JPH0736311Y2 - 時計ケース構造 - Google Patents

時計ケース構造

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JPH0736311Y2
JPH0736311Y2 JP1986154055U JP15405586U JPH0736311Y2 JP H0736311 Y2 JPH0736311 Y2 JP H0736311Y2 JP 1986154055 U JP1986154055 U JP 1986154055U JP 15405586 U JP15405586 U JP 15405586U JP H0736311 Y2 JPH0736311 Y2 JP H0736311Y2
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JP
Japan
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dial
case
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rotation stopping
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Application number
JP1986154055U
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JPS6358775U (ja
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要次郎 岡倉
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、時計文字板の水平方向位置決めを胴にて行な
う時計ケース構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の時計文字板の水平方向位置決め構造は、文字板に
ロー付けした2本の足をムーブメントの地板に押し込む
ことが一般に行なわれている。しかし最近時計の低価格
化、プラスチック化に伴ない、足等の固定手段を付加し
ない平らな文字板を胴に装着しただけの文字板固定構造
を採用するようになった。即ち、第4図の如き構造であ
り、11は胴、12は文字板、13はカバーガラスである。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし前述の従来技術では、文字板の組込みの容易さを
考慮して、文字板外形12aと胴内形11aとは隙間を持たせ
た設定とするため、文字板水平方向の位置が定まらず、
文字板上に印刷した目盛読み取りに誤差が生じたり、部
品相互の寸法精度のばらつき具合いにより、文字板が垂
直方向にガタついて時計を振ると音がしたりして消費者
に安物のイメージを与えてしまう問題を有する。
そこで本考案はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的は、部品精度の多少のバラツキに対しても、文字
板にガタを発生させずに固定可能としたことを特徴とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の時計ケース構造は、裏ぶた部と胴とが一体の合
成樹脂からなるワンピースケースに、ムーブメントと文
字板及び針を装着し、カバーガラスを胴に固定する時計
ケース構造において、 前記ワンピースケースは内壁に突出して形成される回転
止め突起と前記回転止め突起と平面的に異なる位置に形
成される複数の微小突起とを有し、 前記文字板は前記微小突起と締代を有して係合する外周
部と前記回転止め突起と係合する切欠き部とを有し、 前記回転止め突起は前記微小突起よりも前記ワンピース
ケースの開口部の方向に高く形成され、 前記回転止め突起及び前記切欠き部が前記文字板の回転
方向の位置決めをしてなると共に前記微小突起が前記文
字板の水平方向のがたを防止し、且つ、前記ムーブメン
トが前記文字板下面部の位置決めをしてなる構成とした
ことを特徴とする。
〔実施例〕
本考案について第1図、第2図、第3図により説明す
る。
第1図は、本考案の実施例を示す要部の断面図であっ
て、時計文字板2の水平方向の位置決めは胴1で行われ
ており、胴の内形1aには文字板2の外形2a部と締代を有
する微小突起1bが3カ所以上設けられている。
ムーブメント4は、プラスチックからなる胴1の突起部
1cにて数箇所溶着固定されている。裏ぶた部1uは胴1と
一体成形されている。
カバーガラス3は、胴1と超音波溶着固定されており、
溶着固定時に文字板2に超音波振動が伝わると、文字板
2を介してムーブメント4の水晶振動子折れが生じた
り、文字板2の上面塗装がはげ落ちたりするのを防止す
る為、すきまAをあけておく必要がある。1bは胴内形1a
部に設けられた微小突起で、文字板外形2aよりも片側0.
01mm〜0.3mm程度小さくしてあり、組込時に締め代設定
となり、各部品の弾性変形を超えた締代分だけプラスチ
ックからなる微小突起1bが削れることにより、文字板外
形2a部、胴内形1a、1b部に寸法的ばらつきがあってもガ
タ0となる。
文字板材料としては、アルミニウム、黄銅、プラスチッ
クなどの材料が適する。またケース材料としてはABS、
ポリカーボネイトなどのプラスチック材料が適する。
第2図は第1図の文字板固定部周辺の拡大図であり、斜
面1dは文字板2の組込みを容易にする為の案内斜面であ
る。
文字板2の回転方向の位置決めは文字板外形2aに設けた
切り欠き2b部と胴内形1a部に設けた文字板回転止め突起
1eによりなされている。
ここで、回転止め突起1eを胴の微小突起1bよりも高くし
て、文字板の回転方向の位置決めが、文字板2の水平方
向のガタ防止よりも先になされるようにすると、文字板
