JP3174991B2 - ワンタッチキャップ - Google Patents

ワンタッチキャップ

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JP3174991B2
JP3174991B2 JP30555294A JP30555294A JP3174991B2 JP 3174991 B2 JP3174991 B2 JP 3174991B2 JP 30555294 A JP30555294 A JP 30555294A JP 30555294 A JP30555294 A JP 30555294A JP 3174991 B2 JP3174991 B2 JP 3174991B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チューブ容器等の容
器本体と別成形されたキャップ本体を、容器本体の口部
に嵌合したワンタッチキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワンタッチキャップとしては、図
6および図7に示すようなものがある。50は容器本体
であり、容器本体50の口部51の外周には、雄ネジが
螺設されている。そして、この雄ネジと螺合する雌ネジ
が嵌合筒53の内側に形成され、相互に雄ネジと雌ネジ
が螺合することにより、キャップ本体52は容器本体5
0の口部51に確実に固定されている。また、キャップ
本体52には嵌合筒53の上方に設けられ、口部51の
開口を閉鎖する頂壁体54が設けられている。そして、
この頂壁体54の中心位置には注出孔55が設けられる
と共に、その下側には口部51の開口を閉鎖する栓部5
6が形成され、この栓部56は口部51の先端内周と密
接している(シールポイントX)。一方、嵌合筒53に
連結片59によって連結されている蓋体58の中心部下
側には栓部57が形成され、注出孔55と密接している
(シールポイントY)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなワンタッチキャップにあっては、容器本体50の口
部51の外周およびキャップ本体52の嵌合筒53の内
周面に大掛かりな雄ネジ、雌ネジが螺設されているた
め、キャップ本体52の構造が複雑になると共に、頂壁
体54が存在するためキャップ本体52が重量化し、製
造コストが高くなる欠点があった。また、容器本体50
内の内容物の漏洩を防止するためのシールポイントがX
とYの2点が存在し、シールポイトの調整が頗る面倒で
あった。
【0004】この発明は、このような従来の課題に着目
してなされたもので、容器本体の口部に装着されるキャ
ップ本体の構造を簡単なものにすることにより、キャッ
プ本体の軽量化およびコストの低減を図ると共に、容器
本体の口部と蓋体の栓部とのシールポイントを1つにす
ることにより、調整が容易なワンタッチキャップを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、この発明は容器本体と、該容器本体と別成形され、
かつ、容器本体に固定されるキャップ本体とから成り、
そのキャップ本体が容器本体の口部および肩部に固定さ
れる蓋体基部と、その蓋体基部の後端上部にヒンジで連
結される上蓋と、蓋体基部および上蓋にそれぞれ上ヒン
ジおよび下ヒンジで連結され、上蓋を弾力的に蓋体基部
に当接させる連結帯とを備えているワンタッチキャップ
において、前記キャップ本体の蓋体基部に、容器本体の
口部をその上部が突出する状態で挿入するための口部挿
入孔を形成し、該口部挿入孔の内周面に形成した嵌合部
と容器本体の口部の下部外周に形成した嵌合部とを嵌合
させており、かつ、前記蓋体基部は、中央軸線に対して
直角に交差し、口部挿入孔の周囲から連結帯がある後端
側に延びる天面壁と、該天面壁の前端から容器本体の肩
部へ傾斜する傾斜曲面部とを有し、さらに天面壁より突
出している容器本体の口部の先端の外周を上蓋の栓部に
係脱自在に係合したことを特徴とする。本発明の第2の
態様は、前記傾斜曲面を設けることに代えて、天面壁の
前端から容器本体の肩部へ垂下する側面壁を有すること
を特徴とする。上記いずれのワンタッチキャップにおい
ても、前記上蓋の前記連結帯とは反対側の前端部に、舌
片状の指当接部を形成するのが好ましい。さらに前記口
部挿入孔の内周面に形成した嵌合部と、口部下部の外周
に形成した嵌合部との嵌合は、雌ネジと雄ネジの螺合方
