JP2003207581A - 回転式べゼル装置及びこれを備えた携帯時計 - Google Patents

回転式べゼル装置及びこれを備えた携帯時計

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JP2003207581A JP2002003491A JP2002003491A JP2003207581A JP 2003207581 A JP2003207581 A JP 2003207581A JP 2002003491 A JP2002003491 A JP 2002003491A JP 2002003491 A JP2002003491 A JP 2002003491A JP 2003207581 A JP2003207581 A JP 2003207581A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決めされた後で不測の回転が生じる虞れ
のない回転式べゼル装置及びこれを備えた携帯時計を提
供すること。 【解決手段】 携帯時計1の回転式べゼル装置2は、胴
部20と、該胴部20の中心軸線のまわりでB1、B2
方向に回転可能に胴部20に装着されB1、B2方向に
規則的な角度間隔で凹凸74を備えたべゼル70と、胴
部20によって支持された円弧状の基台部41、該基台
部41と協働して環を形成すべく基台部41の円弧の隣
接端部をつなぐ円弧状のばね部42及び該ばね部42の
円弧の中間においてべゼル70に向かって突出しべゼル
70の凹凸74に係合するクリック感付与突起部43を
備えた環状ばね構造体40と、べゼル70の回転を許容
する回転許容位置E1とべゼル70の回転を禁止する回
転禁止位置との間でA1、A2方向に可動に胴部20に
装着されたストッパ50とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイバーズウオッ
チの如き回転べゼル付携帯時計に用いられるに適した回
転式べゼル装置及びこれを備えた携帯時計に係わる。
【0002】
【従来の技術】胴部の中心軸線まわりで回転可能に胴部
に装着され周方向に沿って一定の角度間隔で凹凸を備え
たべゼルとべゼルの回転に際してクリック感を与えるべ
く突起部においてべゼルの凹凸の窪みに弾性的に係合可
能に胴部に装着されたばねとを備えたダイバーズウオッ
チなどの回転ベゼル付携帯時計は、知られている。この
種の携帯時計では、ベゼルには、周方向に目盛が付され
ており、例えば、潜水開始時にべゼルの目盛の原点ない
し始点を潜水開始時点の針(例えば分針)位置に合わせ
るようにベゼルを回転させておいて、潜水を開始する。
この場合、潜水時間は、時計の分針の位置等をべゼルの
目盛で読むことにより直接視認可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の回転ベゼル付携帯時計では、ベゼルに不測の外
力がかかった場合には、べゼルの凹凸の窪みの側壁によ
ってばねの突起部が該窪みから押出されべゼルの窪みと
ばねの突起部との間の係合が解除されて、ベゼルが回転
してしまう虞れがあった。その結果、潜水中に、潜水時
間を正確に知ることができなくなるなどの虞れがあっ
た。
【0004】本発明は前記諸点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、位置決めされた後で不測
の回転が生じる虞れの実際上ない回転式べゼル装置及び
該回転ベゼル装置を備えた携帯時計を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の回転式べゼル装
置は、前記目的を達成すべく、胴部と、該胴部の中心軸
線のまわりで回転可能に胴部に装着され周方向に沿って
規則的な角度間隔で凹凸を備えたべゼルと、胴部によっ
て支持された少なくとも一つの円弧状の基台部、該基台
部と協働して環を形成すべく前記少なくとも一つの基台
部の円弧の隣接端部をつなぐ少なくとも一つの円弧状の
ばね部及び該ばね部の円弧の中間においてべゼルに向か
