JP5440886B2 - スイッチ装置及び腕時計 - Google Patents

スイッチ装置及び腕時計 Download PDF

Info

Publication number
JP5440886B2
JP5440886B2 JP2011276910A JP2011276910A JP5440886B2 JP 5440886 B2 JP5440886 B2 JP 5440886B2 JP 2011276910 A JP2011276910 A JP 2011276910A JP 2011276910 A JP2011276910 A JP 2011276910A JP 5440886 B2 JP5440886 B2 JP 5440886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
protrusion
switch device
operating
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011276910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013127401A (ja
Inventor
彩子 辻
正人 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2011276910A priority Critical patent/JP5440886B2/ja
Priority to US13/707,945 priority patent/US8721171B2/en
Priority to CN201210552927.7A priority patent/CN103163768B/zh
Publication of JP2013127401A publication Critical patent/JP2013127401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5440886B2 publication Critical patent/JP5440886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B3/00Normal winding of clockworks by hand or mechanically; Winding up several mainsprings or driving weights simultaneously
    • G04B3/04Rigidly-mounted keys, knobs or crowns
    • G04B3/043Locking of the operating element, also by mounting in a concealed place
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B37/00Cases
    • G04B37/0008Cases for pocket watches and wrist watches
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B37/00Cases
    • G04B37/08Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits
    • G04B37/081Complete encasings for wrist or pocket watches also comprising means for hermetic sealing of the winding stem and crown

Description

この発明は、腕時計などの時計に用いられるスイッチ装置及び腕時計に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースに竜頭などの操作部材が引き出し可能に設けられたスイッチ装置を備えたものが知られている。この種のスイッチ装置は、腕時計ケースから外部に突出した操作部材を引き出し、この状態で操作部材を回転させることにより、時刻を修正するように構成されている。
特開2006−194834号公報
このようなスイッチ装置は、腕時計ケースの貫通孔に巻真パイプが取り付けられ、この巻真パイプ内に操作部材の軸部が挿入され、この操作部材の軸部に巻真の外端部が取り付けられた構成になっている。この場合、操作部材には、複数の係合凸部を有するリング部材が取り付けられている。また、巻真パイプは、腕時計ケースの貫通孔に取り付けられる小径部と、腕時計ケースの外部に突出する大径部とを有し、この大径部の外周面にリング部材の係合凸部を係脱可能に係止する複数の係止溝部が設けられている。
この複数の係止溝部は、リング部材の係合凸部を巻真パイプの軸方向に移動させて係止溝部から離脱可能に案内する着脱用の案内溝と、リング部材の係合凸部における軸方向への移動を規制してロックするロック溝と、リング部材の係合凸部を案内溝とロック溝とのいずれか一方に導く連続溝とを備えている。
このため、このスイッチ装置では、操作部材をロックする際に、リング部材の係合凸部を案内溝に挿入して押し込み、この状態で操作部材を回転させると、リング部材の係合凸部が案内溝から連続溝を経てロック溝に移動することにより、このロック溝によって係合凸部に対する巻真パイプの軸方向への移動が規制され、これにより操作部材が押し込まれた状態でロックされる。
また、このスイッチ装置では、操作部材のロックを解除して操作部材を引き出す際に、操作部材を押し込みながら回転させることにより、ロック溝内に位置するリング部材の係合凸部をロック溝から連続溝に送り込み、この連続溝に送り込まれた係合凸部が案内溝に移動することにより、ロック溝による係合凸部のロックが解除され、この状態でリング部材の係合凸部を軸方向に移動させて案内溝から離脱させることにより、操作部材が引き出されて時刻修正ができる。
しかしながら、このようなスイッチ装置では、操作部材のロックを解除して操作部材を引き出す際に、操作部材を押し込みながら回転させなければ、ロック溝内に位置するリング部材の係合凸部をロック溝内から離脱させて、係合凸部に対するロックを解除することができないため、操作部材の操作が煩雑で面倒であり、操作部材の操作性が悪いという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、ロック解除操作およびロック操作が容易にできると共に、ロック状態での操作部材の不用意な回転を防ぐことができるスイッチ装置及び腕時計を提供することである。
