JP4937013B2 - 携帯時計が備える竜頭の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ねじの噛み合いを利用して竜頭が不用意に回転されないように保持される携帯時計及びこの時計が備える竜頭の製造方法に関する。
従来、携帯時計の中には、ねじの噛み合いを利用して竜頭が不用意に回転されないように保持するためのねじロック構造を備えたものがある。ねじロック構造では、竜頭が、巻真を連動する竜頭軸と、この軸を回転させる竜頭ヘッドを具備する。そして、竜頭軸の軸端部を、雄ねじ部を有して胴に固定されたパイプの外に配置している。これとともに、軸端部の周部に異形形状の回転力受け部を形成し、竜頭ヘッドに雌ねじ部及び異形形状の回転力伝達部を設けている。
回転力伝達部は、雌ねじ部より大径で、雌ねじ部に連続して形成されている。そのため、回転力伝達部を加工する必要から、竜頭ヘッドは、胴側を向く一端が開口されたヘッド本体と、このヘッド本体とは別部品のキャップとで形成され、キャップはヘッド本体の他端を塞いで装着されている。
この時計で、雌ねじ部は雄ねじ部に着脱可能に噛合わされ、その噛み合いにより竜頭を不用意に回転されないように保持できる。回転力伝達部は回転力受け部に着脱可能である。つまり、雌ねじ部が雄ねじ部に噛合わされたねじロック状態では、回転力伝達部は回転力受け部から離れている。雌ねじ部と雄ねじ部との噛合わせが解除されてねじロックが外された状態では、竜頭ヘッドが弾性体の付勢力で移動されるに伴い、回転力伝達部が回転力受け部に嵌合される。そのため、ねじロックが外された状態で竜頭ヘッドが回転操作されると、嵌合している回転力伝達部及び回転力受け部を介して竜頭軸に回転が伝えられて、巻真を回転させることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−127816号公報(段落0011−0055、図1−図5)
特許文献1の時計では、ねじロック状態を得るために竜頭ヘッドの雌ねじ部をパイプの雄ねじ部に噛合わせる回転操作の際に、巻真が連動して回されないので、ねじロック操作を軽くできる利点がある。
しかし、ねじロックを外す際、雌ねじ部と雄ねじ部の噛み合いが外れてから回転力伝達部が回転力受け部に係合されるまでの間、竜頭ヘッドは、支持されず、ぐらつく可能性がある。そのため、竜頭ヘッドの操作が不安定になり、回転力受け部に対して回転力伝達部が円滑に係合できなくなることがある。更に、同様な理由により、ねじロック状態とするのに、雌ねじ部を雄ねじ部に噛み合わせる際にも、竜頭ヘッドが不安定であると、前記噛み合わせを円滑にできないことがあり、この状態で使用者が無理に螺合させてしまうと、ねじ部が損傷する恐れが考えられる。
又、特許文献1の時計では、回転力伝達部より小径でかつ竜頭ヘッドと一体の雌ねじ部が、回転力伝達部に連続して設けられている。これにより竜頭ヘッドの内側に異形形状の回転力伝達部を形成する場合、その加工に対して雌ねじ部が邪魔になる。そのため、シェーパーを用いた加工ができない。これとともに、プレスを用いた加工をする場合に打ち抜き加工ができない。このように量産性に適する加工を選択できないので、回転力伝達部の加工には特別の工夫が必要であるとともに、回転力伝達部を精度良く加工でき難い恐れが考えられる。
本発明の第1の目的は、ねじロックが解除された状態での竜頭ヘッドの操作性を向上できる携帯時計を提供することにある。又、本発明の第2の目的は、第1の目的を達成する上で使用される竜頭の竜頭ヘッドが有する回転力伝達部の加工性を向上できる携帯時計が備える竜頭の製造方法を提供することにある。
