JP3027840B2 - 回転ベゼル付機器ケース - Google Patents
回転ベゼル付機器ケースInfo
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- JP3027840B2 JP3027840B2 JP3163563A JP16356391A JP3027840B2 JP 3027840 B2 JP3027840 B2 JP 3027840B2 JP 3163563 A JP3163563 A JP 3163563A JP 16356391 A JP16356391 A JP 16356391A JP 3027840 B2 JP3027840 B2 JP 3027840B2
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- rotating bezel
- rotating
- bezel
- leaf spring
- rotation
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-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/28—Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time
- G04B19/283—Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time on rotatable rings, i.e. bezel
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/28—Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time
- G04B19/283—Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time on rotatable rings, i.e. bezel
- G04B19/286—Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time on rotatable rings, i.e. bezel with locking means to prevent undesired rotations in both directions
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は回転式のベゼルを備えた
腕時計の時計ケースなどに代表される回転ベゼル付機器
ケースに関する。
腕時計の時計ケースなどに代表される回転ベゼル付機器
ケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】腕時計では外観の装飾性、高級感を付与
すると共に、タイマ時刻のセットや時刻経過の目安とす
る機能上の必要性から時計ケースのケース本体に回転ベ
ゼルを取り付けることが行われている。このような回転
ベゼルはケース本体に対して正逆両方向に自由回転可能
な状態で設けるが、自由回転すると、セットしたタイマ
時刻等が狂うため好ましくない。このため、従来では回
転ベゼルの下面に凹凸部を形成すると共に、この凹凸部
に弾性的に当接する板ばね部材等を設けることにより、
回転ベゼルの回転方向を一方向に規制する構造となって
いる。このような構造では回転ベゼルの回転を一方向に
抑制できるため、不用意の誤動作回転が半減すると共
に、回転可能方向への回転ベゼルの回転を板ばね部材の
弾圧により抑制するため、濫りに回転することがなくな
る。
すると共に、タイマ時刻のセットや時刻経過の目安とす
る機能上の必要性から時計ケースのケース本体に回転ベ
ゼルを取り付けることが行われている。このような回転
ベゼルはケース本体に対して正逆両方向に自由回転可能
な状態で設けるが、自由回転すると、セットしたタイマ
時刻等が狂うため好ましくない。このため、従来では回
転ベゼルの下面に凹凸部を形成すると共に、この凹凸部
に弾性的に当接する板ばね部材等を設けることにより、
回転ベゼルの回転方向を一方向に規制する構造となって
いる。このような構造では回転ベゼルの回転を一方向に
抑制できるため、不用意の誤動作回転が半減すると共
に、回転可能方向への回転ベゼルの回転を板ばね部材の
弾圧により抑制するため、濫りに回転することがなくな
