JP4163474B2 - リニアアクチュエータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はリニアアクチュエータに関する。詳しくは、モータ等の駆動源によってスピンドルを移動させ加工対象物を微小位置決めするため等に用いられるリニアアクチュエータに関する。
【0002】
【背景技術】
光ファイバを含む光関連産業での自動調芯装置等では、対象加工物を微小位置決めする微小位置決め装置が用いられている。このような微小位置決め装置のなかには、駆動部材をモータ等の駆動源によって移動させるようにしたものが知られている。
【0003】
例えば、モータ等の駆動源によって、スピンドルを移動させるようにしたものが提示されている(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1に記載のリニアアクチュエータは、マイクロメータヘッドで、本体内に設けられ、内周に雌ねじを有する円筒状のスピンドルと、本体に回転自在に支持され前記スピンドルの雌ねじに螺合する雄ねじを有する駆動軸と、回転子がスピンドルと並列配置されたモータと、このモータの回転子の回転を駆動軸に伝達する歯車列とを備える。
このような構成において、モータが回転駆動すると、この回転子の回転が歯車列によって駆動軸に伝達され、この駆動軸の回転によってスピンドルが軸方向に移動される。
【0004】
特許文献2に記載のリニアアクチュエータは、本体と、この本体に螺合され、本体の一端側から軸線方向に移動可能に設けられたスピンドルと、このスピンドルの他端に回転子が一体回転可能に固定されたモータとを備える。本体の内部には軸線方向に溝が設けられ、モータにはこの溝に係合する突起部が設けられ、この溝と突起部との係合によって、モータは回転規制された状態でスピンドルの軸方向へ移動可能になっている。
このような構成において、モータの回転子が回転するとスピンドルが回転され、本体とスピンドルの螺合によってスピンドルは軸方向に移動される。
【0005】
【特許文献1】
実開昭62−37708号
【特許文献2】
US4496865号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の構造では、次のような問題があった。
特許文献1の構造は、スピンドルとモータとが並列配置された構造であるため、モータの回転子の回転をスピンドルに伝達するために、歯車機構を備えなければならず、スピンドルに対して垂直方向にモータと歯車列を収納するための大きな空間を確保しなければならない。その結果、リニアアクチュエータの大型化につながるという問題があった。
【0007】
また、特許文献2の構造は、スピンドルとモータの回転子が直結された構成であるため、モータの回転を規制するために、本体とモータとを、溝と突起部によって係合させるなどの構成が必要となるという問題があった。また、モータもスピンドルと一体となって移動されるので、モータの移動量分の配線ケーブルを収納する空間が必要であり、やはり、リニアアクチュエータの大型化に繋がるという問題があった。また、この配線ケーブルはモータの移動に伴って伸縮されるため、損傷を受けやすいという問題があった。
さらに、スピンドルを回転させる力に加えて、モータ自身を移動させる力も必要とされるので、モータの出力を大きくしなければならないという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、このような従来の課題を解消し、簡便な構成により小型化を達成できるリニアアクチュエータを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のリニアアクチュエータは、本体に螺合され、軸方向移動可能に設けられた駆動部材と、前記駆動部材の軸方向変位量を検出する変位検出手段と、前記駆動部材の一端側で、前記駆動部材と同一軸線上に設けられた回転駆動手段と、前記回転駆動手段の回転力を前記駆動部材に伝達する伝達機構とを備え、前記伝達機構は、前記駆動部材の一端側に取り付けられ、前記駆動部材と一体回転する第1回動部材と、前記回転駆動手段の回転軸に取り付けられた第2回動部材と、前記第2回動部材の回転を前記第1回動部材に伝達する連結棒とを備え、前記連結棒は、前記駆動部材の軸線とは平行で、かつ、前記駆動部材の軸線とは異なる軸線上に配置されているとともに、前記第1回動部材および前記第2回動部材のいずれか一方に固定され、かつ、前記第1回動部材および前記第2回動部材のいずれか他方に軸方向摺動自在に係合され、前記変位検出手段は、前記駆動部材と一体的に移動、かつ、回転する第3回動部材が設けられ、前記第3回動部材の可動域に対応した前記本体の側面の一部には、透明な透明部材が設けられるとともに、前記第3回動部材の移動方向に目盛りが設けられ、前記第3回動部材の円周側面には、目盛りが設けられることで構成されていることを特徴とする。
