JP2006194834A - 携帯時計 - Google Patents

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    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B3/00Normal winding of clockworks by hand or mechanically; Winding up several mainsprings or driving weights simultaneously
    • G04B3/04Rigidly-mounted keys, knobs or crowns
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    • G04B3/041Construction of crowns for rotating movement; connection with the winding stem; winding stems

Abstract

【課題】 竜頭の着脱操作性を向上できるとともに、非操作状態の竜頭を不用意に回らないように保持する構成の耐久性が高い携帯時計を提供する。
【解決手段】 胴に取付けられた巻真パイプ20に、このパイプの竜頭筒部33に内蔵されたコイルばね(付勢体)で胴から離れる方向に付勢された竜頭を、巻真パイプ20の胴外突出部20aに取外し自在に設ける。胴外突出部20aの外周に、竜頭の回転方向に沿う複数の連絡溝22、この連絡溝に連通するとともに胴外突出部20aの端面に開放された複数の着脱用通し溝23、及び連絡溝22に連通して行止まり状に形成されて通し溝23に隣接した複数の保持溝24を形成する。これら各溝22〜24を出入りする複数の係合凸部37を、胴外突出部を覆う竜頭のカバー部に設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、竜頭が不用意に回転されないように保持する構造を備えた携帯時計に関する。
携帯時計の中には、その携帯時に竜頭が不用意に回転されないように、ねじの噛合いを利用して竜頭をロックする構造を採用したものがある。
この竜頭ロック構造は、時計ムーブメントが内蔵された胴に巻真パイプを取付け、このパイプの胴外突出部の外周に形成された雄ねじ部に、胴外突出部に被嵌する竜頭主部の雌ねじ部を螺合する構造である。これにより、通常時には、竜頭主部を胴外突出部の外周に螺合して竜頭をロックできる。又、時計ムーブメントを操作する時には、雄ねじ部に対する竜頭主部の螺合を外してから、竜頭を引き動かした状態で巻真パイプの内側に配置されている巻真を回転操作することができる(例えば特許文献1、2参照。)。
実願平2−57175号(実開平4−16394号)のマイクロフィルム(第5頁第10行−第6頁第5行、第1図−第2図) 実願平5−61093号(実開平7−26792号)のCD−ROM(段落0009−0011、図1)
ねじの噛合いを利用した竜頭ロック構造を備える携帯時計では、長期間竜頭の回転操作をしないで放置した場合に、雄ねじ部と雌ねじ部が腐食し、或いはかじり現象が発生する等により、竜頭のロックを解除する際に異常に大きな力が必要になることがある。更に、竜頭が繰返し回転操作されるに伴い、互いに螺合する竜頭の雌ねじ部と巻真パイプの雄ねじ部とが摩耗したり、削れたりすることがある。このようになると、竜頭をロックする機能が低下する。
本発明の目的は、竜頭の着脱操作性を向上できるとともに、非操作状態の竜頭を不用意に回らないように保持する構成の耐久性が高い携帯時計を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、パイプ取付け孔を有する胴と;この胴の外部に配置される胴外突出部を有して前記パイプ取付け孔に挿着された巻真パイプと;この巻真パイプに挿入される竜頭筒部を有して前記胴外突出部に取外し自在に設けられた竜頭と;前記竜頭筒部に内蔵され前記竜頭を前記胴から離れる方向に付勢する付勢体と;前記竜頭の回転方向に沿う複数の連絡溝、この連絡溝に連通するとともに前記胴外突出部の端面に開放された複数の着脱用通し溝、前記連絡溝に連通して行止まり状に形成されて前記着脱用通し溝に隣接した複数の保持溝、及びこれら各溝を出入りする複数の係合凸部を有して、前記胴外突出部に前記竜頭を着脱自在に保持する保持手段と;を具備している。