この発明は、貫通孔を有するケースと、このケースの前記貫通孔に取り付けられた円筒部材と、この円筒部材に挿入される軸部および外端部の操作部を有する操作部材と、を備え、前記操作部材には、軸中心に向けて突出する係合突起部が設けられていると共に、径方向に弾性変形するばね部材が取り付けられ、前記円筒部材の外側方向の端部には、前記係合突起部が軸方向に移動可能な解除溝と、この解除溝に対して周方向の異なる位置に形成されて前記係合突起部の外側方向への移動を規制する規制突起部とが、設けられ、前記円筒部材には、前記規制突起部によって前記係合突起部の外側方向への移動が規制されている位置にあるときに、前記ばね部材が係止されるばね係止溝が設けられ、前記ばね部材は、ほぼリング状に形成されて前記操作部材の前記操作部内に配置されており、このばね部材には、前記操作部の軸中心に向けて突出して、前記係止溝に係止する弾性突起部が設けられ、前記ばね部材の前記弾性突起部は、前記操作部の軸中心に向けて突出した先端部が、前記係合突起部よりも前記操作部の軸中心に向けて突出していることを特徴とするスイッチ装置である。
この発明によれば、操作部材がロックされている状態のときに、ばね部材のばね力によって操作部材の回転を規制することができるので、操作部材が不用意に回転するのを防ぐことができる。また、操作部材のロックを解除する際に、操作部材を回転させて円筒部材のばね係止溝によるばね部材の係止を解除するだけで、操作部材の係合突起部を円筒部材の解除溝に対応させることができるので、簡単に操作部材のロックを解除することができる。
また、操作部材をロックする際には、操作部材を押し込みながら回転させることにより、操作部材の係合突起部を円筒部材の解除溝に対応させて押し込むことができる共に、操作部材の係合突起部を円筒部材の規制突起部に係止させることができるので、操作部材を簡単にロックすることができる。これにより、ロック解除操作およびロック操作が容易にできると共に、ロック状態での操作部材の不用意な回転を防ぐことができる。
この発明を腕時計に適用した一実施形態を示した斜視図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における要部の拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置のB−B矢視における要部の拡大図である。 図3に示されたスイッチ装置において、押え部材を取り外した状態を示した要部の拡大図である。 図2に示されたスイッチ装置の円筒部材を示した拡大断面図である。 図5に示された円筒部材を右側から見て示した拡大側面図である。 図2に示されたスイッチ装置の操作部材を左側から見て示した拡大側面図である。 図7に示された操作部材のC−C矢視における要部の拡大断面図である。 図7および図8に示された操作部材のみを示し、(a)はその拡大側面図、(b)は(a)のD−D矢視における拡大断面図、(c)は(b)のE−E矢視における拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置の押え部材を示し、(a)はその拡大側面図、(b)はそのF−F矢視における拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置のばね部材を示し、(a)はその拡大側面図、(b)はその拡大正面図、(c)は(a)のG−G矢視における拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置において、操作部材を回転させて押え部材の係合突起部およびばね部材の弾性突起部を円筒部材の解除溝に対応させた状態を示した要部の拡大断面図である。 図12に示されたスイッチ装置のH−H矢視における要部の拡大図である。 図13に示されたスイッチ装置において、押え部材を取り外した状態を示した要部の拡大図である。 図12に示されたスイッチ装置において、操作部材が引き出された状態を示した要部の拡大断面図である。
以下、図1〜図15を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の上側開口部には、時計ガラス2が取り付けられており、この腕時計ケース1の下部には、裏蓋3が取り付けられている。
また、この腕時計ケース1の内部には、図2に示すように、時刻を指針で表示するための時計モジュール4が設けられている。さらに、この腕時計ケース1の3時側に位置する側部には、図1および図2に示すように、スイッチ装置5が設けられている。このスイッチ装置5は、時計モジュール4のモード切替や時刻修正などを行うためのものであり、巻真6、円筒部材7、操作部材8、押え部材9、およびばね部材10を備えている。
この場合、腕時計ケース1の3時側に位置する側部には、図2に示すように、腕時計ケース1の内部と外部とに貫通する貫通孔11が設けられている。この貫通孔11は、腕時計ケース1の内部側に位置する四角形状の小径孔部11aと、腕時計ケース1の外部側に位置する円形状の大径孔部11bとを有し、全体が段差状に形成されている。この貫通孔11内には、スイッチ装置5の円筒部材7が嵌め込まれている。
この円筒部材7は、図2および図5に示すように、貫通孔11の小径孔部11a内に装着して腕時計ケース1の内部に突出する小径筒部7aと、貫通孔11の大径孔部11b内に装着して腕時計ケース1の外部に突出する大径筒部7bとを備えている。この円筒部材7の小径筒部7aは、貫通孔11の小径孔部11a内に配置される箇所がほぼ四角形の角筒状に形成されている。これにより、円筒部材7は、図2に示すように、小径筒部7aが貫通孔11の小径孔部11aに装着されることにより、腕時計ケース1に対して回転することなく取り付けられている。
また、この小径筒部7aは、図2に示すように、腕時計ケース1の内部に突出する箇所が円筒状に形成されている。この小径筒部7aの円筒状の箇所には、リング取付溝13が設けられており、このリング取付溝13には、Eリングなどの抜止めリング12が取り付けられている。これにより、円筒部材7は、抜止めリング12によって腕時計ケース1の外部に抜け出すことなく、腕時計ケース1の貫通孔11内に取り付けられている。
また、この円筒部材7の大径筒部7bにおける貫通孔11内に位置する箇所の外周面には、図2および図5に示すように、複数のパッキン溝15が設けられており、この複数のパッキン溝15には、防水パッキン14がそれぞれ取り付けられている。この大径筒部7bにおける腕時計ケース1から外部に突出した箇所の外周面には、腕時計ケース1の外側面に当接する鍔部16が設けられている。これにより、円筒部材7は、大径筒部7bの鍔部16が腕時計ケース1の外面に当接し、小径筒部7aの抜止めリング12が腕時計ケース1の内面に当接することにより、腕時計ケース1に対する出没方向の動きが規制されている。
さらに、この大径筒部7bにおける鍔部16よりも腕時計ケース1の外部側に位置する外周面には、図2〜図6に示すように、一対の解除溝17が軸方向に沿って設けられている。また、この大径筒部7bの外周面における一対の解除溝17に対して周方向の異なる位置には、一対のばね係止溝18が軸方向に沿って設けられている。さらに、この大径筒部7bの外周面における腕時計ケース1の外部側に位置する外端部には、解除溝17およびばね係止溝18が位置する箇所を除いて、抜止め用の規制突起部19が環状に沿って間欠的に設けられている。