【0010】
このような構成によれば、回転駆動手段の回転力が伝達機構によって駆動部材に伝達され、駆動部材が回転される。そして、本体と駆動部材の螺合によって駆動部材が軸方向に移動され、この駆動部材の軸方向変位量が変位検出手段によって検出される。したがって、変位検出手段によって検出された駆動部材の軸方向変位量を基に、回転駆動手段を制御すれば、駆動部材の移動を高精度に制御することができる。
伝達機構において、回転駆動手段の回転力は、回転軸を介して、第2回動部材を回転させる。次に、第2回動部材の回転が連結棒によって第1回動部材に伝達され、第1回動部材が回転される。続いて、駆動部材と第1回動部材が一体回転することによって、駆動部材が回転され、本体と駆動部材の螺合によって、駆動部材が軸方向に移動される。
このとき、連結棒は、駆動部材の軸線とは平行で、かつ、駆動部材の軸線と異なる軸線上に配置されているので、連結棒は、駆動部材および回転駆動手段の軸線を回転中心軸として回転される。よって、第2回動部材の回転は、駆動部材の軸線を中心とした連結棒の回転を介して第1回動部材、駆動部材に伝達される。
【0011】
連結棒は、第1回動部材および第2回動部材のいずれか一方に固定され、かつ、いずれか他方に軸方向摺動可能に係合されているので、第1回動部材と第2回動部材の間隔が変化したときでも、連結棒の摺動によって係合状態は保持される。よって、第1回動部材と第2回動部材の間隔が変化しても、第2回動部材から第1回動部材へ、連結棒を介して、回転が伝達される。つまり、回転駆動手段の位置は保持された状態で、駆動部材だけが移動したとしても、回転駆動手段から駆動部材へ回転を伝達することができる。
その結果、回転駆動手段が駆動部材とともに移動する従来のリニアアクチュエータのように、溝や突起などを設ける必要がない。また、回転駆動手段の移動量分のケーブルを収納する空間は不要となり、しかも、ケーブルが伸縮されて損傷されることもなくなる。
【0012】
従来のリニアアクチュエータにおいては、本体と回転駆動手段は係合手段で連結されるか、または、駆動部材と回転駆動手段が一体化されていたため、回転駆動手段を取り替えることは不可能もしくは困難であった。しかし、本発明によれば、回転駆動手段は第2回動部材に取り付けられるだけであるので、用途に応じて、種々の回転駆動手段に取り替えることが簡便に行える。
また、手動で駆動部材を回転させるリニアアクチュエータに対して、駆動部材に第1回動部材以降(連結棒、第2回動部材、回転駆動部材)を取り付けるという簡便なる方法で、回転駆動手段を用いたリニアアクチュエータとすることができる。
さらに、このような構成によれば、駆動部材が軸方向に回転しながら移動したとき、第3回動部材も一体的に移動、かつ、回転される。このとき、第3回動部材の可動域に対応して本体の側面には透明部材が設けられているので、この透明部材を通して第3回動部材の移動を確認することで、駆動部材の移動を目視できるとともに、本体に設けられた目盛りによって駆動部材の移動変位量を読み取ることができる。さらに、第3回動部材の円周側面に設けられた目盛りから駆動部材の回転量を読み取ることができ、駆動部材の回転量はねじのピッチから軸方向の移動変位量に換算されるので、本体の目盛りに加えて、第3回動部材の目盛りによって、駆動部材の微小変位を読み取ることができる。
【0013】
請求項2に記載のリニアアクチュエータは、請求項1に記載のリニアアクチュエータにおいて、前記第1回動部材および前記第2回動部材のいずれか他方には、前記連結棒が軸方向摺動自在に係合する挿通孔が設けられていることを特徴とする。
【0014】
このような構成によれば、挿通孔に挿通された連結棒は軸方向に摺動自在となるので、第1回動部材と第2回動部材の間隔が変化されたときでも、連結棒の摺動によって係合状態は保持される。よって、第1回動部材と第2回動部材の間隔が変化されても、第2回動部材から第1回動部材へ回転を伝達することができる。
【0015】
