JPS6310542Y2 - - Google Patents

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JPS6310542Y2
JPS6310542Y2 JP1982070857U JP7085782U JPS6310542Y2 JP S6310542 Y2 JPS6310542 Y2 JP S6310542Y2 JP 1982070857 U JP1982070857 U JP 1982070857U JP 7085782 U JP7085782 U JP 7085782U JP S6310542 Y2 JPS6310542 Y2 JP S6310542Y2
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JP
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guide
cam
wheel
hour
inclined surface
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JP1982070857U
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JPS58172893U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は時計の目安装置、特に時車と目安設定
車との相対回転位置によつてアラーム機構を作動
させる正逆回転修正可能な目安装置の改良に関す
る。
従来の正逆回転修正可能な目安装置は、特開昭
56−150374号に示されるように、時車と目安設定
車の間にカム板を配置し、目安接点バネが時車を
押圧している。
したがつて上記構成をそのまま指針軸と同軸に
配置したのでは、目安装置作動時に指針も軸方向
へ動いてしまい見づらいという問題があつた。
本考案の目的は、目安設定時刻における目安作
動時に時刻指示針の軸方向移動が防止され、かつ
目安設定時刻又は現時刻の修正が目安設定車又は
時車の正逆回転にて可能としたことを特徴とす
る。
この目的を達成するため本考案では、時計輪列
と連動して12時間に1回転する指針パイプを有す
る時車と、該時車に同軸配置され、任意の目安時
刻を設定可能な指針パイプを有する目安設定車
と、時車と目安設定車との間に回転自在かつ軸方
向摺動可能に同軸配置された目安カムと、該目安
カムを目安設定車へ押圧付勢するための付勢バネ
と、を含む正逆回転修正可能な目安装置におい
て、時車平面と該時車に対向する目安カム平面の
いずれか一方には時カム孔が穿設され、他方には
前記時カム孔と常時係合可能であつて、一方端縁
が傾斜面に、他方端縁が垂直面に形成された時カ
ム突部が形成され、前記時カム孔には該時カム突
部の傾斜面と対向する端縁が該時カム突部の傾斜
面と同方向の傾斜面に形成され、目安設定車平面
と該目安設定車に対向する目安カム平面のいずれ
か一方には目安カム孔が穿設され、他方には前記
目安カム孔と係合可能であつて、一方端縁が傾斜
面に、他方端縁が垂直面に形成された目安カムが
形成され、時車又は目安設定車の正転時には、目
安爪の傾斜面と目安カム孔の端縁の係合により目
安カムのみが軸方向に摺動され、時車又は目安設
定車の逆回転時には時カム突部の傾斜面と時カム
孔の傾斜面が係合することにより目安カムのみが
軸方向に摺動され、目安爪と目安カム孔の係合が
解除されて時車又は目安設定車の正逆回転修正を
可能としたことを特徴とする。
以下図面に示された本考案の一実施例に基づい
て本考案を詳細に説明する。
第1図には本考案における時車及び目安設定車
が時刻指示針軸と同軸配置された実施例が示され
ている。第1図において、機構受板10にはその
先端に目安針が固定可能な目安パイプ12を有す
る目安車(目安設定車)14が正逆回転自在に軸
支されている。目安パイプ12は弾性部材から成
りその周面上に形成された複数個の突起12aと
目安車14の間に機構受板10が挟持され、軸方
向移動は不能である。目安車14には第2図に示
されているように、異なる半径位置に円弧状の目
安カム孔16,18が形成されている。目安車1
4は図示省略した目安伝え車と噛合され、周知な
目安修正機構により正逆回転される。
目安パイプ12の内側には時針パイプ20が遊
合され、該時針パイプ20には時車22が固定さ
れている。時車22には第4図に示されているよ
うに同一半径位置に円弧状の時カム孔24,24
が形成されている。時カム孔24の矢印A方向
(正転方向)端縁は傾斜面24aに形成されてい
る。時針パイプ20の周面には小径部20a及び
大径部20bが形成され、段差部20cが目安車
14と係合することにより時車22の図面下方向
の軸方向移動が不可能に設定されている。
時針パイプ20の内側には分針パイプ26が遊
合され、該分針パイプ26には分針カナ28が一
体成形されると共に分針車30がスリツプ結合さ
れている。分針パイプ26、分針カナ28及び分
針車30は地板32に突設された分針パイプ受3
4に回転自在に軸支され、分針パイプ26の内側
には秒針軸35が遊合されている。
時車22と目安車14との間には目安カム36
が配置され、該目安カム36は分針パイプ20の
大径部20bに回転可能に遊合され、軸方向の移
動が可能である。
目安カム36の一方端面には時針車22の時カ
ム孔24と係合可能な2個の時カム突部38が突
設され、他方端面には目安車14の目安カム孔1
6,18と係合可能な目安爪40,42が突設さ
