JP3162298B2 - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP3162298B2
JP3162298B2 JP21783096A JP21783096A JP3162298B2 JP 3162298 B2 JP3162298 B2 JP 3162298B2 JP 21783096 A JP21783096 A JP 21783096A JP 21783096 A JP21783096 A JP 21783096A JP 3162298 B2 JP3162298 B2 JP 3162298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アナログ的に時
刻を表示する針を有した時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば腕時計は、文字盤に対して
時針、分針、及び秒針が同軸に設けられ、各々12時
間、1時間、1分で、文字盤上を1回転するように駆動
されている。この場合、時計を見る人は、その必要に応
じて、時針、分針、及び秒針の位置を見てその時刻や時
間を認識していいた。また、同軸の時針及び分針以外
に、文字盤上の偏心した位置に、独立に秒針や24時間
針を設けたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の場合、3本の針が同軸に設けられ、一見して針の区別
がつかない場合があり、わかりづらいものであった。ま
た、上記従来の技術の後者の場合、文字盤の中心部の針
と偏心した位置の針とを各々見なければならず、やは
り、時刻等がわかりにくいものであった。
【0004】この発明は上記従来の技術に鑑みてなされ
たもので、時刻や時間の認識が容易であり、外観上も優
れた時計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、1日、半
日、1時間、または1分で一回転する円板等の回転部材
と、この回転部材の回転中心から離間した位置に設けら
れこの回転部材の所定の回転角度に対応して1回転する
時間表示部材と、上記回転部材の回転中心部から上記時
間表示部材に駆動力を提供する連動機構とを設けた時計
である。
【0006】上記回転部材は、1日、半日、1時間、ま
たは1分の何れかの期間で一回転する回転円板であり、
上記時間表示部材は、上記回転円板上に配置され12時
間で1回転する時針と、1時間で一回転する分針の少な
くとも何れか一方を有しているものである。さらに、上
記時間表示部材は、上記回転円板とともに移動し12時
間で1回転する時針と、この時針とは異なる上記回転円
板上の位置に配置され1時間で一回転する分針とからな
るものである。
【0007】また、上記回転部材は、1日又は半日で1
回転する時針であり、上記時間表示部材は、上記時針の
先端部に軸支され、上記時針内の連動機構を介して1時
間に1回転する分針である。
【0008】この発明の時計は、回転部材に対して時間
表示部材が遊星運動し、時刻の表示を回転部材と時間表
示部材の双方により、視覚的に容易に認識可能にしたも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の第
一実施形態を示すもので、この実施形態の時計は、図示
しないケース内に収容され、その中央部に軸支された秒
針10と秒針軸11を有している。秒針軸11の外側に
は、同軸的に分針軸12が設けられ、分針軸12の基端
部に歯車である分針車13が固定されている。分針軸1
2の外側には同軸に、12時間で1回転する時針軸14
が設けられ、時針軸14の基端部に歯車である時針車1
5が固定されている。
【0010】さらに、時針軸14の外側には、同軸24
時間で1回転する24時間軸16が設けられ、24時間
軸16の基端部に24時間歯車17が固定されている。
24時間歯車17は図3に示すように、中間車18を介
して時針車15の1回転に対して2分の1回転となるよ
うに設けられている。そして、図示しない駆動源に接続
され、一定の速度で回転可能に設けられている。
【0011】24時間歯車17は、回転部材である回転
円板20に固定され、一体に回転可能に設けられてい
る。回転円板20には、所定の空間を係止して秒針10
側にも回転円板22が設けられ、回転円板20,22は
一体に回転するように設けられている。
【0012】回転円板20,22の間には、分針軸12
の先端部に固定され連動機構を構成する分針用連動歯車
24、分針用中間歯車26、第2分針車28が設けら
れ、第2分針車28に第2分針軸30が固定されてい
る。そして、第2分針軸30には、分針32が固定され
ている。
【0013】さらに、回転円板20,22の間には、時
針軸14の先端部に固定され連動機構を構成する時針用
連動歯車34、時針用中間歯車36、第2時針車38が
設けられ、第2時針車38に第2時針軸40が固定され
ている。そして、第2時針軸40には、時針42が固定
されている。
【0014】この実施形態の時計の動作は、回転円板2
2が24時間で1回転し、その第2分針軸40の位置で
24時間のうちの時刻を示す。さらに、分針32及び時
針42は、回転円板22に対して遊星運動し、時針42
は回転円板22の1回転のうちに2回転するものであ
る。また分針32は、1時間で1回転する。
【0015】従って、この実施形態の時計の表示は、例
えば図2の(A)が、午前0時15分を示し、図2
(B)は、午前6時5分を示す。また、図2(C)は、
午後の12時35分を示し、図2(D)は午後7時を示
す。
【0016】この実施形態の時計によれば、24時間表
示と12時間表示を同時に可能にし、使用者にとって容
易に、24時間の時刻を認識することができる。
【0017】次にこの発明の時計の第二実施形態につい
て図4を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同
