JPS5919458Y2 - 押釦同調器におけるコアスライド機構 - Google Patents
押釦同調器におけるコアスライド機構Info
- Publication number
- JPS5919458Y2 JPS5919458Y2 JP12933379U JP12933379U JPS5919458Y2 JP S5919458 Y2 JPS5919458 Y2 JP S5919458Y2 JP 12933379 U JP12933379 U JP 12933379U JP 12933379 U JP12933379 U JP 12933379U JP S5919458 Y2 JPS5919458 Y2 JP S5919458Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- mounting frame
- push
- guide hole
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は押釦同調器におけるコアスライド機構に係り、
押釦同調器におけるコアスライドを円滑化して押釦に対
するプッシュ力を低減し、しかも同調ずれを防止すると
共に部品加工を簡略化した機構を提供しようとするもの
である。
押釦同調器におけるコアスライドを円滑化して押釦に対
するプッシュ力を低減し、しかも同調ずれを防止すると
共に部品加工を簡略化した機構を提供しようとするもの
である。
押釦同調器においては押釦操作で作動するメモリースラ
イドに連動させてコアの取付けられたコア取付枠をスラ
イドさせ、そのコアをコイルに対して進退することが必
要であり、前記したコア取付枠の器台に対するスライド
は器台側に設けた段つきガイドピンとコア取付枠のガイ
ド孔によって案内されるが、斯かるコア取付枠の運動量
は直ちにコアのコイルに対する進退量となることから上
記したコア取付枠のガイド孔とガイドピンとの間には適
当な摩擦抵抗を採ってコア取付枠の激動を阻止すること
が同調ずれのない選局同調を得る上において枢要であり
、一方押釦操作を円滑ならしめるためにはそれらガイド
孔、ガイドピン間の摩擦抵抗の少いことが必要であって
従来のものにおいてはこれらの関係が適切に得られてい
ない。
イドに連動させてコアの取付けられたコア取付枠をスラ
イドさせ、そのコアをコイルに対して進退することが必
要であり、前記したコア取付枠の器台に対するスライド
は器台側に設けた段つきガイドピンとコア取付枠のガイ
ド孔によって案内されるが、斯かるコア取付枠の運動量
は直ちにコアのコイルに対する進退量となることから上
記したコア取付枠のガイド孔とガイドピンとの間には適
当な摩擦抵抗を採ってコア取付枠の激動を阻止すること
が同調ずれのない選局同調を得る上において枢要であり
、一方押釦操作を円滑ならしめるためにはそれらガイド
孔、ガイドピン間の摩擦抵抗の少いことが必要であって
従来のものにおいてはこれらの関係が適切に得られてい
ない。
即ち従来のものでは上記したガイド孔とガイドピンとの
間の摩擦抵抗をそれなりに採り、しかもそのスライド時
の円滑性を得るためにガイドピンに形成された段部を利
用しているわけであるが、この場合においてそのガイド
ピンに関する加工精度、コア取付枠及び器台面の厚さな
いし平行度並びに組付は時の精度如何が微妙に影響する
こととなり、上記したガイドピンと摺動金具ガイド孔部
分との間隙が大きいとコアとコイル内への挿入量および
コアのコイル軸心に対する変位量の何れもが変動し易い
ものとなって、同調ずれ原因となり、反対に小さいと押
釦操作が不円滑となると共にバックラッシュが増大し、
それらの調整に相当の工数及び熟練を必要とし、量産上
トラブルの多いポイントとなっている。
間の摩擦抵抗をそれなりに採り、しかもそのスライド時
の円滑性を得るためにガイドピンに形成された段部を利
用しているわけであるが、この場合においてそのガイド
ピンに関する加工精度、コア取付枠及び器台面の厚さな
いし平行度並びに組付は時の精度如何が微妙に影響する
こととなり、上記したガイドピンと摺動金具ガイド孔部
分との間隙が大きいとコアとコイル内への挿入量および
コアのコイル軸心に対する変位量の何れもが変動し易い
ものとなって、同調ずれ原因となり、反対に小さいと押
釦操作が不円滑となると共にバックラッシュが増大し、
それらの調整に相当の工数及び熟練を必要とし、量産上
トラブルの多いポイントとなっている。
本考案は上記したような実情に鑑み検討を重ねて考案さ
れたものであって、その具体的な実施態様を添附図面に
示すものについて説明すると、器台10に押釦20を有
する腕金23が配設され、これらの腕金23のガイド2
1,22は上面板30の案内孔31.32に係合してそ
の押釦操作が案内され、斯かる押釦操作によってメモリ
ースライド2が第1図において左右方向にスライドされ
るように戊っている。
れたものであって、その具体的な実施態様を添附図面に
示すものについて説明すると、器台10に押釦20を有
する腕金23が配設され、これらの腕金23のガイド2
1,22は上面板30の案内孔31.32に係合してそ
の押釦操作が案内され、斯かる押釦操作によってメモリ
