JPH072422Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH072422Y2
JPH072422Y2 JP13146388U JP13146388U JPH072422Y2 JP H072422 Y2 JPH072422 Y2 JP H072422Y2 JP 13146388 U JP13146388 U JP 13146388U JP 13146388 U JP13146388 U JP 13146388U JP H072422 Y2 JPH072422 Y2 JP H072422Y2
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JP
Japan
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wall
taper
container
lid
convex portion
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JP13146388U
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JPH0252754U (ja
Inventor
字規 嶋田
功 朝日
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,容器本体と蓋体との組付き構造に特徴を有す
る容器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来,容器本体と蓋体との開閉を容易にしたことを特徴
とする容器として,例えば実公昭26-3879号や実公昭38-
3383号公報に示すものがある。
これらは容器本体の外周面に時計回り方向に沿って肉厚
が徐々に拡大するテーパー壁を複数設け,蓋体の内周面
にそのテーパー壁とは逆方向に肉厚が拡大するテーパー
状のテーパー壁を形成し,両者を組付けた後,蓋体を螺
合方向へ回動して両テーパー壁の摺接を強めることによ
って,本体と蓋体との組付きを達成している。
実公昭38-3383号公報に記載の考案は,さらにテーパー
壁にその全高さにわたる段部を形成すると共に,テーパ
ー凹部にその全高さにわたる突部を設け,この両者を係
合させることによって蓋体の緩みを防止している。
こうした容器は,本体と蓋体とを嵌合して僅かに回動す
るのみで両者の強固な組付き,およびその解除を達成す
ることが出来るので,通常の螺合組付きする容器等と比
較して,開閉が容易であるという優れた長所を有する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし,従来のこの種の容器においては,蓋体が容器本
体から抜け出してしまうという問題がある。すなわち,
従来の容器においては,実公昭38-3383号公報のように
段部と突部とを係合させることによって蓋体が逆回動方
向へ回動するのを防止しているのであるが,段部と突部
との係合は周方向に作用する力に対してのみ有効であっ
て軸方向への力に対しては効果がない。そのため,蓋体
の抜け出しを防止するための手段として,複数ある突部
の内,段部に係合していない突部をテーパー壁に摺接さ
せることによって達成するものとしている。すなわち,
蓋体の抜け出しは,単に本体に対する摺接力によっての
み達成しているわけである。従って,蓋体あるいは本体
に,両者を離脱させる軸方向の外力が作用した場合,蓋
体は容易に本体から抜け出してしまうことになり,容器
としての機能を果たさないものとなってしまう。
本考案は,こうした点に鑑み創案されたもので,テーパ
ー壁によって組付きが達成され,周方向の緩みだけでな
く,軸方向への抜け出しをも防止することの出来,しか
もその開閉操作が容易で使用感に優れる容器を提供する
ことをその技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのための手段として,有底円筒形状の容器本体1に,
その周壁3周面に時計回り方向に沿って肉厚が徐々に拡
大する第一テーパー壁5を形成し,周壁3周面の,第一
テーパー壁5の任意箇所直下に第一凹凸部7を形成し
た。
そして有頂筒形状の蓋体2に,その筒壁4の周面に反時
計回り方向に沿って肉厚が徐々に拡大し,第一テーパー
壁5と摺接する第二テーパー壁6を形成し,第二テーパ
ー壁6の周面に,第一テーパー壁5と第二テーパー壁6
とが摺接する状態で,第一凹凸部7と嵌入係合する第二
