JP2014089109A - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な操作で操作部材のロックおよびロック解除が容易にできるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】 貫通孔11を有する腕時計ケース1と、この貫通孔11内に挿入される操作軸部12およびこの操作軸部12の外端部に設けられた操作頭部13を有する操作部材7と、操作軸部12の軸方向に対して直交する方向に弾性変形する弾性部16を有する係合部材8と、操作部材7の軸方向への移動操作に応じて弾性部16を係脱可能に係止することにより、操作部材7の軸方向への移動を規制する位置規制部材9と、を備えている。従って、操作部材7を引き出して操作軸部12を軸方向に移動させるだけで、弾性部16を弾性変形させて位置規制部材9に対する係合を解除することができ、また操作部材7を押し込んで操作軸部12を軸方向に移動させるだけ、弾性部16を弾性復帰させて位置規制部材9に係止させることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、腕時計などの時計に用いられるスイッチ装置に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースに竜頭などの操作部材が引き出し可能に設けられたスイッチ装置を備えたものが知られている。この種のスイッチ装置は、腕時計ケースから外部に突出した操作部材を引き出し、この状態で操作部材を回転させることにより、時刻を修正するように構成されている。
特開2006−194834号公報
このようなスイッチ装置は、腕時計ケースの貫通孔に巻真パイプが取り付けられ、この巻真パイプ内に操作部材の軸部が挿入され、この操作部材の軸部に巻真の外端部が取り付けられた構成になっている。この場合、操作部材には、複数の係合凸部を有するリング部材が取り付けられている。また、巻真パイプは、腕時計ケースの貫通孔に取り付けられる小径部と、腕時計ケースの外部に突出する大径部とを有し、この大径部の外周面にリング部材の係合凸部を係脱可能に係止する複数の係止溝部が設けられている。
この係止溝部は、操作部材に取り付けられたリング部材の係合凸部を巻真パイプの軸方向に沿って移動させて係止溝部から離脱可能に案内する着脱用の案内溝と、リング部材の係合凸部における軸方向への移動を規制してロックするロック溝と、リング部材の係合凸部を案内溝とロック溝とのいずれか一方に導く連続溝とを備えている。
このため、このスイッチ装置では、操作部材をロックする際に、リング部材の係合凸部を案内溝に挿入して押し込み、この状態で操作部材を回転させると、リング部材の係合凸部が案内溝から連続溝を経てロック溝に移動することにより、このロック溝によって係合凸部に対する巻真パイプの軸方向への移動が規制され、これにより操作部材が押し込まれた状態でロックされる。
また、このスイッチ装置では、操作部材のロックを解除して操作部材を引き出す際に、操作部材を押し込みながら回転させることにより、ロック溝内に位置するリング部材の係合凸部をロック溝から連続溝に送り込み、この連続溝に送り込まれた係合凸部が案内溝に移動することにより、ロック溝による係合凸部のロックが解除され、この状態でリング部材の係合凸部を軸方向に沿って移動させて案内溝から離脱させることにより、操作部材が引き出されて時刻修正ができる状態になる。
しかしながら、このようなスイッチ装置では、操作部材を押し込んでロックする際に、リング部材の係合凸部を案内溝に対応させなければ、リング部材の係合凸部を案内溝に挿入して操作部材を押し込むことができず、しかも操作部材を案内溝内に押し込んだ状態で操作部材を回転させなければ、リング部材の係合凸部をロック溝に移動させてロックすることができないため、操作部材の操作が煩雑で面倒であり、操作部材の操作性が悪いという問題がある。
また、このスイッチ装置では、操作部材のロックを解除して操作部材を引き出す際に、操作部材を押し込みながら回転させなければ、ロック溝内に位置するリング部材の係合凸部をロック溝内から離脱させて案内溝に移動させることができず、係合凸部に対するロックを解除することができないため、操作部材の操作が煩雑で面倒であり、操作部材の操作性が悪いという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、簡単な操作で操作部材のロックおよびロック解除が容易にできるスイッチ装置を提供することである。
この発明は、貫通孔を有するケースと、このケースの前記貫通孔内に挿入される軸部およびこの軸部の外端部に設けられた操作部を有する操作部材と、この操作部材の前記軸部の軸方向に対して直交する方向に弾性変形する弾性部を有する係合部材と、前記操作部材の軸方向への移動操作に応じて前記係合部材の前記弾性部を係脱可能に係止することにより、前記操作部材の軸方向への移動を規制する位置規制部材と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