本発明の携帯時計が備える竜頭の製造方法は、一端が開放されたヘッド本体の他端が閉鎖部で閉じられていて、かつ、前記ヘッド本体の内周に周方向に連続して設けられた加工凸部と前記閉鎖部との間に、円形で前記加工凸部の最大径と同径以上の円形の内周面で区画された第1空間を有するとともに、前記加工凸部と前記ヘッド本体の開放された一端との間に円形で前記加工凸部の最大径と同径以上の円形のリング装着面で区画された第2空間を有したヘッド素材に対して、前記第2空間から前記加工凸部を横切って前記第1空間に至る加工部材により、第1係合部位を前記加工凸部に加工して、異形形状の回転力伝達部が形成された竜頭ヘッドを用意するとともに、軸主部及びこの軸主部の一端部外周から一体に張り出す円形の軸端部を有した竜頭軸素材に対して、前記竜頭軸素材の軸方向に移動されて前記軸端部の外周部を横切る加工部材により、前記軸端部の外周部に前記内周面に内接するような第2係合部位を加工して、前記回転力伝達部が着脱可能に嵌合される形状の回転力受け部が形成された竜頭軸を用意し、かつ、リング素材の内周部を横切ってこのリング素材を軸方向に貫通する加工部材により加工して、前記回転力受け部より小径な雌ねじ部を有して形成されたねじリングを用意する。そして、前記竜頭ヘッドの閉鎖部と前記竜頭軸との間に弾性体を圧縮状態に挟みながら、前記竜頭ヘッドを前記竜頭軸に被せて前記回転力受け部を前記第1空間に収める。この後、前記ねじリングを前記第2空間に圧入して、前記リング装着面に前記ねじリングを装着する。
この発明では、竜頭ヘッドとなるヘッド素材が、その内周に周方向に連続して設けられた加工凸部の両側に、第1空間と第2空間を有していて、第1空間が形成するリング装着面及び第2空間が形成する内周面の径を、加工凸部の最大径と同径以上としたから、ヘッド素材の加工凸部に第1係合部位を加工して回転力伝達部を形成する際、第1係合部位を加工する加工部材が加工凸部を横切って通り抜けることを、リング装着面及び内周面が妨げることがない。このため、シェーパーを用いた加工又プレスを用いた打ち抜き加工によって、竜頭ヘッドに回転力伝達部を加工できる。
本発明の携帯時計が備える竜頭の製造方法によれば、竜頭ヘッドに対して、シェーパーを用いた加工又プレスを用いた打ち抜き加工によって回転力伝達部を加工できるので、竜頭ヘッドの回転力伝達部の加工性を向上できる。
(第1実施形態)
図1〜図7を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1中符号10は携帯時計としての腕時計を示している。この腕時計10は時計外装組立11内に図2及び図3に示すように文字板12及び図示しない時計ムーブメント13等を収容している。時計ムーブメント13には、ぜんまいを動力源にした手動巻き型、又は自動巻き型、若しくはこれら手動巻きと自動巻きとを併用した型の機械式の時計ムーブメントが用いられている。なお、これに代えて、文字板12上での時刻表示等をデジタル表示とアナログ表示とを選択して切換えることができる型の時計ムーブメントを使用することもできる。
図2及び図3に示すように時計外装組立11は、環状をなす金属製の胴14の厚み方向一面からなる正面に、カバーガラス15を液密に装着するとともに、胴14の厚み方向他面からなる裏面に、金属等からなる裏蓋16を液密に螺着して形成されている。カバーガラス15を通して文字板12は視認可能である。裏蓋16は取外し可能である。なお、図1〜図3中符号18は時計外装組立11に回転操作可能に取付けられた環状のベゼルを示している。ベゼル18は、一定角度ずつ回転でき、弾性変形が可能でベゼル18に係脱される保持部材19により、任意の回転位置に保持されるようになっている。ベゼル18及び保持部材19は省略可能である。
図2及び図3に示すように胴14の一部には、この胴14を径方向に貫通するパイプ取付け孔17が開けられている。パイプ取付け孔17の一端は、胴14で囲まれた胴内空間14aに開口され、パイプ取付け孔17の他端は、胴14の外側面14bに開口されている。
