JP2003166615A - リニアアクチュエータ - Google Patents

リニアアクチュエータ

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JP2003166615A JP2002268724A JP2002268724A JP2003166615A JP 2003166615 A JP2003166615 A JP 2003166615A JP 2002268724 A JP2002268724 A JP 2002268724A JP 2002268724 A JP2002268724 A JP 2002268724A JP 2003166615 A JP2003166615 A JP 2003166615A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な構成により小型化を達成できるリニア
アクチュエータを提供する。 【解決手段】 本体1に螺合され、軸方向移動可能なス
ピンドル2と、スピンドル2の移動変位量を検出する変
位検出手段5Bと、スピンドル2の一端側で、スピンド
ル2と同一軸線上に設けられたモータ3と、モータ3の
回転力をスピンドル2に伝達する伝達機構4とを備え、
伝達機構4は、スピンドル2の一端側に取り付けられ、
スピンドル2と一体回転する第1回動部材41と、モー
タ3の回転子31に取り付けられた第2回動部材42
と、スピンドル2の軸線とは平行で、かつ、スピンドル
2の軸線とは異なる軸線上に配置されているとともに、
第1回動部材41および第2回動部材42のいずれか一
方に固定され、かつ、第1回動部材41および第2回動
部材42のいずれか他方に軸方向摺動自在に係合され、
第2回動部材42の回転を第1回動部材に伝達する連結
棒とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリニアアクチュエー
タに関する。詳しくは、モータ等の駆動源によってスピ
ンドルを移動させ加工対象物を微小位置決めするため等
に用いられるリニアアクチュエータに関する。
【0002】
【背景技術】光ファイバを含む光関連産業での自動調芯
装置等では、対象加工物を微小位置決めする微小位置決
め装置が用いられている。このような微小位置決め装置
のなかには、駆動部材をモータ等の駆動源によって移動
させるようにしたものが知られている。
【0003】例えば、モータ等の駆動源によって、スピ
ンドルを移動させるようにしたものが提示されている
(特許文献1、特許文献2)。特許文献1に記載のリニ
アアクチュエータは、マイクロメータヘッドで、本体内
に設けられ、内周に雌ねじを有する円筒状のスピンドル
と、本体に回転自在に支持され前記スピンドルの雌ねじ
に螺合する雄ねじを有する駆動軸と、回転子がスピンド
ルと並列配置されたモータと、このモータの回転子の回
転を駆動軸に伝達する歯車列とを備える。このような構
成において、モータが回転駆動すると、この回転子の回
転が歯車列によって駆動軸に伝達され、この駆動軸の回
転によってスピンドルが軸方向に移動される。
【0004】特許文献2に記載のリニアアクチュエータ
は、本体と、この本体に螺合され、本体の一端側から軸
線方向に移動可能に設けられたスピンドルと、このスピ
ンドルの他端に回転子が一体回転可能に固定されたモー
タとを備える。本体の内部には軸線方向に溝が設けら
れ、モータにはこの溝に係合する突起部が設けられ、こ
の溝と突起部との係合によって、モータは回転規制され
た状態でスピンドルの軸方向へ移動可能になっている。
このような構成において、モータの回転子が回転すると
スピンドルが回転され、本体とスピンドルの螺合によっ
てスピンドルは軸方向に移動される。
【0005】
【特許文献1】実開昭62−37708号
【特許文献2】US4496865号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の構造では、次のような問題があった。特許文献
1の構造は、スピンドルとモータとが並列配置された構
造であるため、モータの回転子の回転をスピンドルに伝
達するために、歯車機構を備えなければならず、スピン
ドルに対して垂直方向にモータと歯車列を収納するため
の大きな空間を確保しなければならない。その結果、リ
ニアアクチュエータの大型化につながるという問題があ
った。
【0007】また、特許文献2の構造は、スピンドルと
モータの回転子が直結された構成であるため、モータの
回転を規制するために、本体とモータとを、溝と突起部
によって係合させるなどの構成が必要となるという問題
があった。また、モータもスピンドルと一体となって移
動されるので、モータの移動量分の配線ケーブルを収納
する空間が必要であり、やはり、リニアアクチュエータ
の大型化に繋がるという問題があった。また、この配線
ケーブルはモータの移動に伴って伸縮されるため、損傷
を受けやすいという問題があった。さらに、スピンドル
を回転させる力に加えて、モータ自身を移動させる力も