この発明によれば、操作部材の操作部を回転させずに引き出して軸部を軸方向に移動させるだけで、係合部材の弾性部を弾性変形させて位置規制部材に対する弾性部の係合を解除することができ、またこの状態で、操作部材の操作部を回転させずに押し込んで軸部を軸方向に移動させるだけ、係合部材の弾性部を弾性復帰させて位置規制部材に係止させることができる。このため、操作部材を回転操作する必要がなく、引き出し操作および押し込み操作をするだけの簡単な操作で、操作部材のロックおよびロック解除が容易にできる。
この発明のスイッチ装置を腕時計に適用した第1実施形態において、操作部材を押し込んだ状態を示した要部の拡大断面図である。 図1に示された腕時計において、操作部材を引き出した状態を示した要部の拡大断面図である。 図1に示されたスイッチ装置の係合部材を示し、(a)はその拡大正面図、(b)はその拡大側面図、(c)は(a)のA−A矢視における拡大断面図である。 図1に示されたスイッチ装置の位置規制部材を示し、(a)はその拡大正面図、(b)はその拡大側面図、(c)は(a)のB−B矢視における拡大断面図である。 この発明のスイッチ装置を腕時計に適用した第2実施形態において、操作部材を押し込んだ状態を示した要部の拡大断面図である。 図5に示された腕時計において、操作部材を引き出した状態を示した要部の拡大断面図である。 図5に示されたスイッチ装置の位置規制部材を示し、(a)はその拡大正面図、(b)はその拡大側面図、(c)は(a)のC−C矢視における拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図4を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、ケース本体1aと、このケース本体1aの上部外周に取り付けられたベゼル1bとを備えている。
この腕時計ケース1におけるケース本体1aの上側開口部には、図1および図2に示すように、時計ガラス2がパッキン2aを介して取り付けられている。また、この腕時計ケース1におけるケース本体1aの下部には、裏蓋3が防水リング3aを介して取り付けられている。さらに、この腕時計ケース1におけるケース本体1aの内部には、時計モジュール4が設けられている。
また、この腕時計ケース1の3時側に位置する側部には、図1および図2に示すように、スイッチ装置5が設けられている。このスイッチ装置5は、時計モジュール4のモード切替や時刻修正などを行うためのものであり、後述する巻真6、操作部材7、係合部材8、および位置規制部材9を備えている。
この場合、腕時計ケース1の3時側に位置する側壁部には、図1および図2に示すように、腕時計ケース1の内部と外部とに貫通する貫通孔11が、ケース本体1aとベゼル1bとに亘って設けられている。この貫通孔11は、腕時計ケース1におけるケース本体1aの内部側に位置する小径孔部11aと、腕時計ケース1におけるケース本体1aの外部側からベゼル1bに亘る大径孔部11bとを有している。
これにより、この貫通孔は、図1および図2に示すように、その内部に段差部11cを有し、全体が段差状に形成されている。この貫通孔11内には、スイッチ装置5の操作部材7がその軸方向にスライド可能でかつ軸方向と直交する方向に回転可能に挿入されている。この操作部材7は、腕時計ケース1の貫通孔11内に挿入する操作軸部12と、この操作軸部12の外端部に設けられた操作頭部13とを備えている。
操作頭部13は、図1および図2に示すように、その外径が貫通孔11の大径孔部11bの内径とほぼ同じ大きさに形成されている。この操作頭部13は、その外端部が貫通孔11から腕時計ケース1の外部、つまりベゼル1bの外部に突出した状態で、貫通孔11の大径孔部11b内にその軸方向に沿って移動可能に配置されるように構成されている。
また、操作部材7の操作軸部12は、図1および図2に示すように、その外径が貫通孔11の小径孔部11aの内径とほぼ同じ大きさに形成されている。この操作軸部12は、その長さがケース本体1aに位置する貫通孔11の長さよりも少し長く形成されている。この場合、貫通孔11の小径孔部11a内に位置する操作軸部12の外周面には、複数のパッキン溝12aが環状に設けられている。
この複数のパッキン溝12aには、図1および図2に示すように、防水リング14がそれぞれ装着されている。この防水リング14は、その外周部がパッキン溝12aから突出し、この突出した外周部が貫通孔11の小径孔部11aの内面に圧接することにより、操作軸部12と貫通孔11との間の防水を図るように構成されている。
一方、貫通孔11の大径孔部11b内に位置する操作軸部12の外周面には、図1および図2に示すように、係合部材8が取り付けられている。この係合部材8は、操作部材7の操作軸部12の外周面に取り付けられる円筒状の筒状部15を有している。この係合部材8は、腕時計ケース1の内部側に位置する筒状部15の内端部に操作軸部12の軸方向に対して直交する方向に弾性変形する弾性部16が設けられた構成になっている。
この弾性部16は、図1〜図3に示すように、腕時計ケース1の内部側に位置する筒状部15の内端部にその外周に沿って形成された山形部16aと、この山形部16aに筒状部15の軸方向に沿って形成された複数のスリット孔16bとを有している。これにより、弾性部16は、山形部6aが複数のスリット孔16bによって筒状部15の軸方向に対して直交する方向に弾性変形するように構成されている。
