JPH0417500Y2 - - Google Patents

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JPH0417500Y2
JPH0417500Y2 JP9295785U JP9295785U JPH0417500Y2 JP H0417500 Y2 JPH0417500 Y2 JP H0417500Y2 JP 9295785 U JP9295785 U JP 9295785U JP 9295785 U JP9295785 U JP 9295785U JP H0417500 Y2 JPH0417500 Y2 JP H0417500Y2
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ring
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airtight
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、化粧料や香料などのように、揮発
成分を含有した内容物を密封状態に保存するのに
好適な気密容器に関する。
《従来の技術》 この種の気密容器の従来例として、例えば実開
昭58−194151号公報に示す二重蓋容器がある。
この技術は、容器本体の筒状首部に開閉自在に
枢着した比較的偏平な内蓋の外側に外蓋を周方向
に沿つて回動自在に遊嵌し、内蓋の閉止状態で外
蓋を周方向に回動させることで、外蓋と前記筒状
首部とが係着し、外蓋の内面が内蓋を押圧して内
蓋と筒状首部間の接合面を気密状態に固定する構
造となつている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、この構造では、二重蓋であり、
しかも外蓋が内蓋の上面を押圧して気密にパツキ
ンするする構造となつているために、全体として
の蓋の厚みが厚くなり、これを薄型容器、例えば
コンパクト容器などに適用しようとした場合に
は、容器本体のわりには蓋の厚みが厚くなつてし
まい、均整のとれた形状となりえない問題があつ
た。
また、この種の気密容器では、外蓋を閉め忘れ
た場合においても、あたかも蓋が閉まつている感
を呈するため、外蓋の閉め忘れにより、せつかく
の気密性という機能を充分活用できない場合も生
ずる欠点があつた。
この考案は、上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、コ
ンパクト容器の如く薄型の容器に適合でき、しか
も容器が気密に蓋されているかいないかを外方か
ら容易に視認できる新規な構造の気密容器を提供
するにある。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するため、本考案の気密容器
によれば、上面開口した容器本体と、該容器本体
の後部にあつて、ヒンジ部を起点に回動可能に連
結され、容器本体の開口面を開閉する蓋体と、該
蓋体と容器本体のいずれかに設けられ、両者の接
合面に介在するパツキンと、蓋体の外側周囲に回
動可能に遊嵌された気密保持用のリングとからな
り、該リングの下方内周は該蓋体の閉止状態にて
該容器本体の上方外周を覆うとともに該リングの
下方内周と該容器本体の上方外周には夫々ネジ部
を形成して該リングを該容器本体に対して螺着脱
可能とし、該リングと蓋体の双方の表面に、該リ
ングのネジ込み完了状態における蓋体の気密閉止
位置で一致する合いマークを形成してなるもので
ある。
《実施例》 以下に、本考案の好適な実施例について添附図
面を参照して説明する。
第1図乃至第5図はこの考案を適用したコンパ
クト容器を示すものである。
このコンパクト容器は、容器本体1と、蓋体2
と、気密保持用リング3の三部材からなつてい
る。
容器本体1は、円形の浅底容器状のものであ
り、その前端部上縁には斜めに指掛け用の切欠部
4が形成され、また後端部にはヒンジ部を構成す
る凹部5が切欠形成されている。容器本体1に上
面開口の内周部には段部6を設けて周壁7が突設
されている。周壁7の外周には斜めにスパイラル
状のネジ部7aが形成されている。また、周壁7
の内部はこれと連続してその下部に化粧料収納凹
部8が形成され、この収納凹部8内に化粧料9が
充填されている。
前記蓋体2の後端には、前記凹部5に係合する
軸承ブロツク10が一体的に形成され、この軸承
ブロツク10を凹部5内に配置し、容器本体1の
後端部両側より連結ピン11−11を軸承ブロツ
ク10に挿通することで蓋体2を容器本体1の後
端に回動可能にヒンジしている。
そして、蓋体2の底面中央には円形の凹部12
が形成され、この凹部内に鏡13を嵌合固定して
あり、さらに、凹部12の周縁にはリング状のパ
ツキン装着溝14が形成され、この装着溝14内
にリング状のパツキン15を嵌め込んで固定して
いる。
さらに、蓋体2の外側周囲にはガイド溝16が
周方向に沿つて複数箇所アンダーカツト状に形成
されている 前記気密保持用リング3の内周部上部側には前
記ガイド溝16に嵌合するガイド用突起17が周
方向に沿つて複数アンダーカツト状に突出形成さ
れているとともに、ガイド用突起17の下部には
前記周壁7のネジ部7aと係合するネジ部18が
斜めに形成されている。そして、ガイド用突起1
7をガイド溝16に弾撥的に嵌合することにより
リング3は蓋体2の外側周囲に回動可能に保持さ
れる。
さらに、第4図に示すように蓋体2に表面には
ヒトデ型の模様19が中心から放射状に広がる絵
柄として形成されている。一方、リング3にはこ
のヒトデ型の模様の端部と連続する模様20が4
箇所形成されている。この各模様19,20は蓋
体3が気密状態に閉鎖されているか否かを外方か