必要とされるので、モータの出力を大きくしなければな
らないという問題があった。
【0008】本発明の目的は、このような従来の課題を
解消し、簡便な構成により小型化を達成できるリニアア
クチュエータを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のリニア
アクチュエータは、本体に螺合され、軸方向移動可能に
設けられた駆動部材と、前記駆動部材の軸方向変位量を
検出する変位検出手段と、前記駆動部材の一端側で、前
記駆動部材と同一軸線上に設けられた回転駆動手段と、
前記回転駆動手段の回転力を前記駆動部材に伝達する伝
達機構とを備え、前記伝達機構は、前記駆動部材の一端
側に取り付けられ、前記駆動部材と一体回転する第1回
動部材と、前記回転駆動手段の回転軸に取り付けられた
第2回動部材と、前記第2回動部材の回転を前記第1回
動部材に伝達する連結棒とを備え、前記連結棒は、前記
駆動部材の軸線とは平行で、かつ、前記駆動部材の軸線
とは異なる軸線上に配置されているとともに、前記第1
回動部材および前記第2回動部材のいずれか一方に固定
され、かつ、前記第1回動部材および前記第2回動部材
のいずれか他方に軸方向摺動自在に係合されていること
を特徴とする。
【0010】このような構成によれば、回転駆動手段の
回転力が伝達機構によって駆動部材に伝達され、駆動部
材が回転される。そして、本体と駆動部材の螺合によっ
て駆動部材が軸方向に移動され、この駆動部材の軸方向
変位量が変位検出手段によって検出される。したがっ
て、変位検出手段によって検出された駆動部材の軸方向
変位量を基に、回転駆動手段を制御すれば、駆動部材の
移動を高精度に制御することができる。伝達機構におい
て、回転駆動手段の回転力は、回転軸を介して、第2回
動部材を回転させる。次に、第2回動部材の回転が連結
棒によって第1回動部材に伝達され、第1回動部材が回
転される。続いて、駆動部材と第1回動部材が一体回転
することによって、駆動部材が回転され、本体と駆動部
材の螺合によって、駆動部材が軸方向に移動される。こ
のとき、連結棒は、駆動部材の軸線とは平行で、かつ、
駆動部材の軸線と異なる軸線上に配置されているので、
連結棒は、駆動部材および回転駆動手段の軸線を回転中
心軸として回転される。よって、第2回動部材の回転
は、駆動部材の軸線を中心とした連結棒の回転を介して
第1回動部材、駆動部材に伝達される。
【0011】連結棒は、第1回動部材および第2回動部
材のいずれか一方に固定され、かつ、いずれか他方に軸
方向摺動可能に係合されているので、第1回動部材と第
2回動部材の間隔が変化したときでも、連結棒の摺動に
よって係合状態は保持される。よって、第1回動部材と
第2回動部材の間隔が変化しても、第2回動部材から第
1回動部材へ、連結棒を介して、回転が伝達される。つ
まり、回転駆動手段の位置は保持された状態で、駆動部
材だけが移動したとしても、回転駆動手段から駆動部材
へ回転を伝達することができる。その結果、回転駆動手
段が駆動部材とともに移動する従来のリニアアクチュエ
ータのように、溝や突起などを設ける必要がない。ま
た、回転駆動手段の移動量分のケーブルを収納する空間
は不要となり、しかも、ケーブルが伸縮されて損傷され
ることもなくなる。
【0012】従来のリニアアクチュエータにおいては、
本体と回転駆動手段は係合手段で連結されるか、また
は、駆動部材と回転駆動手段が一体化されていたため、
回転駆動手段を取り替えることは不可能もしくは困難で
あった。しかし、本発明によれば、回転駆動手段は第2
回動部材に取り付けられるだけであるので、用途に応じ
て、種々の回転駆動手段に取り替えることが簡便に行え
る。また、手動で駆動部材を回転させるリニアアクチュ
エータに対して、駆動部材に第1回動部材以降(連結
棒、第2回動部材、回転駆動部材)を取り付けるという
簡便なる方法で、回転駆動手段を用いたリニアアクチュ
エータとすることができる。
【0013】請求項2に記載のリニアアクチュエータ
は、請求項1に記載のリニアアクチュエータにおいて、
前記第1回動部材および前記第2回動部材のいずれか他
方には、前記連結棒が軸方向摺動自在に係合する挿通孔
が設けられていることを特徴とする。
【0014】このような構成によれば、挿通孔に挿通さ
れた連結棒は軸方向に摺動自在となるので、第1回動部
材と第2回動部材の間隔が変化されたときでも、連結棒
の摺動によって係合状態は保持される。よって、第1回
動部材と第2回動部材の間隔が変化されても、第2回動
部材から第1回動部材へ回転を伝達することができる。
【0015】請求項3に記載のリニアアクチュエータ
は、請求項1または2に記載のリニアアクチュエータに
おいて、前記回転駆動手段の前記駆動部材と反対側に
は、前記回転駆動手段の前記回転軸と一体回転するつま
み部が設けられていることを特徴とする。
【0016】このような構成によれば、つまみ部を手動
で回転させることによって、回転駆動手段の回転軸を回
転させると、この回転は伝達機構によって駆動部材に伝
