JPH089662Y2 - 時計の時刻修正機構 - Google Patents

時計の時刻修正機構

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JPH089662Y2
JPH089662Y2 JP1989019143U JP1914389U JPH089662Y2 JP H089662 Y2 JPH089662 Y2 JP H089662Y2 JP 1989019143 U JP1989019143 U JP 1989019143U JP 1914389 U JP1914389 U JP 1914389U JP H089662 Y2 JPH089662 Y2 JP H089662Y2
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JP
Japan
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rotor
correction
shaft
protrusion
groove guide
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JP1989019143U
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English (en)
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JPH02110890U (ja
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正明 角井
康男 矢野
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は時計、特に自動車用時計の時刻修正機構に関
する。
(従来技術) 従来の自動車用時計の時刻修正機構においては時刻表
示部中央位置のガラスに修正摘みを軸方向移動可能に軸
支し、修正摘みはスプリング等の弾性部材によって表示
パイプと離れている。時刻修正の際には修正摘みを押し
込んで表示パイプと結合し、所望の時刻修正を行なうも
のがある。
また、他の従来例としては、時刻修正摘みを時刻表示
部の横に設け、修正輪列を介して修正するものがある。
この種の時計においては、修正摘みに弾性部材が付勢さ
れており、この弾性力によって修正カナと修正輪列は通
常分離されている。時刻修正は、弾性力に抗して修正摘
みを引っ張りながら回転して行ない、手を離すと前記弾
性部材によって修正カナは通常位置に戻る。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の時刻修正機構においては修正摘みが常に外部に
出ており、清掃時に誤って摘みを回動してしまうことに
よって時刻を狂わしたり、又は、摘みを折り曲げて破損
したりすることがある。また、常に摘みが外部に出てい
るとデザイン的にも制約を受け、さらに安全対策上不都
合であり、使用時のみ突出することが望まれている。
本考案は上記問題・課題を解決するために考案された
もので、使用時は摘み先端を押圧することによって、該
摘みが計器パネルより突出し、通常時は摘みを計器パネ
ル内に収納できる時刻修正機構を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 入力問題・課題を解決するために本考案では、一端に
修正摘みを有し、かつ、適宜位置に修正カナと付勢部材
を修正軸に設け、前記修正カナが時計輪列と係合する位
置に該修正軸を付勢する時計の時刻修正機構において、 前記修正軸に回転自在に遊合され、周面には先端に傾
斜面を有する複数の第1突起が突設された第1回転子
と、 前記第1突起の傾斜面と係合可能な傾斜面を有し、か
つ、第1突起よりも径方向に高い第2突起を備え、さら
に、前記修正軸に回転自在、かつ、軸方向移動可能に遊
合された第2回転子と、 前記修正軸と嵌合、または、前記修正軸に設けられた
段差により前記第1回転子と前記第2回転子の軸方向へ
の移動を規制する規制部材と、 一方端が前記規制部材に係止され、他方端が前記第1
回転子と前記第2回転子のいずれか一方に係止され、前
記第2突起を前記第1突起の基部方向へ押圧する押圧部
材と、 前記第1回転子の第1突起が軸方向にスライド可能な
浅溝案内部を有する複数の隆起部と、該隆起部間に設け
られ前記第2回転子の第2突起が軸方向にスライド可能
な深溝案内部とが内周面に形成され、前記隆起部の下面
には第2突起を一方の深溝案内部から隣の隆起部下面に
乗り上げ可能な傾斜面及び該隆起部下面から他の深溝案
内部に案内移動する傾斜面が形成された位置決め筒体
と、 から構成されたことを特徴とする。
(実施例) 第1図には本考案に係る時刻修正機構の一実施例が示
