JP6118769B2 - スイッチ付きバックル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルトに取り付けられたタングプレートのバックル本体への装着状態を検出するスイッチを有するスイッチ付きバックル装置に関する。
自動車を始めとする各種車両の座席には、衝突等の緊急時に乗員を保護するためにシートベルト装置が取り付けられている。シートベルト装置には、シートベルトを容易に着脱するためにバックル装置が設けられている。
この種のバックル装置は、シートベルト(ウェビング)を挿通したタングプレートと、このタングプレートを係脱するバックル本体とから構成されている。バックル本体の外装ケース内には、一般に、タングプレートをロックするラッチ部材と、このラッチ部材を移動自在に支持するフレームと、タングプレートの挿脱に応じてスライドし、そのスライド動作によってラッチ部材を移動させるイジェクタと、タングプレートのバックル本体に対する装着状態を検出するスイッチとが設けられている。
この場合のスイッチとして、固定接点と、該固定接点に対しスライドすることによりスイッチ状態を切り換える可動接点とを有するスライドスイッチを採用したバックル装置が、特許文献1等において開示されている。
特許第5052579号公報
ところで、タングプレートの装着の有無を検出するバックル本体内のスイッチとして、上述のようなスライドスイッチを採用した場合、ダストやゴミ等が外装ケース内に溜まって接点部に付着すると、接点不良を起こすことが懸念される。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タングプレートの装着の有無を検出するスライドスイッチの接点不良を、より確実に防止することができるスイッチ付きバックル装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、以下の構成によって達成される。
(1) シートベルトに取り付けられたタングプレートが着脱自在に装着されるバックル本体と、
該バックル本体に設けられ、前記タングプレートが前記バックル本体に装着されたときに非装着時位置から装着時位置にスライドする一方、前記タングプレートの装着が解除されたときに前記装着時位置から前記非装着時位置にスライドする可動部材と、
該可動部材のスライド位置に応じて前記タングプレートの装着状態を検出するスライドスイッチと、
を具備するスイッチ付きバックル装置において、
前記スライドスイッチが、
スライド面に固定接点を備える固定接点基板と、
前記スライド面に沿った方向に前記可動部材と一体に移動するスライダと、
前記スライダに装着され、前記固定接点基板のスライド面に弾性接触する板バネ接点を有し、前記スライダの移動に伴って前記スライド面に前記板バネ接点を摺動させることで、前記固定接点に接触して導通する可動接点部材と、
前記スライダが所定の動作範囲に到達したとき、前記スライダを前記スライド面に接近する方向に押圧変位させることで、前記板バネ接点を更に弾性変形させて、前記固定接点に対する前記板バネ接点の摺動範囲を増大させる押圧部材と、
を備えていることを特徴とするスイッチ付きバックル装置。
(2) 前記可動接点部材は、
前記スライダの前記スライド面に平行な平板部に固定された固定部と、
前記スライダの移動方向における前記固定部の両端に連設されて前記スライド面に向かって互いに離間するように延び、各先端に外向きに湾曲した湾曲接触部を有し、該各湾曲接触部を前記スライド面に弾性接触させる一対の前記板バネ接点と、
を備えており、
前記押圧部材と前記スライダの少なくとも一方は、前記可動接点部材が前記固定接点に接触して導通する前記所定の動作範囲に前記スライダが到達したときに、前記押圧部材と前記スライダとが互いに摺動することで、該スライダを前記スライド面に接近する方向に押圧変位させるカム面を備えることを特徴とする(1)に記載のスイッチ付きバックル装置。
(3) 前記カム面は、前記スライダの移動方向に対して、15度〜45度の範囲で傾斜する斜面、又は曲面、若しくは、該斜面と曲面の組合せによって構成されることを特徴とする(2)に記載のスイッチ付きバックル装置。
(4) 前記可動部材は、前記タングプレートが前記バックル本体に挿入されたときに前記非装着時位置から前記装着時位置にスライドし、前記タングプレートの装着が解除されるときに前記装着時位置から前記非装着時位置にスライドすることにより前記タングプレートを前記バックル本体から押し出すイジェクタであり、
前記イジェクタと前記スライダとは、前記イジェクタのスライド方向に一体に移動すると共に、前記スライダの前記スライド面に直交する方向への変位を許容するように互いに係合されていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のスイッチ付きバックル装置。
(5) 前記イジェクタと前記スライダとの係合部は、前記イジェクタ及びスライダの一方に形成された係合凹部と、前記イジェクタ及びスライダの他方に形成されて前記係合凹部に係合する係合凸部との組み合わせにより構成されており、前記係合凹部と係合凸部とが、前記スライド面に直交する方向に相対変位自在に係合されていることを特徴とする(4)に記載のスイッチ付きバックル装置。