胴14には、胴外側からパイプ取付け孔17に挿入してパイプ21がろう付け等により取付けられている。図2及び図3中符号22はろう材を示している。金属製、例えばステンレス鋼製のパイプ21は、円筒状でその軸方向両端が夫々開放しているとともに、胴14の外部に配置されるパイプ端部21aを備え、このパイプ端部21aの外周に竜頭31をねじロック状態に保持するための雄ねじ部24を有している。
パイプ端部21aは胴14から離れる方向に雄ねじ部24に連続する挿入部位25を有している。挿入部位25は図3に示すようにねじロックが外された状態でも後述するねじリング34に挿入される長さを有している。この挿入部位25の外径は、雄ねじ部24の径より小さいとともに、後述する雌ねじ部43にその内側から接する(内接)するような径となっている。
竜頭31は、竜頭軸32と、竜頭ヘッド33と、ねじリング34と、弾性体例えばコイルばね35とを備えている。
竜頭軸32は、例えば金属製好ましくはステンレス製であって、図2及び図3に示すようにパイプ21内に胴14の外部から挿入される円柱状の挿入軸部32aと、この挿入軸部32aと一体に連続してパイプ21の外部に配置される軸端部からなる回転力受け部32bとを有している。
回転力受け部32bは挿入軸部32aの端部外周から円形に張り出している。この回転力受け部32bの径は雄ねじ部24の外径以上に大きい。この回転力受け部32bの外径は後述する内周面46に内接する、つまり、竜頭ヘッド33の内側から内周面46に接するような大きさとしてあり、それによって、回転力受け部32bは竜頭ガイドを兼ねている。
そのために、回転力受け部32bは、その外周部に回転力を受けるための係合を担う第1係合部位を有して異形形状をなしている。具体的には、図4に示すように回転力受け部32bの周部に外向きに突出されるとともに、前記周部の周方向に好ましくは連続して並ぶ複数の歯(第1係合部位)36が作られたセレーションを有して、外歯歯車形状の回転力受け部32bが形成されている。図4の例では、三角歯セレーションとしてあるが、これには制約されない。回転力受け部32bの歯36は角形等のスプラインでもよい。
竜頭軸32には、その挿入軸部32aの先端側から軸方向に沿って切り込まれたねじ穴37が設けられているとともに、回転力受け部32bの端面中央部に開放するばね収容穴38が設けられている。
時計ムーブメント13に竜頭31の回転力を伝達する巻真39が、挿入軸部32aのねじ穴37に胴内側からねじ込まれている。これにより互いに連結された巻真39と竜頭軸32とは軸方向には動くことができない。挿入軸部32aの先端部外周に形成された環状凹部にはゴム等の弾性材料からなる環状の防水パッキン40が装着されている。この防水パッキン40は前記環状凹部及びパイプ21の内周に弾性的に密接しており、これにより、パイプ21の内周と竜頭軸32との間が防水されている。
竜頭ヘッド33は、例えばステンレス鋼等金属製であって、図2及び図3に示すように一端が開放されたヘッド本体41と、このヘッド本体41の他端を閉じた閉鎖部42を有してキャップ状に形成されている。ヘッド本体41と閉鎖部42は好ましい例として一体である。これにより、ヘッド本体41と閉鎖部42との間に合わせ目がないので、合わせ目がある場合に比較して、竜頭31の操作において指の接触感に悪影響を与えることがないとともに、竜頭31の外観も向上できる。
図2に示すようにヘッド本体41は、雄ねじ部24及び挿入部位25を収容できる大きさをなす円筒状に形成され、その外周に回転操作のすべり止めのための凹凸41a(図4及び図5参照)を有している。ヘッド本体41の開放された一端41bは、胴14の外側面14bに接離するようになっている。
ヘッド本体41は、その内周に回転力伝達部44と、この回転力伝達部44の両側に設けられたリング装着面45及び内周面46を有している。
