JPH0754120Y2 - 注出キャップ - Google Patents
注出キャップInfo
- Publication number
- JPH0754120Y2 JPH0754120Y2 JP1989078993U JP7899389U JPH0754120Y2 JP H0754120 Y2 JPH0754120 Y2 JP H0754120Y2 JP 1989078993 U JP1989078993 U JP 1989078993U JP 7899389 U JP7899389 U JP 7899389U JP H0754120 Y2 JPH0754120 Y2 JP H0754120Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hinge
- pouring
- outer peripheral
- cylindrical wall
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【産業上の利用分野】 本考案は液状物を収納した容器の口頸部に取着し、収納
した液状物の注出及び再封を自在に行うことの出来る注
出キャップに関する。
した液状物の注出及び再封を自在に行うことの出来る注
出キャップに関する。
従来この種の注出キャップとしては、第4図に示すよう
に容器の口頸部に取着する注出部材1に、ヒンジ22を介
して蓋体23が回動自在に連結された注出キャップが周知
である。
に容器の口頸部に取着する注出部材1に、ヒンジ22を介
して蓋体23が回動自在に連結された注出キャップが周知
である。
しかしながら、上記した従来周知の注出キャップに於い
ては注出部材1に蓋体23を回動自在に連結したヒンジ22
が、注出部材1の筒壁12外周面より外側に突出している
ため、その尖がった先端部で使用中指等を傷つけること
があったり、流通時に容器同志がぶつかりあって互いに
損傷することもあった。又、尖がった先端部があるた
め、キャッピィング特性が悪く位置合わせが困難であ
り、このためキャッピィング装置の治具にヒンジ22を考
慮した加工を施す必要があった。 従って、筒壁外周面より突出した部分がない構造で、し
かもキャッピング特性の良好な注出キャップの考案が望
まれていた。
ては注出部材1に蓋体23を回動自在に連結したヒンジ22
が、注出部材1の筒壁12外周面より外側に突出している
ため、その尖がった先端部で使用中指等を傷つけること
があったり、流通時に容器同志がぶつかりあって互いに
損傷することもあった。又、尖がった先端部があるた
め、キャッピィング特性が悪く位置合わせが困難であ
り、このためキャッピィング装置の治具にヒンジ22を考
慮した加工を施す必要があった。 従って、筒壁外周面より突出した部分がない構造で、し
かもキャッピング特性の良好な注出キャップの考案が望
まれていた。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、注出孔が設けられた閉塞板を有すると共
に、容器口頸部への取着手段となる筒壁の上部側の少な
くとも一部が欠損し、この欠損部から内側に向かう段部
が形成され、この段部より上方に注出部材側係合部が形
成された注出部材と、前記注出部材側係合部に係合固定
される係合部と前記注出孔を封止する手段を備えた蓋体
とがヒンジを介して回動自在に連結された開閉蓋部材と
からなり、前記ヒンジが前記段部の上方に配設されると
共に、閉蓋時における前記ヒンジの外周端が前記筒壁の
外周面より内側に位置して形成されたことを特徴とする
注出キャップを提供するものである。
れたもので、注出孔が設けられた閉塞板を有すると共
に、容器口頸部への取着手段となる筒壁の上部側の少な
くとも一部が欠損し、この欠損部から内側に向かう段部
が形成され、この段部より上方に注出部材側係合部が形
成された注出部材と、前記注出部材側係合部に係合固定
される係合部と前記注出孔を封止する手段を備えた蓋体
とがヒンジを介して回動自在に連結された開閉蓋部材と
からなり、前記ヒンジが前記段部の上方に配設されると
共に、閉蓋時における前記ヒンジの外周端が前記筒壁の
外周面より内側に位置して形成されたことを特徴とする
注出キャップを提供するものである。
本考案になる注出キャップは上記構成であるため、ヒン
ジにより回動自在に連結された開閉蓋部材の蓋体を回動
させることにより、注出部材に設けられた注出孔を自在
に開閉することが出来る。
ジにより回動自在に連結された開閉蓋部材の蓋体を回動
させることにより、注出部材に設けられた注出孔を自在
に開閉することが出来る。
つぎに本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。 本考案の注出キャップは液体容器の口頸部に取着する注
出部材1と、該注出部材1に設けられた注出孔aを開閉
自在に封止する開閉蓋部材2とから構成されている。 注出部材1は液体容器の口頸部を閉塞する楕円形の閉塞
板11に、口頸部開口端に対応する注出孔aが対称中心よ
り長軸方向に偏って突設されており、該閉塞板11に周接
して筒壁12が設けられている。閉塞板11より下側の筒壁
12の内面に液体容器の口頸部に水密に取着可能な適宜の
手段(例えば捩子)121が設けられている。注出孔aと
最も離間した部位の筒壁12は閉塞板11より上方が欠損