(6) 前記固定接点は、第1、第2、第3の3つの接点を有し、前記第3の接点は共通接点とされ、前記スライダの移動方向に沿って前記第1の接点、第3の接点、第2の接点の順に互いに間隔をおいて配置され、
前記可動部材が非装着時位置にあるときは、前記可動接点部材が前記第1の接点と第3の接点との間に跨って接触し、前記可動部材が装着時位置にあるときは、前記可動接点部材が前記第2の接点と第3の接点との間に跨って接触するように構成されていることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のスイッチ付きバックル装置。
本発明のスイッチ付きバックル装置によれば、スライドスイッチが、スライダが所定の動作範囲に到達したとき、スライダをスライド面に接近する方向に押圧変位させることで、板バネ接点を更に弾性変形させて、固定接点に対する板バネ接点の摺動範囲を増大させる押圧部材を備える。これにより、可動接点部材が固定接点に接触する際のスライダの移動量よりも、可動接点部材の板バネ接点が固定接点に摺動する長さを大きくすることができる。従って、摺動長さが拡大する分の摺動面(スライド面)のクリーニング効果を発揮することができる。例えば、板バネ接点が進行する方向の摺動面上にダストやゴミ等の不要物がある場合、それらを摺動範囲外に押し出すことができる。特に、スライダが移動する際の動きよりも瞬間的に速い動きで板バネ接点を固定接点上において摺動させることができるので、不要物を弾き飛ばす作用を得ることができ、固定接点上からの不要物の排出効果を高めることができる。
しかも、固定接点と板バネ接点との接触圧を高めることができるので、接触不良を防止して信頼性を向上することができる。上記ダストやゴミ等を摺動範囲外に押し出す働きは、必ずしもタングプレートの毎回の挿脱ごとに行われなくてもよい。少なくとも数回に一度でもこの作用があれば、クリーニング効果は十分に得られる。
本発明の実施形態のバックル装置の分解斜視図である。 前記バックル装置のバックル本体の内部構造を示す斜視図である。 図2のA部の拡大図である。 前記バックル本体の内部構造を示す側面図である。 図4のB−B矢視図である。 前記バックル装置のスライドスイッチの内部構成を示す図で、(a)はタング挿入時(ラッチ時:ベルト装着時)の状態を示す図、(b)はタング抜き取り時(非ラッチ時:ベルト非装着時)の状態を示す図、(c)はタング抜き取り直後、板ばね弾性変形時の状態を示す図である。 (a)はカム面がスライダに設けられる場合を示す図、(b)はカム面がガイド部材とスライダの両方に設けられる場合を示す図、(c)はカム面が曲面によって構成される場合を示す図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5に示すように、バックル装置10は、外装ケースとしての上ケース12および下ケース13を有するバックル本体11と、バックル本体11に着脱されるタングプレート14とから構成されている。
外装ケース内には、一対の側壁20a、20bと、それら一対の側壁20a、20b間に設けられた底壁20cとを備え、底壁20cの上面をタングプレート14の挿入路とした断面U字形状の金属製のフレーム(ベース部材)20が設けられており、フレーム20の内側には、金属製のラッチ部材30が取り付けられている。
ラッチ部材30は、一端部(図示Y1側の端部)に、図示X1およびX2方向に突出する支持腕31、32を有しており、それら支持腕31、32を、フレーム20の側壁20a、20bに設けられた支持凹部21、22に係合させることにより、フレーム20に図示Z1およびZ2方向に揺動自在に支持されている。ラッチ部材30の中央には開口33が設けられ、その開口33の図示Y1方向の周縁部には、図示Y2方向に突出する係止凸部34が設けられている。また、ラッチ部材30の他端部(図示Y2側の端部)には、図示Z2方向に突出したラッチ突片35が設けられている。このラッチ突片35は、フレーム20の底壁20cに形成されたラッチ孔23と係脱する部分である。
また、ラッチ部材30とフレーム20の底壁20cとの間には、樹脂製のイジェクタ40が設けられている。イジェクタ40は、フレーム20上でタングプレート14の着脱方向に沿ってスライド可能に設けられており、タングプレート14がフレーム20の挿入路に挿入されたとき、非装着時位置から装着時位置にスライドし、ラッチ部材30のタングプレート14に対するラッチが解除されたときに、装着時位置から非装着時位置にスライドすることにより、タングプレート14をバックル本体11から押し出す。
このイジェクタ40は、U字形状に形成された基部41と、その基部41の両先端部から両側方向(X1およびX2方向)に延びる腕部42とを有しており、片方の腕部42には、後述するスライダ100を連結するための係合凹部48が設けられている。また、基部41の図示Y2側の面には被押圧部44が設けられている。