この発明で、巻真パイプの胴外突出部に竜頭を取付けるには、竜頭を押し回しする。つまり、まず、保持手段の係合凸部を着脱用通し溝に合わせて、この通し溝に係合凸部を通しながら竜頭を付勢体に抗して胴に向けて押し動かしてから、竜頭を所定角度回転させ通し溝から連絡溝に通して係合凸部を保持溝に対向させる。この後、竜頭の押し込みを解除する。それにより、付勢体の付勢力で竜頭が押し戻されると同時に、係合凸部が保持溝に入り込んで引っ掛かる。この引っ掛かりによって、竜頭を胴外突出部の軸方向及び周方向に位置決めして、竜頭が回らないようにロック(保持)できる。又、竜頭を胴外突出部から外すにも竜頭を押し回す。この場合にも、まず、竜頭を付勢体に抗して胴に向けて押し動かしてから、竜頭を所定角度回転させて係合凸部を保持溝から連絡溝に通して通し溝に入り込ませた後に、竜頭の押し込みを解除する。それにより、係合凸部が通し溝を通りながら付勢体の付勢力で竜頭が押し戻され、この竜頭が胴外突出部から外される。
以上のように本発明は、巻真パイプの胴外突出部及び竜頭の夫々にねじ部を要しないで竜頭を胴外突出部に回らないように保持する構成であるので、竜頭操作が長期間放置された場合でも、竜頭のロックを解除する際に異常に大きな操作力を要することがないとともに、巻真パイプの胴外突出部に対する竜頭の着脱を、竜頭の押し回し操作で簡単に行うことができる。しかも、竜頭を不用意に回転しないようにロックする保持手段は、ねじの噛み合いを利用しないので、竜頭の着脱操作に伴って損傷を受け難く、その耐久性が高い。
本発明の好ましい形態では、連絡溝、着脱用通し溝、及び保持溝を胴外突出部の外周に設けるとともに、係合凸部を竜頭の胴外突出部を覆うカバー部に設けている。この好ましい形態では、巻真パイプの胴外突出部外周に溝加工をして、連絡溝、着脱用通し溝、及び保持溝を形成するので、その加工性が良い点で好ましい。
又、本発明の好ましい形態では、係合凸部が連絡溝を通る際にこの係合凸部の移動を導く案内部を、胴外突出部の外周に周方向に連続して環状に形成している。又、本発明の好ましい形態では、係合凸部が連絡溝を通る際にこの係合凸部の移動を導く案内部を、胴の胴外面で兼ねている。これらの好ましい形態では、竜頭を押し回し操作して胴外突出部に保持する際に、竜頭の押し込み完了位置を案内部によって規制し、この規制状態のまま案内部で係合凸部を導きながら竜頭を所定角度回転させて、連絡溝に係合凸部を通すことができる。それにより、竜頭の押し込み不足で、この竜頭の回転操作が妨げられることが抑制されるので、竜頭の着脱操作が容易となる点で好ましい。
又、本発明の好ましい形態では、連絡溝を、保持溝の胴外突出部周方向一端及びこれに隣接した通し溝間に位置する胴外突出部の周面部位と案内部との間に形成し、回り止め部を、保持溝の胴外突出部周方向他端及びこれに隣接した通し溝間に位置する胴外突出部の他の周面部位で兼ねるとともに、この回り止め部を前記案内部に連続させている。この好ましい形態では、回り止め部によって、竜頭を押し回し操作する場合の回転方向を定めることができるとともに、回り止め部に係合凸部が当ることにより、係合凸部を通し溝と保持溝とに位置決めできるので、竜頭の着脱操作が容易となる点で好ましい。
又、本発明の好ましい形態では、係合凸部が内方に向けて突設されたリングをカバー部に固定している。この好ましい形態では、竜頭のカバー部の内側に係合凸部を加工することを要さず、リングが単独の状態で、これに係合凸部を加工できるので、その加工性が良い点で好ましい。
又、前記課題を解決するために、本発明は、竜頭挿入孔を有するとともに、この挿入孔が開放された胴外突出部を一体に有した成形体からなる胴と;前記竜頭挿入孔に挿入される竜頭筒部を有して前記胴外突出部に取外し自在に設けられた竜頭と;前記竜頭筒部に内蔵され前記竜頭を前記胴から離れる方向に付勢する付勢体と;前記竜頭の回転方向に沿う複数の連絡溝、この連絡溝に連通するとともに前記胴外突出部の端面に開放された複数の着脱用通し溝、前記連絡溝に連通して行止まり状に形成されて前記着脱用通し溝に隣接した複数の保持溝、及びこれら各溝を出入りする複数の係合凸部を有して、前記胴外突出部に前記竜頭を着脱自在に保持する保持手段と;を具備している。
この発明で、胴に一体に形成された胴外突出部に竜頭を取付けるには、竜頭を押し回しする。つまり、まず、保持手段の係合凸部を着脱用通し溝に合わせて、この通し溝に係合凸部を通しながら竜頭を付勢体に抗して胴に向けて押し動かしてから、竜頭を所定角度回転させ通し溝から連絡溝に係合凸部を通して保持溝に対向させる。この後に、竜頭の押し込みを解除する。それにより、付勢体の付勢力で竜頭が押し戻されると同時に、係合凸部が保持溝に入り込んで引っ掛かる。この引っ掛かりによって、竜頭を胴外突出部の軸方向及び周方向に位置決めして、竜頭が回らないようにロック(保持)できる。又、竜頭を胴外突出部から外すにも竜頭を押し回す。つまり、竜頭を付勢体に抗して胴に向けて押し動かしてから、竜頭を所定角度回転させて係合凸部を保持溝から連絡溝に通して通し溝に入り込ませた後に、竜頭の押し込みを解除する。それにより、付勢体の付勢力で竜頭が押し戻されて係合凸部が通し溝を通って、この竜頭が胴外突出部から外される。
