JPH1111204A - カップホルダー - Google Patents
カップホルダーInfo
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- JPH1111204A JPH1111204A JP18073697A JP18073697A JPH1111204A JP H1111204 A JPH1111204 A JP H1111204A JP 18073697 A JP18073697 A JP 18073697A JP 18073697 A JP18073697 A JP 18073697A JP H1111204 A JPH1111204 A JP H1111204A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- melting point
- frame plate
- frame
- resin
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N3/00—Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
- B60N3/10—Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated
- B60N3/102—Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated storable or foldable in a non-use position
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S224/00—Package and article carriers
- Y10S224/926—Vehicle attached carrier for beverage container or bottle
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガタツキ音の発生がなく，組付作業を必要と
せず，生産性に優れたカップホルダーを提供すること。 【解決手段】 収納ケース９２に対して出し入れ可能に
配置されるカップホルダー１０であって，該カップホル
ダー１０は，フレームプレート１と，該フレームプレー
ト１に貫通形成したカップ挿入穴１１と，上記フレーム
プレート１に回動可能に枢着され上記カップ挿入穴１１
の下方においてカップ８を受けるカップ受枠２とを有す
る。上記フレームプレート１と上記カップ受枠２とは，
いずれか一方が高融点樹脂により成形され，他方はそれ
よりも低融点の低融点樹脂によって成形されており，か
つこれらは高融点樹脂を射出成形した後低融点樹脂を射
出成形する２色成形法により成形されている。
せず，生産性に優れたカップホルダーを提供すること。 【解決手段】 収納ケース９２に対して出し入れ可能に
配置されるカップホルダー１０であって，該カップホル
ダー１０は，フレームプレート１と，該フレームプレー
ト１に貫通形成したカップ挿入穴１１と，上記フレーム
プレート１に回動可能に枢着され上記カップ挿入穴１１
の下方においてカップ８を受けるカップ受枠２とを有す
る。上記フレームプレート１と上記カップ受枠２とは，
いずれか一方が高融点樹脂により成形され，他方はそれ
よりも低融点の低融点樹脂によって成形されており，か
つこれらは高融点樹脂を射出成形した後低融点樹脂を射
出成形する２色成形法により成形されている。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は，自動車の室内前部等に取付けら
れ，出し入れ可能なカップホルダーに関する。
れ，出し入れ可能なカップホルダーに関する。
【０００２】
【従来技術】図６，図７に示すごとく，自動車の室内に
は，カップ，コーヒー缶などを安定して保持するための
カップホルダー９１が設けてある。該カップホルダー９
１は，例えば自動車室内前部のオーディオボックス８６
の下部に収納ケース９２を内蔵させ，該収納ケース９２
内に出し入れ可能に設ける。上記カップホルダー９１
は，フレームプレート９１２と，該フレームプレート９
１２に貫通形成したカップ挿入穴９１０と，上記フレー
ムプレート９１２に回動可能に枢着され上記カップ挿入
穴９１０の下方においてカップ８を受けるカップ受枠９
５とを有する。
