JP6741397B2 - 携帯時計側及び時計 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯時計側のまたは携帯時計側用の回転式又は回転ベゼル装置に関する。本発明はまた、当該装置を含む携帯時計側に関する。本発明は更に、当該携帯時計側または当該装置を含む、時計、特に携帯時計に関する。
特許文献1は、例えば時と分といった2つの異なる時刻表示を表示可能にするために、2つの時間尺度に合わせて目盛を付けた2つの同心のベゼルが備えられた携帯時計側を開示する。この解決策は、携帯時計側に非常に大きな外観上の影響を与えるという問題がある。
特許文献2及び特許文献3は、要求に応じて作動され、時刻情報の表示専用のベゼルを一方向または二方向に回転可能とする解決策を開示する。具体的には、これらの解決策は、不必要なベゼルの回転により表示された時刻情報が歪められる危険性があるため、不必要なベゼルの回転を防止するよう設計されたロック装置に関連する。これらの解決策により、ベゼルは追加機能を実行することはできない。
他の文献は、制御または調整部材または選択部材としても動作する回転式ベゼルを開示する。特許文献4は、補助制御部材により、軸位置をロックするよう設計されたベゼルを開示する。特許文献5は、時刻情報、特に時計の時間帯を設定可能なベゼルに関連する。特許文献6は、修正機能のセレクタとして動作するベゼルを開示する。こうした構造そのものにより、ベゼルは追加機能を実行することはできない。
特許文献7は、双機能ベゼルであって、その機能の一方または他方が選択部材の軸位置によって作動される双機能ベゼルを開示する。第一の機能は、ムーブメントの巻戻し機能であり、第二の機能は時刻設定の機能である。2つの機能間の切替は、従来の基本ムーブメントの機構により可能とされる。このためベゼルは、基本ムーブメントの歯車列と常時噛合する。本解決策の問題の一つは、例えば時刻情報または時刻から派生する時刻情報を提示するために制限なく回転できるように、基本ムーブメントとの係合を解くことができないことにある。
先行技術に鑑み、携帯時計側のベゼルは各種機能を発揮することが可能であることがわかった。ベゼルは、表示部材として動作する、または調整、制御または選択部材を構成することができる。ベゼルはまた、時計ムーブメントの内部にあるクラッチ装置の起動により2つの時計機能を制御する部材を構成することもできる。ベゼルはまた潜在的に、その回転の起動の可否を決める、携帯時計側に付属する装置を伴うことができる。
スイス特許出願公開第308601号 米国特許第7434984号 米国特許第7572049号 欧州特許出願公開第1777598号 国際特許出願公開第2004/053599号 欧州特許出願公開第2012199号 国際特許出願公開第97/39386号
本発明の目的は、上記不利益を解消することを可能とする装置を提供し、先行技術から知られる回転式ベゼルを改善することである。具体的には、本発明は、いくつかの機能を果たすことができる回転式ベゼル装置、即ち、特に時刻情報または時刻から派生する情報を表示する機能を追加で果たすことが可能な、時計ムーブメント内に含まれる時刻機構の調整機能または選択機能を果たすことが可能な、回転式ベゼル装置を提供する。
本発明の態様の1つによれば、携帯時計側は請求項に規定される。
当該携帯時計側の様々な実施形態は、請求項2から23に規定される。
本発明の態様の1つによれば、時計は請求項24に規定される。
添付図面は、本発明による回転式ベゼル、及び当該回転式ベゼルを含む時計のいくつかの実施形態と実施例のいくつかの変形例を一例として図示する。
本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第2変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第2変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第2変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第2変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第2変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第2変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第2変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第3変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第3変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第3変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第3変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第1実施形態の第3変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