JP3986465B2 - からくり時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、からくり時計に関し、特に、たとえば所定の時刻になると文字盤等を移動させて背後に収納された人形等の装飾体を出現させるからくり時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
時計の文字盤を複数の分割片により構成し、たとえば正時になると、この複数の分割片を分離するように移動させて、その背後に収容された人形などの装飾体を出現させ、音楽に合わせてこの装飾体を作動させるようなからくり時計が開発され製品化されている。
【0003】
このようなからくり時計としては、たとえば特許文献1、特許文献2等に開示されたものが存在する。この特許文献1に開示のからくり時計は、文字盤を複数に分割された略扇状の素片により形成し、所定の時刻になると、これらの素片を回動させて花弁状に広がらせるようにし、この文字盤の背後に収納された人形等の装飾体を目視できるようにしたものである。上記分割された文字盤のそれぞれの素片を回動させる駆動機構としては、外周に歯が形成されたリング状のラック、このラックに噛み合うようにラックの径方向外側に配置された複数の歯車等を設け、この複数の歯車の回転軸にそれぞれの素片を固定して、ラックを駆動モータにより駆動することにより、素片を開閉自在に回動させるように構成している。
【0004】
また、特許文献2に開示のからくり時計は、文字盤を上下に2分割できるように形成し、所定の時刻になると、この文字盤を上下にそれぞれ分離させて、その文字盤の背後に収容された人形等の装飾体を目視できるようにしたものである。
【0005】
ところで、上記特許文献1に開示のからくり時計においては、分割された文字盤のそれぞれの素片を回動させる駆動機構として、外周に歯が形成されたリング状のラック、このラックに噛み合うようにラックの径方向外側に配置された複数の歯車等を採用していることから、径方向において時計全体が大型化し、部品の集約化が困難であるという問題があった。
【0006】
また、回動させられて開いた状態にある文字盤のそれぞれの素片は、回転軸により支持されるのみであり、前後方向におけるガタツキすなわちあおり等を生じる場合があるという問題があった。
さらに、文字盤を形成するそれぞれの素片の移動範囲としては、固定された回転軸回りに回動する範囲であるため、それ程目立つものでもなく、動的変化の意外性という面では、若干迫力に欠けるという問題があった。
【0007】
また、上記特許文献2に開示のからくり時計においても、上下に2分割された文字盤は、単に上下に分離移動するだけであるため、内部の装飾体を出現させることはできるものの、外観の変化として強い印象を及ぼすものではなく、同様に変化の意外性に乏しいという問題があった。
【0008】
そこで、出願人は、文字盤を、中心軸部にムーブメントにより回転駆動される指針軸が挿通されており、指針軸の挿通部を含む固定分割片と、3つの可動分割片に分割し、かつ、指定時刻あるいはモニタ信号に基づく駆動信号を受けて文字盤の裏面側に配置した観覧車を回転させるとともに、文字盤の3つの可動分割片を180°回転させて開状態とした後、すなわち可動分割片を文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に位置するように回転させた後、逆転させて、可動分割片を文字盤を画定する元の位置に戻す装飾部を設けたからくり時計を提案した(特許文献3参照)。
【0009】
【特許文献1】
特公平8−10256号公報
【特許文献2】
特開平8−68870号公報
【特許文献3】
特開平2001−153971号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献3に開示されたからくり時計は、変化の意外性に富み、優れた鑑賞性が得られる。
また、限られた空間内で装飾体の動きを最大限に大きくみせることができ、装飾効果を高めることができる利点がある。
【0011】
ところが、特許文献3に開示されたからくり時計は、基本的に文字盤の可動分割辺の回転軸と駆動軸が同軸であるため、駆動軸の回転角度が文字盤の開閉角度となる。
したがって、特許文献3に開示されたからくり時計では、駆動軸の回転角度、すなわち文字盤の開閉角度を変えるには複雑な制御機構が必要であり、種々の仕様への対応が煩雑であるという不利益がある。
