JPH07159550A - 指針式時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時刻表示用指針による時刻の指示機能に付加
する指示又は表示機能を変更する際に同じ地板を共通に
使用可能にし、地板の共用化及び製造コストの低減を図
ると共に付加する機能の変更を簡単にした指針式時計を
提供する。 【構成】 輪列機構５が取り付けられた地板６と、地板
に取り付けられる支持板９１、支持板に支持され、筒車
１１の回転が伝達される歯車９２、支持板に支持され、
歯車９２により回転される歯車９３、及び押え板９４を
有する付加輪列ユニット９とを備え、支持板９１に位置
決め用ボス９１ｃ，９１ｄ及び係合片９１ｆが形成さ
れ、地板６に位置決め用ボスが挿入される位置決め穴６
ｅ，６ｆが形成され、ハウジング２に係合片９１ｆを係
止する係止部２ｄが形成されている。付加する指示又は
表示機能を変更する際、一部を変更した別の付加輪列ユ
ニットを地板及びハウジングに取り付ければよく、地板
を変更する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、腕時計等の指針式時
計に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の指針式時計として、時刻表示用指
針による時刻の指示機能に、他の指示又は表示機能、例
えば２４時間指示用の針による時刻の表示機能や曜板に
よる曜日の表示機能等を付加した腕時計が知られてい
る。このような従来の腕時計は、例えば図３及び図４に
示すように、合成樹脂製のハウジング１００と、このハ
ウジング１００に固定されたアナログムーブメント１０
１とを備えている。アナログムーブメント１０１は地板
１０２を備えており、この地板１０２には、指針を運針
させる駆動源である図示しないステップモータと、この
ステップモータの回転を図示しない時針及び分針（時刻
表示用指針）に伝える輪列機構１０３と、地板１０２の
軸受ボス１０２ａに回転可能に支持され、輪列機構１０
３の筒車１０４のかな１０４ａに噛み合って筒車１０４
の回転が伝達される歯車１０５と、地板１０２の軸受穴
１０２ｂに回転可能に支持され、歯車１０５に噛み合っ
て２４時間で１回転する歯車１０６と、この歯車１０６
の軸部１０６ａの一端に取り付けられる図示しない２４
時間指示用の針と、押え板１０７と、文字板１０８と、
輪列受１０９とが取り付けられている。このような構成
により、上記従来の腕時計は、時針及び分針により時刻
を指示することができると共に、筒車１０４の回転が歯
車１０５を介して歯車１０６に伝達されて歯車１０６が
回転し、この歯車１０６と一体に回転する２４時間指示
用の針により時刻を２４時間制で指示することができ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、地
板１０２に、歯車１０５，１０６をそれぞれ回転可能に
支持する軸受ボス１０２ａ，軸受穴１０２ｂが予め形成
されているので、歯車１０６に取り付けられる２４時間
指示用の針の位置を変更する場合、或いは、２４時間指
示用の針に代えてこの針とは異なる周期で回転する針又
は曜日を表示する曜板や昼夜を異なる色で表示する昼夜
表示板を用いる場合等において、このような変更を行な
う毎に、前記軸受ボス１０２ａ及び軸受穴１０２ｂの位
置等が異なる別の地板を用意しなければならず、従っ
て、地板の共用化を図ることができず、製造コストが増
大してしまうと共に、付加する機能の変更を簡単に行な
うことができないという問題点があった。この発明は、
上記従来技術の問題点に着目してなされたもので、その
目的は時刻表示用指針による時刻の指示機能に付加する
指示又は表示機能を変更する際に同じ地板を共通に使用
可能にし、地板の共用化及び製造コストの低減を図ると
共に、付加する機能の変更を簡単にした指針式時計を提
供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、この発明は、駆動源の回転を時刻表示用指針に伝達
するための輪列機構が取り付けられた地板と、前記地板
の前記時刻表示用指針側に取り付けられる軸受部材、こ
の軸受部材に回転可能に支持され、前記輪列機構の回転
が伝達される歯車、及び前記軸受部材に回転可能に支持
され、前記歯車の回転により回転される表示部材を有す
る付加輪列ユニットとを備え、前記軸受部材に位置決め
用突起及び係合片が形成されており、かつ前記地板側
に、前記位置決め用突起が挿入される位置決め凹部及び
前記係合片を係止する係止部が形成されている。

