JP2006234658A - 携帯時計 - Google Patents

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伸一 大森
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Abstract

【課題】竜頭操作により防水性が損なわれる恐れがないとともに、ねじロック機能が低下した場合に竜頭周りの部品交換を可能とした携帯時計を提供する。
【解決手段】胴13に取付けられた巻真パイプ21に竜頭31がねじロックされる携帯時計を前提とする。胴13にパイプ取付け孔17及びこの取付け孔に直角状に連通するねじ孔18を設ける。巻真パイプ21は、パイプ取付け孔17に胴13の外側から抜き出し可能に挿入された挿入部21a、及び胴13の外部に配置されるとともに竜頭31が取外し可能に螺合される雄ねじ25が形成された胴外突出部21bを有する。挿入部21aの周面に係止凹部22を設ける。環状の防水パッキン24をパイプ取付け孔17と挿入部25aとの間に挟設する。ねじ孔18に取付けねじ26を進退可能に螺合させ、このねじ26の先端部を係止凹部22に挿入して、巻真パイプ21を胴13に保持させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、竜頭が不用意に回転されないように保持する構造を備えた携帯時計に関する。
腕時計等の携帯時計の中には、その携帯時に竜頭が不用意に回転されないように、ねじの噛み合いを利用して竜頭をロックするようにした(この構造ないしは機能を本明細書ではねじロック、又はねじロック構造、或いはねじロック機能と称する。)ものがある。
ねじロック構造は、時計ムーブメントが内蔵された胴に巻真パイプを取付け、このパイプの胴外突出部の外周に形成された雄ねじに、胴外突出部に被嵌する竜頭の雌ねじを螺合する構造である。これにより、通常時には、竜頭が胴の胴外面に当るように巻真パイプの胴外突出部の外周に竜頭を螺合して竜頭が不用意に回転されないようにねじロックできる。又、時計ムーブメントを操作する時には、雄ねじに対する竜頭の螺合(噛み合い)を外してから、竜頭を引き動かした状態で巻真パイプの内側に配置されている巻真を、竜頭を介して回転操作することができる。
このようなねじロック構造を備えた従来の携帯時計では、一般に、胴に対して巻真パイプをろう付けすることにより、巻真パイプ取付け部の防水を図っている(例えば特許文献1参照。)。
この他に、竜頭が螺合される雄ねじとは別の雄ねじを巻真パイプに設けて、この別の雄ねじを胴のパイプ取付け孔にねじ込むとともに、このねじ込みに伴い胴と巻真パイプとの間に、巻真パイプの中心軸線が延びる方向に沿って防水パッキンを挟み込んで、巻真パイプ取付け部の防水を図った携帯時計も知られている(例えば特許文献2参照。)。
特開昭57−46181号公報(第1頁右欄第8行−第2頁左欄第7行、第1図−第2図) 特開2004−245594号公報(段落0016−0025、図1−図2)
ねじロック構造を備える携帯時計では、竜頭が繰返し回転操作されるに伴い、互いに螺合する竜頭の雌ねじと巻真パイプの雄ねじとが摩耗したり、削れたりすることがある。それにより、ねじロックの機能が低下する。
このような事態に至った場合、胴に巻真パイプがろう付けされている特許文献1の携帯時計では、巻真パイプの胴からの取外しを伴う竜頭回りの部品交換ができない。このため、胴を含めた時計外装組立の交換を余儀なくされており、その改善が求められている。
胴に巻真パイプをねじ込んだ時計では、原理的には巻真パイプを含めた竜頭周りの部品交換が可能であると考えられている。しかし、この構成でも、竜頭を巻真パイプに螺合させたり、この螺合を外したりするたびに、巻真パイプには回転力が作用する。それによる巻真パイプの回転で、胴に対する巻真パイプのねじ込みが緩み防水パッキンを挟む力が低下するに伴い、防水パッキンによる防水性が低下するおそれがある。