すなわち、この弾性部16は、図1〜図3に示すように、その山形部16aが筒状部15の外周側から内部側に向けて押されると、山形部16aが押し潰されるように弾性変形して、操作軸部12の外周面に押し付けられる状態になることにより、筒状部15の外径とほぼ同じ外径になるように構成されている。
また、筒状部15の外端部、つまり腕時計ケース1の外部側に位置する筒状部15の端部には、図1〜図3に示すように、操作部材7の操作軸部12に設けられた係止溝18に係止される係合フック17が設けられている。この係合フック17は、図3(a)〜図3(c)に示すように、筒状部15の外端部(図3(c)では左端部)における互いに対向する個所を筒状部15の内部に向けて折り曲げることにより、互いに対向する方向に突出して設けられている。
この場合、筒状部15には、図3(a)および図3(b)に示すように、係合フック17を筒状部15の軸方と直交する方向に向けて弾力的に変位させるための切欠き溝17aが係合フック17の両側に位置して設けられていることが望ましい。また、操作軸部12の係止溝18は、図1および図2に示すように、操作頭部13に接近する操作軸部12の外端面に環状に設けられていても良く、また係合フック17に対応する個所のみに設けられていても良い。
これにより、係合フック17は、図1〜図3に示すように、筒状部15を操作軸部12に取り付ける際に、係合フック17を切欠き溝17aによって筒状部15の軸方向に対して直交する方向に向けて弾力的に変位させ、この状態で筒状部15に操作軸部12を挿入させて筒状部15を操作軸部12の外周面に装着した際に、操作軸部12の係止溝18に係止されることにより、係合部材8の筒状部15が操作軸部12の軸方向に移動することなく、筒状部15を操作軸部12に対して取り付けるように構成されている。
一方、位置規制部材9は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1の貫通孔11におけるケース本体1aの大径孔部11b内に嵌着して固定され、この状態で操作部材7の軸方向への移動操作に応じて係合部材7の弾性部16を係脱可能に係止することにより、操作部材7の軸方向への移動を規制するように構成されている。
すなわち、この位置規制部材9は、図1および図2に示すように、貫通孔11の大径孔部11b内に嵌着して固定され、かつ係合部材7が操作軸部12と共に軸方向に沿って移動可能に挿入する円筒状の規制本体部20と、この規制本体部20の内周面に設けられて係合部材7の弾性部16が係脱可能に挿入する規制凹部21とを備えている。
この場合、規制凹部21には、図1、図2および図4に示すように、係合部材7の弾性部16を操作軸部12の軸方向と直交する方向に向けて斜めに摺動させるための傾斜面21aが形成されている。すなわち、この傾斜面21aは、係合部材7の弾性部16における山形部16aの斜面とほぼ同じ傾斜で形成されている。
これにより、規制凹部21は、図1および図2に示すように、操作部材7の操作軸部12が引き出される方向に移動する際に、弾性部16の山形部16aの片側に位置する斜面を規制凹部21の傾斜面21aに沿って摺動させながら徐々に押し潰すように弾性させるように構成されている。また、この規制凹部21は、操作部材7の操作軸部12が押し込まれる方向に移動する際に、弾性部16の山形部16aの片側に位置する斜面を規制凹部21の傾斜面21aに沿って摺動させながら徐々に弾性復帰させるように構成されている。
ところで、操作部材7の操作軸部24には、図1および図2に示すように、巻真6の端部が取り付けられている。これにより、巻真6は、操作部材7の引き出し操作および押し込み操作に連動して軸方向に沿って移動すると共に、操作部材7の回転操作に連動して回転するように構成されている。また、この巻真6は、腕時計ケース1内に設けられた時計モジュール4内に延出されて配置されている。この場合、巻真6は、時計モジュール4内のばね部材(図示せず)のばね力によって押し出される方向に付勢されている。
この巻真6は、図1および図2に示すように、ばね部材(図示せず)のばね力に抗して操作部材7の操作頭部13が押し込まれて、係合部材8の弾性部16における山形部16aが位置規制部材9の規制凹部21に挿入し、腕時計ケース1の貫通孔11における段差部11cに当接して位置規制された状態のときに、操作部材7と共に押し込まれた状態でロックされるように構成されている。
また、この巻真6は、図1および図2に示すように、ばね部材(図示せず)のばね力と共に操作部材7の操作頭部13が引き出され、係合部材8の弾性部16における山形部16aが押し潰れるように弾性変形して位置規制部材9の規制凹部21から離脱した状態のときに、操作部材7に対する軸方向のロックが解除されるように構成されている。
さらに、この巻真6は、図1および図2に示すように、操作部材7に対する軸方向のロックが解除されて、ばね部材(図示せず)のばね力によって付勢されて、操作部材7と共に引き出される方向に移動したときに、通常の時計モードを時刻修正モードに切り替え、この状態で操作頭部23が回転して、その回転に伴って巻真6が回転すると、この巻真6の回転に応じて時刻修正を行うように構成されている。