一対の解除溝17は、図5および図6に示すように、腕時計ケース1から外部に突出した大径筒部7bの外周面における右上と左下とに位置する2箇所に、鍔部16から外端部(図5では右端部)に亘って開口された状態で形成されている。また、一対のばね係止溝18は、腕時計ケース1から外部に突出した大径筒部7bの外周面における左上と右下とに位置する2箇所に、鍔部16から外端部(図5では右端部)に亘って開口された状態で形成されている。
この場合、一対の解除溝17は、図6に示すように、その深さが一対のばね係止溝18の深さとほぼ同じ深さで形成されている。また、この一対の解除溝17は、その径方向の長さである溝幅17aが、一対のばね係止溝18の溝幅18aよりも十分に長く形成されている。さらに、抜止め用の規制突起部19は、図5および図6に示すように、腕時計ケース1の外側に位置する外側面19a(図5では右側面)と、腕時計ケース1の内側に位置する内側面19b(図5では左側面)とが、軸方向に対して直交する垂直面に形成されている。
また、この円筒部材7の内部には、図2および図5に示すように、小径筒部7aに設けられた小径孔部20と、大径筒部7bに設けられた大径孔部21とが設けられている。この場合、小径孔部20は、図2に示すように、巻真6が挿入する部分であり、大径孔部21は、後述する操作部材8の操作軸部24が挿入する部分である。この大径孔部21の内周面には、複数のパッキン溝22が設けられており、この複数のパッキン溝22には、防水パッキン14がそれぞれ取り付けられている。
操作部材8は、図2、図7および図8に示すように、円筒部材7の鍔部16の外径よりも少し大きい大径の円筒状に形成された操作頭部23と、円筒部材7の大径筒部7bの内径よりも少し小さい小径の円筒状に形成された操作軸部24とを備えている。操作頭部23は、図9(b)に示すように、その内部が中空状に形成されている。
すなわち、この操作頭部23の内部は、図2に示すように、その内径が円筒部材7の鍔部16の外径よりも段階的に小さくなる中空状に形成されていると共に、軸方向における内部の長さ(深さ)が、円筒部材7の大径筒部7bにおける腕時計ケース1から外部に突出した部分の長さ、つまり鍔部16から外端部までの長さよりも少し長く形成されている。
また、この操作頭部23における腕時計ケース1の外部側に位置する外端部には、図2および図9に示すように、頭壁部25が設けられている。この頭壁部25の内面における中心部には、操作軸部24が腕時計ケース1側に向けて突出して設けられている。この操作軸部24は、図2に示すように、円筒部材7の大径筒部7bに設けられた大径孔部21内に挿入する部分であり、円筒部材7の大径筒部7bの大径孔部21とほぼ同じ長さで形成されている。
これにより、操作軸部24は、図2に示すように、円筒部材7の大径筒部7bが腕時計ケース1の貫通孔11内に挿入された部分の長さだけ、円筒状の操作頭部23から腕時計ケース1側に向けて突出するように形成されている。この操作軸部24の内部には、図9(a)〜図9(c)に示すように、操作頭部23から突出する箇所に設けられた断面四角形状の角孔部24aと、この角孔部24aよりも操作頭部23側に設けられて角孔部24aに連続し、且つこの角孔部24aの内面に内接する断面円形状の円形孔部24bとが軸方向に沿って設けられている。
この場合、操作軸部24の角孔部24aにおける腕時計ケース1の内部側に位置する端部の内周面には、図8および図9に示すように、リング取付溝26が設けられている。このリング取付溝26には、ストッパ用のガイドリング27が取り付けられている。このガイドリング27は、その中心に角孔部24aよりも少し小さい角孔を設けたものであり、この角孔の内縁が角孔部24a内に少し突出するように形成されている。
この操作軸部24には、図2および図8に示すように、巻真6の外側に位置する端部が取り付けられている。すなわち、巻真6は、円筒部材7の小径孔部20を通過した先端部に設けられて操作軸部24の角孔部24a内、つまりガイドリング27の角孔内に移動可能に挿入する角棒状の連動軸部6aと、この連動軸部6aの先端に設けられて操作軸部24の円形孔部24b内に移動可能に挿入するガイド軸部6bとを備えている。
この場合、巻真6の連動軸部6aにおける先端側に位置する端部の外周面には、図2および図8に示すように、ストッパ部6cが外周側に向けて突出して設けられている。このストッパ部6cは、図8に示すように、角孔部24a内に突出したガイドリング27の角孔の内縁部が当接することにより、操作部材8が腕時計ケース1の外部側に抜け出さないように構成されている。
また、巻真6のガイド軸部6bは、図2および図8に示すように、円形孔部24bの内径よりも十分に細く形成されている。このガイド軸部6bの外周面と円形孔部24bの内周面との間には、コイルばね28が配置されている。このコイルばね28は、図2および図8に示すように、一端部が巻真6の連動軸部6aの端面に弾接し、他端部が操作軸部24の円形孔部24bの奥部(図8では右端部)に弾接し、この状態で操作軸部24を円筒部材7内から押し出す方向に向けて付勢するように構成されている。
これにより、操作部材8は、図2に示すように、コイルばね28のばね力に抗して操作頭部23を押し込むと、コイルばね28が圧縮されて巻真6の連動軸部6aが操作軸部24の角孔部24a内に相対的に押し込まれると共に、巻真6のガイド軸部6bが操作軸部24の円形孔部24b内に相対的に押し込まれ、操作頭部23が腕時計ケース1に接近するように構成されている。
また、この操作部材8は、図2に示すように、巻真6のガイド軸部6bが操作軸部24の円形孔部24b内に相対的に押し込まれて、操作頭部23が腕時計ケース1に接近した状態で、図8に示すように、操作頭部23から外力を取り除くと、コイルばね28のばね力によって操作軸部24が巻真6に対して押し出されて、図15に示すように、操作頭部23が腕時計ケース1から離れるように構成されている。
また、この操作部材8は、図2、図8および図15に示すように、操作頭部23が押し込まれた状態においても、また操作頭部23が押し出された状態においても、操作頭部23を回転させると、この操作頭部23と共に操作軸部24が回転し、この回転が操作軸部24の角孔部24aに挿入された巻真6の連動軸部6aに伝達され、この連動軸部6aによって巻真6が連動して回転するように構成されている。
一方、操作部材8の操作頭部23内には、図8および図9(b)に示すように、押え部材9、ばね部材10、および後述する押えリング36がその順で配置する第1〜第3の各装着溝部23a〜23cが階段状に形成されている。この操作頭部23の第1装着溝部23a内には、図2および図8に示すように、押え部材9が配置されている。この押え部材9は、図10(a)および図10(b)に示すように、リング形状に形成されている。
この押え部材9の内周部には、その軸中心に向けて突出する一対の係合突起部30が半径方向に対向した状態で設けられている。この一対の係合突起部30は、図10(a)に示すように、その軸中心に向けて突出する突出長さ30aが、図3および図13に示すように、円筒部材7の解除溝17の深さよりも少し短く形成されている。また、この一対の係合突起部30は、その径方向の長さ30bが、図13に示すように解除溝17の溝幅17aよりも短く、且つ図3に示すように円筒部材7のばね係止溝18の溝幅18aよりも十分に長く形成されている。