請求項3に記載のリニアアクチュエータは、請求項1または2に記載のリニアアクチュエータにおいて、前記回転駆動手段の前記駆動部材と反対側には、前記回転駆動手段の前記回転軸と一体回転するつまみ部が設けられていることを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、つまみ部を手動で回転させることによって、回転駆動手段の回転軸を回転させると、この回転は伝達機構によって駆動部材に伝達されるので、手動で駆動部材を移動させることができる。回転駆動手段によらず手動でも駆動部材を移動させることができるので、駆動部材の位置を微調節するときなどに優れた操作性を発揮することができる。
【0019】
請求項4に記載のリニアアクチュエータは、請求項1〜3のいずれかに記載のリニアアクチュエータにおいて、前記伝達機構は、前記回転駆動手段の回転軸と前記駆動部材の軸との偏芯を吸収する偏芯吸収手段を備えていることを特徴とする。
【0020】
このような構成によれば、回転駆動手段の回転力が伝達機構により駆動部材に伝達される際に、回転駆動手段の回転軸と駆動部材の駆動軸との偏芯が偏芯吸収手段により吸収される。すると、回転駆動手段の回転力のみが駆動部材に伝達され、例えば駆動部材の駆動軸に対して交差する方向のトルクなどは偏芯吸収手段にて吸収される。よって、駆動部材に駆動軸に交差する方向のトルクが作用せず、駆動部材はなめらかに本体との螺合によって進退される。また、回転駆動手段の回転軸に対しても回転軸に交差するトルクが作用しないので、回転駆動手段の回転が安定する。
【0021】
請求項5に記載のリニアアクチュエータは、請求項4に記載のリニアアクチュエータにおいて、前記偏芯吸収手段として、前記第2回動部材は、前記回転駆動手段の回転軸に取付けられた回転軸側回動部材と、前記連結棒が固定または係合された連結棒側回動部材と、一端が前記回転軸側回動部材に取付けられ他端が前記連結棒側回動部材に取付けられ前記回転軸に交差する方向に弾性変形する板ばねとを備えて構成されていることを特徴とする。
【0022】
このような構成によれば、回転駆動手段の回転力により回転軸側回動部材が回転する。すると、板ばねが回転軸側回動部材と一体になって回転する。板ばねの回転により連結棒側回動部材も回転する。このとき、板ばねは回転駆動手段の回転軸に交差する方向には弾性変形可能である。よって、仮に、回転駆動手段の回転軸と駆動部材の駆動軸との偏芯に起因して回転軸側回動部材と連結棒側回動部材とが偏芯していたとしても、この偏芯は板ばねの弾性変形より吸収される。その結果、駆動部材に駆動軸に交差する方向のトルクが作用せず、駆動部材はなめらかに本体との螺合によって進退し、また、回転駆動手段の回転軸に対しても回転軸に交差するトルクが作用せず、回転駆動手段の回転が安定する。
【0023】
請求項6に記載のリニアアクチュエータは、請求項4に記載のリニアアクチュエータにおいて、前記偏芯吸収手段として、前記第1回動部材は、前記駆動部材と一体回転する駆動側回動部材と、前記連結棒が固定または係合された連結棒側回動部材と、一端が前記連結棒側回動部材に取り付けられ他端が前記駆動側回動部材に取付けられ前記駆動部材の軸線とは交差する方向に弾性変形する板ばねとを備えて構成されていることを特徴とする。
【0024】
このような構成によれば、回転駆動手段の回転力により連結棒側回動部材が回転する。すると、板ばねが連結棒側回動部材と一体になって回転する。板ばねの回転により駆動側回動部材も回転する。このとき、板ばねは回転駆動手段の回転軸に交差する方向には弾性変形する。よって、仮に、回転駆動手段の回転軸と駆動部材の駆動軸との偏芯に起因して回転軸側回動部材と連結棒側回動部材とが偏芯していたとしても、この偏芯は板ばねの弾性変形より吸収される。その結果、駆動部材に駆動軸に交差する方向のトルクが作用せず、駆動部材はなめらかに本体との螺合によって進退し、また、回転駆動手段の回転軸に対しても回転軸に交差するトルクが作用せず、回転駆動手段の回転が安定する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
(第1実施形態)
本発明における第1実施形態に係るリニアアクチュエータは、図1に示されるように、マイクロメータヘッドのスピンドル2をモータ駆動したものであり、図2に示されるように、本体1と、この本体1に螺合され、軸方向移動可能に設けられた駆動部材としてのスピンドル2と、スピンドル2の一端側でスピンドル2と同一軸線上に設けられた回転駆動手段としてのステッピングモータ3と、このステッピングモータ3とスピンドル2の間に設けられた伝達機構4と、スピンドル2の移動変位量を読み取る変位検出手段5とを備える。
【0026】
本体1は、貫通孔を有し、スピンドル2の他端側方向を覆う前部フレーム11と、前部フレーム11の一端側に外側から嵌合し、一端側に開口している後部フレーム12とから構成されている。