って突出しべゼルの凹凸に弾性的に係合する係合突起部
を備えた環状ばね構造体と、べゼルの回転を許容する回
転許容位置とべゼルの回転を禁止する回転禁止位置との
間で可動に胴部に装着されたストッパとを有する。
【0006】本発明の回転式べゼル装置では、「胴部に
よって支持された少なくとも一つの円弧状の基台部と、
該基台部と協働して環を形成すべく前記少なくとも一つ
の基台部の円弧の隣接端部をつなぐ少なくとも一つの円
弧状のばね部と、該ばね部の円弧の中間においてべゼル
に向かって突出しべゼルの凹凸に弾性的に係合する係合
突起部とを備えた環状ばね構造体」が設けられているの
で、べゼルが回転される際、環状ばね構造体のばね力に
抗して該ばね構造体の突起部とべゼルの凹凸の凹部との
係合が解除されるときに抵抗感が付与される。該突起部
が凹凸の凸部を越えてばね部のばね力で次の凹部に嵌り
込むときには、抵抗感が実際上なくなることより、全体
としてクリック感が得られる。しかも、本発明の回転式
べゼル装置では、特に、「べゼルの回転を許容する回転
許容位置とべゼルの回転を禁止する回転禁止位置との間
で可動に胴部に装着されたストッパ」が設けられている
ので、べゼルが回転されて所定位置に位置決めされた
後、ストッパが回転禁止位置に設定されると、べゼルの
不測の回転が禁止され得る。ここで、べゼルを回転させ
る際には、ストッパが、回転許容位置に設定されること
になる。
【0007】なお、本発明の回転式べゼル装置では、ば
ね構造体が環状であって円弧状ばね部が基台部の隣接端
部につながっているので、円弧状ばね部はその両端で基
台部によって支持されることになるから、ばねが片持ち
の場合と比較して円弧状ばね部の支持がより安定にな
る。
【0008】基台部及び円弧状ばね部は夫々少なくとも
一つあればよいけれども、環の安定性のためには、少な
くとも二箇所、典型的には環の二又は三箇所に典型的に
は各要素の周方向中央部が180度又は120度の等角
度間隔で位置するように交互に配置される。これによっ
て、環に関して平均的にバランスよく力がかかり得る。
【0009】本発明の回転式べゼル装置では、典型的に
は、「ストッパが、回転許容位置と回転禁止位置との間
でべゼルに対して近接離間可能で、且つ周方向に延びた
被係合部を備え、係合部でストッパの被係合部に係合し
且つ胴部に対して螺旋溝で螺合された環状のストッパ変
位手段」が更に設けられる。従って、螺旋溝で胴部に係
合された環状のストッパ変位手段を胴部に対して回転即
ち回動変位させることにより、環状のストッパ変位手段
を胴部に対して回転中心軸線の延在方向に(平行に)変
位させ、これにより、ストッパ変位手段の係合部に被係
合部で係合されたストッパを回転中心軸線の延在方向に
変位させ得る。従って、ストッパをべゼルに対して近接
離間させ、ストッパを回転許容位置と回転禁止位置との
間で移動させ得る。即ち、本発明の回転式べゼル装置で
は、典型的には、環状のストッパ変位手段を回すことに
より、ストッパを回転許容位置と回転禁止位置との間で
移動させ得る。なお、「螺旋溝による螺合」は、いわゆ
るねじ部による螺合に限られず、回転を並進に変換し得
る形状での係合であれば、どのようなものでもよい。
【0010】ここで、べゼルの凹凸にストッパが直接係
合してべゼルの回転を規制するようになっていても、ス
トッパが環状ばね構造体を介してべゼルの凹凸に係合し
間接的にべゼルの回転を規制するようになっていてもよ
い。
【0011】前者の場合、ストッパが回転禁止位置にあ
る際、べゼルの凹凸に係合する回転禁止突起をストッパ
が備える。その場合、典型的には、ばね構造体が切欠部
を備え、ストッパの回転禁止突起がばね構造体の切欠部
を通ってべゼルの凹凸に延びる。ここで、ばね構造体の
切欠部は、典型的には、貫通孔であるけれども、溝であ
ってもよい。
【0012】後者の場合、ストッパが回転禁止位置にあ
る際、ばね構造体のばね部の中間にある係合突起部とべ
ゼルの凹凸との係合が解除されるのを禁止する係合解除
禁止突起部をストッパが備え、ストッパが回転許容位置