式とすることもできる。
【0006】
【作用】以上のような構成をもった、この発明の作用に
ついて説明する。図1は所謂アンダカット方式による容
器本体とキャップ本体との嵌合を示す図面であり、キャ
ップ本体の蓋体基部の口部挿入孔に、容器本体の口部下
部を強く嵌入することにより、口部挿入孔の内周面に形
成された凹状の嵌合部と、口部下部の外周に形成された
凸状の嵌合部が堅固に嵌合する。アンダカット方式によ
る嵌合であるから、嵌合後は容易に外れず、口部および
肩部に確実に固定される。さらに嵌合構造が簡単であ
る。また、この発明は従来のような頂壁体がないと共
に、上蓋の下側に設けられた栓部、容器本体の口部の先
端部とが、上蓋の開閉に対応して係脱自在に係合する。
そして内容物の漏洩を防止するシールポイントは、この
栓部と口部の先端部外周との接点1箇所(矢印A部)の
みであり、調整が容易である。さらにこのものは、天面
壁の前端から容器本体の肩部へ傾斜する傾斜曲面部を有
するので、例えば容器本体を傾斜させた状態から内容物
の歯みがき粉を歯ブラシ上に抽出する場合において、頗
る容易に抽出できる。この作用効果は、傾斜曲面部に代
えて天面壁の前端から垂下する側面壁を設ける場合も同
様である。
【0007】図2は、この発明に係る他の実施例とし
て、所謂螺合方式による容器本体とキャップ本体との嵌
合を示す図面であり、口部挿入孔の内周に形成された雌
ネジと、口部外周に形成された雄ネジとが螺合する。本
発明に係るワンタッチキャップの螺合部のネジ条数は少
ないので、従来のキャップ本体と口部との螺合部の構造
に比し、大掛かりでない。また、この実施例では同様に
頂壁体がなく、必要に応じて位置決め機構を設けること
によってキャップ本体の方向性を容易に決定することが
できる。
【0008】
【実施例】次に、この発明を図面に基づいて説明する。
この発明に係るワンタッチキャップの特徴は、容器本体
1と、この容器本体1の口部2に嵌合されるキャップ本
体4とは、別々に成形される。キャップ本体4の構成に
ついて説明すると、キャップ本体4は容器本体1の口部
2を閉鎖する上蓋5と、この上蓋5に上ヒンジ6を介し
て連結された連結帯7と、この連結帯7から下ヒンジ8
を介して連結された蓋体基部9とから構成され、ヒンジ
部10で開閉自在に連結されている。また、蓋体基部9
の中心位置には、口部挿入孔11が形成され口部2が挿
着される。この口部挿入孔11の内周には、口部2の凹
状の嵌合部13と嵌合する凸状の嵌合部12が形成され
ている。他の実施例として、口部2外周に凸状の嵌合
部、口部挿入孔11の内周に凹状の嵌合部を各々形成
(凸状の嵌合部と凹状の嵌合部とを逆に形成)してもよ
い。いずれも所謂アンダカット方式による簡単な嵌合方
式である。
【0009】そしてこの発明の図1に示す実施例の特徴
は、蓋体基部9が中央軸線に対して直角に交差する天面
壁9aと、この天面壁9aの一端から容器本体1の肩部
3へ傾斜する傾斜曲面部9bとを有するもので、この傾
斜曲面部9bの形成により例えば容器本体1を傾斜させ
た状態から、内容物の歯みがき粉を歯ブラシ上に抽出す
る場合において、頗る容易に抽出できる。また、上蓋5
の先端部に舌片状の指当接部5aを形成したから、親指
の先端をこの舌片状の指当接部5aの下側に当接し、親
指の先端で指当接部5aを下から突き上げることによ
り、上蓋5を容易かつ確実に開くことができる。
【0010】また、この発明の図5に示す実施例の特徴
は、蓋体基部9が中央軸線に対して直角に交差する天面
壁9aと、この天面壁9aの一端から容器本体1の肩部
3へ垂下する側面壁9cとを有するもので、この場合の
効果も図1の実施例と同様である。
【0011】容器本体1とキャップ本体4との他の嵌合
方式として図2に示す螺合方式がある。この場合、口部
2の外周には雄ネジ17、口部挿入孔11の内周には雌
ネジ16が各々螺設されている。そして、雄ネジ17と
雌ネジ16とが螺合することにより、容器本体1の口部
2、肩部3にキャップ本体4が確実に装着されている。
螺合方式の場合のワンタッチキャップにおいては、必要
に応じて回り止め15が設けられることにより、位置決
めを確実に行うことができる。もちろん、回り止め15
を設けなくてもよい。
【0012】次に、この発明に係るワンタッチキャップ
のシールポイントについて説明する。この発明の容器本
体1とキャップ本体4とのシールポイントは、上蓋5の
下側に形成された栓部14と、口部2の先端部外周との