達されるので、手動で駆動部材を移動させることができ
る。回転駆動手段によらず手動でも駆動部材を移動させ
ることができるので、駆動部材の位置を微調節するとき
などに優れた操作性を発揮することができる。
【0017】請求項4に記載のリニアアクチュエータ
は、請求項1〜3のいずれかに記載のリニアアクチュエ
ータにおいて、前記駆動部材と一体的に移動、かつ、回
転する第3回動部材が設けられ、前記第3回動部材の可
動域に対応した前記本体の側面の一部には、透明な透明
部材が設けられるとともに、前記第3回動部材の移動方
向に目盛りが設けられ、前記第3回動部材の円周側面に
は、目盛りが設けられていることを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、駆動部材が軸方
向に回転しながら移動したとき、第3回動部材も一体的
に移動、かつ、回転される。このとき、第3回動部材の
可動域に対応して本体の側面には透明部材が設けられて
いるので、この透明部材を通して第3回動部材の移動を
確認することで、駆動部材の移動を目視できるととも
に、本体に設けられた目盛りによって駆動部材の移動変
位量を読み取ることができる。さらに、第3回動部材の
円周側面に設けられた目盛りから駆動部材の回転量を読
み取ることができ、駆動部材の回転量はねじのピッチか
ら軸方向の移動変位量に換算されるので、本体の目盛り
に加えて、第3回動部材の目盛りによって、駆動部材の
微小変位を読み取ることができる。
【0019】請求項5に記載のリニアアクチュエータ
は、請求項1〜4のいずれかに記載のリニアアクチュエ
ータにおいて、前記伝達機構は、前記回転駆動手段の回
転軸と前記駆動部材の軸との偏芯を吸収する偏芯吸収手
段を備えていることを特徴とする。
【0020】このような構成によれば、回転駆動手段の
回転力が伝達機構により駆動部材に伝達される際に、回
転駆動手段の回転軸と駆動部材の駆動軸との偏芯が偏芯
吸収手段により吸収される。すると、回転駆動手段の回
転力のみが駆動部材に伝達され、例えば駆動部材の駆動
軸に対して交差する方向のトルクなどは偏芯吸収手段に
て吸収される。よって、駆動部材に駆動軸に交差する方
向のトルクが作用せず、駆動部材はなめらかに本体との
螺合によって進退される。また、回転駆動手段の回転軸
に対しても回転軸に交差するトルクが作用しないので、
回転駆動手段の回転が安定する。
【0021】請求項6に記載のリニアアクチュエータ
は、請求項5に記載のリニアアクチュエータにおいて、
前記偏芯吸収手段として、前記第2回動部材は、前記回
転駆動手段の回転軸に取付けられた回転軸側回動部材
と、前記連結棒が固定または係合された連結棒側回動部
材と、一端が前記回転軸側回動部材に取付けられ他端が
前記連結棒側回動部材に取付けられ前記回転軸に交差す
る方向に弾性変形する板ばねとを備えて構成されている
ことを特徴とする。
【0022】このような構成によれば、回転駆動手段の
回転力により回転軸側回動部材が回転する。すると、板
ばねが回転軸側回動部材と一体になって回転する。板ば
ねの回転により連結棒側回動部材も回転する。このと
き、板ばねは回転駆動手段の回転軸に交差する方向には
弾性変形可能である。よって、仮に、回転駆動手段の回
転軸と駆動部材の駆動軸との偏芯に起因して回転軸側回
動部材と連結棒側回動部材とが偏芯していたとしても、
この偏芯は板ばねの弾性変形より吸収される。その結
果、駆動部材に駆動軸に交差する方向のトルクが作用せ
ず、駆動部材はなめらかに本体との螺合によって進退
し、また、回転駆動手段の回転軸に対しても回転軸に交
差するトルクが作用せず、回転駆動手段の回転が安定す
る。
【0023】請求項7に記載のリニアアクチュエータ
は、請求項5に記載のリニアアクチュエータにおいて、
前記偏芯吸収手段として、前記第1回動部材は、前記駆
動部材と一体回転する駆動側回動部材と、前記連結棒が
固定または係合された連結棒側回動部材と、一端が前記
連結棒側回動部材に取り付けられ他端が前記駆動側回動
部材に取付けられ前記駆動部材の軸線とは交差する方向
に弾性変形する板ばねとを備えて構成されていることを
特徴とする。
【0024】このような構成によれば、回転駆動手段の
回転力により連結棒側回動部材が回転する。すると、板
ばねが連結棒側回動部材と一体になって回転する。板ば
ねの回転により駆動側回動部材も回転する。このとき、
板ばねは回転駆動手段の回転軸に交差する方向には弾性
変形する。よって、仮に、回転駆動手段の回転軸と駆動
部材の駆動軸との偏芯に起因して回転軸側回動部材と連
結棒側回動部材とが偏芯していたとしても、この偏芯は
板ばねの弾性変形より吸収される。その結果、駆動部材
に駆動軸に交差する方向のトルクが作用せず、駆動部材
はなめらかに本体との螺合によって進退し、また、回転
駆動手段の回転軸に対しても回転軸に交差するトルクが
作用せず、回転駆動手段の回転が安定する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。 (第1実施形態)本発明における第1実施形態に係るリ