この対策として、巻真パイプと胴との螺合部に接着剤を充填することがある。このように接着止めされる場合には、巻真パイプを胴から取外すことが困難となり、実際上は竜頭回りの部品交換ができなくなる。それにより、ねじロック機能が低下した場合に、胴を含めた時計外装組立の交換を余儀なくされるので、その改善が求められている。
本発明の目的は、竜頭操作により防水性が損なわれる恐れがないとともに、ねじロック機能が低下した場合に竜頭周りの部品交換を可能とした携帯時計を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の携帯時計は、パイプ取付け孔及びこの取付け孔に直角状に連通するねじ孔を有した胴と;周面に係止凹部を有し、前記パイプ取付け孔に前記胴の外側から抜き出し可能に挿入された挿入部、及び前記胴の外部に配置されるとともに雄ねじが形成された胴外突出部を有した巻真パイプと;前記パイプ取付け孔と前記挿入部との間に挟まれた環状の防水パッキンと;前記ねじ孔に進退可能に螺合されて前記係止凹部に挿入し前記胴に前記巻真パイプを保持させる取付けねじと;前記挿入部の内側に挿入される内筒部及び前記雄ねじに取外し可能に螺合する雌ねじが設けられかつ前記胴の胴外面に当る外筒部を有した竜頭と;を具備している。
本発明では、胴のねじ孔に螺合した取付けねじの先端部が、胴のパイプ取付け孔に挿入された巻真パイプの係止凹部に係合して、巻真パイプをその軸方向に動かないように胴に保持している。この保持は竜頭操作によって損なわれることがない。このため、巻真パイプの中心軸線が延びる方向ではなく、巻真パイプの径方向に沿って胴と巻真パイプとの間に挟まれた防水パッキンによる胴と巻真パイプとの間の防水は、竜頭操作によって損なわれる恐れがない。そして、胴の外側から進退させることができる取付けねじを後退させて、このねじを係止凹部から離脱させることにより、胴に対する巻真パイプの保持が解除されて、巻真パイプを胴から外に引き抜くことが可能となる。このため、胴外突出部の雄ねじと竜頭の雌ねじとの噛み合いによりねじロック機能を発揮させたり、前記噛み合いを外してねじロック機能を解除したりする竜頭の回転操作に伴ってねじロック機能が低下した場合には、胴に対して巻真パイプ等を交換可能である。
本発明の好ましい形態では、前記係止凹部を前記挿入部の周方向に途切れることなく連続する環状溝としている。この好ましい形態では、挿入部の外周に対する切削加工で係止凹部を簡単に容易に設けることができて製造上好ましい。更に、パイプ取付け孔に巻真パイプを取付ける際、ねじ孔に対して挿入部をその周方向に位置決めする必要がなく、この点でも製造上好ましい。
又、本発明の好ましい形態では、前記防水パッキンを前記挿入部の外周に取付けている。この好ましい形態では、パイプ取付け孔の内面に防水パッキンを取付けるよりも、防水パッキンの取付け及びメンテナンス時の着脱が容易となるとともに、パイプ取付け孔の加工も容易にできる点で、製造上好ましい。
又、本発明の好ましい形態では、前記ねじ孔を前記胴の裏面と前記パイプ取付け孔とにわたって設けて、前記取付けねじを前記胴の裏面から前記ねじ孔に挿入している。この好ましい形態では、ねじ孔を胴の表面とパイプ取付け孔とにわたって設けるよりも、ねじ孔を短くできるので、ねじ孔の加工深さ及びねじの締め込み量を小さくできる点で好ましい。
本発明によれば、竜頭操作により防水性が損なわれる恐れがないとともに、ねじロック機能が低下した場合に胴を伴うことなく竜頭周りの部品交換ができる携帯時計を提供できる。
図1〜図3を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1中符号11は竜頭をねじロックできる機能を備えた携帯時計として例えば腕時計を示している。腕時計11は時計外装組立12内に図示しない時計ムーブメント等を収容している。時計ムーブメントは、小型電池やぜんまいを動力にしたもの、又は自動巻きのもの、若しくはクォーツ発振モジュールにより文字板上で時刻等をデジタル表示するデジタル時計対応のもの、或いはデジタル時計対応のものとそれ以外のものとを併用したもの等のいずれであってもよい。