回転力伝達部44はヘッド本体41の軸方向中間部に設けられている。この回転力伝達部44は、竜頭ヘッド33の軸方向移動に伴って回転力受け部32bに着脱可能に嵌合される部位であって、回転力受け部32bの第1係合部位と相似形状、したがって、本実施形態の場合には図4及び図5に例示するように回転力伝達部44は異形形状をなしている。具体的には、ヘッド本体41の内周からこのヘッド本体41の中心部に向けて突出されるとともに、回転力を伝達するための係合に担う前記内周の周方向に好ましくは連続して並ぶ複数の歯(第2係合部位)44aで作られたセレーションを有して、内歯歯車形状の回転力伝達部44が形成されている。図4及び図5の例では、三角歯セレーションとしてあるが、これには制約されない。回転力伝達部44の歯44aは角形等のスプラインでもよい。
リング装着面45は、回転力伝達部44からヘッド本体41の一端41b側の内周部位で形成されている。図5に示すようにリング装着面45は円形である。このリング装着面45の径は、回転力伝達部44の最大径以上となっている。ここに、回転力伝達部44の最大径とは、セレーションで作られた歯44aの歯底を通る円を指しており、本実施形態では好ましい例としてリング装着面45は前記歯底円より大径に形成されている。
内周面46は、回転力伝達部44からヘッド本体41の閉鎖部42側の内周部位で形成されている。内周面46は円形であり、この内周面46の軸方向の長さA(図3参照)は、胴14の外側面14bを基準とした竜頭ヘッド33の軸方向移動距離B(図3参照)以上である。この内周面46の径は、回転力伝達部44の最大径(前記歯底円)以上で、かつ、内周面46が回転力受け部32bの各歯36に外接する、つまり、回転力受け部32bの外側から各歯36に接するような径となっていて、本実施形態では回転力伝達部44の前記歯底円の径と同径である。
図7等に示すねじリング34は、例えば金属製であって、その内周に竜頭31のねじロック状態を得るために雄ねじ部24に取外し可能に噛合わされる雌ねじ部43を有している。ねじリング34の内径、つまり、雌ねじ部43の呼び径は、回転力受け部32bより小径であるとともに、挿入部位25の外周に外側から接する(外接)するように大きさである。ねじリング34の外径はリング装着面45の径と略同じである。このねじリング34は、回転力伝達部44とリング装着面45とが作る環状の段部33a(図6参照)に当たるまでヘッド本体41に圧入することによって、リング装着面45に装着されている。したがって、この装着により、ねじリング34は回転力伝達部44に対して前記一端41b側に隣接して配置されている。
コイルばね35は、竜頭軸32のばね収容穴38に収容されて、この収容穴38に対向した閉鎖部42の中央部と竜頭軸32との間に挟まれている。このコイルばね35は、竜頭ヘッド33を胴14の外側面14bから離れる方向に常に付勢している。
以上の構成を備えた腕時計10において、竜頭31が引出されない位置に配置されている状態(一般に「零段」と通称されている。)は、図2に示されている。この「零段」では、竜頭31の雌ねじ部43がパイプ21の雄ねじ部24に噛合わされているとともに、ヘッド本体41の一端41b及びねじリング34が胴14の外側面14bに接して、竜頭31が胴14に位置決めされている。
これとともに、竜頭軸32の挿入部位25がねじリング34を挿通しており、この挿入部位25の外周に竜頭ヘッド33の回転力伝達部44が対向している。更に、回転力伝達部44は、竜頭軸32の回転力受け部32bに対して胴14の外側面14b方向に離れていて、竜頭ヘッド33の回転力受け部32bと竜頭軸32の回転力伝達部44とは結合関係を有していない状態に保持されている。この状態で、回転力受け部32bは竜頭ヘッド33の閉鎖部42の内面に接近して配置されていて、その各歯36の先端が、竜頭ヘッド33の内周面46に内接するように位置されている。したがって、回転力受け部32bは竜頭ヘッド33を内側から支持している。