ニアアクチュエータは、図1に示されるように、マイク
ロメータヘッドのスピンドル2をモータ駆動したもので
あり、図2に示されるように、本体1と、この本体1に
螺合され、軸方向移動可能に設けられた駆動部材として
のスピンドル2と、スピンドル2の一端側でスピンドル
2と同一軸線上に設けられた回転駆動手段としてのステ
ッピングモータ3と、このステッピングモータ3とスピ
ンドル2の間に設けられた伝達機構4と、スピンドル2
の移動変位量を読み取る変位検出手段5とを備える。
【0026】本体1は、貫通孔を有し、スピンドル2の
他端側方向を覆う前部フレーム11と、前部フレーム1
1の一端側に外側から嵌合し、一端側に開口している後
部フレーム12とから構成されている。前部フレーム1
1には、他端側開口部に設けられ、スピンドル2をガイ
ドするための円筒状のステム111と、一端側開口部内
に螺合され、内周にスピンドル2と螺合する雌ねじ11
2Aを有するねじ筒112とを備える。ねじ筒112の
貫通孔内には、一端側から他端側に向かう途中に、拡径
するテーパ112Bが設けられていて、径が大きい一端
側の内周に雌ねじ112Aが設けられている。
【0027】ステム111は、前部フレーム11の他端
側開口部に圧入された前部ステム111Aと、前部ステ
ム111Aに対してねじ111Cでねじ止めされた後部
ステム111Bとからなる。また、前部フレーム11の
側面には、デジタル表示部113が設けられ、このデジ
タル表示部113から外部にデータを出力するための出
力ケーブル113Aが設けられている。後部フレーム1
2は、ねじ筒112に対してその一端側を覆うように嵌
合され、止めねじ121の螺合によってねじ筒112に
固定されている。後部フレーム12の側面には、透明部
材122が設けられるとともに、スピンドル2の軸方向
に、図1に示されるように、目盛り123が刻まれてい
る。
【0028】スピンドル2は、前部フレーム11の長さ
より長く、一端側は後部フレーム12内に突出し、他端
側は外部に突出していて、前述の通り、中央から他端側
はステム111によってガイドされている。スピンドル
2には、その中央から一端側に向かう途中で拡径するテ
ーパ21を有し、この径が大きい一端側の外周に軸方向
に沿って雄ねじ22が設けられ、この雄ねじ22が前部
フレーム11のねじ筒112の雌ねじ112Aに螺合さ
れている。また、スピンドル2の中央部には、軸方向に
沿って一定の長さのV溝23が設けられている。
【0029】ステッピングモータ3は、回転軸としてそ
の両側に回転子31を有し、後部フレーム12の一端側
の開口部を塞ぎ、回転子31がスピンドル2と同一回転
軸を有するように設けられている。ステッピングモータ
3の一端側には、回転子31と一体回転するつまみ部3
2が設けられ、また、ステッピングモータ3には、外部
に伸びるケーブル33が設けられている。
【0030】伝達機構4は、後部フレーム12の内部で
スピンドル2の一端側に設けられ、図3に示されるよう
に、スピンドル2と一体回転する短円柱状の第1回動部
材41と、ステッピングモータ3の他端側に設けられ、
ステッピングモータ3の回転子31と一体回転する第2
回動部材42と、第2回動部材42と第1回動部材41
とをつなぐ連結棒43とを備える。第1回動部材41
は、中心に貫通孔を有する短円柱状で、この貫通孔とス
ピンドル2の他端側がテーパ412で嵌合され、さら
に、スピンドル2の他端側からナット24が螺合され、
スピンドル2と第1回動部材41は一体的に固定されて
いる。また、第1回動部材41には、短円柱軸に沿って
二箇所の切欠き411が設けられるとともに、外周を覆
う第3回動部材としての円環44が嵌められている。
【0031】円環44には円周に沿って目盛り441が
設けられているとともに、スピンドル2の位置を後部フ
レーム12の目盛り123に対して指示する基線442
が円周に沿って設けられている。この円環44の移動範
囲に合わせて、前述した後部フレーム12に透明部材1
22が設けられている。ここに、後部フレーム12の透
明部材122および目盛り123と円環44の目盛り4
41および基線442より、第1の変位検出手段5Aが
構成されている。第2回動部材42は、短円柱状で、そ
の中心にステッピングモータ3の他端側の回転子31が
挿入されて固定されている。連結棒43は二本設けら
れ、その長さは、第1回動部材41と第2回動部材42
との間隔にスピンドル2が軸方向に移動できる作動距離
を加えたものより長い。連結棒43の一端が第2回動部
材42に嵌め込まれるとともに、他端が第1回動部材4
1の切欠き411に挿通され、スピンドル2の軸線とは
異なる軸線上で、かつ、スピンドル2の軸線に平行に設
けられている。
【0032】変位検出手段5は、前述の第1の変位検出
手段5Aと、スピンドル2の回転を電気的に検出し、ス
ピンドル2の移動変位量として出力する第2の変位検出
手段5Bとから構成されている。変位検出手段5Bは、
スピンドル2のV溝23に係合したビス53と、このビ
ス53を介して一体回転するロータ52と、このロータ
