JPH0447678Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0447678Y2 JPH0447678Y2 JP17808986U JP17808986U JPH0447678Y2 JP H0447678 Y2 JPH0447678 Y2 JP H0447678Y2 JP 17808986 U JP17808986 U JP 17808986U JP 17808986 U JP17808986 U JP 17808986U JP H0447678 Y2 JPH0447678 Y2 JP H0447678Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- button
- shaft
- protrusion
- hardness
- elastomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 18
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 claims description 17
- 235000019589 hardness Nutrition 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 1
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、携帯時計用ボタンの構造に関する。
従来の携帯時計用プラスチツク外押し込みボタ
ンの構造は、第2図のように、プラスチツクから
成る軸部21と、軸部21の外周に、携帯用時計
ケース22の外部から内部に貫通する穴部23の
内壁面に圧接するOリング24を、軸溝部25に
嵌着し、気密性を保つようにしていた。また、軸
部21の先端外周には突起部26を配していた。
これは穴部23よりも大きな径である。この突起
部26は、携帯用時計ケース22の内壁面に当接
し、ボタン体が携帯用時計ケース22から抜け出
るのを防止するものである。
ンの構造は、第2図のように、プラスチツクから
成る軸部21と、軸部21の外周に、携帯用時計
ケース22の外部から内部に貫通する穴部23の
内壁面に圧接するOリング24を、軸溝部25に
嵌着し、気密性を保つようにしていた。また、軸
部21の先端外周には突起部26を配していた。
これは穴部23よりも大きな径である。この突起
部26は、携帯用時計ケース22の内壁面に当接
し、ボタン体が携帯用時計ケース22から抜け出
るのを防止するものである。
しかし前述の従来技術では、Oリングを必要と
する為に、部品点数が多くなり、また、Oリング
を広げながら、軸溝部に嵌着しなければならない
為、嵌着作業にかなりの工数を必要としている。
する為に、部品点数が多くなり、また、Oリング
を広げながら、軸溝部に嵌着しなければならない
為、嵌着作業にかなりの工数を必要としている。
Oリングの重要な役割である気密性の保持につ
いても、Oリングの嵌着時に、Oリングにキズが
ついたりすると、損なわれるという問題も有す
る。軸溝部についても、偏心したり、キズがある
場合、気密性が損なわれる問題もある。
いても、Oリングの嵌着時に、Oリングにキズが
ついたりすると、損なわれるという問題も有す
る。軸溝部についても、偏心したり、キズがある
場合、気密性が損なわれる問題もある。
また、軸部の先端全周の突起部についても、数
回、ボタン体の着脱を行なうと、材質が、プラス
チツクである為、破損してしまい、ボタン体とし
て再現性に乏しい。
回、ボタン体の着脱を行なうと、材質が、プラス
チツクである為、破損してしまい、ボタン体とし
て再現性に乏しい。
本考案は、高硬度のエラストマーからなるボタ
ン軸外周に低硬度のエラストマーを形成し、前記
低硬度のエラストマーにケースボタン穴径より大
なる外径を有する突起を略先部と略中央部の2箇
所を設けたことを特徴とする携帯時計用ボタンの
構造。
ン軸外周に低硬度のエラストマーを形成し、前記
低硬度のエラストマーにケースボタン穴径より大
なる外径を有する突起を略先部と略中央部の2箇
所を設けたことを特徴とする携帯時計用ボタンの
構造。
第1図は、本考案における実施例の断面図であ
る。1は、硬度の高い(Hs:90〜100)エラスト
マーからなるボタン軸部であり、この軸部1を包
み込むように硬度の低い(Hs45〜50)エラスト
マー部2を一体成形したものである。2−aは軸
部中央外周に設けた突起部Aであり、前記軸部と
携帯時計用ケース3に設けた穴部壁面との間に狭
持し、径方向の締め代を持たせることで気密性を
保つよう配したパツキンの役割をするものであ
る。2−bは、ボタン軸部先端外周に形成した突
起部Bであり、外径を前記穴部の内径よりも大き
く設定することで、携帯時計用ケース3からボタ
ンが抜け出るのを防止する為配したものである。
エラストマー部1は、ある程度の剛性を持ち、エ
ラストマー部2は、Oリングに必要な諸物性を持
ち、かつ突起部として必要な、物性を兼ね備える
材質である。例としては、加硫等により硬度を操
作できるゴムが適しており、その中でも現在時計
用パツキンとして使用しているNBR等が適して
いる。
る。1は、硬度の高い(Hs:90〜100)エラスト
マーからなるボタン軸部であり、この軸部1を包
み込むように硬度の低い(Hs45〜50)エラスト
マー部2を一体成形したものである。2−aは軸
部中央外周に設けた突起部Aであり、前記軸部と
携帯時計用ケース3に設けた穴部壁面との間に狭
持し、径方向の締め代を持たせることで気密性を
保つよう配したパツキンの役割をするものであ
る。2−bは、ボタン軸部先端外周に形成した突
起部Bであり、外径を前記穴部の内径よりも大き
く設定することで、携帯時計用ケース3からボタ
ンが抜け出るのを防止する為配したものである。
エラストマー部1は、ある程度の剛性を持ち、エ
ラストマー部2は、Oリングに必要な諸物性を持
ち、かつ突起部として必要な、物性を兼ね備える
材質である。例としては、加硫等により硬度を操
作できるゴムが適しており、その中でも現在時計
用パツキンとして使用しているNBR等が適して
いる。
以上述べたように、硬度の高いエラストマーか
らなる軸部と硬度の底いエラストマーからなりパ
ツキンの役割を行なう突起部抜け防止となる突起
部を一体で成形することにより、従来のボタンに
比べ数々の利点が生まれる。
らなる軸部と硬度の底いエラストマーからなりパ
ツキンの役割を行なう突起部抜け防止となる突起