第2実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第2実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第2実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第2実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第2実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第2実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第2実施形態の第1変形例の図である。 本発明による回転式ベゼルの第2実施形態の第1変形例の図である。
本発明によれば、携帯時計側の回転式ベゼルは、補助制御部材の作動により、二つの別個の機能を果たすことができる。これらの機能は、例えば、表示、調整、巻き上げ、または選択などもあり得る。このようなベゼルは、腕時計の表示及び/または調節手段を増加すること、また同時に携帯時計側への外観に対する影響を最小限にすることを可能とする。好ましくは、ベゼル制御部材は時計の竜頭であり、携帯時計の装着者に装置の組み込みが見えないようになっている。
このようなベゼルは、時計ムーブメント外部のクラッチの影響に基づき、当該ベゼルが実行可能な二つの機能の一方または他方の作動を可能とする。
各種構造で図示される本発明において、第一の時刻表示を表示及び調整するよう設計された携帯時計ベゼルは、時計の竜頭の軸位置に応じて、例えば、修正機能を選択または第二の時刻情報を修正することができ、第二の時刻表示は第一の時刻表示から派生してもよいし、しなくてもよい。
本発明による時計110の第1実施形態の第1変形を、図1から10に基づき以下に説明する。時計は特に携帯時計、具体的には腕時計である。時計は、1つ以上の時計機構112を含む携帯時計ムーブメント113を包含する携帯時計側111からなる。
携帯時計側は、胴CA、裏蓋FD、クリスタルGL、及び回転式ベゼル装置11Lからなる。
回転式ベゼルまたは回転ベゼル装置11Lは、第一回転リングB1、第二回転リングB2、及び第一回転リングと第二回転リングとを運動学的に結合可能とする第一機械的結合要素C1とからなる。
このため、少なくとも2つの環状リングB1、B2は制御部材COの動作により、回転して相互に結合または分離することができる。この制御部材COは、時計ムーブメント外にある、第一機械的要素またはカムC1を介してベゼル11Lを作動させる。ここでカムとは、移動可能な部品の移動を阻止または許容可能な、全ての機械的要素を意味する。第1実施形態では、このカムC1は、レバーまたは杼の形状を取り得る。ここでレバーとは、回転運動可能な、少なくとも1つのアームを有する全ての機械的要素を意味する。ここで杼とは、直線運動可能な全てのカムを意味する。
有利なことに、第一回転リングは、第二回転リングを軸方向に及び/または径方向に、覆う及び/または隠すように、配置される。
第1実施形態では、リングB1、B2は第一カムC1の直接的または間接的作動により、互いに回転固定される。説明される全ての実施形態の変形例においてまた全ての実施形態において、ベゼル制御部材COは時計の竜頭である。しかしながら、この部材は、例えば押しボタンや補助ベゼルといった、他の種類または構造であってもよい。
図1に示す第1実施形態の第1変形例において、第一カムC1は竜頭COの軸位置に応じて胴CAに対して回転して移動することができる。この第一カムC1は、リングB2上に装着され、その角距離は、図7に示すように、胴の環状座SA上に配置されたバネ装填球RB2と協働するように設計された切欠DRB2により定義される。第一カムC1はここでは、図3及び6に示すように、ピンPC1周りを旋回するレバーの形状を取る。
竜頭COが図2、3の構成のようにねじ込まれた場合、リングB2をより少ない遊びで胴CAへ固着するように、カムC1の第一端部を胴に形成された切欠DCAに拘束することになり、このように障害物を設けることで、リングB2が胴に対して回転することを防止する。この構成において、時刻表示板DISに対して固定されたリングB1は、携帯時計の装着者によりリングB2が作動されたとき、リングB2に対して回転することができる。このため、第一回転リングB1は、時刻を指示または時刻の派生物を指示する刻印または指針、特に少なくとも針といった時刻を指示または時刻の派生物を示す部材の一つと協働することを意図した時刻を指示または時刻の派生物を指示する刻印または指針を含む。
