JP5725065B2 - スイッチ装置および時計 - Google Patents

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    • G04B3/043Locking of the operating element, also by mounting in a concealed place

Description

この発明は、腕時計などの時計に用いられるスイッチ装置および時計に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースに竜頭などの操作部材が引き出し可能に設けられたスイッチ装置を備えたものが知られている。この種のスイッチ装置は、腕時計ケースから外部に突出した操作部材を引き出し、この状態で操作部材を回転させることにより、時刻を修正するように構成されている。
特開2006−194834号公報
このようなスイッチ装置は、腕時計ケースの貫通孔に巻真パイプが取り付けられ、この巻真パイプ内に操作部材の軸部が挿入され、この操作部材の軸部に巻真の外端部が取り付けられ、この巻真が操作部材の外端部の操作に応じてスライドおよび回転するように構成されている。
この場合、操作部材には、複数の係合凸部を有するリング部材が取り付けられている。また、巻真パイプは、腕時計ケースの貫通孔に取り付けられる小径部と、腕時計ケースの外部に突出する大径部とを有し、この大径部の外周面にリング部材の係合凸部を係脱可能に係止する複数の係止溝部が設けられている。
この複数の係止溝部は、リング部材の係合凸部を巻真パイプの軸方向に離脱可能に案内する着脱用の案内溝と、リング部材の係合凸部が軸方向に移動するのを規制して係合凸部をロックするロック溝と、リング部材の係合凸部を案内溝とロック溝とのいずれか一方に導く連絡溝とを備えている。
このため、このスイッチ装置では、操作部材をロックする際に、リング部材の係合凸部を案内溝に挿入して押し込み、この状態で操作部材を回転させると、リング部材の係合凸部が案内溝から連絡溝を経てロック溝に移動し、このロック溝によって係合凸部が巻真パイプの軸方向に移動するのを規制することにより、操作部材が押し込まれた状態でロックされる。
また、このスイッチ装置では、操作部材のロックを解除する際に、操作部材を押し込みながら回転させると、ロック溝内に位置するリング部材の係合凸部がロック溝から連絡溝を経て案内溝に移動し、ロック溝による係合凸部のロックが解除され、この状態でリング部材の係合凸部が軸方向に移動して案内溝から離脱することにより、操作部材が引き出されて時刻修正ができる。
しかしながら、このようなスイッチ装置では、操作部材のロックを解除する際に、操作部材を押し込みながら回転させなければ、ロック溝内に位置するリング部材の係合凸部をロック溝内から離脱させることができないため、操作部材の操作性が悪いという問題があるほか、操作部材がロックされた状態で、操作部材の外端部が物に当たって不用意に回転すると、操作部材のロックが解除されてしまい、誤動作をする恐れがあるなどの問題もある。
この発明が解決しようとする課題は、ロック解除操作が容易にでき、かつロック状態における操作部材の不用意な回転を防ぐことができるスイッチ装置および時計を提供することである。
この発明は、貫通孔を有するケースと、このケースの前記貫通孔に取り付けられた円筒部材と、この円筒部材に挿入される軸部および外端部の操作部を有する操作部材と、この操作部材の前記操作部内に固定され、前記操作部と共に前記円筒部材の外周に沿ってスライドおよび回転するロック部材とを備え、前記円筒部材には、前記ロック部材の内周面に向けて突出する係合突起部が設けられ、前記ロック部材は、前記操作部の内周面との間に隙間をもって設けられて径方向に弾性変形する弾性支持部と、この弾性支持部に設けられて前記操作部が押し込まれて回転した際に、前記係合突起部が弾力的に係合するロック部と、を有し、前記ロック部は、前記係合突起部が係合して前記ロック部材の回転を規制する回転規制部を有し、前記回転規制部は、前記ロック部材が一方向に回転した際に、前記係合突起部が前記弾性支持部を弾性変形させて乗り越える第1突起部と、この第1突起部を乗り越えた前記係合突起部が係合する係合凹部と、この係合凹部に前記係合突起部が係合した状態で前記ロック部材の前記一方向への更なる回転を阻止する第2突起部と、を有していることを特徴とするスイッチ装置である。
この発明によれば、操作部材をロックする際に、操作部材を押し込んで回転させると、円筒部材の係合突起部がロック部材の弾性支持部を弾性変形させることができるので、この弾性支持部の弾性力によってロック部が係合突起部をロックすることができ、これによりロック状態における操作部材の不用意な回転を防ぐことができる。また、操作部材のロックを解除する際には、係合突起部に対するロック部の弾力的な規制力に抗して操作部材を回転させるだけで、係合突起部に対するロック部のロックを容易に解除することができる。