は，カップ，コーヒー缶などを安定して保持するための
カップホルダー９１が設けてある。該カップホルダー９
１は，例えば自動車室内前部のオーディオボックス８６
の下部に収納ケース９２を内蔵させ，該収納ケース９２
内に出し入れ可能に設ける。上記カップホルダー９１
は，フレームプレート９１２と，該フレームプレート９
１２に貫通形成したカップ挿入穴９１０と，上記フレー
ムプレート９１２に回動可能に枢着され上記カップ挿入
穴９１０の下方においてカップ８を受けるカップ受枠９
５とを有する。
【０００３】上記カップ受枠９５は，その基部９５３
が，フレームプレート９１２に設けた軸ピン９１３に回
動可能に枢着されている。また，カップ受枠９５はその
下端に，カップ８を受ける受け部９５２を有している。
が，フレームプレート９１２に設けた軸ピン９１３に回
動可能に枢着されている。また，カップ受枠９５はその
下端に，カップ８を受ける受け部９５２を有している。
【０００４】そして，上記カップホルダー９１は，カッ
プ８を載せようとする際には，図６，図７に示すごと
く，収納ケース９２より前方へ引き出す。そして，カッ
プ挿入穴９１０にカップ８を挿入し，その底部をカップ
ホルダーの受け部９５２の上に載せる。
プ８を載せようとする際には，図６，図７に示すごと
く，収納ケース９２より前方へ引き出す。そして，カッ
プ挿入穴９１０にカップ８を挿入し，その底部をカップ
ホルダーの受け部９５２の上に載せる。
【０００５】次に，カップホルダー９１を収納する際に
は，カップを取り出して，カップホルダー９１を収納ケ
ース９２の方向へ押し入れる。このとき，フレームプレ
ート９１２に枢着されているカップ受枠９５は，収納ケ
ース９２の下面によって支えられて上昇し，フレームプ
レート９１２の厚み内に収納される（後述の図１参
照）。なお，図６において，符号８１はエアコン操作パ
ネルである。
は，カップを取り出して，カップホルダー９１を収納ケ
ース９２の方向へ押し入れる。このとき，フレームプレ
ート９１２に枢着されているカップ受枠９５は，収納ケ
ース９２の下面によって支えられて上昇し，フレームプ
レート９１２の厚み内に収納される（後述の図１参
照）。なお，図６において，符号８１はエアコン操作パ
ネルである。
【０００６】上記カップホルダー９１は，金属又は硬質
合成樹脂により作製されている。また，上記カップ受枠
９５は，上記フレームプレート９１２とは別個に作製さ
れ，カップ受枠９５の基部９５３のピン穴を，フレーム
プレート９１２の軸ピン９１３に回動可能に嵌合させる
ことにより，枢着させている。
合成樹脂により作製されている。また，上記カップ受枠
９５は，上記フレームプレート９１２とは別個に作製さ
れ，カップ受枠９５の基部９５３のピン穴を，フレーム
プレート９１２の軸ピン９１３に回動可能に嵌合させる
ことにより，枢着させている。
【０００７】
【解決しようとする課題】しかしながら，上記従来のカ
ップホルダーは，上記のごとく，各部品を組付けるもの
であるため，両部品間の寸法精度が要求される。また，
そのための組付作業を必要とするため生産性が低い。更
に上記のごとく，両部品間の組付け寸法精度が悪い場合
には両者間にガタを生じ，カップホルダーの出し入れの
度毎にガタツキ音が発生する。本発明はかかる従来の問
題点に鑑み，ガタツキ音の発生がなく，組付作業を必要
とせず，生産性に優れたカップホルダーを提供しようと
するものである。
ップホルダーは，上記のごとく，各部品を組付けるもの
であるため，両部品間の寸法精度が要求される。また，
そのための組付作業を必要とするため生産性が低い。更
に上記のごとく，両部品間の組付け寸法精度が悪い場合
には両者間にガタを生じ，カップホルダーの出し入れの
度毎にガタツキ音が発生する。本発明はかかる従来の問
題点に鑑み，ガタツキ音の発生がなく，組付作業を必要
とせず，生産性に優れたカップホルダーを提供しようと
するものである。
【０００８】
【課題の解決手段】請求項１に記載の発明は，収納ケー
スに対して出し入れ可能に配置されるカップホルダーで
あって，該カップホルダーは，フレームプレートと，該
フレームプレートに貫通形成したカップ挿入穴と，上記
フレームプレートに回動可能に枢着され上記カップ挿入
穴の下方においてカップを受けるカップ受枠とを有し，
上記フレームプレートと上記カップ受枠とは，いずれか
一方が高融点樹脂により成形され，他方はそれよりも低
融点の低融点樹脂によって成形されており，かつこれら