ベゼル装置は、第一及び第二回転リング間の段刻みを可能とする第一段刻み要素を含む。第一段刻み要素は、バネRB1、例えば三角バネRB1と、例えばリングの一つの座面に形成された歯列DRB1を含む。三角バネは、第一回転リング上に、またはそれぞれ第二回転リング上に装着することができ、第二回転リング上に、または別には第一回転リング上に作成された造形、特に円形突出部と接触することにより協働する。リングB1の角距離は、図4及び5で示すように、段刻み要素により、特にペグGRB1の介在によりリングB1と一体に回転するバネRB1により、定義される。バネは、図4に示すように、リングB2の座面上に形成可能な歯列DRB1と協働することを意図した円形突出部LRB1を有する三角バネであってもよい。このため、竜頭COがねじ込まれた場合、第一リングB1は第二リングB2に対して、バネRB1と歯列DRB1とにより定義されるn個の段刻みを有する。例として、歯列DRB1はここでは、図1及び5に示すようにベゼル11Lの板DISに添付された24時間目盛に表示された時刻を指示及び調節するためのn=24個の歯または円形突出部からなる。
図6に示すように、竜頭COが緩められた場合、図6に模式的に図示された戻りバネCR1の影響により作動されるカムC1の第二端部は、リングB1の周囲に形成されたm個の切欠DB1の1つに格納され、リングB1とB2を回転固定する。好ましくはmはnに等しい。バネRB1が行う段刻みはこれにより取り消され、図7に示すように、リングB2のバネ装填球RB2と切欠DRB2により定義される段刻みに移行する。このため、ベゼル装置は、より一般的にはベゼル装置を包含する携帯時計側は、第二回転リングB2と胴CA間の段刻みを実行可能な第二段刻み要素を含む。第二段刻みは、リングB2の例えば座に形成されたM個の切欠DRB2の一つに格納されるよう設計された、一つ以上のバネ装填球RB2を含んでいてもよい。
このため、竜頭COが緩められた場合、ベゼル11Lと胴の間の段刻みは、バネRB2及びM個の切欠DRB2により定義されるN個の段刻みを有する。Nは、nと等しくてもよい。または、Nはnと異なってもよい。
好ましくは、第二回転リングB2は、第二回転リングを時計ムーブメント113の機構112、特に修正または選択機構と運動学的に結合可能とする、第二機械的結合要素GB2を含む。有利なことに、第二結合要素は、図8及び9に示すように、胴CA内で軸AX周りを旋回するシャフトARと噛合可能なピンGB2を含む。このシャフトARは、そのカムCARを介して、時計ムーブメント113の機構112を作動可能である。
機構は、ムーブメントの機構を選択するカム、または時刻表示または時刻から派生する表示を修正するランナーを含んでもよい。このため、竜頭COが緩められた場合、ベゼル11Lは例えば時刻表示または時刻から派生する表示の選択部材または調節部材を構成してもよい。特に、この構成では、ユーザーがベゼルに対して行った行為は、第一及び第二リングを胴に対して回転させ、これによりシャフトARを回転させて機構112を作動させる。
有利なことに、ベゼル11Lが移動する円弧はこの場合厳密には360°より小さく、または竜頭COが緩められた場合には180°より小さい。この角度範囲は、図9に示すように、リングB2のピンGB2と、胴CAの環状座SA上に形成された切欠DGB2の端部と、により定義される。
第二回転リングを時計ムーブメント113の機構112と運動学的に結合可能とする第二機械的結合要素は、異なる構造であってもよい。例えば、第二機械的結合要素は、シャフトAR上に設けられた補完歯列と協働することを意図した係合歯列であってもよい。
好ましくは、リングB2、リングB1、リングB1を支持する板DISがリングB2が回転される前にとっていた角位置に戻されない限り竜頭COをねじ込めないように、リングB2上には環状縁JB2が設けられる。この構造はまた、カムC1を竜頭COに対向するよう再配置可能とし、これにより竜頭をねじ込むことでカムC1を胴CAに固定し、またリングB2を指示しまた胴に対してその位置に留めることになる。
このため、第1実施形態の第1変形例では、第一機械的結合要素は、第一回転リングB1と第二回転リングB2との相互の回転動作を独立可能な第一構成、特に図3に示す第一位置、と、第一回転リングB1と第二回転リングB2とを運動学的に連結させる第二構成、特に図6に図示する第二位置、とを有する。第一機械的結合要素は、その第二構成において、特に第二位置において、第一回転リングと第二回転リングをより少ない遊びで固定する、即ち第一及び第二リングを互いに動かないようにすることができる。
この第1変形例では、携帯時計側は第一機械的結合要素と協働するよう設計された制御部材CO、特に竜頭を含み、制御部材の構成、特に位置が、第一結合要素の構成、特に位置、を決定する。
第1実施形態の第1変形例において、ベゼル装置は、胴と第二回転リングB2とが運動学的に結合可能となる第一構成、特に図3に示す第一位置と、第二回転リングB2の胴に対する回転動作を自由とする第二構成、特に図6に図示する第二位置と、を有する第三機械的結合要素を含むことに言及する。第三機械的結合要素は、その第一構成、特にその第一位置において、胴と第二回転リングとをより少ない遊びで結合する、即ち第二リングを胴上に動かないようにすることができる。第三機械的結合要素は、その第二構成、特にその第二位置において、第一及び第二リングをより少ない遊びで固定することができる。第三機械的結合要素は、第一機械的結合要素同様、カムC1、特にレバーC1を含む。
別段の記載がない限り、他の変形及び/または他の実施形態において、第1変形において第一の要素を示すために用いた参照番号と同じ参照番号で示された第二の要素は、当該第一の要素と同一の機能及び/または同一の構造を有する。