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで腕時計等にお
いては、その使用者や使用態様により回転ベゼルが正逆
方向に回転したり、一方向にのみ回転した方が使用上便
利となる場合がある。例えば、回転ベゼルの目盛と分針
の経過時間とから、分単位の（例えば６０分）タイマと
して使用する場合には、一度セットすれば６０分はセッ
トする必要がなく、しかもその間は、回転ベゼルが誤っ
て回転しない方がよいので一方向のみ回転可能な方が使
いやすい。これに対して回転ベゼルの目盛と秒針の経過
時間とから、秒単位の時間測定を何回も繰り返すような
場合には、回転ベゼルの目盛を秒針に直ちに合わせる必
要があるので両方向に回転可能な方が使いやすい。
いては、その使用者や使用態様により回転ベゼルが正逆
方向に回転したり、一方向にのみ回転した方が使用上便
利となる場合がある。例えば、回転ベゼルの目盛と分針
の経過時間とから、分単位の（例えば６０分）タイマと
して使用する場合には、一度セットすれば６０分はセッ
トする必要がなく、しかもその間は、回転ベゼルが誤っ
て回転しない方がよいので一方向のみ回転可能な方が使
いやすい。これに対して回転ベゼルの目盛と秒針の経過
時間とから、秒単位の時間測定を何回も繰り返すような
場合には、回転ベゼルの目盛を秒針に直ちに合わせる必
要があるので両方向に回転可能な方が使いやすい。
【０００４】しかしながら従来構造では、回転ベゼルの
回転方向があらかじめ、両方向あるいは一方向のみに設
定されているため、設定方向以外への回転を行うことが
できず、使用上、不便となっていた。また、一方向への
み回転する回転ベゼルを上述のような６０分タイマとし
て使用する場合、その方向への回転を確実に防止するこ
とができず、その方向には誤動作により回転する不都合
を有していた。
回転方向があらかじめ、両方向あるいは一方向のみに設
定されているため、設定方向以外への回転を行うことが
できず、使用上、不便となっていた。また、一方向への
み回転する回転ベゼルを上述のような６０分タイマとし
て使用する場合、その方向への回転を確実に防止するこ
とができず、その方向には誤動作により回転する不都合
を有していた。
【０００５】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであり、回転ベゼルを正逆両方向あるいは一方向にの
み回転可能とすると共に、その誤動作による回転を確実
に防止することができる回転ベゼル付機器ケースを提供
することを目的とする。
のであり、回転ベゼルを正逆両方向あるいは一方向にの
み回転可能とすると共に、その誤動作による回転を確実
に防止することができる回転ベゼル付機器ケースを提供
することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケース本体に
回転可能に設けられ、少なくとも一面に凹凸部が形成さ
れた回転ベゼルと、この回転ベゼルの前記凹凸部に係合
してその回転方向を一方向に規制する回転方向規制部材
と、この回転方向規制部材による前記凹凸部への係合を
解除して回転ベゼルを正逆両方向に回転可能とする解除
部材とを備えていることを特徴とする。
回転可能に設けられ、少なくとも一面に凹凸部が形成さ
れた回転ベゼルと、この回転ベゼルの前記凹凸部に係合
してその回転方向を一方向に規制する回転方向規制部材
と、この回転方向規制部材による前記凹凸部への係合を
解除して回転ベゼルを正逆両方向に回転可能とする解除
部材とを備えていることを特徴とする。
【０００７】
【０００８】さらに本発明では、回転ベゼルを第１およ
び第２の回転ベゼルに分割すると共に、第１の回転ベゼ
ルに板ばねを係合させて回転を規制しても良い。この場
合、第２の回転ベゼルは第１の回転ベゼルへの板ばねの
係合を、その回転で解除する解除部材として使用され
る。
び第２の回転ベゼルに分割すると共に、第１の回転ベゼ
ルに板ばねを係合させて回転を規制しても良い。この場
合、第２の回転ベゼルは第１の回転ベゼルへの板ばねの
係合を、その回転で解除する解除部材として使用され
る。
【０００９】
【実施例】図１ないし図５は本発明の一実施例を示す。
この実施例は腕時計への適用例を示し、図１および図２
に示すように、時刻を表示する時計モジュール（図示省
略）が内部に収納される時計ケース本体１と、この時計
ケース本体２に回転可能に取り付けられた回転ベゼル２
とを備えている。時計ケース本体１の上面には、ガラス
パッキン３を介して時計ガラス４が嵌め込まれており、
