JPH0336943Y2 - - Google Patents

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JPH0336943Y2
JPH0336943Y2 JP6472285U JP6472285U JPH0336943Y2 JP H0336943 Y2 JPH0336943 Y2 JP H0336943Y2 JP 6472285 U JP6472285 U JP 6472285U JP 6472285 U JP6472285 U JP 6472285U JP H0336943 Y2 JPH0336943 Y2 JP H0336943Y2
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JP
Japan
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rotating bezel
groove
watch case
edge
rotating
Prior art date
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Expired
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JP6472285U
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JPS61181388U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、携帯用時計ケースと回転ベゼルの係
合構造に関する。
〔考案の概要〕
本考案は時計ケースへ係合してなる回転ベゼル
において、時計ケースへ係合する内側面を有する
内周部と外周部の間に垂直方向に溝を設けること
により、回転ベゼルの回転トルクを安定化、着脱
を簡易化したものである。
〔従来の技術〕
従来の合成樹脂製回転ベゼルの時計ケースとの
係合部構造は、第2図及び第3図の如き構造であ
つた。即ち、第2図において、21は時計ケー
ス、22は時計ケースの縁である。23は縁22
の外周に設けられた溝、24は回転ベゼル、25
は縁22に設けられた溝23に係合する様に回転
ベゼル24の内側面に設けられた突部、26は溝
23に取り付けられたパツキンであり回転ベゼル
24を回すのに必要なトルクを有するために、回
転ベゼルの突部25に押圧されている。また第3
図において、31は時計ケース、32は時計ケー
スの縁、33は縁32の外周に設けられた溝、3
4は縁外側面、35は回転ベゼル、36は溝33
と係合するように回転ベゼル35の内側面に成形
された突部、37は縁32の外側面34に当接
し、回転ベゼル35を回すのに必要なトルクを出
すために縁外側面34と径方向に締め代をもつ回
転ベゼルの内側面である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし前述の従来技術では、安定した回転トル
クを確保すべく、第2図においては、パツキン2
6の弾性が一定の状態であり、またシリコンオイ
ルを塗布し常に潤滑性を有しておく必要がある
が、回転ベゼルの突部25で常に押圧されている
ため次第に塑性変形を起こしたり、外気にあたり
シリコンオイルが乾いてしまい回転トルクが不安
定になるという問題があつた。また、第3図にお
いては、時計ケースの縁外側面34の外形状と回
転ベゼルの内側面37の内形状が加工上の寸法の
バラツキあるいはビツの発生により係合状態にお
いて全周にわたつて均一な締め代が出ないため、
回転トルクがばらついてしまうという問題があつ
た。また、回転ベゼル35を指先で回転させよう
とすると、外周が押圧されて回転ベゼルの内側面
37と時計ケースの縁外側面34の当接した面に
圧力がかかり回転トルクが大きくなり回しずらい
という問題があつた。
そこで本考案は、このような問題点を解決する
もので、その目的とするところは、常に安定した
回転トルクを有する回転ベゼルを提供することで
ある。
〔問題を解決するための手段〕
本考案の回転ベゼルは、時計ケース1と回動可
能に係合される合成樹脂からなる回転ベゼル5に
おいて、 前記時計ケース1は、その上面に突出して形成
される縁2と、前記縁2の縁外側面4に形成され
る溝3とを有し、 前記回転ベゼル5は、前記縁外側面4に当接さ
れる内側面7と、前記内側面7より内方に突出し
て形成され前記溝3と係合される突部6と、前記
回転ベゼルの内周部10と外周部11との間に底
面より垂直方向に形成される溝8と、前記内周部
10に半径方向に分割して形成される複数のスリ
ツト部9とを有することを特徴とする。
〔実施例〕
第1図は、本考案の実施例を示す要部の断面図
であつて、1は腕時計など携帯用の時計ケース、
2は時計ケース1の縁、3は縁2の外周に設けら
れた溝であり、4は縁外側面、5は回転ベゼル、