にある際、ストッパの係合解除禁止突起部は係合突起部
とべゼルの凹凸との係合の解除を許容する位置に後退す
る。その場合、ばね構造体の係合突起部をべゼルの回転
規制用に併用し得る。また、この場合、典型的には、ば
ね構造体がばね部の背面側に凹部を備え、ストッパが回
転禁止位置にある際、ストッパの係合解除禁止突起部が
ばね構造体の凹部に係合する。これによって、ストッパ
の係合解除禁止突起部を幅広にすることが可能になり、
該幅広の係合解除禁止突起部によってばね構造体の背面
側凹部を介してばね構造体の回転を規制し、べゼルの回
転を禁止することが容易に行われ得る。
【0013】以上のような回転式べゼル装置は、典型的
には、ダイバーズウオッチの如きウオッチのような携帯
時計に組込まれる。その場合、べゼル装置の胴部は、典
型的には、携帯時計自体の胴部をなす。但し、場合によ
っては、他の機器にこの回転べゼル装置が組込まれても
よい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態のいくつかを添付図面に示した好ましい実施例に基づ
いて説明する。
【0015】
【実施例】図1から図6には、本発明による好ましい一
実施例の回転式べゼル装置1を備えた携帯時計2が示さ
れている。
【0016】携帯時計2はリング状の胴20を備える。
胴20は、図5の(a)及び図2からわかるように、ほ
ぼ円筒状の胴本体部21と、胴本体部21の下端部すな
わち裏側端部22から半径方向外向きに突出した肉厚の
フランジ状部23とを有する。胴20の前面側には、シ
ール用のパッキン11を介してガラス板10が嵌着さ
れ、裏面側には、裏蓋12が螺着されている。13もシ
ール用のパッキンである。胴20、ガラス板10及び裏
蓋12によって形成された水密な室14には、中枠15
に支持されたムーブメント16が中央部に、文字盤17
や針18が前面側に、電池19などが裏面側に配設・収
容されている。
【0017】胴20のフランジ状部23はその前面24
に環状凹部25を有し、環状凹部25の外側壁26に
は、雌ねじ部27が形成されている。
【0018】胴20の円筒状本体部21のうち下側の拡
径円筒状部28には、リング状ないし環状のクリックば
ね40が遊嵌されている。クリックばね40は、図3の
(a)及び(b)に示したように、三つの円弧状の基台
部41a、41b、41c(相互に区別しないときや総
称するときには符号41で示す)と、基台部41a、4
1b、41cの隣接端部をつなぐ三つの円弧状のばね部
42a、42b、42c(相互に区別しないときや総称
するときには符号42で示す)と、各ばね部42a、4
2b、42cの円弧の中央において前面側にA1方向に
突出した係合突起部としてのクリック感付与突起部43
a、43b、43c(相互に区別しないときや総称する
ときには符号43で示す)とを有する。ここで、三つの
基台部41a、41b、41c、三つのばね部42a、
42b、42c及び三つの係合突起部43a、43b、
43cは、夫々、相互に同一の形状を有し、クリックば
ね40は、中心軸線を中心として、120度の回転に対
して対称である。図3の(a)からわかるように、円弧
状ばね部42は、円弧状基台部41と共通の外側円筒状
周面44を有し、半径方向内側では、周面45に沿って
凹部46を形成するように円弧状に切欠かれている。そ
の結果、円弧状ばね部42の半径方向の厚さは、円弧状
基台部41の半径方向の厚さよりも薄い。また、図3の
(b)からわかるように、円弧状ばね部42は円弧状基
台部41と共通の軸線方向前端面47を有し、軸線方向
背面側では、端面48に沿って凹部49を形成するよう
に円弧状に切欠かれている。その結果、円弧状ばね部4
2の軸線方向の厚さ(長さ)は、円弧状基台部41の軸
線方向の厚さよりも薄い。従って、円弧状ばね部42
は、円弧状基台部41と比較して半径方向及び軸線方向
の切欠きないし凹部46、49を有することにより、剛
性が低く、当該低剛性部分42において選択的に弾性変
形可能になっている。なお、クリックばね40の内周面