凹凸部8を形成した。
〔作用〕
容器本体1と蓋体2とを組付けるには,まず両者を嵌合
させる。この種容器の場合,テーパー壁を周壁3および
筒壁4の周面に設ける構成としているので,周壁3と筒
壁4との径を設定する際,両者の間に,テーパー壁の肉
厚分の差を設ける必要がある。よって,容器本体1と蓋
体2との嵌合は,極めて楽に達成出来る。
次に,容器本体1と蓋体2とを相互逆方向(蓋体2を時
計回り方向)へ回動させる。これによって第一テーパー
壁5と第二テーパー壁6とは,両テーパー壁5,6がそれ
ぞれ逆方向に向かってその肉厚が拡大するように設定し
ているので,その周面同志を徐々に摺接させながら強固
に組付く。第一テーパー壁5と第二テーパー壁6とが摺
接して,容器本体1と蓋体2とが強固に組付くと同時
に,第一テーパー壁5直下に形成した第一凹凸部7が,
第二テーパー壁6に形成した第二凹凸部8に嵌入して係
合し,これによって両者の組付きが完了する。
すなわち,第一テーパー壁5と第二テーパー壁6とが摺
接することによって容器本体1と蓋体2とが径方向およ
び周方向のがたつきなく組付き,第一凹凸部7と第二凹
凸部8が相互に嵌合組付きすることによって軸方向およ
び周方向のがたつきなく組付きが達成されるのである。
この時,第一凹凸部7を第一テーパー壁5にではなく,
その直下に形成しているので,第二凹凸部8との嵌合組
付きは,大きな抵抗なく容易に達成される。すなわち,
第二凹凸部8は,第一テーパー壁5に乗り上げることな
く第一凹凸部7と嵌合するので,第一テーパー壁5に摺
接して回動し難くなるといったことがないのである。そ
して,第二凹凸部8が第一凹凸部7と嵌合する直前に相
互乗り越えのために発生する僅かな抵抗が感じられ,心
地良い使用感を使用者に与えるものである。
両者の嵌合組付きが達成されると,その組付きは単なる
係合ではなく,相互に嵌入して係合しているので,蓋体
2が逆回動方向に回動して緩むことがないだけでなく,
蓋体2あるいは容器本体1に軸方向の外力が作用して
も,蓋体2が抜け出すことがない(第6図参照)。
前記した容器本体1と蓋体2との組付けの開始は,蓋体
2を容器本体1に被せるようにして両者を嵌合する仕組
みとしているので,螺合によって組付ける容器のように
組付けを開始する際に螺子と螺子とがうまく噛み合わ
ず,従って組付けに手間取るといったことがなく,極め
て容易に組付けを開始することが出来る。
又,容器本体1と蓋体2との組付けを開始した後は,螺
合組付けの場合のように蓋体2を大きくあるいは何回も
回動する必要がなく,わずかに回動するのみで組付けお
よびその離脱を達成することが出来,よって開閉操作が
容易である。
尚,蓋体2を容器本体1から取り外すには,蓋体2を逆
回動方向へ回動させる。これによって第一テーパー壁5
と第二テーパー壁6との摺接が解かれると共に,第一凹
凸部7と第二凹凸部8との嵌合が解かれ,蓋体2を容器
本体1から離脱させることが出来る。
〔実施例〕
第1図から第6図に一実施例を示す。これは,化粧料を
収納するいわゆるコンパクト容器である。
蓋体2(第1図および第2図参照)は,合成樹脂製の有
頂短円筒形状でその筒壁4内周面に等間隔に四つの反時
計回り方向にその肉厚が拡大する第二テーパー壁6を形
成している。そして,この第二テーパー壁6の最も肉厚
な部分に至る直前に,第二テーパー壁6のほぼ半分の高
さを有する突起形状の第二凹凸部8を形成している。
容器本体1(第3図および第4図参照)は,合成樹脂製
有底短円筒形状でその周壁3外周面に,その周壁3のほ
ぼ上半分の高さを有し,第二テーパー壁6と相互に摺接
する第一テーパー壁5を形成している。この第一テーパ
ー壁5は,第二テーパー壁6同様,等間隔に四つに形成
されており,又,第二テーパー壁6とは逆に時計回り方
向にその肉厚が拡大するものである。
第一テーパー壁5のほぼ中間の直下には,第一テーパー
壁5のその部分とほぼ等しい肉厚を有する二本の突条9
が縦設され,この二本の突条9および第一テーパー壁5
によって第一凹凸部7が形成されている。
本実施例においては,第一テーパー壁5および第二テー
パー壁6を四つ設けているが,その数は特に限定される
ものではなく,容器の大きさ等に合わせて適宜設定出来
る。又,テーパー壁を沢山設けた場合,全部のテーパー
壁に凹凸部を設ける必要はなく,例えば,全ての第一テ
ーパー壁5には凹部を設け,相対向する二つの第二テー
パー壁6にのみ突部を設けることも可能である。
又,本実施例においては,第一テーパー壁5を容器本体