52の回転を読み取るステータ51とを備える。ステー
タ51は、固定ねじ54の螺合によってねじ筒112に
固定され、このステータ51とは独立回転可能にロータ
52が設けられている。ロータ52の回転量をステータ
51で読み取る方式としては、静電容量変化を用いた方
式が用いられているが、これに限られない。ステータ5
1によって読み取られたロータ52の回転量は、ケーブ
ル511を介して、デジタル表示部113に送られ、ス
ピンドル2の移動変位量に変換されて表示される。
【0033】使用に際しては、ステッピングモータ3を
駆動させることにより、被測定対象に合わせてスピンド
ル2を移動させるか、または、対象物の設定位置に合わ
せて所定量だけスピンドル2を移動させる。このとき、
スピンドル2の移動変位量は、デジタル表示部113に
表示されるとともに、後部フレーム12に設けられた透
明部材122を通して、円環44に設けられた基線44
2の位置と目盛り123、441から読み取ることがで
きる。
【0034】このような構成からなるリニアアクチュエ
ータによれば、ステッピングモータ3を駆動させると、
ステッピングモータ3の回転子31の回転によって第2
回動部材42が回転される。次に、第2回動部材42と
第1回動部材41に連結された連結棒43が、スピンド
ル2の軸線を中心として回転されるので、第2回動部材
42から第1回動部材41に回転が伝達される。続い
て、スピンドル2と第1回動部材41が一体回転するこ
とによって、スピンドル2が回転され、ねじ筒112の
雌ねじ112Aとスピンドル2の雄ねじ22の螺合によ
って、スピンドル2が軸方向に移動される。
【0035】スピンドル2が回転されて軸方向に移動し
たとき、スピンドル2のV溝23に係合したビス53に
よってロータ52が回転される。このとき、V溝23は
一定の長さをもって設けられていることから、スピンド
ル2が軸方向に移動したときでもビス53とV溝23の
係合は保持される。そして、ロータ52の回転をステー
タ51で読み取ることによって、デジタル表示部113
にスピンドル2の移動変位量が表示される。
【0036】また、連結棒43は、第2回動部材42に
固定されているが、第1回動部材41に対しては軸方向
摺動可能に係合されているので、第1回動部材41と第
2回動部材42の間隔が変化されたときでも、図3およ
び図4に示されるように、連結棒43の摺動によって連
結棒43と第1回動部材41の係合状態は保持され、第
2回動部材42から第1回動部材41へ回転が伝達され
る。つまり、ステッピングモータ3の位置は保持された
状態で、スピンドル2だけが移動したとしても、ステッ
ピングモータ3からスピンドル2へ回転が伝達される。
よって、回転駆動手段がスピンドル2とともに移動する
従来のリニアアクチュエータのように、ステッピングモ
ータ3のケーブル33を収納する空間を設ける必要がな
いので、小型化を図ることができ、ケーブル33が伸縮
されないので、ケーブル33の損傷を防ぐことができ
る。
【0037】後部フレーム12の側面には、透明部材1
22と、軸方向に刻まれた目盛り123が設けられてお
り、第1回動部材41の外周に嵌合された円環44には
スピンドル2の位置を指示する基線442と、回転角か
らスピンドル2の移動変位量を示す目盛り441が設け
られているので、スピンドル2の移動変位量を読み取る
ことができる。このとき、後部フレーム12は前部フレ
ーム11とは別体で、止めねじ121によって前部フレ
ーム11のねじ筒112に固定されているだけなので、
使用の態様に応じて後部フレーム12を回して、目盛り
123、441が読み取り易い位置に透明部材122を
移動させることができる。
【0038】ステッピングモータ3の回転子31にはつ
まみ部32が設けられていて、外部から手動でこのつま
み部32を回すことで、ステッピングモータ3の回転子
31を回転させ、手動でスピンドル2を移動させること
ができる。よって、ステッピングモータ3の駆動によら
ず手動でもスピンドル2を移動させることができるの
で、スピンドル2の位置を微調節するときなどに優れた
操作性を発揮することができる。
【0039】従来のリニアアクチュエータにおいては、
本体1と回転駆動手段との間に、係合手段が設けられた
り、歯車列が設けられていたことから、本体1と回転駆
動手段は一体不可分なものとなっていた。そのため、回
転駆動手段を交換することは不可能であるか、または困
難なものとなっていた。しかし、本第1実施形態におい
ては、ステッピングモータ3は、本体1とは別体で、本
体1とはなんら係合されず、第2回動部材42に取り付
けられているだけなので、用途に応じて、簡便に種々の
回転駆動手段に交換することができる。
【0040】従来のリニアアクチュエータにおいて、変
位検出手段は、スピンドル2の移動変位量を直接読み取
るものではなく、駆動軸やモータの回転子31の回転を
読み取るものであったため、スピンドル2の移動変位量
とは誤差を生じやすかった。しかし、本実施形態では、
スピンドル2にV溝23が設けられ、V溝23とビス5