この発明のスイッチ装置を腕時計に適用した第1実施形態を示した腕時計の拡大斜視図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における要部の拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置において、ロック部材によるロックが解除されて操作部材が押し出された状態を示した要部の拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置の円筒部材を示した拡大斜視図である。 図4に示された円筒部材を示し、(a)はその拡大側面図、(b)はその拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置の操作部材およびその内部に設けられたロック部材を示した拡大断面図である。 図6に示されたロック部材の拡大斜視図である。 図2に示されたスイッチ装置において、円筒部材の係合突起部がロック部材のロック部に係合してロック部材をロックした状態を示した要部の拡大斜視図である。 図8に示されたロック部材が回転して円筒部材の係合突起部がロック部材のロック部から離れてロックが解除された状態を示した要部の拡大斜視図である。 図9に示されたロック部材が押し出された状態を示した要部の拡大斜視図である。 この発明のスイッチ装置を腕時計に適用した第2実施形態において、スイッチ装置の円筒部材を示した拡大斜視図である。 図11に示された円筒部材の係合突起部が係合するロック部材を示した拡大斜視図である。 図11および図12に示されたスイッチ装置における円筒部材の係合突起部がロック部材のロック部に係合してロック部材をロックした状態を示した要部の拡大斜視図である。 図13に示されたロック部材が回転して円筒部材の係合突起部がロック部材のロック部から離れてロックが解除された状態を示した要部の拡大斜視図である。 図14に示されたロック部材が押し出された状態を示した要部の拡大斜視図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図10を参照して、この発明のスイッチ装置を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1〜図3に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、ケース本体2、ベゼル3、および化粧パネル4を備えている。
ケース本体2は、合成樹脂からなり、図2および図3に示すように、内部に金属製の補強部材2aが埋設された構成になっている。ベゼル3は、ウレタン樹脂などの合成樹脂からなり、ケース本体2の外周面に設けられている。化粧パネル4は、金属板からなり、ケース本体2の上面に押えリング5によって取り付けられている。
また、この腕時計ケース1のケース本体2の上部開口部には、図2および図3に示すように、時計ガラス6がパッキン6aを介して取り付けられている。この腕時計ケース1のケース本体2の下部には、裏蓋7が防水リング7aを介して取り付けられている。さらに、この腕時計ケース1の内部には、時計モジュール8が見切り板9と押えリング10とによって押えられた状態で設けられている。この時計モジュール8は、時計に必要な各種の部品(図示せず)を備えている。
また、この腕時計ケース1の3時側に位置する側部には、図1〜図3に示すように、スイッチ装置11が設けられている。このスイッチ装置11は、時計モジュール8のモード切替や時刻修正などを行うためのものであり、巻真12、円筒部材13、操作部材14、およびロック部材15を備えている。
この場合、腕時計ケース1の3時側に位置する側部には、図2および図3に示すように、腕時計ケース1の内部と外部とに貫通する貫通孔16が設けられている。この貫通孔16は、腕時計ケース1の内部側に位置する四角形状の小径孔部16aと、腕時計ケース1の外部側に位置する円形状の大径孔部16bとを有し、全体が段差状に形成されている。この貫通孔16内には、スイッチ装置11の円筒部材13が嵌め込まれている。
この円筒部材13は、図2〜図4に示すように、貫通孔16の小径孔部16aに装着して腕時計ケース1内に突出する小径筒部13aと、貫通孔16の大径孔部16bに装着する中径筒部13bと、腕時計ケース1の外部に突出する大径筒部13cとを有している。この円筒部材13の小径筒部13aは、貫通孔16の小径孔部16a内に配置される箇所が四角形状に形成されていることにより、円筒部材13が貫通孔16内で回転しないように構成されている。
また、この円筒部材13の小径筒部13aは、図2〜図4に示すように、腕時計ケース1内に突出する箇所が円筒状に形成されている。この小径筒部13aの円筒状の箇所には、リング取付溝17が設けられており、このリング取付溝17には、Eリングなどの抜止めリング18が取り付けられている。これにより、円筒部材13は、抜止めリング18によって腕時計ケース1の外部に抜け出すことなく、腕時計ケース1の貫通孔16内に取り付けられている。