時計外装組立12は、ステンレス鋼やチタン等の金属や合成樹脂からなる環状の胴13の厚み方向一面に、カバーガラス14を液密に装着するとともに、胴13の厚み方向裏面に、金属等からなる裏蓋15(図2参照)を液密に装着して形成されている。カバーガラス14を通して文字板16などを透視可能であり、裏蓋15は取外し可能である。
図2に示すように胴13には、この胴13を径方向に貫通するパイプ取付け孔17が設けられている。パイプ取付け孔17の一端は、胴内、つまり時計外装組立12の内部に開口され、パイプ取付け孔17の他端は、胴外、つまり時計外装組立12の外部に開口されている。このパイプ取付け孔17は、その穴あけ加工性を良くするために、段差がないストレートな孔で作られているが、段差を有していてもよい。図2中符号13aは胴外面、13bは胴の裏面、13cは胴の表面を夫々示している。
胴13には、胴外面13aに寄せて、言い換えれば、パイプ取付け孔17を長手方向に二分した位置から胴外面13aまでの間に位置して、胴13の厚み方向に延びるねじ孔18が設けられている。ねじ孔18は、胴13の裏面13bとパイプ取付け孔17とにわたって設けられていて、パイプ取付け孔17に直角状に連通している。ここに、直角状とは、直角であることを含んでいるとともに、穴あけの加工精度のばらつき等による数度の角度誤差を含んでいる。なお、ねじ孔18は、胴13の表面13cとパイプ取付け孔17にわたって設けることもできる。
胴13には巻真パイプ21が胴外側に抜き出し可能に取付けられている。すなわち、金属例えばステンレス鋼等からなる巻真パイプ21は、図2及び図3に示すように一端側の挿入部21aと他端側の胴外突出部21bを有している。挿入部21aは、パイプ取付け孔17の径に略等しい外径を有した略直管状をなしていて、その外周面に係止凹部22と、パッキン溝23とが形成されている。挿入部21aはパイプ取付け孔17を貫通する長さとしても良い。
係止凹部22は、挿入部21aの先端よりも胴外突出部21bに寄った位置に、挿入部21aの周方向に途切れることなく連続して環状に形成されている。この係止凹部22はV字状の環状溝からなる。
パッキン溝23は、係止凹部22よりも挿入部21aの先端に寄せて、挿入部21aの周方向に途切れることなく連続して環状に形成されている。このパッキン溝23には環状の防水パッキン24が嵌合されている。防水パッキン24は弾性変形ができるパッキン材料で形成されていて、その外径は、挿入部21aの最大外径より大きく、かつ、無負荷状態ではパイプ取付け孔17の径よりやや大きい。
胴外突出部21bは、胴13の外部に配置される部分であって、挿入部21aより大径である。この胴外突出部21bの外周には雄ねじ25が形成されている。
巻真パイプ21の挿入部21aはパイプ取付け孔17に胴外側から抜き出し可能に挿入されている。この挿入の適正な深さは、挿入部21aと胴外突出部21bとがなす段差、つまり、胴外突出部21bの挿入部21aに近い方の端面が、胴外面13aに当ることにより規制される。この位置規制により、係止凹部22がねじ孔18に位置決めされるようになっている。又、挿入部21aがパイプ取付け孔17に挿入されることに伴い、防水パッキン24は圧縮状態に弾性変形して、挿入部21aとパイプ取付け孔17との間に挟まれる。これにより、防水パッキン24がパイプ取付け孔17の内面に密接して、胴13と巻真パイプ21との間の防水を担っている。
ねじ孔18には取付けねじ26が胴13の裏側から進退自在に螺合されている。取付けねじ26は金属製例えば胴13と同種の金属からなり、その先端部は先細のV字状をなしている。この先端部のV字状の角度は、係止凹部22をなすV溝の角度より大きい。これにより、係止凹部22と取付けねじ26との係合に弛みがないようにしている。取付けねじ26をねじ込むことにより、その先端部は係止凹部22に挿入し挿入部21aに引っ掛かる。これにより、巻真パイプ21が外れないように胴13に保持されている。又、取付けねじ26のねじ込みを弛めることにより、その先端部を係止凹部22から外して胴13に対する巻真パイプ21の抜き出しが可能となっている。
図1及び図2中符号31で示す竜頭は、ステンレス鋼、チタン等の金属材料からなり、内筒部32とこれと一体の外筒部33とを有している。内筒部32は巻真パイプ21に挿入される部分である。外筒部33は内筒部32より短く、その内周にはねじロック用の雌ねじ34が形成されている。外筒部33の外周には、竜頭操作の際に使用者の指が滑ることを防止する凹凸が形成されている。