【0012】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造の簡略化、部品点数の削減等を図りつつ、装飾体の前方を開閉する文字盤等の動的変化の意外性に富んでより優れた鑑賞性を与えることができ、限られた空間内で装飾体の動きを最大限に大きくみせることができ、装飾効果を高めることができることはもとより、文字盤の開閉角度を容易に変えることができ、種々の仕様への対応が容易であるからくり時計を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、文字盤の裏面側に指定時刻あるいはモニタ信号に基づく駆動信号を受けて駆動される装飾部を有するからくり時計であって、上記文字盤は、それぞれ裏面側に作動子が形成され、一端側が軸支部により回転可能に軸支された複数の可動分割片と、上記各可動分割片の裏面側に当該可動分割片の回転軌跡に沿って形成されており、上記各可動分割片の回転時に回転する被案内部と、を有し、上記装飾部は、駆動信号を受けて所定速度で正逆方向に回転可能な駆動モータと、上記駆動モータの回転軸の回転を伝達する少なくとも一つの伝達歯車と、上記伝達歯車の回転が伝達される中心飾り用歯車と、上記中心飾り用歯車の周囲に配置されて当該中心飾り用歯車の回転が伝達される複数の周囲用歯車と、上記各周囲用歯車の回転軸の一端部が駆動軸として固定され、上記可動分割片の作動子を所定の範囲にわたって案内する作動子案内部が形成され、上記中心飾り用歯車の回転に応じて回転する上記駆動軸の回転に伴い上記作動子を所定の範囲で案内して、上記可動分割片を、文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に至る領域の所定の領域に位置するように、上記軸支部を回転軸として回転させる複数のカム駆動部と、所定の位置に案内部が形成されて、上記可動分割片に隣接する他の可動分割片の上記軸支部と同軸状に設けられ、上記各可動分割片の回転時に上記被案内部を上記案内部で案内しながら回転する回転ローラと、上記中心飾り用歯車の回転軸に取り付けられ、当該中心飾り用歯車の回転に応じて回転し、当該回転に伴い、少なくとも上記文字盤を画定する場合に位置する上記可動分割片の裏面側領域を装飾体が位置する中心飾りと、を有する。
【0019】
本発明によれば、指定時刻あるいはモニタ信号に基づく駆動信号が駆動モータに供給されると、モータが回転して伝達歯車が回転し、モータの回転が中心飾り用歯車に伝達される。
これにより、中心飾りが所定方向に回転する。
中心飾り用歯車の回転に伴いその周囲に配置されている複数の周囲用歯車が中心飾りと逆方向あるいは同方向に回転する。
これにより、可動分割片の作動子が係合されたカム駆動部も回転を始め、たとえば第1ガイドの側壁により作動子が押圧力を受けて可動分割片が軸支部を回転中心として反時計回りに回転を始める。
そして、可動分割片が閉状態から開状態になるまでの間に、あるいは開状態から閉状態になるまでの間、文字盤の背後で回転している中心飾りの見える箇所が時々刻々と変化する。
したがって、限られた空間内で装飾体の動きを最大限に大きくみせることができ、また、装飾効果が高くなっている。
そして、文字盤の開閉角度を容易に変えることができ、種々の仕様への対応が容易である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のからくり時計に係る実施の形態について、添付図面に基づき説明する。なお、説明の便宜上、一部の図面においては、透視図法を用いて示した。
また、本実施形態で参照する添付図面においては、からくり時計の外側輪郭を画定するケース体については、図面の簡単化のために省略している。
【0021】
図1および図2は、本発明に係るからくり時計の一実施形態を示すものであり、図1は後述する装飾部により可動分割片が回転され文字盤が分離された開放状態を示す正面図、図2は後述する装飾部により可動分割片が回転され文字盤が通常の状態である閉状態を示す正面図である。
【0022】
本実施形態に係るからくり時計10は、外側輪郭を画定する図示しないケース体に設けられる前面ガラス板で保護されたケース体内の時計筐体部11に配置され、3つの可動分割片121,122,123に分割された文字盤12と、文字盤12の裏面側に配置され可動分割片121,122,123の開閉動作を行わせる装飾部13と、文字盤12の装飾部13よりさらに裏面側(ケース体の裏面側)に配置された図示しないムーブメントにより駆動される時針14および分針15等を主構成要素として有している。
【0023】
時計筐体部11は、たとえば所定の径を有する円形状に形成されて文字盤12の形状を画定する文字盤用ベース111が形成されている。
この円形状の文字盤用ベース111の中心軸部に図示しないムーブメントにより回転駆動される指針軸16が挿通されている。
【0024】
文字盤12は、上述したように3つの可動分割片121,122,123に分割されている。
各可動分割片121,122,123は、たとえば円弧状(三日月状)に形成され、図2に示すように、閉状態時には円形状の文字盤用ベース111で画定される領域において通常の文字盤の形状の画定領域内に位置し、開放状態時には、図1に示すように、文字盤の形状の画定領域外における領域に位置するように至る領域の所定の領域に位置するように、各可動分割片121,122,123の一端側が文字盤用ベース111の所定の位置に形成された軸支部に対して回転可能に軸支されている。
【0025】
文字盤12のさらに具体的な構成を、図3、図4および図5に関連付けて説明する。