以上のように本発明は、胴と一体の胴外突出部及び竜頭の夫々にねじ部を要しないで竜頭を胴外突出部に回らないように保持する構成であるので、竜頭操作が長期間放置された場合でも、竜頭のロックを解除する際に異常に大きな操作力を要することがないとともに、胴の胴外突出部に対する竜頭の着脱を、竜頭の押し回し操作で簡単に行うことができる。しかも、竜頭を不用意に回転しないようにロックする保持手段は、ねじの噛み合いを利用しないので、竜頭の着脱操作に伴って損傷を受け難く、その耐久性が高い。
本発明の好ましい形態では、連絡溝、着脱用通し溝、及び保持溝を胴外突出部の外周に設けるとともに、係合凸部を竜頭の胴外突出部を覆うカバー部に設けている。この好ましい形態では、巻真パイプの胴外突出部外周に溝加工をして、連絡溝、着脱用通し溝、及び保持溝を形成するので、その加工性が良い点で好ましい。
又、本発明の好ましい形態では、係合凸部が連絡溝を通る際にこの係合凸部の移動を導く案内部を、胴の胴外面で兼ねている。この好ましい形態では、竜頭を押し回し操作して、胴外突出部に保持する際に、竜頭の押し込み完了位置を胴外面からなる案内部によって規制し、この規制状態のまま案内部で係合凸部を導きながら竜頭を所定角度回転させて、連絡溝に係合凸部を通すことができる。それにより、竜頭の押し込み不足で、この竜頭の回転操作が妨げられることが抑制されるので、竜頭の着脱操作が容易となる点で好ましい。
又、本発明の好ましい形態では、連絡溝を、保持溝の胴外突出部周方向一端及びこれに隣接した通し溝間に位置する胴外突出部の周面部位と案内部との間に形成し、回り止め部を、保持溝の胴外突出部周方向他端及びこれに隣接した通し溝間に位置する胴外突出部の他の周面部位で兼ねるとともに、この回り止め部を前記案内部に連続させている。この好ましい形態では、回り止め部によって、竜頭を押し回し操作する場合の回転方向を定めることができるとともに、回り止め部に係合凸部が当ることにより、係合凸部を通し溝と保持溝に位置決めできるので、竜頭の着脱操作が容易となる点で好ましい。
又、本発明の好ましい形態では、係合凸部が内方に向けて突設されたリングをカバー部に固定している。この好ましい形態では、竜頭のカバー部の内側に係合凸部を加工することを要さず、リングが単独の状態で、これに係合凸部を加工できるので、その加工性が良い点で好ましい。
本発明によれば、胴外突出部に対して竜頭を不用意に回転しないように保持する際、及びこの保持を解除する際の竜頭の操作性を向上できるとともに、竜頭を保持するのにねじの噛み合いを利用しないので、竜頭を不用意に回転しないように保持する構成の耐久性が高い携帯時計を提供できる。
本発明の第1実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
図1中符号11は竜頭をその非使用時に不用意に回らないように保持できる機能を備えた携帯時計として例えば腕時計を示している。腕時計11は時計外装組立12内に図示しない時計ムーブメント等を収容している。時計ムーブメントは、小型電池やぜんまいを動力にしたもの、又は自動巻きのもの、若しくはクォーツ発振モジュールにより文字板上で時刻等をデジタル表示するデジタル時計対応のもの、或いはデジタル時計対応のものとそれ以外のものとを併用したもの等のいずれであってもよい。
時計外装組立12は、環状をなす金属製の胴13の厚み方向一面に、カバーガラス14を液密に装着するとともに、胴13の厚み方向裏面に、金属等からなる裏蓋15(図2及び図3参照)を液密に装着して形成されている。カバーガラス14を通して文字板16などを透視可能であり、裏蓋15は取外し可能である。
図2及び図3に示すように胴13の一部には、この胴13を径方向に貫通するパイプ取付け孔17が設けられている。パイプ取付け孔17の一端は、胴内、つまり時計外装組立12の内部に開口され、パイプ取付け孔17の他端は、胴外、つまり時計外装組立12の外部に開口されている。
胴13には巻真パイプ20がパイプ取付け孔17に胴外側から挿入して固定(挿着)されている。巻真パイプ20は、金属製、例えばステンレス鋼であり、図2〜図4等に示すように挿入部20bと、これより大径の胴外突出部20aとを一体に連ねて形成されている。
挿入部20bはパイプ取付け孔17に胴外側から例えば挿入して固定される部分である。この固定において、図示しない金属製ろう材を用いて胴13に対して挿入部20bを分離できないように水密的に固定してもよく、或いは、胴13と挿入部20bとの間にゴム製防水パッキンを挟んでパイプ取付け孔17に挿入部20bをねじ込むとともに、パイプ取付け孔17と挿入部20bとを接着剤により接着してもよい。なお、挿入部20bは、パイプ取付け孔17を貫通する長さとしてもよい。
