JPH0348554Y2 - - Google Patents

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JPH0348554Y2
JPH0348554Y2 JP6150585U JP6150585U JPH0348554Y2 JP H0348554 Y2 JPH0348554 Y2 JP H0348554Y2 JP 6150585 U JP6150585 U JP 6150585U JP 6150585 U JP6150585 U JP 6150585U JP H0348554 Y2 JPH0348554 Y2 JP H0348554Y2
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JP
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rotating bezel
bezel
rotating
inner rotating
double
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JP6150585U
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JPS61176475U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は時計の二重回転ベゼル構造に関する。
〔考案の概要〕
本考案は時計の二重回転ベゼル構造において、
内周回転ベゼル底面と胴上面との間に弾性部材で
あるリング状波形バネを配し、このバネの上下方
向の弾性を利用して外周回転ベゼル凸部と内周回
転ベゼル凹凸部との咬合、解除を行なわせること
により潮汐時計の様な二重回転ベゼル構造の外周
回転ベゼル回転時の内周回転ベゼル連動と、内周
回転ベゼル回転時の外周回転ベゼル静止を安定的
に実現したものである。
〔従来の技術〕
従来の二重回転ベゼル構造は第4図の如き構造
であつた。即ち、第4図において、1はカバーガ
ラス、2は胴、3は内周回転ベゼル、4は外周回
転ベゼル、5は外周回転ベゼルの回転トルク調整
用ゴムパツキン、6は内周回転ベゼルの回転トル
ク調整用ゴムパツキンである。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前述の従来技術では通常、内周回転ベ
ゼル回転トルクを100g−cm〜500g−cm以内、外
周回転ベゼル回転トルクを600g−cm以上にする
という様に回転トルク調整用ゴムパツキン5,6
のつぶし代を調整しなければならなかつた。この
場合、特に内周回転ベゼルの回転トルク範囲が狭
いため、両ベゼルとゴムパツキンの寸度のバラツ
キを極めて小さくしなければならない上に、温度
変化によつてゴムパツキンの線径が変化して回転
トルクが変動するという問題点があつた。
又、内周回転ベゼルのゴムパツキンと両回転ベ
ゼルの内外壁が常時接触しているため時間の経過
と共にゴムパツキンの両ベゼルへの化学的物理的
密着現象が発生し、内周回転ベゼルの回転起動ト
ルクが一時的に大きくなり、外周回転ベゼルの回
転トルクミニマムの600g−cmを越えることが起
り、内周回転ベゼル回転時に外周回転ベゼルを連
動させてしまうという問題点があつた。
そこで本考案はこの様な問題点を解決するもの
で、その目的は外周回転ベゼル回転時の内周回転
ベゼル連動と内周回転ベゼル回転時の外周回転ベ
ゼルの静止を両方満たすことを安定的に実現する
二重回転ベゼル構造を提供するところにある。
〔問題点を解決する手段〕
本考案の時計の二重回転ベゼル構造は胴と、該
胴と回転自在に配設される外周回転ベゼルと、該
外周回転ベゼルの内方に配設され回動自在になる
と共に前記外周回転ベゼルと咬合される内周回転
ベゼルと、前記胴と前記内周回転ベゼルとの間に
装着され前記内周回転ベゼルを押し上げる弾性部
材とを有し、 前記外周回転ベゼルは、その内周側壁上方に突
出して形成される外つば部と、該外つば部の下面
に突出して形成される少なくとも一つの凸部とを
有し、 前記内周回転ベゼルは、その外周側壁下方に前
記外つば部と重なるように突出して形成される内
つば部と、前記内つば部の上面に前記凸部と咬合
するように形成される凹凸部とを有し、 前記内周回転ベゼルは、常時前記弾性部材によ
り上方に付勢され前記外周回転ベゼルと咬合され
ると共に、押圧された時前記外周回転ベゼルとの
咬合が解除されるように構成されていることを特
徴とする。
〔実施例〕
第1図は、本考案の実施例を示す要部の断面図
であつて、11はカバーガラス、22は胴、33
は内周回転ベゼル、44は外周回転ベゼル、55
は外周回転ベゼルの回転トルク調整用のゴムパツ
キン、77は弾性部材であるリング状波形バネ
(以下リング状波形バネと称す)である。
ここで、外周回転ベゼル44の内周側壁の上方
に形成される外つば部44aの下面の最低1カ所
に第2図外周回転ベゼル側面図の様な下方に伸び
る凸部44bである略三角状山部を形成する。内
周回転ベゼル33の上面には回転のための部分的
突起、又はローレツト33aを形成し、又、内周
回転ベゼル33の外周側壁の下方に内つば部33
bを形成し、該内つば部33bの上面に第3図に
示す内周回転ベゼルの側面図の様な凹凸部33c
である略三角形状の連続的な山、谷部を形成し、
前記外周回転ベゼルの略三角状山部44bと係合
できる様にする。一方、内周回転ベゼル底面と胴
22の上面との間に上下方向に弾性を有するリン
グ状波形バネ77を配して常時内周回転ベゼルを
上方に押上げ両回転ベゼルの外つば部44bと内
つば部33cとに形成した凸部44bと凹凸部3