図3は、文字盤12の裏面側を示し、かつ文字盤用ベース111に対する取り付け構造を説明するための図である。
また、図4は、文字盤の部分および第1装飾部の一部のみを抽出した図であって、文字盤が開状態にある場合を示す図、図5は、文字盤の部分および第1装飾部の一部のみを抽出した図であって、文字盤が閉状態にある場合を示す図である。
【0026】
可動分割片121は、図3〜図5に示すように、円弧状(三日月状)に形成されており、一端側に回転中心となる軸支孔1211が形成され、軸支孔1211の近傍には、後述するカム駆動部のカム溝に挿入されて案内される作動子1212が形成されている。
また、可動分割片121の他端側には、可動分割片121の回転軌跡に沿った円弧状の被案内部1213が形成されており、可動分割片121は回転時に、被案内部1213が文字盤用ベース111に配置された回転ローラ112の案内部1121に案内されながら回転する。
【0027】
可動分割片122は、図3〜図5に示すように、円弧状(三日月状)に形成されており、一端側に回転中心となる軸支孔1221が形成され、軸支孔1221の近傍には、後述するカム駆動部のカム溝に挿入されて案内される作動子1222が形成されている。
また、可動分割片122の他端側には、可動分割片122の回転軌跡に沿った円弧状の被案内部1223が形成されており、可動分割片122は回転時に、被案内部1223が文字盤用ベース111に配置された回転ローラ113の案内部1131に案内されながら回転する。
【0028】
可動分割片123は、図3〜図5に示すように、円弧状(三日月状)に形成されており、一端側に回転中心となる軸支孔1231が形成され、軸支孔1231の近傍には、後述するカム駆動部のカム溝に挿入されて案内される作動子1232が形成されている。
また、可動分割片123の他端側には、可動分割片123の回転軌跡に沿った円弧状の被案内部1233が形成されており、可動分割片123は回転時に、被案内部1233が文字盤用ベース111に配置された回転ローラ114の案内部1141に案内されながら回転する。
【0029】
次に、可動分割片121の取り付け構造を図3に関連付けて説明する。
文字盤用ベース111の所定の位置に可動分割片121の軸支孔1211に挿入され、可動分割片121を回転可能に軸支する軸支部1111、軸支部1111の近傍に後述するカム駆動部が回転可能に設置される凹部1114が形成されている。そして、隣接する可動分割片121の軸支孔1211に挿入される軸支部1112に回転ローラ112が同軸状に軸支されている。
このような構成において、可動分割片121の軸支孔1211に軸支部1111を挿入し、かつ、作動子1212をカム駆動部のカム溝に挿入し、被案内部1213を回転ローラ112の案内部1121に係止させることにより、可動分割片121を文字盤用ベース111に取り付ける。
同様に、可動分割片122の軸支孔1221に軸支部1112を挿入し、かつ、作動子1222をカム駆動部のカム溝に挿入し、被案内部1223を回転ローラ113の案内部1131に係止させることにより、可動分割片122を文字盤用ベース111に取り付ける。
同様に、可動分割片123の軸支孔1231に軸支部1113を挿入し、かつ、作動子1232をカム駆動部のカム溝に挿入し、被案内部1233を回転ローラ114の案内部1141に係止させることにより、可動分割片123を文字盤用ベース111に取り付ける。
【0030】
本実施形態では、上述したように、可動分割片121〜123の被案内部1213〜1233を案内する案内部1121〜1141が形成された回転ローラ112〜114は、隣接する可動分割片の軸支部と同軸状に設けられている。
これにより、可動分割片121〜123の回転動作をスムースにできることはもとより、効率的に組み立てることができる等の利点がある。
【0031】
装飾部13は、文字盤12の裏面側中央部に中心飾りとしての観覧車131が回転可能に設けられている。
この観覧車131の周囲に観覧車131の回転に応じて回転するように複数(本実施形態では5個)の装飾体として気球やベル飾り131−1、131−2,131−3,131−4,131−5が設けられている。
また、装飾部13は、指定時刻あるいはモニタ信号に基づく駆動信号を受けて観覧車131を回転させるとともに、図4に示すように、文字盤12の3つの可動分割片121,122,123を回転させて開状態とした後、すなわち可動分割片を文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に位置するように回転させた後、逆転させて、図2に示すように、可動分割片121,122,123を文字盤14を画定する元の位置に戻す。
また、文字盤12を閉状態から開状態に、また開状態から閉状態にする場合、観覧者131および回転装飾体としてのベル飾り131−1、131−2,131−3,131−4,131−5の見え方が、可動分割片121,122,123の回転に応じて変化する。これにより、からくり時計としての変化の意外性が増し、優れた鑑賞性が得られるようになっている。