また、この円筒部材13の中径筒部13bの外周面には、図2〜図5に示すように、複数のパッキン溝19が設けられている。この複数のパッキン溝19には、腕時計ケース1の貫通孔16における大径孔部16bの内周面に圧接する防水パッキン20がそれぞれ取り付けられている。さらに、円筒部材13の大径筒部13cには、腕時計ケース1の外端面に当接する鍔部21と、径方向に突出する複数の係合突起部22と、これら複数の係合突起部22に隣接する溝部23と、が設けられている。
この場合、鍔部21は、図2〜図5に示すように、円筒部材13の大径筒部13cの腕時計ケース1側に位置する端部の外周に設けられている。これにより、鍔部21は、腕時計ケース1の外端面に当接して、小径筒部13aの抜止めリング18が腕時計ケース1の内端面に当接することにより、腕時計ケース1に対する円筒部材13の出没方向の位置を規制するように構成されている。
溝部23は、図2〜図5に示すように、その深さ、つまり底部の径が中径筒部13bの外径とほぼ同じ大きさに形成されている。複数の係合突起部22は、円筒部材13の大径筒部13cの外端部に120度の間隔で3個設けられている。これら複数の係合突起部22は、径方向に突出する長さが溝部23の深さとほぼ同じ長さに形成されている。これにより、複数の係合突起部22は、その各外周端が大径筒部13cの外周面と同じ大きさに形成されている。
一方、操作部材14は、図2、図3および図6に示すように、円筒部材13の内部に挿入する操作軸部24と、この操作軸部24の外端部に設けられたキャップ状の操作頭部25とを備えている。この場合、円筒部材13の内部には、図5(b)に示すように、腕時計ケース1内に突出する小径筒部13aに設けられた小径孔26aと、腕時計ケース1の貫通孔16内に位置する小径筒部13aから大径筒部13cに亘って設けられた大径孔26bと、が設けられている。
操作部材14の操作軸部24は、図2、図3および図6に示すように、その軸方向の長さが円筒部材13の大径孔26bの長さとほぼ同じ長さに形成されている。これにより、操作軸部24は、円筒部材13の大径孔26b内に挿入し、この挿入した外周面に円筒部材13の大径孔26bの内周面に設けられた複数の防水リング27が弾接し、この状態で回転すると共にスライドするように構成されている。
また、この操作軸部24の内部には、図2、図3および図6に示すように、軸孔28が腕時計ケース1側の端部から操作頭部25内の途中までの間に連続して設けられている。この操作軸部24の軸孔28は、腕時計ケース1側に位置する四角形状の角孔部28aと、操作頭部25側に位置する円形状の丸孔部28bとを有し、この丸孔部28bが角孔部28aに内接するように構成されている。
さらに、この操作軸部24は、図2および図3に示すように、その軸孔28内に挿入された連結軸30によって巻真12と連結されるように構成されている。すなわち、連結軸30は、巻真12の外端部に取り付けられ、この状態で円筒部材13の小径孔26aを通して大径孔26b内の操作軸部24の軸孔28に挿入し、これにより巻真123を操作軸部24に連結するように構成されている。
この場合、連結軸30の中間部には、図2および図3に示すように、操作軸部24の軸孔28における角孔部28a内を移動する鍔部30aとワッシャ30bとが設けられている。このワッシャ30bは、外形が操作軸部24の角孔部28aと同じ四角形状に形成された平板であり、その中心部が連結軸30に取り付けられ、この状態で操作軸部24の角孔部28a内をスライドすると共に、操作軸部24の回転を連結軸30に伝えて連結軸30を回転させるように構成されている。
また、操作軸部24の軸孔28内には、図2および図3に示すように、コイルばね31が配置されている。このコイルばね31は、連結軸30の鍔部30aと軸孔28の円形孔28bの外部側に位置する奥部(図2では右端部)との間に配置され、操作軸部24を円筒部材13の大径孔26b内から腕時計ケース1の外部に向けて押し出す方向に付勢するように構成されている。
一方、操作部材14の操作頭部25は、図2、図3および図6に示すように、全体がほぼキャップ状に形成され、操作軸部24の外端部に一体的に形成されている。この操作頭部25は、その内径が円筒部材13の大径筒部13cの外径よりも大きく、かつ円筒部材13の鍔部21の外径とほぼ同じ大きさに形成されている。また、この操作頭部25は、その内部の軸方向の長さが円筒部材13の大径筒部13cの軸方向の長さと同じか、それよりも少し長く形成されている。
この操作頭部25の内部には、図2、図3、図6および図7に示すように、ロック部材15が固定されている。このロック部材15は、操作頭部25内に嵌着するリング部32と、このリング部32の外端部に設けられた複数の弾性支持部33と、この複数の弾性支持部33にそれぞれ設けられた複数のロック部34とを備えている。
リング部32は、図2、図3、図6および図7に示すように、その外周面が操作頭部25の内周面に圧入または接着により固定されて、操作頭部25と一体化されている。また、このリング部32は、その内径が円筒部材13の大径筒部13cの外径よりも少し大きく形成されて、大径筒部13cの外周面に沿って回転およびスライドするように構成されている。