両腕部42は、フレーム20の両側壁20a、20bと底壁20cとの間にそれぞれ形成されたスリット24に挿通されており、各先端はフレーム20の外側に延びている。そして、腕部42がこれらスリット24内を移動することにより、イジェクタ40がフレーム20上でタングプレート14の挿脱方向にスライド可能となっている。
イジェクタ40のU字形状の基部41には、軸部52がその保持孔(図示略)に挿入され、先端に係止部51を有するカンチレバー50が回動自在に取り付けられている。カンチレバー50は、係止部51の面内に、後述するロックバー80を係止する係止凸部51aを有する。カンチレバー50の表面(図示の裏側)には、ばね保持突出部53が形成されており、ばね保持突出部53とラッチ部材30の係止凸部34との間に、コイルスプリングなどからなる付勢部材70が圧縮状態で介装され、ばね保持突出部53と係止凸部34との間に互いに離間する方向の付勢力が作用している。従って、付勢部材70は、常にカンチレバー50の先端である係止部51側を、図1の反時計回り方向に付勢している。
また、フレーム20の両側壁20a、20bの図示Y2側には、図示Y1およびY2方向に延びる長溝と、図示Z2方向に落ち込む凹溝とからなる切欠部26が形成されている。切欠部26の凹溝には、ストッパ60の回動軸63が揺動自在に係合されている。また、ストッパ60のY1方向の先端には掛止部62が一体に形成されている。なお、掛止部62は、下記に説明するロックバー80の移動軌跡内に配置されている。
更に、フレーム20の両側壁20a、20bには、略L字形状に穿設された案内孔27が対称に形成され、これら案内孔27にロックバー80が挿通され、ロックバー80は、案内孔27内をカンチレバー50と共に移動することが可能となっている。また、ロックバー80は、カンチレバー50の係止部51に係止されると共に、ストッパ60の掛止部62に保持されるように配置される。
また、フレーム20のY2側には、タングプレート14の着脱方向に自在に移動する解除ボタン90が設けられている。解除ボタン90は、上ケース12のY2側に設けられた開口12aを介して外部に露出する操作部91と、該操作部91から図示Y1方向に延びる脚部92とを有している。脚部92には操作凹部96が形成されており、操作凹部96には、フレーム20の案内孔27から外部に延びたロックバー80の両端が挿入されている。
脚部92の両内面には、内側方向に突出すると共に図示Y1およびY2方向に延びる案内凸部95が形成されている。案内凸部95は、フレーム20に形成された切欠部26の長溝内にそれぞれ挿入されている。解除ボタン90がY1およびY2方向に移動するとき、案内凸部95が切欠部26の長溝によって案内される。よって、解除ボタン90は、フレーム20の底壁20cに対して平行に移動することが可能となっている。
また、解除ボタン90の操作部91を図示Y1方向に押圧操作すると、ストッパ60を図1の反時計回り方向に回動させることが可能となっている。同様に、解除ボタン90が図示Y2方向に移動させられると、ストッパ60を図1の時計回り方向に回動させることが可能となっている。
なお、解除ボタン90の下端部93とフレーム20の底壁20cとの間には、タングプレート14の先端部が挿入可能な隙間が設けられている。また、フレーム20の底壁20cのY1側は、車体フレームなどに固定されるようになっている。
次に、タングプレート14がバックル本体11に装着されているかどうかを監視(検知)するスライドスイッチSWの構成について説明する。
上述のイジェクタ40は、タングプレート14がバックル本体11に装着されたときに、非装着時の位置である前方位置(図示Y2側の位置)から装着時の位置である後方位置(図示Y1側の位置)にスライドし、タングプレート14の装着が解除されたときに、装着時の位置である後方位置から非装着時の位置である前方位置にスライドする可動部材に相当する。したがって、スライドスイッチSWは、このイジェクタ40のスライド位置に応じて、タングプレート14の装着状態を検出する信号を取り出している。
スライドスイッチSWは、図6(a)に示すように、3つの固定接点201、202、203をスライド面120aに備えた帯板状の固定接点基板120と、少なくとも1つの板バネ状の可動接点部材110を備えたスライダ100と、スライダ100が前方の所定の動作範囲に移動したときにスライダ100と干渉するガイド部材150と、から構成されている。固定接点基板120は、図1および図3に示すように、下ケース13に形成された取付溝13aに、自身の長さ方向を図示Y1およびY2方向に平行とし、且つスライド面120aをX2方向に向けて嵌め込み固定されている。
スライダ100は、固定接点基板120のスライド面120aに沿った方向にイジェクタ40と一体にスライドするようにして、イジェクタ40に係合されている。