周壁3の外周面に設け,第二テーパー壁6を蓋体筒壁4
の内周面に設ける構成としているが,逆に,周壁3が筒
壁4より大径で,周壁3の内周面を筒壁4の外周面に対
向組付けする場合には,第一テーパー壁5を周壁3の内
周面に,そして第二テーパー壁6を筒壁4の外周面に設
けることとする。
さらに,本実施例では,第一凹凸部7を突起形状とし,
第二凹凸部8を凹部としているが,その構造は逆であっ
ても良い。
尚,本考案容器の特徴である係合構造は,化粧料収納容
器の他に,食品収納容器等,各種容器に適用出来るもの
である。
〔考案の効果〕
このように本考案は,容器本体と蓋体との組付きを第一
テーパー壁と第二テーパー壁によって達成しているの
で,その開閉操作が極めて容易である。又,第一凹凸部
と,第二凹凸部とを嵌入係合するものとしているので,
容器本体と蓋体との周方向と軸方向の両方向に対する緩
みや抜け出しを確実に防止することが出来る。
さらに,第一凹凸部を第一テーパー壁の直下に形成した
ので,第二凹凸部との嵌入係合に大きな抵抗力を必要と
せず,よって容器本体と蓋体との組付けおよび離脱をき
わめて楽に達成出来,使用感に優れる等,多くの優れた
効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る蓋体を示す半断面図,第2図は同
底面図,第3図は本考案に係る容器本体を示す平面図,
第4図は同正面図,第5図は第4図におけるA−A線断
面図,第6図は容器本体と蓋体との嵌合組付き状態を示
す拡大断面図である。 符号の説明 1:容器本体,2:蓋体,3:周壁,4:筒壁,5:第一テーパー壁,
6:第二テーパー壁,7:第一凹凸部,8:第二凹凸部,9:突
条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁(3)周面に時計回り方向に沿って肉
    厚が徐々に拡大する第一テーパー壁(5)を形成し,前
    記周壁(3)周面の,前記第一テーパー壁(5)の任意
    箇所の直下に第一凹凸部(7)を形成した有底円筒形状
    の容器本体(1)と, 筒壁(4)の周面に反時計回り方向に沿って肉厚が徐々
    に拡大し,前記第一テーパー壁(5)と摺接する第二テ
    ーパー壁(6)を形成し,該第二テーパー壁(6)の周
    面に,前記第一テーパー壁(5)と該第二テーパー壁
    (6)とが摺接する状態で,前記第一凹凸部(7)と嵌
    入係合する第二凹凸部(8)を形成した蓋体(2)とか
    ら成る容器。
JP13146388U 1988-10-07 1988-10-07 容 器 Expired - Lifetime JPH072422Y2 (ja)

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JP13146388U JPH072422Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 容 器

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JP13146388U JPH072422Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 容 器

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Publication Number Publication Date
JPH0252754U JPH0252754U (ja) 1990-04-16
JPH072422Y2 true JPH072422Y2 (ja) 1995-01-25

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ID=31387557

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JP13146388U Expired - Lifetime JPH072422Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 容 器

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JPH0252754U (ja) 1990-04-16

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