されており、中地板2には図示は省略したが時計機構及
び該時計機構の時刻修正輪列と噛合する修正輪列車4が
軸支されている。上地板5には位置決め筒体8が設けら
れ、該位置決め筒体8の貫通孔9の内周面には第2図に
示されているように3個の隆起部10が設けられている。
隆起部10には浅溝案内部12が設けられ、隆起部10と隆起
部10の間には深溝案内部14が設けられている。また、隆
起部10の下面には傾斜面16・18が設けられている。
修正軸20は上地板5と中地板2に軸支され、該修正軸
20には第3図に示すように第1回転子22と第2回転子24
が回転自在に遊合され、第1回転子22は押圧部材26によ
って第2回転子24の方向へ押圧付勢されている。押圧部
材26の一方は修正軸20に固定された例えばEリング28に
よって位置決めされ、第2回転子24は修正軸20の段差部
30に係合されて位置決めされている。第1回転子22の周
面には第3・4図に示されているように第1突起32が6
個設けられ、該突起の端面には2個の傾斜面32a・32bが
夫々形成されている。また、この2つの傾斜面32a・32b
が交差して谷部32cが構成されている。
一方、第2回転子24の周面には第3・5図に示されて
いるように第2突起34が3個設けられ、該突起の端面に
は1個の傾斜面34aが設けられている。
図示実施例において、押圧部材26は第1回転子22に係
合し、第1回転子22を第2回転子24方向に押圧付勢して
いるが、押圧部材の一端が第2回転子24に係合し、該第
2回転子24を第1回転子22方向に押圧付勢する実施例で
あってもよい。
第1図において、修正軸20は位置決め筒体8の貫通孔
9を貫通しており、下方には修正カナ36が固定され、該
修正カナ36は修正輪列車4と噛合・噛合解除可能に設定
されている。
第6図には秒帰零装置が示されており、秒帰零レバー
37は修正軸20と秒針軸21の近傍に回動自在に軸支され、
一方端は秒針軸21に設けたハートカム23に当接可能に配
置され、他方端は修正軸20の近傍に修正軸20の軸方向動
作に連動して回動するように設けられた伝達レバー31の
第2腕35に当接可能に配置されている。伝達レバー31に
は修正軸20に設けた円板形状の係合部3に係合可能な第
1腕33が設けられ、該第1腕33の先端は二股になってお
り、修正軸20を挾んでいる。また、秒帰零レバー37には
弾性力を有する弾性レバー39が一体成形されており、該
弾性レバー39が地板に突設されたピン41に係合させるこ
とによって秒帰零レバー37自体を第6図の実線位置に復
帰可能としている。
第1図において、修正軸20の段差部30には付勢部材40
の一方端が係合され、付勢部材40の他方端は中地板2に
係合しており、これによって修正軸20は矢印A方向、即
ち、修正軸20が外部へとび出す方向に付勢されている。
また、第2回転子24の傾斜面34aは第2図の隆起部10端
面に設けた傾斜面10a・10bと係合可能に設定されてい
る。
上地板5の上面には透明板41が設けられており、透明
板41の孔43の径はEリング28の外径より小さく設定され
ているので、第1回転子22の第1突起32と第2回転子24
の第2突起34が隆起部10の各浅溝案内部12や各深溝案内
部14を通って矢印A方向に移動した時に、Eリング28が
透明板41の下面に当接し、修正軸20が修正操作可能位置
に位置決めされる。
図示実施例は以上のように構成され、次に動作につい
て説明する。
第7図は時刻修正可能状態を示している。第1回転子
22・第2回転子24と隆起部10の浅溝案内部12・深溝案内
部14との係合状態は第8図(1)に示されており、第9
図(1)のように修正軸20は透明板41から外部に突出し
ているので時刻修正を良好に行なうことができる。この
時修正輪列車4と修正カナ6は噛合状態であり、秒帰零
レバー37は修正軸20の矢印A方向動作に連動して第6図
の鎖線位置に保持されるので、秒針軸21は秒帰零状態が
保持されることになる。
次に修正軸20が修正操作不能状態に設定される際にお
ける動作を説明する。第8図(1)の状態において、修
正軸20を押圧すると、第1突起32及び第2突起34は矢印
B方向(第7図の下方向)に移動する。第8図(2)の
位置に達すると第2突起34は第7図の付勢部材40の付勢
力によって隆起部10の傾斜面16上を摺動しながら30度回
動する。そして、修正軸20から手を離すことによって第
8図(3)の位置に位置決めされる。この状態において
は修正カナ36は第1図のように修正輪列車4と分離する
と共に秒帰零レバー37は第6図の実線位置で示されたよ
うにハートカム23から離れて位置するので時計輪列への
負荷は発生しない。この状態においては第9図(2)の
ように修正軸20はほとんど透明板5の内側に収納され、
外部へは約3mm程度突出している。そして、再び修正軸2