40i及び背面側(裏側)端面40rは、円弧状基台部
41の内周面41i及び背面側端面41rに一致してい
る。従って、クリックばね40は、背面側端面40rに
おいて胴20のフランジ状部23の前面24のうち環状
溝25よりも半径方向内側の部分24uに当接可能な状
態で、内周面40iが胴20の拡径円筒状部28にほぼ
接するように、胴20に嵌合されている。
【0019】ばね部42は、リング状クリックばね40
のうち周方向の三箇所に形成される代わりに、二箇所や
四箇所でもよく、場合によっては、一箇所のみでもよ
い。また、ばね部42及び基台部41が複数個形成され
る場合、典型的には、複数個の夫々は相互に同一である
けれども、場合によっては、少なくとも一部又は全てが
相互に異なる形状であってもよい。
【0020】図5の(a)及び図2からわかるように、
胴20のフランジ状部23の環状凹部25には、中心軸
線Cの延在方向と平行に前後方向A1、A2方向に移動
可能に、環状ストッパ50が配設されている。環状スト
ッパ50は、図4の(a)及び(b)に示したように、
環状のストッパ本体部51と、環状ストッパ本体部51
の前端面52の周方向の三箇所から前方A1に突出した
突起部53a、53b、53c(相互に区別しないとき
や総称するときには符号53で示す)と、ストッパ本体
部51の外周面54の後端近傍に形成された被係合部と
しての環状溝55と、ストッパ本体部51の内周面56
の周方向の三箇所から半径方向内向きに突出した突起部
57a、57b、57c(相互に区別しないときや総称
するときには符号57で示す)とを有する。突起部57
は、胴20の環状凹部25の内周面31のうち周方向に
関して突起部57に対応する箇所に形成された前後方向
A1、A2に延びるスプライン溝32に係合する。すな
わち、図示の例のように、突起部57が120度間隔で
三つ(57a、57b、57c)設けられている場合に
は、スプライン溝32も120度間隔で三箇所に設けら
れ、該溝32に突起部57で係合したストッパ50は、
周方向B1、B2の回転が禁止された状態で前後方向A
1、A2に移動可能に支えられる。突起部57は周方向
に間隔をおいて二箇所以上あることが好ましく、突起部
53の周方向配置とは独立であってもよい。但し、周方
向からみた力や変形のバランスを保ったり、装着される
際の向きの制約を最小限にするためには、図4の(a)
に示したように、周方向に等間隔に且つ隣接突起部53
に対して所定の相対配置で位置し、中心軸線Cのまわり
での回転に対して対称な形状であることが好ましい。突
起部57は、ストッパ50の周方向回転を禁止するに適
した形状であればよく、例えば、平面形状が、図4の
(a)に示したようにドーム状ないし円弧状である代わ
りに、角のある四角形状や三角形状などでもよい。ま
た、ストッパ50が十分な機械的な強度を備え得る場合
には、ストッパ50の内周面56に前後方向A1、A2
に延在するスプライン凹部を形成し、胴20の環状溝2
5の周面31に前後方向A1、A2に延在するスプライ
ン突条を形成しておいてもよい。
【0021】環状ストッパ50の突起部53すなわち突
起部53a、53b、53cは、クリックばね40の背
面側凹部49と丁度嵌り合う位置で、且つ丁度嵌り合う
形状を有する。すなわち、凹部49が周方向に120度
間隔で三箇所にある場合には、突起部53も周方向に1
20度間隔で三箇所にある。また、突起部53の周方向
長さは凹部49の周方向長さとほぼ同じか該長さよりも
僅かに小さい。一方、突起部53の前方A1への突出長
は、典型的には、凹部49のA1方向深さよりも大き
い。従って、環状ストッパ50は、突起部53の先端5
8がクリックばね40の凹部49の底面48に実際上当
接してばね部42の背面A2側へのG1方向の撓み変形
を禁止する位置E2(図6)と突起部53の先端58が
クリックばね40の凹部49の底面48から十分に離れ
てばね部42の背面A2側への撓み変形を許容する位置
E1(図5)との間で、前後方向A1、A2に移動可能
である。なお、突起部53の前方A1への突出長は凹部
