挿された状態で、前記基板ベースを前記係止部により係止させ、該基板ベース及び前記スイッチ基板を前記本体ケーシングに固定する第5の工程と、
    を有することを特徴とする請求項3記載のスイッチ装置の組立方法。
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