JP2598823Y2 - 密封コンパクト容器 - Google Patents

密封コンパクト容器

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JP2598823Y2
JP2598823Y2 JP1992089453U JP8945392U JP2598823Y2 JP 2598823 Y2 JP2598823 Y2 JP 2598823Y2 JP 1992089453 U JP1992089453 U JP 1992089453U JP 8945392 U JP8945392 U JP 8945392U JP 2598823 Y2 JP2598823 Y2 JP 2598823Y2
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JPH0654559U (ja
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好弘 飯村
功 朝日
字規 嶋田
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、密封型のコンパクト容
器に係り特に交換用化粧料中皿容器を収容するために適
するコンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、化粧料を収容したコンパクト
容器では、商品の性質上気密性を要求する場合が多い。
このため、コンパクト容器では気密性保持の種々の機構
が採用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような気密機構を
比較的しっかりした成形品や、シールリングなどを用い
て実現するのは比較的容易である。
【0004】しかし、問題となるのは、詰め替え用の化
粧料中皿容器を販売するための簡易型コンパクト容器に
おいて気密性を実現することである。このような簡易容
器では、コストを下げる必要性から、設計を簡単にし、
しかも、成形もできるだけ薄くする必要があるなど、種
々の制約があるからである。
【0005】本考案は以上のような点に鑑みなれたもの
で、簡単な構造で気密性を確保できるコンパクト容器を
提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
するため、以下のような手段を採用した。すなわち、本
考案の密封型コンパクト容器は、合成樹脂製の容器本体
と、合成樹脂製の蓋体とを有し、前記容器本体1内
、中皿11収容するとともに、中皿11の周囲を囲
う周壁部13を有し、この周壁部13上部にリング状
上面が弧状に形成されたシール突起15を設けてあり、
さらに、中皿11の上面を覆うとともに、周縁が前記シ
ール突起15上に位置するシート状パッキン17が収容
されている。
【0007】また、前記蓋体2は一側を前記容器本体1
にヒンジ部を介して揺動自在に連結し、かつ、係合部で
容器本体1に閉状態で係合可能であり、さらに、蓋体
内面に前記パッキン17を上方から押さえる押さえ部
を設け、この押さえ部25は蓋体2の周縁部内面6か
ら、内面が傾斜面24により下方に突出して形成され、
かつ、押さえ部25の外径がリング状のシール突起15
の内径とほぼ同一の径となっている密封コンパクト容器
である。
【0008】
【0009】
【作用】本考案は、蓋体2を容器本体1の開口部に合致
させて押圧して、蓋体2を容器本体1に係合すると、パ
ッキン17は上面が弧状のシール突起15に押されて、
パッキン17の外周部が、蓋体2の傾斜面24の下端部
を支点として上方に屈曲し、パッキン17は弧状のシー
ル突起15に弾力的に圧接し、容器本体1を良好に密封
する。 そして、蓋体2の係合を外すと、蓋体2は屈曲し
ていたパッキン17の弾力により押し上げられ、蓋体の
開放がし易いものである。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。この実施例は、いわゆるリフィル容器であり、
交換用化粧料中皿容器を収容する簡易型密封コンパクト
容器である。
【0011】図1に示したように、合成樹脂製の容器本
体1と、合成樹脂製の蓋体2とを有する。前記蓋体2は
図2に示したように、一側を前記本体1に薄肉ヒンジ部
3を介して回動自在に連結してある。
【0012】前記容器本体1の周囲にはフランジ部4が
設けられ、このフランジ部4より上方に蓋体2内に嵌合
する嵌合筒部5が立設されている。そして、前記薄肉ヒ
ンジ部3に対向する容器本体1の前側に蓋体2を係止す
るメイン係止突起7が設けられている。
【0013】また、容器本体1の嵌合筒部の左右両側に
いわゆるアンダーカットと呼ばれるサブ係止突起8が設
けられている。容器本体1内には、中皿11が収容され
る。この中皿11には化粧料等が収容されている。 ま
た、容器本体1は、中皿の周囲を囲う周壁部13を有す
る。この周壁部13は容器本体1と一体でも別体でもよ
い。図2の場合は、周壁部は開口部を下に向けた断面コ
状にリング状であり、別成形されて容器本体1内に嵌合
される。図3の場合は、容器本体1と周壁部13とが一
体である。周壁部13の周囲に外壁及び嵌合筒部5が連
設されている。
【0014】周壁部13上部にリング状で上面が弧状に
形成されたシール突起15を設ける。さらに、中皿11