竜頭31の内筒部32は、その軸方向に進退可能となるように巻真パイプ21の内側に挿入されている。この内筒部32の外周に形成された環状溝には環状の防水パッキン35が取付けられている。防水パッキン35は、巻真パイプ21の内周と内筒部32の外周との間に圧縮状態に弾性変形して挟まれ、これらの間の防水を担っている。
竜頭31の雌ねじ34は、巻真パイプ21の雄ねじ25に取外し可能に螺合される。竜頭31の外筒部33に指をかけて、竜頭31を締め付け方向(ねじ込み方向)に回転させることで、雌ねじ34の雄ねじ25への噛み合い(螺合)を深くすることができ、この逆に竜頭31を弛める方向に回転させることで、前記噛み合いを外すことができる。竜頭31を回転させて締め付けることによって、図2に示すように外筒部33の端面が胴13の胴外面13aに接して、腕時計11の携帯時に竜頭31が不用意に回転されないようにねじロックする機能が発揮される。
図2に示すように内筒部32内には、時計ムーブメントの巻真41が胴13の内部から外部に向けて挿入されているとともに、この巻真41を支えとしてばね受け42を介して竜頭31を胴13の外部に向けて付勢する付勢体例えばコイルばね43が収容されている。時計ムーブメントは、雄ねじ25に対する雌ねじ34の噛み合いを外した状態、言い換えれば、ねじロックが解除された状態で、竜頭31の回転操作に連動して回転される。これにより、時刻合わせ等が行われる。
竜頭操作後に竜頭31を巻真パイプ21に取付けてねじロックするには、竜頭31の内筒部32に巻真41が接続された状態のままで、竜頭31を回転させてその雌ねじ34を巻真パイプ21の雄ねじ25に螺合して締付けることで行われる。竜頭31が雄ねじ25に最も深くねじ込まれると、外筒部33が胴外面13aに当接されて、ねじロック機能が発揮される。この状態では、竜頭31が巻真パイプ21の胴外突出部21bを覆い隠している。
この状態での腕時計11の携帯中は、以上のように竜頭31がねじロックされているので、不用意に竜頭31が回されて、時刻表示などが変化することを防止できる。時刻合わせ等を行う場合には、ねじロックをする場合と逆方向に竜頭31を回転させて、雄ねじ25に対する雌ねじ34の噛み合いを外して、竜頭31をコイルばね43のばね力に抗して引出した状態で行うことができる。
以上の竜頭操作に伴って竜頭31の雌ねじ34と巻真パイプ21の雄ねじ25との噛み合い部が損傷した場合、竜頭周り、つまり、防水パッキン24付きの巻真パイプ21及び防水パッキン35付きの竜頭31を以下の手順で交換できる。
まず、竜頭31と巻真パイプ21との噛み合いを外した上で、裏蓋15を外して巻真41と竜頭31との接続を外した状態とする。この後、取付けねじ26を弛める方向に回転させることにより、このねじ26を後退させて巻真パイプ21の拘束を解除する。この状態で、胴13から巻真パイプ21を引き抜く。
次に、新たな防水パッキン24を取付けて用意された新たな巻真パイプ21の挿入部21aを、胴13の外側から胴13のパイプ取付け孔17に挿入する。この挿入は、新たな巻真パイプ21の胴外突出部21bが胴13の胴外面13aに当るまで行われ、この位置規制により新たな巻真パイプ21の係止凹部22とねじ孔18とが適正に対向し連通される。そして、この状態で胴13に螺合している取付けねじ26を締め付ける方向に回転させて、取付けねじ26の先端部を胴13に挿入された新たな巻真パイプ21の係止凹部22に挿入し係合させる。これにより、新たな巻真パイプ21が外れないように胴13に保持される。
この後に、新たな防水パッキン35を取付けて用意された新たな竜頭31の内筒部32を巻真パイプ21に挿入させてから、この新たな竜頭31と巻真41との接続を行った上で、裏蓋15を閉じる。次に、前記新たな竜頭31を締め付け方向に回転させて、その雌ねじ34を巻真パイプ21の雄ねじ25に螺合させる。これにより、新たな竜頭31の外筒部33が胴外面13aに当ってねじロック状態となる。