以上のように「零段」では竜頭31がねじロックされた状態にある。この状態では、雄ねじ部24と雌ねじ部43が噛み合っている。このため、竜頭ヘッド33の閉鎖部42と竜頭軸32の間にコイルばね35が強く圧縮された状態にあって、竜頭ヘッド33が胴14から離れる方向に付勢されているにも拘らず、竜頭ヘッド33は軸方向に動かされることがない。
時計ムーブメント13の時刻合わせをする場合、ねじロック状態にある竜頭ヘッド33は、「1段」と通称される位置に引出されて回転操作される。すなわち、まず、竜頭ヘッド33を緩み方向に回転させて、その雌ねじ部43をパイプ21の雄ねじ部24から外した状態とする。この場合、竜頭ヘッド33と竜頭軸32とは結合関係を有していないので、噛合いを外す竜頭ヘッド33の回転操作に伴って、竜頭軸32が竜頭ヘッド33に連動して回転されることはない。
前記ねじ部の噛合いが外されると同時に、コイルばね35のばね力(付勢力)で、竜頭ヘッド33が、竜頭軸32の軸方向に沿って胴14の外側面14bから離れるように移動される。
この竜頭ヘッド33の軸方向移動に伴い竜頭軸32と竜頭ヘッド33とが連結される。つまり、内歯歯車形状をなした回転力伝達部44が、外歯歯車形状をなした回転力受け部32bに嵌合されて、竜頭軸32と竜頭ヘッド33とが軸回りに回転を連動することができるように結合される。
これと同時に、雌ねじ部43を有したねじリング34が、回転力受け部32bの胴14側の側面に当たるので、この回転力受け部32bをストッパとして、竜頭ヘッド33の軸方向移動が規制され、竜頭ヘッド33が外れ止めされる。この規制により、前記結合、言い換えれば、第1係合部位と第2係合部位との係合が維持されるとともに、ねじロック状態が解除された竜頭31が、図3に示すように「1段」と通称される引出し位置に保持される。これとともに、ねじリング34が竜頭軸32の挿入部位35に嵌合して外接されるように配置される。
前記竜頭軸32と竜頭ヘッド33との連結において、竜頭ヘッド33を若干回転させる手間を必要とする場合がある。回転力伝達部44の歯44aと回転力受け部32bの歯36はセレーションで形成されている。このため、既述のように歯36と歯44aを噛み合わせるのに前記手間が必要となった場合、その回転量が歯の少なくとも1ピッチ分で済む。このようにねじロックが解除された状態で、回転力伝達部44を回転力受け部32bの外周部に噛み合わせる竜頭ヘッド33の操作性がよい。
以上説明した竜頭ヘッド33の引出し位置(図3参照)で、竜頭31の竜頭ヘッド33を手動で回転させることにより、この竜頭ヘッド33の回転が、回転力伝達部44及び回転力受け部32bを介して竜頭軸32に伝えられる。これに伴い巻真39を介して時計ムーブメント13に回転力が与えられるので、この時計ムーブメント13の時刻合わせ等の調整を行うことができる。
この調整後に竜頭31は再びロック状態(図2参照)とされる。このねじロック状態を得る操作は、まず、竜頭ヘッド33をコイルばね35に抗して胴14方向に押し戻した後に、この竜頭31が有したねじリング34の雌ねじ部43を、締め付け方向に回転させて、パイプ21の雄ねじ部24にねじ込むことで実施される。これにより、竜頭ヘッド33の一端41b及びねじリング34が胴14の外側面14bに当接するので、腕時計10の携帯時等に竜頭31が不用意に回転されないように竜頭31をねじロック状態とすることができる。
このねじロック状態を得る前記操作においては、始めに、竜頭ヘッド33が胴14方向に押し戻されるに伴い、回転力受け部32bから回転力伝達部44が外れるので、竜頭ヘッド33と竜頭軸32との連結が解除される。そして、この後に、竜頭ヘッド33が回転操作されることで、雌ねじ部43が雄ねじ部24に噛合わされる。