【0032】
以下に、装飾部13の具体的な構成について図4、図5、および図6に関連付けて説明する。
【0033】
図6は、観覧車、および可動分割片の回転機構を示す図である。
【0034】
この回転機構200は、駆動モータ201、駆動モータ201の回転軸に軸支された第1歯車202、第1歯車202と噛合する第2歯車203、第2歯車203と噛合する第3歯車204、第3歯車204と噛合する第4歯車205、第4歯車205の周囲にそれぞれ120度の角度をもって配置され、かつそれぞれが第4歯車205と噛合する第5歯車206、第6歯車207、および第7歯車208、第1カム駆動部209、第2カム駆動部210、および第3カム駆動部211により構成されている。
そして、これらの駆動モータ201、第1歯車202、第2歯車203、第3歯車204、第4歯車205、第5歯車206、第6歯車207、および第7歯車208は、文字盤用ベース111のベース基板に対して固定あるいは軸支されている。
【0035】
中心飾り用歯車としての第4歯車205の回転軸205aに観覧車131の回転軸が固定されている。
周囲用歯車としての第5歯車206の回転軸206aが駆動軸として文字盤12の可動分割片121を回転されるためのカム駆動部211に対して文字盤用ベース111の裏面側から回転可能に固定されている。
周囲用歯車としての第6歯車207の回転軸207aが駆動軸として可動分割片122を回転させるためのカム駆動部220に対して文字盤用ベース111の裏面側から回転可能に固定されている。
周囲用歯車としての第7歯車208の回転軸208aが駆動軸として可動分割片123を回転させるためのカム駆動部230に対して文字盤用ベース111の裏面側から回転可能に固定されている。
【0036】
また、周囲用歯車としての第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側とベース基板209間には、図7に示すように、受け車212,213,214が同軸状に配置されている。
そして、各受け車212,213,214の上面と各第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側との間には、図8(A),(B)に示すように中央部が捲線として形成され、この捲線部215aを回転軸が挿通し、両端部215b,215cが第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側に係止されている補正バネ215が配置されている。
また、各受け車212,213,214の上面にはボス212a,213a,214aが形成され、各第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側に形成された長孔にそれぞれ係合されている。
さらに、受け車212,213,214には、それぞれ180°をもって対向した位置に溝212b,213b,214bが形成され、これら溝212b,213b,214bに、第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側に形成されたボス206c,207c,208cがはめ込まれて、受け車212,213,214の回転方向が規制されている。補正バネ215の両端部215b,215cは、各歯車のボス206c,207c,208c及び各受け車212,213,214に係合しバネ力(弾性力)が付勢される。
【0037】
各カム駆動部209,210,211は、図示のように、扇状をなし、その円弧部の中心となる端部が、上述したように、周囲用歯車としての第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車208の回転軸206a,207a,208aが駆動軸として文字盤用ベース111を裏面側が挿通されて固定されている。
【0038】
カム駆動部209は、外周側弧に沿って、可動分割片121の作動子1212を案内する案内部としてのカム溝2091が生成されている。
カム溝2091は、図4および図5に示すように、可動分割片121の作動子1212を第1の方向に弧状に案内する第1ガイド2091aと、第1ガイド2091aと連通し作動子1212を第1の方向とは異なる第2の方向に弧状に案内する第2ガイド2091bとを有し、可動分割片121の作動子1212を第1ガイド2091aを案内しているときのみ、可動分割片121を軸支部1211を回転軸として回転させる。
第1の方向としては、たとえば閉状態を示す図5の場合には、軸支部1211の方向で、文字盤12の若干内方向であり、第2の方向は、第1の方向と略直交する方向である。
【0039】
カム駆動部210は、外周側弧に沿って、可動分割片122の作動子1222を案内する案内部としてのカム溝2101が生成されている。
