JPH067381Y2 - シャフトの回転トルク調節装置 - Google Patents

シャフトの回転トルク調節装置

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JPH067381Y2
JPH067381Y2 JP13367289U JP13367289U JPH067381Y2 JP H067381 Y2 JPH067381 Y2 JP H067381Y2 JP 13367289 U JP13367289 U JP 13367289U JP 13367289 U JP13367289 U JP 13367289U JP H067381 Y2 JPH067381 Y2 JP H067381Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing
male screw
rotational torque
adjusting device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13367289U
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English (en)
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JPH0374017U (ja
Inventor
洋一 舎利弗
建夫 大津
Original Assignee
八重洲無線株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は無線通信機の周波数調整装置のようにシャフ
トを回転して機能を調整するような調整器への適用を目
的とする。
〔従来の技術〕
一般に機器の機能調整用の回転シャフトは滑らかな回転
と共に振動等により自然に変移しない程度のトルクが必
要である。
回転式スイッチや可変抵抗器ではシャフトの回転トルク
は必要最低限度以上となるのが普通であるが、無線通信
機の周波数調整器では、アナログ式では可変コンデンサ
のシャフトの回転を大比率の減速ギヤを通して調整ノブ
に連結しているため調整ノブの回転トルクは極めて小さ
いものとなる。
デジタル方式ではロータリエンコーダの回転により発生
するパルスを積算する方式であり、これに用いるロータ
リエンコーダは通常光学式や磁気式であって、無接触形
であるからシャフトの回転トルクは極めて小さいもので
ある。
そこでこのシャフトに摩擦等を付加して適当な回転トル
クとなるように調節することが従来から行なわれている
ので、第3図〜第7図にその構造例を示して説明する。
第3図は調整ノブとパネルの間にフエルトワッシャとバ
ネワッシャを挟んで、ノブの取付位置を加減することに
より回転トルクを調節している。
第4図は調整ノブの裏側に人手形バネを取付け、バネの
先端部にフエルト等のパッドを付けてパネル面との摩擦
により回転トルクを付加するものである。
第5図はシャフトに摩擦を与えるブレーキとそれを調節
するレバーとよりなり、シャフトのロック用にも利用さ
れている。
第6図と第7図はロータリエンコーダに組込んだ回転ト
ルク調節装置であって、第6図はシャフトの延長部分に
板ばねの先端に設けたパッドを当て、板ばねの中間部を
押ねじで押圧してパッドの圧力を調整することでシャフ
トの回転トルクを調節するものである。
第7図はU字状の板ばねの2辺を貫通したシャフトの端
部に設けたEリングと板ばねの中間にシャフトと同心の
ヘリカルばねを入れて、板ばねの中間部の傾斜を付けた
部分を押ねじで押圧することによりヘリカルばねを介し
てシャフトへの押圧力を加減してシャフトの回転トルク
を調節するものでる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の従来技術の構造において、第3図・第4図は構造
が簡単で後からの追加も容易であるが、回転トルクの細
かい調節には難があり、第5図ではトルク調節が滑らか
に出来るブレーキ機構は量産品には手間が掛り過ぎると
いう問題がある。
第6図と第7図では回転トルクの調節が極めて細かく出
来る特徴があるが、ロータリエンコーダに組込まれる関
係でエンコーダの形が大きくなり、価格も高くなるので
問題である。
従ってシャフトの回転トルクの調節装置としては適用部
材の形状や価格を増大することなく、また必要に応じて
後からでも追加できるものであることが望ましいのであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案においては第1図に示すように、外周に取付保持
用の雄ねじ11を有する軸受部1により保持される回転
シャフト2の、軸受部1の前面に摺合するフランジまた
は抜け止めリング3を備えたものにおいて、軸受部の外
周の雄ねじ溝に固目に適合するヘリカルばね4を装着
し、そのばね4の一端部41の巻径を減じてシャフト2
のフランジ部または止めリング3を直接またはワッシャ
5を介して押圧する構造とするものである。
ばね4を軸受1の雄ねじにねじ込んでゆくと、ばね4の
巻径を減じた端部41がシャフト2のフランジまたは抜
け止めリング3に接触するようになり、接触部の圧力は
ねじ4のねじ込みを深くするほど強くなって、シャフト