このように竜頭ヘッド33を締め付け方向に回転させて行われるねじロック操作は、竜頭ヘッド33と竜頭軸32とが連結されていない状態で行われるので、この竜頭ヘッド33の締め付け方向の回転が竜頭軸32に伝えられることがない。
以上のようにねじロック状態を得るための既述のねじロック操作に伴って、竜頭軸32が回転して、機械式の時計ムーブメント13に回転が伝えられることがないので、ねじロック操作において、時計ムーブメント13が有するぜんまいばねが負荷となることが防止される。したがって、例えばぜんまいばねがかなり巻き上がっている状態であっても、竜頭31のねじロック操作を軽く行うことができ、操作性が良い。
なお、時計ムーブメント13が、機械式ではなく、「零段」位置に配置された竜頭31で動作モードを変更させる機能を有したものである場合には、既述のように時計ムーブメントに対して竜頭31のねじロック操作に伴い回転力が波及することが防止されるので、動作モードが不用意に変更されることがない。
又、既述のようにぜんまいばねを有する機械式の時計ムーブメント13でのねじロック操作を軽く行えることに伴い、過度の回転操作力が雄ねじ部24と雌ねじ部43に加えられることもないので、これらのねじ部23、43の耐久性を向上することができる。
更に、既述のようにねじロック操作の際及びねじロック状態を解除する際の竜頭ヘッド33の軸方向移動に拘らず、竜頭軸32は軸方向に移動されることがない。このため、巻真39と竜頭軸32とに、竜頭軸32の軸方向移動が巻真39に波及することを防止するための工夫を要することがなく、巻真39と竜頭軸32との接続を簡単なねじ込み構造で行うことができる。このため、巻真39に対する加工コストを低減できるので、腕時計全体のコスト低減に貢献できる。
その上、巻真39にねじ軸を採用できるので、腕時計10の組立てに際して、巻真39が竜頭31に予め固定された巻真付き竜頭を用意することに制約されず、巻真39を竜頭軸32に後付けすることが可能である。これにより、予めねじ部を最大限長く加工した巻真39を、腕時計10の型によって異なる時計外装組立11の大きさ及びねじロック状態を得るのに必要な寸法等に適合させて、必要な長さに切断して、竜頭軸32にねじ込んで接続できる。したがって、製造上において、巻真39の汎用性が増して多種類の腕時計10に共有して使用可能となるとともに、それに応じて腕時計10全体のコスト低減に貢献できる。
既述のようにねじロックが解除された状態では、竜頭軸32の回転力受け部32bの各歯36が、竜頭ヘッド33の内周面46に内接するようになっている。つまり、各歯36が内周面46に軽微に接するか極めて接近している。これにより、回転力受け部32bで竜頭ヘッド33をその内側から支持できる。
そのため、竜頭31に対するねじロックを解除するに伴い、コイルばね35の付勢力で竜頭ヘッド33が胴14から離れる方向に移動される場合、及び竜頭31に対するねじロックが解除された状態からねじロック状態とするのに竜頭ヘッド33がコイルばね35の付勢力に抗して胴14に向けて移動される場合に、回転力受け部32bで竜頭ヘッド33の移動をガイドできる。したがって、竜頭ヘッド33をぐらつかないように安定させてその軸方向に移動させることができる。
しかも、竜頭31に対するねじロックが解除された状態から雄ねじ部24に対する雌ねじ部43の噛み合いが開始されるまでは、既述のようにねじリング34が竜頭軸32の挿入部位25に外接されるように配置されている。言い換えれば、ねじリング34にパイプ21の挿入部位25が挿入されて、ねじリング34がその内側から挿入部位25でガイドされるようになる。このことにおいても、竜頭ヘッド33をぐらつかないように安定させて、竜頭ヘッド33をその軸方向に移動させることができる。