は高融点樹脂を射出成形した後低融点樹脂を射出成形す
る２色成形法により成形されていることを特徴とするカ
ップホルダーである。
スに対して出し入れ可能に配置されるカップホルダーで
あって，該カップホルダーは，フレームプレートと，該
フレームプレートに貫通形成したカップ挿入穴と，上記
フレームプレートに回動可能に枢着され上記カップ挿入
穴の下方においてカップを受けるカップ受枠とを有し，
上記フレームプレートと上記カップ受枠とは，いずれか
一方が高融点樹脂により成形され，他方はそれよりも低
融点の低融点樹脂によって成形されており，かつこれら
は高融点樹脂を射出成形した後低融点樹脂を射出成形す
る２色成形法により成形されていることを特徴とするカ
ップホルダーである。
【０００９】本発明において，最も注目すべきことは，
上記フレームプレートとカップ受枠とはいずれも樹脂で
構成されており，いずれか一方が他方よりも高い融点を
有する高融点樹脂であり，他方は低融点樹脂であるこ
と，及びこれらは射出成形による２色成形法により作製
されていることである。
上記フレームプレートとカップ受枠とはいずれも樹脂で
構成されており，いずれか一方が他方よりも高い融点を
有する高融点樹脂であり，他方は低融点樹脂であるこ
と，及びこれらは射出成形による２色成形法により作製
されていることである。
【００１０】本発明において，高融点樹脂としては，例
えば，ＡＢＳ，ポリアミド，ポリアセタール，ＰＥＴ，
ＰＢＴなどの樹脂を用いる。一方，低融点樹脂として
は，例えば，ポリプロピレン，ポリエチレン，ポリスチ
レンなどの樹脂を用いる。但し，これらの樹脂の組み合
わせは，一例として示したもので，例えば上記高融点樹
脂として挙げたものの中でも，相対的に高融点のものと
低融点のものを高融点樹脂，低融点樹脂として用いるこ
とができる。また，２色成形法については，例えば特開
昭５９−１１９２２７号公報に示されている。
えば，ＡＢＳ，ポリアミド，ポリアセタール，ＰＥＴ，
ＰＢＴなどの樹脂を用いる。一方，低融点樹脂として
は，例えば，ポリプロピレン，ポリエチレン，ポリスチ
レンなどの樹脂を用いる。但し，これらの樹脂の組み合
わせは，一例として示したもので，例えば上記高融点樹
脂として挙げたものの中でも，相対的に高融点のものと
低融点のものを高融点樹脂，低融点樹脂として用いるこ
とができる。また，２色成形法については，例えば特開
昭５９−１１９２２７号公報に示されている。
【００１１】次に，本発明の作用効果につき説明する。
即ち，本発明のカップホルダーにおいては，フレームプ
レート，カップ受枠のいずれか一方が高融点樹脂，他方
が低融点樹脂である。そのため，例えばフレームプレー
トに高融点樹脂を，カップ受枠に低融点樹脂を用いてカ
ップホルダーを２色成形法する場合，まずフレームプレ
ート成形用の金型により高融点樹脂を射出成形して，フ
レームプレートを成形する。次いで，フレームプレート
を金型内に残したままカップ受枠成形用の金型により低
融点樹脂を射出成形してカップ受枠を成形する。
即ち，本発明のカップホルダーにおいては，フレームプ
レート，カップ受枠のいずれか一方が高融点樹脂，他方
が低融点樹脂である。そのため，例えばフレームプレー
トに高融点樹脂を，カップ受枠に低融点樹脂を用いてカ
ップホルダーを２色成形法する場合，まずフレームプレ
ート成形用の金型により高融点樹脂を射出成形して，フ
レームプレートを成形する。次いで，フレームプレート
を金型内に残したままカップ受枠成形用の金型により低
融点樹脂を射出成形してカップ受枠を成形する。
【００１２】そのため，カップ受枠をフレームプレート
に対して，回動可能かつ一体的に容易に成形することが
できる。それ故，フレームプレートとカップ受枠とを別
作製しておき，両者を組み付けるという必要がなく，ま
た両者の組付け寸法精度を必要としない。したがって，
組み付け作業を必要とせず生産性に優れている。
に対して，回動可能かつ一体的に容易に成形することが
できる。それ故，フレームプレートとカップ受枠とを別
作製しておき，両者を組み付けるという必要がなく，ま
た両者の組付け寸法精度を必要としない。したがって，
組み付け作業を必要とせず生産性に優れている。
【００１３】また，両者は高融点樹脂と低融点樹脂とに
区別してあるため，両者は互いに接合することもなく，
両者の枢着部分（回動部分）は僅かの間隔を保持して成
形されている。そのため，カップホルダーを収納ケース
