JPH078439Y2 - 弾性反転する蓋板付きキャップ - Google Patents
弾性反転する蓋板付きキャップInfo
- Publication number
- JPH078439Y2 JPH078439Y2 JP1988133770U JP13377088U JPH078439Y2 JP H078439 Y2 JPH078439 Y2 JP H078439Y2 JP 1988133770 U JP1988133770 U JP 1988133770U JP 13377088 U JP13377088 U JP 13377088U JP H078439 Y2 JPH078439 Y2 JP H078439Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top wall
- wall
- cap
- peripheral
- lid plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、弾性反転する蓋板付きキャップに係る。
「従来の技術」 従来、弾性反転する蓋板付きキャップとして多くのもの
が知られており、その代表的なものとしてはいわゆる三
点ヒンジ機構の蓋板付きキャップがある（実開昭63-340
49号公報参照）。該キャップは、キャップ本体後部上端
と、その上面に開口した口部を閉塞させてその上面に載
置させた蓋板の後部下端とを、適宜間隔をおいて左右一
対の第１ヒンジで連結するとともに、その第１ヒンジ間
に設けた逆Ｌ字形弾性板一端を第１ヒンジ下方のキャッ
プ本体の後部へ第２ヒンジを介して、かつ弾性板他端を
第１ヒンジ前方の蓋板上面部分に第３ヒンジを介して、
それぞれ連結するものである。
が知られており、その代表的なものとしてはいわゆる三
点ヒンジ機構の蓋板付きキャップがある（実開昭63-340
49号公報参照）。該キャップは、キャップ本体後部上端
と、その上面に開口した口部を閉塞させてその上面に載
置させた蓋板の後部下端とを、適宜間隔をおいて左右一
対の第１ヒンジで連結するとともに、その第１ヒンジ間
に設けた逆Ｌ字形弾性板一端を第１ヒンジ下方のキャッ
プ本体の後部へ第２ヒンジを介して、かつ弾性板他端を
第１ヒンジ前方の蓋板上面部分に第３ヒンジを介して、
それぞれ連結するものである。
尚本案に近い構造を有するものとして、実開平２−1675
8号公報（実願昭63−94783号）の考案があり、本案はそ
の先願の考案を更に改良したもので、該先願考案との差
異については後述する。
8号公報（実願昭63−94783号）の考案があり、本案はそ
の先願の考案を更に改良したもので、該先願考案との差
異については後述する。
「考案が解決しようとする課題」 従来の、三点ヒンジ機構により弾性反転する蓋板付きキ
ャップは、蓋板前部から指掛け片を突出する等して、キ
ャップ本体に対してその指掛け片を上後方へ押上げるこ
とでその開蓋を行っているから、キャップが大形化する
に従いその押上げ操作の手向きが悪くなる不便がある。
ャップは、蓋板前部から指掛け片を突出する等して、キ
ャップ本体に対してその指掛け片を上後方へ押上げるこ
とでその開蓋を行っているから、キャップが大形化する
に従いその押上げ操作の手向きが悪くなる不便がある。
本案は、そのような不便を解消してその開蓋を容易に行
えるようにしたものである。
えるようにしたものである。
「課題を解決するための手段」 第一頂壁２外周から、容器体口頚部への螺合用第一周壁
３を垂下するキャップ本体１と、上記第一頂壁の外周部
上面へ、第二頂壁９外周から垂下する第二周壁10下端面
を載置する蓋板８とを、各後部で三点ヒンジ機構13によ
り弾性反転可能に連結させると共に、上記第二周壁10内
の第一頂壁２部分上へ載置させた操作部材17の第三頂壁
18外周部を、嵌合手段を介して第一頂壁２上に回動可能
に組付け、かつ上記第一頂壁２と第三頂壁18との角中央
部に穿設した第一、第二注出孔4,22内へ、第二頂壁９裏
面から垂下する栓11を着脱自在に嵌合させ、更に第二周
壁10に穿設した係合溝12に通して第三頂壁18外面から操
作杆20を第二周壁10外方へ突出して、キャップ本体１に
対しての操作杆外端部の水平方向押動による操作部材17
の回動により、操作杆20に接し押上げられて蓋板８前部
を上昇させる係合斜面12aを、上記係合溝形成壁面に付
形した。
３を垂下するキャップ本体１と、上記第一頂壁の外周部
上面へ、第二頂壁９外周から垂下する第二周壁10下端面
を載置する蓋板８とを、各後部で三点ヒンジ機構13によ
り弾性反転可能に連結させると共に、上記第二周壁10内
の第一頂壁２部分上へ載置させた操作部材17の第三頂壁
18外周部を、嵌合手段を介して第一頂壁２上に回動可能
に組付け、かつ上記第一頂壁２と第三頂壁18との角中央
部に穿設した第一、第二注出孔4,22内へ、第二頂壁９裏
面から垂下する栓11を着脱自在に嵌合させ、更に第二周
壁10に穿設した係合溝12に通して第三頂壁18外面から操
作杆20を第二周壁10外方へ突出して、キャップ本体１に
対しての操作杆外端部の水平方向押動による操作部材17
の回動により、操作杆20に接し押上げられて蓋板８前部
を上昇させる係合斜面12aを、上記係合溝形成壁面に付