以上のように竜頭軸32の回転力受け部32bとパイプ21の挿入部位25とで、竜頭ヘッド33をぐらつかないように安定させて、竜頭ヘッド33をその軸方向に移動させることができる。これにより、竜頭31をねじロック状態とするときには、ねじリング34の雌ねじ部43がパイプ21の雄ねじ部24に無理やり噛み込むことが抑制されて、パイプ21の雄ねじ部24に対するねじリング34の雌ねじ部43の噛み合わせを適正に開始させることができる。
次に、前記竜頭31を製造する手順を説明する。
まず、竜頭軸32と、竜頭ヘッド33と、ねじリング34、及び加工の必要がないコイルばね35を用意する。
ねじリング34は、図示しないリング形の素材の内周に対してねじ切り加工をして得る。この加工により雌ねじ部43を形成できる。この場合、竜頭ヘッド33とは別の部品であるリング形素材を用いたので、この素材の幅に応じた雌ねじ部43の有効長さを最大に確保できる。
竜頭軸32は、その図示しない竜頭軸素材に対して複数の歯36を設ける等の必要な加工をして得る。竜頭軸素材は、軸主部及びこの軸主部の一端部外周から外側に一体に張り出す円形の軸端部を有している。軸主部に対しては、防水パッキン40を取付けるための環状凹部、ねじ穴37、及びばね収容穴38が切削加工される。軸端部の外周部に対しては、竜頭軸素材の軸方向に移動される図示しない加工部材により複数の歯36がシェーパーを用いた切削やプレスを用いた打ち抜きにより加工される。
竜頭ヘッド33は、ヘッド素材に対して必要な加工をして得る。図6に示すようにヘッド素材51は、一端が開放されたヘッド本体41の他端が閉鎖部42で閉じられていて、ヘッド本体41の内周に加工凸部52を設け、かつ、この加工凸部52を境に第1空間53と第2空間54をヘッド本体41内に有している。加工凸部52はヘッド本体41の内周に周方向に連続する円環状をなしている。第1空間53は、加工凸部52の最大径、つまり、突出基部を通って描かれる円の径と同径以上の円形の内周面46で区画されていて、加工凸部52と閉鎖部42との間に形成されている。第2空間54は、加工凸部52の最大径以上の円形のリング装着面45で区画されていて、加工凸部52とヘッド本体41の開放された一端41bとの間に形成されている。
ヘッド素材51の加工は加工凸部52に対して行われる。加工凸部52ヘの加工では、第2空間54から加工凸部52を通って第1空間53に至る図示しない加工部材により、複数の歯44aを加工凸部52に加工して、回転力受け部32bに着脱可能に嵌合される形状の回転力伝達部44を形成する。この場合、歯44aはシェーパーを用いた切削やプレスを用いた打ち抜きにより加工される。なお、図6中二点鎖線は、加工凸部52に対する加工深さを示している。
この加工では、竜頭ヘッド33となるヘッド素材51の構成により、加工凸部52に複数の歯44aを加工する加工部材が、加工凸部52を通る抜けることを、リング装着面45及び内周面46が妨げることがないので、竜頭ヘッド33が有する回転力伝達部44の加工性を向上できる。加えて、ねじリング34は竜頭ヘッド33とは一体ではなく竜頭ヘッド33に取付けられるものであるから、ヘッド素材51に対して回転力伝達部44を加工する際に、ねじリング34は邪魔にならない。
このため、ヘッド素材51の他端が閉鎖部42で閉じられているにも拘わらず、量産性に適するシェーパーを用いた加工又プレスを用いた打ち抜き加工によって、加工凸部52に回転力伝達部44を容易に加工できるとともに、この回転力伝達部44の歯44aを精度良く加工できる。
次に、用意された竜頭軸32と、竜頭ヘッド33と、ねじリング34、及びコイルばね35を組立てる。
まず、竜頭ヘッド33の閉鎖部42と竜頭軸32との間にコイルばね35を圧縮状態に挟みながら、竜頭ヘッド33を竜頭軸32に被せる。それにより、回転力受け部32bを第1空間53に収める。この後、ねじリング34を竜頭ヘッド33の第2空間54に圧入して、リング装着面45にねじリング34を装着する。
(第2実施形態)
