JPS6038230Y2 - 小型時計のクリック装置付回転ベゼル構造 - Google Patents

小型時計のクリック装置付回転ベゼル構造

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JPS6038230Y2
JPS6038230Y2 JP11564680U JP11564680U JPS6038230Y2 JP S6038230 Y2 JPS6038230 Y2 JP S6038230Y2 JP 11564680 U JP11564680 U JP 11564680U JP 11564680 U JP11564680 U JP 11564680U JP S6038230 Y2 JPS6038230 Y2 JP S6038230Y2
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JP
Japan
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rotating bezel
circumferential wall
click
wave
spring
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Expired
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JP11564680U
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English (en)
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JPS5739382U (ja
Inventor
暉雄 西澤
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は安価で回転トルク安定性の高いクリック装置付
回転ベゼル構造を提供しようとするものである。
従来のクリック装置付回転ベゼル構造は第1図の様に回
転ベゼル1の内周壁1aに収容した合成ゴム製弾性リン
グ2を胴3の外周壁3aとの間で直径方向に締代を持た
せて挾持することにより回転トルクを発生させている。
又、胴の回転ベゼル落面3bにはクリックホール4とク
リックバネ5を収容する穴3cを設けて該部品を収容す
ると共に穴の頂上3dの直径をカシメ等によりクリック
ボール外径よりわずかに小さくしてクリックボールの脱
落を防止させるが、この際、クリックボールは胴の回転
ベゼル落面3bよりわずか上方に突び出す様にしである
さらに回転ベゼルの底面には第2図の様にクリックボー
ルを収容できる溝1bを全周に渡って均等に60ケ所な
いし120ケ所設けておく。
胴に組込まれた回転ベゼルの回転によりクリックボール
はクリックバネの弾性で上下し回転ベゼル底面の溝にク
リックボールが収容される毎に回転トルクの瞬間的な減
少が発生してクリック感を得ることができる様になって
いる。
従来のこの構造は次の様な欠点を持っていた。
1 合皮ゴム製の弾性リングの内部に含まれた可塑材が
経時的にリング表面に滲み出て胴外周壁に付着して密着
現象を起し、回転ベゼルの起動トルクを著しく増大させ
て回転が困難になることがある。
2 弾性リングの上記密着現象を防ぐためにリング内に
潤滑成分を配合した場合は、経時変化あるいは温度変化
によりリングの線径が変化して締代が変わるので回転ベ
ゼルのトルクが非常に不安定である。
3 クリックボールを胴の穴に入れてカシメる作業が工
数がかかる上に回転ベゼル(通常ステンレス・スチール
)の底面に60ケ所ないし120ケ所もの溝を加工しな
ければならず、コスト高につながった。
本考案は以上の欠点を除去しようとするもので以下、図
面により説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す断面図で、回転ベゼル
1の内周壁1aに収容した合成樹脂製の弾性を有する波
形バネ6を胴3の外周壁3aとの間で直径方向に締代を
持たせて挾持することにより回転トルクを発生させる。
回転ベゼルの胴への組付けは回転ベゼル底面の内周壁1
eを胴3の回転ベゼル入径部3cよりわずか小さく形成
して上から押込み喰い付けることにより行う。
又、波形バネ6の内側の波型山頂部には第3図、第4図
の様にそれぞれ半円状の突起6aを形成し、胴の外周壁
3aには波形バネの該突起6aに対応する位置の最低1
カ所に半円状の穴3bを形成しておく。
こうすれば回転ベゼルを回転させると、波形バネの内側
の半円状の突起6aが胴の内周壁3aをすべっていくと
き、胴の半円状の穴3bに落込むとき、再び穴から乗り
上げるときの一連の動きの中にトルクの増減が発生し、
回転ベゼルのクリック感を得ることができる。
又、クリック感を得るためには回転ベゼルと波形バネを
相互に固定させて、波形バネの内周と胴の外周壁との間
ですべりが起きる必要があるので第4図及び第5図の様
に波形バネの外側の波形山頂部に回転止め用円筒上突起
6bを最低1カ所設け、回転ベゼルには該回転止め突起
と対応する場所に穴1fを明けておく様にする。
こうすれば回転ベゼルと波形バネを相互に固定すること
ができる。
又波形バネの内側山頂部は通常60カ所ないし120カ
所設けて分目盛と対応させる。
波形バネの材料はポリウレタンの様に強度が強<、シか
も弾性の強い材料が良い。
ポリウレタンには通常可塑材が含まれないため、合皮ゴ
ム製の様な胴外周と密着現象を発生させないために起動
トルクが高くなる様なことがないという利点がある。
又、波形バネの直径方向の締代条件やバネの肉厚等を適
当な寸法に設計すれば、合皮ゴムの時の様な経時変化に
よる線径の変化がないので、常に安定した回転トルクが
得られる。
又、部品点数が従来構造に比べて少くできる上に加工も
波形バネの射出成型、胴の1カ所の回転止め穴加工等、
非常に簡単にできるので非常に低コストでクリック感の
ある回転ベゼル構造を得ることができる。
なお本考案の胴とは、ガラス縁などの胴本体に固定され
る部材であってもよい。
この様に本考案は安価で回転トルク安定性の高いクリッ
ク装置付回転ベゼル構造を提供しようとするものである
【図面の簡単な説明】
第1図は従来構造を示す断面図、第2図は従来構造の回
転ベゼルのクリックボール大溝を示す側面図、第3図、
第5図は本考案の一実施例を示す断面図、第4図は本考
案−実施例を示す波形バネの部分平面図である。 1・・・・・・回転ベゼル、2・・・・・・合皮ゴム製
弾性リング、3・・・・・・胴、4・・・・・・クリッ
クボール、5・・・・・・クリックバネ、6・・・・・
・合成樹脂製波形バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転ベゼルの内周壁に収容した合成樹脂製の波形状バネ
    を胴の外周壁との間で直径方向に締代を持たせて挾持し
    、波形バネの内側の多数の波形状山頂のそれぞれに内側
    に突出する突起を設け、胴の外周壁の最低1カ所に波形
    状バネ内周の該突起を収容する、該突起と略同じ大きさ
    の穴を設けると共に、波形状バネの外周に設けた1カ所
    以上の回転止め用突起を、回転ベゼルの内周壁に波形状
    バネ外側の該突起と対応する位置に設けた溝に係合させ
    たことを特徴とする小型時計のクリック装置付回転ベゼ
    ル構造。
JP11564680U 1980-08-15 1980-08-15 小型時計のクリック装置付回転ベゼル構造 Expired JPS6038230Y2 (ja)

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JP11564680U JPS6038230Y2 (ja) 1980-08-15 1980-08-15 小型時計のクリック装置付回転ベゼル構造

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JP11564680U JPS6038230Y2 (ja) 1980-08-15 1980-08-15 小型時計のクリック装置付回転ベゼル構造

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Publication Number Publication Date
JPS5739382U JPS5739382U (ja) 1982-03-03
JPS6038230Y2 true JPS6038230Y2 (ja) 1985-11-14

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JP11564680U Expired JPS6038230Y2 (ja) 1980-08-15 1980-08-15 小型時計のクリック装置付回転ベゼル構造

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JPS5953177A (ja) * 1982-09-17 1984-03-27 株式会社スタ−精機 産業ロボツトシステム
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JPS5739382U (ja) 1982-03-03

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