以上の手順により、巻真パイプ21と竜頭31とのねじの噛み合い部が損傷した場合に、時計外装組立12の交換を要することなく竜頭周りの部品のみを交換できる。このため、使用者にとって少ない費用負担で竜頭回りを修理できる。そして、修理された腕時計11での竜頭回りの防水は、胴13と巻真パイプ21との間に圧縮状態に挟みこまれた防水パッキン24と、巻真パイプ21と竜頭31との間に挟み込まれた防水パッキン35とによって図られる。
竜頭操作に伴って巻真パイプ21が胴13に対して回転されて、防水パッキン24と胴13との相対位置が変わることがある。しかし、防水パッキン24は径方向に沿って挟まれているので、前記相対位置が変わっても防水パッキン24が弛んで防水性能が低下することはない。このため、確実に所期の防水性能を維持できる。
又、前記構成の腕時計11は、巻真パイプ21の係止凹部22を環状溝で形成したので、組立ての際、胴13に対する巻真パイプ21の周方向の向きに拘らず、胴外突出部21bが胴外面13aに当るまでパイプ取付け孔17に巻真パイプ21の挿入部21aを挿入するだけの簡単な手間で、係止凹部22と胴13のねじ孔18とを確実に位置決めできる。
しかも、環状溝からなる係止凹部22は、巻真パイプ21の挿入部21aを切削加工する場合と同様に、巻真パイプ21を回転させながら所定箇所に切削工具を押し当てて行える。このため、係止凹部22の形成が容易であり、加工上好ましい。その上、胴13にねじ孔18を穿孔する加工においても、胴13の裏面13bからねじ孔18を設けたので、ねじ孔18の長さが短い。それに伴って胴13に対する穿孔深さが浅いので、加工上好ましい。更に、防水パッキン24をパイプ取付け孔17にではなく、巻真パイプ21の挿入部21aの外周に取付けたから、この防水パッキン24を取付けるための環状溝をパイプ取付け孔17に形成する場合に比較して、挿入部21aの外周所定箇所に切削工具を押し当てて係止凹部22を容易に形成できるので、加工上好ましい。これらにより、加工コストを低減できる。
更に、取付けねじ26には、規格品を用いることができ、特殊な構成のねじを必要としない。これに伴い、巻真パイプ21を外すのに専用の工具を必要とすることもない。
図4及び図5は本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成ないしは同様の機能を担う部分には第1実施形態の該当部分と同一符号付してその説明を省略し、以下、第1実施例とは異なる点を説明する。
第2実施形態では、挿入部21a外周の係止凹部22を、環状溝ではなく、図5に示すように小穴によって形成している。この小穴(係止凹部22)は挿入部21aの中心軸線に対して直角の方向からドリルを押し当てて形成されていて、その穴断面は図4に示すようにV字状をなしている。又、この実施形態では、係止凹部22とねじ孔18との位置合わせのために、胴外面13a及び胴外突出部21bの端面に合いマークを設けることが望ましい。この場合、胴外面13aの合いマークを、ねじ孔18と所定の位置関係を持って設けるとともに、この位置関係と同じ関係を持って、巻真パイプ21の合いマークを係止凹部22に対して設ければよい。以上説明した事項以外は、第1実施形態と同じである。
したがって、第2実施形態でも、第1実施形態と同様の作用を得て本発明の課題を解決できる。しかも、第2実施形態では、取付けねじ26が係止凹部22に係合することによって、胴13に対する巻真パイプ21の抜け止めだけではなく、竜頭操作に伴って胴13に対して巻真パイプ21が回転することも防止できる。
図6及び図7は本発明の第3実施形態を示している。第3実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成ないしは同様の機能を担う部分には第1実施形態の該当部分と同一符号付してその説明を省略し、以下、第1実施例とは異なる点を説明する。
第3実施形態では、挿入部21a外周の係止凹部22が、環状溝ではなく、図7に示すように挿入部21aの外周の一部を除去した切り欠き状の溝によって形成されている。この係止凹部22は平坦な底面22aを有している。この係止凹部22は、挿入部21aの中心軸線が延びる方向に対して直角の方向からフライスを挿入部21aの外周部に通過させることによって加工されたものである。