49のA1方向深さと同程度でもよい。
【0022】胴20の環状凹部25の外周側領域には、
ストッパ変位手段としてのねじリング60が配設されて
いる。ねじリング60は、小径円筒状部61と、小径円
筒状部61の前側端部につながった大径円筒状部62
と、小径円筒状部61の後側ないし背面側端部の内周面
から半径方向内向きに突出した環状突起部63とを有す
る。環状突起部63は、ストッパ50の環状溝55に係
合し、ねじリング60が前後方向A1、A2に移動され
る際、突起部63と溝55との係合を介して、ストッパ
50を、係合解除許容位置E1(図5の(a)及び
(b))とストッパ50の突起部53の頂面58がクリ
ックばね40の凹部49の底面48のG1方向の後退を
禁止する係合解除規制位置E2(図6の(a)及び
(b))との間で、前後方向A1、A2に移動させる。
なお、ストッパ50の環状溝55の背面側の壁部55a
の背面の隅部及び突起部63の前面側の隅部は、突起部
63の溝55への嵌込みを可能にすべく面取りされてい
る。ねじリング60の小径円筒状部61の外周面には雄
ねじ部64が形成され、雄ねじ部64は、胴20のフラ
ンジ状部23の雌ねじ部27に螺合されている。従っ
て、ねじリング60を胴20に対してB1、B2方向に
回転させると、ねじリング60は、胴20に対して例え
ばA1、A2方向に移動され、更に、部位55、63で
の係合により、ストッパ50をA1、A2方向に移動さ
せる。ねじリング60の大径円筒状部62は、その背面
側端面で胴20のフランジ状部23の前面24のうち外
側部分24pに当接可能であり、更に、ローレット加工
により形成されたスベリ止め用の縦溝66を外周面65
に多数備える。従って、ねじリング60をB1、B2方
向に回転させるためには、ねじリング60の大径円筒状
部62の外周面65に指先を当ててねじリング60を回
せばよい。
【0023】胴20の円筒状部21には、胴20に対し
てB1、B2方向に回転可能に、ベゼル70が嵌合され
ている。べゼル70は、内周縁の突起71において胴2
0の円筒状部21の突起21aに係合して抜止めされて
いる。72は、べゼル60のガタツキを防ぐためのリン
グである。べゼル70は、底壁73に凹凸としての環状
凹部74を備え、凹部74の底面75は、頂部74a及
び谷部74bに水平面75a、75bを有すると共に頂
部水平面75a及び谷部水平面75bをつなぐ傾斜面7
5c、75dを有する。なお、図示の例では、頂部水平
面75aは底壁73の水平面73aと実際上面一になっ
ており、この場合、多数の実質的に同一形状の窪み76
が全体として凹凸としての環状凹部74を形成するよう
に等間隔で円形に並んでいることになる。但し、頂部水
平面75aは底壁73の水平面73aと面一でなくても
よく、その場合、好ましくは、水平面73aよりも奥に
位置する。
【0024】傾斜面75c、75d及びこれらの間の谷
部水平面74bにより規定される窪み76は、例えば、
図5の(b)や図6の(b)に示したように、クリック
ばね40の係合突起部43の先端側の大半の部分が嵌込
むようなほぼ相補的な形状を有する。べゼル70の窪み
76が開口側程拡がるような傾斜面75c、75dを備
えると共にクリックばね40の係合突起部43が中央部
43aから離れるほどB1、B2方向に拡がる相補的形
状の傾斜部43c、43dを備えるので、図5の(a)
及び(b)に示したように、ストッパ50の突起部53
の頂面58がクリックばね40の凹部49の底面48か
ら離れた係合解除許容位置E1に位置する場合、べゼル
70がB1又はB2方向に回転されると窪み76の傾斜
面75c又は75dがクリックばね40の係合突起部4
3の傾斜部43c又は43dを窪み76の外に向かって
ほぼG1方向に押し出す。このとき、ばね40の円弧状
ばね部42は、図5の(b)において想像線で示したよ
うに、凹部49の底面48がストッパ50の突起53の
頂面58に接するか近接するように、撓み変形する。一
方、べゼル40のB1またはB2方向の回転に伴って、