3の係合によってロータ52を回転させるので、スピン
ドル2の回転量を直接読み取ることができ、スピンドル
2の移動変位量と誤差を生じることはない。
【0041】また、デジタル表示部113から外部にデ
ータを出力するための出力ケーブル113Aと、ステッ
ピングモータ3から外部に伸びるケーブル33が設けら
れているので、変位検出手段5によって測定されたスピ
ンドル2の移動変位量のデータを出力ケーブル113A
によって外部装置に出力し、このデータをもとに外部装
置からケーブル33を通してステッピングモータ3をフ
ィードバック制御することも可能である。
【0042】スピンドル2が他端側に進み過ぎると、第
1回動部材41と連結棒43の係合が外れてしまう可能
性があるが、ねじ筒112とスピンドル2にはテーパ1
12B、21が設けられ、このテーパ112B、21に
よってスピンドル2の他端側への過剰な移動を規制でき
るので、スピンドル2が他端側に進みすぎて、第1回動
部材41と連結棒43の係合が外れてしまうのを防ぐこ
とができる。
【0043】(第2実施形態)本発明に係る第2実施形
態を図5、図6、図7に示す。図5は第2実施形態の斜
視図である。図6は第2実施形態の正面図であり、図7
は側面図である。第2実施形態の基本的構成は第1実施
形態と同様であるが、第2実施形態が第1実施形態と異
なる点は、偏芯吸収手段6として、第2回動部材42
が、ステッピングモータ3の回転子31に取付けられた
回転軸側回動部材61と、連結棒43が固定された連結
棒側回動部材62と、一端が回転軸側回動部材61に取
付けられ他端が連結棒側回動部材62に取付けられ回転
子31に交差する方向に弾性変形する板ばね63とを備
えて構成されている点である。
【0044】回転軸側回動部材61は、略短円柱状で、
側面に平坦部611を有している。平坦部611は、円
柱軸方向から見て互いに180度反対に形成されてい
る。連結棒側回動部材62は、回転軸側回動部材61と
略同形であり、略短円柱状で、側面に平坦部621を有
している。連結棒側回動部材62には、連結棒43が二
本取付けられるが、このとき連結棒43を互いに結ぶ線
が平坦部621の平面と平行になるように取付けられ
る。回転軸側回動部材61と連結棒側回動部材62とは
互いに円柱の上面または下面を対向させた状態で配置さ
れている。板ばね63は、平板状であり、2枚設けられ
ている。それぞれの板ばね63は、回転軸側回動部材6
1と連結棒側回動部材62とに跨って配置され、平坦部
611、621に対してねじ止め64される。
【0045】このような第2実施形態のリニアアクチュ
エータの動作について説明する。ステッピングモータ3
が回転駆動すると、回転子31の回転により、回転軸側
回動部材61が回転する。回転軸側回動部材61ととも
に板ばね63が回転され、板ばね63の回転により連結
棒側回動部材62が回転する。このとき、板ばね63
は、回転子31と交差する方向に弾性変形し、回転子3
1とスピンドル2との偏芯に起因して回転軸側回動部材
61と連結棒側回動部材62とに生じる偏芯を吸収す
る。連結棒側回動部材62の回転により連結棒43が回
転され、この連結棒43の回転によりスピンドル2が回
転される点は第1実施形態と同様である。
【0046】このような第2実施形態によれば、次の効
果を奏することができる。板ばね63の弾性変形によ
り、回転子31に交差する偏芯は吸収される。よって、
スピンドル2に対して駆動軸方向に交差する方向のトル
クが作用せず、スピンドル2はなめらかに本体1との螺
合によって進退する。
【0047】板ばね63の弾性変形により、連結棒側回
動部材62がスピンドル2の駆動軸方向と交差する方向
に移動できる。すると、連結棒側回動部材62の移動に
より、連結棒43とスピンドル2とが同軸に位置するこ
とができる。連結棒43とスピンドル2とが同軸である
ので、第1回動部材41の切欠き411と連結棒43と
が摺動するに際して摩擦力を小さくできる。切欠き41
1と連結棒43との間の摩擦が小さく、第1回動部材4
1や連結棒43等に余計な力が作用しないので、部品の
損傷を防ぐことができる。
【0048】ステッピングモータ3の回転子31に対し
ても回転子31に交差するトルクが作用せず、ステッピ
ングモータ3の回転が安定する。板ばね63が設けられ
ることにより、ステッピングモータ3の回転子31とス
ピンドル2との偏芯が吸収されるので、ステッピングモ
ータ3の回転子31とスピンドル2とを精密に同軸配置
する必要がない。よって、組立工程を簡略化することに
より、製造効率を向上させ、また製造コストを削減する
ことができる。
【0049】なお、板ばね63の取付け構造から、板ば
ね63は主として二本の連結棒43を結ぶ方向と交差す
る方向に弾性変形するところ、連結棒43を結ぶ線と平
行方向の偏芯は吸収しにくい可能性があるが、連結棒4
3を結ぶ線と平行方向の偏芯は第1回動部材41の切欠
き411に対して連結棒43が平行移動することにより
吸収される。
【0050】(第3実施形態)本発明に係る第3実施形