胴外突出部20aは、胴13の外部に配置される部分であって、その外周には、図4などに示されるように環状の案内部21と、複数の連絡溝22と、複数の着脱用通し溝23と、複数の保持溝24とが形成されている。各溝22〜24及び後述の複数の係合凸部37は、胴外突出部20aに対して後述の竜頭31を着脱自在に保持する保持手段をなすものである。巻真パイプ20を金属製とした本実施形態では、各溝22〜24は切削して設けられている。
案内部21は胴外突出部20aの挿入部20b側の外周に周方向に連続して形成されている。胴外突出部20aは、案内部21を境に挿入部20bと反対側に位置して複数例えば四つの周面領域25を有している。各周面領域25は胴外突出部20aの周方向に一定間隔毎に設けられている。
これらの周面領域25間に、巻真パイプ20の軸方向、言い換えれば、胴外突出部20aの軸方向に延びる通し溝23が夫々形成されている。これら四つの通し溝23の一端は案内部21で行止まりとなっており、他端は胴外突出部20aの端面に開放されている。
保持溝24は、周面領域25に夫々設けられていて、胴外突出部20aの周方向に沿って通し溝23に隣接している。具体的には、保持溝24は、案内部21と対向して開放する凹状の切欠きによって周面領域25に夫々設けられているとともに、案内部21と対向する奥の面を有して行止り状をなしている。保持溝24の奥行きと直交する方向の長さ、言い換えれば、胴外突出部20aの周方向に沿う保持溝24の長さは、通し溝23の幅に等しい。
各周面領域25は、それに保持溝24を設けたことによって、この保持溝24の長手方向両端を区画する第1の周面部位25aと第2の周面部位25bとを有していて、図4に示すように略コ形状をなしている。本実施形態では、第1の周面部位25a及び第2の周面部位25bは、いずれも案内部21とは離れており、これら周面部位25a,25bと案内部21との間に夫々連絡溝22が形成されている。これらの連絡溝22は、胴外突出部20aの周方向、言い換えれば、この周方向に沿って回転される後述の竜頭31の回転方向に沿って延びるように設けられている。各連絡溝22は、第1の周面部位25a又は第2の周面部位25bを挟むように隣接している通し溝23と保持溝24とを連通している。
図1〜図3中符号31で示す竜頭は、金属製であって、竜頭主部32と、この中央部から裏側に一体に突出する竜頭筒部33と、リング35とで形成されている。
竜頭主部32は竜頭筒部33の根元側部分を囲むカバー部32aを有し、このカバー部32aと竜頭筒部33の根元側部分との間には胴外突出部20aが挿入される環状溝34が形成されている。竜頭筒部33はその軸方向に進退可能となるように巻真パイプ20の内側に挿入されている。この竜頭筒部33の外周に形成された環状のパッキン取付け溝には、環形をなしたゴム製の防水パッキン36が取付けられている。防水パッキン36は、巻真パイプ20の内周と竜頭筒部33の外周との間に圧縮状態に弾性変形して挟まれ、これらの間の防水を担っている。
胴外突出部20aを覆うカバー部32aに、環状溝34の開口部に位置してリング35がかしめ止めされている。リング35は、金属製であって、図5等に示すように内周に複数例えば二つの係合凸部37を180度隔てて一体に有している。これらの係合凸部37の幅は前記通し溝23の幅及び保持溝24の長さより若干短く、かつ、係合凸部37の厚みは、連絡溝22を通過できるように連絡溝22の幅より薄くなっている。なお、リング35は、リング状であればよく、ここにリング状とは、図5に例示したリング形、又は、周方向の一部に非連続とする切り離し部を有しているが概ねリング形とみなし得る形状を含んでいる。
係合凸部37は通し溝23及び連絡溝22を経由して保持溝24に係脱自在である。保持溝24に係合凸部37が係合されることにより、竜頭31を胴外突出部20aに対して回転しないように保持できるとともに、前記係合が外されることにより胴外突出部20aから竜頭31が外されて、この竜頭31の回転操作が許される。
図2及び図3に示すように竜頭筒部33内には、時計ムーブメントの巻真41が胴13の内部から外部に向けて挿入されているとともに、この巻真41を支えとしてばね受け42を介して竜頭31を胴13の外部に向けて付勢する付勢体例えばコイルばね43が収容されている。時計ムーブメントは、図3に示すように胴外突出部20aから竜頭31が外された状態、言い換えれば、ロック解除状態で、竜頭31の回転操作に連動して回転される。これにより、時刻合わせ等が行われる。