【０００５】

【作用】上記指針式時計では、時刻表示用指針による時
刻の指示機能に付加する指示又は表示機能を変更する際
に、軸受部材、歯車及び表示部材の少なくとも１つを変
更した別の付加輪列ユニットを用意し、このユニットを
地板側に取り付ければよく、地板側を変更する必要がな
い。また、付加輪列ユニットの地板側に対する位置決め
は、軸受部材の位置決め用突起を地板側の位置決め凹部
に挿入することによりなされ、かつ付加輪列ユニットの
地板側への固定は、軸受部材の係合片を地板側の係止部
に係止させることによりなされる。

【０００６】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図１はこの発明の一実施例に係る電子腕時計
（指針式時計）のアナログムーブメントの主要部を示し
ており、図２は一実施例に係る電子腕時計のハウジング
にアナログムーブメントが取り付けられた状態を示して
いる。電子腕時計１は、図２に示すように、合成樹脂製
のハウジング２と、このハウジング２に取り付けられた
アナログムーブメント３と、ハウジング２に取り付けら
れた液晶表示装置４とを備える。

【０００７】前記アナログムーブメント３は、図１及び
図２に示すように、指針を運針させる駆動源である図示
しないステップモータと、この回転を図示しない時針及
び分針（時刻表示用指針）に伝える輪列機構５と、この
輪列機構５が取り付けられた地板６及び輪列受７と、地
板６の文字板８側（時刻表示用指針側）に取り付けられ
た付加輪列ユニット９とを備えている。

【０００８】前記輪列機構５は、前記ステップモータの
回転が図示しない中間車を介して伝達される二番車１０
と、筒車１１と、二番車１０の回転を筒車１１に伝達す
る日の裏車１２とを有している。

【０００９】二番車１０には、二番かな１０ａ及び軸部
１０ｂが一体に形成されている。二番車１０及び二番か
な１０ａは地板６と輪列受７との間にある。二番車１０
は、その一端１０ｃを輪列受７の支持孔７ａに、軸部１
０ｂを地板６の支持孔６ａにそれぞれ嵌合させることに
より、輪列受７及び地板６に回転可能に支持されてい
る。軸部１０ｂは、地板６の支持孔６ａ及び文字板８の
貫通孔８ａを貫通して文字板８の上方まで延びている。
この軸部１０ｂの端部に図示しない分針が取り付けられ
ている。

【００１０】筒車１１には、かな１１ａ及び軸部１１ｂ
が一体に形成されている。筒車１１及びかな１１ａは地
板６の文字板８側にある。筒車１１は、その端部の内周
面を地板６の軸受ボス６ｂの外周面に、軸部１１ｂの内
周面を二番車１０の軸部１０ｂの外周面にそれぞれ嵌合
させることにより、地板６及び二番車１０に回転可能に
支持されている。軸部１１ｂの端部に図示しない時針が
取り付けられている。

【００１１】日の裏車１２は二番かな１０ａに噛み合っ
ており、この日の裏車１２には日の裏かな１２ａ及び軸
部１２ｂが一体に形成されている。日の裏車１２は地板
６と輪列受７との間にあり、日の裏かな１２ａは地板６
の文字板８側にあって筒車１１に噛み合っている。日の
裏車１２は、その一端１２ｃを輪列受７の支持孔７ｂ
に、軸部１２ｂを地板６の支持孔６ｃにそれぞれ嵌合さ
せることにより、輪列受７及び地板６に回転可能に支持
されている。

【００１２】前記付加輪列ユニット９は、図示しない２
４時間指示用の針（表示部材）により時刻を２４時間制
で指示するためのものである。この付加輪列ユニット９
は、図１及び図２に示すように、地板６の文字板８側の
面６ｄに取り付けられる合成樹脂製の支持板（軸受部
材）９１と、この支持板９１の軸受ボス９１ａに回転可
能に支持され、筒車１１のかな１１ａに噛み合って筒車
１１の回転が伝達される歯車９２と、支持板９１の軸受
穴９１ｂに回転可能に支持され、歯車９２に噛み合って
回転する歯車９３と、この歯車９３の軸部９３ａの一端
に取り付けられる図示しない２４時間指示用の針（表示
部材）と、合成樹脂製の押え板９４とを有する。歯車９
２，９３の減速比は、筒車１１が１回転する毎に歯車９
３が３６０／２４度の角度ずつ回転し、これによって歯
車９３が２４時間で１回転するように設定されている。

