JPS586326A

JPS586326A - 燃焼装置

Info

Publication number: JPS586326A
Application number: JP56104711A
Authority: JP
Inventors: Akihiko Nakajima; 昭彦中島; Harumi Aono; 青野　治美; Tadashi Ono; 正大野
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1981-07-03
Filing date: 1981-07-03
Publication date: 1983-01-13
Also published as: JPS6217128B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明しは、燃焼装置に関するもので、着火特性の向上
と安定性を図ったものである従来、特に低一次燃焼装置は基本的に主混合室と燃焼室
とが同居している関係上、混合機構の寸法、構成によっ
て、又は、給油、送風条件等の外乱によって、均一性の
混合ガスが、完全予混合燃焼装置に比べ、得にくく又、
個所による混合ガスの濃淡バラツキが高い。従って、燃
焼スタートの着火特性は安定さを欠き、危険である。即
ち、安定した着火性を確保するためには、着火器の容量
を大きくしたり、着火機構に無理な構成、更には厳しい
寸法規制が要求されコスト高となっていた。

特に、第６図の従来例は、正にガス噴出口１５と二次空
気孔１０′（最下段列）の近傍に着火器２０を長くして
近づけるため、着火器２０が二次空気で冷やされたり、
着火器２０の管理寸法が狂ったり、更に経時変化で着火
器２０先端が垂れたりして着火性の悪化を招いていた。

本発明は上記従来の欠点を解消するものであり、以下本
発明の一実施例を添付図面とともに説明する。

第１図において、本発明の一実施例を説明する。

１は送風機、２は送風ケースで、断熱材３を介して予熱
器５を内蔵した有底状で断面が二重筒状のバーナ体４を
載置し、又、中央には、整風板６を配置している。７は
整風孔である。８は、筒状のバーナヘッドで、下部に複
数個の一次空気孔９を、又前記一次空気孔９と距離をお
いて二次空気孔１０を名々穿設し、バーナ体４の内周壁
４′の突起４″に規制され、小隙間１１を有してバーナ
体４内に着脱自在に配置される。１４は、前記バーナヘ
ッド８と対応し、かつガス室１７の上板を構成するバー
ナヘッド側板で、前記二次空気孔１０の最下段列孔部１
０の下部近傍にガス口としてガス噴出口１５が構成され
るようバーナ体４の座４′″上に載置され、位置規制さ
れている。ここで、バーナ体４は、その内、外周壁４′
、４″と前記バーナヘッド８及びバーナヘッド側板１４
とにより、上下に分割され、バーナヘッド側板１４の下
部をガス室１７、上部を燃焼室１８として各々構成され
ている。

ここで、特に、前記したバーナヘッド側板１４上には、
第２図から第５図に示されるように、ガス噴出口１５の
一部分から着火器２０まで順次連通するよう小孔又はス
リットにより構成された着火口１６が、少なくとも単数
列に、前記ガス室１７と対向する位置まで穿設されてい
る。

また、該着火口１６は着火特性の向上と安定化、及び、
着火後の燃焼特性の安定維持のため、前記着火口１６の
孔径及びスリット巾は、前記ガス噴出口１５のすきま巾
と同等もしくは、小さくすると共に、列数は、複数とし
、かつ、配列構成は、ガス噴出口１５に向けて、着火器
２０を基点として末広がり等のＶ字状にすると効果的で
ある。更に又、前記した着火口１６の燃焼室１８に面す
る部分を座グリ構成とすれば、ガス噴出速度が低下し着
火性も向上する。また、着火器２０の着火口１６に対す
る位置は、着火口１６が単数列の場合、着火口の中心部
に臨むようにする。また、着火口１６が複数列になった
場合は、着火口１６と着火口１５との中間部に位置させ
た方が好ましい。

