JPH05119162A - 自動巻発電装置付防水携帯時計 - Google Patents

自動巻発電装置付防水携帯時計

Info

Publication number
JPH05119162A
JPH05119162A JP28119691A JP28119691A JPH05119162A JP H05119162 A JPH05119162 A JP H05119162A JP 28119691 A JP28119691 A JP 28119691A JP 28119691 A JP28119691 A JP 28119691A JP H05119162 A JPH05119162 A JP H05119162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
packing
waterproof
case
gas permeability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28119691A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Tokunaga
幾男 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP28119691A priority Critical patent/JPH05119162A/ja
Publication of JPH05119162A publication Critical patent/JPH05119162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高精度でありながら電池交換不要、かつ防水性
の向上により駆動体の長期安定性を高めた、腐らない高
精度永久携帯時計を得ることを目的とする。 【構成】回転重錘と発電・充電機構を有する水晶発振式
の駆動体を収容する胴を、裏ぶた部と一体に成形したス
テンレス鋼以上の高耐食性金属で構成し、ガラスを無機
質素成のガラスで構成した自動巻発電装置付防水携帯時
計。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は腕時計、提時計等の携帯
時計に関し、特に高精度でありながら電池交換不要、か
つ防水性の向上により駆動体の長期安定性を高めた、腐
らない高精度永久携帯時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯時計の中で、腐らない時計と
して機械式時計が存在しているが、時間精度の狂いが大
きく、長期間経過すると時刻修正が必要になること、ま
た耐久品質として機械的な摩耗による精度の狙い等で信
頼性は乏しかった。
【0003】また、水晶発振式の駆動体では高精度は実
現できたものの電池を駆動源として使う限りにおいて
は、長期的放置により腐ってしまう欠点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の機械
式時計、水晶発振式時計では達成できなかった下記の課
題を解決するものである。 月差±15秒以内の高精度時計であること。 腐る危険性のある電池を用いず、半永久的に使えるこ
と。 防水性が優れ、耐水圧10bar以上かつ水中連続浸
せき200時間以上を必要とするスクーバ潜水用ダイバ
ーズウォッチや耐Heガス15日間以上を必要とする飽
和潜水用ダイバーズウォッチを可能とすること。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
全て解決するため、回転重錘と発電・充電機構を有する
駆動体を収納する胴を裏ぶたと一体成形のワンピースケ
ースとし、裏ぶたパッキンをなくすとともに、ケースに
は錆びない様、SUS304と同等以上の高耐食性金属
を用い、かつ、カバーガラスには水分透過率、および気
体透過率の高いアクリル樹脂(メタクリル樹脂)等の有
機ガラスの代わりに、硼珪酸ガラス、ソーダ石灰ガラス
もしくはサファイアガラス等の水分透過率・気体透過率
が0の無機ガラスを用い、かつ、ガラス部パッキンやり
ゅうず、ボタン部などの外部操作部のパッキンには水分
透過率・気体透過率の極めて小さいIIR(イソプレン
・イソブチレンラバー)やPTFE(4フッ化エチレン
樹脂)もしくは弾性金属で構成し、さらに長期性を向上
させるために、外部操作部をなくした構成などの手段に
より実現させたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
ると、図1において、1は携帯時計のケースであり、一
般的な構造における胴と裏ぶたを一体とし、胴と裏ぶた
の接面部における水分と高圧ガスの接面漏れと、裏ぶた
パッキンの内部組織を透過して漏れる浸透漏れを完全に
0とした。2は硼珪酸ガラス、ソーダ石灰ガラスもしく
はサファイアガラス等の水分透過率気体透過率が0の無
機ガラスから成るカバーガラスである。ガラス部の防水
シーリング部材としてのガラスパッキン3およびりゅう
ず部の防水シーリング部材としてのりゅうずパッキン4
には水分透過率・気体透過率の極めて小さいIIR、P
TFEもしくは中空金属チューブもしくは軟金属から成
るシーリング部材を用いている。ガラス部のパッキン構
造は図1に示す様に、ガラスパッキンの断面形状をL形
とし、パッキンを縦横につぶして加圧防水性を高めるの
みでなく、パッキン内部の浸透漏れを最小限に抑えるた
め、透過経路を長くとる様構成されている。5は外部操
作部材としてのりゅうずであり、ケース1に金ろう等の
高耐食金属ろう材7により永久固着された巻真パイプ6
との間で前述のりゅうずパッキンが径方向に締代を構成
して押圧されて防水性を確保している。
【0007】8はW合金など比重の大きい金属から成る
回転錘であり、9は発電機構・充電機構を構成した水晶
発振式の駆動体であり、一般的な電池の代わりに、容量
の大きなコンデンサーを形成するキャパシタが構成され
ていて、充電・放電を半永久的に繰り返している。10
は純鉄から成る耐磁枠でケース内面に固着されている。
【0008】図2は駆動体にカレンダー自動修正機能付
のムーブメントを用いた実施例で、うるう年も含めてカ
レンダーの修正が不要となり、かつ水晶発振式の高精度
時計であるため、りゅうず等の外部操作部を使う必要が
ほとんどなくなり、時計の耐久性を向上させるためにり
ゅうず部を削除した構成となっている。電波修正で時刻
自動修正を行なう場合も同様である。
【0009】この場合、ガラス部の固定、シーリング構
造には有機質から成る一般的なプラスチックパッキンや
接着剤を用いず、無機ガラス12の外周部に金属層12
aをイオンプレーティング等のPVD法でコーティング
した後、低融点金ろう等でケース11と接合させ、ケー
ス、ガラス部およびその接合部も含めて、水分透過、気
体透過を0とすることができた。
【0010】その他の実施例としては、ガラスとケース
との間に鉛などの軟金属もしくは中空の薄膜金属チュー
ブを径方向に圧縮して固定し、ガラス部の固定と完璧な
シーリングとを行なうこともできる。
【0011】
【発明の効果】本発明は前述の構成により、下記の様な
効果が得られた。 水中連続浸漬でも全く水分透過がなく、ケーシング初
期のケース内湿度が維持され、駆動体の電子回路を長期
間安定させて駆動させることが可能となった。 真空中や湿度が極めて低い環境下で組み立てると、真
空もしくは極低湿環境の時計が実現でき、極低温下でも
時計内部の水蒸気が露結して、回路がショートしたり、
動作ミスが生じたりする危険が全くなくなった。 浸透漏れの要因として大きかったガラス部と裏ぶた部
からの水蒸気、Heガスの漏れが0となり、りゅうずな
どの外部操作部を構成しても、水中連続浸漬500時間
以上、耐Heガス30日間以上が実現でき、100m〜
200mのスクーバ潜水用ダイバーズウォッチをはじ
め、200〜1000mの飽和潜水用ダイバーズウォッ
チにまで適用が可能となった。 高性能な防水性のみでなく、ケースの耐食性、ムーブ
メントの安定性も半永久的となり、総合的に信頼性の高
い高精度永久携帯時計が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分縦断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す部分縦断面図。
【符号の説明】
1、11 ケース 2、12 無機ガラス 3 ガラスパッキン 4 りゅうずパッキン 8、18 回転錘 9、19 駆動体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転重錘と発電・充電機構を有する水晶発
    振式の駆動体を収納する胴を、裏ぶた部と一体に成形し
    たステンレス鋼以上の高耐食性金属で構成し、ガラスを
    無機質組成のガラスで構成したことを特徴とする自動巻
    発電装置付防水携帯時計。
  2. 【請求項2】ガラスパッキンおよび外装操作部パッキン
    をIIR以下の水分透過率、気体透過率の合成ゴム、合
    成樹脂もしくは弾性金属で構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の自動巻発電装置付防水携帯時計。
  3. 【請求項3】駆動体に時刻・日付自動修正機能付のムー
    ブメントを用い、胴には外部操作部材を一切設けない様
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の自動巻発電
    装置付防水携帯時計。
JP28119691A 1991-10-28 1991-10-28 自動巻発電装置付防水携帯時計 Pending JPH05119162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28119691A JPH05119162A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 自動巻発電装置付防水携帯時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28119691A JPH05119162A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 自動巻発電装置付防水携帯時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05119162A true JPH05119162A (ja) 1993-05-18