し、閉塞板11と同一高さの段部111を形成している。該
段部111の注出孔a側に、筒壁12に連接して注出孔aを
囲繞する筒壁122が略半円状に立設されており、注出孔
aを臨む該筒壁12と122の内面に1条の嵌合溝123が設け
られている。 開閉蓋部材2は、注出部材1の筒壁12と122との内面に
設けられた前記嵌合溝123に嵌合可能に形成された突条2
11を外周部に備えた係合部21と、該係合部21の筒壁の一
端に設けられたヒンジ22(この場合セルフヒンジ)を介
して蓋体23が回動自在に連結された構成である。係合部
21の筒壁は前記嵌合溝123に突条211を嵌合させると、注
出孔aを臨む筒壁12と122との内面に密着状態で係合一
体化される。蓋体23の内面にはヒンジ22を介して注出孔
aの方向に回動したとき注出孔aに潜入して封止し、離
間する方向に回動したとき抜脱されて該注出孔aを開孔
することの出来る封止手段231が突設されている。上記
構成の開閉蓋部材2はヒンジ22を筒壁12の外周面から外
側へ突出しないように前記段部111に配設収納されてい
る。尚、符号212は注出孔aのみを露呈させて他を隠蔽
するために設けられた隠蔽板である。 第3図は他の実施例を示すもので、この場合は筒壁12の
上部が全周に渡って欠損し、段部111が環状に形成され
ている。又、注出孔aは閉塞板11に直接穿孔されて平坦
に設けられており、注出孔aに近接する側の段部111は
係合部21の筒壁の厚みと同一幅に狭く設けられ、注出孔
aに離間した側の段部111は係合部21とヒンジ22とを筒
壁12の外周面より外側へ突出しないように収納するため
広幅に形成されている。 尚、容器の口頸部に注出部材1を取着する手段として
は、実施例に示した螺合に限定されるものではなく、嵌
合、接着、超音波溶接等の適宜の方法によって取着する
ことが可能である。又、閉塞板11の形状、注出孔aの封
止手段等も実施例の形状に限定されるものではなく適宜
変更可能である。
る。 本考案の注出キャップは液体容器の口頸部に取着する注
出部材1と、該注出部材1に設けられた注出孔aを開閉
自在に封止する開閉蓋部材2とから構成されている。 注出部材1は液体容器の口頸部を閉塞する楕円形の閉塞
板11に、口頸部開口端に対応する注出孔aが対称中心よ
り長軸方向に偏って突設されており、該閉塞板11に周接
して筒壁12が設けられている。閉塞板11より下側の筒壁
12の内面に液体容器の口頸部に水密に取着可能な適宜の
手段(例えば捩子)121が設けられている。注出孔aと
最も離間した部位の筒壁12は閉塞板11より上方が欠損
し、閉塞板11と同一高さの段部111を形成している。該
段部111の注出孔a側に、筒壁12に連接して注出孔aを
囲繞する筒壁122が略半円状に立設されており、注出孔
aを臨む該筒壁12と122の内面に1条の嵌合溝123が設け
られている。 開閉蓋部材2は、注出部材1の筒壁12と122との内面に
設けられた前記嵌合溝123に嵌合可能に形成された突条2
11を外周部に備えた係合部21と、該係合部21の筒壁の一
端に設けられたヒンジ22(この場合セルフヒンジ)を介
して蓋体23が回動自在に連結された構成である。係合部
21の筒壁は前記嵌合溝123に突条211を嵌合させると、注
出孔aを臨む筒壁12と122との内面に密着状態で係合一
体化される。蓋体23の内面にはヒンジ22を介して注出孔
aの方向に回動したとき注出孔aに潜入して封止し、離
間する方向に回動したとき抜脱されて該注出孔aを開孔
することの出来る封止手段231が突設されている。上記
構成の開閉蓋部材2はヒンジ22を筒壁12の外周面から外
側へ突出しないように前記段部111に配設収納されてい
る。尚、符号212は注出孔aのみを露呈させて他を隠蔽
するために設けられた隠蔽板である。 第3図は他の実施例を示すもので、この場合は筒壁12の
上部が全周に渡って欠損し、段部111が環状に形成され
ている。又、注出孔aは閉塞板11に直接穿孔されて平坦
に設けられており、注出孔aに近接する側の段部111は
係合部21の筒壁の厚みと同一幅に狭く設けられ、注出孔
aに離間した側の段部111は係合部21とヒンジ22とを筒
壁12の外周面より外側へ突出しないように収納するため
広幅に形成されている。 尚、容器の口頸部に注出部材1を取着する手段として
は、実施例に示した螺合に限定されるものではなく、嵌
合、接着、超音波溶接等の適宜の方法によって取着する
ことが可能である。又、閉塞板11の形状、注出孔aの封
止手段等も実施例の形状に限定されるものではなく適宜
変更可能である。
以上説明したように、本考案になる注出キャップは注出
孔が設けられた閉塞板を有すると共に、容器口頸部への
取着手段となる筒壁の上部側の少なくとも一部が欠損
し、この欠損部から内側に向かう段部が形成され、この
段部より上方に注出部材側係合部が形成された注出部材
と、前記注出部材側係合部に係合固定される係合部と前
記注出孔を封止する手段を備えた蓋体とがヒンジを介し
て回動自在に連結された開閉蓋部材とからなり、前記ヒ
ンジが前記段部の上方に配設されると共に、閉蓋時にお
ける前記ヒンジの外周端が前記筒壁の外周面より内側に
位置して形成されているため、従来の注出キャップの様
に筒壁部に突出していたヒンジの先端部で指等を傷つけ
ることがないし、流通段階に於いても注出キャップ同士