複数の弾性支持部33は、図2、図3、図6および図7に示すように、リング部32の外側(図7では上側)の端面、つまり腕時計ケース1の外部側に位置する外端面に、円筒部材13の大径筒部13cの軸方向に沿ってそれぞれ突出して設けられ、この状態で径方向に弾性変形するように構成されている。
すなわち、複数の弾性支持部33は、図6および図7に示すように、その外側面と操作頭部23の内周面との間に隙間Sが設けられ、この隙間Sによって径方向に弾性変形するように構成されている。また、複数の弾性支持部33は、リング部32の外側の端面における3箇所に120度の間隔で設けられている。さらに、複数の弾性支持部33は、その内側面が円筒部材13の大径筒部13cの外周面に沿って回転およびスライドするように構成されている。
また、複数のロック部34は、図6〜図10に示すように、複数の弾性支持部33の各内面にそれぞれ設けられている。このロック部34は、円筒部材13の係合突起部22の外端部が係合した際にロック部材15の回転を規制する回転規制部35と、係合突起部22の側面つまり腕時計ケース1側に位置する係合突起部22の側面(図9では下面)が当接した際にロック部材15のスライドを規制するスライド規制部36と、を有している。
回転規制部35は、図6〜図10に示すように、ロック部材15が一方向(図9では時計回り方向)に回転した際に、係合突起部22が弾性支持部33を弾性変形させて乗り越える第1突起部37と、この第1突起部37を乗り越えた係合突起部22が係合する係合凹部38と、この係合凹部38に係合突起部22が係合した状態でロック部材15の一方向(時計回り方向)への更なる回転を阻止する第2突起部39と、を有している。
この場合、回転規制部35の第1突起部37は、図7に示すように、緩やかな傾斜の山形状に形成され、その径方向の突出長さが、弾性支持部33の弾性変形量、つまり弾性支持部33が径方向に押し広げられて変位する隙間Sよりも短く形成されている。これにより、第1突起部37は、係合突起部22が当接して回転方向に移動する際に、弾性支持部33を弾性変形させて乗り越えるように構成されている。
また、回転規制部35の係合凹部38は、図7に示すように、第1突起部37に連続する凹部であり、係合突起部22とほぼ同じ形状の凹部に形成されている。これにより、係合凹部38は、係合突起部22が第1突起部37を乗り越えて弾性支持部33が元の位置に弾性復帰した際に、係合突起部22が弾力的に係合するように構成されている。
さらに、回転規制部35の第2突起部39は、図7に示すように、第1突起部37よりも急峻な傾斜の山形状に形成され、その径方向の突出長さが、弾性支持部33の径方向への変位長さである隙間Sよりも長く形成されている。これにより、第2突起部39は、係合突起部22が当接して弾性支持部33が弾性変形しても、第2突起部39の先端部が係合突起部22に対する回転移動軌跡上に位置することにより、係合突起部22が乗り越えられないように構成されている。
また、ロック部材15のスライドを規制するスライド規制部36は、図7〜図10に示すように、回転規制部35の腕時計ケース1側に位置する箇所に設けられている。このスライド規制部36は、係合突起部22が回転規制部35の第1突起部37を乗り越えて係合凹部38に係合するまでの間で、係合突起部22の軸方向の側面(図9では下面)が当接するように構成されている。これにより、スライド規制部36は、ロック部材15が腕時計ケース1の外側に向けてスライドするのを阻止するように構成されている。
ところで、操作部材14に連結された巻真12は、図2および図3に示すように、腕時計ケース1内の時計モジュール8内にスライド可能に配置されている。この巻真12は、図2に示すように、操作部材14の操作頭部25がコイルばね31のばね力に抗して押し込まれ、この状態で操作頭部25がロック部材15によってロックされる際に、スライド動作せず、スイッチ動作しない通常の時計モードを維持するように構成されている。
また、この巻真12は、図3に示すように、ロック部材15による操作部材14の操作頭部25のロックが解除されて、操作頭部25がコイルばね31のばね力によって腕時計ケース1の外部に押し出された際にも、スライド動作せず、スイッチ動作しない通常の時計モードを維持するように構成されている。
さらに、この巻真12は、図3に示すように、ロック部材15による操作部材14の操作頭部25のロックが解除されて、操作頭部25がコイルばね31のばね力によって腕時計ケース1の外部に押し出された状態で、図3に2点鎖線で示すように、操作頭部25が更に腕時計ケース1の外部に引き出された際に、スライド動作して、通常の時計モードを時刻修正モードに切り替え、この状態で操作頭部25が回転すると、その回転に伴って回転して時刻修正を行うように構成されている。
次に、このような腕時計のスイッチ装置11の作用について説明する。