他の変形と第一実施例の別形を区別する要素は、以下に説明する。
本発明による時計120の第一実施例の第二変形例を、図11から17に基づき以下に説明する。時計は特に携帯時計、具体的には腕時計である。時計は、1以上の時計機構を含む時計ムーブメントを包含する携帯時計側121からなる。
携帯時計側は、胴CA、裏蓋FD、クリスタルGL、及び回転式ベゼル装置12Lからなる。
回転式ベゼルまたは回転ベゼル装置12Lは、第一回転リングB1、第二回転リングB2、及び第一回転リングと第二回転リングとを運動学的に結合可能な第一機械的結合要素C1、RB1、DGRB1、GRB1、LRB1、DRB1、 C2、DC2からなる。
第一実施例の第二変形において、カムC1及びバネRC1は胴CA内に配置され、竜頭COに対して同軸上に装着される。カムC1は、 バネRC1及び竜頭COの影響の下、胴に対して直線運動可能な杼である。このカムは、図12に図示するように、カムC1の突起S11を収容するよう設計された、胴CA内に作成された切欠DCAにより角度的に支持される。
図12から14に図示するように、竜頭COをねじ込む場合、リングB2は、カムC1の突起SC1がリングB2の環状縁JB2内に設けられた切欠DB2に収容されることで、カム1の影響により、回転を阻止される。
当該第二変形例において、回転式ベゼル装置は、第一及び第二リング間の段刻みを実施可能とする第一段刻み要素を含む。第一段刻み要素は、ピンGRB1を介在してリングB2上に装着されたバネ、特に三角バネRB1を含む。バネの円形突出部LRB1は、図14に図示するようにリングB1の周囲に形成された内部歯列DRB1と協働するよう設けられる。このため、竜頭COをねじ込む場合、三角バネのピンGRB1は、リングB2の表面に形成された横長の形の切欠DGRB1内を移動可能であり、これによりリングB1をリングB2に対して回転し、n個の段刻みを超えて段刻みすることを可能とする。
竜頭COが緩められることにより、図15から17に図示するように、リングB2が自由となり回転可能となり、リングB2がリングB1とバネRB1の動作の影響の下で回転駆動される。リングB2が回転をはじめると、三角バネRB1の移動は、胴CAに固定されたワッシャC2経由で取り消され、胴の切欠DC2の寸法は、バネのピンGRB1の径方向への移動を阻止する。このため、リングB1及びB2は、相互に完全に回転固定される。
この実施形態の変形例において、ワッシャC2は、突起SC2経由で胴に固定され指示され、突起SC2は胴CA上に固着されるバンドAの周囲に形成される切欠DAに挿入される。
実施形態の第1変形例と同様、携帯時計側はリングB2を胴に対して段刻みする、第二段刻み要素を含む。この第二段刻み要素は、図11に示すように、リングB2の切欠DRB2と協働するバネ充填球RB2を含む。このため、竜頭COが緩められた場合、ベゼル12Lは、バネRB2と切欠DRB2とで規定されるN個の段刻みに亘り段刻みされる。このNの数は、バネRB1及び歯列DRB1により定義される段刻みの数であるnと同一であっても同一でなくてもよい。
実施形態の第1変形例と同様、回転式ベゼル装置は、リングB2と時計機構との間を結合する第二要素を含む。この第二結合要素は、リングB2上に設けられた、胴CA内で旋回するシャフトと係合可能なピンGB2を含み、このためベゼルは時刻表示の調整用または時刻から派生した表示の調整用部材を構成することができる。ベゼル12Lが移動する円弧は、ここでは厳密には360°より小さく、または竜頭COが緩められた場合、180°よりも小さい。この角度範囲は、ワッシャC2の切欠DC2の数、分布及び角度範囲により特に定められる。環状縁JB2もまたリングB2の周囲に設けられ、これにより竜頭のねじ込みは、リングB2の切欠DB2がカムC1に対向するときのみ実行可能となる。
第1実施形態の第二変形例においては、ベゼル装置は、胴と第二回転リングB2とを運動学的に結合可能とする第一構造、特に第一位置と、胴に対する第二回転リングB2の回転を自由とする第二構造、特に第二位置と、を有する第三機械的結合要素を含むことに言及する。第三機械的結合要素は、その第一構造、特に第一位置において、胴と第二回転リングとをより少ない遊びで固定する、即ち第二リングを胴上に動かないようにすることができる。第三機械的結合要素は、杼C1を含む。
本発明による時計130の第一実施例の第三変形例を、図18から図22を参照しながら以下に説明する。時計は特に携帯時計、具体的には腕時計である。時計は、1以上の時計機構132を含む時計ムーブメント133を包含する携帯時計側131からなる。
携帯時計側は胴CA、裏蓋FD、クリスタルGL、及び回転式ベゼル装置13Lからなる。
回転式ベゼルまたは回転ベゼル装置13Lは、第一回転リングB1、第二回転リングB2、及び第一回転リングと第二回転リングとを運動学的に結合可能とする第一機械的結合要素C1、RB1、LRB1、SRB1、C2、DC2からなる。
第1実施形態の第三変形において、リングB2は360°以上回転可能である。バネRB2、特に三角バネRB2は、ピンGRB2の介在を通じてリングB2に対して回転固定されており、ピンGRB2はリングB2の横長の切欠DGRB2内を移動可能に設計されている。いる。