これにより、一対の係合突起部30は、図13に示すように、円筒部材7の解除溝17内に配置された際に、この解除溝17に沿って軸方向に移動することにより、解除溝17から外側に離脱するように構成されている。また、この一対の係合突起部30は、図3に示すように、円筒部材7のばね係止溝18に対応した際に、係合突起部30の両端部がばね係止溝18の両側に位置する規制突起部19の内側面19bに当接することにより、円筒部材7から外側に抜け出さないように構成されている。
また、この押え部材9は、図10(a)に示すように、その外周面に一対の回転規制部31が外周から突出して設けられている。この突出した一対の回転規制部31は、図9(a)に示すように、操作頭部23の第1装着溝部23aの外周面に設けられた一対の係合凹部32に係合することにより、操作頭部23の第1装着溝部23a内で押え部材9が回転するのを阻止して、押え部材9を操作頭部23と共に回転させるように構成されている。
さらに、操作部材8の操作頭部23における第2装着溝部23b内には、図2および図8に示すように、径方向に弾性変形するばね部材10が配置されている。このばね部材10は、図11(a)〜図11(c)に示すように、帯板をほぼリング状に湾曲させた構成になっている。このばね部材10には、図3および図13に示すように、操作頭部23の中心に向けて突出して弾性変形する一対の弾性突起部33が押え部材9の係合突起部30に対応して設けられている。
この一対の弾性突起部33は、図4および図11(a)に示すように、ほぼ90度の角度でV字形状に折り曲げられた状態で、互いに対向して設けられ、この互いに対向する各先端部33aが円筒部材7の大径筒部7bにおける腕時計ケース1から外部に突出した箇所の外周面に弾接した状態で回転移動するように構成されている。この場合、一対の弾性突起部33は、円筒部材7の大径筒部7bにおける外周面に沿って回転移動する際にV字形状の角度が弾性的に変化するように構成されている。
これにより、一対の弾性突起部33は、図4および図14に示すように、互いに対向する先端部33aが円筒部材7の大径筒部7bの外周面に弾接して回転移動する際に、円筒部材7の大径筒部7bの外周面に設けられた一対の解除溝17および一対のばね係止溝18に弾力的に係合することにより、クリック感をもって解除溝17およびばね係止溝18に係合するように構成されている。
また、このばね部材10のほぼリング状に湾曲した帯板の両端部には、図9および図11に示すように、操作頭部23の第1装着溝部23aに対応する箇所に設けられた一対の係止凹部34に係合して、操作頭部23に対する回転を阻止するための一対のフック部35が設けられている。この場合、一対の係止凹部34は、図9(a)に示すように、押え部材9の外周の回転規制部31が係合する係合凹部32の両側に位置する状態で、操作頭部23の第1装着溝部23aの外周側に位置する箇所に設けられている。
一対のフック部35は、図8および図11に示すように、ばね部材10が押え部材9に押し付けられた状態で、操作頭部23の第2装着溝部23b内に配置された際に、押え部材9の外周側(図8では右側)に向けて突出して第1装着溝部23aに対応する箇所の係止凹部34内に挿入することにより、ばね部材10の回転方向の位置を規制するように構成されている。
これにより、ばね部材10は、図8に示すように、操作頭部23の第2装着溝部23b内に回転方向の位置が規制され、この状態で操作頭部23と共に一体的に回転するように構成されている。また、このばね部材10は、図8に示すように、操作頭部23の第3装着溝部23c内に配置された押えリング36によって操作頭部23内から抜け出さないように押えられている。
ところで、操作部材8に連結された巻真6は、図2に示すように、腕時計ケース1内に設けられた時計モジュール4内に延出されて配置されている。この巻真6は、操作部材8の操作頭部23が押し込まれて、ばね部材10の弾性突起部33が円筒部材7のばね係止溝18に係合し、押え部材9の係合突起部30が円筒部材7の規制突起部19に当接した状態のときに、押し込まれた状態でロックされるように構成されている。
また、この巻真6は、図15に示すように、押え部材9の係合突起部30が円筒部材7の解除溝17から離脱してロック状態が解除され、操作部材8の操作頭部23がコイルばね28のばね力によって押し出された状態のときにも、押し込まれた状態を維持し、時計モジュール4のスイッチが動作しないように構成されている。
さらに、この巻真6は、図15に示す状態で、操作部材8の操作頭部23が更に引き出されると、図示しないが、操作頭部23の引き出し操作に伴って引き出される方向に移動し、これにより通常の時計モードを時刻修正モードに切り替え、この状態で操作頭部23を回転させると、その回転に伴って回転し、この回転に応じて時刻修正を行うように構成されている。
次に、このような腕時計のスイッチ装置5の作用について説明する。
このスイッチ装置5を使用する場合には、図2に示す状態で、操作部材8の操作頭部23を回転させる。すると、操作頭部23の回転に伴って押え部材9とばね部材10とが回転し、操作部材8のロックが解除される。
すなわち、押え部材9は、図3および図4に示すように、その回転規制部31が操作頭部23の第1装着溝部23a内の係止凹部32に係止されて位置規制されており、ばね部材10は、そのフック部35が操作頭部23の第1装着溝部23aに対応する箇所の係止凹部34内に挿入して位置規制されているので、操作頭部23が回転すると、これに伴って押え部材9とばね部材10とが回転する。
このように、ばね部材10が操作頭部23と共に回転する際には、図3および図4に示すように、ばね部材10の弾性突起部33が円筒部材7の大径筒部7bのばね係止溝18から弾性変形しながら離脱し、この弾性突起部33の先端部33aが円筒部材7の大径筒部7bの外周面に沿って回転移動する。このときには、弾性突起部33が対応する押え部材9の係合突起部30が円筒部材7の大径筒部7bにおける規制突起部19の内側面19bに当接して外側への移動が規制された状態で、円筒部材7のばね係止溝18に対応する箇所から径方向に離れる。
そして、操作頭部23が更に回転すると、図12〜図14に示すように、ばね部材10の弾性突起部33が円筒部材7の解除溝17に弾性復帰しながらクリック感をもって係合する。このときには、弾性突起部33が対応する押え部材9の係合突起部30も円筒部材7の解除溝17に対応する位置に移動し、円筒部材7の規制突起部19の内側面19bから径方向に離れる。
これにより、操作部材8のロックが解除され、図15に示すように、操作部材8のコイルばね28のばね力によって操作部材8の操作軸部24が腕時計ケース1の外側に向けて押し出される。すると、押え部材9の係合突起部30とばね部材10の弾性突起部33が円筒部材7の解除溝17に沿って軸方向に移動し、この押え部材9の係合突起部30とばね部材10の弾性突起部33が円筒部材7の抜止め用の規制突起部19の外側に移動して解除溝17から離脱する。