図8を参照して本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態は、基本的には第1実施形態と同じである。このため、第1実施形態と同じ部分については第1実施形態と同一符号を付してその説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる部分について説明する。
第2実施形態では、回転力受け部32bの外周部に設けられた第1係合部位36が、正多角形状具体的には正八角形状に形成されているとともに、これに応じて、回転力受け部32bに着脱可能に嵌合する回転力伝達部44に設けられた第2係合部位44aも、正多角形状具体的には正八角形状に形成されている。この点以外は、図8に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。
したがって、この第2実施形態の腕時計10でも、第1実施形態と同じ作用を得て本発明が解決しようとする課題を解決できる。
本発明の第1実施形態に係る腕時計を示す正面図。 図1中F2−F2線に沿って竜頭のねじロック状態を示す断面図。 図1中F2−F2線に沿って竜頭のねじロック状態が解除された状態を示す断面図 図3中F4−F4線に沿って断面図。 図1の腕時計が備える竜頭ヘッドを示す正面図。 図1の腕時計が備える竜頭ヘッドを形成するヘッド素材を示す断面図。 図1の腕時計が備えるねじリングを示す断面図。 本発明の第2実施形態に係る腕時計が備える竜頭を示す図4相当の断面図。
符号の説明
13…時計ムーブメント
14…胴
21…パイプ
21a…パイプ端部
24…雄ねじ部
25…挿入部位
31…竜頭
32…竜頭軸
32a…挿入軸部
32b…回転力受け部(竜頭ガイド)
33…竜頭ヘッド
34…ねじリング
35…コイルばね
36…歯(第1係合部位)
39…巻真
41…ヘッド本体
41b…ヘッド本体の一端
42…閉鎖部
43…雌ねじ部
44…回転力伝達部
44a…歯(第2係合部位)
45…リング装着面
46…内周面
51…ヘッド素材
52…加工凸部
53…第1空間
54…第2空間

Claims (1)

  1. 一端が開放されたヘッド本体の他端が閉鎖部で閉じられていて、かつ、前記ヘッド本体の内周に周方向に連続して設けられた加工凸部と前記閉鎖部との間に、円形で前記加工凸部の最大径と同径以上の円形の内周面で区画された第1空間を有するとともに、前記加工凸部と前記ヘッド本体の開放された一端との間に円形で前記加工凸部の最大径と同径以上の円形のリング装着面で区画された第2空間を有したヘッド素材に対して、前記第2空間から前記加工凸部を横切って前記第1空間に至る加工部材により、第1係合部位を前記加工凸部に加工して、異形形状の回転力伝達部が形成された竜頭ヘッドを用意するとともに、
    軸主部及びこの軸主部の一端部外周から一体に張り出す円形の軸端部を有した竜頭軸素材に対して、前記竜頭軸素材の軸方向に移動されて前記軸端部の外周部を横切る加工部材により前記軸端部の外周部に前記内周面に内接するような第2係合部位を加工して、前記回転力伝達部が着脱可能に嵌合される形状の回転力受け部が形成された竜頭軸を用意し、
    かつ、リング素材の内周部を横切ってこのリング素材を軸方向に貫通する加工部材により加工して、前記回転力受け部より小径な雌ねじ部を有して形成されたねじリングを用意し、
    前記竜頭ヘッドの閉鎖部と前記竜頭軸との間に弾性体を圧縮状態に挟みながら、前記竜頭ヘッドを前記竜頭軸に被せて前記回転力受け部を前記第1空間に収め、
    この後、前記ねじリングを前記第2空間に圧入して、前記リング装着面に前記ねじリングを装着することを特徴とする携帯時計が備える竜頭の製造方法。
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