JPS6216700Y2 - - Google Patents

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JPS6216700Y2
JPS6216700Y2 JP7187585U JP7187585U JPS6216700Y2 JP S6216700 Y2 JPS6216700 Y2 JP S6216700Y2 JP 7187585 U JP7187585 U JP 7187585U JP 7187585 U JP7187585 U JP 7187585U JP S6216700 Y2 JPS6216700 Y2 JP S6216700Y2
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JP7187585U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は携帯時計の切換装置に関するものであ
る。
近年、携帯時計の分野では技術革新が激しく、
水晶時計化によつて精度が著しく向上し、総合品
質の向上が必要となつている一方で、市場ではデ
ザイン指向が強く、より広いデザインバラエテイ
ーを実現するために時計体を小型化、薄型化する
必要性が高まつている。本考案はこれらの条件を
満たす切換装置を、極めて低コストで実現するも
のであり、以下、図面に従つて詳細に説明する。
まず、従来より用いられていた切換機構の一例
を示すのが第1図である。第1図に於いて構成を
説明すると、巻真2の溝2aとダボ3eが係合
し、地板に設けられたオシドリピン4を軸として
回動可能なオシドリ3は、クリツクレバー5とダ
ボ3eで係合して三箇所の位置に位置決めされ
る。一方、ダボ3dで小鉄レバー9と係合して、
位置を決める。小鉄レバー9は、小鉄車6を保持
し、小鉄レバーピン11を軸として回転可能で、
バネによつて常にオシドリのダボ3dに押圧され
て位置が決まる。まず巻真1段目ではオシドリ
3、および小鉄レバー9はそれぞれ3a,9aの
位置にあつて、小鉄車6を6aの位置に保持し、
日ノ裏車8と噛み合わない様にしている。一方、
ツヅミ車7は、カンヌキ12によつて、小鉄車6
とも、キチ車13とも噛み合わない位置に保持さ
れるので巻真2を回転してもどの歯車にも回転が
伝わらない。巻真を一段引き出すと、図示してな
いが、オシドリ3およびカンヌキ12が回転して
ツヅミ車7を移動させ、ツヅミ車7がきち車13
と係合するので、巻真2の回動がキチ車13に伝
えられる様構成されている。更に巻真2を引き出
すと、オシドリ3は3bまで回転してダボ3dは
小鉄レバー9の斜面9dでこれを作動させ9eと
係合する。その結果小鉄レバー9は9bに回転
し、小鉄車6を6bの位置に移動させて日ノ裏車
8と噛合させる。この時、カンヌキ12も回転し
て12bの位置になつて、ツヅミ車7を7bに移
動させるので、巻真2の回転は、ツヅミ車7、小
鉄車6を経て日ノ裏車8に伝えられる。以上説明
したのは通常の時計の切換機構であるが、この様
な構成では小鉄レバーとクリツクレバーが別体で
設けられており、位置関係のバラツキ要因も大き
く小型化、低コスト化に限度があり、更に簡素に
して高品質な切換装置が望まれていた。
本考案は上記の問題点を解消するものであり、
携帯時計の切換装置の小型化と簡素化をはかるこ
とを目的とする。
本考案による携帯時計の切換装置は、地板1に
装着される巻真2と、前記巻真の溝2aと係合す
るダボ3eとこのダボ3eの反対側に配設され互
いに隣接する複数のダボ3d,3cとを有し前記
地板に設けられたピン4を軸として回動可動に設
けられたオシドリ3と、前記巻真に係合保持され
るツヅミ車7と係脱する小鉄車6を保持し前記複
数のダボ3d,3cと係合して前記地板に設けら
れたピン11を軸として回動可能に設けられたク
リツクレバー5と、前記地板に装着され前記小鉄
車と係脱する日ノ裏車8とを有してなり、前記ク
リツクレバーには、前記複数の一方のダボ3dと
係合するストツパー部5dと前記ストツパー部と
一体で作動し前記小鉄車を前記巻真の軸上方で回
転可能に保持する保持部5hと前記地板のピン1
1を軸とする回転中心5iとが形成されている剛
体部5jと、前記地板のピン11より前記地板の
外周部側に配設され前記剛体部と一体に形成され
る弾性部5gと、前記弾性部の先端部分に前記ス
トツパー部と対向する位置で前記複数の他方のダ
ボ3cと係合し前記オシドリを位置決めするクリ
ツク部5cとが設けられており、前記クリツクレ
バーの回転中心5iは前記保持部5h側の剛体部
に配設された前記小鉄車6の中心から前記巻真2
の中心軸方向に対して略直角となる線上の位置に
