JP2001019000A - 蓋付き容器 - Google Patents

蓋付き容器

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JP2001019000A
JP2001019000A JP11186199A JP18619999A JP2001019000A JP 2001019000 A JP2001019000 A JP 2001019000A JP 11186199 A JP11186199 A JP 11186199A JP 18619999 A JP18619999 A JP 18619999A JP 2001019000 A JP2001019000 A JP 2001019000A
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雅晃 遠部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋と容器本体の口部のねじ締まりの終端部で
クリック感を与えるようにした場合、寸法バラツキ等に
より、ねじ条がねじ溝に干渉してクリックトルクが過大
になり、蓋締め操作が困難になることがあるので、ねじ
嵌合部分に改良を加えて所定の大きさのクリックトルク
が得られるようにすることである。 【解決手段】 口部側ねじ条5の外周面に1周4箇所の
凸部19を設け、各凸部19が作る仮想半径Lをクリッ
ク凹部とクリック凸部によるクリックトルクを保証する
大きさに設定し、上記の凸部19間の盗み部24におい
て蓋2の変形を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水筒、魔法びん
等の蓋付き容器一般に関するものである。
【0002】
【従来の技術】容器本体の口部に蓋をねじ結合により着
脱自在に取付ける場合に、ねじ締め操作の終わりで蓋を
操作する人の手にクリック感を与え、確実に締まったこ
とを感知できるようにすることが従来から行われてい
る。
【0003】このようなクリック感を与える構成とし
て、容器本体の口部側ねじ条のねじ結合の終端にクリッ
ク突起を設けると共に、コップ兼用の蓋の内周面に形成
した蓋側ねじ条の始端にクリック凹所を設け、蓋のねじ
締め操作の終わりに上記のクリック突起とクリック凹所
を嵌合させ、その際に所要の大きさのクリックトルクを
発生させるようにしている。
【0004】上記のように所要の大きさのクリックトル
クを発生させるために、口部側ねじ条と蓋側ねじ条の径
寸法は、比較的高い精度をもつように設定され、両方の
ねじ条の嵌合は径方向に余裕の少ない比較的タイトな嵌
合となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような蓋付き容
器において、生産時における寸法のバラツキや、経時変
化、使用条件等の影響により、口部側ねじ条の外径が設
計値より大きくなった場合には、その口部側ねじ条が蓋
側のねじ溝の底に接近又は干渉することがある。また蓋
側ねじ条の内径が設計値より小さくなった場合には、そ
の蓋側ねじ条が口部側のねじ溝の底に接近又は干渉する
ことがある。
【0006】上記のいずれの場合においても、クリック
嵌合時の蓋の変形余裕が少ないか、又はゼロとなるの
で、クリックトルクが著しく大きくなり蓋を締める操作
が困難となる原因となる。
【0007】そこで、この発明は、ねじ径の大きさが設
計値からずれることがあっても、クリック嵌合時におけ
る蓋の変形を可能にし、所要の大きさのクリックトルク
が得られるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、容器本体の口部に蓋をねじ結合によ
り着脱自在に取付け、上記口部外周面に形成された口部
側ねじ条と上記蓋内周面に形成された蓋側ねじ条のねじ
結合の終端部に、相互に嵌合するクリック部を設けてな
る蓋付き容器において、上記の口部側ねじ条と蓋側ねじ
条のいずれか一方又は両方に、1周あたり少なくとも3
箇所の凸部をねじ条外周面に設け、各凸部が作る仮想半
径を上記のクリック部におけるクリックトルクを保証す
る大きさに設定した構成とした。
【0009】なお、上記の凸部相互間のねじ条周面に、
上記蓋の変形を許容する盗み部を設けた構成をとること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に基づいて説明する。実施形態の蓋付き容器は図1
及び図2に示すように、容器本体1の口部2の外周面に
始端3から終端4までが1周以内の口部側ねじ条5が設
けられ、また、口部2に被せられるコップ形の蓋6の内
周面に蓋側ねじ条7が設けられる。この蓋側ねじ条7の
始端8から1周以内の位置にある終端部9との間に所定
の大きさのねじ端間隔Aが形成される。また、蓋側ねじ
条7の中間部分を切欠いて、その蓋側ねじ条7の始端8
に連続した始端側中間端部11と、終端9に連続した終
端側中間端部12との間に所定の大きさの中間間隔Bが
形成される。
【0011】上記のねじ端間隔Aと中間間隔Bは、取手
13の両側約90度の位置に設けられ、この取手13を
把持して蓋6で飲料を飲む際に、唇が蓋側ねじ条7に触
れることを防止し、また飲料の液切れを良好にしてい
る。
【0012】上記の蓋6は、その蓋側ねじ条7の始端8
を口部側ねじ条5の始端3の下面に係合させ、ほぼ27
0度回転させることによりねじ締めされ、そのねじ締め
の終端において、蓋側ねじ条7の始端8の近傍に設けた
クリック凹部14が、口部側ねじ条5の終端部に設けた
クリック凸部15に嵌まり合いクリック感を与える。
【0013】上記の口部2の開口端部近くの外周面に中
栓ねじ締め用のねじ条16が設けられる。また、口部側
ねじ条5の始端3の近傍には規制凸部17が設けられ
る。この規制凸部17は、蓋側ねじ条7の始端側中間端
部11の下面に当接することによって、口部側ねじ条5
の始端3が中間間隔Bに入り込む事態、いわゆる「斜め
入り」を防止する。
【0014】図3(a)から(c)は、前記のクリック
凹部14がクリック凸部15にクリック嵌合する際の様
子を示すものであり、同図の(b)に示すように、蓋側
ねじ条7の始端8とクリック凹部14との間のねじ凸部