胴CA上に直接固着されたワッシャC2は、一方では、三角バネRB2の円形突出部LRB2と協働するよう設計された歯列DRB2を有し、他方では、第二変形と同様、リングB2が回転駆動されたときに三角バネRB1の動作を取り消すよう設計された手段DC2を有する。図18から図22で図示された実施形態の特定の変形では、歯列DRB2の歯と手段DC2とは合致する。あるいは、ワッシャC2の周囲、特に外周に2段で段付けを行い、歯列DRB2を一段目に、手段DC2を二段目に形成し、またはその逆に形成してもよい。
有利なことに、バネRB2、特にワッシャC3の横長の形切欠DGRB2’内を移動可能に設計されているピンGRB2の介在を通じてリングB2に回転の意味で固定されているリングC3は、バネRB1、RB2の適切な組み付け及び機能性を可能とするために提供される。
図19に示すように竜頭COをねじ込むと、リングB1は、第二変形と同様、カムC1を介して胴に固定されているリングB2に対して回転駆動可能となる。当該構成において、バネRB1の円形突出部LRB1に設けられた突起SRB1は、当該目的のために構成された歯列DRB2のN個の凹部内を移動可能である。
Nは、バネRB2と歯列DRB2とで定義された段刻みの数に対応する。Nは好ましくはnの倍数または因数であり、ここでnはバネRB1と歯列DRB1とで定義される段刻みの数である。
図18から図22に示す実施形態の特定の変形において、歯列DRB1及びDRB2は同数の歯を有する。バネRB1と協働するよう設計された歯列DRB1は、ベゼルLの板DISに添付された24時間目盛に表示された第一時刻表示を指示及び調節するための24個の歯からなり、バネRB2と協働するよう設計された歯列DRB2は、例えば第一時刻表示から派生する第二時刻表示を調整する24個の段刻みからなる。前述の変形と同様、当該目的のためリングB2はピンGB2を有し、ピンGB2は、ムーブメント133の機構132、特に第二時刻情報を調整するランナー、と歯合する胴CA内を旋回するシャフトARを作動可能である。
竜頭COをゆるめることで、カムC1とバネRC1の影響下、リングB2が自由となり、リングB2はベゼル13Lにより回転駆動可能となる。ベゼル13Lの回転駆動により、三角バネRB1の突起SRB1及び円形突出部LRB1の移動は、歯列DRB2の歯、特に歯の頂点、により、及び歯列DRB1の歯により、360°/Nに実質的に等しい角度振幅に亘り、それぞれ取り消されることができる。このため、竜頭COが緩められ、ユーザーがベゼルを操作した場合、リングB1はバネRB1の作用を介してリングB2を回転駆動し、リングB1、B2は回転により接合または相互に動かないようにする。
当該変形例において、第一機械的結合要素は、カムC1、ワッシャC2、及び歯列DRB2、バネRB1、及び歯列DRB1からなる。
当該変形例において、第二機械的結合要素はピンGB2と可能であればシャフトARからなる。
当該変形例において、第三機械的結合要素はカムC1、特に突起SC1及びリングB2、特にリングB2の開口部DB2、からなる。
当該変形例において、第一段刻み要素はバネRB1及び歯列DRB1からなる
当該変形例において、第二段刻み要素はバネRB2及び歯列DRB2からなる。
あるいは、第一機械的結合要素は、バネRB1が発生するトルクが明らかにトルクRB2が発生するトルクより大きい場合、カムC1、バネRB1及び歯列DRB1のみからなってもよい。実施形態の当該変形例において、バネRB1はバネRB1の円形突出部LRB1のそれぞれに形成される突起SRB1を省いてもよく、バネRB1は、竜頭COが緩められるとリングB1の歯列DRB1の2つの歯の間にそれぞれ落下する円形突出部LRB1のみを介してリングB1に固定される。
説明した実施形態の変形例のそれぞれにおいて、リングB1、B2はそれぞれバネRB1、RB2及び歯列DRB1、DRB2により段刻みされる。しかしながら、少なくとも一つのリングが段刻みきのないベゼルを用いることも完全に可能である。
実施形態の第2及び第3変形例において、ワッシャC2の幾何学的形状DC2は、バネRB1及びリングB1の歯列DRB1間の段刻みを取り消すよう設計されている。ワッシャC2は、バネRB1及び歯列DRB1が発生するより多くのトルクがバネRB2及び歯列DRB2が発生するトルクよりも明らかに大きい場合、及びリングB2が360°を超えて回転可能な場合に、任意となる。
実施形態の各変形例において、リングB1、B2は両方向に回転駆動可能である。もちろん、バネRB1、RB2及び歯列DRB1、DRB2は、リングB1及び/またはリングB2を回転の一方向のみに移動するよう構成されてもよい。
時計の第二実施形態において、リングB1及びB2は歯付きである。両リングは、少なくとも1つの中間車RBC1により運動学的に結合可能である。中間車は、レバー上または補助リングBC1上で旋回可能である。レバーまたは補助リングは、カムC1及び/またはバネRC1を介して直接的にまたは間接的に作動される。第1実施形態同様、カムC1は制御部材CO、特に竜頭により操作される。
本発明の時計210の第二実施形態の第1変形例を、図23から30に基づき以下に説明する。時計は、特に携帯時計、具体的には腕時計である。時計は、1つ以上の時計機構212を含む時計ムーブメント213を包含する携帯時計側211からなる。