ら視認するためのもので、第4図aに示す如く各
模様19,20がずれている場合には各ネジ部7
a,18は係合しておらず、蓋体2は単に容器本
体1に上面開口を覆つているのみで、気密性は保
たれていない。
この状態から同図bに矢印で示すようにリング
3を時計方向に回転すると、ちようど模様19,
20の端部同士が一致した状態で、ネジ部7a,
18同士の螺合が完了し、リング3を蓋体2の外
周部をガイド溝16とガイド用突起17による係
合によつて、下部側に引込み、この結果パツキン
14が周壁7の上面に圧接され、蓋体2を容器本
体1に気密に係合する。
なお、その際のガイド溝16とガイド用突起1
7の関係は第5図a,bに示すように、両者間の
周方向の長さに応じて回動位置の規制がなされ
る。
また、ガイド溝16の周方向一端部には凸部2
2が、またリング3側のガイド用突起17の周方
向一端には多少の距離をおいて同じく係止突起2
3が突出形成されている。
まず、第4図aに示すように模様19,20が
ずれている状態では、第5図aの如くガイド用突
起17の他端はガイド溝16の他端部に当接した
状態であり、この状態からリング3を回し、ネジ
部18を螺合するとその完了状態で第5図bの如
く突起23が突起22を乗り越え、この状態でク
リツク音を発して周回り方向の回動が規制された
状態で第4図bの如く模様19,20同士が一致
する。すなわち、模様19,20による視覚的な
合いマークと、突起23が突起22を乗り越える
ことによりクリツク音による操作感の双方によ
り、蓋体2が気密に閉鎖されたことを確認できる
ようになつている。
なお、上記実施例では、この考案をコンパクト
容器に適用した場合を示したが、他の容器に適用
することも可能であることは勿論である。
また、蓋体2および気密保持用リング3に形成
される合いマークとしては、実施例の模様形状に
とらわれることなく、他の意匠的形状であつて、
リングを回した時にのみ一致する形状であればい
ずれの模様を合いマークとすることが可能であ
る。
《考案の効果》 以上実施例で詳細に説明したように、この考案
による気密容器によれば、蓋体の外側周囲に遊嵌
されたリングを回すことで蓋体を容器本体側に引
き寄せた状態で押圧するようになつているため、
蓋体全体としての厚みを薄くできる。
また、蓋体とリング間には合いマークにより気
密状態を外方から容易に視認できるため、この種
の気密性を保つ機能を有効に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用したコンパクト容器の
分解斜視図、第2図は同コンパクト容器の周縁部
分を示す部分断面図、第3図は同コンパクト容器
のヒンジ部分の部分断面図、第4図は同コンパク
ト容器の閉鎖状態を示すもので、aは蓋体が非気
密状態に閉止されている状態を示す斜視図、同図
bは蓋体を気密状態に閉止した状態を示す斜視
図、第5図は蓋体とリングとの係合状態を示すも
ので、同図aは蓋体の非気密閉止状態における係
合状態を示す部分断面図、第5図bは蓋体の気密
閉止状態を示す断面図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……気密保持
用リング、5,10,11−11……ヒンジ部、
5……凹部、10……軸承ブロツク、11−11
……連結ピン、7a,18……ネジ部、15……
パツキン、16……ガイド溝、17……ガイド用
突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面開口した容器本体と、該容器本体の後部に
    あつて、ヒンジ部を起点に回動可能に連結され、
    容器本体の開口面を開閉する蓋体と、該蓋体と容
    器本体のいずれかに設けられ、両者の接合面に介
    在するパツキンと、蓋体の外側周囲に回動可能に
    遊嵌された気密保持用のリングとからなり、該リ
    ングの下方内周は該蓋体の閉止状態にて該容器本
    体の上方外周を覆うとともに該リングの下方内周
    と該容器本体の上方外周には夫々ネジ部を形成し
    て該リングを該容器本体に対して螺着脱可能と
    し、該リングと蓋体の双方の表面に該リングのネ
    ジ込み完了状態における蓋体の気密閉止位置で一
    致する合いマークを形成してなることを特徴とす
    る気密容器。
JP9295785U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPH0417500Y2 (ja)

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JPS623442U JPS623442U (ja) 1987-01-10
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JP2533414Y2 (ja) * 1990-03-15 1997-04-23 株式会社吉野工業所 コンパクト容器
JP4480296B2 (ja) * 2001-05-09 2010-06-16 アキレス株式会社 電子部材用収納容器
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JP5952483B1 (ja) * 2015-12-04 2016-07-13 株式会社興洋 放射性廃棄物保管用コンテナおよび該コンテナの操作方法

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JPS623442U (ja) 1987-01-10

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