JP4714579B2 - 時計 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば腕時計や懐中時計のような携帯時計、置き時計、壁掛け時計等の時計に関する。
従来、裏蓋を備える腕時計の中には、文字板が収容される胴の表側端部の内周に環状突部を形成し、この環状突部の内周に、文字板を覆うガラスが嵌め込み固定されるとともにベゼルを兼ねた縁部材の筒状部を嵌合させ、この筒状部と一体のかしめ部を環状突部の裏面にかしめ付けた腕時計が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実公平5−37273号公報(第1頁右欄第24行〜第27行、第1図)
前記のように縁部材が胴にかしめ止めされた腕時計では、変形されたかしめ部を、かしめる以前の状態に戻した後に、再びかしめることは、かしめ部の機械的強度が極端に低下するので、胴から縁部材を外すことができない。このため、腕時計の使用者にとって縁部材が損傷した場合は、ガラスが固定された縁部材だけではなく、この縁部材がかしめ付けられた胴ごと交換することを余儀なくされている。
又、胴と縁部材との間にシールパッキンを挟持して防水を図った腕時計では、腕時計の長期保証期間中及びその後にシールパッキンの性能が低下することが考えられる。これに対処してシールパッキンを交換しようとする場合にも、胴から縁部材を外すことができないので、縁部材だけではなく、この縁部材がかしめ付けられた胴ごと交換することを余儀なくされる。
本発明の目的は、ガラスが固定された縁部材を、胴を伴うことなく交換可能とした時計を提供することにある。
本発明は、嵌合孔を形成する表側端部を有するとともにこの端部が前記嵌合孔の周りに縁受け面を有した環状の胴と、この胴の裏側端部に着脱可能に取付けられた裏蓋と、前記嵌合孔に挿脱可能に嵌合される筒状部及び前記縁受け面に重なるカバー部を有する環状の縁部材と、この縁部材に形成された環状段部に嵌め込み固定されたガラスと、前記筒状部を前記表側端部に着脱可能に取付けるとともに前記裏蓋を外した状態で着脱される取付け部材と、を具備している。
本発明で、縁受け面は、嵌合孔の表側開口端から周囲に張り出すように連続して設けられていても、或いは前記表側開口端と縁受け面とが胴の厚み方向について異なる高さ位置に在るように前記表側開口端との間に段差を形成して設けられていてもよい。M又、縁受け面とこれに接するカバー部の接触面は、胴の厚み方向に直交する方向に沿う平面に限らず、胴の厚み方向に斜めに交差する方向に沿う斜面、或いは胴の厚み方向に斜めに交差する方向に沿って湾曲する曲面で形成されていてもよい。
本発明で、筒状部の外周及びこの筒状部が挿入される嵌合孔は、円形でも、多角形であってもよい。本発明で、縁部材の環状段部へのガラスの固定は、接着剤を用いても、或いは環状段部との間に弾性を有するシールリングを挟んでガラスを環状段部に圧入することで固定してもよい。
本発明で、取付け部材は、実施形態で説明するねじリングに制約されない。例えば、胴の表側端部の厚みより長く形成された筒状部の外周面に形成した環状の溝に着脱可能に取付けられ、この溝への取付け状態で表側端部の係合裏面に引っ掛かって、この表側端部をカバー部との間に挟むC字状等の止め輪からなる取付け部材を用いることもできる。或いは、胴の表側端部にその内周面に開放する環状の係止溝を形成し、かつ、筒状部にその内周に開放する環状の取付け溝と、これに連通するとともに筒状部が嵌合孔に挿入された状態で前記環状の係止溝に連通する複数の通孔を形成した場合には、通孔を通って環状係止溝に挿入されて引っ掛かる引掛け部を複数有して環状の取付け溝に着脱可能なC字状の弾性を有して取付け部材を用いることもできる。この場合、胴の表面側端部は胴の内空部に突出していても、突出していなくてもよい。
本発明では、ガラスが固定された縁部材の筒状部が胴の嵌合孔に挿入されて縁部材のカバー部が胴の縁受け面に重なった状態を、胴の内部に収容されて筒状部に取付けられた取付け部材で保持しており、この取付け部材は裏蓋を開いた状態で着脱できる。このため、縁部材が損傷した場合等に、取付け部材を着脱することで、縁部材を胴に着脱できる。したがって、ガラスが固定された縁部材を、胴を伴うことなく交換できる。
