JPH0632520Y2 - ラックピニオン装置 - Google Patents

ラックピニオン装置

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JPH0632520Y2
JPH0632520Y2 JP1988165759U JP16575988U JPH0632520Y2 JP H0632520 Y2 JPH0632520 Y2 JP H0632520Y2 JP 1988165759 U JP1988165759 U JP 1988165759U JP 16575988 U JP16575988 U JP 16575988U JP H0632520 Y2 JPH0632520 Y2 JP H0632520Y2
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JP
Japan
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rack
pinion
inner cylinder
outer cylinder
spring
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JP1988165759U
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JPH0287158U (ja
Inventor
茂之 沢口
Original Assignee
株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ラックピニオン装置、特にレベル、セオド
ライト、トランシット等の合焦操作のために用いられる
ラックピニオン装置に関する。
(従来技術) レベル、セオドライト、トランシット等の合焦操作のた
めに用いられるラックピニオン装置、特に内筒と外筒と
を相互に摺動させるラックピニオン装置において、外筒
に片持ち式に保持されたピニオンを用いる形式のラック
ピニオン装置においては、ばねの押圧力によってラック
とピニオンとの係合を円滑、確実にするようにしたもの
が多い。
例えば、第4図に示すものでは、それ自体にばね性を持
たせたラック21を内筒20にねじ等で固定し、測量機
本体である外筒に軸通されたピニオン22にラック21
をそのばね性を利用して常に押圧する構成とされてい
る。しかし、ピニオン22と同軸に形成されたガイド棒
23を内筒に形成されたガイド溝24に嵌合し、かつラ
ックとピニオンとを噛み合わせるようにしなければなら
ず、組立時に、合焦つまみを挿入するとき、これらの内
部機構が外からは見えないはため、組立にくく、押圧力
の調整機構がないため、ばね性の押え圧を管理すること
が出来なかった。
また、第5図に示す従来例では、内筒20に設けられた
ラック41と、本体40に固定された軸受42に保持さ
れた、上記ラック41と係合するピニオン45とを有
し、上記軸受42から延設された押えばね46が、内筒
20の開口縁部47を押圧するように構成されており、
上記押えばね46のばね圧の調整をする場合は、つまみ
44、軸受42、ピニオン軸43等を一体として抜き出
して行わなければならない。
(この考案が解決しようとする問題点) この考案は、内筒に設けたラックと、外筒に設けた該ラ
ックに係合するピニオンとを有し、該ピニオンを回動す
る操作つまみの操作により、前記内筒と外筒とを相互に
摺動させるラックピニオン装置において、ラックとピニ
オンとの係合圧を外部から簡単に調整できるものを得よ
うとするものである。
(問題を解決するための手段) この考案のラックピニオン装置は、内筒に設けたラック
と、外筒に設けた該ラックに係合するピニオンとを有
し、該ピニオンを回動する操作つまみの操作により、前
記内筒と外筒とを相互に摺動させるラックピニオン装置
において、前記ピニオンの軸が軸通する軸受けに設けた
押圧ばねの端部を、前記ラックを設けたラックフレーム
の開口部のラックと対向する面に圧接するとともに、前
記軸受に、外部から調整できる前記押圧ばねを押圧する
調整ねじを設けたことを特徴とする。
(実施例) 以下、この考案の実施例を示す。
第1図に展開図を、第2図にその断面図を示すように、
外筒2内に前後に摺動可能な内筒1が挿設され、内筒1
の周囲に突設された内筒支持部3によって外筒2内に支
持されている。内筒1の側面には第3図に示すような長
方形のラックフレーム4がねじによって取付けられてい
る。このラックフレーム4は、第1図および第3図に見
るように、一定の開口部5が設けられ、その開口部の下
内面にはラック6が形成され、それに対向する上内面
は、ばねに当接する摺動面14とされている。このラッ
クフレーム4は、内筒1と一体にアルミダイカストで成
形されても良く、別体として樹脂で成形されても良い。
外筒2にはピニオン軸7および軸受8を挿入する孔9が
形成され、その孔開口部9から上記のラックフレーム4
の開口部5を見ることが出来る。