設けられていることを特徴とするものである。
第2図に、本考案の一実施例を示す。第1図と
の構成上の相違点を説明すると、第1図に於ける
小鉄レバー9が従来のクリツクレバー5と一体化
され、地板に設けられたピン11を回転の中心軸
として回転可能で、先端部分にクリツク部5cが
形成されている弾性部5gとストツパー部5dが
形成されている剛体部とを一体にしたクリツクレ
バー5を形成している点が異なる。クリツクレバ
ー5は、オシドリ3のふたつのダボ3cと3dを
対向して設けられたストツパー部5dとクリツク
5cではさんで互いに位置決めあう様に配設さ
れ、クリツクレバーの回転中心5iは巻真の径方
向上方に配設された保持部5h側の剛体部で、し
かも小鉄車6の中心から巻真2の中心軸方向に対
して略直角となる線上の位置に設けられている。
作動を説明すると、巻真2を最も押し込んだ状
態、および一段引き出した状態では、クリツクレ
バー5は5dで位置決めされて5aの位置にあ
り、小鉄車6を6aの位置に保持する。カンヌキ
12、ツヅミ車7の作動は第1図で説明した例と
全く同様で、巻真2の回転は巻真2を最も押し込
んだ1段目ではどの箇所にも伝えられず、1段引
き出した2段目では、ツヅミ車7を介してキチ車
13に伝えられる。更に巻真2を引き出した3段
目では、オシドリのダボ3dがクリツクレバー5
の斜面5eをのりこえて5fで係合し、クリツク
レバー5が5bの位置迄回転して小鉄車6を6b
まで移動させて日ノ裏車8と噛み合わせる。一
方、第1図と同様にツヅミ車7も移動して、ツヅ
ミ車7、小鉄車6を介して巻真2の回転は日ノ裏
車8に伝えられる。
従つて、巻真の引出しにより回転されるオシド
リにカンヌキと係合する突起部と、クリツクレバ
ーのストツパー部とクリツク部とにはさまれるふ
たつのダボを設けてあることによつてツヅミ車と
小鉄車との切り離しや噛合をカンヌキを使用して
行ない、小鉄車と日ノ裏車との係合、離脱はクリ
ツクレバーにより行なうことが可能である。
以上、説明した如く、その作動は第1図の例と
大部分同様であるが、第1図に於いてクリツクレ
バー5を地板1に固定していたネジ10や、案内
ピン14が不要になる他、ふたつの部品が一体化
することによつて組立コストが減少する。のみな
らず、ネジ10や案内ピン14、小鉄レバーバネ
部9fが不要となるため、必要スペースが著しく
減少し、小型化に寄与する効果は多大である。ま
た、機能面では、第1図に示す如くの地板にクリ
ツクレバーを固定する構造では、案内ピン14部
のガタ、オシドリピン4部のガタ、オシドリ3の
ダボ3cの位置、地板1の穴位置、ピン位置な
ど、バラツキ要因が多く、クリツクレバーの撓み
量が安定しにくいなどの問題があり、部品加工の
精度をあげなければならなかつたが、本考案によ
れば第2図に示した如く、オシドリの位置決めを
クリツクレバーのクリツク部5cで行なうのでク
リツクレバー5の撓み量がオシドリ3のダボ3
c,3d間の距離と、クリツク部5cの形状のみ
で定まるためバラツキが極めて少なく、クリツク
力が安定し易いので、巻真を操作したときの操作
感覚の時計による差が少なくなるなど品質面でも
効果が大きい他、部品加工も従来より容易になつ
て、より量産効果があがるようになつた。
また、ツヅミ車の位置決めと小鉄車の位置決め
を別個に行なわれることにより、小鉄車がツヅミ
車にも日ノ裏車にも噛合しないフリーの状態をつ
くることもできるし、ストツパー部との動きとは
単独でオシドリの位置決めをクリツク部で行なう
ことができるので、確実なクリツクを行なうこと
ができる。
更に、クリツクレバーの回転中心が、巻真の径
方向上方に配設された保持部に保持される小鉄車
の中心から巻真の中心軸方向に対して略直角とな
る線上の位置の剛体部に設けられているので、オ
シドリの回動と共に回動するストツパー部の移動
量は保持部にそのまま伝達され小鉄車を巻真の軸
方向と同方向に移動するのでツヅミ車や小鉄車と
の係脱は常に一定位置で行なわれるので噛合不良
もなく安定した係脱がなされる。
以上詳述したように、本考案の構成によれば、
剛体部と弾性部とを一体に形成させたことによつ
て、オシドリの複数のダボをはさんで対向するス
トツパー部とクリツク部の位置関係を従来よりも
精度よく形成することができるのでオシドリの位
置決めが安定する。
また、ストツパー部と小鉄車の保持部は剛体で
形成されているので、オシドリの回動により移動
するストツパー部の移動量は小鉄車の保持部に伝
達され小鉄車の位置決めが確実に行われる。
その上、さらに、クリツクレバーの回転中心が
巻真の径方向上方に配設された保持部に保持され
ている小鉄車の中心から巻真の中心軸方向に対し
