JPS645266Y2 - - Google Patents

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JPS645266Y2
JPS645266Y2 JP1982172993U JP17299382U JPS645266Y2 JP S645266 Y2 JPS645266 Y2 JP S645266Y2 JP 1982172993 U JP1982172993 U JP 1982172993U JP 17299382 U JP17299382 U JP 17299382U JP S645266 Y2 JPS645266 Y2 JP S645266Y2
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JP
Japan
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wheel
guide
board
upper plate
axis
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JP1982172993U
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English (en)
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JPS5977090U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、目覚時計の目安セツトの機構に関わ
るものである。
従来の一般目覚時計では目安セツト車の側方に
目安バネを設けて目安セツト車に摩擦をかけるか
クリツクをかけるかしている。この機構によると
目安バネのための面積を必要とするだけでなく、
所定の圧力を得るために寸法精度を要する等の欠
点があつた。本考案は、基板と目安セツト車を共
に樹脂成形すると共に、基板の内側平面と、目安
セツト車の平面とに共に環状で且つ放射線状の刻
設溝のごとき凸凹を設けて、双方をバネ部材で面
接し弾圧せしめて、目安セツト車の軸方向の寸動
をともなうクリツク機構にて上記欠点を解消す
る。
第1図は本考案による目覚時計用ムーブメント
の断面図である。このムーブメントは下側の基板
1と上側の上板3で囲まれて形成されている。2
は中板である。基板1と上板3は車等を配置する
ための軸心をつくる。41は指針軸心、22は目
安軸心で41と22は併立している。指針軸心4
1には目安針車4、時針車5、分針歯車7、秒針
車8、秒針軸9が配置されている。目安軸心22
には目安針車4に噛み合つて目安セツトを行う目
安セツト車10が配置されている。目安セツト車
10は図示していない針回し軸で操作される。目
安セツト車10の上には目安カム11と目安検出
体であるところの目安検出車12が配置されてい
る。目安カム11は目安セツト車10に所定の遊
び角をもつて嵌まつている。目安検出車12は時
針車5と噛み合つて回つている。13は接点ばね
で矢印14の方向に力が加わつており目安検出車
12を常時目安カム11および目安セツト車10
の方向に押している。目安検出車12の凹部16
が目安カム11の凸部15に一致すると、目安検
出車12は接点ばね13の押圧力で矢印17の方
向に落下移動する。とともに接点ばね13も下方
へ移動する。18は接点ばね13で構成された接
点である。44は回路基板であつて、接点18を
構成する。上記した一致(時針が目安針に)があ
れば接点18が閉じてアラームする。目安検出車
12は一致があれば下方に落下して接点動作に変
換する目安検出体に属するものである。
21は基板1の内側平面に一体的に樹脂成形さ
れた環状で且つ放射線状の刻設溝であつて目安軸
心22を中心として72本の溝が形成されている。
23は同じ目安軸心22を中心として目安セツト
車10の平面に一体的に樹脂成形された環状で且
つ放射線状の刻設溝であつて同様72本の溝が形成
されている。
目安セツト車10は基板1の上へ双方の刻設溝
の凸凹が互いに噛み合つて組み立てられる。19
は目安セツト車10と上板3の間に挟んで保持さ
れたバネ部材である。バネ部材19は中心穴45
のある例えば円板状のバネ部材である。基板1に
目安セツト車10、バネ部材19、上板3を順に
組み立てるとバネ部材19は目安セツト車10の
端部と上板3の下面によつて弾力的に撓む。その
反力は目安セツト車10を基板1に向かつて矢印
20の方向に押圧する。使用者が、目安セツト車
10の歯24に噛み合つている図示していない針
回し軸を回すと目安セツト車10が回りこれに噛
み合つた目安針車4が回り目安針車4に一体につ
いた目安針25が回つて目安がセツトされる。こ
のとき、バネ部材19は目安セツト車10に矢印
20のごとき力を及しているので目安セツト車1
0は基板1に面圧されていて互いの刻設溝23,
21は噛み合つている。目安セツト車10を回し
て刻設溝の頂部同志が重なると目安セツト車10
は矢印26の方向にバネ部材19の力に抗して持
ち上げられるが不安定位置であるためただちに矢
印27の方向に落ちる。目安セツト車10を回す
と矢印26,27に示す様な寸動をともないパリ
パリと音をたてて接動する。しかし、作動をやめ
れば、矢印27の方向、即ち刻設溝の頂部と谷部
が噛み合つて安定位置ぎめされる。この位置ぎめ
力によつて、時計系をなす時針車3が回転し、こ
れに噛み合う目安検出車12が回転していても目
安セツト車10が連れ回ることがない。刻設溝の
数を72本としたのは目安針25の一回転すなわち
60分×12=720分を72分割して1ピツチ10分単位
の目安セツトにするためであつて、溝数を144本
にすれば5分単位も可能である。更に10分単位を
例として、基板1又は目安セツト車10のいずれ
かの刻設溝を72本とし、他を減じて2ないし3本
にしても同じ機能がえられる。ここで刻設溝と言
つているのは縦歯或いは軸方向凸凹の一つの事例
である。車が軸方向にバネで押されながら基板の
面との噛み合いが行われていればよい。更にバネ
部材は単なる弾圧ではなく、アラーム動作接点を
動作させる接点バネの機能をかねることも可能で
ある。これ等の実施例によれば、基板1と目安セ
ツト車10又は目安針車4が共に樹脂成形であつ
た時、これらの面に互いに接動する刻設溝のごと
き凸凹をそれぞれ一体に樹脂成形できるので製造
が容易であることと、時計の面積の節約に効果す