態は、図5に示されるように、外側マイクロメータのス
ピンドル2をステッピングモータ3によって駆動するも
のである。基本的な構成は第1実施形態と同様である
が、本体1にアーム114が設けられ、アーム114の
先端に、スピンドル2の軸線上でスピンドル2に対向す
る位置にアンビル114Aが設けられている。また、ス
テッピングモータ3駆動用のスイッチ114Bが設けら
れるとともに、ステッピングモータ3駆動用の電池が内
臓されている。
【0051】このような構成によれば、スピンドル2と
アンビル114Aを被測定物の被測定部位に当接させる
ことによって、被測定部位の寸法を測定することができ
る。また、ステッピングモータ3駆動用のスイッチ11
4Bが設けられ、電池が内蔵されていることから、片手
で、コード(113A、33等)に束縛されることなく
測定することができる。
【0052】第1実施形態ないし第3実施形態において
明らかなように、本発明の伝達機構4は、スピンドル2
の他端に第1回動部材41を固定すれば良いだけの簡便
な構成であるので、既存のマイクロメータヘッドや外側
マイクロメータを簡便にモータ駆動化できる。
【0053】ステッピングモータ3を使用していること
から、ステッピングモータ3を駆動させる駆動信号に基
づく回転子31の回転位相とロータ52の回転位相との
差を検出することによって、ステッピングモータ3にか
かる負荷を計測できるので、ステッピングモータ3をフ
ィードバック制御して、スピンドルを前進させる力、つ
まり測定力を所定値の範囲内とすることができる。
【0054】尚、本発明のリニアアクチュエータは、上
述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。リニアアクチュエータとしては、マイク
ロメータヘッドまたは外側マイクロメータに限られず、
駆動部材を回転によって移動させるものであればよい。
本実施形態において、本体1は、前部フレーム11と後
部フレーム12から構成されているが、本体1を一体で
構成してもよい。また、回転駆動手段はステッピングモ
ータ3に限らず、種々のモータを使用してもよい。
【0055】本実施形態では、伝達機構4において、連
結棒43は第2回動部材42に固定され、第1回動部材
41に摺動自在に係合されているが、逆に、第1回動部
材41に固定され、第2回動部材42に摺動自在に係合
されてもよい。また、第1回動部材41の挿通孔は、円
柱軸に平行に設けられた切欠き411でなく、貫通孔で
あってもよい。本実施形態では、第3回動部材は円環4
4状で、第1回動部材41に嵌合しているが、円柱状の
回転体を第1回動部材41には別個に設けてもよい。
【0056】第2実施形態において、偏芯吸収手段6と
して、第2回動部材42が回転軸側回動部材61と連結
棒側回動部材62と板ばね63とで構成されるとした
が、その他、第1回動部材41が、スピンドル2と一体
回転する駆動側回動部材と、連結棒43が固定または係
合される連結棒側回動部材と、一端が連結棒側回動部材
に取り付けられ他端が駆動側側回動部材に取付けられス
ピンドルの軸線とは交差する方向に弾性変形する板ばね
とを備えて構成されていてもよい。このような構成によ
っても第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
回転軸側回動部材61と連結棒側回動部材62とを連結
する板ばね63を対向させず、例えば、90度で配置す
るようにしてもよい。また、回転軸側回動部材61と連
結棒側回動部材62との間に中間回動部材を設けて、回
転軸側回動部材61と中間回動部材とを対向する板ばね
で連結し、中間回動部材と連結棒側回動部材62とを先
の回転軸側回動部材61と中間回動部材とを連結する板
ばねの対向方向と90度の対向方向を有する対向する板
ばねで連結するようにしてもよい。また、板ばね63に
代えて、例えば、板状の金属板の数箇所を切欠いて弾性
をもたせるようにした弾性ヒンジなどでもよい。偏芯吸
収手段としては、第2実施形態の構成に限定されず、回
転力を伝達し偏芯を吸収できるものであればよい。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のリニアア
クチュエータによれば、簡便な構成により小型化される
リニアアクチュエータを提供するという優れた効果を奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のリニアアクチュエータ
を示す側面図である。
【図2】前記実施形態の断面図である。
【図3】前記実施形態の要部の斜視図である。
【図4】前記実施形態の要部の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態のリニアアクチュエータ
において、偏芯吸収手段を示す斜視図である。
【図6】前記第2実施形態において、偏芯吸収手段の正
面図である。
【図7】前記第2実施形態において、偏芯吸収手段の側
面図である。
【図8】本発明の第3実施形態のリニアアクチュエータ