この時計ガラス４を介して時計モジュールの表示板（図
示省略）が透視可能となっている。回転ベゼル２は第１
の回転ベゼル２１と、第２の回転ベゼル２２との２部材
からなり、いずれの回転ベゼル２１，２２もそれぞれＯ
リング５，６を介して時計ケース本体１の側面部分に回
転可能に設けられいる。本実施例において、第１の回転
ベゼル２１が上方に位置し、第２の回転ベゼル２２が下
方に位置するように積層状に並設されている。第１の回
転ベゼル２２は回転ベゼル本来の機能を備えるものであ
り、その内面部分からは時計ガラス４方向に延びるリッ
プ片２１ａが一体的に形成され、このリップ片２１ａ上
面に両面接着テープなどの接着剤７を介してパネル８が
取り付けられている。そして、このパネル８上面には、
タイマ時刻表示などの所定の表示が印刷されており、第
１の回転ベゼル２１を回転操作することにり、タイマ設
定等が可能となっている。
この実施例は腕時計への適用例を示し、図１および図２
に示すように、時刻を表示する時計モジュール（図示省
略）が内部に収納される時計ケース本体１と、この時計
ケース本体２に回転可能に取り付けられた回転ベゼル２
とを備えている。時計ケース本体１の上面には、ガラス
パッキン３を介して時計ガラス４が嵌め込まれており、
この時計ガラス４を介して時計モジュールの表示板（図
示省略）が透視可能となっている。回転ベゼル２は第１
の回転ベゼル２１と、第２の回転ベゼル２２との２部材
からなり、いずれの回転ベゼル２１，２２もそれぞれＯ
リング５，６を介して時計ケース本体１の側面部分に回
転可能に設けられいる。本実施例において、第１の回転
ベゼル２１が上方に位置し、第２の回転ベゼル２２が下
方に位置するように積層状に並設されている。第１の回
転ベゼル２２は回転ベゼル本来の機能を備えるものであ
り、その内面部分からは時計ガラス４方向に延びるリッ
プ片２１ａが一体的に形成され、このリップ片２１ａ上
面に両面接着テープなどの接着剤７を介してパネル８が
取り付けられている。そして、このパネル８上面には、
タイマ時刻表示などの所定の表示が印刷されており、第
１の回転ベゼル２１を回転操作することにり、タイマ設
定等が可能となっている。
【００１０】また、第１の回転ベゼル２１の下面には、
その回転を規制するための凹凸部２３が形成されてい
る。図４はこの凹凸部２３を示し、一方向に傾斜する鋸
歯２４を第１の回転ベゼル２１下面に設けることにより
構成されている。かかる第１の回転ベゼル２１の凹凸部
２３には板ばね１０が係合することにより、同ベゼル２
１の回転が規制される。板ばね１０は、図１に示すよう
に第２の回転ベゼル２２の下方に位置するようにケース
本体１に取り付けられている。図３はこの板ばね１０を
示し、全体がリング状に形成されると共に、その円周上
の所定位置にはケース本体１の突起部（図示省略）が挿
入されるスリット１２が形成されることにより、板ばね
１０はケース本体１に対して回転しないように取り付け
られる。また板ばね１０の円周上の対向位置には第１の
回転ベゼル２１の凹凸部２３に係合するフック片１１が
形成されている。フック片１１は板ばね１０を部分的に
切り欠くと共に、この切欠き部分を上方に起立させるこ
とにより形成され、これによりフック片は第１の回転ベ
ゼル２１の凹凸部２３への係合方向に弾性変形するばね
性が付与されている。そして、このフック片１１が凹凸
部２３に係合すると、第１の回転ベゼル２１は一方向に
のみ回転し、反対方向への回転が規制される。また、こ
のフック片に対して第２の回転ベゼル２２の回転を調整
することにより、後述する図５に示すように第１の回転
ベゼル２１の正逆両方向の回転が規制される。従って、
前者の規制状態では板ばね１０のフック片１１は回転方
向規制部材として作用し、後者の規制状態では回転規制
部材として作用する。
その回転を規制するための凹凸部２３が形成されてい
る。図４はこの凹凸部２３を示し、一方向に傾斜する鋸
歯２４を第１の回転ベゼル２１下面に設けることにより
構成されている。かかる第１の回転ベゼル２１の凹凸部
２３には板ばね１０が係合することにより、同ベゼル２
１の回転が規制される。板ばね１０は、図１に示すよう
に第２の回転ベゼル２２の下方に位置するようにケース
本体１に取り付けられている。図３はこの板ばね１０を
示し、全体がリング状に形成されると共に、その円周上
の所定位置にはケース本体１の突起部（図示省略）が挿
入されるスリット１２が形成されることにより、板ばね
１０はケース本体１に対して回転しないように取り付け