の上面を覆うとともに、周縁が前記シール突起上に位置
するシート状パッキン17が収容される。このパッキン
17は蓋体2の内面に張り付けられている。
【0015】また、蓋体2は、前記メイン係止突起7に
係合するメイン係合部21が前側に設けられ、前記サブ
係止突起8に係合するサブ係合部23をその左右両側内
面に有する。サブ係止突起8とサブ係合部23は、蓋体
の円周の長さの12分の1から4分の1程度の長さで設
けられている。係合はいずれも凹凸によるアンダーカッ
ト嵌合である。
【0016】さらに、蓋体2内面に前記パッキン17を
上方から押さえる押さえ部25を設けてある。押さえ部
25は蓋体2の周縁部内面6から、内面が傾斜面24に
より下方に突出して形成され、かつ、押さえ部25の
がリング状のシール突起15の内径とほぼ同一となっ
ている。そして、パッキン17の厚さより、シール突起
15と蓋体2との間の間隔を狭くしてある。
【0017】蓋体2を閉じると、蓋体2は係合部で容器
本体1に閉状態で係合する。このとき、蓋体2内面のパ
ッキン17が押さえ部25で上方から押さつけられる。
これにより、パッキン17の周縁は、蓋体2とシール突
起15とにより挟持される。よって、この部分で容器の
気密性が確保される。
【0018】ところで、リフィル容器としては、簡素な
材質とするため蓋体2の閉蓋時に、パッキン17の弾力
性で、蓋体2が上方へと付勢され、メイン係合部21
と、メイン係止突起7による係合のみでは、蓋体2の左
右両側が浮いてしまい、気密性が確保できない場合も生
じる。そこで、サブ係止突起23や、サブ係合部23を
蓋体2左右両側や容器本体1左右両側に設けたので、そ
のような問題は解消される。
【0019】なお、本実施例はリフィル容器に応用した
例であるが、このような例に限らず、正式なコンパクト
容器に適用してもよいことはもちろんである。
【0020】
【考案の効果】本考案は、パッキン17を上方から押さ
える押さえ部25は、蓋体2の周縁部内面6から、内面
が傾斜面24により下方に突出して形成され、かつ、押
さえ部25の外径が、リング状で上面が弧状に形成され
たシール突起15の内径と、ほぼ同一の径となっている
密封コンパクト容器である。 したがって、本考案は、蓋
体2を容器本体1の開口部に合致させて押圧して、蓋体
2を容器本体1に係合すると、パッキン17は上面が弧
状のシール突起15に押されて、パッキン17の外周部
が、蓋体2の傾斜面24の下端部を支点として上方に屈
曲し、パッキン17は弧状のシール突起15に弾力的に
圧接し、容器本体1を良好に密封する。 そして、蓋体2
の係合を外すと、蓋体2は屈曲していたパッキン17の
弾力により押し上げられ、蓋体の開放がし易いものであ
る。 そして、簡単な構造で気密性を確保でき、リフィル
容器など簡便な容器において安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す斜視図
【図2】 図1の断面図
【図3】 他の例を示す断面図
【符号の説明】
1・・・容器本体 2・・・蓋体 3・・・薄肉ヒンジ部 4・・・フランジ部 5・・・嵌合筒部6・・・周縁部内面 7・・・メイン係止突起 8・・・サブ係止突起 11・・・中皿 13・・・周壁部 15・・・シール突起 17・・・パッキン 21・・・メイン係合部 23・・・サブ係合部24・・・傾斜面 25・・・押さえ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−171614(JP,U) 実開 平3−10811(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 35/44 - 35/54 B65D 39/00 - 55/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の容器本体と、合成樹脂製
    の蓋体とを有し、 前記容器本体1内は、中皿11を収容するとともに、中
    11の周囲を囲う周壁部13を有し、この周壁部13
    上部にリング状で上面が弧状に形成されたシール突起
    を設けてあり、さらに、中皿11の上面を覆うととも
    に、周縁が前記シール突起15上に位置するシート状パ
    ッキン17が収容され、 また、前記蓋体は一側を前記容器本体にヒンジ部を
    介して動自在に連結し、かつ、係合部で容器本体
    閉状態で係合可能であり、さらに、蓋体内面に前記パ
    ッキン17を上方から押さえる押さえ部25を設け、
    の押さえ部25は蓋体2の周縁部内面6から、内面が傾
    斜面24により下方に突出して形成され、かつ、押さえ
    部25の外径がリング状のシール突起15の内径とほぼ
    同一の径となっている密封コンパクト容器。
JP1992089453U 1992-12-28 1992-12-28 密封コンパクト容器 Expired - Fee Related JP2598823Y2 (ja)

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JPH0654559U (ja) 1994-07-26

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