竜頭操作後に胴外突出部20aに竜頭31を取付けるには、竜頭筒部33に巻真41が接続された状態のまま竜頭31を押し回して行う。
詳しくは、まず、図6(A)に示すように竜頭31の一対の係合凸部37を、胴外突出部20aの周方向に180度離れている一対の着脱用通し溝23に合わせて、この通し溝23に係合凸部37を通しながら竜頭31をコイルばね43の付勢力に抗して胴13に向けて押し動かす。これにより、カバー部32aが胴外突出部20aに被った状態で、係合凸部37が胴外突出部20aの案内部21に当たる。このため、それ以上の押込みが妨げられて、図6(B)に示すように係合凸部37が連絡溝22に対向する位置に位置決めされる。
次に、この状態で、係合凸部37を案内部21に沿わせながら竜頭31を所定角度(例えば45度)回転させる。これにより、図6(C)に示すように係合凸部37が通し溝23から連絡溝22を通過して保持溝24に対向する位置に配置される。この場合、既述のように案内部21で係合凸部37を導くので、第1の周面部位25a又は第2の周面部位25bに係合凸部37が引っ掛かることなく、この係合凸部37を円滑に連絡溝22に通すことができる。
こうした押し回し操作後に、竜頭31の押し込みを解除する。これに伴い、コイルばね43のばね力で竜頭31が胴外面13aからより離れるように押し戻されるので、係合凸部37が対向している保持溝24に入り込んで、この保持溝24に引っ掛かる。保持溝24の奥面への係合凸部37の引っ掛かりによって、それ以上、竜頭31が胴外突出部20aの軸方向に沿って胴外面13aから離れる方向に動かないように位置決めされるとともに、保持溝24の両端を仕切っている第1の周面部位25a及び第2の周面部位25bへの係合凸部37の引っ掛かりによって、竜頭31が胴外突出部20aの周方向に位置決めされて、竜頭31を回らないように保持(ロック)できる。この保持状態を図2及び図6(D)に示す。
携帯時計11の携帯中は、竜頭31が既述のようにロックされているので、不用意に竜頭31が回されて、時刻表示などが変化することを防止できる。この携帯中での巻真パイプ20と胴13との間の防水は、これらを固定したろう材(図示しない)による水密的固定により確保でき、巻真パイプ20とこの内側に挿入された竜頭筒部33との間の防水は、これらの間に圧縮状態に弾性変形して挟まれた防水パッキン36により確保できる。
又、時刻合わせ等を行う場合には、既述のように胴外突出部20aに竜頭31をロックする場合と逆に、図6(D)の状態から図6(B)の状態を順次得るように竜頭31を押し回し操作する。この押し回しに操作でも、係合凸部37が案内部21に当たって、係合凸部37が連絡溝22に対して位置決めされるとともに、この位置決め下において係合凸部37を案内部21に案内させて連絡溝22に円滑に連絡溝22に通して通し溝23に導くことができる。この後に、竜頭31の押し込みを解除する。それにより、図3及び図6(A)に示すように胴外突出部20aから竜頭31を外すことができる。そして、この状態からコイルばね43のばね力に抗して竜頭31を手で更に引き出してから、竜頭31を回転操作することによって、時刻合わせ等を行うことができる。
以上のように前記構成の携帯時計11は、竜頭31をその非操作状態で胴外突出部20aに対して不用意に回らないように保持するために、互いに噛み合うねじ部を胴外突出部20a及び竜頭31に要しない構成である。このため、竜頭操作が長期間放置された場合でも、竜頭31の胴外突出部20aに対するロックを解除する際に異常に大きな操作力を要することがない。しかも、胴外突出部20aに対する竜頭31の着脱を、竜頭31の押し回し操作で簡単に行うことができる。更に、竜頭31を胴外突出部20aに対して不用意に回らないようにロックする保持手段は、既述のようにねじの噛み合いを利用しないので、竜頭31の着脱操作に伴って損傷を受け難く、その耐久性が高い。
しかも、以上のように押し回し操作を伴って竜頭31を胴外突出部20aに着脱する構成では、その押し回しによって巻真パイプ20に回転力が与えることを有効に抑制できる。このため、巻真パイプ20が胴13にろう付け接合により取付けられているのではなく、ねじ込んで取付けられている場合であっても、胴外突出部20aに対する竜頭31の着脱操作に伴って、巻真パイプ20が緩むおそれがなく、胴13と巻真パイプ20との間の防水性能が損なわれることがないので、初期品質を長期にわたり維持できる。