ばね40の両持ちばね部42のうちG2方向に弾性偏倚
された係合突起部43の頂部43aがべゼル70の鋸歯
状歯状の頂部75aを乗り越えると、ばね部42の弾性
により、係合突起部43がべゼル70の次の窪み76に
G2方向に嵌り込む。従って、べゼル70は、クリック
感がある状態で、B1、B2方向に回転可能である。
【0025】一方、ねじリング60のB1方向回転によ
り、図6の(a)及び(b)に示したように、該ねじリ
ング60の突起部63に環状溝部55で係合したストッ
パ50をその突起部53の頂面58がクリックばね40
の凹部49の底面48に近接する係合解除禁止位置E2
に位置せしめた場合、べゼル70のB1、B2方向回転
は禁止される。すなわち、べゼル70をB1又はB2方
向に回転させ窪み76の傾斜面75c又は75dによっ
てクリックばね40の係合突起部43の傾斜部43c又
は43dをG1方向に窪み76の外に向かって押出そう
としても、ばね40の円弧状ばね部42は、図6の
(b)からわかるとおり、凹部49に底面48まで嵌っ
たストッパ50の突起53でG1方向変位が禁止されて
いるので、ばね部42が弾性変形されないから、べゼル
70はB1方向にもB2方向にも回転され得ない。
【0026】なお、べゼル70の表面77には、目盛7
8が付されている。従って、例えば、潜水を開始する前
に、ねじリング60をB2方向に回しストッパ50を係
合解除許容位置E1にA2方向に移動させておいて、べ
ゼル70の目盛78の原点位置78aを例えば潜水開始
時点の時刻(図示の例では分針の位置)にあわせるよう
に回転させておく。べゼル70の目盛78の原点位置7
8aに位置決めが完了したら、ねじリング60をB1方
向に回しストッパ50を係合解除禁止位置E2にA1方
向に移動させる。これによって、べゼル70の不測の回
転が禁止される。従って、潜水開始後の時間がわかるこ
とになる。なお、目盛78を反時計回りに付けておい
て、潜水時間の代わりに残りの許容潜水時間が時計の針
の位置から直接視認可能にしておいてもよい。図1にお
いて、79は、べゼル70を回転させる際、指先を当て
るスベリ止を兼ねた凹凸からなる飾り縁で、ローレット
加工等で形成されている。
【0027】以上の如く構成された本発明による好まし
い第一実施例の回転式べゼル装置1を備えた携帯時計2
がダイバーズウオッチからなる場合、潜水などの開始前
に、回転式べゼル装置1のべゼル70を現在時刻又は潜
水開始予定時刻に合わせる。
【0028】このために、まず、ねじリング60をB1
方向に回してA2方向に移動させることにより、被係合
部としての環状溝55が係合部としての突起部63に係
合されたストッパ50を図5の係合解除許容位置ないし
アンロック位置E1に設定する。
【0029】次に、べゼル70のスベリ止付き飾り縁
(ローレット加工部)79を指先でつまんで、べゼル7
0の目盛78の始点78aが、現在時刻又は潜水開始予
定時刻における分針の位置に一致するところまで、べゼ
ル70を胴20に対してB1方向又はB2方向に回転さ
せる。この回転方向としては、例えば、回し易い方向や
そのときの始点78aの位置から指定すべき位置までの
角度が小さい方を選べばよい。万一、所定位置を越えて
回し過ぎた場合には、逆方向に僅かに回転させて所定位
置に合わせればよい。ストッパ50が位置E1にある場
合には、クリックばね40のばね部42の凹部49の底
面48とストッパ50の突起部53の頂面58との間に
間隙があるので、クリックばね40のばね部42がG1
方向に撓み得るから、べゼル70は、その窪み76の傾
斜面75d又は75cでクリックばね40の先端係合部
47の対応する傾斜部43cまたは43dをほぼG1方
向に押してばね部42をG1方向に撓ませながら、B1
又はB2方向に回転され得る。この回転の際、べゼル7
0が所定ピッチ(角度)回転されるごとに、クリックば
ね40の先端係合部43がべゼル70の底面73の凹凸
74の窪み76に入ったり出たりするので、べゼル70
のB1又はB2方向回転に際して、所望のクリック感が