れている。目安爪40,42の形状はほぼ同一で
あり、目安爪40について説明すると、第3図に
示されているように矢印A方向(正転方向)端縁
が傾斜面40aに形成され、目安爪40は前記傾
斜面40aが垂直面16aを乗り上がることによ
り目安カム孔16からの離脱が可能である。目安
爪40の他の端縁は垂直面40bに形成され、該
垂直面40bが落下可能な端縁もまた垂直面16
bに形成されている。
一方、目安カム36の時カム突部38の形状は
第5図に示されているように矢印A方向(正転方
向)端縁の基部が切欠かれて構成された傾斜面3
8aに形成され、他の端縁は垂直面38bに形成
されている。時車22における時カム孔24の矢
印A方向端縁は傾斜面24aに形成され、他の端
縁は垂直面24bに形成されている。前記時カム
突部38の垂直面38bは通常時カム孔24の垂
直面24bと係合して矢印A方向に押圧されてい
る。
導電性付勢バネ44及び固定接点板48は機構
受板10に固定され、図示は省略したがリード線
等を介して電源及びアラーム音発生装置に接続さ
れている。付勢バネ44は常時目安カム36を目
安車14方向へ押圧しており、目安カム36の目
安爪40,42が目安車14の目安カム孔16,
18に落下することによつて接点46が固定接点
板48に接触するように設定されている。
図示実施例は以上のとおり構成され、次にその
動作を説明する。
第1図は現時刻が目安設定時刻の約20分前の状
態である。この状態では目安カム36は第6図に
示されているようにその時カム突部38が時車2
2の垂直面24bに押圧されて時車22と一体的
に回転している。そして、目安カム36の目安爪
40,42は目安車14の目安カム孔16,18
にその一部が重合している。
時車22が目安設定時刻に達すると、第7図に
示されているように、目安カム36の目安爪4
0,42が目安カム孔16,18に垂直面40
b,42bから落下し、これによつて付勢バネ4
4と固定接点板48が接触することにより図示省
略したアラーム音発生装置が動作する。目安カム
36の目安爪40が目安車14の目安カム孔16
から離脱する場合は第8図に示されているように
傾斜面40aが垂直面16aを乗り上がることに
より行なわれる。
次に現時刻及び目安設定時刻の修正に関して説
明するが、目安爪40,42と目安カム孔16,
18の各組合せの関係は同一であるので一方の組
合せのみにて説明する。現時刻修正は従来周知な
修正機構によつて分針カナ28が外部の修正摘み
の正逆回転により行なわれる。前記修正機構によ
り時車22が矢印A方向に回転すると目安カム3
6は時車22と同一方向に回転する。このとき第
8図に示されているように目安爪40は目安カム
孔16に落下するが、目安爪40は傾斜面40a
が目安カム孔16の垂直面16aを乗り上がるこ
とによつて目安カム孔16から離脱でき、時刻指
示針の正転方向修正が行なわれる。また、指示針
を逆転する修正は第9図に示されているように、
時車22を矢印B方向(逆転方向)に回転させて
行なう。このとき、目安カム36は時カム突部3
8の傾斜面38aが時カム孔24の傾斜面24a
下端に押圧されて時車22と一体的に回転する。
目安カム36の目安爪40が目安車14の目安カ
ム孔16に傾斜面40aから落下し、目安カム孔
16の垂直面16bと目安爪40の垂直面40b
が当接すると、時カム突部38の傾斜面38aが
時カム孔24の傾斜面24aを乗り上がる。その
結果、目安カム36は図示上方向へ移動され、こ
れによつて目安爪40は目安カム孔16から離脱
でき、従つて、目安カム36及び時車22は矢印
B方向へ回転できる。このようにして現時刻の修
正は指示針を正逆回転させて行なうことができ
る。
次に目安設定時刻の修正について説明する。目
安針を正転方向に回転する修正では、目安車14
は第8図に示されているように矢印C方向に回転
する。このとき、目安カム36の時カム突部38
の垂直面38bは時カム孔24の垂直面24bに
係合しているが、時車22は図示省略した日ノ裏
車に噛合しているのでかなり大きな回転力が必要
である。目安車14が矢印C方向に回転され、目
安爪40が目安カム孔16に落下した後に、目安
爪40は傾斜面40aが目安カム孔16の垂直面
16aに押圧されて図示上方向に乗り上がる。こ
れによつて目安爪40は目安カム孔16から離脱
することができる。このようにして目安車14の
矢印C方向の回転修正が行なわれる。目安針を逆
転方向に回転する修正では、目安車14は第9図
に示されているように矢印D方向に回転する。こ
のとき、目安カム36は目安爪40の垂直面40
bが目安カム孔16の垂直面16bに押圧されて
矢印D方向へ回転する。時カム突部38の傾斜面
38aが時カム孔24の傾斜面24aに当接する
と、時カム突部38は前記傾斜面24aを乗り上
がり、これによつて目安カム36が図示上方向に
移動する。その結果、目安爪40は目安カム孔1
6から離脱することができる。このようにして目
安設定時刻は指示針を正逆回転させて行なうこと
ができる。従つて、従来一方向にのみ回転させる
ためのラチエツト機構が不要となるので部品点数
は少なくなる。また、従来指示針を逆転させたた
めに生じていた歯部の破損がなくなる。
また、図示実施例では、時車22と目安車14
にそれぞれ時カム孔24と目安カム孔16,18
を穿設し、目安カム36に時カム突部38及び目
安爪40,42を形成してあるが、他の構成とし
て次の構成でもよい。即ち、時車22と目安車1
4にそれぞれ時カム突部38及び目安爪40,4
2を形成し、目安カム36に時カム孔24及び目
安カム孔16,18を穿設した構成でも図示実施