次に、このような腕時計のスイッチ装置5の作用について説明する。
このスイッチ装置5を使用する場合には、図1に示す状態で、腕時計ケース1の外部に突出している操作部材7の操作頭部13を指で摘まんで、巻真6のばね部材(図示せず)のばね力と共に引き出す。すると、操作部材7の操作軸部12が引き出し方向に移動し、これに伴って係合部材8も同方向に移動する。
このときには、係合部材8の筒状部15に設けられた係合フック17が操作軸部12の係止溝18に係止されているので、操作軸部12の引き出し動作に応じて係合部材8の筒状部15が位置規制部材9の規制本体部20内を引き出し方向に向けて移動する。すると、図2に示すように、係合部材8の筒状部15に設けられた弾性部16が押し潰されるように弾性変形しながら位置規制部材9の規制凹部21内から離脱する。
すなわち、弾性部16は、筒状部15の外周部に環状に設けられた山形部16aと、この山形部16aに筒状部15の軸方向に沿って設けられた複数のスリット孔16bとを有していることにより、係合部材8の筒状部15が操作軸部12と共に引き出し方向に移動する際に、山形部16aの片側に位置する斜面が位置規制部材9の規制凹部21の傾斜面21aに沿って弾力的に押し下げられるように移動する。
このため、弾性部16の山形部16aが操作軸部12の引き出し動作に応じて徐々に押し潰されるように弾性変形する。そして、山形部16aが押し潰されると、山形部16aが操作軸部12の外周面に押し付けられて筒状部15と同じ円筒形状になり、この押し潰された状態の山形部16aが位置規制部材9の規制本体部20内を引き出し方向に移動する。
これにより、位置規制部材9に対する係合部材8の弾性部16によるロックが解除され、巻真6が操作部材7と共に引き出し方向に移動し、時計モジュール4の時計モードを時刻修正モードに切り替える。この状態で、操作頭部23を回転させると、その回転に伴って巻真6が回転し、この巻真6の回転に応じて時刻修正が行われる。
一方、スイッチ装置5を使用しない場合には、図2に示す状態で、操作部材7の操作頭部13を巻真6のばね部材(図示せず)のばね力に抗して腕時計ケース1の内部に向けて押し込む。すると、操作部材7の操作軸部12が押し込み方向に移動し、これに伴って係合部材8も同方向に移動する。このときには、係合部材8の筒状部15に設けられた係合フック17が操作軸部12の係止溝18に係止されているので、操作軸部12の押し込み動作に応じて係合部材8の筒状部15が位置規制部材9の規制本体部20内を押し込み方向に向けて移動する。
そして、図1に示すように、係合部材8の筒状部15に設けられた弾性部16が位置規制部材9の規制凹部21に対応すると、弾性部16が弾性復帰しながら位置規制部材9の規制凹部21内に向けて挿入する。すなわち、弾性部16は、筒状部15の外周部に環状に設けられた山形部16aが筒状部15と同じ形状に押し潰されているので、この押し潰された状態の山形部16aが位置規制部材9の規制凹部21に対応すると、徐々に弾性復帰する。
このときには、係合部材8の弾性部16における山形部16aの片側に位置する斜面が位置規制部材9の規制凹部21の傾斜面21aに沿って弾力的に押し上げられるように摺動する。このため、弾性部16の山形部16aが操作軸部12の押し込み動作に応じて徐々に弾性復帰しながら規制凹部21内に挿入する。そして、規制凹部21内に挿入された山形部16aが腕時計ケース1の貫通孔11における段差部11cに当接すると、弾性部16の山形部16aが位置規制部材9によって位置規制される。
これにより、操作部材7が押し込まれた状態で、係合部材8の弾性部16が位置規制部材9によって位置規制されてロックされる。この状態では、巻真6がばね部材(図示せず)のばね力に抗して時計モジュール4内に押し込まれるので、時刻修正モードから通常の時計モードに切り替わる。このため、操作部材7の操作頭部13を回転させて、巻真6を回転させても、スイッチ動作せず、時刻修正は行われない。
このように、この腕時計のスイッチ装置5によれば、貫通孔11を有する腕時計ケース1と、この腕時計ケース1の貫通孔11内に挿入される操作軸部12およびこの操作軸部12の外端部に設けられた操作頭部13を有する操作部材7と、この操作部材7の操作軸部12の軸方向に対して直交する方向に弾性変形する弾性部16を有する係合部材8と、操作部材7の軸方向への移動操作に応じて係合部材7の弾性部16を係脱可能に係止することにより、操作部材7の軸方向への移動を規制する位置規制部材9と、を備えているので、簡単な操作で操作部材7のロックおよびロック解除が容易にできる。
すなわち、この腕時計のスイッチ装置5では、操作部材7の操作頭部13を回転させずに引き出して操作軸部12を軸方向に移動させるだけで、係合部材8の弾性部16を弾性変形させて位置規制部材9に対する弾性部16の係合を解除することができ、またこの状態で、操作部材7の操作頭部13を回転させずに押し込んで操作軸部12を軸方向に移動させるだけ、係合部材8の弾性部16を弾性復帰させて位置規制部材9に係止させることができる。このため、操作部材7を回転操作する必要がなく、引き出し操作および押し込み操作をするだけの簡単な操作で、操作部材7のロックおよびロック解除が容易にできる。
