JPS6029910B2 - 腕時計ケ−スの構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は腕時計ケースの構造に関し、更に詳しくは、腕
時計ケースの回転べゼル部の構造に関する。

従来の腕時計ケースにおける回転べゼル部の構造は第１
図、第２図Ａ，Ｂに示したものが代表的な例で、胴１と
べゼル２は、回転軸方向にはめ込み係止されており、回
転べゼル２は外力により常に回転可能である。

胴１と回転べゼル２との間には０リング９を配置し、回
転べゼルの径方向に対する位置決めを行い、更にクリッ
クボール５により制動と位置決めを意図しているが、基
本的に、単なる回転力だけで回転べゼルを回転させうる
のであった。又、これが完全防水として、使用する場合
は特にスキンダイビングなどにおし、は使用条件が非常
にきびしく、思いがけない外力を受ける事があり、この
ような時に回転べゼルが誤って回転してしまう事は十分
に起こり得るわけで、初めにセットしておいた残り時間
が狂ってしまい大事に至る可能性もないではなかった。
本発明は上記の欠点を解消する事を目的としてものであ
り、即ち回転べゼルの偶発的謀作動を防止し、使用中の
偶発的事故を未然に防止するものである。

第３図Ａ，Ｂ、第４図は本発明の−実施例で、第３図は
通常携帯時の状態の要部断面図、第４図は回転べゼル操
作時の状態の要部断面図である。

以下これらの図面に基づき本発明の詳細を説明する。第
３図で、腕１１と回転べゼル２１は離脱しないようにそ
れぞれ対向面に突起１１２及び２１３を設け、上方より
押込んで係合させる。

係合後は前記回転べゼルは第１図中の矢印間Ｌの範囲内
だけ移動できる。又胴１１と回転べゼル２１の間には一
部を切欠いたりング状のバネ９１を半径方向に圧縮介在
させる。回転べゼル２１の内周面には鞠方向切換溝２１
２を設け、回転べゼル２１の下面には回転方向位置決め
溝２１ １を６０〜１２び分割して設ける。さらに胴１
１の上面回転べゼル回転面の一部にはピン４１を設ける
。ピン４１は回転べゼルの回転方向位置決め溝とかみ合
っているため、回転べゼル２１の回転止〆として作用し
ており、第３図Ａ，Ｂの状態では、機構的に回転べゼル
２１の回転は不可能となる。次に回転べゼルを矢印ａ方
向に引上げると、第４図の状態となり、ピン４１と回転
べゼルのかみ合いは外れ、回転操作が可能となる。本発
明は、上述の実施例より明らかなように、通常携帯時で
は機構的に回転べゼルは回転できず、回転させるには、
その前に回転べゼルを引き上げなければならないため、
人為的に回転させようとしない限り回転せず、偶発的な
謀作動を完全に防止する事を可能にするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図・・・…従来例の半断面図、第２図Ａ・・・・・
・第１図の要部拡大断面図、第２図Ｂ・・・・・・第２
図Ａの矢印方向側面図、第３図Ａ・・・・・・本発明実
施例の要部拡大断面図（通常時）第３図Ｂ・・・・・・
第３図Ａの矢印方向側面図、第４図・・…・本発明実施
例の要部拡大断面図（引上時）１，１１……胴、２，２
１……回転べゼル、３，３１……ガラス、４……裏ブタ
、５……クリツクボール、６……クリツクバネ、７，７
１……ガラスリング、８，８１…・・・防水パッキン、
９・・・…０リング、４１……ピン、９１……リング状
バネ。 第１図 第２図 第３図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 時計ケースの上面外周に位置する回転ベゼルと胴と
   の取付構造において、回転ベゼルの摺動下面に位置決め
   用凹凸部を設けると共に、内周側面にスラスト方向位置
   決め用溝を平行に少なくとも２本全周にわたつて設け、
   さらに胴の回転ベゼル摺動上面部には前記凹凸部と噛合
   するピンを少なくとも１つ以上設けると共に、前記回転
   ベゼルの溝と係合するリング状バネを設けたことを特徴
   とする腕時計ケースの構造。