本発明の好ましい形態では、前記縁受け面とカバー部との間に圧縮状態に挟持された環状のシールパッキンを備えている。ここにシールパッキンは、縁受け面とカバー部とのいずれか一方に環状に保持溝を形成し、この保持溝に嵌めて設けてもよいし、或いはこうした保持溝を形成することなく設けることもできる。
この好ましい形態では、既述のように取付け部材の着脱によって胴に対する縁部材の組込みと分離ができるので、縁受け面とカバー部との間の防水・防塵を担うシールパッキンの性能が低下した場合に、このパッキンを、胴と縁部材との内の少なくとも胴を伴うことなく交換できる。
更に、本発明の好ましい形態では、前記嵌合孔の周囲に張り出すように連続する係合裏面を前記表側端部が有し、前記筒状部が雌ねじ部を有し、この雌ねじ部に螺合される雄ねじ部と前記係合裏面に引っ掛かって前記表側端部を前記カバー部との間に挟むリングベース部を前記取付け部材が有している。
この好ましい形態では、取付け部材の回転操作で、縁部材の筒状部に対するねじ込みによる胴への縁部材の固定と、筒状部に対するねじ込みの解除による胴からの縁部材の離脱を可能にできる。このため、胴内の狭い空間での胴に対する縁部材の着脱操作を、取付け部材を変形させる手間を要することなく、簡単に実施できる。
又、本発明の好ましい形態では、前記嵌合孔と筒状部とをこれらの周方向に係合させて前記縁部材を回り止めする回転止め手段を備えている。ここに、回転止め手段としては、例えば、嵌合孔と筒状部の外周を多角形状にして、多角形状嵌合孔の角と筒状部の角との当接(係合)による周方向の引っ掛かりで、縁部材を回り止めする手段を挙げることができる。この他に、嵌合孔と筒状部の一方に設けた1以上溝と、他方に設けた1以上の凸部との係合による周方向の引っ掛かりで、縁部材を回り止めする手段等を挙げることができる。
この好ましい形態では、縁部材の筒状部に取付け部材を螺合して締付ける際に、回転止め手段が縁部材を回り止めするので、取付け部材の締付けが容易となるとともに、縁部材を確実に固定できる。しかも、回り止めにより胴に対して縁部材が位置決めされるので、縁部材がベゼルのような加飾リングである場合には、このリングの加飾部位を適正な位置に保持して縁部材を胴に固定できる点でも好ましい。
又、本発明の好ましい形態では、前記ガラスが前記環状段部に接着剤により固定されている。
この好ましい形態では、縁部材の筒状部への取付け部材の着脱が、縁部材に過大な歪を与えることなく行われるので、縁部材を胴に着脱する際の縁部材の歪を原因としてガラスが剥離される恐れがない。しかも、縁部材の厚み方向に沿う環状段部の環状周面にガラスの周面が接着されることに加えて、環状周面に直角に連続する環状段部の座面にガラスの周部裏面が接着されるので、接着面積を大きく確保できる。このため、ガラスに対する必要な接着面積を確保しつつ縁部材の厚みを薄くすることが可能である。
本発明によれば、ガラスが固定された縁部材が損傷した場合等に、胴を伴うことなく縁部材を交換可能とした時計を提供できる。
図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1中符号11は、時計、例えば竜頭12をねじロックできる機能を備えた携帯時計、具体的には腕時計を示している。図2に示すように腕時計11は、時計外装組立13内に、文字板14及び図示しない時計ムーブメント等を収容している。時計ムーブメントは、小型電池やぜんまいを動力にしたもの、又は自動巻きのもの、若しくはクォーツ発振モジュールにより文字板14上で時刻等をデジタル表示するデジタル時計対応のもの、或いはデジタル時計対応のものとそれ以外のものとを併用したもの等のいずれであってもよい。
時計外装組立13は、環状の胴15の表側に、縁部材21を介してガラス27を装着するとともに、胴15の裏側に金属等からなる裏蓋31を液密に装着して形成されている。
胴15はステンレス鋼やチタン等の金属又は合成樹脂からなる。胴15は表側端部15aを有している。この表側端部15aは、例えば胴15の内空部に向けて突出されていて、胴15の表側部位に嵌合孔16を形成している。嵌合孔16は例えば円形である。
