JPH0351755Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351755Y2 JPH0351755Y2 JP1983108400U JP10840083U JPH0351755Y2 JP H0351755 Y2 JPH0351755 Y2 JP H0351755Y2 JP 1983108400 U JP1983108400 U JP 1983108400U JP 10840083 U JP10840083 U JP 10840083U JP H0351755 Y2 JPH0351755 Y2 JP H0351755Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating bezel
- click
- teeth
- click pin
- serrated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 6
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(技術分野)
本考案は、ダイバーウオツチ等に用いられる回
転ベゼルのクリツク機構に関する。
転ベゼルのクリツク機構に関する。
(従来技術)
回転ベゼルのクリツク機構については、これま
で板ばねによるものあるいはボールとコイルばね
によるものが主に使用されてきている。
で板ばねによるものあるいはボールとコイルばね
によるものが主に使用されてきている。
しかしながら、これらのクリツク機構のうち前
者のものは、回転ベゼルの逆転を防ぐことができ
る反面スムーズな回転を得ることができず、ま
た、後者のものは、回転がスムーズである反面逆
転防止機能を有していないため、例えば、回転ベ
ゼルが他物と接触して回転しその設定時間を狂わ
せてしまつたような場合には、潜水時間が超過し
て人体を危険に曝してしまうといつた問題を有し
ている。
者のものは、回転ベゼルの逆転を防ぐことができ
る反面スムーズな回転を得ることができず、ま
た、後者のものは、回転がスムーズである反面逆
転防止機能を有していないため、例えば、回転ベ
ゼルが他物と接触して回転しその設定時間を狂わ
せてしまつたような場合には、潜水時間が超過し
て人体を危険に曝してしまうといつた問題を有し
ている。
(目的)
本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であつて、その目的とするところは、回転がスム
ーズでしかも逆転防止機能をも有する改良された
回転ベゼルのクリツク機構を提供することにあ
る。
であつて、その目的とするところは、回転がスム
ーズでしかも逆転防止機能をも有する改良された
回転ベゼルのクリツク機構を提供することにあ
る。
(目的を達成するための手段)
本考案はかかる目的を達成するための回転ベゼ
ルのクリツク機構として、胴に回転可能に取付け
た回転ベゼルの下縁に鋸歯状歯を形成する一方、
この回転ベゼルの下縁と対向する胴の段部に孔を
形成して、この孔に、頭部を球面とし、かつ周面
を鋸歯状歯の垂直縁と当接する垂直な面となした
柱状のクリツクピンを摺動可能に挿通して、この
クリツクピンをコイルばねにより常時鋸歯状歯の
歯間に嵌入するように押圧付勢するようにしたも
のである。
ルのクリツク機構として、胴に回転可能に取付け
た回転ベゼルの下縁に鋸歯状歯を形成する一方、
この回転ベゼルの下縁と対向する胴の段部に孔を
形成して、この孔に、頭部を球面とし、かつ周面
を鋸歯状歯の垂直縁と当接する垂直な面となした
柱状のクリツクピンを摺動可能に挿通して、この
クリツクピンをコイルばねにより常時鋸歯状歯の
歯間に嵌入するように押圧付勢するようにしたも
のである。
(実施例)
そこで、以下に本考案の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
図面は、本考案の一実施例を示すものであつ
て、図中符号1は、胴4の上部外周面に設けた係
合溝5に嵌合して脱落することなく回転可能に取
付けられた回転ベゼルで、この上部内周にはダイ
ヤルリング2がカシメ止めされ、またこの下縁に
は、後述するクリツクピン8との間で一方向の回
転のみ可能とする鋸歯状の歯3が削設れている。
7は、回転ベゼル1の上記した鋸歯状歯3と対向
する胴4の段部6に設けた孔で、ここには、頭部
が球面8aをなし、かつ周面が鋸歯状歯3の垂直
縁3aと衝当る円柱面8bをなしたクリツクピン
8が摺動可能に嵌め合わされ、コイルばね9によ
つて常時鋸歯状歯3向けて付勢されている。
て、図中符号1は、胴4の上部外周面に設けた係
合溝5に嵌合して脱落することなく回転可能に取
付けられた回転ベゼルで、この上部内周にはダイ
ヤルリング2がカシメ止めされ、またこの下縁に
は、後述するクリツクピン8との間で一方向の回
転のみ可能とする鋸歯状の歯3が削設れている。
7は、回転ベゼル1の上記した鋸歯状歯3と対向
する胴4の段部6に設けた孔で、ここには、頭部
が球面8aをなし、かつ周面が鋸歯状歯3の垂直
縁3aと衝当る円柱面8bをなしたクリツクピン
8が摺動可能に嵌め合わされ、コイルばね9によ
つて常時鋸歯状歯3向けて付勢されている。
なお、図中符号10は回転ベゼルパツキン、1
1はガラス、12は裏蓋をそれぞれ示している。
1はガラス、12は裏蓋をそれぞれ示している。
上述した実施例において、いま、回転ベゼル1
を図中左から右へと正方向に回転させると、その
下縁に設けた鋸歯状歯3の傾斜した縁3bがクリ
ツクピン8の頭部球面8aと摺接し、コイルばね
9に抗してクリツクピン8を下方に押下げながら
回転する。
を図中左から右へと正方向に回転させると、その
下縁に設けた鋸歯状歯3の傾斜した縁3bがクリ
ツクピン8の頭部球面8aと摺接し、コイルばね
9に抗してクリツクピン8を下方に押下げながら
回転する。
他方、他物との接触によつて回転ベゼル1に逆