このスイッチ装置11を使用する場合には、図2および図8に示す状態で、操作部材14の操作頭部25を反時計回り方向に回転させる。すると、操作頭部25の回転に伴ってロック部材15が反時計回りに回転し、ロック部材15によってロックされている円筒部材13の係合突起部22のロックが解除される。
すなわち、ロック部材15は、図2および図8に示すように、そのロック部34の回転規制部35に円筒部材13の係合突起部22が係合して、ロック部材15の回転が規制されていると共に、ロック部34のスライド規制部36に円筒部材13の係合突起部22の側面(図8では下面)が当接してロック部材15のスライドが規制されている。これにより、操作部材14の操作頭部25が押し込まれた状態でロック部材15によってロックされる。
この状態で、操作頭部25を反時計回りに60度回転させると、これに伴ってロック部材15が同方向に60度回転し、ロック部34の回転規制部35およびスライド規制部36が円筒部材13の係合突起部22に対して60度回転する。このときには、係合突起部22が回転規制部35の係合凹部38から第1突起部37に向けて相対的に移動し、係合突起部22が第1突起部37に当接する。
すると、弾性支持部33が係合突起部22によって押されて径方向に押し広げられるように弾性変形する。これにより、ロック部材15の回転に伴って、係合突起部22が第1突起部37を相対的に乗り越えると共に、係合突起部22の側面(図8では下面)がスライド規制部36に沿って回転移動し、図9に示すように、係合突起部22が回転規制部35およびスライド規制部36から離脱し、係合突起部22に対するロック部材15のロックが解除される。
このように、円筒部材13の係合突起部22に対するロック部材15のロックが解除されると、図3および図10に示すように、操作頭部25がロック部材15と共にコイルばね31のばね力によって腕時計ケース1の外部側に向けて押し出される。このときには、複数の係合突起部22がロック部材15の複数のロック部34から離れて複数の弾性支持部33の各間に位置し、この状態でコイルばね31のばね力によってロック部材15が操作頭部25と共に押し出される。
また、このときには、図3に示すように、操作部材14の操作軸部24が円筒部材13内をスライドするが、操作軸部24内に挿入されている連結軸30はスライドしない。このため、連結軸30に連結されている巻真12は、スライドせず、通常の時計モードを維持する。この状態では、図10に示すように、複数の係合突起部22がロック部材15のリング部32に接近して、複数のロック部34から腕時計ケース1側に離れているので、ロック部材15が回転可能な状態になる。このため、操作頭部25を回転させて、巻真12を回転させても、スイッチ動作しない。
そして、この状態で、図3に2点鎖線で示すように、操作頭部25を更に引き出すと、操作軸部24によって連結軸30が腕時計ケース1の外側に向けて移動し、この連結軸30の移動に伴って巻真12が引き出される。これにより、時計モジュール6のモードが時刻修正モードに切り替わる。この状態で、操作頭部25を回転させると、その回転に伴って巻真12が回転し、この巻真12の回転に応じて時刻修正が行われる。
一方、このスイッチ装置11を使用しない場合には、まず、操作部材14をロック部材15と共に押し込む。このときには、図3に示すように、操作頭部25が操作軸部24内のコイルばね31を圧縮させながら連結軸30を腕時計ケース1側に移動させて、巻真12を押し込む。これにより、時計モジュール6のモードが時刻修正モードから通常の時計モードに切り替わる。
この状態で、操作部材14をロック部材15と共に更に押し込む。このとき、ロック部材15のロック部34に円筒部材13の係合突起部22が当接して、操作頭部25を押し込むことができない場合には、操作頭部25を60度回転させて、図10に示すように、ロック部材15のロック部34を円筒部材13の係合突起部22から離間させる。
そして、操作頭部25がロック部材15と共に腕時計ケース1側に移動すると、図2および図9に示すように、ロック部材15のリング部32が円筒部材13の鍔部21に当接する。この状態で、操作頭部25を時計回りに60度回転させると、ロック部材15のロック部34が円筒部材13の係合突起部22に向けて移動し、ロック部34の回転規制部35とスライド規制部36とに係合突起部22が係合して位置規制される。
すなわち、このときには、複数の係合突起部22が複数の回転規制部35の各第1突起部37に当接して各弾性支持部33を径方向に押し広げて各第1突起部37を乗り越えると共に、複数の係合突起部22の側面(図9では下面)がスライド規制部36に接触しながら回転移動する。そして、複数の係合突起部22が各第1突起部37を乗り越えると、複数の回転規制部35の各係合凹部38に複数の係合突起部22がそれぞれ係合する。
これにより、複数の回転規制部35によって複数の係合突起部22の回転方向の位置が規制されると共に、複数のスライド規制部36によって複数の係合突起部22のスライド方向の位置が規制され、ロック部材15が円筒部材13に対してロックされる。この状態では、操作頭部25を時計回り方向に回転させても、複数の係合突起部22が複数の回転規制部35の各第2突起部39に当接し、ロック部材15が回転しないため、操作頭部25は回転しない。