具体的には、図1および図3に示すように、スライダ100は、樹脂製であり、固定接点基板120のスライド面120aに平行な平板部101aと該平板部101aの幅方向両端に結合された一対の側壁101bとを有する断面コ字状の本体101と、前記平板部101aの外面に突設された係合凸部102と、を備えている。断面コ字状の本体101は、一対の側壁101bの内面が、帯板状の固定接点基板120の幅方向両側縁に沿ってガイドされることで、固定接点基板120の長手方向(図示Y1およびY2方向)に沿って安定してスライドできるように設けられている。断面コ字状の本体101の一対の側壁101bの内面には、スライダ100が固定接点基板120のスライド面120aに接近した際に、固定接点基板120に当接することで、接近し過ぎないように規制するストッパ段部101dが設けられている。また、断面コ字状の本体101の内面中央には、可動接点部材110を固定する係止突起101cが設けられている。
スライダ100の本体101の外面に突設された係合凸部102は、図6(a)に示すように、イジェクタ40の腕部42に形成された係合凹部48に嵌まる先端拡大部102aと、先端拡大部102aを支持するために平板部101aの外面から突き出した支持脚部102bと、からなる。スライダ100は、先端拡大部102aが、スライダ100のスライド方向と直交する方向に遊びを持ってイジェクタ40の係合凹部48に嵌まっていることで、イジェクタ40と一体に図示Y1及びY2方向にスライドすることができると共に、スライド方向と直交する方向(図示X1及びX2方向)に僅かに変位できるようになっている。
また、スライダ100の係合凸部102には、縦方向のスリット102cが設けられており、このスリット102cを利用して、先端拡大部102aを、スライド方向にガタ付き無く係合凹部48に嵌合できるようになっている。そして、係合凸部102と係合凹部48の係合部には、固定接点基板120に対するスライダ100の若干の傾きを許容できるような揺動性能を持たせてあり、後述するガイド部材150のカム面151へのスライダ100の当接が緩やかに行われるようにしている。
図6(a)に示すように、可動接点部材110は、スライダ100の平板部101aに固定された固定部111と、スライダ100の移動方向における固定部111の両端に連設されてスライド面120aに向かって互いに離間するようにハ字状に拡開しながら延びる一対の板バネ接点113、114と、を備えている。可動接点部材110の固定部111は、該固定部111に設けられた係合孔112をスライダ100の平板部101aの内面の係止突起101cに嵌めることで、スライダ100に固定されている。
一対の板バネ接点113、114は、各先端113a、114aで外向きに湾曲し、スライド面120aと弾性接触する湾曲接触部113b、114bを有する。そして、可動接点部材110は、スライダ100の移動に伴ってスライド面120aに板バネ接点113、114の湾曲接触部113b、114bを摺動させることで、固定接点201、202、203に接触して導通するようになっている。
3つの固定接点201、202、203は、スライダ100の移動方向に間隔をおいて一列に配列され、第1の固定接点201、第3の固定接点203、第2の固定接点202の順に、タングプレート14が挿入される方向に沿って並んでいる。なお、各固定接点201、202、203の長さと間隔は適切に設定されている。すなわち、タングプレート14がバックル本体11に装着されておらず、スライダ100が非装着時の位置である前方位置(Y2方向)にあるときには、可動接点部材110が、第1の固定接点201と第3の固定接点203に跨って接触する(つまり、可動接点部材110の両端の板バネ接点113、114が第1の固定接点201と第3の固定接点203にそれぞれ接触する)。従って、可動接点部材110を介して、第1の固定接点201と第3の固定接点203が互いに導通するようになる。
また、タングプレート14がバックル本体11に装着され、スライダ100が装着時の位置である後方位置(Y1方向)にあるときには、可動接点部材110が第3の固定接点203と第2の固定接点202に跨って接触する(つまり、可動接点部材110の両端の板バネ接点113、114が、第3の固定接点203と第2の固定接点202にそれぞれ接触する)。従って、可動接点部材110を介して、第3の固定接点203と第2の固定接点202が互いに導通するようになる。
ここでは、真ん中の第3の固定接点203が共通接点(COM)となっており、第1の固定接点201がノーマル・クローズ接点(NC)、第2の固定接点202がノーマル・オープン接点(NO)となっている。
また、各固定接点201、202、203には、下ケース13の上面に配索した図示略のリードがそれぞれ接続されており、各リードに外部電線を接続するようになっている。
一方、ガイド部材150は、図3に示すように、樹脂製の下ケース13に一体に設けられている。このガイド部材150は、可動接点部材110が固定接点201、203に接触して導通する所定の動作範囲にスライダ100が到達したときに、スライダ100をスライド面120aに接近する方向に押圧変位させることで、板バネ接点113、114を更に弾性変形させて、板バネ接点113、114の間隔の距離を増大させる押圧部材として機能し、さらに、ガイド部材150の領域からスライダ100を押し返す働きもする。