【００１３】前記支持板９１の軸受ボス９１ａは支持板
９１の文字板８側の面に形成されており、この軸受ボス
９１ａに歯車９２の軸孔９２ａが回転可能に嵌合してい
る。支持板９１の軸受穴９１ｂは支持板９１の文字板８
側の面に形成されており、この軸受穴９１ｂに歯車９３
の軸部９３ａの他端が回転可能に嵌合している。この軸
部９３ａは、押え板９４の貫通孔９４ａ及び文字板８の
貫通孔８ｂを貫通して文字板８の上方まで延びている。

【００１４】さらに、前記支持板９１には、図１及び図
２に示すように、２つの位置決め用ボス（位置決め用突
起）９１ｃ，９１ｄと、２つの係合片９１ｅ，９１ｆと
が形成されている。位置決め用ボス９１ｃ，９１ｄは、
支持板９１の地板６側の面に形成されている。係合片９
１ｅ，９１ｆは、その先端にフック部を有しており、支
持板９１の左右の端部に、地板６側に突出して形成され
ている。前記押え板９４は歯車９２，９３を押えるため
のもので、支持板９１の文字板８側の面に当接させて支
持板９１に固定されている。

【００１５】前記地板６には、支持板９１の位置決め用
ボス９１ｃ，９１ｄがそれぞれ挿入されて嵌合する位置
決め穴（位置決め凹部）６ｅ，６ｆが形成されている。
支持９１の各位置決め用ボス９１ｃ，９１ｄを地板６の
各位置決め穴６ｅ，６ｆに挿入して嵌合させることによ
り、付加輪列ユニット９の支持板９１が地板６に対して
位置決めされるようになっている。

【００１６】前記ハウジング２の、前記支持板９１の係
合片９１ｅ，９１ｆにそれぞれ対応する２個所には、係
合片９１ｅ，９１ｆが挿入される貫通孔２ａ，２ｂと、
係合片９１ｅ，９１ｆの先端のフック部を係止する係止
部２ｃ，２ｄとが形成されている。支持板９１の各係合
片９１ｅ，９１ｆをハウジング２の各貫通孔２ａ，２ｂ
内に挿入すると、各係合片９１ｅ，９１ｆが弾性変形し
てその各フック部がハウジング２の各係止部２ｃ，２ｄ
に係合して係止され、これによって付加輪列ユニット９
の支持板９１がハウジング２に固定されるようになって
いる。

【００１７】次に、上記構成を有する一実施例に係る電
子腕時計において、付加輪列ユニット９を地板６及びハ
ウジング２に組み付ける手順を説明する。まず、支持板
９１の各位置決め用ボス９１ｃ，９１ｄを地板６の各位
置決め穴６ｅ，６ｆに挿入して嵌合させると共に、支持
板９１の各係合片９１ｅ，９１ｆをハウジング２の各貫
通孔２ａ，２ｂ内に挿入し、各係合片９１ｅ，９１ｆを
弾性変形させてその各フック部をハウジング２の各係止
部２ｃ，２ｄに係止させる。これによって、付加輪列ユ
ニット９の支持板９１が地板６に対して位置決めされる
と共に、支持板９１がハウジング２に固定される。次
に、支持板９１の軸受ボス９１ａに歯車９２の軸孔９２
ａを嵌合させると共に、歯車９２を筒車１１のかな１１
ａに噛み合わせる。次に、支持板９１の軸受穴９１ｂに
歯車９３の軸部９３ａの他端を嵌合させると共に、歯車
９３を歯車９２に噛み合わせる。最後に、押え板９４を
支持板９１の文字板８側の面に当接させて支持板９１に
固定する。

【００１８】このような組付け手順により、２４時間指
示用の針により時刻を２４時間制で指示するための付加
輪列ユニット９が、地板６に対して位置決めされると共
にハウジング２に固定される。

