JPH054243Y2 - - Google Patents

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JPH054243Y2
JPH054243Y2 JP5924887U JP5924887U JPH054243Y2 JP H054243 Y2 JPH054243 Y2 JP H054243Y2 JP 5924887 U JP5924887 U JP 5924887U JP 5924887 U JP5924887 U JP 5924887U JP H054243 Y2 JPH054243 Y2 JP H054243Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、可変抵抗器等のプツシユロツク機構
を備えた2軸連動型電気部品に関する。
〔従来例〕
従来、二重軸の摩擦機構としては実開昭55−
32050号に開示されている。
第2図はこの公報に開示されているロータリボ
リウム装置の要部断面図、第3図は第2図のD−
D線の断面図で、内軸1のつまみ2の円筒部2a
外周部に係合部3を設け、内軸1のプツシユ時に
前記係合部3が外軸4のつまみ5の内周面と摩擦
係合し、つまみ2或いはつまみ5を回転すること
によつて、内、外軸1,4が同時に回転するよう
になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような摩擦機構を内、外軸間に設け、内軸
の押圧時に外軸を共回りさすことも考えられる
が、この摩擦機構は高度の寸法精度を必要とし、
且つ内軸のロツク解除時の戻り力が大きくなると
いう欠点があつた。
本考案は上記の如き従来の欠点を解消せんとす
るものであり、本考案の目的は、高度の寸法精度
を必要とせず、且つ内軸の戻り力を従来に比し軽
く出来、併せて内軸のプツシユロツク状態におい
て外軸のプツシユにより、内、外軸の摩擦係合を
解除し得る二軸連動型電気部品を提供せんとする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、軸受に
回転可能に支承され、前段の電気部品を回転操作
する外軸と、この外軸の内部に回転かつ前後進可
能に挿通され、後段の電気部品を回転操作する内
軸と、この内軸を前進位置にロツクするプツシユ
ロツク機構とを備えた二軸連動型電気部品におい
て、前記外軸を前記軸受に前後進可能に支承する
と共に、この外軸を後退位置に付勢するばねを設
け、かつ前記外軸の内周面にテーパ面を介して連
続する小孔と大孔とを設け、前記内軸の外周面に
前記大孔より小径なリング状の駆動体を装着し、
この駆動体と前記テーパ面とが前記内軸のロツク
位置で摩擦係合可能となし、前記内軸のロツク時
に前記外軸を前記ばねに抗して前進することによ
り、前記駆動体と前記テーパ面との摩擦係合を解
除できるように構成したことを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
上記の如き構成によれば、内軸のプツシユロツ
ク時に、駆動体は外軸のテーパ面に摩擦係合し、
内軸、外軸の何れを回転しても、内、外軸間に摩
擦力が生じ、2つの軸が確実に共回りする。
また、内軸のプツシユロツク状態において、外
軸を前方にプツシユすると、内軸の駆動体と外軸
のテーパ面との摩擦係合が解除され、外軸の回転
によつて前段の可変抵抗器を単独で調整すること
が出来る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付の図面に基づき説
明する。
第1図は本考案を実施した二軸、二連のプツシ
ユロツク機構付きの可変抵抗器の断面図で、上半
分は内軸のプツシユ前の状態を、下半分は内軸の
プツシユロツク時の状態を示す。
図面において10は軸受、11は該軸受10に
回転可能に支承された外軸、12は外軸11に回
転可能に遊合させる内軸で、内、外軸12,11
で二重軸を構成している。13は内軸12に取付
けられたゴム部材より成るリング状の駆動体で、
外軸11には内軸12を遊合する小孔14と、該
孔14より大径の大孔15とが設けられ、小孔1
4と大孔15との接続部分にテーパ面16が設け
られている。そして大径15と内軸12の外周面
間の距離tは、内軸12と駆動体13の外周面間
の距離t′より大きく設定されている。17は軸受
10の前部に配置された板ばねケース、18は該
ケース17の前部に配置され、外軸11の非円形
部に非円形孔を嵌合して外軸11と共に回転する
クリツク板、19は前段のケース20に固定され
溝を設けたデテント板で、ばねケース17に収納
されたばね(図示省略)によつてクリツク板18
の凸部18aがデテント板19に弾圧されてクリ
ツク感触を出すようになつている。21は外軸1
1の非円形部に非円形孔を嵌合して外軸11と共
に回転する前段の可変抵抗器Aの摺動子受で、該
摺動子受21の前面には摺動子22が取付けられ
ている。23は前段のケース20に固定された抵
抗体基板、24は抵抗体基板23の前面に配置さ
れたばねケース、25は該ばねケース24の内壁
26と外軸11の先端に位置するばね止め板27
との間に張架された巻線ばね、28はばねケース
24の前面に位置し、後段のケース29に固定さ
れた後段の可変抵抗器Bの抵抗体基板、30は内
軸12の非円形部に非円形孔を嵌合して内軸12
と共に回転し得る後段の摺動子受、31は摺動
子、32は後段のケース29に固定され溝を設け
たデテント板、33は摺動子受30と共に回転す
るクリツク板、34は後段のばねケースで、該ケ
ース34に収納されたばね(図示省略)によつて
クリツク板33の突部33aがデテント板32に
弾圧されてクリツク感触を出すようになつてい
る。
なお、ばねケース34の前面には図示省略する
が内軸12のプツシユによつてロツクされ、更に
プツシユすると元の状態に復帰するプツシユロツ
ク機構cが設けられている。
次に上記の可変抵抗器の動作を説明する。
今、内軸12がプツシユ前の状態(第1図の上
半分に図示)において、内軸12を回転すると、
