JPS587354Y2 - デジタル式携帯腕時計用ボタンロツク機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は多数個のボタンを必要とするデジタル式携帯
用腕時言で、特に防水機能の強いものを必要とする側に
関するものである。

従来防水用腕時言１側において、防水不良となる部分は
リュウズ部、ボタン部が最も大きな原因となっていた。

これはリュウズ部、ボタン部が水中で押されたり、引張
られることにより、リュウズ及びボタンパツキンでさえ
ぎられていた水が瞬間的に側内部に引き込まれるからで
ある。

アナログ式腕時言１においてはリュウズが通常１個であ
る為、比較的容易にリュウズをロックさせたり、ロック
解除させることが可能であった。

しかしデジタル式腕時言１においてはボタンが多数細材
いていること、及び、軽く押すとデジタルの表示が変化
するという機能面より、ボタンの動きをロックすること
は非常に困難であった。

この考案は、上記の問題を全て、解決するために、側に
ボタン以外に１個のリュウズを用け、このリュウズを回
転させることにより、多数個のボタンを同時にロックし
たり、ロック解除させるものである。

以下第１図、第２図、第３図により詳細に説明する。

第１図はこの考案のボタン部の断面図であって、１は胴
で、２はモジュールである。

胴１とモジュール２との間には回転リング３が配置され
ている。

ボタンロック状態では、ボタン４に付いているＥ型止メ
輪５と回転リング３が度当りしボタン４を押すことはで
きない。

第２図は内転リング３を回転させる為のリュウズ部の断
面図である。

６は駆動車で外周部には歯溝がはってあり、リュウズ７
とは、連結軸８でネジ止メ連結しである。

連結軸８は駆動車６と連結する部分が断面非円形となっ
ている為、リュウズＴを回転させると、駆動車６も同時
に回転する。

第３図は回転リング３の斜視図であって、駆動車６とか
み合う部分は３−ａ部のように歯状になっている為、駆
動車６を回転させると、回転リングも回転することにな
る。

第１図で示したボタンロック状態は、回転リング３の３
− ｃ部とＥ型止メ輪５とがぶつかり、ロックされてい
るが、回転リング３が回転するとＥ型止メ輪５は回転リ
ングの凹部３−ｂ部の下を通りボタンを押すことができ
る。

本考案は以上述べたような機構になっており、リュウズ
７を回転させることにより回転リング３を回転させ、ボ
タンをロックしたり、ロック解除させるものであり、一
度の操作で多数個のボタンを同時にロックさせることが
でき、操作の仕易さの点において、多大なる効果を有す
る。

また、本考案においては、個々のボタンを１つづロック
させるのではない為、ボタンの数が多いものについては
ロック機構として、部品点数も少くコスト的に非常に有
利であるという効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のボタン部の断面図であり、第２図は本
考案のリュウズ部の断面図であり、第３図は本考案で使
用の回転リングの斜視図である。 １−胴、２−モジュール、３一回転リング、４−ボタン
、５−Ｅ型止メ輪、６−駆動車、７−リユウズ、８一連
結軸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブツシュ式ボタンを２個以上必要とするデジタル式腕時
   言」において、胴内部に回転可能な状態に置かれ、かつ
   下側にボタンを逃げるための凹部をボタンの個数だけ有
   し、その他の一部に回転させる為の歯状部を有する回転
   リングを配し、胴には前記回転リングを回転させる為の
   駆動車と一体となったリュウズ部を有し、当すュウズを
   回転させることにより、胴内部の回転リングを回転させ
   、回転リングの凹部とボタン位置を合致させたり、ずら
   したりすることにより、ボタンのブツシュをロックした
   り、ロック解除する携帯腕時引用ボタンロック機構。