られる。また板ばね１０の円周上の対向位置には第１の
回転ベゼル２１の凹凸部２３に係合するフック片１１が
形成されている。フック片１１は板ばね１０を部分的に
切り欠くと共に、この切欠き部分を上方に起立させるこ
とにより形成され、これによりフック片は第１の回転ベ
ゼル２１の凹凸部２３への係合方向に弾性変形するばね
性が付与されている。そして、このフック片１１が凹凸
部２３に係合すると、第１の回転ベゼル２１は一方向に
のみ回転し、反対方向への回転が規制される。また、こ
のフック片に対して第２の回転ベゼル２２の回転を調整
することにより、後述する図５に示すように第１の回転
ベゼル２１の正逆両方向の回転が規制される。従って、
前者の規制状態では板ばね１０のフック片１１は回転方
向規制部材として作用し、後者の規制状態では回転規制
部材として作用する。
【００１１】前記第２の回転ベゼル２２はこの板ばね１
０と第１の回転ベゼル２１との間で回転するようになっ
ている。この第２の回転ベゼル２２の一部にはフック片
１１の長さよりもやや長い開口を有する開口部２５が形
成され（図２および図４参照）、その回転で開口部２５
が板ばね１０のフック片１１との対向部位に位置する
と、フック片１１が開口部２５内に侵入してフック片１
１の先端が第１の回転ベゼル２１の凹凸部２３に係合す
る。これにより第１の回転ベゼル２１は一方向のみ回転
可能となる。この状態から第２の回転ベゼル２２をさら
に回転すると、同ベゼル２２はフック片１１を押し倒
し、これによりフック片１１が反係合方向に離脱し、第
１の回転ベゼル２１が正逆両方向へ回転自由状態とな
る。従って、第２の回転ベゼル２２はフック片１１によ
る第１の回転ベゼル２１の回転規制を解除する解除部材
として作用する。
０と第１の回転ベゼル２１との間で回転するようになっ
ている。この第２の回転ベゼル２２の一部にはフック片
１１の長さよりもやや長い開口を有する開口部２５が形
成され（図２および図４参照）、その回転で開口部２５
が板ばね１０のフック片１１との対向部位に位置する
と、フック片１１が開口部２５内に侵入してフック片１
１の先端が第１の回転ベゼル２１の凹凸部２３に係合す
る。これにより第１の回転ベゼル２１は一方向のみ回転
可能となる。この状態から第２の回転ベゼル２２をさら
に回転すると、同ベゼル２２はフック片１１を押し倒
し、これによりフック片１１が反係合方向に離脱し、第
１の回転ベゼル２１が正逆両方向へ回転自由状態とな
る。従って、第２の回転ベゼル２２はフック片１１によ
る第１の回転ベゼル２１の回転規制を解除する解除部材
として作用する。
【００１２】次に本実施例の作動を説明する。第２の回
転ベゼル２２の開口部２５が板ばね１０のフック片１１
との対向部位に位置していない状態では、図１に示すよ
うに第１の回転ベゼル２１は自由状態のため、正逆両方
向に回転可能となっている。一方、第２の回転ベゼル２
２を回転して、その開口部２５を板ばね１０のフック片
１１上に位置させると、フック片１１が起立方向に弾性
変形するため、図２および図４に示すように、その先端
部が第１の回転ベゼル２１の凹凸部２３に弾性的に係合
する。これにより第１の回転ベゼル２１は係合方向と反
対方向（図４における矢印Ａと反対方向）への回転が規
制され、第１の回転ベゼル２１は一方向（図４における
矢印Ａ方向）のみの回転が可能となる。そして、この状
態で第２の回転ベゼル２１を矢印Ａ方向に回転させる
と、フック片１１を押し倒すため、フック片１１は開口
部２５から抜け出て、第１の回転ベゼル２１とのと係合
状態から離脱する。これにより、第１の回転ベゼル２１
の正逆両方向の回転が可能となる。
転ベゼル２２の開口部２５が板ばね１０のフック片１１
との対向部位に位置していない状態では、図１に示すよ
うに第１の回転ベゼル２１は自由状態のため、正逆両方
向に回転可能となっている。一方、第２の回転ベゼル２
２を回転して、その開口部２５を板ばね１０のフック片
１１上に位置させると、フック片１１が起立方向に弾性
変形するため、図２および図４に示すように、その先端
部が第１の回転ベゼル２１の凹凸部２３に弾性的に係合
する。これにより第１の回転ベゼル２１は係合方向と反
対方向（図４における矢印Ａと反対方向）への回転が規
制され、第１の回転ベゼル２１は一方向（図４における
矢印Ａ方向）のみの回転が可能となる。そして、この状
態で第２の回転ベゼル２１を矢印Ａ方向に回転させる
と、フック片１１を押し倒すため、フック片１１は開口
部２５から抜け出て、第１の回転ベゼル２１とのと係合