この場合、係合部材8は、操作部材7の操作軸部12の外周面に取り付けられる筒状部15を有し、この筒状部15に弾性部16が設けられていることにより、筒状部15に操作部材7の操作軸部12を挿入するだけで、筒状部15を操作軸部12の外周面に簡単に装着することができ、これにより弾性部16を操作部材7の操作軸部12に対して確実にかつ良好に取り付けることができる。
すなわち、この係合部材8は、筒状部15の端部に係合フック17が筒状部15の内部側に向けて突出して形成され、この係合フック17が操作部材7の操作軸部12に外周面に設けられた係止溝18に係止されることにより、筒状部15が操作軸部12の軸方向に移動することなく、筒状部15を操作軸部12に対して確実に取り付けることができるので、操作軸部12に対する筒状部15の取付構造が簡単で、筒状部15を容易に操作軸部12に取り付けることができる。
また、弾性部16は、筒状部15の一端部である内側の端部にその外周に沿って形成された山形部16aと、この山形部16aに筒状部15の軸方向に沿って形成された複数のスリット孔16bとを有し、山形部16aが複数のスリット孔16bによって筒状部15の軸方向に対して直交する方向に弾性変形することにより、弾性部16を筒状部15に簡単にかつ容易に形成することができる。
この場合、弾性部16は、山形部16aが複数のスリット孔16bによって筒状部15の軸方向に対して直交する方向に弾性変形するので、山形部16aが押し潰されるように弾性変形することにより、位置規制部材9による山形部16aの係止を解除することができ、また押し潰された状態の山形部16aが山形状に弾性復帰することにより、位置規制部材9に対して山形部16aを係止させることができる。
また、位置規制部材9は、腕時計ケース1の貫通孔11内に固定された状態で、係合部材8が操作軸部12と共に軸方向に沿って移動可能に挿入する円筒状の規制本体部20と、この規制本体部20の内周面に設けられて弾性部16が係脱可能に挿入する規制凹部21とを備えているので、弾性部16が位置規制部材9の規制凹部21に係合した際に、操作部材7をロックすることができ、また係合部材8が操作軸部12と共に軸方向に沿って移動する際に、弾性部16を弾力的に押し潰して規制凹部21内から離脱させることができ、これにより操作部材7のロックを解除することができる。
すなわち、この位置規制部材9は、係合部材8が操作軸部12と共に軸方向に沿って移動する際に、弾性部16の山形部16aを弾力的に押し潰して規制凹部21から離脱させることができ、これにより山形部16aによる操作部材7のロックを解除することができ、また押し潰された状態の山形部16aが規制凹部21に対応した際に、山形部16aを弾性復帰させて規制凹部21に係合させることができ、これにより規制凹部21に対する山形部16aの係合によって操作部材7をロックすることができる。
この場合、規制凹部21には、弾性部16を操作軸部12の軸方向に対して直交する方向に向けて斜めに摺動させるための傾斜面21aが形成されていることにより、係合部材8を操作軸部12と共に引き出し方向に移動させてロックを解除する際に、山形部16aの片側に位置する斜面を規制凹部21の傾斜面21aに沿って弾力的に押し下げることができるので、弾性部16の山形部16aを操作軸部12の引き出し動作に応じて徐々に押し潰すように弾性変形させることができ、これにより山形部16aを規制凹部21から円滑にかつ良好に離脱させることができる。
また、係合部材8を操作軸部12と共に押し込み方向に移動させてロックする際には、押し潰された状態の山形部16aが規制凹部21に対応すると、山形部16aの片側に位置する斜面を規制凹部21の傾斜面21aに沿って弾力的に押し上げるように弾性復帰させることができるので、山形部16aを操作軸部12の押し込み動作に応じて徐々に弾性復帰させながら規制凹部21内に挿入させることができ、これにより山形部16aを規制凹部21内に円滑にかつ確実に係合させることができる。
(第2実施形態)
次に、図5〜図7を参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図4に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図5および図6に示すように、スイッチ装置29の位置規制部材30が第1実施形態と異なる構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
このスイッチ装置29の位置規制部材30は、図5〜図7に示すように、操作部材7の引き出し位置と押し込み位置とを規制することにより、操作部材7のストロークを規制するように構成されている。すなわち、この位置規制部材30は、腕時計ケース1の貫通孔11内に固定された状態で、係合部材8が操作軸部12と共に軸方向に沿って移動可能に挿入する円筒状の規制本体部31と、この規制本体部31の内周面に設けられて係合部材8の弾性部16が係脱可能に挿入する第1、第2の各規制凹部32、33とを備えている。