に出し入れする時にガタツキ音が発生しない。即ち，上
記枢着においては，一方が軸ピン，他方が軸穴となる
が，例えば軸ピン側が高融点樹脂とすると，２色成形法
においてはまず高融点樹脂により軸ピン側（例えばフレ
ームプレート）が成形され，その後軸穴を有する部分
（例えばカップ受枠）が成形される。
区別してあるため，両者は互いに接合することもなく，
両者の枢着部分（回動部分）は僅かの間隔を保持して成
形されている。そのため，カップホルダーを収納ケース
に出し入れする時にガタツキ音が発生しない。即ち，上
記枢着においては，一方が軸ピン，他方が軸穴となる
が，例えば軸ピン側が高融点樹脂とすると，２色成形法
においてはまず高融点樹脂により軸ピン側（例えばフレ
ームプレート）が成形され，その後軸穴を有する部分
（例えばカップ受枠）が成形される。
【００１４】このとき，両者は融点が異なるため，軸ピ
ンと軸穴壁面とは融着しない。また，２色成形法をした
後，成形品を金型外へ取り出し，放冷したとき，軸ピン
は若干収縮する。一方，軸穴を有する部分側の樹脂も収
縮して，軸穴が若干大きくなる。それ故，軸ピンと軸穴
の間には僅かな間隔（０．２〜０．５ｍｍ）ができる。
それ故，枢着部分は適度な回動可能状態を形成する。
ンと軸穴壁面とは融着しない。また，２色成形法をした
後，成形品を金型外へ取り出し，放冷したとき，軸ピン
は若干収縮する。一方，軸穴を有する部分側の樹脂も収
縮して，軸穴が若干大きくなる。それ故，軸ピンと軸穴
の間には僅かな間隔（０．２〜０．５ｍｍ）ができる。
それ故，枢着部分は適度な回動可能状態を形成する。
【００１５】したがって，枢着部分にガタツキもなく，
カップホルダーを収納ケースに出し入れする際にガタツ
キ音が発生するということもない。このように，本発明
によれば，ガタツキ音の発生がなく，組付作業を必要と
せず，生産性に優れたカップホルダーを提供することが
できる。
カップホルダーを収納ケースに出し入れする際にガタツ
キ音が発生するということもない。このように，本発明
によれば，ガタツキ音の発生がなく，組付作業を必要と
せず，生産性に優れたカップホルダーを提供することが
できる。
【００１６】次に，請求項２に記載の発明のように，上
記フレームプレートには，上記カップ挿入穴の端部へ向
けて回動しカップの側面を押えるカップ押え片が，回動
可能に枢着してあり，かつ該カップ押え片は上記カップ
受枠と同じ材料である構成とすることができる。この場
合には，上記カップ押え片も，カップ受枠と同様にフレ
ームプレートに対して組付作業を施すことなく回動可能
に枢着でき，ガタツキ音の発生もなく，生産性に優れて
いる。
記フレームプレートには，上記カップ挿入穴の端部へ向
けて回動しカップの側面を押えるカップ押え片が，回動
可能に枢着してあり，かつ該カップ押え片は上記カップ
受枠と同じ材料である構成とすることができる。この場
合には，上記カップ押え片も，カップ受枠と同様にフレ
ームプレートに対して組付作業を施すことなく回動可能
に枢着でき，ガタツキ音の発生もなく，生産性に優れて
いる。
【００１７】次に請求項３に記載の発明のように，フレ
ームプレートは高融点樹脂とすることもできる。この場
合には，２色成形法により，フレームプレートが高融点
樹脂により先に成形され，その後カップ受枠，カップ押
え片が低融点樹脂により成形される。そのため，フレー
ムプレートと受枠との間に段差を生じることなく，両者
を同一面上に成形することができるという利点がある。
ームプレートは高融点樹脂とすることもできる。この場
合には，２色成形法により，フレームプレートが高融点
樹脂により先に成形され，その後カップ受枠，カップ押
え片が低融点樹脂により成形される。そのため，フレー
ムプレートと受枠との間に段差を生じることなく，両者
を同一面上に成形することができるという利点がある。
【００１８】次に，請求項４に記載の発明のように，フ
レームプレートは低融点樹脂とすることもできる。この
場合には，２色成形法により，カップ受枠，カップ押え
片が高融点樹脂により先に成形され，その後フレームプ
レートが低融点樹脂により成形される。そのため，型構
造を単純化することができるという利点がある。
レームプレートは低融点樹脂とすることもできる。この
場合には，２色成形法により，カップ受枠，カップ押え
片が高融点樹脂により先に成形され，その後フレームプ
レートが低融点樹脂により成形される。そのため，型構
造を単純化することができるという利点がある。
【００１９】