このときには、巻真6は軸方向に移動しない。また、この状態で操作頭部23を回転させて巻真6を回転させても、時計モジュール4のスイッチは動作しない。そして、操作頭部23を更に引き出すと、巻真6が引き出される。このときには、巻真6の引き出し動作によって、時計モジュール4のスイッチが動作し、時計モードが通常の時計モードから時刻修正モードに切り替わる。この状態で、操作頭部23を回転させると、その回転に伴って巻真6が回転し、この回転に応じて時刻修正が行われる。
一方、このスイッチ装置5を使用しない場合には、図15に示す状態で、操作部材8の操作頭部23をコイルばね28のばね力に抗して押し込んで腕時計ケース1の外面に接近させる。そして、ばね部材10の弾性突起部33を円筒部材7の規制突起部19の外側面19aに当接させ、この状態で操作頭部23をコイルばね28のばね力に抗して押しながら回転させて、図13に示すように、ばね部材10の弾性突起部33と押え部材9の係合突起部30とを円筒部材7の解除溝17に対応させる。
そして、ばね部材10の弾性突起部33と押え部材9の係合突起部30とが円筒部材7の解除溝17に対応した際に、操作頭部23をコイルばね28のばね力に抗して更に押し込むと、ばね部材10の弾性突起部33と押え部材9の係合突起部30とが円筒部材7の解除溝17に沿って移動し、図12〜図14に示すように、ばね部材10の弾性突起部33と押え部材9の係合突起部30とが円筒部材7の規制突起部19に対応する箇所を通過して円筒部材7の大径筒部7bの外周に位置し、操作頭部23が腕時計ケース1の外面に接近する。
この状態で、操作頭部23を回転させると、ばね部材10の弾性突起部33が弾性変形しながら円筒部材7の解除溝17から離脱し、弾性突起部33の先端部33aが円筒部材7の大径筒部7bの外周面に沿って回転移動する。このときには、図12〜図14に示すように、弾性突起部33が対応する押え部材9の係合突起部30が円筒部材7の解除溝17から離れて大径筒部7bにおける規制突起部19の内側面19bに沿って移動する。
この後、操作頭部23を更に回転させると、図3および図4に示すように、ばね部材10の弾性突起部33が円筒部材7のばね係止溝18に弾性復帰しながらクリック感をもって係合する。このときには、弾性突起部33に対応する押え部材9の係合突起部30が円筒部材7のばね係止溝18に対応する位置に移動する。
この状態では、操作部材8のコイルばね28のばね力によって押え部材9の係合突起部30が円筒部材7の規制突起部19の内側面19bに押し付けられる。これにより、操作部材8が押し込まれた状態でロックされる。この状態では、ばね部材10の弾性突起部33が円筒部材7のばね係止溝18に弾力的に係合しているので、ばね部材10のばね力にって操作部材8の回転を弾力的に規制することができ、これにより操作頭部23が不用意に回転することがない。
このように、このスイッチ装置5によれば、腕時計ケース1の貫通孔11に取り付けられた円筒部材7と、この円筒部材7に挿入される操作軸部24および外端部の操作頭部23を有する操作部材8とを備え、操作部材8には、軸中心に向けて突出する係合突起部30が設けられていると共に、径方向に弾性変形するばね部材10が取り付けられており、円筒部材7の外側方向の端部には、係合突起部30が軸方向に移動可能な解除溝17と、この解除溝17に対して径方向の異なる位置に形成されて係合突起部30の外側方向への移動を規制する規制突起部19とが、設けられており、円筒部材7には、規制突起部19によって係合突起部30の外側方向への移動が規制されている位置にあるときに、ばね部材10を係止するばね係止溝18が形成されているので、操作部材8のロック解除操作およびロック操作が容易にできると共に、ロック状態で操作部材8が不用意に回転するのを防ぐことができる。
すなわち、この腕時計のスイッチ装置5では、規制突起部19によって係合突起部30の外側方向への移動が規制されている位置にあるロック状態のときに、ばね部材10を係止するばね係止溝18が円筒部材7に形成されているので、操作部材8がロックされている状態のときに、ばね部材10のばね力によって操作部材8の回転を弾力的に規制することができ、これにより操作頭部23が不用意に回転するのを防ぐことができ、操作部材8のロック状態を良好に維持することができる。
また、このスイッチ装置5では、操作部材8のロックを解除して引き出す際に、操作部材8の操作頭部23に設けられたばね部材10のばね力に抗して操作頭部23を回転させて、操作頭部23に設けられた係合突起部30を円筒部材7の外周面に設けられた解除溝17に対応させると、円筒部材7の外周面に設けられた規制突起部19による操作頭部23の係合突起部30に対する規制を解除することができると共に、円筒部材7の解除溝17に沿って操作頭部23の係合突起部30を円筒部材7の軸方向に移動させることができるので、簡単に操作部材8のロックを解除することができると共に、操作部材8を容易に且つ良好に引き出すことができる。
このとき、操作頭部23を回転させる際には、操作頭部23に設けられたばね部材10のばね力に抗して操作頭部23を回転させることにより、円筒部材7の外周面に設けられたばね係止溝18に対するばね部材10の係止を解除して、ばね部材10を円筒部材7の解除溝17に弾力的に係合させることができる。このため、ばね部材10が円筒部材7の解除溝17に係合する際に、ばね部材10のばね力によって操作頭部23にクリック感が付与されるので、視覚に頼らずに、操作頭部23の回転位置を確認することができ、これにより操作部材8のロック解除を確認することができる。
また、この腕時計のスイッチ装置5では、操作部材8を押し込んでロックする際に、操作部材8の操作頭部23に設けられた係合突起部30を円筒部材7の外周面に設けられた解除溝17に対応させて操作部材8を押し込み、この状態でばね部材10のばね力に抗して操作部材8を回転させることにより、操作頭部23の係合突起部30を円筒部材7の外周面に設けられた規制突起部19の内側に対応させることができ、これにより操作頭部23の係合突起部30を円筒部材7の規制突起部19に当接させて外側への移動を規制することができるので、簡単に操作部材8をロックすることができる。
このとき、操作頭部23を回転させる際には、ばね部材10のばね力に抗して操作頭部23を回転させることにより、円筒部材7の外周面に設けられた解除溝17に対するばね部材10の係止を解除して、ばね部材10を円筒部材7のばね係止溝18に弾力的に係合させることができる。これによっても、ばね部材10が円筒部材7のばね係止溝18に係合する際には、ばね部材10のばね力によって操作頭部23にクリック感が付与されるので、視覚に頼らずに、操作頭部23の回転位置を確認することができ、これにより操作部材8がロックされたことを確認することができる。