カム溝2101は、図4および図5に示すように、可動分割片122の作動子1222を第1の方向に弧状に案内する第1ガイド2101aと、第1ガイド2101aと連通し作動子1222を第1の方向とは異なる第2の方向に弧状に案内する第2ガイド2101bとを有し、可動分割片122の作動子1222を第1ガイド2101aを案内しているときのみ、可動分割片122を軸支部1221を回転軸として回転させる。
第1の方向としては、たとえば閉状態を示す図5の場合には、軸支部1221の方向で、文字盤12の若干内方向であり、第2の方向は、第1の方向と略直交する方向である。
【0040】
カム駆動部211は、外周側弧に沿って、可動分割片123の作動子1232を案内する案内部としてのカム溝2111が生成されている。
カム溝2111は、図4および図5に示すように、可動分割片123の作動子1232を第1の方向に弧状に案内する第1ガイド2111aと、第1ガイド2111aと連通し作動子1232を第1の方向とは異なる第2の方向に弧状に案内する第2ガイド2111bとを有し、可動分割片123の作動子1232を第1ガイド2111aを案内しているときのみ、可動分割片123を軸支部1231を回転軸として回転させる。
第1の方向としては、たとえば閉状態を示す図5の場合には、軸支部1231の方向で、文字盤12の若干内方向であり、第2の方向は、第1の方向と略直交する方向である。
【0041】
また、観覧車131における各ベル飾り131−1、131−2,131−3,131−4,131−5は、下部には所定の重さに設定された台座部(乗り込み部)Gが形成され、第5歯車206の回転に伴い観覧車131が回転しても、台座部Gの自重で、必ず図1に示すような正姿勢を保持するように構成されている。
【0042】
また、本実施形態に係るからくり時計においては、可動分割片121、122、123が回転されて所定回転角度位置に達した(180°回転した、または90°回転した)こと等を検知する図6に示すように第1検知部300および第2検知部400を設けている。
【0043】
具体的には、第1検知部300は、たとえば図9に示すように、中心飾り用歯車としての第4歯車205の輪歯部を除く外周部の所定の位置に緩やかな傾斜をなす係止部としてのテーパ状凹部301が形成されており、ベース基板111aには、ベース基板111aに形成された支持軸302に対して揺動自在となるように第1揺動アーム303が配置されており、その一端部303aには、ベース基板111aに形成された開口部(不図示)を通り抜けて第4歯車205まで達する係合ピン304が設けられている。
また、その第1揺動アーム303の他端部303bは、ベース基板111aに固定された第1スイッチ305のスイッチレバー305aに係合し得るようになっている。
【0044】
これら第1揺動アーム303、テーパ状凹部301、第1スイッチ305等を有する第1検知部300は、正時モードにおいて、第4歯車205あるいは文字盤12の可動分割片142,143,144が、所定回転角度位置に達したことを、あるいは、閉状態すなわち休止位置の直前位置に復帰したことを検知する。すなわち、第4歯車205が回転して、第1揺動アーム303の係合ピン304がテーパ状凹部301に入り込むと、第1揺動アーム303の他端部303bが第1スイッチ305のスイッチレバー305aから離脱ないしは他端部304bによる押圧力が低下して第1スイッチ305がオフとされ、駆動モータ201の回転を停止させるようになっている。
なお、第1揺動アーム303が逆回りに揺動すると、再び他端部303bが第1スイッチ305のスイッチレバー305aに係合ないしは押圧して、第1スイッチ305がオンとされる。
【0045】
また、ベース基板111aの背面外周領域でかつ前述の支持軸302に対して中心角で90°離れた領域には、図9のかっこ内に示すように、第2検知部400が設けられている。
第2の検知部400においては、ベース基板111aに形成された支持軸401に対して揺動自在となるように第2揺動アーム402が配置されており、その一端部402aには、ベース基板111aに形成された開口部(不図示)を通り抜けて第4歯車205まで達する係合ピン403が設けられている。
また、第2揺動アーム402の他端部402bは、ベース基板111aに固定された第2スイッチ404のスイッチレバー404aに係合し得るようになっている。
【0046】
これら第2揺動アーム402、第1検知部300と共用するテーパ状凹部301、第2スイッチ403等を有する第2検知部400は、消費者向けに展示するような場合の展示モードにおいて、第4歯車205あるいは文字盤12の可動分割片142,143,144が、所定回転角度位置(図2に示す略90°回転した位置)に達したことを検知する。
すなわち、第4歯車205が回転して、第2揺動アーム402の係合ピン403がテーパ状凹部301に入り込むと、第2揺動アーム402の他端部402bが第2スイッチ404のスイッチレバー404aから離脱ないしは他端部402bによる押圧力が低下して第2スイッチ404がオフとされ、文字盤12が閉じた状態から略90°自転および公転して両側に開いた状態のところで、駆動モータ201の回転を停止させるようになっている。
【0047】