１２は、整流板でガス室１７内に一次空気孔９とバーナ
ヘッド側板１４間に位置し、バーナへッド８の外周面に
一側面を固着し、他側面は、バーナ体４の外周壁４″の
内面と隙間１３を有するよう構成されると共に、該隙間
１３は、前記着火口１６と対向する部分の隙間１３′は
開口面積が他の部分に比べ大きく設けられ、ガス噴出量
を増し着火口１６への配給量を十分満すようにしている
。尚、本実施例の前提である低一次燃焼装置の、ガス室
１７内の混合ガスは、供給される燃料ガスの爆発限界以
下に、前記一次空気孔９の仕様を調整し規制されること
が望ましい。即ち爆発限界以上に一次空気量を増せば、
外乱条件等によりガス室１７への逆火現象がおきるので
、基本的にこれをさけるためである。

１９は、液体燃料又は気体燃料等の燃料管で、１９′は
、該燃料管１９の断熱体である。２１は温度センサーで
、予熱器５の温度制御を行うもので、常時、バーナ体４
を良好な気化温度に維持させるもので、気体燃料の場合
は不要である。２２は着火炎、２３は燃焼炎である。

以上の構成で、図に従い作用を説明する。まず、温度セ
ンサー２１を介し予熱器５に通電させ、バーナ体４全体
を気化温度に昇温させ、この時点で送風機１より燃焼空
気を、また燃焼管１９より所定の液体燃料を各々ガス室
１７内へ供給すると液体燃料はガス室１７の底部で熱を
受け気化し膨張して気化ガスとなると共に、整風板６、
整風孔７、小隙間１１及び一次空気孔１９を介して一次
空気を受けて濃い混合ガスとなり、ガス室１７内全域に
流れ充満する。該混合ガスの一部は整流板１２、隙間１
３，１３′を経て、ガス噴出口１５と着火口１６より各
々燃焼室１８に向けて噴出する。

特に着火に先立って着火口１６からの混合ガスは、二次
空気孔１０からの空気をうけて着火容易な混合ガスとな
る。この時、着火器２０に例えば、高電圧をかけると、
着火器２０の先端でスパークを発し、これにより着火口
１６より噴出する混合ガスは着火され、連鎖状の着火口
１６より噴出する混合ガスに順次へガス噴出口１５方向
へ転火し、着火炎２２を形成すると共に、一方他の多量
の濃い混合ガスは、ガス噴出口１５で絞られ薄膜状にな
って噴出し、これに対してバーナヘッド８の二次空気孔
１０全孔から無数の針状として噴出する二次空気を受け
るので、多量の濃い混合ガスは高速かつ細分割の拡散混
合を行い燃焼可能な十分なる均一質混合ガスになる。従
って、混合ガスは、前記着火炎２２が安定した着火源と
なるため、瞬間的に燃焼主炎２３を形成して、クリーン
な青火の完全燃焼を呈するものである。燃焼主炎２３が
形成されると、その燃焼熱の一部はバーナ体４の外周壁
４″に吸収され、バーナ体４内で必要な気化熱は十分燃
焼で補うことかできる。従って予熱器５への電力供給は
、通常不必要となり、温度センサ２１によって通電が断
たれ、制御される。

消火に際しては、燃料管１９からの燃料を弁等の機能部
品（図示せず）で断てば、瞬時に消火される。

特に着火に関しては、この種のバーナのガス体が基本的
に爆発限界以内の混合ガスで着火しない条件にあるが、
着火口１６が連鎖状の列構成で、かつ、ガス噴出口１５
に向けて連通していること、及び二次空気孔１０の下方
部が、バーナ体４の外周壁４″と対向していること、更
に着火孔１６の右端部に着火器２２がバーナ体４の外周
壁４″より、わずかに突出して安定した位置規制に保持
されていること等により、一旦、混合ガスがガス化室１
７及び着火口１６より噴出すると、二次空気孔１０から
のニ次空気を受け、即刻燃焼可能な混合ガスとなると共
に、バーナ体４の外周壁４″を一種の保炎体として前記
混合ガスが着火口１６の直上部分で渦流作用を生じ滞留
する。従って、この時、着火器２０で例えばスパ一クを
発生させると瞬間的にかつ確実に着火され、連鎖状の着
火口１６上に着火炎２２が安定して形成される。この着
火炎２２は一種の種火となり、ガス噴出口１５より噴出
する濃い混合ガスに対しても容易に転火し、燃焼主炎２
３を形成、保炎させる失火なく効果たらしめるものであ
る。又、たとえ燃焼主炎２３の条件が変化しても、着火
炎２２の安定性は欠くことがない。