又、本実施形態では、巻真パイプ20の胴外突出部20aの円形をなす外周に、保持手段の連絡溝22、着脱用通し溝23、及び保持溝24の夫々を溝加工により設けているので、これらの溝の加工性が良い。その上、保持手段の係合凸部37をリング35に設けて、このリング35を胴外突出部20aを覆う竜頭31のカバー部32aに固定したので、カバー部32aの内側に係合凸部37を切削加工することを要さず、リング35が単独の状態で、これに係合凸部37を加工できるので、その加工性が良い。したがって、部品の加工コストを低減できる点で好ましい。
図7は本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成には第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる事項を説明する。
第2実施形態では、周面領域25の第1の周面部位25a及び第2の周面部位25bの内の一方、例えば第2の周面部位25bによって形成される回り止め部26を設け、第1の周面部位25aと案内部21との間にのみ連絡溝22を設けている。回り止め部26は、案内部21に一体に連続していて、胴外突出部20aの周方向に隣接した通し溝23と保持溝24とを仕切っている。以上説明した事項以外は、図示されない事項を含めて第1実施形態と同じである。
したがって、第2実施形態は、第1実施形態と同様な作用を得て本発明の課題を解決できる。しかも、第2実施形態では、既述のように案内部21によって竜頭31の押し込み深さを規定できるだけではなく、竜頭31を押し回し操作するときに、連絡溝22を通った係合凸部37が回り止め部26に当たって回転角度を規定できる。これにより、竜頭31を押し回し操作する際の回転方向を定めることができる。その上、回り止め部26によって竜頭31の回転角度が規制されるので、竜頭31をロックする場合には係合凸部37を保持溝24に位置決めでき、竜頭31のロックを解除する場合には係合凸部37を通し溝23に位置決めできる。したがって、竜頭31の着脱操作が容易となる点で好ましい。
図8〜図11は本発明の第3実施形態を示している。第3実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成には第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる事項を説明する。
第3実施形態では、第1実施形態で採用した胴外突出部20aの案内部を省略し、この案内部を胴外面13aで兼ねている。しかも、周面領域25の第1の周面部位25a及び第2の周面部位25bの内の一方、例えば第1の周面部位25aによって形成される回り止め部26を設け、第2の周面部位(他方の周面部位)25bと案内部である胴外面13aとの間にのみ連絡溝22を設けている。回り止め部26は、案内部である胴外面13aに一体に近接若しくは連続していて、胴外突出部20aの周方向に隣接した通し溝23と保持溝24とを仕切っている。なお、この第3実施形態において回り止め部は省略することもできる。以上説明した事項以外は、図示されない事項を含めて第1実施形態と同じである。
したがって、第3実施形態でも、第1実施形態と同様な作用を得て本発明の課題を解決できる。しかも、第3実施形態では、既述のように案内部を兼ねる胴外面13aによって竜頭31の押し込み深さを規定できるだけではなく、竜頭31を押し回し操作するときに、連絡溝22を通った係合凸部37が回り止め部26に当たって回転角度を規定できる。これにより、竜頭31を押し回し操作する際の回転方向を定めることができる。その上、回り止め部26によって竜頭31の回転角度が規制されるので、竜頭31をロックする場合には係合凸部37を保持溝24に位置決めでき、竜頭31のロックを解除する場合には係合凸部37を通し溝23に位置決めできる。したがって、竜頭31の着脱操作が容易となる点で好ましい。
その上、胴外面13aで案内部を兼ねたことで、胴外突出部20aに案内部を加工する必要がなくなるので、胴外突出部20aの外周に連絡溝22、着脱用通し溝23、及び保持溝24を形成するための溝加工を容易にでき、巻真パイプ20の加工コストを低減できる点で好ましい。
図12〜図14は本発明の第4実施形態を示している。第4実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成には第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる事項を説明する。
第4実施形態では、胴13を成形体例えばプラスチックス製としてあり、その胴外面13aは案内部を兼ねているとともに、この胴外面13aには胴外突出部13bが一体に突出されている。この胴外突出部13bは、第1実施形態で説明した巻真パイプの胴外突出部と同様な構成であって、その外周には、竜頭31の回転方向に沿う複数の連絡溝22と、この連絡溝22に連通するとともに胴外突出部13bの端面に開放された複数の着脱用通し溝23と、連絡溝22に連通しかつ着脱用通し溝23に隣接した複数の保持溝24とが形成されている。各通し溝23は案内部を兼ねた胴外面13aによって行止まり状になっている。各連絡溝22は、胴外突出部13bの周面領域25が有した第1の周面部位25a及び第2の周面部位25bと、案内部を兼ねた胴外面13aとの間に、夫々形成されている。