前部フレーム11には、他端側開口部に設けられ、スピンドル2をガイドするための円筒状のステム111と、一端側開口部内に螺合され、内周にスピンドル2と螺合する雌ねじ112Aを有するねじ筒112とを備える。
ねじ筒112の貫通孔内には、一端側から他端側に向かう途中に、拡径するテーパ112Bが設けられていて、径が大きい一端側の内周に雌ねじ112Aが設けられている。
【0027】
ステム111は、前部フレーム11の他端側開口部に圧入された前部ステム111Aと、前部ステム111Aに対してねじ111Cでねじ止めされた後部ステム111Bとからなる。
また、前部フレーム11の側面には、デジタル表示部113が設けられ、このデジタル表示部113から外部にデータを出力するための出力ケーブル113Aが設けられている。
後部フレーム12は、ねじ筒112に対してその一端側を覆うように嵌合され、止めねじ121の螺合によってねじ筒112に固定されている。
後部フレーム12の側面には、透明部材122が設けられるとともに、スピンドル2の軸方向に、図1に示されるように、目盛り123が刻まれている。
【0028】
スピンドル2は、前部フレーム11の長さより長く、一端側は後部フレーム12内に突出し、他端側は外部に突出していて、前述の通り、中央から他端側はステム111によってガイドされている。
スピンドル2には、その中央から一端側に向かう途中で拡径するテーパ21を有し、この径が大きい一端側の外周に軸方向に沿って雄ねじ22が設けられ、この雄ねじ22が前部フレーム11のねじ筒112の雌ねじ112Aに螺合されている。
また、スピンドル2の中央部には、軸方向に沿って一定の長さのV溝23が設けられている。
【0029】
ステッピングモータ3は、回転軸としてその両側に回転子31を有し、後部フレーム12の一端側の開口部を塞ぎ、回転子31がスピンドル2と同一回転軸を有するように設けられている。ステッピングモータ3の一端側には、回転子31と一体回転するつまみ部32が設けられ、また、ステッピングモータ3には、外部に伸びるケーブル33が設けられている。
【0030】
伝達機構4は、後部フレーム12の内部でスピンドル2の一端側に設けられ、図3に示されるように、スピンドル2と一体回転する短円柱状の第1回動部材41と、ステッピングモータ3の他端側に設けられ、ステッピングモータ3の回転子31と一体回転する第2回動部材42と、第2回動部材42と第1回動部材41とをつなぐ連結棒43とを備える。
第1回動部材41は、中心に貫通孔を有する短円柱状で、この貫通孔とスピンドル2の他端側がテーパ412で嵌合され、さらに、スピンドル2の他端側からナット24が螺合され、スピンドル2と第1回動部材41は一体的に固定されている。また、第1回動部材41には、短円柱軸に沿って二箇所の切欠き411が設けられるとともに、外周を覆う第3回動部材としての円環44が嵌められている。
【0031】
円環44には円周に沿って目盛り441が設けられているとともに、スピンドル2の位置を後部フレーム12の目盛り123に対して指示する基線442が円周に沿って設けられている。この円環44の移動範囲に合わせて、前述した後部フレーム12に透明部材122が設けられている。
ここに、後部フレーム12の透明部材122および目盛り123と円環44の目盛り441および基線442より、第1の変位検出手段5Aが構成されている。
第2回動部材42は、短円柱状で、その中心にステッピングモータ3の他端側の回転子31が挿入されて固定されている。
連結棒43は二本設けられ、その長さは、第1回動部材41と第2回動部材42との間隔にスピンドル2が軸方向に移動できる作動距離を加えたものより長い。連結棒43の一端が第2回動部材42に嵌め込まれるとともに、他端が第1回動部材41の切欠き411に挿通され、スピンドル2の軸線とは異なる軸線上で、かつ、スピンドル2の軸線に平行に設けられている。
【0032】
変位検出手段5は、前述の第1の変位検出手段5Aと、スピンドル2の回転を電気的に検出し、スピンドル2の移動変位量として出力する第2の変位検出手段5Bとから構成されている。変位検出手段5Bは、スピンドル2のV溝23に係合したビス53と、このビス53を介して一体回転するロータ52と、このロータ52の回転を読み取るステータ51とを備える。
ステータ51は、固定ねじ54の螺合によってねじ筒112に固定され、このステータ51とは独立回転可能にロータ52が設けられている。
ロータ52の回転量をステータ51で読み取る方式としては、静電容量変化を用いた方式が用いられているが、これに限られない。