18と、クリック凸部15が当接する際に所要のクリッ
クトルクが発生する。
【0015】上記の蓋側ねじ条7と口部側ねじ条5とが
ラフに嵌合しており径方向の隙間が大きいとすると、所
要の大きさのクリックトルクを得ることができないこと
がある。また、あまりにタイトな嵌合であると、寸法バ
ラツキ等がある場合にクリックトルクが大きすぎて蓋締
め操作に支障を来すことがある。
【0016】図4(a)から(c)は、そのような問題
を解決する1つの手段を示している。即ち、この場合
は、口部側ねじ条5に等間隔をおいて1周4箇所の凸部
19が設けられ、その凸部19間は一般ねじ部21とな
っている。凸部19の部分を連ねる仮想円の外径Lは、
所要の大きさのクリックトルクが保証される大きさに設
定される。上記の一般ねじ部21の外径L’はこれより
小さく設定され、蓋側のねじ溝底22との間にdの隙間
が存在する(図4(c)参照)。この外径L’の部分
は、外径Lの凸部19の部分から、dの大きさだけ凹入
した盗み部24であるということもできる。
【0017】なお、蓋側ねじ条7は口部側のねじ溝底2
3との間に所定の隙間eが全周にわたり存在し、その蓋
側ねじ条7の内径は寸法バラツキ等があってもねじ溝底
23と干渉するおそれのない大きさに設定される。
【0018】図5(a)から(c)は、他の手段であ
り、この場合は、蓋側ねじ条7に、前記のねじ端間隔A
と中間間隔Bの部分を除き、等間隔をおいて1周4箇所
の凸部19’が内向きに設けられ、その凸部19’の間
は一般ねじ部21’となっている。
【0019】凸部19’の部分を連ねる仮想円の内径N
は、所要の大きさのクリックトルクが保証される大きさ
に設定される。上記の一般ねじ部21’の内径N’はこ
れより大きく設定され、口部側ねじ溝底23’との間に
d’の隙間が存在する(図5(c)参照)。この内径
N’の部分は、内径Nの凸部19’の部分から、d’の
大きさだけ凹入した盗み部24’であるということもで
きる。
【0020】なお、口部側ねじ条5は蓋側のねじ溝底2
2’との間に所定の隙間e’が全周にわたり存在し、そ
の口部側ねじ条5の外径寸法バラツキ等があってもねじ
溝底22’と干渉するおそれのない大きさに設定され
る。
【0021】上記の図4、図5のいずれの場合も、凸部
19、19’の存在により、蓋6の口部2に対する嵌合
精度が確保され、従って前記のクリック嵌合の際に所定
のクリックトルクが得られる。また、寸法バラツキ等の
影響によりこれらの凸部19、19’が設計値より大き
くなったとしても、クリック嵌合時に蓋6が盗み部2
4、24’における隙間d,d’の部分で変形してクリ
ックトルクが過大になることが避けられる。
【0022】上記の各実施形態においては、凸部19、
19’を1周4箇所に設けた例を示しているが、少なく
とも3箇所に設ける構成をとることができる。
【0023】なお、上記の図4及び図5を併せた構成と
して、口部側ねじ条5に凸部19を設け、同時に蓋側ね
じ条7に凸部19’を設ける構成をとっても同様の効果
が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明は、口部側ねじ
条と蓋側ねじ条のいずれか一方又は両方に、1周あたり
少なくとも3箇所の凸部をねじ条外周面に設け、各凸部
が作る仮想半径を上記のクリック部におけるクリックト
ルクを保証する大きさに設定することにより、クリック
嵌合時においては所定の大きさのクリックトルクが得ら
れ、また寸法バラツキ等があっても蓋の変形が可能であ
るので、クリックトルクが過大になることが防止され、
円滑な蓋締め操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の一部省略分解斜視図
【図2】同上の口部の正面図
【図3】(a)〜(d) クリック嵌合部分を示す断面
【図4】(a)蓋の嵌合部分の断面図 (b)(a)図のb−b線の拡大断面図 (c)(a)図のc−c線の拡大断面図
【図5】(a)他の実施形態の蓋の嵌合部分の断面図 (b)(a)図のb−b線の拡大断面図 (c)(a)図のc−c線の拡大断面図
【符号の説明】
1 容器本体 2 口部 3 始端 4 終端 5 口部側ねじ条 6 蓋 7 蓋側ねじ条 8 始端 9 終端 11 始端側中間端部 12 終端側中間端部 13 取手 14 クリック凹部 15 クリック凸部 16 ねじ条 17 規制凸部 18 ねじ凸部 19、19’ 凸部 21、21’ 一般ねじ部 22、22’ ねじ溝底 23、23’ ねじ溝底 24、24’ 盗み部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の口部に蓋をねじ結合により着
    脱自在に取付け、上記口部外周面に形成された口部側ね
    じ条と上記蓋内周面に形成された蓋側ねじ条のねじ結合
    の終端部に、相互に嵌合するクリック部を設けてなる蓋
    付き容器において、上記の口部側ねじ条と蓋側ねじ条の
    いずれか一方又は両方に、1周あたり少なくとも3箇所
    の凸部をねじ条外周面に設け、各凸部が作る仮想半径を
    上記のクリック部におけるクリックトルクを保証する大
    きさに設定したことを特徴とする蓋付き容器。
  2. 【請求項2】 上記の凸部相互間のねじ条外周面に、上
    記蓋の変形を許容する盗み部を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の蓋付き容器。
JP18619999A 1999-06-30 1999-06-30 蓋付き容器 Expired - Lifetime JP3574005B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012096817A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Hoyu Co Ltd 蓋付き容器
JP2014129128A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器用吐出器

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