【００１９】なお、前記付加輪列ユニット９を地板６及
びハウジング２に組み付ける前に１つのアセンブリ（１
つのユニット）として予め組み立てておき、この組み立
てられた付加輪列ユニット９の支持板９１を上記と同様
に地板６及びハウジング２に組み付けてもよい。

【００２０】このようにして付加輪列ユニット９が地板
６及びハウジング２に組み付けられた上記電子腕時計で
は、時針及び分針により時刻を指示することができると
共に、２４時間指示用の針により時刻を２４時間制で指
示することができる。

【００２１】次に、上記一実施例において、時針及び分
針（時刻表示用指針）による時刻の指示機能に付加した
指示機能（２４時間指示用の針により時刻を２４時間制
で指示する機能）を変更する場合について説明する。

【００２２】（１）例えば、付加輪列ユニット９の歯車
９３の軸部９３ａに取り付けられる２４時間指示用の針
の位置を変更する場合には、前記軸部９３ａが上記一実
施例とは異なる位置で文字板８上に突出するように、支
持板９１の軸受ボス９１ａ及び軸受穴９１ｂの位置を変
更すると共に、押え板９４の貫通孔９４ａの位置を変更
する。これらの変更個所が上記一実施例の付加輪列ユニ
ット９と異なる別の付加輪列ユニットを使用する。この
とき、変更した支持板の前記各位置決め用ボス９１ｃ，
９１ｄ及び各係合片９１ｅ，９１ｆの位置を、上記一実
施例の支持板９１と同じにしておく。従って、地板６及
びハウジング２は、上記一実施例と同じものを使用する
ことができる。このような構成を有する前記別の付加輪
列ユニットを、上記一実施例と同じ地板６及びハウジン
グ２に上記一実施例と同様に組み付けることにより、２
４時間指示用の針の位置を変更することができる。

【００２３】（２）また、前記歯車９２，９３とは異な
る減速比の歯車を用いかつ２４時間指示用の針に代えて
この針とは異なる周期で回転する針又は表示板（例え
ば、曜日を表示する曜板や昼夜を異なる色で表示する昼
夜表示板）を用いる場合には、前記歯車９２，９３を所
定の減速比を有する歯車に変更し、この変更した歯車の
うち、前記歯車９３に対応する歯車に、前記２４時間指
示用の針に代えて前記曜板または昼夜表示板を取り付
け、かつ前記歯車の変更に応じて支持板９１の軸受ボス
９１ａ及び軸受穴９１ｂの位置を変更する。このような
変更を加えた上記一実施例の付加輪列ユニット９と異な
る別の付加輪列ユニットを使用する。このときも、変更
した支持板の前記各位置決め用ボス９１ｃ，９１ｄ及び
各係合片９１ｅ，９１ｆの位置を、上記一実施例の支持
板９１と同じにしておく。従って、この場合において
も、地板６及びハウジング２は、上記一実施例と同じも
のを使用することができる。

【００２４】このような構成を有する前記別の付加輪列
ユニットを、上記一実施例と同じ地板６及びハウジング
２に上記一実施例と同様に組み付けることにより、２４
時間指示用の針により時刻を２４時間制で指示する機能
を、２４時間指示用の針とは異なる周期で回転する表示
板による表示機能、例えば、前記曜板による曜日の表示
機能や前記昼夜表示板による昼夜の表示機能に変更する
ことができる。

【００２５】このように、上記一実施例によれば、時針
及び分針（時刻表示用指針）による時刻の指示機能に付
加する指示又は表示機能を変更する際に、付加輪列ユニ
ット９を構成する支持板９１、歯車９２，９３、２４時
間指示用の針（表示部材）及び押え板９４の少なくとも
１つを変更した別の付加輪列ユニットを用意し、このユ
ニットを地板６及びハウジング２に取り付ければよく、
地板６及びハウジング２を変更する必要がない。従っ
て、同じ地板６及びハウジング２を共通に使用すること
ができ、地板６及びハウジング２の共用化を図ることが
でき、これによって製造コストの低減を図ることができ
ると共に、付加する機能の変更を簡単に行なうことがで
きる。