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 スピンドル(駆動部材) 3 ステッピングモータ(回転駆動手段) 4 伝達機構 6 偏芯吸収手段 32 つまみ部 41 第1回動部材 42 第2回動部材 43 連結棒 44 円環(第3回動部材) 61 回転軸側回動部材 62 連結棒側回動部材 63 板ばね 122 透明部材 123 後部フレームに設けられた目盛り 411 切欠き(挿通孔) 441 円環に設けられた目盛り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 修 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 Fターム(参考) 3J062 AA21 AB21 AC07 BA12 CD02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に螺合され、軸方向移動可能に設け
    られた駆動部材と、前記駆動部材の移動変位量を検出す
    る変位検出手段と、前記駆動部材の一端側で、前記駆動
    部材と同一軸線上に設けられた回転駆動手段と、前記回
    転駆動手段の回転力を前記駆動部材に伝達する伝達機構
    とを備え、 前記伝達機構は、前記駆動部材の一端側に取り付けら
    れ、前記駆動部材と一体回転する第1回動部材と、前記
    回転駆動手段の回転軸に取り付けられた第2回動部材
    と、前記第2回動部材の回転を前記第1回動部材に伝達
    する連結棒とを備え、 前記連結棒は、前記駆動部材の軸線とは平行で、かつ、
    前記駆動部材の軸線とは異なる軸線上に配置されている
    とともに、前記第1回動部材および前記第2回動部材の
    いずれか一方に固定され、かつ、前記第1回動部材およ
    び前記第2回動部材のいずれか他方に軸方向摺動自在に
    係合されていることを特徴とするリニアアクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリニアアクチュエータ
    において、 前記第1回動部材および前記第2回動部材のいずれか他
    方には、前記連結棒が軸方向摺動自在に係合する挿通孔
    が設けられていることを特徴とするリニアアクチュエー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のリニアアクチ
    ュエータにおいて、 前記回転駆動手段の前記駆動部材と反対側には、前記回
    転駆動手段の前記回転軸と一体回転するつまみ部が設け
    られていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のリニア
    アクチュエータにおいて、 前記駆動部材と一体的に移動、かつ、回転する第3回動
    部材が設けられ、前記第3回動部材の可動域に対応した
    前記本体の側面の一部には、透明な透明部材が設けられ
    るとともに、前記第3回動部材の移動方向に目盛りが設
    けられ、前記第3回動部材の円周側面には、目盛りが設
    けられていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のリニア
    アクチュエータにおいて、 前記伝達機構は、前記回転駆動手段の回転軸と前記駆動
    部材の軸との偏芯を吸収する偏芯吸収手段を備えている
    ことを特徴とするリニアアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のリニアアクチュエータ
    において、 前記偏芯吸収手段として、 前記第2回動部材は、前記回転駆動手段の回転軸に取付
    けられた回転軸側回動部材と、前記連結棒が固定または
    係合された連結棒側回動部材と、一端が前記回転軸側回
    動部材に取付けられ他端が前記連結棒側回動部材に取付
    けられ前記回転軸に交差する方向に弾性変形する板ばね
    とを備えて構成されていることを特徴とするリニアアク
    チュエータ。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のリニアアクチュエータ
    において、 前記偏芯吸収手段として、 前記第1回動部材は、前記駆動部材と一体回転する駆動
    側回動部材と、前記連結棒が固定または係合された連結
    棒側回動部材と、一端が前記連結棒側回動部材に取り付
    けられ他端が前記駆動側回動部材に取付けられ前記駆動
    部材の軸線とは交差する方向に弾性変形する板ばねとを
    備えて構成されていることを特徴とするリニアアクチュ
    エータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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