ステータ51によって読み取られたロータ52の回転量は、ケーブル511を介して、デジタル表示部113に送られ、スピンドル2の移動変位量に変換されて表示される。
【0033】
使用に際しては、ステッピングモータ3を駆動させることにより、被測定対象に合わせてスピンドル2を移動させるか、または、対象物の設定位置に合わせて所定量だけスピンドル2を移動させる。
このとき、スピンドル2の移動変位量は、デジタル表示部113に表示されるとともに、後部フレーム12に設けられた透明部材122を通して、円環44に設けられた基線442の位置と目盛り123、441から読み取ることができる。
【0034】
このような構成からなるリニアアクチュエータによれば、ステッピングモータ3を駆動させると、ステッピングモータ3の回転子31の回転によって第2回動部材42が回転される。次に、第2回動部材42と第1回動部材41に連結された連結棒43が、スピンドル2の軸線を中心として回転されるので、第2回動部材42から第1回動部材41に回転が伝達される。続いて、スピンドル2と第1回動部材41が一体回転することによって、スピンドル2が回転され、ねじ筒112の雌ねじ112Aとスピンドル2の雄ねじ22の螺合によって、スピンドル2が軸方向に移動される。
【0035】
スピンドル2が回転されて軸方向に移動したとき、スピンドル2のV溝23に係合したビス53によってロータ52が回転される。このとき、V溝23は一定の長さをもって設けられていることから、スピンドル2が軸方向に移動したときでもビス53とV溝23の係合は保持される。そして、ロータ52の回転をステータ51で読み取ることによって、デジタル表示部113にスピンドル2の移動変位量が表示される。
【0036】
また、連結棒43は、第2回動部材42に固定されているが、第1回動部材41に対しては軸方向摺動可能に係合されているので、第1回動部材41と第2回動部材42の間隔が変化されたときでも、図3および図4に示されるように、連結棒43の摺動によって連結棒43と第1回動部材41の係合状態は保持され、第2回動部材42から第1回動部材41へ回転が伝達される。
つまり、ステッピングモータ3の位置は保持された状態で、スピンドル2だけが移動したとしても、ステッピングモータ3からスピンドル2へ回転が伝達される。
よって、回転駆動手段がスピンドル2とともに移動する従来のリニアアクチュエータのように、ステッピングモータ3のケーブル33を収納する空間を設ける必要がないので、小型化を図ることができ、ケーブル33が伸縮されないので、ケーブル33の損傷を防ぐことができる。
【0037】
後部フレーム12の側面には、透明部材122と、軸方向に刻まれた目盛り123が設けられており、第1回動部材41の外周に嵌合された円環44にはスピンドル2の位置を指示する基線442と、回転角からスピンドル2の移動変位量を示す目盛り441が設けられているので、スピンドル2の移動変位量を読み取ることができる。
このとき、後部フレーム12は前部フレーム11とは別体で、止めねじ121によって前部フレーム11のねじ筒112に固定されているだけなので、使用の態様に応じて後部フレーム12を回して、目盛り123、441が読み取り易い位置に透明部材122を移動させることができる。
【0038】
ステッピングモータ3の回転子31にはつまみ部32が設けられていて、外部から手動でこのつまみ部32を回すことで、ステッピングモータ3の回転子31を回転させ、手動でスピンドル2を移動させることができる。よって、ステッピングモータ3の駆動によらず手動でもスピンドル2を移動させることができるので、スピンドル2の位置を微調節するときなどに優れた操作性を発揮することができる。
【0039】
従来のリニアアクチュエータにおいては、本体1と回転駆動手段との間に、係合手段が設けられたり、歯車列が設けられていたことから、本体1と回転駆動手段は一体不可分なものとなっていた。そのため、回転駆動手段を交換することは不可能であるか、または困難なものとなっていた。
しかし、本第1実施形態においては、ステッピングモータ3は、本体1とは別体で、本体1とはなんら係合されず、第2回動部材42に取り付けられているだけなので、用途に応じて、簡便に種々の回転駆動手段に交換することができる。
【0040】
従来のリニアアクチュエータにおいて、変位検出手段は、スピンドル2の移動変位量を直接読み取るものではなく、駆動軸やモータの回転子31の回転を読み取るものであったため、スピンドル2の移動変位量とは誤差を生じやすかった。しかし、本実施形態では、スピンドル2にV溝23が設けられ、V溝23とビス53の係合によってロータ52を回転させるので、スピンドル2の回転量を直接読み取ることができ、スピンドル2の移動変位量と誤差を生じることはない。