次に、本実施形態に係るからくり時計の正時モードにおける動作について説明する。
また、可動分割片の回転動作については、可動分割片121を例に図10(A)〜(E)に関連付けて説明する。
【0048】
図2に示すように、文字盤12(141〜144)が閉状態すなわち休止位置にある状態で、所定の時刻たとえば正時になると、制御手段としての制御部(不図示)により駆動信号が発せられて、駆動モータ201が一方向に回転し、第1〜第3歯車202〜204を介して中心飾り用歯車である第4歯車205に伝達される。
これにより、第4歯車205が所定方向、たとえば反時計回り方向に回転しだし、観覧車131が反時計回り方向に回転を始める。
【0049】
この第4歯車205の回転に伴い、第1検出部300の第1揺動アーム303の係合ピン304がテーパ状凹部301から出て、第1揺動アーム303が揺動して、他端部303bが第1スイッチ305のスイッチレバー305aに係合ないしは押圧して、第1スイッチ305がオンとされる。
【0050】
また、第4歯車204の回転は第5歯車206、第6歯車207、および第7歯車208に伝達される。
これにより、周囲用歯車としての第5歯車206、第6歯車207、および第7歯車208が時計回りに回転する。これにより、可動分割片121,122,123の作動子1212,1222,1232が係合されたカム駆動部209,210,211も時計回りに回転を始め、第1ガイド2091aの側壁により作動子1211が押圧力を受けて可動分割片121,122,123が軸支部1111,1112,1113を回転中心として反時計回りに回転を始める。
【0051】
具体的には、図10(A)に示すように、休止位置にある状態(閉状態)から、第5歯車206の回転軸206aが駆動軸として固定されたカム駆動部209が、図10(B)に示すように、作動子1211がカム溝2091の第1ガイド2091aを案内される。
このとき、被案内部1213は回転ローラ112に形成された案内部1121を所定の回転軌跡に沿って案内される。
可動分割片121の作動子1211はさらにカム溝2091の第1ガイド2091aを案内され、可動分割片121は、図10(C)に示すように、さらに反時計回りに回転し、やがて図10(D)に示すように、作動子1211が第1ガイド2091を案内され、第2ガイド2091bに案内された時点で、カム溝2091による押圧力から開放され、可動分割片121の回転は停止する。
以後、第5歯車206の回転軸206aが回転し、カム駆動部209を回転するが、作動子1212がカム溝2091の第2ガイド2091bを案内されるだけで、図10(E)に示すように、作動子1212が第2ガイド2091bの端部に当接し、ここでカム駆動部209の時計回り方向への回転が停止する。
【0052】
同様にして、各可動分割片121,122,123は、図1に示すような文字盤の形状の画定領域外の位置に達する。
この閉状態から開状態になるまでの間に、背後で回転している観覧車131のベル飾り131−1、131−2,131−3,131−4,131−5の見える箇所が時々刻々と変化する。
【0053】
上述したように、可動分割片121,122,124が文字盤の形状の画定領域外の位置に達すると、第1検知部300の第1揺動アーム302の係合ピン304が、第5歯車206のテーパ状凹部301に入り込み、第1スイッチ305をオフにする。
その後、制御手段としての制御部により駆動信号の出力が停止されて駆動モータ201の作動が停止される。
そして、一端停止された駆動モータ201に対して逆転するように指示する駆動信号が駆動モータ201に出力される。
【0054】
これにより、カム駆動部209が反時回り方向に回転されて第2ガイド2091bを案内され、やがて第1ガイド2091aに達すると第1ガイド2091aの側壁から開放動作時と反対の押圧力を受けるようになり、可動分割片121が反時計回りに回転される。他の可動分割片122,123も同様の作用を受けて、各可動分割片121,122,123は図2に示すように、文字盤12を画定する元の位置に戻される。
【0055】
このとき、第1検出部300においては、第4歯車205が回転して、第1揺動アーム303の係合ピン304がテーパ状凹部301に入り込むと、第1揺動アーム303の他端部303bが第1スイッチ305のスイッチレバー305aから離脱ないしは他端部304bによる押圧力が低下して第1スイッチ305がオフとされる。これにより、図示しない制御部による駆動信号の出力が停止され、駆動モータ201の回転が停止される。
【0056】
以上の動作で正時モードのからくり動作が終了し、からくり時計では、通常運針が行われる。
【0057】
続いて、本実施形態に係るからくり時計の展示モードにおける動作について説明する。
この場合、文字盤12(121〜123)が閉状態すなわち休止位置にある状態で、固定板の裏面に配置されたモード切り替えスイッチ(不図示)が正時モードから展示モードに切り換えられる。
これにより、制御部(不図示)により駆動信号が発せられて、駆動モータ201が一方向に回転し、第1〜第3歯車202〜204を介して中心飾り用歯車である第4歯車205に伝達される。