0を押圧すると、第2突起34は浅溝案内部12から押し出
され、次に傾斜面18上を摺動して深溝案内部14に係合
し、第8図(1)の状態に戻る。
第1突起32と第2突起34は第3図のように位置決め筒
体8に装着される前において、第2突起34の頂部が第1
突起32の谷部33に当接している。これらの突起32・34を
位置決め筒体8に挿入する際には、第10図のように位置
決め筒体8の端面に第1突起32の傾斜面32aが当接し、
これによって第1突起32が矢印D方向に回転する。その
結果、第1突起32と第2突起34が対向配置され、第1回
転子22も浅溝案内部12・深溝案内部14に係合する。
(考案の効果) 本考案によれば、通常時において修正軸は計器パネル
としての透明板内に収納されているので、外観デザイン
の自由度は大である。修正軸先端を押圧するだけで修正
軸は外部に突出すると共に修正カナが修正輪列車と噛合
し、さらに、第1回転子と第2回転子が修正軸に遊合さ
れており、筒体、第1回転子、第2回転子は軸回転操作
に伴って、連動して回転することが無いので、操作力に
影響すること無く、負荷が少ない、摩耗等による故障の
要因を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る時刻修正機構の断面図。 第2図(1)は本考案に係る位置決め筒体の一部断面側
面図。 第2図(2)は位置決め筒体の平面図。 第2図(3)は位置決め筒体の貫通孔内面展開図。 第3図は第1回転子と第2回転子の係合状態側面図。 第4図は第1回転子の平面図。 第5図は第2回転子の平面図。 第6図は秒帰零装置の平面図。 第7図は修正操作可能状態の時刻修正機構の平面図。 第8図(1)〜第8図(4)は位置決め筒体と第1・第
2回転子の係合状態説明図。 第9図(1)は時刻修正可能状態の修正軸側面図。 第9図(2)は時刻修正不能状態の修正軸側面図。 第10図は修正軸を位置決め筒体内に挿入した際の動作説
明図である。 2……中地板、8……位置決め筒体、10……隆起部、12
……浅溝案内部、14……深溝案内部、20……修正軸、22
……第1回転子、23……ハートカム、24……第2回転
子、32……第1突起、34……第2突起、36……修正カ
ナ、37……秒帰零レバー、40……付勢部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に修正摘みを有し、かつ、適宜位置に
    修正カナと付勢部材を修正軸に設け、前記修正カナが時
    計輪列と係合する位置に該修正軸を付勢する時計の時刻
    修正機構において、 前記修正軸に回転自在に遊合され、周面には先端に傾斜
    面を有する複数の第1突起が突設された第1回転子と、 前記第1突起の傾斜面と係合可能な傾斜面を有し、か
    つ、第1突起よりも径方向に高い第2突起を備え、さら
    に、前記修正軸に回転自在、かつ、軸方向移動可能に遊
    合された第2回転子と、 前記修正軸と嵌合、または、前記修正軸に設けられた段
    差により前記第1回転子と前記第2回転子の軸方向への
    移動を規制する規制部材と、 一方端が前記規制部材に係止され、他方端が前記第1回
    転子と前記第2回転子のいずれか一方に係止され、前記
    第2突起を前記第1突起の基部方向へ押圧する押圧部材
    と、 前記第1回転子の第1突起が軸方向にスライド可能な浅
    溝案内部を有する複数の隆起部と、該隆起部間に設けら
    れ前記第2回転子の第2突起が軸方向にスライド可能な
    深溝案内部とが内周面に形成され、前記隆起部の下面に
    は第2突起を一方の深溝案内部から隣の隆起部下面に乗
    り上げ可能な傾斜面及び該隆起部下面から他の深溝案内
    部に案内移動する傾斜面が形成された位置決め筒体と、 から構成されたことを特徴とする時計の時刻修正機構。
JP1989019143U 1989-02-20 1989-02-20 時計の時刻修正機構 Expired - Lifetime JPH089662Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528621U (ja) * 1975-07-07 1977-01-21
JPS6027986Y2 (ja) * 1979-12-28 1985-08-23 リズム時計工業株式会社 秒帰零装置
JPS63313435A (ja) * 1987-06-16 1988-12-21 Nakagawa Electric Ind Co Ltd 回転スイッチ装置

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JPH02110890U (ja) 1990-09-05

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