携帯時計側は、胴CA、裏蓋FD、クリスタルGL、及び回転式ベゼル装置21Lからなる。
回転式ベゼルまたは回転ベゼル装置21Lは、第一回転リングB1、第二回転リングB2、及び第一回転リングと第二回転リングとを運動学的に結合可能とする第一機械的結合要素BC1、RBC1からなる。
第一機械的結合要素は、レバーBC1からなる。レバー用の枢軸ピンPBC1は、図26に示すように、胴CAの環状座SA上に配置される。
ベゼルの角度インデックスの間隔360°/nは、制御部材の位置にかかわらずここでは同一である。間隔は、リングB1が支える単一唯一の三角バネRB1により定義される。このバネは、第1実施形態の第1変形の方法と同一の方法で、リングB1に組み付けられる。
竜頭COを図24から27に示すようにねじ込むと、竜頭COは、図26に示すように、カムC1を介してレバーBC1を、リングB1、B2のそれぞれの歯列DB1’、DB2’が中間車RBC1に届かない位置に維持する。この構成において、リングB1は、バネRB1により保持され、バネRB1の円形突出部LRB1は、胴CAに固定されたバンドAにより支えられる歯列DRB1と協働するよう設計される。リングB2自体は、バネワッシャRC1の摩擦により、及び/または胴内で旋回するシャフトARからくる抵抗トルクにより、位置に維持される。
このため、竜頭COをねじ込むと、リングB1は、バネRB1と歯列DRB1により定義されるn段階で、リングB2に対して回転可能となる。竜頭COを緩めることで、図28及び29に示すように、レバーBC1をバネの、特にワッシャRC1の板バネの効果の下で回転させ、これによりリングB1とB2を中間車RBC1を介在して係合させる。この構成において、リングB1とB2は、バネRB1と歯列DRB1により定義されるn段階で、胴CAに対して回転可能である。この構造において、リングB2の歯列DB2’は、胴内で旋回するシャフトARの歯列DARと噛み合う。上述の変形例として、当該シャフトは、機構212と、特にムーブメントを選択または調整するための部材と噛み合うこともできる。
この変形例では、バネRC1は、図28に示すように、中間車RBC1を介してレバーBC1を動作させる。
好ましくは、バネRC1は、カムC1、レバーBC1、及びバネRC1からなる係合装置が、リングB1とB2間で伝達されるトルクのリミッターを構成するような寸法である。このような装置は、バネRB1と歯列DRB1が発生するトルクよりも明らかに大きなトルクをシャフトARが伝達可能な場合、特に有用である。
このような構造は、2つの別個の機能を発揮可能なベゼル21Lを実施するのに最低限の構成部分のみを必要とするという利点を有する。
この変形例では、第一機械的結合要素は、レバーBC1及び中間車RBC1からなる。
この変形例では、第二機械的結合要素は、歯列DB2’とDAR、及び可能であればシャフトARからなる。
この変形例では、第三機械的結合要素は好ましくは、バネワッシャRC1からなる。
この変形例では、第一段刻み要素は、バネRB1及び歯列DRB1からなる。
この変形例では、第二段刻み要素は、バネRB1及び歯列DRB1からなる。
本発明の時計の第二実施形態の図示しない第二変形例を以下に説明する。時計は特に携帯時計、具体的には腕時計である。時計は、1つ以上の時計機構を含む時計ムーブメントを包含する携帯時計側からなる。
携帯時計側は、胴、裏蓋、クリスタル、及び回転式ベゼル装置からなる。
回転式ベゼルまたは回転ベゼル装置は、第一回転リング、第二回転リング、及び第一回転リングと第二回転リングとを運動学的に結合可能とする第一機械的結合要素からなる。
第二変形では、第一機械的結合要素は第一及び第二リングと同軸で、第一及び第二リングを運動学的に結合するよう設計された少なくとも1つの遊星ギアの遊星キャリアを構成する、補助リングを含んでもよい。このため、ここでのベゼルは、第一及び第二リングを運動学的に結合するよう設計された遊星ギアセットを含む。この第二変形では、補助リングは好ましくは、第三リングに回転の意味で固定されており、第三リング上には時刻情報を示すディスクが固着される。当該実施形態の変形では、ディスクは、ベゼルを竜頭を緩める位置に操作したときに第一リングから切り離し可能になるという、特別な特徴を有する。
実施形態の第1変形と異なり、ベゼル間隔は、別個の第一及び第二バネの利用により、竜頭の位置に応じて変更可能である。
第1実施形態の第二及び第三変形と同様に、竜頭をねじ込むと、第一リングは、竜頭と同軸に配置されたカムまたは杼を介して胴に固定されている第二リングに対して回転駆動可能となる。このために、カムは第二リングの外周に形成されたN個の切欠の1つに収容される。Nは、好ましくは第1実施形態の第一及び第二変形同様の、バネと第二リングの切欠により定義される段刻みの数と同一であってもよい。第一リングの角距離は、好ましくはピンの介在によりリングBC1とBDISと一体として回転する三角バネにより定義され、ピンは単一または複数の遊星ギアの旋回用に、有利には補助リングと第三リングを固定するために提供されてもよい。バネの円形突出部は、胴に固定されたリングに取り付けられた歯列と協働するよう設計されてもよい。このため、竜頭がねじこまれると、ベゼルは、第一バネ及び歯列により定義されるn個の段刻みを超えて段刻みされる。例として、歯列は、ベゼル22Lのディスクに添付された24時間目盛に表示される時刻を表示及び調整するよう、24個の歯で形成されてもよい。