この場合、第1、第2の各規制凹部32、33は、図5〜図7に示すように、規制本体部31の内周面における軸方向に沿う複数の個所にそれぞれ設けられている。すなわち、第1規制凹部32は、第1実施形態と同様、腕時計ケース1の内部側に位置する規制本体部31の内端部における内周面に環状に設けられている。この場合にも、第1規制凹部32には、弾性部16を操作軸部12の軸方向と直交する方向に向けて斜めに摺動させるための傾斜面32aが形成されている。
また、第2規制凹部33は、図5〜図7に示すように、規制本体部31の軸方向における中間部に位置する内周面に環状に設けられている。この第2規制凹部33には、弾性部16を操作軸部12の軸方向と直交する方向に向けて斜めに摺動させるための一対の傾斜面33aがV字形状に形成されている。すなわち、このV字形状の一対の傾斜面33aも、弾性部16の山形部16aの各斜面とほぼ同じ傾斜で形成されている。
これにより、第2規制凹部33は、図5〜図7に示すように、操作軸部12が引き出される方向に移動して、弾性部16の山形部16aが押し潰された状態で第2規制凹部33に対応した際に、この押し潰された状態の山形部16aを第2規制凹部33の各傾斜面33aに沿って摺動させながら徐々に弾性復帰させることにより、クリック感をもって第2規制凹部33に係合させて引き出し位置に規制するように構成されている。
また、この第2規制凹部33は、図5〜図7に示すように、弾性部16の山形部16が挿入して係合した状態で、操作軸部12が押し込まれる方向に移動する際に、山形部16aを第2規制凹部33の各傾斜面33aに沿って摺動させながら徐々に押し潰す方向に弾性させることにより、山形部16aを操作軸部12の外周面に押し付けて筒状部15の外径と同じ円筒形状になるように構成されている。
次に、このような腕時計のスイッチ装置29の作用について説明する。
このスイッチ装置29を使用する場合には、図5に示す状態で、腕時計ケース1の外部に突出している操作部材7の操作頭部13を指で摘まんで、巻真6のばね部材(図示せず)のばね力と共に引き出す。すると、第1実施形態と同様、操作部材7の操作軸部12が引き出し方向に移動し、これに伴って係合部材8も同方向に移動する。
すると、第1実施形態と同様、係合部材8の筒状部15に設けられた弾性部16が弾性変形しながら位置規制部材30の第1規制凹部32内から離脱する。すなわち、弾性部16は、係合部材8の筒状部15が操作軸部12と共に引き出し方向に移動する際に、山形部16aの片側に位置する斜面が第1規制凹部32の傾斜面32aに沿って弾力的に押し下げられるように移動する。
このため、弾性部16の山形部16aが操作軸部12の引き出し動作に応じて徐々に押し潰されるように弾性変形する。そして、山形部16aが押し潰されて操作軸部12の外周面に押し付けられると、第1実施形態と同様、山形部16aが筒状部15と同じ円筒形状になり、この押し潰された状態の山形部16aが位置規制部材30の規制本体部31内を引き出し方向に移動する。
そして、押し潰された状態の弾性部16が位置規制部材30の第2規制凹部33に移動して対応すると、図6に示すように、押し潰された状態の弾性部16が弾性復帰しながら第2規制凹部33内に向けて挿入する。すなわち、弾性部16は、筒状部15の山形部16aが筒状部15と同じ形状に押し潰されているので、この押し潰された状態の山形部16aが第2規制凹部33に対応すると、徐々に弾性復帰する。
このときには、係合部材8の弾性部16における山形部16aの各斜面が第2規制凹部33の各傾斜面33aに沿って弾力的に押し上げられるように摺動する。このため、弾性部16の山形部16aが操作軸部12の引き出し動作に応じて徐々に弾性復帰しながら第2規制凹部33内にクリック感をもって挿入する。
これにより、位置規制部材30における第1規制凹部32に対する係合部材8の弾性部16のロックが解除され、巻真6が操作部材7と共に引き出し方向に移動し、時計モジュール4の時計モードを時刻修正モードに切り替える。この状態で、操作頭部23を回転させると、第1実施形態と同様、その回転に伴って巻真6が回転し、この巻真6の回転に応じて時刻修正が行われる。
一方、スイッチ装置29を使用しない場合には、図6に示す状態で、操作部材7の操作頭部13を巻真6のばね部材(図示せず)のばね力に抗して腕時計ケース1の内部に向けて押し込む。すると、操作部材7の操作軸部12が押し込み方向に移動し、これに伴って係合部材8も同方向に移動する。
このときには、係合部材8の筒状部15に設けられた弾性部16が弾性変形しながら位置規制部材30の第2規制凹部33内から離脱する。すなわち、弾性部16は、係合部材8の筒状部15が操作軸部12と共に押し込み方向に移動する際に、山形部16aの片側に位置する斜面が第2規制凹部33の各傾斜面33aのうち、押し込み方向に位置する傾斜面33aに沿って弾力的に押し下げられるように摺動する。
このため、弾性部16の山形部16aが操作軸部12の押し込み動作に応じて徐々に押し潰されるように弾性変形する。そして、山形部16aが押し潰されて操作軸部12の外周面に押し付けられると、山形部16aが筒状部15と同じ円筒形状になり、この押し潰された状態の山形部16aが位置規制部材30の規制本体部31内を押し込み方向に移動する。