実施形態例 本発明の実施形態例にかかるカップホルダーにつき，図
１〜図５を用いて説明する。本例のカップホルダー１０
は，図１〜図３に示すごとく，収納ケース９２に対して
出し入れ可能に配置される。該カップホルダー１０は，
フレームプレート１と，該フレームプレート１に貫通形
成したカップ挿入穴１１と，上記フレームプレート１に
回動可能に枢着され上記カップ挿入穴１１の下方におい
てカップ８を受けるカップ受枠２とを有する。また，上
記カップ挿入穴１１に向けてカップ押え片３を有する。
１〜図５を用いて説明する。本例のカップホルダー１０
は，図１〜図３に示すごとく，収納ケース９２に対して
出し入れ可能に配置される。該カップホルダー１０は，
フレームプレート１と，該フレームプレート１に貫通形
成したカップ挿入穴１１と，上記フレームプレート１に
回動可能に枢着され上記カップ挿入穴１１の下方におい
てカップ８を受けるカップ受枠２とを有する。また，上
記カップ挿入穴１１に向けてカップ押え片３を有する。
【００２０】上記フレームプレート１は高融点樹脂によ
り成形され，上記カップ受枠２とカップ押え片３とはそ
れよりも低融点の低融点樹脂によって成形されている。
また，これらは高融点樹脂を射出成形した後低融点樹脂
を射出成形する２色成形法により成形されている。
り成形され，上記カップ受枠２とカップ押え片３とはそ
れよりも低融点の低融点樹脂によって成形されている。
また，これらは高融点樹脂を射出成形した後低融点樹脂
を射出成形する２色成形法により成形されている。
【００２１】上記のフレームプレート１は，図１〜図４
に示すごとく，左右両側に設けた側枠部１３，１３と，
前枠１４と後枠１５とを有し，これらで囲まれた内部に
板状部１６を有する。そして，上記板状部１６には，上
記カップ挿入用の２つのカップ挿入穴１１を有する。
に示すごとく，左右両側に設けた側枠部１３，１３と，
前枠１４と後枠１５とを有し，これらで囲まれた内部に
板状部１６を有する。そして，上記板状部１６には，上
記カップ挿入用の２つのカップ挿入穴１１を有する。
【００２２】そして，上記フレームプレート１には，図
１〜図４に示すごとく，上記カップ受枠２が回動可能に
枢着されている。即ち，上記カップ受枠２は，左右の枠
体２１と，両者の先端部の間に設けた受け部２２を有す
る。そして，両枠体２１の基部２５は，フレームプレー
ト１の側枠部１３に設けた軸ピン１３１に，回動可能に
枢着されている（図１，図３）。また，基部２５は，カ
ップ受枠２にカップ８を載置状態（図１，図３の２点鎖
線）としたときに，フレームプレート１の側枠１３の上
部ストッパ片１３３に当接する当接部２５１を有する。
１〜図４に示すごとく，上記カップ受枠２が回動可能に
枢着されている。即ち，上記カップ受枠２は，左右の枠
体２１と，両者の先端部の間に設けた受け部２２を有す
る。そして，両枠体２１の基部２５は，フレームプレー
ト１の側枠部１３に設けた軸ピン１３１に，回動可能に
枢着されている（図１，図３）。また，基部２５は，カ
ップ受枠２にカップ８を載置状態（図１，図３の２点鎖
線）としたときに，フレームプレート１の側枠１３の上
部ストッパ片１３３に当接する当接部２５１を有する。
【００２３】また，フレームプレート１には，図１〜図
３，図５に示すごとく，カップ挿入穴１１の後壁１１２
よりも前方へ突出させた，カップ押え片３が回動可能に
枢着されている。即ち，カップ押え片３は，その前部に
カップ８の側面を押えるための前端面３２を有し，基部
３１はフレームプレート１と共に高融点樹脂で形成され
た軸ピン１９に回動可能に枢着されている。更に基部３
１と，フレームプレート１のバネ固定部１８との間に
は，カップ押え片３を常時カップ挿入穴１１の方向へ付
勢しておくための，バネ３８が介設されている（図
５）。
３，図５に示すごとく，カップ挿入穴１１の後壁１１２
よりも前方へ突出させた，カップ押え片３が回動可能に
枢着されている。即ち，カップ押え片３は，その前部に
カップ８の側面を押えるための前端面３２を有し，基部
３１はフレームプレート１と共に高融点樹脂で形成され
た軸ピン１９に回動可能に枢着されている。更に基部３
１と，フレームプレート１のバネ固定部１８との間に
は，カップ押え片３を常時カップ挿入穴１１の方向へ付
勢しておくための，バネ３８が介設されている（図
５）。
【００２４】本例においては，上記フレームプレート１
を高融点樹脂としてのＡＢＳ樹脂により，またカップ受