Family

ID=17635688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28119691A Pending JPH05119162A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 自動巻発電装置付防水携帯時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05119162A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07333354A (ja) * 1994-06-13 1995-12-22 Seiko Epson Corp 回転錘付時計
US7347620B2 (en) * 2005-02-25 2008-03-25 Seiko Instruments Inc. Watch equipped with crown locking structure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07333354A (ja) * 1994-06-13 1995-12-22 Seiko Epson Corp 回転錘付時計
US7347620B2 (en) * 2005-02-25 2008-03-25 Seiko Instruments Inc. Watch equipped with crown locking structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3594034B1 (ja) 電波修正時計
US7988350B2 (en) Watch case with a composite middle part
NO179156B (no) Armbåndsur med innebygget radiomottaker
CN102471846B (zh) 电波接收设备用部件、电波表用部件及电波接收设备
HK1091664A1 (en) Date indicating mechanism for timepiece
JPH05119162A (ja) 自動巻発電装置付防水携帯時計
US4241442A (en) Timepiece with shaped components
ATE467157T1 (de) Uhr mit sonnenzeitanzeige
JP6819308B2 (ja) 電子時計
WO2004070479A1 (ja) 電波時計
US3945197A (en) Timepiece
JPH11118954A (ja) 部材取付装置、部材取付装置を有する時計、及び部材取付装置を有する電子機器
CH684916GA3 (de) Uhr mit Weltzeitanzeige.
JP6945473B2 (ja) 衛星電波時計
JP6959061B2 (ja) 電波時計
JP2008249450A (ja) 時計用文字板および時計
JP3695412B2 (ja) 計時装置および計時装置の制御方法
GB2052113A (en) A structure for a timepiece and a method of manufacturing the structure
JPS5918393Y2 (ja) 潜水時計
JP6910895B2 (ja) 電波時計
JP2005084038A (ja) 電子時計
FR2355276A1 (fr) Dispositif affichant le temps, reserve aux musulmans, avec boussole integree tridirectionnelle donnant automatiquement la position geographique de la mecque
JP7034784B2 (ja) 電波時計
JP6884057B2 (ja) 電波時計
JPS6122297Y2 (ja)