【0041】
また、デジタル表示部113から外部にデータを出力するための出力ケーブル113Aと、ステッピングモータ3から外部に伸びるケーブル33が設けられているので、変位検出手段5によって測定されたスピンドル2の移動変位量のデータを出力ケーブル113Aによって外部装置に出力し、このデータをもとに外部装置からケーブル33を通してステッピングモータ3をフィードバック制御することも可能である。
【0042】
スピンドル2が他端側に進み過ぎると、第1回動部材41と連結棒43の係合が外れてしまう可能性があるが、ねじ筒112とスピンドル2にはテーパ112B、21が設けられ、このテーパ112B、21によってスピンドル2の他端側への過剰な移動を規制できるので、スピンドル2が他端側に進みすぎて、第1回動部材41と連結棒43の係合が外れてしまうのを防ぐことができる。
【0043】
(第2実施形態)
本発明に係る第2実施形態を図5、図6、図7に示す。図5は第2実施形態の斜視図である。図6は第2実施形態の正面図であり、図7は側面図である。
第2実施形態の基本的構成は第1実施形態と同様であるが、第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、偏芯吸収手段6として、第2回動部材42が、ステッピングモータ3の回転子31に取付けられた回転軸側回動部材61と、連結棒43が固定された連結棒側回動部材62と、一端が回転軸側回動部材61に取付けられ他端が連結棒側回動部材62に取付けられ回転子31に交差する方向に弾性変形する板ばね63とを備えて構成されている点である。
【0044】
回転軸側回動部材61は、略短円柱状で、側面に平坦部611を有している。平坦部611は、円柱軸方向から見て互いに180度反対に形成されている。連結棒側回動部材62は、回転軸側回動部材61と略同形であり、略短円柱状で、側面に平坦部621を有している。連結棒側回動部材62には、連結棒43が二本取付けられるが、このとき連結棒43を互いに結ぶ線が平坦部621の平面と平行になるように取付けられる。回転軸側回動部材61と連結棒側回動部材62とは互いに円柱の上面または下面を対向させた状態で配置されている。
板ばね63は、平板状であり、2枚設けられている。それぞれの板ばね63は、回転軸側回動部材61と連結棒側回動部材62とに跨って配置され、平坦部611、621に対してねじ止め64される。
【0045】
このような第2実施形態のリニアアクチュエータの動作について説明する。
ステッピングモータ3が回転駆動すると、回転子31の回転により、回転軸側回動部材61が回転する。回転軸側回動部材61とともに板ばね63が回転され、板ばね63の回転により連結棒側回動部材62が回転する。このとき、板ばね63は、回転子31と交差する方向に弾性変形し、回転子31とスピンドル2との偏芯に起因して回転軸側回動部材61と連結棒側回動部材62とに生じる偏芯を吸収する。
連結棒側回動部材62の回転により連結棒43が回転され、この連結棒43の回転によりスピンドル2が回転される点は第1実施形態と同様である。
【0046】
このような第2実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
板ばね63の弾性変形により、回転子31に交差する偏芯は吸収される。よって、スピンドル2に対して駆動軸方向に交差する方向のトルクが作用せず、スピンドル2はなめらかに本体1との螺合によって進退する。
【0047】
板ばね63の弾性変形により、連結棒側回動部材62がスピンドル2の駆動軸方向と交差する方向に移動できる。すると、連結棒側回動部材62の移動により、連結棒43とスピンドル2とが同軸に位置することができる。連結棒43とスピンドル2とが同軸であるので、第1回動部材41の切欠き411と連結棒43とが摺動するに際して摩擦力を小さくできる。切欠き411と連結棒43との間の摩擦が小さく、第1回動部材41や連結棒43等に余計な力が作用しないので、部品の損傷を防ぐことができる。
【0048】
ステッピングモータ3の回転子31に対しても回転子31に交差するトルクが作用せず、ステッピングモータ3の回転が安定する。
板ばね63が設けられることにより、ステッピングモータ3の回転子31とスピンドル2との偏芯が吸収されるので、ステッピングモータ3の回転子31とスピンドル2とを精密に同軸配置する必要がない。よって、組立工程を簡略化することにより、製造効率を向上させ、また製造コストを削減することができる。
【0049】