状態から離脱する。これにより、第１の回転ベゼル２１
の正逆両方向の回転が可能となる。
【００１３】図５は第２の回転ベゼル２２の回転操作の
変形例を示す。図５の状態は図４に示す状態から第２の
回転ベゼル２２を矢印Ａ方向と反対方向に幾分、逆回転
したものであり、第２の回転ベゼル２２の開口部２５の
端面部分が起立状態の板ばね１０のフック片１１を押圧
している。この状態ではフック片１１が起立方向に押圧
されて第１の回転ベゼル２１の凹凸部２３に強固に係合
するため、第１の回転ベゼル２１は正逆いずれの方向の
回転も規制された回転ロック状態となる。
変形例を示す。図５の状態は図４に示す状態から第２の
回転ベゼル２２を矢印Ａ方向と反対方向に幾分、逆回転
したものであり、第２の回転ベゼル２２の開口部２５の
端面部分が起立状態の板ばね１０のフック片１１を押圧
している。この状態ではフック片１１が起立方向に押圧
されて第１の回転ベゼル２１の凹凸部２３に強固に係合
するため、第１の回転ベゼル２１は正逆いずれの方向の
回転も規制された回転ロック状態となる。
【００１４】従って、このような本実施例では、第２の
回転ベゼル２２の回転操作の調整により、第１の回転ベ
ゼル２１の一方向の回転の規制、正逆両方向の回転の規
制、回転不可能な状態の規制を選択することができるた
め、使用上便利となり、誤動作もなくなる。
回転ベゼル２２の回転操作の調整により、第１の回転ベ
ゼル２１の一方向の回転の規制、正逆両方向の回転の規
制、回転不可能な状態の規制を選択することができるた
め、使用上便利となり、誤動作もなくなる。
【００１５】図６は本発明の別の実施例を示し、前記実
施例との対応部位には同一の符号を付してある。この実
施例では回転ベゼル２を構成する第１の回転ベゼル２１
および第２の回転ベゼル２２が横方向に並設されてい
る。すなわち、第１の回転ベゼル２１が外側に、また第
２の回転ベゼル２２が内側に設けられ、第１の回転ベゼ
ル２１の回転を規制する板ばね１０が第２の回転ベゼル
２２のさらに内側に位置するようにケース本体１に取り
付けられている。この実施例においても、第２の回転ベ
ゼル２２の回転調整により、第１の回転ベゼル２１の一
方向への回転規制または両方向への回転規制を行うこと
ができる。なお、この実施例では第１の回転ベゼル２１
を内側に、第２の回転ベゼル２２を外側に設けても、同
様に作用することができ、設計上の自由度が拡大する。
施例との対応部位には同一の符号を付してある。この実
施例では回転ベゼル２を構成する第１の回転ベゼル２１
および第２の回転ベゼル２２が横方向に並設されてい
る。すなわち、第１の回転ベゼル２１が外側に、また第
２の回転ベゼル２２が内側に設けられ、第１の回転ベゼ
ル２１の回転を規制する板ばね１０が第２の回転ベゼル
２２のさらに内側に位置するようにケース本体１に取り
付けられている。この実施例においても、第２の回転ベ
ゼル２２の回転調整により、第１の回転ベゼル２１の一
方向への回転規制または両方向への回転規制を行うこと
ができる。なお、この実施例では第１の回転ベゼル２１
を内側に、第２の回転ベゼル２２を外側に設けても、同
様に作用することができ、設計上の自由度が拡大する。
【００１６】本発明は上記実施例に限定されることな
く、種々変更が可能である。例えば、第１の回転ベゼル
２１の回転規制を解除する部材として、即ち板ばねの規
制解除を行うための部材として第２の回転ベゼル２２で
はなく摘みやレバー部材を別に設けても良い。また、回
転ベゼルの回転を規制する規制部材として板ばねを使用
することなく、他の機構、例えばラチェットなどを使用
しても良く、この規制部材の位置や規制解除部材の位置
を任意に変更することができる。さらに本発明は腕時計
以外の機器、例えば磁石の回りに方位角度数値が印刷さ
れたベゼルを有するコンパス装置あるいは望遠鏡の旋回
を行う三脚装置などにも同様に適用することができる。
く、種々変更が可能である。例えば、第１の回転ベゼル
２１の回転規制を解除する部材として、即ち板ばねの規
制解除を行うための部材として第２の回転ベゼル２２で
はなく摘みやレバー部材を別に設けても良い。また、回
転ベゼルの回転を規制する規制部材として板ばねを使用
することなく、他の機構、例えばラチェットなどを使用
しても良く、この規制部材の位置や規制解除部材の位置
を任意に変更することができる。さらに本発明は腕時計
以外の機器、例えば磁石の回りに方位角度数値が印刷さ
れたベゼルを有するコンパス装置あるいは望遠鏡の旋回