2の回転を重くするように作動するので、ばね4のねじ
込み程度を加減することによりシャフト2の回転トルク
を調節するものである。
ばね4の端部41とシャフト2のフランジまたは抜け止
めリング3との接触圧力が滑らかに調節できない場合に
は中間にワッシャ5を介入して調整することが出来る。
〔実施例〕
本考案をロータリエンコーダに適用した実施例を第2図
に示す。
ロータリエンコーダ6を支持し、回転シャフト2が貫通
する軸受1の外周部には雄ねじ11が設けてあり、ナッ
ト7で機器のパネル等に取付けるようになっている。
シャフト2はロータリエンコーダ6の表側から軸受1を
貫通してロータリエンコーダ6の回転部を固着保持して
いて、前後位置の設定のために第2図(B)のように輪状
溝21を設けて、これに抜け止めEリング3A(Cリン
グと称するものも使われる)を挿し込んで軸受1の前面
部12に当てる構造が多く採られている。
シャフト2の回転トルクを調節するヘリカルばね4は軸
受1の雄ねじ11に固目に適合する直径に作り、その一
端部41の巻径を小さくし、他端部42を外方に曲げ起
した形状として、雄ねじ11にはめ込むのであるが、ば
ね4の突出端42がそのための手掛りとなっている。
ばね4の端部41とEリング3Aとの間にはワッシャ5
を挟んでいるが、その形状は第2図(C)の側面図のよう
にテーパ部51を付けた段付ワッシャであって、ヘリカ
ルばね4の端部41はテーパ部51に接触することによ
り安定確実にワッシャ5をEリング3Aに押圧させてい
る。
ワッシャ5は硬質合成樹脂のモールドにより安価に大量
生産されたものを使用している。
〔考案の効果〕
この考案は課題を解決するための手段と実施例の項で述
べたように、軸受1に雄ねじ11を有し、回転シャフト
2にEリング3A(またはフランジ)を設える構造であ
れば、希望の時に所定形状のヘリカルばね4と必要なら
ばワッシャ5を追加するだけで、簡単かつ安価にシャフ
ト2の回転トルクの調節ができる利益がある。
またシャフト2のフランジまたは抜け止めリング3を押
圧することにより、シャフト2のスラスト偏移を除く効
果も併せ有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回転トルク調整装置の説明図。 第2図は本考案を適用した実施図、第3図、第4図、第
5図、第6図、第7図は従来技術による回転トルク調節
装置の説明図である。第8図は第2図の回転トルク調整
装置の断面図である。 1……軸受、11……雄ねじ、2……回転シャフト、
3,3A……抜け止めリング、4……ヘリカルばね、5
……ワッシャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノブで操作される回転シャフトは外周部の
    一部に雄ねじを備えた軸受部により保持され、かつ、軸
    受部はナットと雄ねじで機器に装着する構成の回転機構
    において、 回転シャフトにスリットを設けて、このスリットにフラ
    ンジまたは抜け止めリングを装着し、軸受部の前面とフ
    ランジまたは抜け止めリングとの間の摩擦によって所定
    の回転トルクで回動可能にした構造であり、軸受部の雄
    ねじの溝に適合するヘリカルばねで一端部が巻径を減じ
    た形状であるヘリカルばねを軸受部の雄ねじ溝にねじ込
    み、巻径を減じた一端部が直接またはワッシャを介して
    フランジまたは抜け止めリングを軸受部に押し付けるよ
    う装着し、このヘリカルばねの雄ねじへのねじ込み量を
    加減して回転トルクを調節することを特徴とするシャフ
    トの回転トルク調整装置。
JP13367289U 1989-11-17 1989-11-17 シャフトの回転トルク調節装置 Expired - Lifetime JPH067381Y2 (ja)

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JP13367289U JPH067381Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 シャフトの回転トルク調節装置

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JPH0374017U JPH0374017U (ja) 1991-07-25
JPH067381Y2 true JPH067381Y2 (ja) 1994-02-23

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JP4856822B2 (ja) * 2001-06-14 2012-01-18 株式会社知的未来 セキュリティシステム
JP2007049222A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Canon Inc 撮像装置および撮像方法

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JPH0374017U (ja) 1991-07-25

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