形した。
「作用」 第１図、第２図が示す閉蓋状態から、キャップ本体１に
対して操作杆20先端に付設した指当板21を後方へ押す
と、操作部材17が回動するため操作杆20が係合斜面12a
を押上げ、よって蓋板８は三点ヒンジ機構13を中心とし
て第３図のように弾性反転により開蓋する。閉蓋の際は
操作杆20を元位置に戻し、蓋板８を閉じる。
対して操作杆20先端に付設した指当板21を後方へ押す
と、操作部材17が回動するため操作杆20が係合斜面12a
を押上げ、よって蓋板８は三点ヒンジ機構13を中心とし
て第３図のように弾性反転により開蓋する。閉蓋の際は
操作杆20を元位置に戻し、蓋板８を閉じる。
「実施例」 １はキャップ本体で、第一頂壁２外周から容器体の口頚
部外面へ螺合させる第一周壁３を垂設し、その第一頂壁
中央部に第一注出孔４を穿設し、その第一注出孔周縁か
ら短かくノズル５を突出する。又その第一頂壁上面には
キャップ外周部６を残してその内方に第一係合手段７と
しての凹溝を周設している。
部外面へ螺合させる第一周壁３を垂設し、その第一頂壁
中央部に第一注出孔４を穿設し、その第一注出孔周縁か
ら短かくノズル５を突出する。又その第一頂壁上面には
キャップ外周部６を残してその内方に第一係合手段７と
しての凹溝を周設している。
上記キャップ本体上面には蓋板８を載置している。該蓋
板は、第二頂壁９周縁から第二周壁10を垂下してその第
二周壁下端面を第一頂壁外周部上面に載置し、かつその
第二頂壁中央部下面から栓11を垂下し、更に第二周壁の
側方一部には下面開口の係合溝12を穿設する。
板は、第二頂壁９周縁から第二周壁10を垂下してその第
二周壁下端面を第一頂壁外周部上面に載置し、かつその
第二頂壁中央部下面から栓11を垂下し、更に第二周壁の
側方一部には下面開口の係合溝12を穿設する。
上記キャップ本体１と蓋板８とは、各後部において既述
公知の三点ヒンジ機構13により連結させてあり、該連結
によりキャップ本体１と蓋板８とは合成樹脂材により一
体成形されている。尚14,14は第一周壁上端と第二周壁
下端とを連結する第一ヒンジ、15は逆Ｌ字状の弾性板、
16は第三ヒンジである。
公知の三点ヒンジ機構13により連結させてあり、該連結
によりキャップ本体１と蓋板８とは合成樹脂材により一
体成形されている。尚14,14は第一周壁上端と第二周壁
下端とを連結する第一ヒンジ、15は逆Ｌ字状の弾性板、
16は第三ヒンジである。
既述第一頂壁９上へは操作部材17の第２注出孔22付き第
三頂壁18を載置させる。該操作部材は、第二周壁10内径
よりも小外径の第三頂壁18を有し、その第三頂壁外周部
下面から既述凹溝内へ回動可能に嵌合させた第二嵌合手
段19としての短筒を垂下するもので、その短筒外面には
抜出し防止突条を周設してその突条を上記凹溝外周壁面
に周設した小溝内へ嵌合させている。又その第三頂壁外
周面一部からは操作杆20を既述第２周壁10の係合12に通
して外方へ突出し、その操作杆先端に指当板21を付設し
ている。第二注出孔22は第一注出孔４上に位置するよう
設け、その下部内に既述ノズル５を水密に嵌合させ、こ
れ等第一、第二注出孔内に栓11を着脱自在に嵌合させ
る。操作部材17は、キャップ本体１に対して回動可能で
あり、該回動は指当板21を介してキャップ本体１に対し
て操作杆20を第１頂壁外周部上面に沿って移動させるこ
とで行うことが出来る。
三頂壁18を載置させる。該操作部材は、第二周壁10内径
よりも小外径の第三頂壁18を有し、その第三頂壁外周部
下面から既述凹溝内へ回動可能に嵌合させた第二嵌合手
段19としての短筒を垂下するもので、その短筒外面には
抜出し防止突条を周設してその突条を上記凹溝外周壁面
に周設した小溝内へ嵌合させている。又その第三頂壁外
周面一部からは操作杆20を既述第２周壁10の係合12に通
して外方へ突出し、その操作杆先端に指当板21を付設し
ている。第二注出孔22は第一注出孔４上に位置するよう
設け、その下部内に既述ノズル５を水密に嵌合させ、こ
れ等第一、第二注出孔内に栓11を着脱自在に嵌合させ
る。操作部材17は、キャップ本体１に対して回動可能で
あり、該回動は指当板21を介してキャップ本体１に対し
て操作杆20を第１頂壁外周部上面に沿って移動させるこ
とで行うことが出来る。
既述係溝12aの形成壁面には、既述蓋板閉塞時におけ
る、操作杆20の押動で蓋板８前部が押上げられる係合斜
面12aを付形する。該係合斜面は係合溝12の両形成壁面
に形成させてもよく、又その一方にだけ設けてもよい。
る、操作杆20の押動で蓋板８前部が押上げられる係合斜
面12aを付形する。該係合斜面は係合溝12の両形成壁面
に形成させてもよく、又その一方にだけ設けてもよい。
「考案の効果」 本案は既述構成としたから、キャップ本体１に対する操
作杆20の水平方向への押動で蓋板８の前部を押上げ開蓋
させることが出来、よって既述従来例の場合のように蓋
板前部を上方へ押上げる場合に比べて開蓋操作の手向き
がよく、従ってその開蓋を容易に行うことが出来る。尚
既述先出願の実願昭63−94783号考案は、本願が言う第
一頂壁２を有しないため、その周壁を容器体口頚部に螺
合し締付けた際、その口頚部上端面が本案の第三頂壁18
に該当する頂板部材を外すおそれがあったが、本案では