て略直角となる線上の剛体部に設けられているの
で、オシドリの回動と共に移動する小鉄車は巻真
の中心軸方向と同じ方向にほぼ直線で移動するこ
とによつてツヅミ車との係脱も、日ノ裏車との係
脱も常に同一位置で行なわれると共に係合による
ゴリなどの噛合不良もなくなり安定した係合、離
脱を行なうことができ、部品を一体化することに
よる部品数の削減と小さいスペース内に精度を損
うことなく配設させることができることからより
小型化され、より低コストでしかもより高品質な
携帯時計の切換装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の切換装置の一例を示す平面図。
第2図は本考案による切換装置の一例を示す平面
図である。図中の主な番号は下記の通り。 1……地板、2……巻真、3……オシドリ、4
……オシドリピン、5……クリツクレバー、6…
…小鉄車、7……ツヅミ車、8……日ノ裏車、9
……小鉄レバー、10……ネジ、11……小鉄レ
バーピン、12……カンヌキ、13……キチ車、
14……案内ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地板1に装着される巻真2と、前記巻真の溝2
    aと係合するダボ3eとこのダボ3eの反対側に
    配設され互いに隣接する複数のダボ3d,3cと
    を有し前記地板に設けられたピン4を軸として回
    動可動に設けられたオシドリ3と、前記巻真に係
    合保持されるツヅミ車7と係脱する小鉄車6を保
    持し前記複数のダボ3d,3cと係合して前記地
    板に設けられたピン11を軸として回動可能に設
    けられたクリツクレバー5と、前記地板に装着さ
    れ前記小鉄車と係脱する日ノ裏車8とを有してな
    り、前記クリツクレバーには、前記複数の一方の
    ダボ3dと係合するストツパー部5dと前記スト
    ツパー部と一体で作動し前記小鉄車を前記巻真上
    方で回転可能に保持する保持部5hと前記地板の
    ピン11を軸とする回転中心5iとが形成されて
    いる剛体部5jと、前記地板のピン11より前記
    地板の外周部側に配設され前記剛体部と一体に形
    成される弾性部5gと、前記弾性部の先端部分に
    前記ストツパー部と対向する位置で前記複数の他
    方のダボ3cと係合し前記オシドリを位置決めす
    るクリツク部5cとが設けられており、前記クリ
    ツクレバーの回転中心5iは前記保持部5h側の
    剛体部に配設された前記小鉄車6の中心から前記
    巻真2の中心軸方向に対して略直角となる線上の
    位置に設けられていることを特徴とする携帯時計
    の切換装置。
JP7187585U 1985-05-15 1985-05-15 携帯時計の切換装置 Granted JPS6190U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7187585U JPS6190U (ja) 1985-05-15 1985-05-15 携帯時計の切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7187585U JPS6190U (ja) 1985-05-15 1985-05-15 携帯時計の切換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6190U JPS6190U (ja) 1986-01-06
JPS6216700Y2 true JPS6216700Y2 (ja) 1987-04-27

Family

ID=30609758

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JP7187585U Granted JPS6190U (ja) 1985-05-15 1985-05-15 携帯時計の切換装置

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JP (1) JPS6190U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524968Y2 (ja) * 1987-10-02 1997-02-05 セイコーエプソン株式会社 時計の構造

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JPS6190U (ja) 1986-01-06

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