具体的には、図6(b)及び(c)に示すように、ガイド部材150は、スライダ100の移動(矢印F1方向の移動)により上述した所定の動作範囲に到達したときに、スライダ100と摺動して、スライダ100をスライド面120aに接近する方向(矢印E1方向)に押圧変位させる傾斜したカム面151を備えている。カム面151は、図示Y1側の端部から図示X1方向を向くように形成されており、スライダ100の移動方向(矢印F1方向)に対して15度〜45度の範囲で傾斜する斜面によって構成されている。
次に動作について説明する。
(1)初期状態(非ラッチ状態=シートベルト非装着状態)
タングプレート14がバックル本体11に装着されていない初期状態においては、図6(b)に例示されるように、イジェクタ40は付勢部材70の付勢力により開口12a側である図示Y2方向に位置している。またカンチレバー50は軸部52を中心に回動させられ、ストッパ60は、解除ボタン90のY2方向の位置に応じて回動軸63を中心に回動させられている。このとき、ロックバー80は案内孔27内の垂直方向の上端部に移動しており、ストッパ60の掛止部62による掛止を受けない状態にある。
ただし、カンチレバー50は時計回り方向に回動された状態にあり、ばね保持突出部53の高さ位置は係止凸部34の高さ位置よりも図示Z2側の下方に位置するため、付勢部材70の付勢力の水平成分(Y方向の成分)を受けたカンチレバー50の係止部51がロックバー80を図示Y2方向に圧接している。このため、ロックバー80の両端部は、案内孔27内の垂直方向の上端部の図示Y2側の縁部に押し付けられている。
またラッチ部材30は、圧縮状態にある付勢部材70の付勢力の垂直成分(Z1方向の成分)によって時計回り方向に回動させられている。よってラッチ部材30のラッチ突片35は、フレーム20の底壁20cから図示Z1方向に離れた非ラッチ位置に保持されている。
また、初期状態(非ラッチ状態)では、イジェクタ40は図示Y2方向に位置しているため、イジェクタ40と一体化されたスライダ100は、図6(b)に示すように、第1の固定接点201と第3の固定接点203とに跨った位置にある。このため、第1の固定接点201と第3の固定接点203が導通状態にあり、第3の固定接点203と第2の固定接点202が非導通状態にある。この状態はバックルが挿入されておらず、シートベルト非装着であり、非装着を示す信号が、この通電状況により検知される。CPUは、非ラッチ状態におけるこの検知された信号に基づいて、例えばベルト巻取り力軽減機構を非動作状態に設定したり、車内のベルト警告灯を点灯状態に設定したり、その他の情報(例えば、着座情報)と合わせてエアバック装置を適切な動作状態に調整したりするように制御する。
(2)ラッチ状態への動作
次に、タングプレート14がバックル本体11に装着されたラッチ状態について説明する(図6(a)参照)。
バックル本体11側の解除ボタン90の下端部93とフレーム20の底壁20cとの間の隙間にタングプレート14の先端部を挿入すると、タングプレート14の先端部はイジェクタ40の被押圧部44に当接すると共に、イジェクタ40を挿入方向である図示Y1方向に移動させる。このとき、カンチレバー50の軸部52が付勢部材70の付勢力に抗してイジェクタ40と共に挿入方向に移動させられるが、カンチレバー50の係止部51はロックバー80をY2方向に圧接しているため、カンチレバー50がロックバー80を軸として反時計回り方向に回動させられる。
カンチレバー50が反時計回り方向に回動すると、ばね保持突出部53が図示Z1方向に移動させられ、ばね保持突出部53の高さ位置が、ラッチ部材30の係止凸部34と同じ高さ位置に設定される。このとき、付勢部材70は、圧縮変形させられると共に図示Z1方向に凸をなすように湾曲変形させられるため、付勢部材70の付勢力の垂直成分が図示Z2方向に作用する。よって、カンチレバー50は付勢力のZ2方向の成分によりさらに反時計回り方向に回動させられる。
カンチレバー50が反時計回り方向に回動すると、カンチレバー50の係止部51がロックバー80を係止しながら図示Z2方向に押し下げる。このとき、ロックバー80が案内孔27の図示Y2側の縁部に沿ってZ2方向の角部へ向かって垂直に移動すると共に、ラッチ部材30を図示Z2方向に押圧するため、ラッチ部材30が支持腕31、32を中心に反時計回り方向へ回動させられる。このとき、ラッチ部材30の先端のラッチ突片35がタングプレート14に設けられたラッチ孔14aに挿入されると共に、フレーム20の底壁20cに設けられたラッチ孔23に入り込むため、タングプレート14がラッチ部材30によってラッチされる(ラッチ状態:シートベルト装着状態)。
タングプレート14がラッチ部材30によってラッチされると、タングプレート14のY1方向への挿入動作は停止される。ただし、カンチレバー50には、付勢部材70の付勢力の水平成分が図示Y2方向に作用しているため、カンチレバー50を搭載したイジェクタ40が図示Y2方向にわずかに移動させられる。これは、係止部51の掛止凸部51aに係止されているロックバー80の両端部が、案内孔27の角部から案内孔27の保持部まで水平に移動させられるためである。