このように、このスイッチ装置5では、操作部材8の回転がばね部材10のばね力によって弾力的に規制されているので、操作部材8がロックされている状態のときに、操作頭部23が不用意に回転するのを防ぐことができ、またばね部材10のばね力に抗して操作頭部23を回転させるだけの簡単な操作で、操作部材8のロックを解除することができると共に、操作頭部23を押し込みながら回転させるだけの簡単な操作で、操作部材8をロックすることができるので、操作部材8のロック解除操作および操作部材8のロック操作が容易にできる。このため、アウトドアなどで手袋をした状態で操作部材8を操作する際にも、良好に操作部材8を操作することができるので、操作部材8の操作性の向上を図り、使い勝手の良いものを提供することができる。
また、このスイッチ装置5では、操作部材8と共に回転するリング状の押え部材9を有し、この押え部材9の内周面に係合突起部30が設けられていることにより、操作部材8の操作頭部23内に複雑な加工を施す必要がなく、操作部材8の操作頭部23内にリング状の押え部材9を嵌め込むだけで、係合突起部30を操作頭部23内に容易に組み込むことができ、これにより生産性の向上を図ることができる。
この場合、押え部材9は、操作部材8の操作頭部23内に配置されており、この押え部材9の外周部には、操作頭部23の内周面に設けられた係合凹部32に係合して操作頭部23に対する回転を阻止する回転規制部31が設けられているので、押え部材9を操作頭部23内に組み込む際に、操作頭部23内の係合凹部32に押え部材9の回転規制部31を係合させるだけの簡単な作業で、押え部材9を操作頭部23内に簡単に且つ容易に取り付けることができ、これにより押え部材9を操作頭部23と共に一体的に回転させることができると共に、生産性の向上を図ることができる。
また、このスイッチ装置5では、ばね部材10がほぼリング状に形成されて操作部材8の操作頭部23内に配置されており、このばね部材10には、操作頭部23の軸中心に向けて突出して弾性変形する弾性突起部33が設けられているので、操作頭部23を回転させて弾性突起部33が円筒部材7の解除溝17または円筒部材7のばね係止溝18に係合する際に、弾性突起部33の弾性力によって操作頭部23にクリック感を付与することができ、これにより操作頭部23の回転位置を良好に確認することができるので、視覚に頼らずに、操作部材8のロック解除位置およびロック位置を確認することができる。
この場合、ばね部材10の弾性突起部33は、押え部材9の係合突起部30に対応して設けられていることにより、操作頭部23を回転させて弾性突起部33を円筒部材7の解除溝17または円筒部材7のばね係止溝18に係合させる際に、押え部材9の係合突起部30を円筒部材7の解除溝17または円筒部材7のばね係止溝18に正確に且つ確実に対応させることができ、これにより操作部材8のロック解除および操作部材8のロックを確実に且つ良好に行うことができる。
また、このばね部材10の弾性突起部33は、操作頭部23の軸中心に向けて突出した先端部33aが、押え部材9の係合突起部30よりも操作頭部23の軸中心に向けて突出しているので、弾性突起部33の先端部33aを円筒部材7の解除溝17または円筒部材7のばね係止溝18に確実に且つ良好に係合させることができ、これにより弾性突起部33によって操作頭部23にクリック感を確実に且つ良好に付与することができる。
さらに、ばね部材10には、操作部材8の操作頭部23に設けられた係止凹部34に係合して操作頭部23に対する回転を阻止するフック部35が設けられているので、操作頭部23を回転操作する際に、ばね部材10を操作頭部23と共に確実に回転させることができ、これにより弾性突起部33の先端部33aを円筒部材7の解除溝17または円筒部材7のばね係止溝18に確実に且つ良好に係合させることができると共に、ばね部材10を操作頭部23内に簡単に且つ確実に組み付けることができ、これによっても生産性の向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、押え部材9の外周部に回転規制部31を突出させて設け、操作頭部23内の第1装着溝部23aの周面に係合凹部32を設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば押え部材9の外周部に回転規制部を凹部形状に設け、操作頭部23内の第1装着溝部23aの周面に係合部を凸形状に設けた構成であっても良い。このように構成しても、上述した実施形態と同様の作用効果がある。
また、上述した実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、貫通孔を有するケースと、このケースの前記貫通孔に取り付けられた円筒部材と、この円筒部材に挿入される軸部および外端部の操作部を有する操作部材と、を備え、
前記操作部材には、軸中心に向けて突出する係合突起部が設けられていると共に、径方向に弾性変形するばね部材が取り付けられ、
前記円筒部材の外側方向の端部には、前記係合突起部が軸方向に移動可能な解除溝と、この解除溝に対して周方向の異なる位置に形成されて前記係合突起部の外側方向への移動を規制する規制突起部とが、設けられ、
前記円筒部材には、前記規制突起部によって前記係合突起部の外側方向への移動が規制されている位置にあるときに、前記ばね部材が係止されるばね係止溝が形成されていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記操作部材の前記操作部と共に回転するリング状の押え部材を有し、この押え部材の内周面に前記係合突起部が設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチ装置において、前記押え部材は、前記操作部材の前記操作部内に配置されており、この押え部材の外周部には、前記操作部の内周面に設けられた係合部に係合して前記操作部に対する回転を阻止する回転規制部が設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記ばね部材は、ほぼリング状に形成されて前記操作部材の前記操作部内に配置されており、このばね部材には、前記操作部の軸中心に向けて突出して弾性変形する弾性突起部が設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のスイッチ装置において、前記ばね部材の前記弾性突起部は、前記押え部材の前記係合突起部に対応して設けられていることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載のスイッチ装置において、前記ばね部材の前記弾性突起部は、前記操作部の軸中心に向けて突出した先端部が、前記押え部材の前記係合突起部よりも前記操作部の軸中心に向けて突出していることを特徴とするスイッチ装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求項6のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記ばね部材は、前記操作部材の前記操作部に設けられた係止凹部に係合して前記操作部に対する回転を阻止するフック部を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