6は縁2の外周に設けられた溝3と係合するよう
に回転ベゼル5の内側面に設けられた突部、7は
縁外側面4に当接し、回転ベゼル5を回すのに必
要なトルクを出すために縁外側面4と径方向に締
め代をもつ回転ベゼルの内側面である。8は回転
ベゼル5を内周部10と外周部11に分ける溝で
ある。9は回転ベゼル5の内周部10にスリツト
を入れた場合のスリツト部であり、スリツトの範
囲には内側面7及び突部6は形成されない。
ここで、回転ベゼルの内側面7は時計ケースの
縁外側面4と締め代を有するが、回転ベゼル5に
設けた溝8のために回転ベゼルの内周部10は外
側へたわみ易くなつている。従つて寸法上のバラ
ツキやビツにより係合後の回転ベゼルの内側面7
と縁外側面4の締め代が全周均一な状態でなくて
も回転ベゼルの内周部10が締め代の変化に伴な
つてたわむために、回転ベゼルの内側面7と縁外
側面4との間には一定の押圧が生じ安定した回転
トルクが得られる。また、回転ベゼル5を指先で
回転させる時には必ず指先に力が加わるため回転
ベゼル5を外側から押圧する状態となるが、前述
した回転ベゼル内周部10と外周部11の間に設
けた溝8のために外圧が回転ベゼルの外周部11
のみに作用し内周部へは影響しない。また、回転
ベゼルの内周部10に設けたスリツト部9により
回転ベゼル内周部10が一層たわみ易くなり、回
転ベゼル内側面7と時計ケースの縁外側面4の締
め代のバラツキを局部毎に吸収でき安定した回転
トルクを確保する効果が高まる。また、回転ベゼ
ル内周部10がたわみ易いために時計ケースへの
装着及び取り外しが容易になる。
〔考案の効果〕
以上、述べたように本考案によれば、回転ベゼ
ルへ時計ケースと係合する内周部と係合に関係し
ない外周部に分ける垂直方向の溝を設け、且つ内
周部にはスリツトを設けたことにより、安定した
回転トルクが常に得られる。しかも内周部がたわ
み易くなつているため、回転ベゼルの着脱も容易
に行なえる。このように本考案の実用的効果は極
めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の回転ベゼルと時計ケースの
係合構造の実施例を示す要部の断面図。第2図、
第3図は、従来の回転ベゼルと時計ケースの係合
構造を示す要部の断面図。 1…時計ケース、2…縁、3…縁外周に設けら
れた溝、4…縁外側面、5…回転ベゼル、6…回
転ベゼルの突部、7…回転ベゼルの内側面、8…
回転ベゼルに設けられた溝、9…スリツト部、1
0…回転ベゼルの内周部、11…回転ベゼルの外
周部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 時計ケース1と回動可能に係合される合成樹脂
    からなる回転ベゼル5において、 前記時計ケース1は、その上面に突出して形成
    される縁2と、前記縁2の縁外側面4に形成され
    る溝3とを有し、 前記回転ベゼル5は、前記縁外側面4に当接さ
    れる内側面7と、前記内側面7より内方に突出し
    て形成され前記溝3と係合される突部6と、前記
    回転ベゼルの内周部10と外周部11との間に底
    面より垂直方向に形成される溝8と、前記内周部
    10に半径方向に分割して形成される複数のスリ
    ツト部9とを有することを特徴とする回転ベゼ
    ル。
JP6472285U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH0336943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6472285U JPH0336943Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6472285U JPH0336943Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61181388U JPS61181388U (ja) 1986-11-12
JPH0336943Y2 true JPH0336943Y2 (ja) 1991-08-05

Family

ID=30596071

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JP6472285U Expired JPH0336943Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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JP (1) JPH0336943Y2 (ja)

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JPS61181388U (ja) 1986-11-12

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