なお、板ばね63の取付け構造から、板ばね63は主として二本の連結棒43を結ぶ方向と交差する方向に弾性変形するところ、連結棒43を結ぶ線と平行方向の偏芯は吸収しにくい可能性があるが、連結棒43を結ぶ線と平行方向の偏芯は第1回動部材41の切欠き411に対して連結棒43が平行移動することにより吸収される。
【0050】
(第3実施形態)
本発明に係る第3実施形態は、図5に示されるように、外側マイクロメータのスピンドル2をステッピングモータ3によって駆動するものである。
基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、本体1にアーム114が設けられ、アーム114の先端に、スピンドル2の軸線上でスピンドル2に対向する位置にアンビル114Aが設けられている。
また、ステッピングモータ3駆動用のスイッチ114Bが設けられるとともに、ステッピングモータ3駆動用の電池が内臓されている。
【0051】
このような構成によれば、スピンドル2とアンビル114Aを被測定物の被測定部位に当接させることによって、被測定部位の寸法を測定することができる。
また、ステッピングモータ3駆動用のスイッチ114Bが設けられ、電池が内蔵されていることから、片手で、コード(113A、33等)に束縛されることなく測定することができる。
【0052】
第1実施形態ないし第3実施形態において明らかなように、本発明の伝達機構4は、スピンドル2の他端に第1回動部材41を固定すれば良いだけの簡便な構成であるので、既存のマイクロメータヘッドや外側マイクロメータを簡便にモータ駆動化できる。
【0053】
ステッピングモータ3を使用していることから、ステッピングモータ3を駆動させる駆動信号に基づく回転子31の回転位相とロータ52の回転位相との差を検出することによって、ステッピングモータ3にかかる負荷を計測できるので、ステッピングモータ3をフィードバック制御して、スピンドルを前進させる力、つまり測定力を所定値の範囲内とすることができる。
【0054】
尚、本発明のリニアアクチュエータは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
リニアアクチュエータとしては、マイクロメータヘッドまたは外側マイクロメータに限られず、駆動部材を回転によって移動させるものであればよい。
本実施形態において、本体1は、前部フレーム11と後部フレーム12から構成されているが、本体1を一体で構成してもよい。
また、回転駆動手段はステッピングモータ3に限らず、種々のモータを使用してもよい。
【0055】
本実施形態では、伝達機構4において、連結棒43は第2回動部材42に固定され、第1回動部材41に摺動自在に係合されているが、逆に、第1回動部材41に固定され、第2回動部材42に摺動自在に係合されてもよい。
また、第1回動部材41の挿通孔は、円柱軸に平行に設けられた切欠き411でなく、貫通孔であってもよい。
本実施形態では、第3回動部材は円環44状で、第1回動部材41に嵌合しているが、円柱状の回転体を第1回動部材41には別個に設けてもよい。
【0056】
第2実施形態において、偏芯吸収手段6として、第2回動部材42が回転軸側回動部材61と連結棒側回動部材62と板ばね63とで構成されるとしたが、その他、第1回動部材41が、スピンドル2と一体回転する駆動側回動部材と、連結棒43が固定または係合される連結棒側回動部材と、一端が連結棒側回動部材に取り付けられ他端が駆動側側回動部材に取付けられスピンドルの軸線とは交差する方向に弾性変形する板ばねとを備えて構成されていてもよい。このような構成によっても第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
回転軸側回動部材61と連結棒側回動部材62とを連結する板ばね63を対向させず、例えば、90度で配置するようにしてもよい。また、回転軸側回動部材61と連結棒側回動部材62との間に中間回動部材を設けて、回転軸側回動部材61と中間回動部材とを対向する板ばねで連結し、中間回動部材と連結棒側回動部材62とを先の回転軸側回動部材61と中間回動部材とを連結する板ばねの対向方向と90度の対向方向を有する対向する板ばねで連結するようにしてもよい。
また、板ばね63に代えて、例えば、板状の金属板の数箇所を切欠いて弾性をもたせるようにした弾性ヒンジなどでもよい。
偏芯吸収手段としては、第2実施形態の構成に限定されず、回転力を伝達し偏芯を吸収できるものであればよい。