そして、押し潰された状態の弾性部16が位置規制部材30の第1規制凹部32に移動して対応すると、図5に示すように、押し潰された状態の弾性部16が弾性復帰しながら第1規制凹部32内に向けて挿入する。すなわち、弾性部16は、筒状部15の外周部に環状に設けられた山形部16aが筒状部15と同じ形状に押し潰されているので、この押し潰された山形部16aが第1規制凹部32に対応すると、徐々に弾性復帰する。
このときには、山形部16aの片側に位置する斜面が第1規制凹部32の傾斜面32aに沿って弾力的に押し上げられるように摺動する。このため、山形部16aが操作軸部12の押し込み動作に応じて徐々に弾性復帰しながら第1規制凹部32内にクリック感をもって挿入する。そして、第1規制凹部32内に挿入された山形部16aが腕時計ケース1の貫通孔11における段差部11cに当接すると、山形部16aが位置規制部材30によって位置規制される。
これにより、操作部材7が押し込まれた状態で、係合部材8の弾性部16が位置規制部材30の第1規制凹部32によって位置規制されて、操作部材7がロックされる。この状態では、巻真6がばね部材(図示せず)のばね力に抗して時計モジュール4内に押し込まれているので、時刻修正モードから通常の時計モードに切り替わる。このため、操作部材7の操作頭部13を回転させて、巻真6を回転させても、第1実施形態と同様、スイッチ動作せず、時刻修正は行われない。
このように、この腕時計のスイッチ装置29によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、位置規制部材30の規制本体部31の内周面に第1、第2の各規制凹部32、33が規制本体部31の軸方向における複数の個所にそれぞれ設けられているので、操作部材7を引き出す際、および操作部材7を押し込む際に、操作部材7を確実にかつ良好に位置規制することができる。
すなわち、このスイッチ装置29では、操作部材7を引き出す際に、係合部材8の弾性部16を位置規制部材30の第1規制凹部32から離脱させて第2規制凹部33に係合させることができ、これにより操作部材7の引き出し位置を規制することができ、また操作部材7を押し込む際に、係合部材8の弾性部16を位置規制部材30の第2規制凹部33から離脱させて第1規制凹部32に係合させることができ、これにより操作部材7の押し込み位置を規制することができる。
また、このスイッチ装置29では、操作部材7を引き出す際に、係合部材8の弾性部16が位置規制部材30の第1規制凹部32から離脱して第2規制凹部33に弾力的に係合するので、クリック感をもって操作部材7を引き出し位置に規制することができ、また操作部材7を押し込む際に、係合部材8の弾性部16が位置規制部材30の第2規制凹部33から離脱して第1規制凹部32に係合するので、クリック感をもって操作部材7を押し込み位置に規制することができる。
すなわち、このスイッチ装置29によれば、操作部材7を引き出す際に、弾性部16の山形部16aが位置規制部材30の第1規制凹部32から押し潰された状態で離脱し、この押し潰された状態の山形部16aが第2規制凹部33に弾性復帰して係合するので、クリック感をもって操作部材7を引き出し位置に規制することができ、これにより確実にかつ良好に操作部材7の引き出し操作ができる。
また、このスイッチ装置29によれば、操作部材7を押し込む際に、弾性部16の山形部16aが位置規制部材30の第2規制凹部33から押し潰された状態で離脱し、この押し潰された状態の山形部16aが第1規制凹部32に弾性復帰して係合するので、クリック感をもって操作部材7を押し込み位置に規制することができ、これにより確実にかつ良好に操作部材7の引き出し操作ができる。
なお、上述した第2実施形態では、位置規制部材30の規制本体部31の内周面に第1、第2の各規制凹部32、33を設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば3つ以上の規制凹部を設けても良い。
また、上述した第2実施形態では、第2規制凹部33のV字形状の一対の傾斜面33aが、弾性部16の山形部16aの各斜面とほぼ同じ傾斜で形成されているものとしたが、これに限らず、第2規制凹部33のV字形状の深さは、弾性部16の山形部16aよりも浅くても良い。また、第2規制凹部33のV字形状の一対の傾斜面33aは、弾性部16の山形部16aの各斜面よりも緩い傾斜で形成されているものとしても良い。このようにすることで、操作部材7を押し込む際に、クリック感をもってスムーズに操作部材7を押し込み位置に規制することができ、確実にかつ良好に操作部材7の引き出し操作ができる。
また、上述した第1、第2の各実施形態では、係合部材8を操作部材7の操作軸部12に設け、位置規制部材9、30を腕時計ケース1の貫通孔11内に設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば腕時計ケース1の貫通孔11内に係合部材8を設け、操作部材7の操作軸部12に位置規制部材9、30を設けた構成であっても良い。この場合には、位置規制部材9、30の各規制凹部21、32、33を操作部材7の操作軸部12の外周面に直接設けることができる。このため、部品点数を削減することができ、より一層、構造の簡素化を図り、低価格化をも図ることができる。