これにより、第4歯車205が所定方向、たとえば反時計回り方向に回転しだし、観覧車131が反時計回り方向に回転を始める。
【0058】
この第4歯車205の回転に伴い、第1検出部300の第1揺動アーム303の係合ピン304がテーパ状凹部301から出て、第1揺動アーム303が揺動して、他端部303bが第1スイッチ305のスイッチレバー305aに係合ないしは押圧して、第1スイッチ305がオンとされる。
【0059】
また、第4歯車205の回転は第5歯車206、第6歯車207、および第7歯車208に伝達される。
これにより、周囲用歯車としての第5歯車206、第6歯車207、および第7歯車208が時計回りに回転する。これにより、可動分割片121,122,123の作動子1212,1222,1232が係合されたカム駆動部209,210,211も時計回りに回転を始め、第1ガイド2091aにの側壁により作動子1211が押圧力を受けて可動分割片121,122,123が軸支部1111,1112,1113を回転中心として反時計回りに回転を始める。
これにより、第5歯車206、第6歯車207、および第7歯車208が時計回りに回転し、各可動分割片121,122,123も反時計回りに回転を始める。
【0060】
そして、各可動分割片142,143,144は、回転して図1に示すように文字盤の形状の画定領域外の位置に達する。
この閉状態から開状態になるまでの間に、背後で回転している観覧車131の気球飾り131−1、131−2,131−3,131−4,131−5の見える箇所が時々刻々と変化する。
【0061】
上述したように、可動分割片121,122,123が文字盤の形状の画定領域外の位置に達すると、第2検知部400の第2揺動アーム401の係合ピン403が、第4歯車205のテーパ状凹部301に入り込み、第1スイッチ404をオフにする。
その後、制御手段としての制御部により駆動信号の出力が停止されて駆動モータ201の作動が停止される。
これにより、消費者等は、からくりの一態様を確実に確認することができることになる。
【0062】
さらに、モード切り替えスイッチにより、上記展示モードから前述の正時モードに切り換えられると、前述の正時モードの場合と同様に、可動分割片121,122,123が文字盤の形状の画定領域外の位置に達すると、第1検知部300の第1揺動アーム302の係合ピン304が、第4歯車205のテーパ状凹部301に入り込み、第1スイッチ305をオフにする。
その後、制御手段としての制御部により駆動信号の出力が停止されて駆動モータ201の作動が停止される。
そして、一端停止された駆動モータ201に対して逆転するように指示する駆動信号が駆動モード201に出力される。
これにより、カム駆動部209〜211が反時回り方向に回転されて第2ガイドを案内され、やがて第1ガイドに達すると第1ガイドの側壁から開放動作時と反対の押圧力を受けるようになり、可動分割片121〜123が反時計回りに回転される。そして、各可動分割片121,122,123は図2に示すように、文字盤12を画定する元の位置に戻される。
【0063】
このとき、第1検出部300においては、第4歯車205が回転して、第1揺動アーム303の係合ピン304がテーパ状凹部301に入り込むと、第1揺動アーム303の他端部303bが第1スイッチ305のスイッチレバー305aから離脱ないしは他端部304bによる押圧力が低下して第1スイッチ305がオフとされる。これにより、図示しない制御部による駆動信号の出力が停止され、駆動モータ201の回転が停止される。
【0064】
以上説明したように、本実施形態によれば、各周囲用歯車206〜208の回転軸206a〜208aの一端部が駆動軸として固定され、可動分割片121〜123の作動子1212〜1232を所定の範囲にわたって案内するカム溝2091〜2111が形成され、中心飾り用歯車205の回転に応じて回転する駆動軸の回転に伴い作動子を所定の範囲で案内して、可動分割片121〜123を、文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に至る領域の所定の領域に位置するように、軸支部1111〜1113を回転軸として回転させるカム駆動部209〜211を設けたので、変化の意外性に富み、優れた鑑賞性が得られる。また、限られた空間内で装飾体の動きを最大限に大きくみせることができ、装飾効果を高めることができることはもとより、文字盤の開閉角度を容易に変えることができ、種々の仕様への対応が容易であるという利点がある。
【0065】
また、装飾部13において、可動分割片121,122,123を回転させるための第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側とベース基板111a間に、所定の係合関係をもって受け車212,213,214を同軸状に配置し、捲線部215aを回転軸が挿通し、両端部215b,215cが第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車208の裏面側に係止されている補正バネ215を配置したので中心飾り用の第4歯車205と、周囲用の第5歯車206,第6歯車207、および第7歯車208のバックラッシュ分のずれ(戻り)を補正することができる。