る。なお目安セツト車10と一体の27−1は目
安セツトと針合せを可逆性にするためのカムであ
る。
更に説明をつづける。
28は目安セツト車10、目安カム11、目安
検出車12を同心にて支持する軸である。軸28
はスラスト方向の移動が可能になつている。29
は上板3にスライド可能に組まれたセツトレバー
であつて実線で示すセツトONの状態から30の
スライド動作を行うとセツトOFFに、反対の3
0′のスライド動作を行うとセツトONに戻る。
セツトレバー29は二又部31と斜面32を有し
ている。一方軸28の上端部は上板3を貫通して
首33を有する。スライド29の動作によつて二
又部31は首33を挟んで進入し、斜面32は首
33に系わつて軸28を矢印34方向に持ち上げ
る。軸28は一体に角35を有していて矢印34
方向の動作があると35′へ移動する。35′の位
置にあつた時には、目安検出車12の頂部にある
径少壁36が角35に接近している。このために
アラームの一致動作があつても径少壁36が角3
5にひつかかつて目安検出車12は矢印17方向
に落下することはない。よつて接点ばね13も落
下せず接点18はコンタクトしない。この構造に
よつて、セツトレバー29を30方向にスライド
するとセツトOFFの状態を維持する。反対に3
0′のスライドがあると角35は実線位置にもど
るので一致動作があれば接点18はコンタクトす
るセツトONの状態になる。なお、37は二又部
31の端部に延伸されたひさしであつて30′方
向のONスライドの時に軸28の頂部38に系つ
てこれを矢印39方向に押して、角35を強制的
に落としてセツトON状態を安定化させる手段で
ある。
本考案の要旨は目安軸心を指針軸心に併立させ
ること、基板と目安セツト車を樹脂製とし双方に
対面する刻設溝を設けること、目安セツト車と上
板の間にはバネ部材が弾力的にたわんで組み立て
られること、このバネ部材は目安軸心によつて貫
通支持される中心穴を備えていることと、バネ部
材の反力は目安セツト車を基板に向けて押圧する
ことである。これによる効果は (1) 目安セツト車自体をインデツクス固定するの
で目安精度がよいこと。
(2) 刻設溝は双方ともに剛性であるので、噛み合
いの精度が良くかつ丈夫であること。
(3) バネ部材を上板と目安セツト車の間に挟んで
組む単純な構造で適当な押圧力が保られるこ
と。
(4) バネ部材はその中心穴が目安軸心によつて貫
通支持されていて、ずれるようなことはない。
(5) 目安セツト車は併設した目安軸心にあるの
で、目安セツトの際目安セツト車が上下に寸動
しても目安針が上下に振れることはない。
(6) 中心穴のあるバネ部材は併設した目安軸心に
あれば、その取り付け構成が可能になる。
にある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による目覚時計の要部断面図
である。 1……基板、3……上板、4……目安針車、5
……時針車、10……目安セツト車、12……目
安検出体であるところの目安検出車、19……バ
ネ部材、21,23……刻設溝のごとき凸凹、2
2……目安軸心、25……目安針、41……指針
軸心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 目覚時計用のムーブメントは、少なくとも下側
    の基板と上側の上板で囲まれて形成することと、
    基板と上板は併立する指針軸心と目安軸心を構成
    することと、指針軸心には少なくとも目安針車及
    び時針車を配置し、目安軸心には上記目安針車に
    噛み合つて目安セツトを行うべき目安セツト車と
    上記時針車に連動して回転する目安検出体を配置
    することと、上記基板と目安セツト車とは共に樹
    脂で成形されていることと、目安セツト車の平面
    には刻設溝のごとき凹凸を、基板の内面には刻設
    溝のごとき凹凸をそれぞれ備え、双方の凹凸は互
    いに噛み合つて組み立てられることと、上記上板
    と目安セツト車の間に挟んで保持されるバネ部材
    を備え該バネ部材は上記目安軸心によつて支持さ
    れるべき貫通した中心穴を備えるとともに、上記
    基板に目安セツト車、バネ部材、上板を順に組み
    立てたときバネ部材は目安セツト車と上板の下面
    によつて弾力的にたわみ、その反力は目安セツト
    車を基板にむかつて押圧するごとく構成したこと
    を特徴とする目安セツト機構。
JP17299382U 1982-11-15 1982-11-15 目安セツト機構 Granted JPS5977090U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17299382U JPS5977090U (ja) 1982-11-15 1982-11-15 目安セツト機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP17299382U JPS5977090U (ja) 1982-11-15 1982-11-15 目安セツト機構

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Publication Number Publication Date
JPS5977090U JPS5977090U (ja) 1984-05-24
JPS645266Y2 true JPS645266Y2 (ja) 1989-02-09

Family

ID=30376960

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JPH059666Y2 (ja) * 1986-12-03 1993-03-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55164579U (ja) * 1979-05-11 1980-11-26
JPS5920702Y2 (ja) * 1979-12-28 1984-06-15 リズム時計工業株式会社 時計などの操作装置

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JPS5977090U (ja) 1984-05-24

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