得られる。このようにして、クリックばね40の先端係
合部43がべゼル70の窪み76に丁度嵌込むように窪
み76に係合する位置においてべゼル70の所望位置へ
の回転ないし位置決めが完了する。
【0030】次に、ねじリング60のローレット溝65
に指を当ててねじリング60をB1方向に回し、ねじリ
ング60の小径円筒状部61の頂面61aがべゼル70
の底面73に近接するところまでねじリング60をA1
方向に移動させ、ストッパ50の係合突起部53が、ク
リックばね40の凹部49の底面48に近接又はほぼ当
接するまで胴20に対してストッパ50をA1方向に移
動させることにより、ストッパ50を係合解除許容位置
(アンロック位置)E1から係合解除禁止位置(ロック
位置)E2に移動させる。これによって、ストッパ50
は、底部の係合突起部53がクリックばね40のばね部
42の背面の凹部49に丁度嵌りこんで位置決めされ
る。
【0031】ストッパ50が位置E2に達すると、図6
の(a)及び(b)からわかるように、ストッパ50の
係合突起部53の頂面58がクリックばね40のばね部
42の背面側の凹部49の底面48に実質的に当接す
る。その結果、クリックばね40のばね部42のG1方
向への撓み変形が、ストッパ50により、禁止される。
従って、ストッパ50を位置E2に設定した状態では、
べゼル70をB1方向に回転させようしてもB2方向に
回転させようとしても、ストッパ50により背面48で
支えられたクリックばね40のばね部42が逃げる余地
がないので、係合突起部43でべゼル70の窪み76に
係合したクリックばね40がべゼル70の回転を規制な
いし禁止する。即ち、べゼル70に不測の回転が生じる
虞れが実際上ない。
【0032】なお、図5及び図6に示したように、スト
ッパ50の突起部53が、クリックばね40の係合突起
43の背面にある凹部49に嵌ってばね40の係合突起
43とべゼル70の窪み76との係合や該係合の解除を
制御する代わりに、図7及び図8に示したように、スト
ッパ50の突起部53Aがクリックばね40を越えてべ
ゼル70の窪み76内に直接的に突出・係合可能になっ
ていてもよい。ストッパ50のこの突起部53Aは、図
7の(b)及び図8の(b)に示した例では、クリック
ばね40に形成された孔40aを貫通してべゼル70の
窪み76に直接延びる。なお、孔40aは、溝などであ
ってもよい。また、図7及び8に示した例のネジリング
60Aでは、図5や図6のねじリング60の縦溝66の
代わりに、リング66Aが嵌められている。リング66
Aは、例えば、スベリ止めとして働くプラスチック又は
ゴム製材料からなり、所望に応じた種々のカラー(色)
を有し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による好ましい一実施例の回転式べゼル
装置を備えた携帯時計の一部破断平面説明図。
【図2】図1の携帯時計の回転式べゼル装置のうちべゼ
ル以外の主な部材(胴、クリックばね、ストッパ及びね
じリング)の配置の一例を示した斜視説明図。
【図3】図1及び図2の回転式べゼル装置のクリックば
ねを示したもので、(a)は平面説明図、(b)は正面
(側面)説明図。
【図4】図1及び図2の回転式べゼル装置のストッパを
示したもので、(a)は平面説明図、(b)は正面(側
面)説明図、(c)は(a)のIVC−IVC線断面説
明図。
【図5】図1の携帯時計において、べゼルの回転が許容
されている状態におけるべゼルとクリックばねとストッ
パとの位置関係を示したもので、(a)は図1の携帯時
計のVA−VA線断面説明図、(b)は(a)のVB−
VB線断面説明図。
【図6】図1の携帯時計において、べゼルの回転が禁止
されている状態におけるべゼルとクリックばねとストッ
パとの位置関係を示したもので、(a)は図5の(a)
と同様な断面で見た断面説明図、(b)は(a)のVI
B−VIB線断面説明図。
【図7】変形例についての図5と同様な説明図であっ
て、(a)は図5の(a)と同様な断面説明図、(b)
は(a)のVIIB−VIIB線断面説明図。