例と同一の効果を有する。
以上説明したように本考案によれば、時車と目
安設定車の間に軸方向移動可能な目安カムを配置
し、該目安カムに突設された時カム突部を時車に
穿設された時カム孔に常時係合とし、さらに、時
カム突部の一方端縁を傾斜面に形成した構成によ
つて、該時カム突部の傾斜面が時カム孔端縁を乗
り上げ可能であり、これによつて目安カムのみを
軸方向移動させて目安設定車と目安カムを相互に
正逆回転可能として、現時刻又は目安設定時刻の
正逆回転修正が可能となつた。したがつて、目安
装置作動時において時車及び目安設定車は軸方向
の移動がなく、指示針が動かない見易い目安装置
が提供できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断面図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図は第1図の−線断面図、第5図は
第4図の−線断面図、第6図〜第9図は本考
案の動作説明図。 14……目安車、16,18……目安カム孔、
22……時車、24……時カム孔、36……目安
カム、38……時カム突部、38a……傾斜面、
38b……垂直面、40,42……目安爪、40
a,42a……傾斜面、40b,42b……垂直
面、44……付勢バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 時計輪列と連動して12時間に1回転する指針パ
    イプを有する時車と、該時車に同軸配置され、任
    意の目安時刻を設定可能な指針パイプを有する目
    安設定車と、時車と目安設定車との間に回転自在
    かつ軸方向摺動可能に同軸配置された目安カム
    と、該目安カムを目安設定車へ押圧付勢するため
    の付勢バネと、を含む正逆回転修正可能な目安装
    置において、時車平面と該時車に対向する目安カ
    ム平面のいずれか一方には時カム孔が穿設され、
    他方には前記時カム孔と常時係合可能であつて、
    一方端縁が傾斜面に、他方端縁が垂直面に形成さ
    れた時カム突部が形成され、前記時カム孔には該
    時カム突部の傾斜面と対向する端縁が該時カム突
    部の傾斜面と同方向の傾斜面に形成され、目安設
    定車平面と該目安設定車に対向する目安カム平面
    のいずれか一方には目安カム孔が穿設され、他方
    には前記目安カム孔と係合可能であつて、一方端
    縁が傾斜面に、他方端縁が垂直面に形成された目
    安カムが形成され、時車又は目安設定車の正転時
    には、目安爪の傾斜面と目安カム孔の端縁の係合
    により目安カムのみが軸方向に摺動され、時車又
    は目安設定車の逆回転時には時カム突部の傾斜面
    と時カム孔の傾斜面が係合することにより目安カ
    ムのみが軸方向に摺動され、目安爪と目安カム孔
    の係合が解除されて時車又は目安設定車の正逆回
    転修正を可能としたことを特徴とする時計の目安
    装置。
JP7085782U 1982-05-14 1982-05-14 時計の目安装置 Granted JPS58172893U (ja)

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JP7085782U JPS58172893U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 時計の目安装置

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JP7085782U JPS58172893U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 時計の目安装置

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JPS58172893U JPS58172893U (ja) 1983-11-18
JPS6310542Y2 true JPS6310542Y2 (ja) 1988-03-29

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ID=30080501

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JP7085782U Granted JPS58172893U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 時計の目安装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56150374A (en) * 1980-04-22 1981-11-20 Rhythm Watch Co Ltd Unlocking device for watch

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56150374A (en) * 1980-04-22 1981-11-20 Rhythm Watch Co Ltd Unlocking device for watch

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JPS58172893U (ja) 1983-11-18

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