部を一体で成形することにより、従来のボタンに
比べ数々の利点が生まれる。
まず第1に工数面である。これは従来のボタン
体のように、Oリングを別途に成形し、これを広
げながらボタン軸溝部に嵌着させるという工程を
取る必要がなくなるということである。また携帯
用時計ケースの外部から内部に貫通する穴部を通
して、ボタン体をセツトする際に発生していた。
Oリングのズレ・カミ・切れという問題も発生し
ない。このことは、防水携帯用時計の防水不良に
ついても、かなり歩留まりを上げることにもつな
がる。
体のように、Oリングを別途に成形し、これを広
げながらボタン軸溝部に嵌着させるという工程を
取る必要がなくなるということである。また携帯
用時計ケースの外部から内部に貫通する穴部を通
して、ボタン体をセツトする際に発生していた。
Oリングのズレ・カミ・切れという問題も発生し
ない。このことは、防水携帯用時計の防水不良に
ついても、かなり歩留まりを上げることにもつな
がる。
第2に、防水性の向上である。先に述べた理由
と共に、Oリングのボタン軸部への嵌着時に発生
するキズ、及びボタン軸溝部の偏心・キズにより
発生する嵌着後のOリングとボタン軸とのスキ等
による防水性の低下という問題が発生しないとい
う利点である。
と共に、Oリングのボタン軸部への嵌着時に発生
するキズ、及びボタン軸溝部の偏心・キズにより
発生する嵌着後のOリングとボタン軸とのスキ等
による防水性の低下という問題が発生しないとい
う利点である。
第3にボタンの再現性である。パツキンの役割
を行なう突起部だけでなく、軸先端部外周に設け
た抜け防止の突起部を硬度の低いエラストマーに
より成形する為に、従来の様に、数回着脱を行な
うことにより、突起部が破損するということはな
い。このことは、携帯用時計の品質面から考え
て、一度着脱すると破棄していた従来のプラスチ
ツク外押し込みボタンとは違い、何度でも使用で
きるという利点を有している。
を行なう突起部だけでなく、軸先端部外周に設け
た抜け防止の突起部を硬度の低いエラストマーに
より成形する為に、従来の様に、数回着脱を行な
うことにより、突起部が破損するということはな
い。このことは、携帯用時計の品質面から考え
て、一度着脱すると破棄していた従来のプラスチ
ツク外押し込みボタンとは違い、何度でも使用で
きるという利点を有している。
また硬度の高いエラストマーと、硬度の低いエ
ラストマーについての剥離の問題についても同材
質で硬度の異なるエラストマーを使用することに
より密着性は向上し解決できる。
ラストマーについての剥離の問題についても同材
質で硬度の異なるエラストマーを使用することに
より密着性は向上し解決できる。
このように、本考案の実用的効果は極めて大き
い。
い。
第1図は、本考案の実施例を示すボタン体の主
要断面図である。 1……ボタン軸部、2……硬度の低いエラスト
マー部、2−a……突起部A、2−b……突起部
B、3……携帯時計用ケース。 第2図は、従来のプラスチツク外押し込みボタ
ンの構造を示す図である。 21……軸部、22……携帯時計用ケース、2
3……穴部、24……Oリング、25……軸溝
部、26……突起部。
要断面図である。 1……ボタン軸部、2……硬度の低いエラスト
マー部、2−a……突起部A、2−b……突起部
B、3……携帯時計用ケース。 第2図は、従来のプラスチツク外押し込みボタ
ンの構造を示す図である。 21……軸部、22……携帯時計用ケース、2
3……穴部、24……Oリング、25……軸溝
部、26……突起部。
Claims (1)
- 携帯時計における外部操作ボタンにおいて、高
硬度のエラストマーからなるボタン軸外周に低硬
度のエラストマーを形成し、前記低硬度のエラス
トマーにケースボタン穴径より大なる外径を有す
る突起を略先端部と略中央部の2箇所に設けたこ
とを特徴とする携帯時計用ボタン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17808986U JPH0447678Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17808986U JPH0447678Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6383692U JPS6383692U (ja) | 1988-06-01 |
JPH0447678Y2 true JPH0447678Y2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=31119897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17808986U Expired JPH0447678Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0447678Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014160004A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Seiko Instruments Inc | 防水機器及び携帯時計 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH069878B2 (ja) * | 1989-02-07 | 1994-02-09 | 大成プラス株式会社 | 操作ボタンとその製造方法 |
FR2751765B1 (fr) * | 1996-07-23 | 1998-09-18 | Ebauchesfabrik Eta Ag | Bouton-poussoir et son procede d'assemblage |
-
1986
- 1986-11-19 JP JP17808986U patent/JPH0447678Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014160004A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Seiko Instruments Inc | 防水機器及び携帯時計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6383692U (ja) | 1988-06-01 |
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