このとき、ロックバー80がY2方向に移動させられると、その両端が解除ボタン90の操作凹部を図示Y2方向に押圧するため、解除ボタン90がわずかに押し戻される。これにより、ストッパ60が回転軸63を中心に反時計回りに回動させられるため、ストッパ60の掛止部62がロックバー80を押さえ込み、ロックバー80が元の状態に戻らないようにロックされる。よって、ロックバー80によって図示Z2方向に押圧されたラッチ部材30が容易に時計回り方向に回動するようなことがなく、ラッチ部材30はタングプレート14を強固にラッチすることが可能となっている。
このようなラッチ状態では、イジェクタ40は図示Y1方向に移動させられているため、イジェクタ40と一体化されたスライダ100は、第3の固定接点203と第2の固定接点202とに跨った位置にある。このため、第3の固定接点203と第2の固定接点202が導通状態にあり、第1の固定接点201と第3の固定接点203が非導通状態にある。シートベルトの装着を示す信号が、この通電状況によって検知される。CPUは、ラッチ状態におけるこの検知された信号に基づいて、例えば、ベルト巻取り力軽減機構を動作状態に設定したり、車内のベルト警告灯を消灯状態に設定したり、エアバック装置を適切な動作状態に調整したりするように制御する。
(3)ラッチ状態の解除動作
解除ボタン90を図示Y1方向に押圧操作すると、解除ボタン90の動きでストッパ60が反時計回り方向に回動させられる。よって、ストッパ60の掛止部62によるロックバー80の掛止が解除される。
同時に、解除ボタン90の操作凹部がロックバー80の両端をY1方向に押圧するため、ロックバー80が案内孔27内を水平にY1方向に移動させられる。このとき、ロックバー80は、カンチレバー50の掛止凸部51aをY1方向に押し込むため、カンチレバー50およびイジェクタ40がY1方向に移動させられ、これにより付勢部材70が圧縮させられる。
さらに解除ボタン90が押し込まれ、ロックバー80が案内孔27の角部をY1方向に越えると、カンチレバー50が時計回り方向に素早く回動させられる。この回動動作により、ロックバー80はカンチレバー50の係止凸部51aによって持ち上げられ、案内孔27に沿って垂直方向の上端部へ移動させられる。
同時に、カンチレバー50のばね保持突出部53の高さ位置が、ラッチ部材30の係止凸部34の高さ位置よりも図示Z2側の下方に設定される。このため、ラッチ部材30が圧縮状態にある付勢部材70の付勢力の垂直成分(Z1方向の成分)によって時計回り方向に回動させられる。よって、ラッチ部材30のラッチ突片35が、タングプレート14に設けられたラッチ孔14aおよびフレーム20のラッチ孔23から離脱するため(非ラッチ状態)、ラッチ部材30によるタングプレート14のラッチが解除された初期状態に復帰する。
また、カンチレバー50が素早く時計回り方向に回動すると、イジェクタ40が図示Y2方向に勢いよく押し出される。このときイジェクタ40の被押圧部44がタングプレート14の先端をY2方向に一気に押し出すため、タングプレート14が開口12aから勢いよく排出させられる。この状態では、イジェクタ40が初期位置に復帰するため、初期状態の信号が取り出される。
以上の動作の際にスライドスイッチSWは次のように動く。その動きの一部を図6(a)〜(c)を用いて説明する。
まず、図6(a)に示すように、スライダ100がガイド部材150に対して後方の位置にあるとき、スライダ100側の係合凸部102とイジェクタ40側の係合凹部48の係合部による規制作用により、可動接点部材110は、所定の撓み量による弾性力を持って、板バネ接点113、114の湾曲接触部113b、114bを固定接点基板120のスライド面120aに接触させる。このときの板バネ接点113、114の湾曲接触部113b、114b間の間隔はH1である。この状態でスライド面120aに沿ってスライダ100が移動することにより、可動接点部材110の板バネ接点113、114が、スライド面120a上を摺動して固定接点201、202、203に接触して導通する。
次にスライダ100が図6(a)に示す位置(シートベルト装着状態)から図6(b)、(c)に示す位置(シートベルト非装着状態)に移動した場合について述べる。
解除ボタン90が押されてラッチが解除されると、イジェクタ40がY2方向に勢いよく押出され、スライダ100が図6(a)に示す位置から前進して、図6(c)に示すように、可動接点部材110の板バネ接点113、114が所定の動作範囲に到達し、スライダ100が、前方位置にあるガイド部材150に一瞬干渉し、板バネ接点113、114の弾性力によって復元する力が働き、図6(b)に示される位置に戻る。このスライダ100とガイド部材150とが干渉する際、スライダ100の平板部101aの先端がガイド部材150のカム面151に当たり、スライダ100がカム面151を矢印F1方向に摺動しながらスライドする。このため、カム面151の作用により、スライダ100は、矢印F1方向の移動に伴って、スライド面120aに接近する方向(矢印E1方向)に押圧変位させられる。つまり、スライダ100は、図5中の矢印F3で示すように斜めの方向に移動する。
