JPH0621036Y2 - 回転リングの位置決め装置 - Google Patents

回転リングの位置決め装置

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JPH0621036Y2
JPH0621036Y2 JP1988169761U JP16976188U JPH0621036Y2 JP H0621036 Y2 JPH0621036 Y2 JP H0621036Y2 JP 1988169761 U JP1988169761 U JP 1988169761U JP 16976188 U JP16976188 U JP 16976188U JP H0621036 Y2 JPH0621036 Y2 JP H0621036Y2
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JP
Japan
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rotating ring
outer case
recess
protrusions
protrusion
Prior art date
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JP1988169761U
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JPH0289391U (ja
Inventor
義樹 友田
Original Assignee
株式会社精工舎
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば、時計ユーザ自身の選択によってウォ
ッチ、ミニクロック、ペンダントウォッチとして多様な
使用形態を楽しめるようにするための時計における回転
リングの位置決め装置に関する。
[従来の技術] 本願出願人は、先に回転リング付きの時計にについて、
外ケースの外周に複数の回転リングを回動可能に設け、
この回転リングにこの外ケースとの摩擦力を越える力が
作用したときに回転可能であるもの(実公平5−270
26号公報)を提案した。
[解決しようとする課題] しかし、回転リングはプラスチックによって形成してあ
るため、製造誤差や経時的な摩耗などにより外ケースと
の摩擦力が変化し、取付けが不安定になったり、所望の
位置からずれることがあった。
そこで本考案の目的は、確実なクリック感を与え、かつ
定められた位置に正確に位置決めすることのできる回転
リング位置決め装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の特徴は、外ケースの外周には、回転リングが回
動可能に設けてあり、上記外ケースと上記回転リングと
の一方には凹部が、他方にはこの凹部に嵌合する突部が
それぞれ一体的に形成してあり、上記外ケースの上記凹
部または突部は、相互に180度の対称位置関係に形成
してあり、上記回転リングの凹部または突部は、所定の
角度間隔をもって複数個形成してあり、上記突部の一方
の両端は垂直状に、他方の両端はテーパ状に形成してあ
るところにある。
[実施例] 以下、本考案の実施例について、図面を参照して説明す
る。
第1図,第2図において、時計の胴である外ケース1の
内部には、前カバー2と後枠3と、さらにはこの前カバ
ーとこの後枠とによって挟持された文字板受け4とが固
定的に設けてあり、この後枠内には、この文字板受けの
背面に設けてある時計機械体(図示せず)が挿置してあ
る。そして、時計機械体によって駆動される指針5,6
は、文字板受けの前方に位置し、この文字板受けの前面
には、文字板が貼着してある。
第3図示のように、外ケース1の外周には、周方向に溝
部10が穿設してあり、前後2つの回転リング7,8が
回動可能に設けてあり、この回転リング7,8の間には
互いに離間する方向に弾発しているばね9が介在し、そ
のため、この両回転リングは、溝部10の内側面に摩擦
力を越える力が作用したときに摺動可能となっている。
なお、回転リング7,8のそれぞれの一個所には、同一
形状の係止用環7a,8aが一体的に形成してあり、こ
の環のそれぞれには、開示しない鎖などの両端を係止
し、この鎖を首に掛けてペンダントウォッチとして使用
することができる。
そこで、回転リング7,8のクリック機構の構造につい
て、第5,6図を参照して説明する。
前方に位置する回転リング7のクリック機構は、第5A
図,第5B図に示し、後方の回転リング8のクリック機
構は、第6A図,第6B図に示してある。
まず、前方の回転リング7のクリック機構から説明す
る。
第5A,第5B図において、外ケース1の外周には突部
11(第5A図),12(第5B図)が一体的に突設し
てあるが、この両突部の形成位置は、外ケース1の中心
に対し点対称位置関係、すなわち相互に180度の対称
位置関係にあるものであって、一方(頂部)の突部11
時計目盛の「12時」に対応する個所に設けてあり、他
方(下位置)の突部12は、これと対称の「6時」の位
置に対応する個所に突設してある。そして、頂部の突部
11の両端は、外周両側面を垂直状に形成してあり、下
位置の突部12は、第5B図示のように、全体的に円弧
状に突出したものであって、この突部の外周の両端部
は、当然テーパ面12aになっている。
また、回転リング7の内周面には、突部11,12に嵌
合可能な内面形状の凹部71…が、30度の角度間隔で
12個形成してある。
第5B図示のように、下位置の突部12が回転リング7
の凹部71と嵌合した状態では、この位置でこの回転リ
ング7は位置決めされるばかりでなく、この突部の外周
面のテーパ面12aによって回転リング7は下方に押し
下げられ、そのため第5A図示のように、この回転リン
グ7の頂部は外ケース1の方に移動し、そこに位置して
いる凹部71は、突部11と確実に嵌合する。
次に、後方の回転リング8のクリック機構について説明
する。