ースライド2が第1図において左右方向にスライドされ
るように戊っている。
該メモリースライド2のラック部2aは器台10に植立
された支軸25に軸装された回転体18のギヤ部18
aと係合し、回転体18におけるもう1つのギヤ部18
bにはコア3,3・・・・・・の取付けられたコア取
付枠1のラック部1aと係合していて上述したような押
釦操作でコア取付枠1をコイル4に向けて進退操作し所
要の同調状態をワンタッチ的に形成するように或ってい
る。
された支軸25に軸装された回転体18のギヤ部18
aと係合し、回転体18におけるもう1つのギヤ部18
bにはコア3,3・・・・・・の取付けられたコア取
付枠1のラック部1aと係合していて上述したような押
釦操作でコア取付枠1をコイル4に向けて進退操作し所
要の同調状態をワンタッチ的に形成するように或ってい
る。
斯かる構成のものにおいて本考案によるコアスラド機構
は、前記したコア取付枠1にガイド孔11が対設される
ことは従来から行われているところと同様で第1図に示
す通りであるが、このようなガイド孔11において器台
10に止着される機構を第2図として拡大して示すよう
に構成する。
は、前記したコア取付枠1にガイド孔11が対設される
ことは従来から行われているところと同様で第1図に示
す通りであるが、このようなガイド孔11において器台
10に止着される機構を第2図として拡大して示すよう
に構成する。
即ち器台10に取付けられた取付軸5にガイド孔11の
係合するガイド部15を形成すると共に筒部体9を装着
し、該筒部体9の上端を座板12に係接し取付軸5に螺
合されたナツト8で締着するが、上記したコア取付枠1
上に環状の発条受6を介して発条7を取付軸5と同心状
に組立み、発条7の上端を前記座板12の下面に接合さ
せてその押圧力を発条受6を介してコア取付枠1に作用
させるようにしたものである。
係合するガイド部15を形成すると共に筒部体9を装着
し、該筒部体9の上端を座板12に係接し取付軸5に螺
合されたナツト8で締着するが、上記したコア取付枠1
上に環状の発条受6を介して発条7を取付軸5と同心状
に組立み、発条7の上端を前記座板12の下面に接合さ
せてその押圧力を発条受6を介してコア取付枠1に作用
させるようにしたものである。
前記した発条受6は平板状のワッシャ部体でもよいがガ
イド部15に接合した筒部体9とコア取付枠1上面との
間にはそれなりの間隙が形成され、又発条7の下端部を
適正位置に保持するためには図示のように溝部16を四
人させて形成したものが好ましい。
イド部15に接合した筒部体9とコア取付枠1上面との
間にはそれなりの間隙が形成され、又発条7の下端部を
適正位置に保持するためには図示のように溝部16を四
人させて形成したものが好ましい。
上記したガイド部15は取付軸5と一体に形成された鍔
部でもよいが、場合によっては別体に形成されたローラ
とし、これを取付軸5に装着して組付ける。
部でもよいが、場合によっては別体に形成されたローラ
とし、これを取付軸5に装着して組付ける。
なお前記した座板12は回転体18を受入れる開口部1
2 aと軸筒12bとを有し、上記したような取付軸5
とそのナツト8はこのような座板12の一端側に対する
止着作用をも兼ねたものであり、軸筒12 bにはクラ
ッチ板26を操作する昇降軸27が設けられている。
2 aと軸筒12bとを有し、上記したような取付軸5
とそのナツト8はこのような座板12の一端側に対する
止着作用をも兼ねたものであり、軸筒12 bにはクラ
ッチ板26を操作する昇降軸27が設けられている。
即ちこのような押釦同調器においては別に手動回転軸1
3による微動的な同調操作機構をも必要とすることは公
知の通りであって、第3図において更に示すように手動
回転軸13に取付けられウオーム14がウオームギヤ1
7と係合し、該ウオームギヤ17が摩擦性クラッチ部材
19を介して前記回転体18と接合し、従って手動回転
軸13の回転によっても回転体18を回転し既述のコア
取付枠1を操作するように戊っているが、押釦操作に当
ってはキックアーム28が操作され、その連動片29を
介して昇降軸27の下端に装着されたボール33を操作
し、該昇降軸27を軸筒12 b中で上下せしめ、クラ
ッチ板26に取付けられた係子34を介して発条35に
よる該クラッチ板26の押圧を解放し、前記クラッチ部
材19を介した連動関係を解除するようになっている。
3による微動的な同調操作機構をも必要とすることは公
知の通りであって、第3図において更に示すように手動
回転軸13に取付けられウオーム14がウオームギヤ1
7と係合し、該ウオームギヤ17が摩擦性クラッチ部材
19を介して前記回転体18と接合し、従って手動回転
軸13の回転によっても回転体18を回転し既述のコア
取付枠1を操作するように戊っているが、押釦操作に当
ってはキックアーム28が操作され、その連動片29を
介して昇降軸27の下端に装着されたボール33を操作
し、該昇降軸27を軸筒12 b中で上下せしめ、クラ
ッチ板26に取付けられた係子34を介して発条35に
よる該クラッチ板26の押圧を解放し、前記クラッチ部
材19を介した連動関係を解除するようになっている。