竜頭を緩めると、カムは補助リングの外周に形成されたn個の切欠の1つに係合するよう設計され、これにより補助リングと第三リングを回転の意味で阻止する。ディスクはこのため、竜頭を緩める前にとっていた角度位置に阻止される。第二リングは、単一または複数の中間車の作用により、第一リングの回転の影響を受けて回転駆動可能である。この構成では、第一三角バネが行う段刻みは取り消され、第二バネと第二リングの切欠で定義される段刻みが優先する。ベゼル、特に第一リングは、
Figure 0006741397
個の切欠を超えて回転可能であり、ここでz_B1及びz_B2はそれぞれ第一及び第二リングの歯の数である。
実施形態のこれまでの変形同様、第二リングは、そのピンの介在を通じ、胴内を旋回するシャフトと噛み合うことができる。当該シャフトは、カムを介して、機構、特にムーブメント機構を選択するカム、または時刻表示または時刻から派生する表示を修正するランナを作動させることができる。
本変形例では、第一機械的結合要素は、補助リングと、遊星ギアとからなる。
本変形例では、第二機械的結合要素はピンと、可能であればシャフトとからなる。
本変形例では、第三機械的結合要素は、カムと、補助リングの切欠とからなる。
本変形例では、第四機械的結合要素が、補助リングと胴とをより少ない遊びで固定することを可能とする。当該要素は、カムと、補助リングの切欠とからなる。
本変形例では、第一段刻み要素は、第一バネと歯列とからなる。
本変形例では、第二段刻み要素は、第二バネ、特にバネ充填球と、歯列とからなる。
第二実施形態では特に、第一及び第二リングを360°以上回転させることが可能である。
上述した様々な変形では、リングB1及びB2は回転の両方向に駆動可能である。もちろん、リングB1及び/またはB2が回転の一方向のみに移動するよう、バネRB1、RB2と歯列DRB1、DRB2を構成することもできる。
本明細書の全体にわたり、「回転リング」とは、好ましくは他の要素に対して、特に他のリングまたは胴に対して回転可能なリングを意味する。好ましくは、回転リングは、他のリングに対して、自身の軸周りに旋回可能である。好ましくは、2つのリングの軸は一致する。好ましくは、回転リングは、他のリングに対して、自身の軸周りに旋回可能である。好ましくは、2つのリングの軸は一致する。好ましくは、リングの軸と胴の軸は一致する。
本明細書の全体にわたり、「第一リング及び第二リングを運動学的に結合可能とする機械的結合要素」とは、好ましくは、その構造により、以下を可能とする要素を意味する。
- 第一及び第二リングを回転の意味で結合または固定、特に固着させる、または
- 第一及び第二リングを、独立させる。
このため、第一の構成において、回転式ベゼルの操作により、ユーザーは胴に対して第一リングを回転駆動可能な一方、第二リングは胴に対して固着を維持する。これにより、第一時計機能を果たすことができる。そして、第二の構成において、回転式ベゼルの操作により、ユーザーは胴に対して第一リング及び第二リングを回転駆動可能となる。これにより、第二時計機能を果たすことができる。
11L ベゼル装置
110 時計
111 携帯時計側
112 機構
113 時計ムーブメント
B1 第一回転リング
B2 第二回転リング
C1 カム
CA 胴
CO 竜頭
DRB1 歯列
DRB2 切欠
GB2 ピン
RB1 バネ
RB2 バネ装填球

Claims (24)

  1. 時計(110;120;210)の回転ベゼル装置(11L;12L;21L)と、胴(CA)と、前記胴に搭載される制御部材(CO)とを含み、
    前記回転ベゼル装置は、第一回転リング(B1)と、第二回転リング(B2)と、前記第一回転リング及び前記第二回転リングを運動学的に結合可能な第一機械的結合要素(C1;C1,RB1,LRB1,DRB1,GRB1,C2,DC2;C1,RB1,LRB1,SRB1,DRB1,DRB2;C1,RB1,LRB1;BC1,RBC1)とからなり、
    前記第一機械的結合要素は、前記第一回転リング及び前記第二回転リングの回転運動を互いに独立可能な第一構成と、前記第一回転リング及び前記第二回転リングとを運動学的に結合可能とする第二構成とを有し、
    前記胴に搭載される制御部材の動作により、前記第一構成と前記第二構成が決定されることを特徴とする、携帯時計側。
  2. 前記第一機械的結合要素は、前記第一回転リングと前記第二回転リングとを互いに固定するよう配置される、請求項1に記載の携帯時計側。
  3. 前記第一回転リングは、刻印または指針を含む、請求項1または2に記載の携帯時計側。