表側端部15aの表面は縁受け面17をなしている。この縁受け面17は、例えば嵌合孔16の表側開口端から周囲に張り出すように嵌合孔16に直角に連続した平面で形成されている。表側端部15aの裏面は係合裏面18をなしている。この係合裏面18は、例えば嵌合孔16の裏側開口端から周囲に張り出すように嵌合孔16に直角に連続した平面で形成されている。縁受け面17と係合裏面18とは平行である。
胴15の裏側端部15bの内面には係止溝19が形成されている。裏蓋31は胴15に対しその裏側から取外し可能である。そのために、裏蓋31は、弾性変形可能な胴内挿入筒部32を一体に有し、この胴内挿入筒部32の先端部数箇所に係合凸部32a(一箇所のみ図示)が形成されている。
したがって、胴内挿入筒部32を胴15の裏面開口に挿入することにより、胴内挿入筒部32の弾性変形を伴って係合凸部32aが係止溝19の下側の縁を乗り越えると同時に、この係合凸部32aが係止溝19に引っ掛かって、裏蓋31を胴15に装着できる。この取付け状態で、図示しないマイナスドライバー等の工具の先端部を裏蓋31の周部と裏側端部15bに差込んで、裏蓋31をこじって係止溝19から係合凸部32aを外すことにより、胴15から裏蓋31を外すことができる。なお、図2中符号33は樹脂系の弾性材料で作られた環状シールパッキンを示している。シールパッキン33は、胴15と裏蓋31とで圧縮状態に挟持されて、これらの間の防水・防塵を担っており、例えば裏蓋31に設けた保持溝34に嵌合して取付けられている。
縁部材21は、例えばガラス27を保持するガラス縁として使用されるものであって、ステンレス鋼やチタン等の金属又は合成樹脂により環状に形成されている。図2及び図3に示すように縁部材21は、筒状部22と、カバー部23と、環状段部24とを一体に有している。
筒状部22は、嵌合孔16に挿脱可能に嵌合される例えば円筒形の部位であり、その高さは、胴15の表側端部15aの厚みより短い。この筒状部22の内周面には雌ねじ部22aが形成されている。
カバー部23は表側端部15aの縁受け面17に重ねられる部位である。カバー部23の裏面には環状の保持溝23a(図3参照)が形成されている。この保持溝23aには樹脂系の弾性材料で作られた環状のシールパッキン25(図2参照)が嵌合されている。自由状態でのシールパッキン25の厚みは保持溝23aの深さより大きい。
縁部材21の内周側部位に設けられた環状段部24は、図3に示すように環状周面24aと座面24bとで形成されている。環状周面24aは縁部材21の厚み方向に沿って設けられ、座面24bは環状周面24aに直角に連続して設けられている。座面24bの面積は環状周面24aの面積より大であることが好ましい。この環状段部24には接着剤28(図2参照)を介してガラス27が嵌め込み固定されている。
ガラス27の縁部材21への固定は、接着剤28を環状周面24aと座面24bとがなす角部に塗布してから、環状段部24のガラス27を嵌め込むことによってなされる。これにより、環状段部24とガラス27の周部との間の接着剤28が、環状周面24a及び座面24bに沿って延ばされて、環状周面24aに接するガラス27の周面が接着されるとともに、座面24bに接するガラス27の周部裏面とが縁部材21に接着される。
このようにガラス27が装着された縁部材21は、リング形の取付け部材36を用いて胴15に着脱可能に取付けられている。取付け部材36には図2及び図4に示すねじリングが使用されている。詳しくは、取付け部材36は、リングベース部37と、この内周部に一体に形成された螺合筒部38とからなる。
リングベース部37の外径は嵌合孔16より大きい。図4(B)に示すようにリングベース部37はその裏面に複数の操作部37aを有している。これらの操作部37aは、例えば凹みにより形成されているとともに、リングベース部37の周方向に沿って間隔的に設けられている。図4(A)に示すように螺合筒部38の外周には雄ねじ部38aが形成されている。この雄ねじ部38aは縁部材21の雌ねじ部22aに着脱可能に螺合される部位である。
胴15への縁部材21の着脱は裏蓋31が外された状態で胴15の内部で以下のように実施される。
既にガラス27及びシールパッキン25が組み付けられた縁部材21を胴15に取付ける手順を説明する。まず、縁部材21の筒状部22を胴15の表側から胴15の嵌合孔16に嵌合させる。次に、胴15の裏面開口より胴15内に取付け部材36を収めるとともに、その螺合筒部38の雄ねじ部38aを筒状部22の雌ねじ部22aに螺合させて、取付け部材36を締め付ける。この場合、少なくとも二箇所の操作部37aに引っ掛かる工具を用いて取付け部材36が回転操作される。