胴13には胴外突出部13bの端面に開放する竜頭挿入孔13cが形成されている。この竜頭挿入孔13cには竜頭筒部33が軸方向に移動可能に挿入されていて、これら両者間は竜頭挿入孔13cに摺接する防水パッキン36で防水されている。以上説明した事項以外は、図示されない事項を含めて第1実施形態と同じである。
したがって、第4実施形態でも、第1実施形態と同様な作用を得て本発明の課題を解決できる。しかも、第4実施形態では、巻真パイプを要しないので、その取付け工数及び部品点数が削減される。これとともに、胴外突出部13bの外周の各溝22〜24は胴13ともに一体成形され、これらの溝22〜24を形成するための加工が不要となるので、コストダウンを図ることができる。
その上、仮に、プラスチック製の胴外突出部13bの外周に雄ねじ部を設けて竜頭を着脱自在に螺合するようにした場合には、その雄ねじ部の強度を保証することは難しいが、既述のような押し回しに適合する胴外突出部13bの外周の構成によれば、竜頭31を不用意に回らないように保持するために必要十分な強度を、プラスチック製の胴外突出部13bであっても得ることができる。したがって、プラスチック製の胴13を備える携帯時計11において、非操作状態の竜頭31を不用意に回らないように胴外突出部13bに保持することを実現できる。
図15は本発明の第5実施形態を示している。第5実施形態は基本的には第4実施形態と同じであるので、第4実施形態と同じ構成には第4実施形態と同じ符号を付して説明を省略し、以下、第4実施形態とは異なる事項を説明する。
第5実施形態では、胴外突出部13bの周面領域25の第1の周面部位25a及び第2の周面部位25bの内の一方、例えば第2の周面部位25bによって形成される回り止め部26を設け、第1の周面部位(他方の周面部位)25aと案内部である胴外面13aとの間にのみ連絡溝22を設けている。回り止め部26は、案内部である胴外面13aに一体に連続していて、胴外突出部13bの周方向に隣接した通し溝23と保持溝24とを仕切っている。以上説明した事項以外は、図示されない事項を含めて第4実施形態と同じである。
したがって、第5実施形態でも、第4実施形態と同様な作用を得て本発明の課題を解決できる。しかも、第5実施形態では、既述のように案内部を兼ねる胴外面13aによって竜頭31の押し込み深さを規定できるだけではなく、竜頭31を押し回し操作するときに、連絡溝22を通った係合凸部37が回り止め部26に当たって回転角度を規定できる。これにより、竜頭31を押し回し操作する際の回転方向を定めることができる。その上、回り止め部26によって竜頭31の回転角度が規制されるので、竜頭31をロックする場合には係合凸部37を保持溝24に位置決めでき、竜頭31のロックを解除する場合には係合凸部37を通し溝23に位置決めできる。したがって、竜頭31の着脱操作が容易となる点で好ましい。
本発明は前記各実施形態には制約されるものではない。例えば、保持手段の連絡溝、着脱用通し溝、及び保持溝は、竜頭のカバー部の内側に設ける(この場合、前記各溝を予め機械加工や成型に伴って設けたリングをカバー部の内側に嵌着するとよい。)とともに、保持手段の係合凸部を胴外突出部の外面に突設して、実施することも可能である。又、本発明は、高圧防水性能を要求されない通常の腕時計、懐中時計、又はネックレス型の提げ時計などの携帯時計にも適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る腕時計を示す正面図。 胴外突出部に竜頭が保持された状態で図1中Z−Z線に沿って示す断面図。 胴外突出部から竜頭が外された状態で図1中Z−Z線に沿って示す断面図。 第1実施形態に係る腕時計が備える巻真パイプを示す斜視図。 第1実施形態に係る腕時計が備える竜頭のリングを示す斜視図。 (A)から(D)は第1実施形態に係る腕時計の巻真パイプへの竜頭の取付け手順を、胴外突出部とリングとの関係で示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係る腕時計が備える巻真パイプを示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係る腕時計の竜頭周りを胴外突出部に竜頭が保持された状態で示す断面図。 第3実施形態に係る腕時計の竜頭周りを胴外突出部から竜頭が外された状態で示す断面図。 第3実施形態に係る腕時計の竜頭取付け部周りを竜頭が取除かれた状態で示す斜視図。 第3実施形態に係る腕時計が備える巻真パイプを示す斜視図。 本発明の第4実施形態に係る腕時計の竜頭周りを胴外突出部に竜頭が保持された状態で示す断面図。 第4実施形態に係る腕時計の竜頭周りを胴外突出部から竜頭が外された状態で示す断面図。 第4実施形態に係る腕時計の竜頭取付け部周りを竜頭が取除かれた状態で示す斜視図。 第5実施形態に係る腕時計の竜頭取付け部周りを竜頭が取除かれた状態で示す斜視図。