これにより、図6(c)に示すように、板バネ接点113、114が押されて弾性変形して拡開し、固定接点201、203に対する板バネ接点113、114の間隔の距離が増大し、板バネ接点113、114の湾曲接触部113b、114b間の間隔がH1からH2に広がる。
このように、可動接点部材110が固定接点201、203に接触する際のスライダ100の移動量よりも、可動接点部材110の板バネ接点113、114が弾性変形し、固定接点基板120上の摺動する長さを大きくすることができる。従って、摺動長さが拡大する分の摺動面(スライド面120a)のクリーニング効果を発揮することができる。例えば、板バネ接点113、114が進行する方向の摺動面上にダストやゴミ等の不要物がある場合、それらを摺動範囲外に押し出すことができる。特に、スライダ100が移動する際の動きよりも瞬間的に速い動きで板バネ接点113、114を固定接点201、203上において摺動させることができるので、不要物を弾き飛ばす作用を得ることができ、固定接点201、203上からの不要物の排出効果を高めることができる。この干渉は、ラッチ解除のたびに生じなくてもよく、数回に一度でもこの干渉が発生すれば、クリーニング効果を十分に得ることができる。
また、このバックル装置10によれば、ガイド部材150のカム面151にスライダ100が摺動することによって、スライダ100を固定接点基板120のスライド面120aに接近させる方向に押圧変位させることができる。従って、固定接点基板120のスライド面120aに弾性接触する一対の板バネ接点113、114の各先端113a、114aの湾曲接触部113b、114b間の間隔をH1からH2に広げることができ、固定接点201、202上の不要物を効果的に排出することができる。
また、カム面151が、好ましくは、15度〜45度の範囲で傾斜する斜面によって構成されているので、スライダ100が移動した際に瞬時に板バネ接点113、114を弾性変形させることができる。例えば、カム面151の傾斜角度が15度より小さいと、板バネ接点113の弾性変形の増加量が小さくなるため、不要物の弾き飛ばし効果が小さくなり、カム面151の傾斜角度が45度より大きいと、カム面151にスライダ100が当接する際の衝突抵抗が大きくなり過ぎて、スライダ100やカム面151が削れやすくなり、劣化が早まるおそれがある。
また、この実施形態では、タングプレート14をバックル本体11から押し出すイジェクタ40にスライダ100が係合されているので、付勢部材70の付勢力によって勢いよく押し出されるイジェクタ40と共にスライダ100がガイド部材150のカム面151に沿って移動することから不要物を勢いよく弾き飛ばすことができる。しかも、スライダ100がスライド面120aに直交する方向に変位できるように係合されているので、イジェクタ40と一緒に移動するスライダ100を、ガイド部材150によってスムーズに押圧変位させることができ、それにより、板バネ接点113、114をスムーズに弾性変形させることができる。特に、このバックル装置10では、係合凹部48と係合凸部102を係合させるだけで、スライダ100に所定の動きをさせることができるようになる。
また、本実施形態のバックル装置10によれば、第1の固定接点201と第3の固定接点203に可動接点部材110が跨って接触していることにより、タングプレート14がバックル本体11に対して非装着状態であることを検出し、第2の固定接点202と第3の固定接点203に可動接点部材110が跨って接触していることにより、タングプレート14がバックル本体11に対して装着状態であることを検出するので、例えば、第1の固定接点201をノーマル・クローズ端子(常時閉路接点端子)として利用し、第2の固定接点202をノーマル・オープン端子(常時開路接点端子)として利用することにより、シートベルトの装着状態を高い信頼性で監視することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、ガイド部材150をスライダ100が前進する側に設けた場合を示したが、ガイド部材をスライダ100が後進する側に設けてもよいし、両側に設けてもよい。
また、上記実施形態では、固定接点基板120は、スライド面120aがX2方向を向くようにして、下ケース13の取付溝13aに固定されているが、スライド面120aが上面、即ち、Z1方向を向くようにして、下ケース13に固定されてもよい。その場合、スライダ100が上下方向に移動可能となるように、イジェクタ40に嵌合固定されればよく、また、ガイド部材150のカム面151は下向きに形成されればよい。
さらに、上記実施形態では、スライダ100に形成された係合凸部102とイジェクタ40に形成された係合凹部48との組み合わせによりスライダ100とイジェクタ40の係合部を構成しているが、イジェクタ40に係合凸部を形成し、スライダ100に係合凹部を形成して、該係合部を構成してもよい。
また、上記実施形態では、カム面151はガイド部材150に形成されていたが、図7(a)に示すように、カム面103がスライダ100に形成されてもよい。または、図7(b)に示すように、カム面103、151がスライダ100とガイド部材150の両方に形成されてもよい。さらに、ガイド部材150のカム面151及びスライダ100のカム面103は、上記斜面に限定されず、図7(c)に示すように、曲面であってもよく、或いは、上記斜面と曲面の組合せであってもよい。