【0066】
なお、本実施形態においては、カム駆動部のカム溝の第2ガイドを弧状に外周部に沿って形成し、可動分割片を回転させるための第1ガイドをその端部に連通する形態で形成したが、たとえば、図11(A)に示すように、第2ガイド2091bの途中に案内方向が異なる第3ガイド2091cを設ける形態、あるいは、図11(B)に示すように、円環状に形成して第1ガイド2091d、第2ガイド2091eを設ける形態等、種々の形態を採用することが可能である。
この場合、可動分割片の回転動作に変化を付与することが可能となる。
【0067】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のからくり時計によれば、変化の意外性に富み、優れた鑑賞性が得られる。また、限られた空間内で装飾体の動きを最大限に大きくみせることができ、装飾効果を高めることができることはもとより、文字盤の開閉角度を容易に変えることができ、種々の仕様への対応が容易であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】装飾部により可動分割片が回転され文字盤が分離された開放状態を示す本発明に係るからくり時計の正面図ある。
【図2】装飾部により可動分割片が回転され文字盤が通常の状態である閉状態を示す本発明に係るからくり時計の正面図である。
【図3】文字盤の裏面側を示し、かつ文字盤用ベースに対する取り付け構造を説明するための図である。
【図4】文字盤の部分および装飾部の一部のみを抽出した図であって、文字盤が開状態にある場合を示す図でる。
【図5】文字盤の部分および装飾部の一部のみを抽出した図であって、文字盤が閉状態にある場合を示す図である。
【図6】観覧車、および可動分割片の回転機構を示す図である。
【図7】本発明に係る文字盤の部分および装飾部の一部のみを抽出した図であって、文字盤が開状態にある場合をさらに具体的な構成を示す図である。
【図8】本発明に係る補正バネの構造を示す図である。
【図9】本発明のからくり時計の一部をなす検知手段の構成を説明するための図である。
【図10】本実施形態に係る動作を説明するための図である。
【図11】本発明に係るカム駆動部の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10…からくり時計
11…時計筐体部
111…文字盤用ベース
111a…ベース基板
12…文字盤
121〜123…可動分割片
13…装飾部
14…時針
15…分針
200…回転機構
201…駆動モータ
205…第4歯車(中心飾り用歯車)
206…第5歯車(周囲用歯車)
207…第6歯車(周囲用歯車)
208…第7歯車(周囲用歯車)
209〜211…カム駆動部
300…第1検出部
400…第2検出部

Claims (1)

  1. 文字盤の裏面側に指定時刻あるいはモニタ信号に基づく駆動信号を受けて駆動される装飾部を有するからくり時計であって、
    上記文字盤は、
    それぞれ裏面側に作動子が形成され、一端側が軸支部により回転可能に軸支された複数の可動分割片と、
    上記各可動分割片の裏面側に当該可動分割片の回転軌跡に沿って形成されており、上記各可動分割片の回転時に回転する被案内部と、を有し、
    上記装飾部は、
    駆動信号を受けて所定速度で正逆方向に回転可能な駆動モータと、
    上記駆動モータの回転軸の回転を伝達する少なくとも一つの伝達歯車と、
    上記伝達歯車の回転が伝達される中心飾り用歯車と、
    上記中心飾り用歯車の周囲に配置されて当該中心飾り用歯車の回転が伝達される複数の周囲用歯車と、
    上記各周囲用歯車の回転軸の一端部が駆動軸として固定され、上記可動分割片の作動子を所定の範囲にわたって案内する作動子案内部が形成され、上記中心飾り用歯車の回転に応じて回転する上記駆動軸の回転に伴い上記作動子を所定の範囲で案内して、上記可動分割片を、文字盤の形状の画定領域内から画定領域外に至る領域の所定の領域に位置するように、上記軸支部を回転軸として回転させる複数のカム駆動部と、
    所定の位置に案内部が形成されて、上記可動分割片に隣接する他の可動分割片の上記軸支部と同軸状に設けられ、上記各可動分割片の回転時に上記被案内部を上記案内部で案内しながら回転する回転ローラと、
    上記中心飾り用歯車の回転軸に取り付けられ、当該中心飾り用歯車の回転に応じて回転し、当該回転に伴い、少なくとも上記文字盤を画定する場合に位置する上記可動分割片の裏面側領域を装飾体が位置する中心飾りと、を有する
    からくり時計。
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