以上説明したような本考案によるときはコア取付枠1の
ガイド枠11が取付軸5のガイド部15とそれなりの間
隙を採っても発条7および発条受6によって固定部材た
る座板12との間に常に間隙のない取付状態を形成する
ことができ、従って前記した従来のもののように各部材
およびそれらの組付は関係に高精度を要求しないで隙間
発生がなく、同調ずれのないコア取付枠1のスライド作
用を得しめることとなり、又上記のようにしてコア取付
枠1のガイド孔11と取付軸5のガイド部15との間に
採られた間隙により押釦操作時のスライド作用も平滑に
行われ、上記のように各部材の加工や組付けに高精度を
必要としないことからその製作組立を量産的とすること
ができるなどの作用効果を有しており、実用上その効果
の大きい考案である。
ガイド枠11が取付軸5のガイド部15とそれなりの間
隙を採っても発条7および発条受6によって固定部材た
る座板12との間に常に間隙のない取付状態を形成する
ことができ、従って前記した従来のもののように各部材
およびそれらの組付は関係に高精度を要求しないで隙間
発生がなく、同調ずれのないコア取付枠1のスライド作
用を得しめることとなり、又上記のようにしてコア取付
枠1のガイド孔11と取付軸5のガイド部15との間に
採られた間隙により押釦操作時のスライド作用も平滑に
行われ、上記のように各部材の加工や組付けに高精度を
必要としないことからその製作組立を量産的とすること
ができるなどの作用効果を有しており、実用上その効果
の大きい考案である。
図面は本考案の実施態様を示すものであって、第1図は
本考案による機構を具備した押釦同調器のコア取付枠部
分に関する分解状態斜視図、第2図はそのコア取付枠ス
ライド部分の組付状態に関する拡大断面図、第3図はク
ラッチ機構部分をも゛含めたスライド機構部分の縦断側
面図である。 然してこれらの図面において、1はコア取付枠、2はメ
モリースライド、3はコア、4はコイル、5は取付軸、
6は発条受、7は発条、8はナツト、9は筒部体、10
は器台、11はガイド孔、12は座板、15はガイド部
を示すものである。
本考案による機構を具備した押釦同調器のコア取付枠部
分に関する分解状態斜視図、第2図はそのコア取付枠ス
ライド部分の組付状態に関する拡大断面図、第3図はク
ラッチ機構部分をも゛含めたスライド機構部分の縦断側
面図である。 然してこれらの図面において、1はコア取付枠、2はメ
モリースライド、3はコア、4はコイル、5は取付軸、
6は発条受、7は発条、8はナツト、9は筒部体、10
は器台、11はガイド孔、12は座板、15はガイド部
を示すものである。
Claims (1)
- 器台に添設されたコア取付枠にガイド孔を形成し、該ガ
イド孔に挿着された取付軸に前記ガイド孔に対するガイ
ド部を形成すると共に上記コア取付枠と前記取付軸に係
着されたナツトにより取付けられた座板との間に発条受
と該発条受に一端を受けられた発条とを介装させたこと
を特徴とする押釦同調器におけるコアスライド機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12933379U JPS5919458Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 押釦同調器におけるコアスライド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12933379U JPS5919458Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 押釦同調器におけるコアスライド機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5648131U JPS5648131U (ja) | 1981-04-28 |
JPS5919458Y2 true JPS5919458Y2 (ja) | 1984-06-05 |
Family
ID=29361111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12933379U Expired JPS5919458Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 押釦同調器におけるコアスライド機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919458Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS645488Y2 (ja) * | 1980-02-16 | 1989-02-10 |
-
1979
- 1979-09-20 JP JP12933379U patent/JPS5919458Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5648131U (ja) | 1981-04-28 |
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