符号の説明
11…腕時計(携帯時計)
12…時計外装組立
13…胴
13a…胴の胴外面
13b…胴の胴外突出部
13c…竜頭取付け孔
16…パイプ取付け孔
20…巻真パイプ
20a…巻真パイプの胴外突出部
21…案内部
22…連絡溝
23…着脱用通し溝
24…保持溝
25…胴外突出部の周面領域
25a…周面領域の第1の周面部位
25b…周面領域の第2の周面部位
26…回り止め部
31…竜頭
32…竜頭主部
32a…竜頭主部のカバー部
33…竜頭筒部
35…リング
37…係合凸部
43…コイルばね

Claims (11)

  1. パイプ取付け孔を有する胴と;
    この胴の外部に配置される胴外突出部を有して前記パイプ取付け孔に挿着された巻真パイプと;
    この巻真パイプに挿入される竜頭筒部を有して前記胴外突出部に取外し自在に設けられた竜頭と;
    前記竜頭筒部に内蔵され前記竜頭を前記胴から離れる方向に付勢する付勢体と;
    前記竜頭の回転方向に沿う複数の連絡溝、この連絡溝に連通するとともに前記胴外突出部の端面に開放された複数の着脱用通し溝、前記連絡溝に連通して行止まり状に形成されて前記着脱用通し溝に隣接した複数の保持溝、及びこれら各溝を出入りする複数の係合凸部を有して、前記胴外突出部に前記竜頭を着脱自在に保持する保持手段と;
    を具備した携帯時計。
  2. 前記連絡溝、着脱用通し溝、及び保持溝を前記胴外突出部の外周に設けるとともに、前記係合凸部を前記竜頭の前記胴外突出部を覆うカバー部に設けた請求項1に記載の携帯時計。
  3. 前記係合凸部が前記連絡溝を通る際にこの係合凸部の移動を導く案内部を、前記胴外突出部の外周に周方向に連続して環状に形成した請求項2に記載の携帯時計。
  4. 前記係合凸部が前記連絡溝を通る際にこの係合凸部の移動を導く案内部を、前記胴の胴外面で兼ねた請求項2に記載の携帯時計。
  5. 前記連絡溝を、前記保持溝の胴外突出部周方向一端及びこれに隣接した前記通し溝間に位置する前記胴外突出部の周面部位と前記案内部との間に形成し、回り止め部を、前記保持溝の胴外突出部周方向他端及びこれに隣接した前記通し溝間に位置する前記胴外突出部の他の周面部位で兼ねるとともに、この回り止め部を前記案内部に連続させた請求項3又は4に記載の携帯時計。
  6. 前記係合凸部が内方に向けて突設されたリングを前記カバー部に固定した請求項2に記載の携帯時計。
  7. 竜頭挿入孔を有するとともに、この挿入孔が開放された胴外突出部を一体に有した成形体からなる胴と;
    前記竜頭挿入孔に挿入される竜頭筒部を有して前記胴外突出部に取外し自在に設けられた竜頭と;
    前記竜頭筒部に内蔵され前記竜頭を前記胴から離れる方向に付勢する付勢体と;
    前記竜頭の回転方向に沿う複数の連絡溝、この連絡溝に連通するとともに前記胴外突出部の端面に開放された複数の着脱用通し溝、前記連絡溝に連通して行止まり状に形成されて前記着脱用通し溝に隣接した複数の保持溝、及びこれら各溝を出入りする複数の係合凸部を有して、前記胴外突出部に前記竜頭を着脱自在に保持する保持手段と;
    を具備した携帯時計。
  8. 前記連絡溝、着脱用通し溝、及び保持溝を前記胴外突出部の外周に設けるとともに、前記係合凸部を前記竜頭の前記胴外突出部を覆うカバー部に設けた請求項7に記載の携帯時計。
  9. 前記係合凸部が前記連絡溝を通る際にこの係合凸部の移動を導く案内部を、前記胴の胴外面で兼ねた請求項8に記載の携帯時計。
  10. 前記連絡溝を、前記保持溝の胴外突出部周方向一端及びこれに隣接した前記通し溝間に位置する前記胴外突出部の周面部位と前記案内部との間に形成し、回り止め部を、前記保持溝の胴外突出部周方向他端及びこれに隣接した前記通し溝間に位置する前記胴外突出部の他の周面部位で兼ねるとともに、この回り止め部を前記案内部に連続させた請求項9に記載の携帯時計。
  11. 前記係合凸部が内方に向けて突設されたリングを前記カバー部に固定した請求項8に記載の携帯時計。
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