すなわち、操作頭部25が時計回りに回転して、複数の係合突起部22が複数の回転規制部35の各第2突起部39に当接すると、弾性支持部33が径方向に押し広げられて操作頭部25の内面に当接しても、各第2突起部39の先端部が各係合突起部22に対する回転移動軌跡上に位置する。このため、複数の係合突起部22が複数の第2突起部39を乗り越えることがない。これにより、操作頭部25が時計回り方向に回転することがなく、ロック部材15によってロックされる。
このように、この腕時計のスイッチ装置11によれば、腕時計ケース1の貫通孔16に取り付けられた円筒部材13と、この円筒部材13に挿入される操作軸部24および外端部の操作頭部25を有する操作部材14と、操作頭部25内に固定され、操作頭部25と共に円筒部材13の外周に沿ってスライドおよび回転するロック部材15とを備え、円筒部材13に係合突起部22を設け、ロック部材15が、操作頭部25の内周面との間に隙間Sをもって設けられて径方向に弾性変形する弾性支持部33と、係合突起部22が弾力的に係合するロック部34と、を有していることにより、ロック解除操作が容易にでき、かつロック状態における操作部材14の不用意な回転を防ぐことができる。
すなわち、このスイッチ装置11では、操作部材14をロックする際に、操作部材14を押し込んで回転させると、円筒部材13の係合突起部22がロック部材15の弾性支持部33を弾性変形させることができるので、この弾性支持部33の弾性力によってロック部34が係合突起部22をロックすることができ、これによりロック状態における操作部材14の不用意な回転を防ぐことができる。また、操作部材14のロックを解除する際には、係合突起部22に対するロック部34の弾力的な規制力に抗して操作部材14を回転させるだけで、係合突起部22に対するロック部34のロックを容易に解除することができる。
この場合、操作部材14のロック部34は、円筒部材13の係合突起部22が係合してロック部材15の回転を規制する回転規制部35と、係合突起部22が当接してロック部材15のスライドを規制するスライド規制部36と、を有しているので、係合突起部22がロック部材15の弾性支持部33を弾性変形させた際に、回転規制部35に係合突起部22が係合することにより、この係合突起部22によってロック部材15の回転を規制することができると共に、スライド規制部36に係合突起部22が当接することにより、この係合突起部22によってロック部材15のスライドを規制することができ、これにより操作部材14を確実にかつ良好にロックすることができる。
また、回転規制部35は、ロック部材15が一方向、例えば時計回り方向に回転した際に、円筒部材13の係合突起部22が弾性支持部33を弾性変形させて乗り越える第1突起部37と、この第1突起部37を乗り越えた係合突起部22が係合する係合凹部38と、この係合凹部38に係合突起部22が係合した状態でロック部材15の一方向への更なる回転を阻止する第2突起部39と、を有しているので、弾性支持部33の弾性力によって円筒部材13の係合突起部22を確実にかつ良好にロックすることができる。
すなわち、この回転規制部35は、係合突起部22が弾性支持部33を径方向に押し広げて第1突起部37を乗り越えると、係合突起部22を係合凹部38に係合させることができ、これにより係合突起部22の回転方向の位置を規制することができる。また、この状態で、操作頭部25を時計回り方向に回転させると、係合突起部22が第2突起部39に当接して、弾性支持部33を径方向に押し広げても、第2突起部39の先端部が係合突起部22に対する回転移動軌跡上に突出していることにより、係合突起部22が第2突起部39を乗り越えることがない。このため、操作頭部25が時計回りに回転するのを確実に阻止することができ、これにより操作頭部25を確実にロックすることができる。
この場合、係合突起部22は円筒部材13の外端部に120度の間隔で3個設けられており、弾性支持部33はロック部材15の外端部に120度の間隔で3個設けられていることにより、操作頭部25を60度回転させるごとに、複数の弾性支持部33にそれぞれ設けられた各ロック部34によって複数の係合突起部22を確実にかつ良好に係脱させることができ、これにより操作頭部25の操作性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、図11〜図15を参照して、この発明のスイッチ装置を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図10に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計のスイッチ装置40は、図11および図12に示すように、円筒部材13の係合突起部41とロック部材42とが第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