第一頂壁があるため、そのようなおそれがない。
作杆20の水平方向への押動で蓋板８の前部を押上げ開蓋
させることが出来、よって既述従来例の場合のように蓋
板前部を上方へ押上げる場合に比べて開蓋操作の手向き
がよく、従ってその開蓋を容易に行うことが出来る。尚
既述先出願の実願昭63−94783号考案は、本願が言う第
一頂壁２を有しないため、その周壁を容器体口頚部に螺
合し締付けた際、その口頚部上端面が本案の第三頂壁18
に該当する頂板部材を外すおそれがあったが、本案では
第一頂壁があるため、そのようなおそれがない。
第１図は本案キャップの縦断面図、第２図はその斜視
図、第３図は開蓋状態で示すその斜視図である。 １…キャップ本体、８…蓋板 17…操作部材
図、第３図は開蓋状態で示すその斜視図である。 １…キャップ本体、８…蓋板 17…操作部材
Claims (1)
- 【請求項１】第一頂壁２外周から、容器体口頚部への螺
合用第一周壁３を垂下するキャップ本体１と、上記第一
頂壁の外周部上面へ、第二頂壁９外周から垂下する第二
周壁10下端面を載置する蓋板８とを、各後部で三点ヒン
ジ機構13により弾性反転可能に連結させると共に、上記
第二周壁10内の第一頂壁２部分上へ載置させた操作部材
17の第三頂壁18外周部を、嵌合手段を介して第一頂壁２
上に回動可能に組付け、かつ上記第一頂壁２と第三頂壁
18との各中央部に穿設した第一、第二注出孔4,22内へ、
第二頂壁９裏面から垂下する栓11を着脱自在に嵌合さ
せ、更に第二周壁10に穿設した係合溝12に通して第三頂
壁18外面から操作杆20を第二周壁10外方へ突出して、キ
ャップ本体１に対しての操作杆外端部の水平方向押動に
よる操作部材17の回動により、操作杆20に接し押上げら
れて蓋板８前部を上昇させる係合斜面12aを、上記係合
溝形成壁面に付形したことを特徴とする、弾性反転する
蓋板付きキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988133770U JPH078439Y2 (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 弾性反転する蓋板付きキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988133770U JPH078439Y2 (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 弾性反転する蓋板付きキャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0256161U JPH0256161U (ja) | 1990-04-24 |
| JPH078439Y2 true JPH078439Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31391939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988133770U Expired - Lifetime JPH078439Y2 (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 弾性反転する蓋板付きキャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078439Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019112138A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 東 高橋 | ボトルキャップ開閉装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6436880B2 (ja) * | 2015-08-31 | 2018-12-12 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
| JP6486247B2 (ja) * | 2015-08-31 | 2019-03-20 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0621889Y2 (ja) * | 1988-07-18 | 1994-06-08 | 株式会社吉野工業所 | 弾性反転する蓋体付き容器等 |
-
1988
- 1988-10-13 JP JP1988133770U patent/JPH078439Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019112138A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 東 高橋 | ボトルキャップ開閉装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0256161U (ja) | 1990-04-24 |
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