枠２及びカップ押え片３を低融点樹脂としてのポリプロ
ピレン樹脂により，２色成形法により作製した。
を高融点樹脂としてのＡＢＳ樹脂により，またカップ受
枠２及びカップ押え片３を低融点樹脂としてのポリプロ
ピレン樹脂により，２色成形法により作製した。
【００２５】上記２色成形法を行なうに当っては，まず
コア金型とフレームプレート成形用金型とにより，上記
フレームプレート成形用のキャビティを形成し，その中
へ射出成形により高融点樹脂を注入する。そして，高融
点樹脂が固化した後，上記フレームプレート成形用金型
を上記コア金型より離反させ，成形されたフレームプレ
ート１を付けたままコア金型を回転する。
コア金型とフレームプレート成形用金型とにより，上記
フレームプレート成形用のキャビティを形成し，その中
へ射出成形により高融点樹脂を注入する。そして，高融
点樹脂が固化した後，上記フレームプレート成形用金型
を上記コア金型より離反させ，成形されたフレームプレ
ート１を付けたままコア金型を回転する。
【００２６】そして，該コア金型及びその中のフレーム
プレート１とカップ受枠及びカップ押え片成形用金型と
により，カップ受枠及びカップ押え片成形用のキャビテ
ィを形成する。次いで，その中へ射出成形により低融点
樹脂を注入する。これにより，上記カップホルダーが２
色成形法により成形される。
プレート１とカップ受枠及びカップ押え片成形用金型と
により，カップ受枠及びカップ押え片成形用のキャビテ
ィを形成する。次いで，その中へ射出成形により低融点
樹脂を注入する。これにより，上記カップホルダーが２
色成形法により成形される。
【００２７】次に，本例の作用効果につき説明する。本
例によれば，カップ受枠２をフレームプレート１に対し
て，回動可能かつ一体的に容易に成形することができ
る。それ故，フレームプレート１とカップ受枠２（カッ
プ押え片３も同様）とを別作製しておき，両者を組み付
けるという必要がなく，また両者の組付け寸法精度を必
要としない。したがって，組み付け作業を必要とせず生
産性に優れている。
例によれば，カップ受枠２をフレームプレート１に対し
て，回動可能かつ一体的に容易に成形することができ
る。それ故，フレームプレート１とカップ受枠２（カッ
プ押え片３も同様）とを別作製しておき，両者を組み付
けるという必要がなく，また両者の組付け寸法精度を必
要としない。したがって，組み付け作業を必要とせず生
産性に優れている。
【００２８】また，両者は高融点樹脂と低融点樹脂とに
区別してあるため，両者は互いに接合することもなく，
両者の枢着部分（回動部分）は僅かの間隔を保持して成
形されている。そのため，カップホルダー１の出し入れ
時にガタツキ音が発生しない。即ち，上記枢着に関して
は，軸ピン側が高融点樹脂により成形され，その後カッ
プ受枠２及びカップ押え片３が成形される。
区別してあるため，両者は互いに接合することもなく，
両者の枢着部分（回動部分）は僅かの間隔を保持して成
形されている。そのため，カップホルダー１の出し入れ
時にガタツキ音が発生しない。即ち，上記枢着に関して
は，軸ピン側が高融点樹脂により成形され，その後カッ
プ受枠２及びカップ押え片３が成形される。
【００２９】このとき，両者は融点が異なるため，軸ピ
ン１３１，１９と軸穴壁面とは融着しない。また，２色
成形法をした後，成形品を金型外へ取り出し，放冷した
とき，軸ピン１３１，１９は若干収縮する。一方，軸穴
をするカップ受枠２，カップ押え片３も若干収縮して，
軸穴が若干大きくなる。それ故，軸ピンと軸穴の間には
僅かな間隔（０．２〜０．５ｍｍ）ができる。それ故，
枢着部分は適度な回動可能状態を形成する。
ン１３１，１９と軸穴壁面とは融着しない。また，２色
成形法をした後，成形品を金型外へ取り出し，放冷した
とき，軸ピン１３１，１９は若干収縮する。一方，軸穴
をするカップ受枠２，カップ押え片３も若干収縮して，
軸穴が若干大きくなる。それ故，軸ピンと軸穴の間には
僅かな間隔（０．２〜０．５ｍｍ）ができる。それ故，
枢着部分は適度な回動可能状態を形成する。
【００３０】したがって，枢着部分にガタツキもなく，
カップホルダー１を収納ケース９２に出し入れする際に
ガタツキ音が発生するということもない。
カップホルダー１を収納ケース９２に出し入れする際に
ガタツキ音が発生するということもない。
【００３１】
【発明の効果】本発明によれば，ガタツキ音の発生がな
く，組付作業を必要とせず，生産性に優れたカップホル
ダーを提供することができる。