それにより、取付け部材36のリングベース部37が、胴15の表側端部15aの係合裏面18に接した時点から縁部材21が胴15の裏側方向に引き寄せられる。この引き寄せは、縁部材21のカバー部23が胴15の縁受け面17に当接することで終了する。これと同時に、カバー部23とリングベース部37とが胴15の表側端部15aを挟むとともに、シールパッキン25がカバー部23と縁受け面17との間に圧縮状態に挟まれて、ガラス27が固定された縁部材21が胴15に液密に取付けられる。この取付けにより、ガラス27は文字板14に対向する。
次に、胴15から縁部材21を外す手順を説明する。先ず、裏蓋31が外された状態の胴15の裏面開口より工具を挿入するとともに、この工具を、取付け部材36のリングベース部37が有した操作部37aに引掛ける。次に、工具とともに取付け部材36をこの部材36が緩む方向に回転操作して、取付け部材36を縁部材21の筒状部22から外す。これにより、胴15に対する縁部材21の保持が解除されるので、縁部材21を胴15から引き抜いて外すことができる。
以上のように胴15に対して縁部材21を着脱することが可能であるので、縁部材21及びガラス27が損傷した場合には、交換対象である縁部材21及びガラス27を既述の手順により胴15から外して交換できる。同様に、腕時計11の長期使用でシールパッキン25の防水・防塵性能が低下した場合にも、既述の手順でガラス27が固定された縁部材21を胴15から外した上で、同じく交換対象であるシールパッキン25を、ガラス27が固定された縁部材21及び胴15を伴うことなく交換できる。したがって、いずれの場合にも少なくとも胴15を交換部品とともに廃棄する必要がなくなるので、修理依頼者にとっての交換費用を低減できる。
既述のようにねじリングからなる取付け部材36の回転操作で、この取付け部材36を縁部材21の筒状部22に着脱可能とした本実施形態では、筒状部22に対する取付け部材36のねじ込みで胴15に縁部材21を固定できるとともに、筒状部22に対する取付け部材36のねじ込みの解除によって胴15への縁部材21の固定を解除してこの縁部材21を外すことができる。このため、胴15内の狭い空間で、取付け部材36を変形させる手間を要することなく、取付け部材36を回転させるという簡単な操作で胴15に対する縁部材21の着脱操作を実施でき、作業性がよい。
しかも、縁部材21に螺合された取付け部材36を締め込むことにより、縁部材21を縁受け面17に縁部材21のカバー部23を確実に押し付けて、縁部材21を強固に胴15に装着できるとともに、シールパッキン25を確実に圧縮して、防止・気密性能を確実にできる。更に、胴15の表側から縁部材21をこじって縁部材21を外さなくてよいので、縁部材21及び胴15の表側端部15aが傷付く恐れがない。
既述の縁部材21の筒状部22への取付け部材36の着脱は、縁部材21に過大な歪を与えることなく行われる。これにより、縁部材21を胴15に着脱する際に、縁部材21の歪がガラス27の接着部に波及してガラス27が剥離される恐れがない。このように縁部材21の着脱時に接着を剥がす作用が働かないので、縁部材21の厚みを薄くすることが可能である。それにより、腕時計11全体の薄型化を図ることができる。そして、縁部材21を薄くしても、その厚み方向に沿う環状段部24の環状周面24aにガラス27の周面が接着されることに加えて、環状段部24の座面24bにガラス27の周部裏面が接着され、縁部材21に対するガラス27の接着面積を大きく確保できるので、ガラス27を縁部材21に確実に固定できる。
なお、ガラス27の周面と環状段部24の環状周面24aとの間に環状の弾性パッキンを圧縮状態に挟持してガラス27を縁部材21に取付ける場合には、環状段部24の座面24bを固定面として利用できない。このため、環状周面24aの高さを大きくして必要なガラス保持力を得る必要があり、したがって、本実施形態に比較して縁部材21を厚くせざるを得ない。