3cとが係合できる様にする。
この様に構成すれば、外周回転ベゼルを回転す
る時はリング状波形バネの押上力により両回転ベ
ゼルのつば部凹凸部が係合しているため内周回転
ベゼルが連動する。又、内周回転ベゼルを単独で
回転するときは内周回転ベゼルを上方から押して
リング状波形バネをたわませ、両回転ベゼルのつ
ば部凹凸部の係合を解除した上で回転すれば外周
回転ベゼルには回転力が伝わらないので外周回転
ベゼルは静止したままで内周回転ベゼルのみ、わ
ずかなトルクで回転できる。なお、本考案におい
て、内周回転ベゼルと外周回転ベゼルの係合部構
成、例えば凹と凸を逆にしバネ77を外周回転ベ
ゼルの下に配置し、外周回転ベゼルが上下動に移
動できるように構成してもよい。
又、回転ベゼルは、2重の関係を有すれば文字
通り2重でなくとも、3重、4重……であつても
よいものである。
〔考案の効果〕
以上、述べた様に本考案によれば両回転ベゼル
のつば部に形成した凹凸をリング状波形バネの弾
性を利用して係合、解除を行わせることにより外
周回転ベゼル回転時の内周回転ベゼルの連動及び
内周回転ベゼル回転時の外周回転ベゼル静止を安
定的に得ることができるという効果がある。
又、両回転ベゼルの凹凸部の係合、解除は温度
変化によつて影響をまつたく受けないため、常に
安定した二重回転ベゼル機能を得ることができ
る。
さらに、内周回転ベゼルに従来例の様なゴムパ
ツキンを使用しているため、外周回転ベゼルと内
周回転ベゼルのゴムパツキンとの間の様な経時的
密着現象が起らず内周回転ベゼル回転時の外周回
転ベゼル静止を安定的に得ることができる。
又両回転ベゼルはつば部凹凸部で携帯時には係
合しているため、わずかな外力で内周回転ベゼル
が回転してしまうという問題も解決する上に、外
周回転ベゼルの回転トルクも内周回転ベゼルを意
識することなく設定できるという効果もある。こ
の様に本考案の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の時計の二重回転ベゼル構造
の一実施例を示す要部の断面図。 第2図は本考案の外周回転ベゼル側面図、第3
図は本考案の内周回転ベゼル側面図。 第4図は、従来例の時計の二重回転ベゼル構造
の要部の断面図。 11……カバーガラス、22……胴、33……
内周回転ベゼル、33b……内つば部、33c…
…凹凸部、44……外周回転ベゼル、44a……
外つば部、44b……凸部、55……外周回転ベ
ゼルの回転トルク調整用ゴムパツキン、77……
リング状波形バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 胴と、該胴と回動自在に配設される外周回転ベ
    ゼルと、該外周回転ベゼルの内方に配設され回動
    自在になると共に前記外周回転ベゼルと咬合され
    る内周回転ベゼルと、前記胴と前記内周回転ベゼ
    ルとの間に装着され前記内周回転ベゼルを押し上
    げる弾性部材とを有し、 前記外周回転ベゼルは、その内周側壁上方に突
    出して形成される外つば部と、該外つば部の下面
    に突出して形成される少なくとも一つの凸部とを
    有し、 前記内周回転ベゼルは、その外周側壁下方に前
    記外つば部と重なるように突出して形成される内
    つば部と、前記内つば部の上面に前記凸部と咬合
    するように形成される凹凸部とを有し、 前記内周回転ベゼルは、常時前記弾性部材によ
    り上方に付勢され前記外周回転ベゼルと咬合され
    ると共に、押圧された時前記外周回転ベゼルとの
    咬合が解除されるように構成されていることを特
    徴とする時計の二重回転ベゼル構造。
JP6150585U 1985-04-24 1985-04-24 Expired JPH0348554Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6150585U JPH0348554Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6150585U JPH0348554Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61176475U JPS61176475U (ja) 1986-11-04
JPH0348554Y2 true JPH0348554Y2 (ja) 1991-10-16

Family

ID=30589849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6150585U Expired JPH0348554Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

Country Status (1)

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JP (1) JPH0348554Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH089655Y2 (ja) * 1988-03-24 1996-03-21 カシオ計算機株式会社 世界時計
JPH0621036Y2 (ja) * 1988-12-28 1994-06-01 株式会社精工舎 回転リングの位置決め装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61176475U (ja) 1986-11-04

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