1 腕時計ケース
5 スイッチ装置
6 巻真
7 円筒部材
7a 小径筒部
7b 大径筒部
8 操作部材
9 押え部材
10 ばね部材
11 貫通孔
17 解除溝
18 ばね係止溝
19 規制突起部
23 操作頭部
24 操作軸部
28 コイルばね
30 係合突起部
31 回転規制部
32 係合凹部
33 弾性突起部
34 係止凹部
35 フック部
36 押えリング

Claims (6)

  1. 貫通孔を有するケースと、
    このケースの前記貫通孔に取り付けられた円筒部材と、
    この円筒部材に挿入される軸部と、この軸部の外端部に設けられた操作部とを有する操作部材と、
    を備え、
    前記操作部材には、前記操作部の軸中心に向けて突出する係合突起部が設けられていると共に、径方向に弾性変形するばね部材が取り付けられ、
    前記円筒部材のケース外側方向の端部には、前記係合突起部が軸方向に移動可能な解除溝と、この解除溝に対して周方向の異なる位置に形成されて前記係合突起部の前記外側方向への移動を規制する規制突起部とが、設けられ、
    前記円筒部材には、前記操作部材が前記規制突起部によって前記係合突起部の前記外側方向への移動が規制されている位置にあるときに、前記ばね部材が係止される係止溝が設けられ
    前記ばね部材は、ほぼリング状に形成されて前記操作部材の前記操作部内に配置されており、このばね部材には、前記操作部の軸中心に向けて突出して、前記係止溝に係止する弾性突起部が設けられ、
    前記ばね部材の前記弾性突起部は、前記操作部の軸中心に向けて突出した先端部が、前記係合突起部よりも前記操作部の軸中心に向けて突出していることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、前記操作部材の前記操作部と共に回転するリング状の押え部材を有し、この押え部材の内周面に前記係合突起部が設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項2に記載のスイッチ装置において、前記押え部材は、前記操作部材の前記操作部内に配置されており、この押え部材の外周部には、前記操作部の内周面に設けられた係合部に係合して前記操作部に対する回転を阻止する回転規制部が設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記ばね部材の前記弾性突起部は、前記係合突起部に対応して設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記ばね部材は、前記操作部材の前記操作部に設けられた係止凹部に係合して前記操作部に対する回転を阻止するフック部を備えていることを特徴とするスイッチ装置。
  6. 貫通孔を有する腕時計ケースと、
    この腕時計ケースの前記貫通孔に取り付けられた円筒部材と、
    この円筒部材に挿入される軸部と、この軸部の外端部に設けられた操作部とを有する操作部材と、
    前記腕時計ケースの内部に設けられた時刻を表示するための時計モジュールと、
    を備え、
    前記操作部材には、前記操作部の軸中心に向けて突出する係合突起部が設けられていると共に、径方向に弾性変形するばね部材が取り付けられ、
    前記円筒部材の腕時計ケース外側方向の端部には、前記係合突起部が軸方向に移動可能な解除溝と、この解除溝に対して周方向の異なる位置に形成されて前記係合突起部の前記外側方向への移動を規制する規制突起部とが、設けられ、
    前記円筒部材には、前記操作部材が前記規制突起部によって前記係合突起部の前記外側方向への移動が規制されている位置にあるときに、前記ばね部材が係止される係止溝が設けられ
    前記ばね部材は、ほぼリング状に形成されて前記操作部材の前記操作部内に配置されており、このばね部材には、前記操作部の軸中心に向けて突出して、前記係止溝に係止する弾性突起部が設けられ、
    前記ばね部材の前記弾性突起部は、前記操作部の軸中心に向けて突出した先端部が、前記係合突起部よりも前記操作部の軸中心に向けて突出していることを特徴とする腕時計。
JP2011276910A 2011-12-19 2011-12-19 スイッチ装置及び腕時計 Active JP5440886B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011276910A JP5440886B2 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 スイッチ装置及び腕時計
US13/707,945 US8721171B2 (en) 2011-12-19 2012-12-07 Switch device and wristwatch
CN201210552927.7A CN103163768B (zh) 2011-12-19 2012-12-18 开关装置以及手表

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011276910A JP5440886B2 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 スイッチ装置及び腕時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013127401A JP2013127401A (ja) 2013-06-27
JP5440886B2 true JP5440886B2 (ja) 2014-03-12

Family

ID=48586954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011276910A Active JP5440886B2 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 スイッチ装置及び腕時計

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8721171B2 (ja)
JP (1) JP5440886B2 (ja)
CN (1) CN103163768B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021113827A (ja) * 2016-09-06 2021-08-05 カシオ計算機株式会社 電子装置の製造方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6094509B2 (ja) * 2014-02-19 2017-03-15 カシオ計算機株式会社 スイッチ装置および時計
USD774925S1 (en) * 2014-07-18 2016-12-27 Mondaine Watch Ltd Watchcase
JP1532436S (ja) * 2014-11-28 2015-08-31