また、着火口１６の孔径もしくは、スリット巾が、ガス
噴出口１６の巾より、同等もしくは、それ以下に寸法規
制しているため、着火口１６より必要以上の混合ガスが
でないため、着火後、バーナ全体が定格燃焼に移行した
場合でも、着火口１６部での立炎、黄火ましてやスス等
の発生する赤火は生ぜず、常時、クリーンな青火の完全
燃焼を呈するものである。

更に、着火口１６の列数、及び配列構成を、複数化し、
かつガス噴出口１５へ向けて末広がりに配列したことに
より、混合ガスの増加と、渦流現象作用が強まり、着火
炎２２への着火特性が向上すると共に、着火炎２２の熱
量が増加するため、燃焼主炎２３への着火特性は更に向
上し、確実、安定的になるものである。更に又、着火口
１６の下方に位置する整流板１２の切欠部１３′が他の
部分より面積を広く有しているため、着火口１６への混
合ガスは安定的に供給されるため、前記着火特性を基本
的に確保しているものである。

尚、バーナ体４の構成条件によっては、着火口１６の列
数を複数化した場合は、着火器２０の位置を着火口１６
間に位置させ渦流の強化、又、着火口１６の上面を座グ
リして、混合ガスの噴出速度を低下したりすることによ
り着火特性の向上を図ることができるものである。

一方、構成的にもバーナヘッド側板１４上に着火口１６
の構成仕様を、適切に加工場するだけで、また整流板１
３に、整流口１３′を切り欠くたけで、更に着火器２０
を短かく、着火器２０に臨んで設置するだけであらゆる
着火条件に対し確実に着火し安定性を堅持でき、経済的
にも、まコスト的にも従来例に比べ著しい特長をもった
燃焼装置を具現できるものである。

以上のように本発明によれば、着火がスムーズに行え、
しかもきわめて安定したものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部縦断面図、第２図から
第５図は、着火口部の各種実施例を示した要部上面図、
第６図は従来例の要部縦断面図である。４・・バーナ体、４′・・・内周壁、４″・・・外周壁
、８・・バーナヘッド、９・・一次空気孔、１０・・・
・・二次空気孔、１０′・・・二次空気孔の最下段列孔
部、１２・・・整流板、１３・・・整流口、１３′・・
・切欠部、１４・・バーナヘッド側板、１５・・・・ガ
ス噴出口（ガス口）、１６・・着火口、１７・・・ガス
室、１８・・・燃焼室、２０・・・着火器。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）空気口を有するバーナヘッドと、このバーナヘッ
ドの空気口と略直交するガス口を有するガス室とを備え
、上記ガス室の上記バーナヘッドの空気口とは離れた側
に着火口を設け、この着火口に着火器を臨ませたことを
特徴とする燃焼装置。
（２）着火口は複数の小孔あるいはスリットで構成し、
この小孔あるいはスリットの巾がガス口の巾より小さく
したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の燃焼
装置。
（３）着火口が、着火器に対応した点を基点として、ガ
ス口へ向けて、末広がり状に配列構成したことを特徴と
する特許請求の範囲第２項記載の燃焼装置。
（４）ガス室内に整流板を設け、この整流板の着火口と
対向する部分に他部より広く開口した切欠部を設けたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１〜第３項のいずれか
一つに記載の燃焼装置。