又、図6に示すように取付けねじ26には、その先端面を平面(ねじの軸線に対して直角な平面)としたものが使用されている。図6に示すように取付けねじ26の平らな先端面が係止凹部22の平らな底面22aに押し当てられることによって、竜頭操作に伴う胴13に対する巻真パイプ21の回り止めがなされている。これとともに、底面22aの両側に直角に連続した側面22b、22cと取付けねじ26の先端部との引っ掛かりによって、巻真パイプ21の軸方向移動が妨げられている。以上説明した事項以外は、第1実施形態と同じである。
したがって、第3実施形態でも、第1実施形態と同様の作用を得て本発明の課題を解決できる。しかも、取付けねじ26の締め込みによって、胴13に対して巻真パイプ21を軸方向に外れないように取付けねじ26で保持できるだけではなく、巻真パイプ21が竜頭操作によって連れ回りすることも防止できる点で好ましい。更に、係止凹部22は挿入部21aの周方向にある程度長く延びて設けられているので、係止凹部22とねじ孔18とが対向している限り、正しく対向していなくても、取付けねじ26の締め込みに伴って巻真パイプ21を回転させることができる。これにより、係止凹部22の底面22aと取付けね26の先端面とが面接触する正しい取付け状態を得られるので、組立が容易である点で好ましい。
本発明は、前記各実施形態には制約されるものではなく、例えばダイバーズウォッチ等のような高圧防水性能を要求される腕時計の他に、こうした圧防水性能を要求されない通常の腕時計、懐中時計、又はネックレス型の提げ時計などの携帯時計にも適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る腕時計を示す正面図。 竜頭がねじロックされた状態で図1中Z−Z線に沿って示す断面図。 第1実施形態に係る腕時計の巻真パイプを示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係る腕時計の竜頭周りを示す図2相当の断面図。 第2実施形態に係る腕時計の巻真パイプを示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係る腕時計の竜頭周りを示す図2相当の断面図。 第3実施形態に係る腕時計の巻真パイプを示す斜視図。
符号の説明
11…腕時計(携帯時計)
12…時計外装組立
13…胴
13a…胴外面
13b…胴の外面
17…パイプ取付け孔
18…ねじ孔
21…巻真パイプ
21a…挿入部
21b…胴外突出部
22…係止凹部
23…パッキン溝
24…防水パッキン
25…胴外突出部の雄ねじ
26…取付けねじ
31…竜頭
32…内筒部
33…外筒部
35…防水パッキン
36…竜頭の雌ねじ

Claims (4)

  1. パイプ取付け孔及びこの取付け孔に直角状に連通するねじ孔を有した胴と;
    周面に係止凹部を有し、前記パイプ取付け孔に前記胴の外側から抜き出し可能に挿入された挿入部、及び前記胴の外部に配置されるとともに雄ねじが形成された胴外突出部を有した巻真パイプと;
    前記パイプ取付け孔と前記挿入部との間に挟まれた環状の防水パッキンと;
    前記ねじ孔に進退可能に螺合されて前記係止凹部に挿入し前記胴に前記巻真パイプを保持させる取付けねじと;
    前記挿入部の内側に挿入される内筒部及び前記雄ねじに取外し可能に螺合する雌ねじが設けられかつ前記胴の胴外面に当る外筒部を有した竜頭と;
    を具備した携帯時計。
  2. 前記係止凹部を前記挿入部の周方向に途切れることなく連続する環状溝とした請求項1に記載の携帯時計。
  3. 前記防水パッキンを前記挿入部の外周に取付けた請求項1又は2に記載の携帯時計。
  4. 前記ねじ孔を前記胴の裏面と前記パイプ取付け孔とにわたって設けて、前記取付けねじを前記胴の裏面から前記ねじ孔に挿入した請求項1から3の内のいずれか一項に記載の携帯時計。
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