方向の回転、つまり図中右から左への回転力が加
わつた場合には、コイルばね9に付勢されて歯間
に嵌入しているクリツクピン8の円柱面8bが鋸
歯状歯3の垂直縁3aに突当つてその通過を阻止
して、回転ベゼル1の盲動を抑える。
方向の回転、つまり図中右から左への回転力が加
わつた場合には、コイルばね9に付勢されて歯間
に嵌入しているクリツクピン8の円柱面8bが鋸
歯状歯3の垂直縁3aに突当つてその通過を阻止
して、回転ベゼル1の盲動を抑える。
なお、上記した実施例では、円柱状のクリツク
ピンを用いているが、これを必要に応じて角柱状
のものに換えることもできる。
ピンを用いているが、これを必要に応じて角柱状
のものに換えることもできる。
(効果)
以上説明したように本考案によれば、頭部を球
面となした柱状のクリツクピンを用い、これを回
転ベゼルの下縁に設けた鋸歯状歯に係合させるよ
うにしたので、線材等を用いて容易にクリツクピ
ンを成形することができるばかりでなく、回転ベ
ゼルを正方向に回転させた場合には、クリツクピ
ンの頭部球面と鋸歯状歯の傾斜した縁との間の点
接触により回転ベゼルを容易かつ円滑に回転させ
ることができ、また、他物との接触あるいは誤つ
た操作により回転ベゼルに逆方向の回転力が加わ
つたような場合には、クリツクピン周面の垂直な
面に鋸歯状歯の垂直縁が当接して逆転が確実に阻
止され、設定時間等の狂いに基づく種々の弊害が
未然に防止される。
面となした柱状のクリツクピンを用い、これを回
転ベゼルの下縁に設けた鋸歯状歯に係合させるよ
うにしたので、線材等を用いて容易にクリツクピ
ンを成形することができるばかりでなく、回転ベ
ゼルを正方向に回転させた場合には、クリツクピ
ンの頭部球面と鋸歯状歯の傾斜した縁との間の点
接触により回転ベゼルを容易かつ円滑に回転させ
ることができ、また、他物との接触あるいは誤つ
た操作により回転ベゼルに逆方向の回転力が加わ
つたような場合には、クリツクピン周面の垂直な
面に鋸歯状歯の垂直縁が当接して逆転が確実に阻
止され、設定時間等の狂いに基づく種々の弊害が
未然に防止される。
第1図は、本考案の一実施例をなす装置の要部
を示した断面図、第2図は、第1図のA−A線の
断面図である。 1……回転ベゼル、3……鋸歯状歯、4……
胴、8……クリツクピン、9……コイルばね。
を示した断面図、第2図は、第1図のA−A線の
断面図である。 1……回転ベゼル、3……鋸歯状歯、4……
胴、8……クリツクピン、9……コイルばね。
Claims (1)
- 胴に回転可能に取付けた回転ベゼルの下縁に鋸
歯状歯を形成する一方、該回転ベゼルの鋸歯状歯
と対向する胴の段部に孔を形成して、該孔に、先
端を半球面としかつ周面を垂直な面となした柱状
のクリツクピンをコイルばねとともに装填し、該
コイルばねにより常時垂直な面が上記鋸歯状歯の
垂直縁と当接するように上記クリツクピンを上記
鋸歯状歯の歯間に嵌入位置させたことを特徴とす
る回転ベゼルのクリツク機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10840083U JPS6015686U (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 回転ベゼルのクリツク機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10840083U JPS6015686U (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 回転ベゼルのクリツク機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6015686U JPS6015686U (ja) | 1985-02-02 |
JPH0351755Y2 true JPH0351755Y2 (ja) | 1991-11-07 |
Family
ID=30252914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10840083U Granted JPS6015686U (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 回転ベゼルのクリツク機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6015686U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6880489B2 (ja) * | 2017-03-08 | 2021-06-02 | カシオ計算機株式会社 | 回転装置および時計 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241678B2 (ja) * | 1971-09-11 | 1977-10-19 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241678U (ja) * | 1975-09-18 | 1977-03-24 | ||
JPS5697767U (ja) * | 1979-12-27 | 1981-08-03 |
-
1983
- 1983-07-13 JP JP10840083U patent/JPS6015686U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241678B2 (ja) * | 1971-09-11 | 1977-10-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6015686U (ja) | 1985-02-02 |
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