を行う三脚装置などにも同様に適用することができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、回転方向規制部材または回転
規制部材により回転ベゼルの一方向または正逆両方向の
回転を規制すると共に、解除部材によりこの規制を解除
して回転ベゼルを回転するようにしたため、簡単な構造
で使用上便利な機器ケースとすることができる。
規制部材により回転ベゼルの一方向または正逆両方向の
回転を規制すると共に、解除部材によりこの規制を解除
して回転ベゼルを回転するようにしたため、簡単な構造
で使用上便利な機器ケースとすることができる。
【図１】本発明の一実施例の断面図。
【図２】本発明の一実施例の作動の断面図。
【図３】板ばねの平面図。
【図４】作動の詳細を示す部分断面図。
【図５】別の作動の詳細を示す部分断面図。
【図６】本発明の別の実施例の断面図。
１ ケース本体 ２ 回転ベゼル １０ 板ばね １１ フック片 ２１ 第１の回転ベゼル ２２ 第２の回転ベゼル ２３ 凹凸部
Claims (3)
- 【請求項１】 ケース本体に回転可能に設けられ、少な
くとも一面に凹凸部が形成された回転ベゼルと、この回
転ベゼルの前記凹凸部に係合してその回転方向を一方向
に規制する回転方向規制部材と、この回転方向規制部材
による前記凹凸部への係合を解除して回転ベゼルを正逆
両方向に回転可能とする解除部材とを備えていることを
特徴とする回転ベゼル付機器ケース。 - 【請求項２】 ケース本体に並列状態で回転可能に設け
られた第１および第２の回転ベゼルと、この第１の回転
ベゼルとの係合方向に弾性変形するようにケース本体に
取り付けられ、第１の回転ベゼルとの係合により第１の
回転ベゼルの回転方向を一方向に規制する板ばねとを備
え、前記第２の回転ベゼルは前記板ばねの弾性変形を許
容する開口部を有すると共に、前記板ばねを第１の回転
ベゼルとの係合状態から離脱させるように回転すること
を特徴とする回転ベゼル付機器ケース。 - 【請求項３】 ケース本体に並列状態で回転可能に設け
られた第１および第２の回転ベゼルと、この第１の回転
ベゼルとの係合方向に弾性変形するようにケース本体に
取り付けられ、第１の回転ベゼルとの係合により第１の
回転ベゼルの回転を規制する板ばねとを備え、前記第２
の回転ベゼルは前記板ばねの弾性変形を許容する開口部
を有すると共に、前記板ばねを第１の回転ベゼルとの係
合状態から離脱させるように回転することを特徴とする
回転ベゼル付機器ケース。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3163563A JP3027840B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 回転ベゼル付機器ケース |
| US07/892,041 US5319617A (en) | 1991-06-07 | 1992-06-02 | Apparatus case with a rotatable member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3163563A JP3027840B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 回転ベゼル付機器ケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04361192A JPH04361192A (ja) | 1992-12-14 |
| JP3027840B2 true JP3027840B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=15776285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3163563A Expired - Fee Related JP3027840B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 回転ベゼル付機器ケース |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5319617A (ja) |
| JP (1) | JP3027840B2 (ja) |
Families Citing this family (29)
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