【図8】変形例についての図6と同様な説明図であっ
て、(a)は図6の(a)と同様な断面説明図、(b)
は(a)のVIIIB−VIIIB線断面説明図。
【符号の説明】
1 回転式べゼル装置 2 携帯時計 20 胴 24 環状凹部 26 切欠 40 クリックばね 41 基台部 42 ばね部 43 係合突起部 50 ストッパ 53 突起部 55 環状溝部 60 ねじリング 63 係合突起部 70 べゼル 74 環状凹部 75c、75d 傾斜面部 76 窪み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 久光 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部と、 前記胴部の中心軸線のまわりで回転可能に前記胴部に装
    着され周方向に沿って規則的な角度間隔で凹凸を備えた
    べゼルと、 前記胴部によって支持された少なくとも一つの円弧状の
    基台部、該基台部と協働して環を形成すべく前記少なく
    とも一つの基台部の円弧の隣接端部をつなぐ少なくとも
    一つの円弧状のばね部及び該ばね部の円弧の中間におい
    てべゼルに向かって突出し前記べゼルの凹凸に弾性的に
    係合する係合突起部を備えた環状ばね構造体と、 前記べゼルの回転を許容する回転許容位置と前記べゼル
    の回転を禁止する回転禁止位置との間で可動に前記胴部
    に装着されたストッパとを有する回転式べゼル装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパが、前記回転許容位置と前
    記回転禁止位置との間で前記べゼルに対して近接離間可
    能で、且つ周方向に延びた被係合部を備え、 係合部で前記ストッパの前記被係合部に係合し且つ前記
    胴部に対して螺旋溝で螺合された環状のストッパ変位手
    段を更に有する請求項1に記載の回転式べゼル装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパが前記回転禁止位置にある
    際、前記ばね構造体のばね部の中間にある前記係合突起
    部と前記べゼルの凹凸との係合が解除されるのを禁止す
    る係合解除禁止突起部を前記ストッパが備え、前記スト
    ッパが前記回転許容位置にある際、前記ストッパの前記
    係合解除禁止突起部は前記係合突起部と前記べゼルの凹
    凸との係合の解除を許容する位置に後退する請求項1又
    は2に記載の回転式べゼル装置。
  4. 【請求項4】 前記ばね構造体がばね部の背面側に凹部
    を備え、前記ストッパが前記回転禁止位置にある際、前
    記ストッパの前記係合解除禁止突起部が前記ばね構造体
    の凹部に係合する請求項3に記載の回転式べゼル装置。
  5. 【請求項5】 前記ストッパが前記回転禁止位置にある
    際、前記べゼルの凹凸に係合する前記回転禁止突起を前
    記ストッパが備える請求項1又は2に記載の回転式べゼ
    ル装置。
  6. 【請求項6】 前記ばね構造体が切欠部を備え、前記ス
    トッパの前記回転禁止突起が前記ばね構造体の切欠部を
    通って前記べゼルの凹凸に延びる請求項5に記載の回転
    式べゼル装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか一つの項
    に記載の回転式べゼル装置を備えた携帯時計であって、
    胴部が該時計の胴である携帯時計。
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JP7483821B2 (ja) 2021-12-07 2024-05-15 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 計時器のための胴に裏蓋を締結し方向付けるデバイス

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