く，組付作業を必要とせず，生産性に優れたカップホル
ダーを提供することができる。
【図１】実施形態例にかかる，カップホルダーの側面説
明図。
明図。
【図２】実施形態例にかかる，カップホルダーの要部平
面図。
面図。
【図３】実施形態例にかかる，カップホルダーにおける
カップ受枠とカップ押え片との関係を示す説明図。
カップ受枠とカップ押え片との関係を示す説明図。
【図４】実施形態例にかかる，カップホルダーのフレー
ムプレートの説明図。
ムプレートの説明図。
【図５】実施形態例にかかる，カップホルダーのカップ
押え片の説明図。
押え片の説明図。
【図６】従来例における，カップホルダー取付部の斜視
図。
図。
【図７】従来例におけるカップホルダーの作用説明図。
１．．．フレームプレート， １１．．．カップ挿入穴， １３．．．側枠部， １４．．．前枠部， ２．．．カップ受枠， ２２．．．受け部， ３．．．カップ押え片，
フロントページの続き (72)発明者 永野 昭義 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 加古 純一郎 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 安積 彰 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 谷 哲也 愛知県西尾市八ッ面町麓53番地の２
Claims (4)
- 【請求項１】 収納ケースに対して出し入れ可能に配置
されるカップホルダーであって，該カップホルダーは，
フレームプレートと，該フレームプレートに貫通形成し
たカップ挿入穴と，上記フレームプレートに回動可能に
枢着され上記カップ挿入穴の下方においてカップを受け
るカップ受枠とを有し，上記フレームプレートと上記カ
ップ受枠とは，いずれか一方が高融点樹脂により成形さ
れ，他方はそれよりも低融点の低融点樹脂によって成形
されており，かつこれらは高融点樹脂を射出成形した後
低融点樹脂を射出成形する２色成形法により成形されて
いることを特徴とするカップホルダー。 - 【請求項２】 請求項１において，上記フレームプレー
トには，上記カップ挿入穴の端部へ向けて回動しカップ
の側面を押えるカップ押え片が，回動可能に枢着してあ
り，かつ該カップ押え片は上記カップ受枠と同じ材料で
あることを特徴とするカップホルダー。 - 【請求項３】 請求項１又は２において，上記フレーム
プレートは高融点樹脂であることを特徴とするカップホ
ルダー。 - 【請求項４】 請求項１又は２において，上記フレーム
プレートは低融点樹脂であることを特徴とするカップホ
ルダー。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18073697A JPH1111204A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | カップホルダー |
| US09/100,237 US6105917A (en) | 1997-06-19 | 1998-06-19 | Cup holder |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18073697A JPH1111204A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | カップホルダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1111204A true JPH1111204A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16088420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18073697A Withdrawn JPH1111204A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | カップホルダー |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6105917A (ja) |
| JP (1) | JPH1111204A (ja) |
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