さらに、上述した第1、第2の各実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができるほか、必ずしも時計に限らず、メータなどの計測機器などにも広く適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、貫通孔を有するケースと、このケースの前記貫通孔内に挿入される軸部およびこの軸部の外端部に設けられた操作部を有する操作部材と、この操作部材の前記軸部の軸方向に対して直交する方向に弾性変形する弾性部を有する係合部材と、前記操作部材の軸方向への移動操作に応じて前記係合部材の前記弾性部を係脱可能に係止することにより、前記操作部材の軸方向への移動を規制する位置規制部材と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記係合部材は、前記操作部材の前記軸部の外周面に取り付けられる筒状部を有し、この筒状部に前記弾性部が設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチ装置において、前記弾性部は、前記筒状部の一端部にその外周に沿って形成された山形部と、この山形部に前記筒状部の軸方向に沿って形成された複数のスリット孔とを有し、前記山形部が前記複数のスリット孔によって前記筒状部の軸方向に対して直交する方向に弾性変形することを特徴とするスイッチ装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記位置規制部材は、前記ケースの前記貫通孔内に固定された状態で、前記係合部材が前記操作部材の前記軸部と共に軸方向に沿って移動可能に挿入する筒状の規制本体部と、この規制本体部の内周面に設けられて前記係合部材の前記弾性部が係脱可能に挿入する規制凹部とを備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のスイッチ装置において、前記規制凹部には、前記係合部材の前記弾性部を前記軸部の軸方向に対して直交する方向に向けて斜めに摺動させるための傾斜面が形成されていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載のスイッチ装置において、前記位置規制部材は、前記規制凹部が前記規制本体部の内周面における軸方向の複数個所にそれぞれ設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
1 腕時計ケース
4 時計モジュール
5、29 スイッチ装置
6 巻真
7 操作部材
8 係合部材
9、30 位置規制部材
11 貫通孔
11a 小径孔部
11b 大径孔部
11c 段差部
12 操作軸部
13 操作頭部
15 筒状部
16 弾性部
16a 山形部
16b スリット孔
17 係合フック
18 係止溝
20、31 規制本体部
21 規制凹部
21a 傾斜面
32、33 第1、第2の規制凹部
32a、33a 傾斜面

Claims (6)

  1. 貫通孔を有するケースと、
    このケースの前記貫通孔内に挿入される軸部およびこの軸部の外端部に設けられた操作部を有する操作部材と、
    この操作部材の前記軸部の軸方向に対して直交する方向に弾性変形する弾性部を有する係合部材と、
    前記操作部材の軸方向への移動操作に応じて前記係合部材の前記弾性部を係脱可能に係止することにより、前記操作部材の軸方向への移動を規制する位置規制部材と、
    を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、前記係合部材は、前記操作部材の前記軸部の外周面に取り付けられる筒状部を有し、この筒状部に前記弾性部が設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項2に記載のスイッチ装置において、前記弾性部は、前記筒状部の一端部にその外周に沿って形成された山形部と、この山形部に前記筒状部の軸方向に沿って形成された複数のスリット孔とを有し、前記山形部が前記複数のスリット孔によって前記筒状部の軸方向に対して直交する方向に弾性変形することを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記位置規制部材は、前記ケースの前記貫通孔内に固定された状態で、前記係合部材が前記操作部材の前記軸部と共に軸方向に沿って移動可能に挿入する筒状の規制本体部と、この規制本体部の内周面に設けられて前記係合部材の前記弾性部が係脱可能に挿入する規制凹部とを備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項4に記載のスイッチ装置において、前記規制凹部には、前記係合部材の前記弾性部を前記軸部の軸方向に対して直交する方向に向けて斜めに摺動させるための傾斜面が形成されていることを特徴とするスイッチ装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載のスイッチ装置において、前記位置規制部材は、前記規制凹部が前記規制本体部の内周面における軸方向の複数個所にそれぞれ設けられていることを特徴とするスイッチ装置。


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