この孔開口部9には軸受8がねじ止めされると共に、軸
受8にはピニオン軸7が軸通され、その先端部に設けら
れたピニオン10は上記のラック6と噛み合うように構
成されている。ピニオン軸の他端、すなわち外筒2の外
への突出部には合焦つまみ11が固定される。軸受8に
は押えばね12がねじ等によって取付けられ、その先端
部13は上記のラックフレーム4の開口部の摺動面14
に当接する。
この実施例における押えばねにおいては、中間に屈曲部
を設け、この屈曲部に前記軸受8に挿通された調整ねじ
15の先端が接触するように構成される。調整ねじを外
筒内方に前進させると、そのねじ端部はばね12の屈曲
部を押圧し、それに伴い押えばね12の端部13がラッ
クフレーム開口部の上面14を押圧し、内筒1には第2
図に矢印で示す方向の回転力が働き、ラックフレーム4
がピニオン10を押し上げるようにしてその係合を確実
にする。この係合力の調整は、調整ねじ15を前後進さ
せて行うが、例えば、合焦つまみ11をピニオン軸7か
ら外し、ねじ15の頭を露出させて調整しても良く、合
焦つまみ11に孔を設け、その孔を通してドライバー等
の調整具によって調整する等、外部から調整が可能なよ
うに構成されている。
本考案は、上記の実施例に限られるものではなく、例え
ばラックフレームは一本の杆状とし、その上下面にラッ
クと摺動面を設け、ばねはその先端とピニオンでラック
フレームを挾むように押圧力をおよぼすようにしても良
い等、種々の設計変更が可能である。
(考案の効果) この考案においては、ラックピニオンに作用する押圧力
は、基本的に円筒状である内筒の回転力として作用し、
その外筒に対する滑動部分を摺動面に押圧する分力を生
じない。このため、押圧力を強くし、噛み合いを確実に
しても望遠鏡の光軸を狂わせ摺動部分の摩擦を増し、円
滑な滑動を難しくするという問題を生じることはない。
また、上記のようにラックとピニオンの係合を調整する
ためのばねの先端位置とその押圧力を外部から調整でき
るようにしたので、組立時には、挿入のために十分に余
裕を持ってばね先端部を変位させておき、組立た後に外
部から調整ねじによってばね先端部をラックフレームの
摺動面に適当な圧力で当接するように調整できる。この
ようにして、ラックとピニオンの係合力を常に適当に保
たれたラックピニオン機構は、合焦つまみ11の回動に
伴い、円滑に内筒1を外筒2内で前後に摺動させること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のラックピニオン装置の1実施例の展
開図、第2図はそのピニオン軸位置における断面図、第
3図はラックフレームの平面図、第4図、第5図は従来
のラックピニオン装置を示す展開図、断面図である。 1、20:内筒、2:外筒、3:内筒支持部 4:ラックフレーム、5:開口部 6、21、41:ラック 7、43:ピニオン軸、8、42:軸受 9:孔、10、22、45:ピニオン 11、44:合焦つまみ、12、46:押えばね 14:摺動面、15:調整ねじ 23:ガイド棒、24:ガイド溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒に回転可能かつ軸線方向移動可能に支
    持される内筒と、 該内筒に軸線方向に設けたラックと、 外筒に設けた該ラックに係合するピニオンとを有し、 該ピニオンを回動する操作つまみの操作により、前記内
    筒と外筒とを相互に摺動させるラックピニオン装置にお
    いて、 前記ピニオンの軸が軸通する軸受に押圧バネを設け、 該押圧バネの端部を前記ラックを設けたラックフレーム
    のラックと対抗する面に圧接して内筒を回転方向に付勢
    すると共に、 前記軸受に、前記押圧バネを押圧する調整ねじを設けた
    ことを特徴とするラックピニオン装置
JP1988165759U 1988-12-23 1988-12-23 ラックピニオン装置 Expired - Fee Related JPH0632520Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016963A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Funai Electric Co Ltd 電気機器の回転操作軸と操作ノブとの連結構造
JP2014113935A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用空気吹出口装置

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JPS58142179U (ja) * 1982-03-23 1983-09-24 株式会社 山田製作所 ラツクアンドピニオン式ステアリング装置の弾発装置
JPS63101359U (ja) * 1986-12-22 1988-07-01

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