後段の可変抵抗器Bの摺動子30が共に回転し、
同時にクリツク板33の凸部33aがデテント板
32の表面を摺動し、クリツク感触を伴つて後段
の可変抵抗器Bの調整が行われる。
また、外軸11を回転すると、前段の可変抵抗
器Aの摺動子受21が共に回転し、同時にクリツ
ク板18の凸部18aがデテント板19の表面を
摺動し、クリツク感触を伴つて前段の可変抵抗器
Aの調整が行われる。
かくして、内軸12、外軸11の回転によつて
個々に後段の可変抵抗器及び前段の可変抵抗器A
の調整が行われる。
次に第1図の内軸12がプツシユ前の状態(第
1図の上半分に図示)から内軸12を前方にプツ
シユすると、内軸12の駆動体13は外軸11の
テーパ面16に当接し、更にプツシユを続けると
外軸11をプツシユする。すると、外軸11の止
板36は ばね止め板27をプツシユし、巻線ば
ね25を圧縮しながら前進する。やがて内軸12
がプツシユロツク機構cによつて押圧位置にロツ
クされると、外軸11は第1図の下半分に示した
如くばね25が圧縮された状態において前方に停
止する。
なお、この状態において外軸11の鍔11aと
軸受10との間には空隙35が予め設定されて、
外軸11は空隙35間を前進可能になつている。
第1図の下半分の状態(内軸12がプツシユロ
ツクされている状態)において、内軸12を回転
すると、後段の摺動子受30が回転し、後段の可
変抵抗器Bがクリツク感触を伴つて調整される。
同時に駆動体13と外軸11のテーパ面16との
摩擦係合により外軸11も回転し、前段の可変抵
抗器Aもクリツク感触を伴つて回転する。外軸1
1を回転する場合も、内軸12を回転した場合と
同様に前、後段の可変抵抗器A,Bがクリツク感
触をもつて同時に調整される。
この状態から内軸12をプツシユすると、内軸
12のロツクは解除され、ばね25の弾撥力によ
つて元の状態に復帰する。
また、内軸12がプツシユロツクされた状態に
おいて外軸11を空隙35内においてプツシユす
ると、駆動体13とテーパ面16との摩擦係合が
解除され、外軸11を回転することによつて後段
の可変抵抗器Bが単独で調整される。
本考案の上記の如き実施例によれば、内転12
のプツシユロツク時に、内軸12に固定したゴム
より成る摩擦係数の大きいリング状の駆動体13
を外軸11に設けたテーパ面16に摩擦係合する
構造をとつたので、各部品間の寸法誤差は該テー
パ面16で吸収され、従来のような寸法精度を要
せずして内、外軸12,11の摩擦係合が可能で
あり、また、外軸11の大孔15の周縁と内軸1
2の外周面間の距離tは、内軸12の外周面と駆
動体13の外周面間の距離t′より大きく設定され
ているので、内軸12のプツシユ解除時には、駆
動体13は外軸11の大孔15の周面に接触しな
い。従つて内軸12の戻し力は従来に比し遥かに
少い。
更にまた、内軸のプツシユロツク時に、外軸1
1の先端と軸受10との間の空隙35が設けられ
ているので、外軸11のプツシユが可能であり、
この外軸11のプツシユによつて駆動体13とテ
ーパ面16との摩擦係合が解除されるので、外軸
11による前段の可変抵抗器Aの単独調整が可能
であり、例えば片手で前、後段の可変抵抗器のバ
ランス調整が容易に出来る。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、内、外軸の摩擦係合は、内
軸に設けたリング状の駆動体と外軸に設けたテー
パ面との摩擦係合によるので、部品の寸法の誤差
は、テーパ面によつて吸収され、従つて従来の如
く寸法精度を要しない。
また、内軸のロツク解除時は、内軸に設けた駆
動体が外軸の孔と接触しないので、戻り力は従来
例に比し遥かに少ない。
更にまた、内側のプツシユロツク時に、外軸を
プツシユすることによつて前段の可変抵抗器の単
独の調整が可能であり、例えば、前、後段の可変
抵抗のバランス調整を片手で行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した二軸、二連のプツシ
ユロツク機構付きの可変抵抗器の断面図で、上半
分は内軸のプツシユ前の状態を、下半分は内軸の
プツシユロツク時の状態を示す。第2図及び第3
図は従来例の説明図で、第2図はロータリボリウ
ム装置の要部断面図、第3図は第2図のD−D線
の断面図である。 10……軸受、11……外軸、11a……鍔
部、12……内軸、13……駆動体、14……小
孔、15……大孔、16……テーパ面、35……
空隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受に回転可能に支承され、前段の電気部品を
    回転操作する外軸と、この外軸の内部に回転かつ
    前後進可能に挿通され、後段の電気部品を回転操
    作する内軸と、この内軸を前進位置にロツクする
    プツシユロツク機構とを備えた二軸連動型電気部
    品において、前記外軸を前記軸受に前後進可能に
    支承すると共に、この外軸を後退位置に付勢する
    ばねを設け、かつ前記外軸の内周面にテーパ面を
    介して連続する小孔と大孔とを設け、前記内軸の
    外周面に前記大孔より小径なリング状の駆動体を
    装着し、この駆動体と前記テーパ面とが前記内軸
    のロツク位置で摩擦係合可能となし、前記内軸の
    ロツク時に前記外軸を前記ばねに抗して前進する
    ことにより、前記駆動体と前記テーパ面との摩擦
    係合を解除できるように構成したことを特徴とす
    る二軸連動型電気部品。
JP5924887U 1987-04-21 1987-04-21 Expired - Lifetime JPH054243Y2 (ja)

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JPS63167704U JPS63167704U (ja) 1988-11-01
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