がぶつかり合って相互に疵付け合うこともない。又、キ
ャッピングの際、ヒンジの突出を考慮しなくても良いた
めキャッピング特性に優れると云うメリットもある。
孔が設けられた閉塞板を有すると共に、容器口頸部への
取着手段となる筒壁の上部側の少なくとも一部が欠損
し、この欠損部から内側に向かう段部が形成され、この
段部より上方に注出部材側係合部が形成された注出部材
と、前記注出部材側係合部に係合固定される係合部と前
記注出孔を封止する手段を備えた蓋体とがヒンジを介し
て回動自在に連結された開閉蓋部材とからなり、前記ヒ
ンジが前記段部の上方に配設されると共に、閉蓋時にお
ける前記ヒンジの外周端が前記筒壁の外周面より内側に
位置して形成されているため、従来の注出キャップの様
に筒壁部に突出していたヒンジの先端部で指等を傷つけ
ることがないし、流通段階に於いても注出キャップ同士
がぶつかり合って相互に疵付け合うこともない。又、キ
ャッピングの際、ヒンジの突出を考慮しなくても良いた
めキャッピング特性に優れると云うメリットもある。
第1図は本考案になる注出キャップの分解斜視図、第2
図は長軸方向の縦断面説明図、第3図は他の実施例の断
面説明図、第4図は従来例の説明図である。 1…注出部材、2…開閉蓋部材、11…閉塞板、21…係合
部、111…段部、211…突条、12…筒壁、22…ヒンジ、12
1…捩子、23…蓋体、122…筒壁、231…封止手段、123…
嵌合溝、a…注出孔。
図は長軸方向の縦断面説明図、第3図は他の実施例の断
面説明図、第4図は従来例の説明図である。 1…注出部材、2…開閉蓋部材、11…閉塞板、21…係合
部、111…段部、211…突条、12…筒壁、22…ヒンジ、12
1…捩子、23…蓋体、122…筒壁、231…封止手段、123…
嵌合溝、a…注出孔。
Claims (1)
- 【請求項1】注出孔が設けられた閉塞板を有すると共
に、容器口頸部への取着手段となる筒壁の上部側の少な
くとも一部が欠損し、この欠損部から内側に向かう段部
が形成され、この段部より上方に注出部材側係合部が形
成された注出部材と、 前記注出部材側係合部に係合固定される係合部と前記注
出孔を封止する手段を備えた蓋体とがヒンジを介して回
動自在に連結された開閉蓋部材とからなり、 前記ヒンジが前記段部の上方に配設されると共に、閉蓋
時における前記ヒンジの外周端が前記筒壁の外周面より
内側に位置して形成された ことを特徴とする注出キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989078993U JPH0754120Y2 (ja) | 1989-07-04 | 1989-07-04 | 注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989078993U JPH0754120Y2 (ja) | 1989-07-04 | 1989-07-04 | 注出キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0319866U JPH0319866U (ja) | 1991-02-27 |
JPH0754120Y2 true JPH0754120Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=31622757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989078993U Expired - Lifetime JPH0754120Y2 (ja) | 1989-07-04 | 1989-07-04 | 注出キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754120Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2997847B1 (fr) * | 2014-09-19 | 2018-04-18 | Omega SA | Fermoir pour bracelet ou ceinture |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6169051U (ja) * | 1984-10-11 | 1986-05-12 | ||
JPH0644839Y2 (ja) * | 1986-04-02 | 1994-11-16 | 株式会社吉野工業所 | 流動物注出キヤツプ |
JPH0454135Y2 (ja) * | 1986-10-30 | 1992-12-18 | ||
JPS6397655U (ja) * | 1986-12-16 | 1988-06-24 | ||
JPH0243254U (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-26 |
-
1989
- 1989-07-04 JP JP1989078993U patent/JPH0754120Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0319866U (ja) | 1991-02-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |