JP4753806B2 - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器の口部に螺着させることにより、容器内を密閉するパッキンが装着される合成樹脂製キャップに関するものである。
従来の合成樹脂製キャップには、容器の口部に螺着される筒状部の内側に、前記パッキンを嵌め込む開口を形成して当該パッキンを抜け止め保持する環状の突起を設けてなるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−165759号公報
しかしながら、こうした従来のキャップは、パッキンの脱落を防止するには有効である反面、パッキンの嵌め込みが困難で、パッキンが捲れたり、皺が発生する等した場合、パッキン本来の機能が損なわれるといった問題があった。
本発明の解決すべき課題は、上述した事実に鑑みてなされたものであり、パッキン本来の機能を損なうことなく、パッキンの嵌め込みが容易な合成樹脂製キャップを提供することにある。
本発明は、容器の口部頂部に配置される天壁と、この天壁の縁部に沿って一体に繋がる筒状壁とを備え、この筒状壁の内側に、前記天壁との間にパッキンを嵌め込んで抜け止め保持する環状の突起を設けてなる、合成樹脂製キャップであって、前記突起、容器の口部と向かい合う下方側傾斜面が、容器の口部に向かって膨出する湾曲面を形成し、前記筒状壁側に向かって湾曲してパッキンを抜け止め保持する上方側傾斜面と、前記下方側傾斜面との相互間に、当該下方側傾斜面を形成する曲率半径よりも小さい曲率半径で、当該上方側傾斜面と下方側傾斜面を繋いで、容器の口部に向かって膨出する頂面を備えることを特徴とするものである。なお、本発明において、「環状の突起」とは、筒状壁の全周に亘って連続的に設けられたものに限らず、断続的に設けられたものも含む。
本発明において、前記上方側傾斜面は、前記下方側傾斜面を形成する曲率半径よりも小さく、前記頂面を形成する曲率半径よりも大きな曲率半径をもって前記筒状壁のパッキン収納面に繋がることが好ましい。
本発明によれば、環状の突起の下方側傾斜面が、容器の口部に向かって膨出する湾曲面を形成してなるから、パッキンの嵌め込みが容易で、しかも、パッキンが捲れたり、皺が発生することがない。従って、本発明によれば、パッキン本来の機能を損なうことなく、パッキンの嵌め込みが容易な合成樹脂製キャップを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明である、合成樹脂製キャップの好適な形態を説明する。
図1(a),(b)はそれぞれ、本発明に従うキャップ1及び当該キャップ1にパッキン2を装着した状態を正面から示す断面図である。また、図2は、パッキン2を装着したキャップ1をボトルに代表される容器の口部31に螺着した状態をキャップ軸線Oに対して片側半分のみ示す要部拡大断面図である。
キャップ1は、図1に示すように、ポリプロピレン樹脂に代表される合成樹脂からなり、容器の口部31の頂部31fに配置される天壁11と、この天壁11に繋がる、面取りされたテーパ形状の縁部12と、この縁部12に沿って一体に繋がる筒状壁13とを一体に備える。
筒状壁13の内側には、図2に示すように、容器の口部31に形成したおねじ部31aに着脱可能に螺合するめねじ部14が形成されている。このめねじ部14は、そのねじ山頂点がそれぞれ、キャップ軸線Oから当該頂点に至るまでの距離が等しく直線L1に沿って整列している。同様に、口部31に形成したおねじ部31aも、そのねじ山頂点がそれぞれ、キャップ軸線Oから当該頂点に至るまでの距離が等しく直線L2に沿って整列している。更に、筒状壁13の内側には、天壁11との間に、パッキン2を嵌め込んで抜け止め保持する環状の突起15が一体に設けられている。
突起15は、図2に示すように、曲率半径r1で形成される容器の口部31と向かい合う下方側傾斜面15aと、この下方側傾斜面15aを形成する曲率半径r1よりも小さい曲率半径r2で一体に繋がる頂面15bと、下方側傾斜面15aを形成する曲率半径r1よりも小さく、頂面15bを形成する曲率半径r2よりも大きな曲率半径r3をもって筒状壁13のパッキン収納面13fに繋がる上方側傾斜面15cとからなる。
また、天壁11の裏面11fの隅部には、軸線O周りを周回する環状溝16が形成されている。この環状溝16は、キャップ収納面13fと繋がる断面が曲率半径r4で形成される弧状面16aと、この弧状面16aと一体に繋がる変曲面16bとからなり、この変曲面16bは、弧状面16aを形成する曲率半径r4よりも小さな曲率半径r5で形成され、裏面11fに一体に繋がる。
更に、天壁11の上部には、環状溝16に至る円形の窪み11nが形成されている。このため、本発明に従うキャップ1によれば、窪み11nと環状溝16との相互間の厚さT1は、窪み11nと裏面11fとの相互間の厚さT2よりも薄肉となる。
本発明に従うキャップ1によれば、下方側傾斜面15aが、容器の口部31aに向かって膨出する湾曲面を形成してなるから、パッキン2の嵌め込みが容易で、しかも、パッキン2が捲れたり、皺が発生することがない。従って、パッキン2本来の機能を損なうことなく、パッキン2の嵌め込みが容易な合成樹脂製キャップを提供することができる。
また、頂面15bの内径D15は、パッキン2を嵌め込む際の最小径となるため、本発明に従うキャップ1の如く、頂面15bが下方側傾斜面15aを形成する曲率半径r1 よりも小さい曲率半径r2で一体に繋がれば、パッキン2を嵌め込む際に頂面15bと接触する時間が短く済む。このため、下方側傾斜面15aによるパッキン2の裏面11f側への円滑な送りと併せ、更に、パッキン2の嵌め込みが容易で、パッキン2が捲れたり、皺が発生することがない。
更に、本発明に従うキャップ1によれば、上方側傾斜面15cが、頂面15bを形成する曲率半径r2よりも大きく、筒状壁13側に向かって膨出(湾曲)する曲率半径r3をもって筒状壁13のパッキン収納面13fに繋がるため、パッキンの抜け止め保持がより一層強固なものとなり、パッキンの嵌め込みが容易であることに加え、パッキン本来の機能である密閉性が向上する。
更に、本発明に従うキャップ1は、めねじ部14の内径D14をパッキン2の外径D2よりも大きくしてなる。この場合、パッキン2がめねじ部14に引っ掛かることなく、嵌め込みが容易である。同様に、パッキン収納面13fも、パッキン2の外径D2よりも間隔wだけ大きくする。この間隔wを設ければ、パッキン2の嵌め込みが更に円滑になる。なお、間隔wは、パッキンの形状や材質を考慮し、キャップ1を締めたときに密閉性が確保できる値であればよく、例えば、w=0.05mmが挙げられる。
また、本発明に従うキャップ1によれば、天壁11の裏面11fの隅部に、曲率半径r4で形成される天壁11の内部に向かって膨出する弧状面16aと、この弧状面16aを形成する曲率半径r4よりも小さな曲率半径r5でパッキン2側に向かって膨出するように形成された変曲面16bとからなる環状溝16を設けたことにより、変曲面16b付近を起点に筒状壁13を変形させやすくなるため、パッキン2の嵌め込みが容易で、パッキン2の隅部が押圧されることなく安定した状態で確実に装着できる。
更に、本発明に従うキャップ1によれば、窪み11nと環状溝16との相互間の厚さT1は、窪み11nと裏面11fとの相互間の厚さT2よりも薄肉となるため、筒状壁13を更に変形させやすくなるという効果を奏する。
更に、本発明に従うキャップ1によれば、めねじ部14は、そのねじ山頂点がそれぞれ、キャップ軸線Oから当該頂点に至るまでの距離が等しく直線L1に沿って整列しているため、パッキン2をキャップ1のめねじ部14に引っ掛かることなく挿入できる。
ところで、従来は、キャップ1の外形を形作る外枠型と、キャップ1の内側にパッキン収納面13f、めねじ部14及び環状突起15を形作るコアとを用いて一体成形するにあたっては、外枠型をキャップ1から離型させると同時に、コアをめねじ部14に沿って回転させることでキャップ1から離型させていた。
これに対し、本発明に従うキャップ1を、外枠型とコアとを用いて一体成形するにあたっては、初めにキャップ1の外側から外枠型を離型させた後、コアをめねじ部14に沿って回転させることでキャップ1から離型させれば、成形性に優れる。
上述したところは、本発明の好適な形態をしたものであるが、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、環状の突起15は、筒状壁13の全周に亘って連続的に設けられたものに限らず、断続的に設けられたものも含む。また、キャップは、螺合によるネジ式以外に、凹凸嵌合等による打栓式であってもよい。また、キャップの構造は、注出口を備えたものであっても良い。
(a),(b)はそれぞれ、本発明に従うキャップ及び当該キャップにパッキンを装着した状態を正面から示す断面図である。 パッキンを装着した本発明に従うキャップを容器の口部に螺着した状態を半面のみ示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 キャップ
2 パッキン
11 天壁
12 縁部
13 筒状壁
14 めねじ部
15 環状突起
15a下方側傾斜面
15b 頂面
15c 上方側傾斜面
16 環状溝
16a 弧状面
16b 変曲面
r1 下方側傾斜面を形成する曲率半径
r2 頂面を形成する曲率半径
r3 上方側傾斜面を形成する曲率半径
r4 弧状面を形成する曲率半径
r5 変曲面を形成する曲率半径

Claims (2)

  1. 容器の口部頂部に配置される天壁と、この天壁の縁部に沿って一体に繋がる筒状壁とを備え、この筒状壁の内側に、前記天壁との間にパッキンを嵌め込んで抜け止め保持する環状の突起を設けてなる、合成樹脂製キャップであって、
    前記突起、容器の口部と向かい合う下方側傾斜面が、容器の口部に向かって膨出する湾曲面を形成し
    前記筒状壁側に向かって湾曲してパッキンを抜け止め保持する上方側傾斜面と、前記下方側傾斜面との相互間に、当該下方側傾斜面を形成する曲率半径よりも小さい曲率半径で、当該上方側傾斜面と下方側傾斜面をいで、容器の口部に向かって膨出する頂面を備えることを特徴とする合成樹脂製キャップ。
  2. 前記上方側傾斜面は、前記下方側傾斜面を形成する曲率半径よりも小さく、前記頂面を形成する曲率半径よりも大きな曲率半径をもって前記筒状壁のパッキン収納面に繋がる、請求項に記載の合成樹脂製キャップ。
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