  4. 前記第一回転リングは、前記第二回転リングを軸方向に及び/または半径方向に、覆う及び/または隠すように配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  5. 前記第二回転リングは、前記第二回転リングと時計ムーブメントの機構(112;132;212;222)とを運動学的に結合可能とする第二機械的結合要素(GB2)を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  6. 前記回転ベゼル装置は、前記第一及び前記第二回転リング間の段刻みの実行を可能とする第一段刻み要素(RB1;DRB1)を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  7. 前記回転ベゼル装置は、前記第二回転リング上に、または別には第一回転リング上に形成された形状と接触により協働する、前記第一回転リング上に、または別には前記第二回転リング上に設置されたバネ(RB1)を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  8. 前記第二回転リングは、前記第二回転リングと携帯時計の胴または携帯時計側との間の段刻みを実行可能な第二段刻み要素(RB2;DRB2)を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  9. 前記第一機械的結合要素は、前記第二回転リング上を回転するよう設置され、障害物として携帯時計の胴(CA)に形成された形状と協働するよう設計されたカム(C1)を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  10. 前記第一機械的結合要素は、切欠(DC2)が設けられたワッシャ(C2)を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  11. 前記第一機械的結合要素は、前記第一段刻み要素(RB1,DRB1)が設けられたワッシャ(C2)を含む、請求項6、又は、請求項6を引用する請求項7から10のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  12. 前記第一機械的結合要素は、少なくとも前記第一および第二回転リングの1つと係合可能な、少なくとも1つの中間車(FBC1)を含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  13. 前記第一機械的結合要素は、前記第二回転リング上、別には胴上を回転するよう設置され、障害物として携帯時計の胴に、別には前記第二回転リングに、形成された形状と協働するよう設計されたカム(C1)を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  14. 前記第一機械的結合要素は、前記胴に対して直線運動するよう設けられ、障害物として前記第二回転リング(B2)上に形成された形状と協働するよう設計された、カム(C1)を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  15. 第一機械的結合要素は切欠(DC2)が設けられたワッシャ(C2)を含む、請求項1から9または14のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  16. 前記携帯時計側は、前記第二回転リングと前記胴(CA)とを相互に固定する第三機械的結合要素を含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  17. 前記携帯時計側は、補助リング(BC1)と前記胴(CA)とを相互に固定する第四機械的結合要素を含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  18. 前記第三機械的結合要素は、前記胴に対して直線運動するよう設けられ、障害物として前記第二回転リング(B2)上に形成された形状と協働するよう設計された、カム(C1)を含む、請求項16、又は、請求項16を引用する請求項17に記載の携帯時計側。
  19. 前記第一機械的結合要素は、前記制御部材と協働するよう設計され、前記制御部材の構成が前記第一機械的結合要素の構成を決定する、請求項1から18のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  20. 前記第三機械的結合要素は、前記制御部材と協働するよう設計され、前記制御部材の構成が前記第三機械的結合要素の構成を決定する、請求項16、又は、請求項16を引用する請求項17から19のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  21. 前記第四機械的結合要素は、前記制御部材と協働するよう設計され、前記制御部材の構成が前記第四機械的結合要素の構成を決定する、請求項17、又は、請求項17を引用する請求項18から20のいずれか一項に記載の携帯時計側
  22. 前記第一構成は第一位置であり、前記第二構成は第二位置である、請求項1から21のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  23. 前記制御部材は竜頭である、請求項1から22のいずれか一項に記載の携帯時計側。
  24. 請求項1から23のいずれか一項に記載の携帯時計側を含む、時計(110;120;210)。
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