【００２６】また、上記一実施例によれば、付加輪列ユ
ニット９の地板６に対する位置決めは、支持板９１の位
置決め用ボス９１ｃ，９１ｄを地板６の位置決め穴６
ｅ，６ｆに挿入することによりなされ、かつ付加輪列ユ
ニット９のハウジング２への固定は、支持板９１の係合
片９１ｅ，９１ｆをハウジング２の係止部２ｃ，２ｄに
係止させることによりなされるので、付加輪列ユニット
９を地板６及びハウジング２（地板側）へ簡単に組み付
けることができる。

【００２７】なお、上記一実施例では、地板６に、支持
板９１の位置決め用ボス９１ｃ，９１ｄがそれぞれ挿入
される位置決め穴（位置決め凹部）６ｅ，６ｆを設ける
と共に、ハウジング２に、支持板９１の係合片９１ｅ，
９１ｆが挿入される貫通孔２ａ，２ｂと係合片９１ｅ，
９１ｆのフック部を係止する係止部２ｃ，２ｄとを設け
てあるが、本発明はこのような構成に限定されるもので
はない。前記位置決め穴６ｅ，６ｆ及び前記係止部２
ｃ，２ｄを、地板６側（地板６またはハウジング２のい
ずれか一方、またはその両方）に設けてあればよい。す
なわち、前記位置決め穴６ｅ，６ｆ及び前記係止部２
ｃ，２ｄの両方を地板６又はハウジング２のいずれか一
方に設けた構成でもよいし、或いは、上記一実施例とは
逆に、係止部２ｃ，２ｄを地板６に設けると共に位置決
め穴６ｅ，６ｆをハウジング２に設けた構成でもよい。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、時刻表示用指針による時刻の指示機能に付加する指
示又は表示機能を変更する際には、軸受部材、歯車及び
表示部材の少なくとも１つを変更した別の付加輪列ユニ
ットを用意し、このユニットを地板側に取り付ければよ
く、地板側を変更する必要がない。従って、時刻表示用
指針による時刻の指示機能に付加する指示又は表示機能
を変更する際に同じ地板を共通に使用することができ、
地板の共用化を図ることができ、これによって製造コス
トの低減を図ることができると共に、付加する機能の変
更を簡単に行なうことができる。また、付加輪列ユニッ
トの地板側に対する位置決めは、軸受部材の位置決め用
突起を地板側の位置決め凹部に挿入することによりなさ
れ、かつ付加輪列ユニットの地板側への固定は、軸受部
材の係合片を地板側の係止部に係止させることによりな
されるので、付加輪列ユニットを地板側へ簡単に組み付
けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例に係る電子腕時計のアナロ
グムーブメントの主要部を示す縦断面図である。

【図２】一実施例に係る電子腕時計のハウジングにアナ
ログムーブメントが取り付けられた状態を示す平面図で
ある。

【図３】従来の腕時計のハウジングにアナログムーブメ
ントが取り付けられた状態を示す平面図である。

【図４】従来の腕時計のアナログムーブメントの主要部
を示す縦断面図である。

【符号の説明】

２ｃ，２ｄ 係止部 ５ 輪列機構 ６ 地板 ６ｅ，６ｆ 位置決め穴（位置決め凹部） ９ 付加輪列ユニット ９１ 支持板（軸受部材） ９１ｃ，９１ｄ 位置決め用ボス（位置決め用突起） ９１ｅ，９１ｆ 係合片 ９２，９３ 歯車

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 駆動源の回転を時刻表示用指針に伝達す
   るための輪列機構が取り付けられた地板と、 前記地板の前記時刻表示用指針側に取り付けられる軸受
   部材、この軸受部材に回転可能に支持され、前記輪列機
   構の回転が伝達される歯車、及び前記軸受部材に回転可
   能に支持され、前記歯車の回転により回転される表示部
   材を有する付加輪列ユニットとを備え、 前記軸受部材に位置決め用突起及び係合片が形成されて
   おり、かつ前記地板側に、前記位置決め用突起が挿入さ
   れる位置決め凹部及び前記係合片を係止する係止部が形
   成されていることを特徴とする指針式時計。