また、カム面を構成するガイド部材は弾性部材によって構成されるようにしてもよい。
10 スイッチ付きバックル装置
11 バックル本体
14 タングプレート
40 イジェクタ(可動部材)
48 係合凹部
100 スライダ
101a 平板部
102 係合凸部
110 可動接点部材
111 固定部
113,114 板バネ接点
113a,114a 先端
113b,114b 湾曲接触部
120 固定接点基板
120a スライド面
150 ガイド部材(押圧部材)
151 カム面
201,202,203 固定接点
SW スライドスイッチ

Claims (6)

  1. シートベルトに取り付けられたタングプレートが着脱自在に装着されるバックル本体と、
    該バックル本体に設けられ、前記タングプレートが前記バックル本体に装着されたときに非装着時位置から装着時位置にスライドする一方、前記タングプレートの装着が解除されたときに前記装着時位置から前記非装着時位置にスライドする可動部材と、
    該可動部材のスライド位置に応じて前記タングプレートの装着状態を検出するスライドスイッチと、
    を具備するスイッチ付きバックル装置において、
    前記スライドスイッチが、
    スライド面に固定接点を備える固定接点基板と、
    前記スライド面に沿った方向に前記可動部材と一体に移動するスライダと、
    前記スライダに装着され、前記固定接点基板のスライド面に弾性接触する板バネ接点を有し、前記スライダの移動に伴って前記スライド面に前記板バネ接点を摺動させることで、前記固定接点に接触して導通する可動接点部材と、
    前記スライダが所定の動作範囲に到達したとき、前記スライダを前記スライド面に接近する方向に押圧変位させることで、前記板バネ接点を更に弾性変形させて、前記固定接点に対する前記板バネ接点の摺動範囲を増大させる押圧部材と、
    を備えていることを特徴とするスイッチ付きバックル装置。
  2. 前記可動接点部材は、
    前記スライダの前記スライド面に平行な平板部に固定された固定部と、
    前記スライダの移動方向における前記固定部の両端に連設されて前記スライド面に向かって互いに離間するように延び、各先端に外向きに湾曲した湾曲接触部を有し、該各湾曲接触部を前記スライド面に弾性接触させる一対の前記板バネ接点と、
    を備えており、
    前記押圧部材と前記スライダの少なくとも一方は、前記可動接点部材が前記固定接点に接触して導通する前記所定の動作範囲に前記スライダが到達したときに、前記押圧部材と前記スライダとが互いに摺動することで、該スライダを前記スライド面に接近する方向に押圧変位させるカム面を備えることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ付きバックル装置。
  3. 前記カム面は、前記スライダの移動方向に対して、15度〜45度の範囲で傾斜する斜面、又は曲面、若しくは、該斜面と曲面の組合せによって構成されることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ付きバックル装置。
  4. 前記可動部材は、前記タングプレートが前記バックル本体に挿入されたときに前記非装着時位置から前記装着時位置にスライドし、前記タングプレートの装着が解除されるときに前記装着時位置から前記非装着時位置にスライドすることにより前記タングプレートを前記バックル本体から押し出すイジェクタであり、
    前記イジェクタと前記スライダとは、前記イジェクタのスライド方向に一体に移動すると共に、前記スライダの前記スライド面に直交する方向への変位を許容するように互いに係合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスイッチ付きバックル装置。
  5. 前記イジェクタと前記スライダとの係合部は、前記イジェクタ及びスライダの一方に形成された係合凹部と、前記イジェクタ及びスライダの他方に形成されて前記係合凹部に係合する係合凸部との組み合わせにより構成されており、前記係合凹部と係合凸部とが、前記スライド面に直交する方向に相対変位自在に係合されていることを特徴とする請求項4に記載のスイッチ付きバックル装置。
  6. 前記固定接点は、第1、第2、第3の3つの接点を有し、前記第3の接点は共通接点とされ、前記スライダの移動方向に沿って前記第1の接点、第3の接点、第2の接点の順に互いに間隔をおいて配置され、
    前記可動部材が非装着時位置にあるときは、前記可動接点部材が前記第1の接点と第3の接点との間に跨って接触し、前記可動部材が装着時位置にあるときは、前記可動接点部材が前記第2の接点と第3の接点との間に跨って接触するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスイッチ付きバックル装置。
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