係合は、1箇所のみである(矢印A部)。内容物の漏洩
防止は、このシールポイント1箇所の調整で行われる。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
ればキャップ本体の構造を簡単なものとすることがで
き、キャップ本体の軽量化並びに、製造コストの低減を
図ることができる。また、容器本体の口部とキャップ本
体の栓部とのシールポイントを1箇所にすることによ
り、シールポイントの調整が頗る容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るワンタッチキャップを示す断面
図。
【図2】この発明に係るワンタッチキャップの他の実施
例を示す断面図。
【図3】この発明に係るワンタッチキャップのキャップ
本体の平面図(a)および断面図(b)。
【図4】この発明に係るワンタッチキャップの正面図
(a)、左側面図(b)および右側面図(c)。
【図5】この発明に係るワンタッチキャップの他の実施
例を示す断面図。
【図6】従来のワンタッチキャップを示す斜視図。
【図7】従来のワンタッチキャップを示す断面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 口部 3 肩部 4 キャップ本体 5 上蓋 5a 指当接部 9 蓋体基部 9a 天面壁 9b 傾斜曲面部 9c 側面壁 11 口部挿入孔 12 嵌合部 13 嵌合部 14 栓部 16 雌ネジ 17 雄ネジ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、該容器本体と別成形され、
    かつ、容器本体に固定されるキャップ本体とから成り、
    そのキャップ本体が容器本体の口部および肩部に固定さ
    れる蓋体基部と、その蓋体基部の後端上部にヒンジで連
    結されるれ上蓋と、蓋体基部および上蓋にそれぞれ上ヒ
    ンジおよび下ヒンジで連結される連結帯とを備えている
    ワンタッチキャップにおいて、 前記キャップ本体の蓋体基部に、容器本体の口部をその
    上部が突出する状態で挿入するための口部挿入孔を形成
    し、該口部挿入孔の内周面に形成した嵌合部と容器本体
    の口部の下部外周に形成した嵌合部とを嵌合させてお
    り、 かつ、前記蓋体基部は、中央軸線に対して直角に交差
    し、口部挿入孔の周囲から連結帯がある後端まで延びる
    天面壁と、該天面壁の前端から容器本体の肩部へ傾斜す
    る傾斜曲面部とを有し、 さらに天面壁より突出している容器本体の口部の先端の
    外周を上蓋の栓部に係脱自在に係合したことを特徴とす
    るワンタッチキャップ。
  2. 【請求項2】 容器本体と、該容器本体と別成形され、
    かつ、容器本体の口部および肩部に固定されるキャップ
    本体とから成り、そのキャップ本体が容器本体の口部に
    固定される蓋体基部と、その蓋体基部の後端上部にヒン
    ジで連結される上蓋と、蓋体基部および上蓋にそれぞれ
    上ヒンジおよび下ヒンジで連結される連結帯とを備えて
    いるワンタッチキャップにおいて、 前記キャップ本体の蓋体基部に、容器本体の口部をその
    上部が突出する状態で挿入するための口部挿入孔を形成
    し、該口部挿入孔の内周面に形成した嵌合部と容器本体
    の口部の下部外周に形成した嵌合部とを嵌合させてお
    り、 かつ、前記蓋体基部は、中央軸線に対して直角に交差
    し、口部挿入孔の周囲から連結帯がある後端側に延びる
    天面壁と、該天面壁の前端から容器本体の肩部へ垂下す
    る側面壁とを有し、 さらに天面壁より突出している容器本体の口部の先端の
    外周を上蓋の栓部に係脱自在に係合したことを特徴とす
    るワンタッチキャップ。
  3. 【請求項3】 前記上蓋の前端部に、舌片状の指当接部
    を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のワ
    ンタッチキャップ。
  4. 【請求項4】 前記口部挿入孔の内周面に形成した嵌合
    部と、口部下部の外周に形成した嵌合部との嵌合が、雌
    ネジと雄ネジの螺合方式であることを特徴とする請求項
    1から3までのいずれか1項記載のワンタッチキャッ
    プ。
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