の組込みが容易となる。
第3図は胴1の内形1aと文字板外形2aとの文字板を組込
む前の平面的位置関係を示す平面図である。
また、組立順は胴1にムーブメント4、筒車5、文字板
2、時針6、分針7、秒針8、カバーガラス3の順に行
なう。筒車5は筒車5に力を伝達する番車とのカミ合い
量を確保する為に常にムーブメント4側に押しつけられ
ている力が必要であり、その力は針座もしくはプラスチ
ックからなる筒車と一体のバネ部5aによる。逆に言うと
カバーガラス3が組込まれるまでは、文字板2は常に浮
き上がる力を下面に受けており、このままでは針の取付
けがむづかしく、特に自動組立では文字板2の上面から
自動的に針位置高さ検出している為、針取付が困難であ
る。従って、微小突起1bが、文字板外形2aとの摩擦抵抗
でカバーガラス3を組み込むまで文字板2が浮き上がる
のを防止する重要な役割を果たす。
〔考案の効果〕
本考案では、文字板の回転方向の位置決めは回転止め突
起と切り欠き部によってなされ、水平方向の位置決めは
微小突起と文字板外周との締代を有する係合によってな
され、縦断面方向の位置決めはムーブメントによってな
されるため、自動組立を行う場合、カバーガラスを組み
込むまでの間、文字板を所定の位置に固定できるもので
ある。このことにより、針を取り付ける際の文字板上面
からの高さ検出を正確に行うことができ、針取り付けの
作業を容易とし取り付けの精度も向上させることができ
るものである。
また、回転止め突起は微小突起よりも背が高く形成され
る構成により、文字板を組込む際に、文字板の回転方向
の位置決めが水平方向の位置決めよりも先になされるた
め、自動組立に際して、回転止め突起により確実に回転
方向の位置決めを行った後に、文字板を圧入するという
工程が取れるため、文字板の組み立ての作業性を著しく
向上できるものである。
以上述べた本考案の構成によれば、特に、胴、ムーブメ
ント、文字板、針及びカバーガラスの組み立てにおい
て、各部品を上方から順次投げ込んで組み立てる投げ込
み方式を採用できるため、自動組立の効果を最大限に発
揮することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の時計ケース構造の実施例を示す要部
の断面図。第2図は第1図の文字板固定部周辺の拡大
図。第3図は胴に文字板を組込む前の平面的位置関係を
示す平面図。 第4図は従来の時計ケース構造を示す要部の断面図。 1……胴 1b……微小突起 2……文字板 2a……文字板外形 3……カバーガラス 4……ムーブメント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏ぶた部と胴とが一体の合成樹脂からなる
    ワンピースケースに、ムーブメントと文字板及び針を装
    着し、カバーガラスを胴に固定する時計ケース構造にお
    いて、 前記ワンピースケースは内壁に突出して形成される回転
    止め突起と前記回転止め突起と平面的に異なる位置に形
    成される複数の微小突起とを有し、 前記文字板は前記微小突起と締代を有して係合する外周
    部と前記回転止め突起と係合する切欠き部とを有し、 前記回転止め突起は前記微小突起よりも前記ワンピース
    ケースの開口部の方向に高く形成され、 前記回転止め突起及び前記切欠き部が前記文字板の回転
    方向の位置決めをしてなると共に前記微小突起が前記文
    字板の水平方向のがたを防止し、且つ、前記ムーブメン
    トが前記文字板下面部の位置決めをしてなる構成とした
    ことを特徴とする時計ケース構造。
JP1986154055U 1986-10-07 1986-10-07 時計ケース構造 Expired - Lifetime JPH0736311Y2 (ja)

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JP1986154055U JPH0736311Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07 時計ケース構造

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JP1986154055U JPH0736311Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07 時計ケース構造

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Publication Number Publication Date
JPS6358775U JPS6358775U (ja) 1988-04-19
JPH0736311Y2 true JPH0736311Y2 (ja) 1995-08-16

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986154055U Expired - Lifetime JPH0736311Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07 時計ケース構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226573U (ja) * 1975-08-14 1977-02-24
JPS5289149U (ja) * 1975-12-26 1977-07-04
JPS5545347U (ja) * 1978-09-19 1980-03-25

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JPS6358775U (ja) 1988-04-19

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