第6A図,第6B図において、外ケース1には、頂部と
下位置に凹部13,14が形成してある。この凹部1
3,14の形成位置は、回転リング7のクリック機構と
同様であって、頂部の凹部13は時計の目盛「12時」
の位置に硫黄する個所であり、下位置の凹部14は目盛
「6時」の位置に対応する位置である。つまり、この両
凹部13と14とは、外ケース1の中心に対し点対称的
位置関係にあるものである。そして、上部の凹部13の
両内側壁は、開口を形成する端部が垂直状に形成され、
この内方はテーパ状になっている。下位置の凹部14の
内周面の両側壁は、第6B図示のように、テーパ面14
aになっている。
また、回転リング8の内周面には、第4図に示すよう
に、突部81…が30度の角度間隔をもって、12個が
一体的に形成されている。また、第6A図示のように、
突部81の下端の両側端部は、垂直状に形成してある。
したがって、対称位置にある突部81,81が外ケース
1の凹部13,14に嵌合した状態では、下部の突部8
1は、下方の凹部14に当接する。この時この突部81
は、凹部14のテーパ面14aに当接することによっ
て、回転リング8はその位置で位置決めされるばかりで
なく、外ケース1を押し上げる力を付勢し、その反力と
して、回転リング8を引き下げる力となり、そのため回
転リング8の突部81のうち頂部に位置する突部81
が、外ケース1の上方の凹部13と確実に嵌合する。そ
して、第5A図、および第6A図に示すように、突部1
1,81の垂直状の内壁面が凹部11,13に嵌合する
ため、外ケース1と回転リング7,8とが、一旦位置決
めされると両者は容易に離れることはなく、また、回転
リング78を回動させようとする時は、この突部の他方
12,81はテーパ状であるため、回動可能である。
[効果] 本考案によれば、回転リングに製造誤差があったり、こ
の回転リングに経時時な摩耗が生じでも、この回転リン
グは外ケースの所定位置に確実に位置決めされ、確実な
クリック感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は時計の正面図、第2図は第1図の一部切欠断面
図、第3図は第2図の一部拡大断面図、第4図は背面
図、第5A,5B図、第6A,6B図はそれぞれクリッ
クの拡大図である。 1……外ケース、 7,8……回転リング、 11,12……外ケースの突部、 12a……テーパ面、 71……回転リングの凹部、 13,14……外ケースの凹部、 14……テーパ面、 81……回転リングの突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外ケースの外周には、回転リングが回動可
    能に設けてあり、 上記外ケースと上記回転リングとの一方には凹部が、他
    方にはこの凹部に嵌合する突部がそれぞれ一体的に形成
    してあり、 上記外ケースの上記凹部または突部は、相互に180度
    の対称位置関係に形成してあり、 上記回転リングの凹部または突部は、所定の角度間隔を
    もって複数個形成してあり、 上記突部の一方の両端は垂直状に、他方の両端はテーパ
    状に形成してある ことを特徴とする回転リングの位置決め装置。
JP1988169761U 1988-12-28 1988-12-28 回転リングの位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0621036Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988169761U JPH0621036Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 回転リングの位置決め装置

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JP1988169761U JPH0621036Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 回転リングの位置決め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0289391U JPH0289391U (ja) 1990-07-16
JPH0621036Y2 true JPH0621036Y2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=31460106

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JP1988169761U Expired - Lifetime JPH0621036Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 回転リングの位置決め装置

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Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5980775U (ja) * 1982-11-22 1984-05-31 セイコーエプソン株式会社 携帯時計の回転ベゼル部装置
JPS60123687U (ja) * 1984-01-31 1985-08-20 シチズン時計株式会社 ペンダント時計
JPH0348554Y2 (ja) * 1985-04-24 1991-10-16
JPS6367992U (ja) * 1986-10-23 1988-05-07
JPS6372584U (ja) * 1986-10-30 1988-05-14

Also Published As

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JPH0289391U (ja) 1990-07-16

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