【0057】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明のリニアアクチュエータによれば、簡便な構成により小型化されるリニアアクチュエータを提供するという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のリニアアクチュエータを示す側面図である。
【図2】前記実施形態の断面図である。
【図3】前記実施形態の要部の斜視図である。
【図4】前記実施形態の要部の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態のリニアアクチュエータにおいて、偏芯吸収手段を示す斜視図である。
【図6】前記第2実施形態において、偏芯吸収手段の正面図である。
【図7】前記第2実施形態において、偏芯吸収手段の側面図である。
【図8】本発明の第3実施形態のリニアアクチュエータを示す側面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 スピンドル(駆動部材)
3 ステッピングモータ(回転駆動手段)
4 伝達機構
6 偏芯吸収手段
32 つまみ部
41 第1回動部材
42 第2回動部材
43 連結棒
44 円環(第3回動部材)
61 回転軸側回動部材
62 連結棒側回動部材
63 板ばね
122 透明部材
123 後部フレームに設けられた目盛り
411 切欠き(挿通孔)
441 円環に設けられた目盛り
Claims (6)
- 本体に螺合され、軸方向移動可能に設けられた駆動部材と、前記駆動部材の移動変位量を検出する変位検出手段と、前記駆動部材の一端側で、前記駆動部材と同一軸線上に設けられた回転駆動手段と、前記回転駆動手段の回転力を前記駆動部材に伝達する伝達機構とを備え、
前記伝達機構は、前記駆動部材の一端側に取り付けられ、前記駆動部材と一体回転する第1回動部材と、前記回転駆動手段の回転軸に取り付けられた第2回動部材と、前記第2回動部材の回転を前記第1回動部材に伝達する連結棒とを備え、
前記連結棒は、前記駆動部材の軸線とは平行で、かつ、前記駆動部材の軸線とは異なる軸線上に配置されているとともに、前記第1回動部材および前記第2回動部材のいずれか一方に固定され、かつ、前記第1回動部材および前記第2回動部材のいずれか他方に軸方向摺動自在に係合され、
前記変位検出手段は、前記駆動部材と一体的に移動、かつ、回転する第3回動部材が設けられ、前記第3回動部材の可動域に対応した前記本体の側面の一部には、透明な透明部材が設けられるとともに、前記第3回動部材の移動方向に目盛りが設けられ、前記第3回動部材の円周側面には、目盛りが設けられることで構成されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。 - 請求項1に記載のリニアアクチュエータにおいて、
前記第1回動部材および前記第2回動部材のいずれか他方には、前記連結棒が軸方向摺動自在に係合する挿通孔が設けられていることを特徴とするリニアアクチュエータ。 - 請求項1または2に記載のリニアアクチュエータにおいて、
前記回転駆動手段の前記駆動部材と反対側には、前記回転駆動手段の前記回転軸と一体回転するつまみ部が設けられていることを特徴とするリニアアクチュエータ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のリニアアクチュエータにおいて、
前記伝達機構は、前記回転駆動手段の回転軸と前記駆動部材の軸との偏芯を吸収する偏芯吸収手段を備えていることを特徴とするリニアアクチュエータ。 - 請求項4に記載のリニアアクチュエータにおいて、
前記偏芯吸収手段として、
前記第2回動部材は、前記回転駆動手段の回転軸に取付けられた回転軸側回動部材と、前記連結棒が固定または係合された連結棒側回動部材と、一端が前記回転軸側回動部材に取付けられ他端が前記連結棒側回動部材に取付けられ前記回転軸に交差する方向に弾性変形する板ばねとを備えて構成されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。 - 請求項4に記載のリニアアクチュエータにおいて、
前記偏芯吸収手段として、
前記第1回動部材は、前記駆動部材と一体回転する駆動側回動部材と、前記連結棒が固定または係合された連結棒側回動部材と、一端が前記連結棒側回動部材に取り付けられ他端が前記駆動側回動部材に取付けられ前記駆動部材の軸線とは交差する方向に弾性変形する板ばねとを備えて構成されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
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