様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。この
実施形態の時計は、上記第一実施形態の時計にさらに、
図示しないケースに対して固定された固定歯車50が取
り付けられ、回転円板22に軸支された中間歯車52を
介して、固定歯車50と等しい歯数の文字盤用歯車54
が、回転円板22に軸支されている。文字盤用歯車54
には上記実施形態と同様の構成の分針32と時針42が
設けられている。
【0018】この実施形態の時計は、文字盤用歯車54
が固定歯車50と等しい歯数で取り付けられ、回転円板
22の回転に対して、常に図示しないないケースに対し
て同じ向きに位置する。従って、分針32及び時針42
の文字盤は常にケースに対して一定の向きに位置し、よ
り容易に時刻の確認をすることができる。
【0019】次にこの発明の時計の第三実施形態につい
て図5、図6を基にして説明する。ここで、上記実施形
態と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略す
る。この実施形態の時計は、上記第一実施形態の回転円
板が、24時間または12時間で1回転する時針60に
置き換えられたものである。そして、時針60内に、連
動機構である連動歯車62が複数設けられ、先端側の連
動歯車62に分針車64が噛み合い、分針車64に分針
66が固定されている。
【0020】この実施形態の時計は、24時間または1
2時間で1回転する時針60の先端部に、分針66が設
けられ、文字盤68に対して、分針が偏心して位置し、
時間と分の区別をより確実に行なうことができるもので
ある。
【0021】次にこの発明の時計の第四実施形態につい
て図7、図8を基にして説明する。ここで、上記実施形
態と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略す
る。この実施形態の時計は、上記第一実施形態の回転円
板20の異なる位置に時針42と分針32が配置された
ものである。
【0022】この時計の動作は、図8(A)、(B)に
示すように、文字盤68上の異なる位置に分針32と時
針42が位置し、各々回転するとともに、文字盤68上
を遊星運動する。また、文字盤68は回転円板20とと
もに、24時間で1回転する。ここで、時針42の位置
が24時間表示の時間の位置を示しており、分針32は
時針42とは、文字盤68上の軸対称の位置で回転して
いる。また、図8の2点鎖線で示すように、分針32と
時針42の位置は、文字盤68上の軸対称の位置でなく
ても良いものである。
【0023】また、回転円板20は、24時間歯車17
とともに回転する場合以外に、分針車13または時針車
15と一体にかいてんするようにしても良く、この場
合、回転円板が、分針32または時針42と同様に回転
するものである。さらに、回転円板と同様の回転をする
分針32または時針42を省いても良く、その構成は適
宜設定し得る。また、回転円板20を秒針10と同様に
1分で1可移転するようにしても良い。
【0024】この実施形態の時計は、24時間、12時
間、1時間、または1分で1回転し、針以外の構成によ
っても時間を認識することができ、時間をより視覚的に
確実に把握することができる。
【0025】なお、この発明の連動機構は、歯車列以外
に、回転軸により連動しても良く、タイミングベルトを
用いても良く、適宜の機構を採用することができるもの
である。また、同軸に回転する針と、偏心して回転する
針の選択は適宜可能なものであり、任意の針を回転円板
として設けることもできる。
【0026】
【発明の効果】この発明の時計によれば、時刻の認識を
より容易且つ確実にすることができ、しかも機構も簡単
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の時計の部分縦断面図
である。
【図2】この発明の第一実施形態の時計の時刻表示を示
す正面図である。
【図3】この発明の第一実施形態の時計の歯車の一部を
示す斜視図である。
【図4】この発明の第二実施形態の時計の内部の正面図
である。
【図5】この発明の第三実施形態の時計の正面図であ
る。
【図6】この発明の第三実施形態の時計の時針の縦断面
図である。
【図7】この発明の第四実施形態の時計の時針の歯車の
一部を示す斜視図である。
【図8】この発明の第四実施形態の時計の表示状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
12 分針軸 13 分針車 14 時針軸 15 時針車 16 24時間軸 17 24時間歯車 20,22 回転円板(回転部材) 24,34 連動歯車(連動機構) 26,36 中間歯車(連動機構) 28 第2分針車 30 第2分針軸 32 分針(時間表示部材) 38 第2時針車 40 第2時針軸 42 時針(時間表示部材)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定期間で一回転する回転部材と、この
    回転部材の回転中心から離間した位置に設けられこの回
    転部材の所定の回転角度に対応して1回転する時間表示
    部材と、上記回転部材の回転中心部から上記時間表示部
    材に駆動力を提供する連動機構とを設け、上記回転部材
    は、1日または半日で1回転する回転円板であり、上記
    時間表示部材は、12時間で1回転する時針と、1時間
    で一回転する分針の少なくとも一方を備えたことを特徴
    とする時計。
  2. 【請求項2】 上記時間表示部材は文字盤用歯車を備
    え、上記回転円板の回転に対して上記文字盤用歯車は常
    に同じ向きに位置するように歯車機構が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の時計
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