このスイッチ装置40は、第1実施形態と同様、腕時計ケース1の3時側に位置する側部に設けられている。また、このスイッチ装置40は、第1実施形態と同様、腕時計ケース1内に設けられた時計モジュール8のモード切替や時刻修正などを行うためのものであり、巻真12、円筒部材13、操作部材14、およびロック部材15を備えている。
そして、円筒部材13の係合突起部41は、図11に示すように、円筒部材13の大径筒部13cの外端部、つまり腕時計ケース1の外部側に位置する外端部にその径方向に突出して設けられている。また、この係合突起部41は、円筒部材13の大径筒部13cの外端部に60度の間隔で6個設けられている。
この場合、円筒部材13の大径筒部13cには、図11に示すように、複数の係合突起部41に隣接する溝部23が設けられている。この溝部23は、第1実施形態と同様、その深さつまり底部の径が中径筒部13bの外径とほぼ同じ大きさに形成されている。これにより、複数の係合突起部41は、径方向に突出する長さが溝部23の深さと同じ長さに形成されている。これにより、複数の係合突起部41は、その各外周端が大径筒部13cの外周面と同じ大きさに形成されている。
一方、ロック部材15は、図12に示すように、操作部材14の操作頭部25内に嵌着するリング部32と、このリング部32の端部に設けられた複数の弾性支持部43と、これら複数の弾性支持部43の各内面にそれぞれ設けられた複数のロック部44とを備えている。この場合、複数の弾性支持部43は、第1実施形態と同様、リング部32の外端部に120度の間隔で3個設けられている。
また、複数のロック部44は、第1実施形態と同様、円筒部材13の係合突起部41の外端部が係合した際にロック部材15の回転を規制する回転規制部45と、係合突起部41の側面つまり腕時計ケース1側に位置する係合突起部41の側面が当接した際にロック部材15のスライドを規制するスライド規制部46と、を有している。
回転規制部45は、第1実施形態と同様、ロック部材15が一方向(図14では時計回り方向)に回転した際に、係合突起部41が弾性支持部33を弾性変形させて乗り越える第1突起部37と、この第1突起部37を乗り越えた係合突起部41が係合する係合凹部38と、この係合凹部38に係合突起部41が係合した状態でロック部材15の一方向(時計回り方向)への更なる回転を阻止する第2突起部39と、を有している。
スライド規制部46は、図12〜図15に示すように、円筒部材13の複数の係合突起部41間の形状と同じほぼ三角柱状に形成されている。これに伴って、複数のロック部44は、その全体の形状が複数の係合突起部41間の形状と同じほぼ三角状に形成されている。また、複数の弾性支持部43は、その円周方向の長さが複数の係合突起部41の先端部間の長さとほぼ同じ長さに形成されている。
このような腕時計のスイッチ装置40によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、係合突起部41が円筒部材13の外端部に60度の間隔で6個設けられ、弾性支持部33がロック部材15の外端部に120度の間隔で3個設けられていることにより、操作頭部25を30度回転させるごとに、複数の弾性支持部33にそれぞれ設けられた各ロック部34によって複数の係合突起部41を効率良く係脱させることができ、これにより第1実施形態よりも、更に操作頭部25の操作性を向上させることができる。
なお、上述した第1、第2の各実施形態では、円筒部材3の外端部に複数の係合突起部22、41を120度の間隔で3個、または60度の間隔で6個設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば係合突起部は、1個または180度の間隔で2個設けても良く、あるいは90度の間隔で4個設けても良く、また72度の間隔で5個設けた構成であっても良い。
また、上述した第1、第2の各実施形態では、ロック部材15の外端部に弾性支持部33を120度の間隔で3個設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば1個設けただけでも良く、また180度の間隔で2個設けても良く、あるいは90度の間隔で4個、72度の間隔で5個、60度の間隔で6個設けた構成であっても良い。