USD768512S1 (en) * 2015-01-16 2016-10-11 Montblanc-Simplo Gmbh Watch case
JP6579484B2 (ja) * 2015-06-02 2019-09-25 カシオ計算機株式会社 スイッチ装置および時計
JP6394563B2 (ja) * 2015-10-21 2018-09-26 カシオ計算機株式会社 スイッチ装置および時計
CN106933084A (zh) * 2016-11-07 2017-07-07 东莞市亿丰钟表有限公司 防水智能手表
USD848863S1 (en) * 2016-12-09 2019-05-21 Richemont International Sa Watch case
US10725429B2 (en) * 2017-05-24 2020-07-28 Omega Sa Timepiece containing a locking device for a pusher
US10785553B2 (en) * 2018-09-28 2020-09-22 Apple Inc. Hinge for cases that store wireless listening devices
JP6835057B2 (ja) * 2018-12-03 2021-02-24 カシオ計算機株式会社 スイッチ装置および時計
EP3825777B1 (fr) * 2019-11-21 2024-04-24 Meco S.A. Correcteur de montre et carrure de montre
JP7098106B2 (ja) * 2020-04-24 2022-07-11 カシオ計算機株式会社 時計
CN112433460B (zh) * 2020-11-26 2022-03-01 歌尔科技有限公司 一种表冠及具有该表冠的腕戴设备
EP4057079B1 (fr) * 2021-03-10 2023-10-18 Meco S.A. Dispositif de commande d'un mouvement horloger avec retour tactile et pièce d'horlogerie, notamment montre, comprenant un tel dispositif

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2309428A (en) * 1939-03-22 1943-01-26 Firm Rolex Watch Co Ltd Tight winding device for watches
JPS5619743Y2 (ja) * 1974-12-26 1981-05-11
JPS55136978A (en) * 1979-12-25 1980-10-25 Seiko Epson Corp Water-proof watch case
JPH04102492U (ja) * 1991-01-21 1992-09-03 カシオ計算機株式会社 押釦構造
JPH11109059A (ja) * 1997-10-01 1999-04-23 Seiko Epson Corp 外部操作装置、外部操作装置を有する時計、外部操作装置を有する電子機器
JP3810691B2 (ja) * 2002-01-30 2006-08-16 セイコーインスツル株式会社 携帯時計
JP2003222688A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Seiko Instruments Inc 携帯時計
JP3929859B2 (ja) * 2002-09-06 2007-06-13 セイコーインスツル株式会社 携帯時計
JP4040996B2 (ja) * 2003-03-10 2008-01-30 セイコーインスツル株式会社 携帯時計
JP2005030765A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Seiko Instruments Inc 携帯時計
JP2006194834A (ja) 2005-01-17 2006-07-27 Seiko Instruments Inc 携帯時計

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021113827A (ja) * 2016-09-06 2021-08-05 カシオ計算機株式会社 電子装置の製造方法
JP7147916B2 (ja) 2016-09-06 2022-10-05 カシオ計算機株式会社 電子装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013127401A (ja) 2013-06-27
US20130155821A1 (en) 2013-06-20
CN103163768A (zh) 2013-06-19
US8721171B2 (en) 2014-05-13
CN103163768B (zh) 2016-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5440886B2 (ja) スイッチ装置及び腕時計
JP5725065B2 (ja) スイッチ装置および時計
JP6168332B2 (ja) スイッチ装置及び時計
US7572049B2 (en) Timepiece
JP2010190856A (ja) 携帯時計
JP2016161568A (ja) 回転ベゼル付時計
JP2018151254A (ja) りゅうずロック機構付き時計
JP2008076067A (ja) 時計
JP2023090978A (ja) 連結体、バンド、および時計
JP5716776B2 (ja) 電子機器および時計
JP2018146505A (ja) 回転装置および時計
JP6579484B2 (ja) スイッチ装置および時計
JP5899837B2 (ja) スイッチ装置及び時計
JP6123826B2 (ja) 電子機器および時計
JP6613739B2 (ja) スイッチ装置および時計
JP6071106B2 (ja) スイッチ装置、時計、およびスイッチのロック解除方法
JP2014089109A (ja) スイッチ装置
JP6311462B2 (ja) バンド取付構造および腕時計
JP6418286B2 (ja) スイッチ装置及び時計
JP2022029581A (ja) 外装部材、ケースおよび時計
JP6544710B2 (ja) スイッチ装置および時計
JP6123834B2 (ja) ロック部材、スイッチ装置、および時計
JP2017150205A (ja) 車両のハンドル装置
JP6270021B2 (ja) 腕時計
JP6984635B2 (ja) スイッチ装置および時計

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5440886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150