図5を参照して本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は、以下説明する事項以外は第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成については同一符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態では、縁部材21が加飾リングを兼ねている。そのために、例えば縁部材21の表面に90度間隔で加飾要素として例えば印21aが設けられていて、これらの印21aは文字板14の12時−6時、9時−3時に夫々対応している。又、第2実施形態の腕時計11は、その縁部材21の回り止め手段を有している。回り止め手段は、多角形の嵌合孔16Aと外周が多角形の筒状部22Aとで形成されている。筒状部22Aの角数と、この嵌合孔16Aの角数とは同じである。
この回り止め手段は、多角形の嵌合孔16Aの角と多角形の筒状部22Aの角との当接(係合)による周方向の引っ掛かりで、縁部材21を回り止めしている。そのため、縁部材21の筒状部22に取付け部材36を螺合して締付ける際に、回転操作される取付け部材36によって縁部材21が連れ回りすることを回転止め手段で防止できる。
したがって、縁部材21の回転を手で止める手間を要することなく、組立て時に取付け部材36の締付けを容易にできるとともに、縁部材21を確実に胴15に固定できる。同様の理由により分解作業での取付け部材36の離脱を容易にできる。
しかも、既述のように取付け部材36の回転操作に伴って縁部材21が連れ回されることがないので、縁部材21の加飾要素である印21aを文字板14との関係で適正に対応した位置に保持できる。なお、以上説明した事項以外は、第1実施形態と同じである。
本発明の第1実施形態に係る腕時計を示す平面図。 図1の腕時計の一部を拡大して示す断面図。 図1の腕時計が備える縁部材の一部を示す斜視図。 (A)は図1の腕時計が備える取付け部材の一部を表側から見て示す斜視図。(B)は図1の腕時計が備える取付け部材の一部を裏側から見て示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係る腕時計を一部切欠いて示す平面図。
符号の説明
11…腕時計(時計)
13…時計外装組立
15…胴
15a…胴の表側端部
15b…胴の裏側端部
16…嵌合孔
17…縁受け面
18…係合裏面
21…縁部材
22…筒状部
22a…雌ねじ部
23…カバー部
24…環状段部
24a…環状周面
24b…座面
25…シールパッキン
27…ガラス
28…接着剤
31…裏蓋
36…取付け部材
37…リングベース部
37a…操作部
38…螺合筒部
38a…雄ねじ部
16A…嵌合孔(回り止め手段)
22A…筒状部(回り止め手段)

Claims (3)

  1. 嵌合孔を形成する表側端部を有するとともにこの端部が前記嵌合孔の周りに縁受け面を有した環状の胴と、
    この胴の裏側端部に着脱可能に取付けられた裏蓋と、
    前記裏側端部と前記裏蓋との間に圧縮状態に挟持された環状のシールパッキンと、
    前記嵌合孔に挿脱可能に嵌合される筒状部及び前記縁受け面に重なるカバー部を有する環状の縁部材と、
    前記縁受け面と前記カバー部との間に圧縮状態に挟持された環状のシールパッキンと、
    前記縁部材に形成された環状段部に嵌め込み固定されたガラスと、
    前記筒状部を前記表側端部に着脱可能に取付けるとともに前記裏蓋を外した状態で着脱される取付け部材と、
    を具備し、
    前記嵌合孔の周囲に張り出すように連続する係合裏面を前記表側端部が有し、前記筒状部が雌ねじ部を有し、この雌ねじ部に螺合される雄ねじ部と前記係合裏面に引っ掛かって前記表側端部を前記カバー部との間に挟むリングベース部を前記取付け部材が有するとともに前記嵌合孔と前記筒状部とを係合させて前記縁部材を回り止めする回転止め手段を備えたことを特徴とする時計。
  2. 前記回転止め手段は前記嵌合孔に設けられた多角形状部とこれに係合する前記筒状部に設けられた多角形状部により構成されることを特徴とする請求項1に記載の時計。
  3. 前記ガラスが前記環状段部に接着剤により固定されている請求項1又は2に記載の時計。
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