さらに、上述した第1、第2の各実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に広く適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、貫通孔を有するケースと、このケースの前記貫通孔に取り付けられた円筒部材と、この円筒部材に挿入される軸部および外端部の操作部を有する操作部材と、この操作部材の前記操作部内に固定され、前記操作部と共に前記円筒部材の外周に沿ってスライドおよび回転するロック部材とを備え、前記円筒部材には、前記ロック部材の内周面に向けて突出する係合突起部が設けられ、前記ロック部材は、前記操作部の内周面との間に隙間をもって設けられて径方向に弾性変形する弾性支持部と、この弾性支持部に設けられて前記操作部が押し込まれて回転した際に、前記係合突起部が弾力的に係合するロック部と、を有していることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記ロック部は、前記係合突起部が係合して前記ロック部材の回転を規制する回転規制部と、前記係合突起部が当接して前記ロック部材のスライドを規制するスライド規制部と、を有していることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチ装置において、前記回転規制部は、前記ロック部材が一方向に回転した際に、前記係合突起部が前記弾性支持部を弾性変形させて乗り越える第1突起部と、この第1突起部を乗り越えた前記係合突起部が係合する係合凹部と、この係合凹部に前記係合突起部が係合した状態で前記ロック部材の前記一方向への更なる回転を阻止する第2突起部と、を有していることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスイッチ装置において、前記第1突起部の径方向の突出長さが、前記隙間より短く形成され、前記第2突起部の径方向の突出長さが、前記隙間より長く形成されていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記係合突起部は前記円筒部材の外端部に120度の間隔で3個設けられ、前記弾性支持部は前記ロック部材の外端部に120度の間隔で3個設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記係合突起部は前記円筒部材の外端部に60度の間隔で6個設けられ、前記弾性支持部は前記ロック部材の外端部に120度の間隔で3個設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のスイッチ装置を備えた時計である。
1 腕時計ケース
11、40 スイッチ装置
12 巻真
13 円筒部材
14 操作部材
15、42 ロック部材
16 貫通孔
22、41 係合突起部
24 操作軸部
25 操作頭部
28 軸孔
30 連結軸
31 コイルばね
32 リング部
33、43 弾性支持部
34、44 ロック部
35、45 回転規制部
36、46 スライド規制部
37 第1突起部
38 係合凹部
39 第2突起部

Claims (6)

  1. 貫通孔を有するケースと、
    このケースの前記貫通孔に取り付けられた円筒部材と、
    この円筒部材に挿入される軸部および外端部の操作部を有する操作部材と、
    この操作部材の前記操作部内に固定され、前記操作部と共に前記円筒部材の外周に沿ってスライドおよび回転するロック部材と
    を備え、
    前記円筒部材には、前記ロック部材の内周面に向けて突出する係合突起部が設けられ、
    前記ロック部材は、前記操作部の内周面との間に隙間をもって設けられて径方向に弾性変形する弾性支持部と、この弾性支持部に設けられて前記操作部が押し込まれて回転した際に、前記係合突起部が弾力的に係合するロック部と、を有し
    前記ロック部は、前記係合突起部が係合して前記ロック部材の回転を規制する回転規制部を有し、
    前記回転規制部は、前記ロック部材が一方向に回転した際に、前記係合突起部が前記弾性支持部を弾性変形させて乗り越える第1突起部と、この第1突起部を乗り越えた前記係合突起部が係合する係合凹部と、この係合凹部に前記係合突起部が係合した状態で前記ロック部材の前記一方向への更なる回転を阻止する第2突起部と、を有していることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、前記ロック部は、前記係合突起部が当接して前記ロック部材のスライドを規制するスライド規制部を有していることを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項1に記載のスイッチ装置において、前記第1突起部の径方向の突出長さが、前記隙間より短く形成され、前記第2突起部の径方向の突出長さが、前記隙間より長く形成されていることを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記係合突起部は前記円筒部材の外端部に120度の間隔で3個設けられ、前記弾性支持部は前記ロック部材の外端部に120度の間隔で3個設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記係合突起部は前記円筒部材の外端部に60度の間隔で6個設けられ、前記弾性支持部は前記ロック部材の外端部に120度の間隔で3個設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置を備えた時計。
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